| 【発明の名称】 |
吸込具およびこれを用いた電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 孝一
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| 【要約】 |
【課題】吸込具において、吸込具の前方隅部における塵埃を、効率よく集塵すること。
【構成】吸込具本体1の下部に設けられ下方に吸込口8を有する吸込室9と、吸込具本体1の後方に設けられたパイプ6と、吸込具本体1の天面内側と吸込室9の天面外側との間に設けられた風路13と、風路13の前方に設けられ吸込室9と風路13とを連通する開口部14と、風路13と連通するように風路13の後方に設けられ外気を吸引する送風装置15とを備え、送風装置15は、吸込口8から外気を吸引し、風路13を介して開口部14から排気する構成とした。これにより、送風装置15により安定した排気風力を開口部14に供給でき、開口部14を吸込室9内部の前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室9内部に発生する吸引風によりパイプ6側に送り出され、吹き飛ばすことなく効率よく集塵することができるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃を吸い込むための吸込具本体と、前記吸込具本体の下部に設けられ下方に吸込口を有する吸込室と、前記吸込具本体の後方に設けられたパイプと、前記吸込具本体の天面内側と前記吸込室の天面外側との間に設けられた風路と、前記風路の前方に設けられ前記吸込室と風路とを連通する開口部と、前記風路と連通するように風路の後方に設けられ外気を吸引する送風装置とを備え、前記送風装置は、前記吸込具本体の外部から外気を吸引し、前記風路を介して前記開口部から排気するように構成した吸込具。 【請求項2】 塵埃を吸い込むための吸込具本体と、前記吸込具本体の下部に設けられ下方に吸込口を有する吸込室と、前記吸込室内の前方に回転自在に設けられた回転ブラシと、前記吸込具本体の後方に設けられたパイプと、前記吸込具本体の天面内側と前記吸込室の天面外側との間に設けられた風路と、前記回転ブラシの回転中心より前方の風路に設けられ前記吸込室と風路とを連通する開口部と、前記風路と連通するように風路の後方に設けられ外気を吸引する送風装置とを備え、前記送風装置は、前記吸込具本体の外部から外気を吸引し、前記風路を介して前記開口部から排気するように構成した吸込具。 【請求項3】 開口部を複数個設け、前記開口部にそれぞれ導入できるように風路を分割して構成した請求項1または2記載の吸込具。 【請求項4】 風路の縦断面の開口面積を吸込具本体の前方に向かうにつれて狭まるように構成した請求項1〜3のいずれか1項記載の吸込具。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の吸込具を用いた電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電気掃除機用の吸込具に関するものであり、特に前側隅部におけるゴミ取れ性能に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の吸込具は、以下に示すものが一般的であった。すなわち、図4に示すように連通管18を介して掃除機本体と接続する吸込具本体19と、前記吸込具本体19の底面前方に形成され前記連通管と連通する吸込口20と、前記吸込口20の近傍に配置され、上部に空気取入口を有し、清掃面側に噴出口を有する通風路21とを備える電気掃除機用の吸込具において、前記通風路21はその横断面積が前記噴出口に向かって徐々に狭まるように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平11−89767号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら上記従来の電気掃除機用の吸込具では、噴射口により床面に近接した部分に空気を当てる構成なので、噴射口から噴出された空気により塵埃が飛び散り、吸引風によって集塵できないものを撒き散らしてしまうという課題があった。 【0004】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、前隅の塵埃が吹き飛ばされることがなく、効率よくパイプ側に送り出すことができる電気掃除機用の吸込具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を解決するために本発明は、塵埃を吸い込むための吸込具本体と、前記吸込具本体の下部に設けられ下方に吸込口を有する吸込室と、前記吸込具本体の後方に設けられたパイプと、前記吸込具本体の天面内側と前記吸込室の天面外側との間に設けられた風路と、前記風路の前方に設けられ前記吸込室と風路とを連通する開口部と、前記風路と連通するように風路の後方に設けられ外気を吸引する送風装置とを備え、前記送風装置は、前記吸込具本体の外部から外気を吸引し、前記風路を介して前記開口部から排気するように構成したものである。 【0006】 上記発明によれば送風装置により安定した排気風力を開口部に供給でき、開口部を吸込室内部の前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室内部に発生する吸引風によりパイプ側に送り出され、吹き飛ばすことなく効率よく集塵することができる。 【発明の効果】 【0007】 本発明の吸込具は、吸込具本体前方隅部の塵埃を、外部へ吹き飛ばすことなく、効率よく集塵することができるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 第1の発明は、塵埃を吸い込むための吸込具本体と、前記吸込具本体の下部に設けられ下方に吸込口を有する吸込室と、前記吸込具本体の後方に設けられたパイプと、前記吸込具本体の天面内側と前記吸込室の天面外側との間に設けられた風路と、前記風路の前方に設けられ前記吸込室と風路とを連通する開口部と、前記風路と連通するように風路の後方に設けられ外気を吸引する送風装置とを備え、前記送風装置は、前記吸込具本体の外部から外気を吸引し、前記風路を介して前記開口部から排気するように構成した。 【0009】 そして、送風装置により安定した排気風力を開口部に供給でき、開口部を吸込室内部の前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室内部に発生する吸引風によりパイプ側に送り出され吹き飛ばすことなく効率よく集塵することができる。 【0010】 第2の発明は、塵埃を吸い込むための吸込具本体と、前記吸込具本体の下部に設けられ下方に吸込口を有する吸込室と、前記吸込室内の前方に回転自在に設けられた回転ブラシと、前記吸込具本体の後方に設けられたパイプと、前記吸込具本体の天面内側と前記吸込室の天面外側との間に設けられた風路と、前記回転ブラシの回転中心より前方の風路に設けられ前記吸込室と風路とを連通する開口部と、前記風路と連通するように風路の後方に設けられ外気を吸引する送風装置とを備え、前記送風装置は、前記吸込具本体の外部から外気を吸引し、前記風路を介して前記開口部から排気するように構成した。 【0011】 そして、送風装置により安定した排気風力を開口部に供給でき、開口部を吸込室内部の前方で、回転ブラシの回転中心より前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室内部に発生する吸引風によりパイプ側に送り出され吹き飛ばすことなく効率よく集塵することができる。また、回転ブラシの機械力も加わることでより前隅の集塵能力を向上できるものである。 【0012】 第3の発明は、第1または第2の発明の開口部を複数個設け、前記開口部にそれぞれ導入できるように風路を分割して構成した。 【0013】 そして、複数の開口部に各々の風路を形成することで負圧が均等化され、開口部に発生する排気風力を均一化することにより集塵能力を高めることができ、前方の塵埃を効率よく集塵することができる。 【0014】 第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の風路の縦断面の開口面積を吸込具本体の前方に向かうにつれて狭まるように構成した。 【0015】 そして、開口部付近で縦断面積を狭めることでオリフィス効果により風速を向上さて開口部からの吸引風力を高めることができるので前側の塵埃を効率よく集塵することができる。 【0016】 第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明の吸込具を用いた電気掃除機としたので、送風装置により安定した排気風力を開口部に供給でき、開口部を吸込室内部の前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室内部に発生する吸引風によりパイプ側に送り出され吹き飛ばすことなく効率よく集塵する電気掃除機を提供することができる。 【0017】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0018】 (実施の形態1) 図1は本発明の第1の実施の形態の吸込具を示す中央縦断面図、図2は同吸込具の上部材を外した平面図、図3は同吸込具を装着した電気掃除機の全体斜視図である。 【0019】 図1〜図3において、1は吸込具本体であり吸込具本体1は電気掃除機2に、ホース3、延長管4を介して接続される。ホース3および延長管4は内部が中空になっており、電気掃除2の後方に配置されている電動送風機5によって内部の空気が吸気、排出されることにより真空状態になり負圧がかかることで吸引風を発生させるものである。 【0020】 吸込具本体1の前後方向に対する後方部、略中央付近には前後もしくは左右に回動自在に保持されたパイプ6が設置されている。パイプ6は内部が中空状になっており、その一方を、延長管4ないしホース3を介して電気掃除5と接続される。他方は吸込具本体1内部に接続され、吸込具本体1内部で接続された開口を吸引口7としてある。 【0021】 一方、吸込具本体1の底面は下方に開口する吸込口8を有し、吸込口8と吸引口7を繋ぎ、吸込具本体1内部に形成される空間部を吸込室9として構成されている。 【0022】 吸込室9内部には吸込口8に臨み、かつ吸込室9内側前壁に到達する位置に回転自在に軸支された回転ブラシ10が設けられている。回転ブラシ10はパイプ6が設置されている左右どちらか、もしくは同軸上に構成された駆動源11により動力を伝達されて回転運動をするように構成されている。一般的にパイプ6の左右どちらか一方に駆動源11を配置した場合には、回転ブラシ10と駆動源11はベルト12により張架されている。また、駆動源11には電動機(モーター)やタービンなどを使用されることが一般的である。 【0023】 吸込具本体1の天面と吸込室9の上部との間に囲まれる空間部を風路13として設置してある。吸込室9は略円筒状に形成してあり、風路13も円筒状面に沿うように形成し、風路13の縦断面形状を吸込具1の前方部に向かって狭まるように形成してある。風路13は吸込室9と連通できるように吸込室9の前方部に複数の開口を開口部14として設けてある。開口部14は回転ブラシ10の回転軸中心より前方にあり、吸込室9の内側前壁に沿うようにして開口してある。また、開口部14は吸込具1の長手方向に対して3箇所以上開けることが望ましく、場所は吸込具1の長手方向に対して中央部および左右両端部に形成する。 【0024】 複数の開口部14には各々に風路13が形成されており、吸込具1に対して後方部分にあたる場所で各風路13が集結されるように形成されている。風路13は後方部分で一箇所に集められ、各開口部14に分岐されるように形成されている。 【0025】 一方、駆動源11は回転ブラシ10を駆動させるとともに送風装置15も駆動させるようになっている。送風装置15はシロッコファンやターボファン、プロペラファンなどの送風羽16と、吸引した空気を排気するための排気経路17から構成されており、送風羽16は駆動源11に取り付けられている。また、構造によって送風羽16は駆動源11とは別の駆動源により駆動される構造でもよい。その場合、送風装置15には駆動源が追加される。 【0026】 風路13が集結した先は排気経路17と連通している。これにより、風路13は排気経路17と開口部14によってひとつの流路を形成する。 【0027】 次に動作、作用について説明すると、電気掃除2を運転することにより電動送風機5が動き、電動送風機5の前方の空気を吸気し、後方に排出されることにより真空状態になり負圧がかかることで吸引風を発生させる。この負圧はホース3、延長管4を通じて吸込具本体1に伝えられる。発生した負圧は吸込具本体1では吸引風となり被掃除面上の塵埃を吸引することができる。 【0028】 負圧は、先ずパイプ6を通じて、吸引口7、吸込室9を通して吸込口8に伝達される。主に塵埃は吸込口8から集塵されることになる。 【0029】 回転ブラシ10は駆動源11が電動機であった場合には電気掃除機2より電源の供給を受け回転駆動することができる。また、タービンだった場合には負圧により発生する吸引風によりタービンが駆動して、その動力が伝達される。回転ブラシ10は回転動作することにより被掃除面を機械力によって掻き出し、磨きの動作を加えて塵埃を集塵するものである。回転ブラシ10によって集塵された塵埃は吸込室9を通じて吸引されることになる。 【0030】 送風装置15は駆動源11の動作とともに作動して送風羽16が動作することにより吸込口8から外気を吸引し、排気経路17を介して排気風を風路13に送り込む。 【0031】 開口部14を介して吸込室9内部に排気風が流れ込むことにより吸込室の負圧は低下して吸着を防ぐとともに、前側に排気風を当てることで塵埃を押し出して、高まった負圧による吸引風により一気に集塵し、かつ回転ブラシ10の機械力も加えることで強力に吸込具本体1前方の塵埃を集塵することで掃除性能を向上することができるものである。 【0032】 尚、本実施の形態において、送風装置15は、吸込口8から外気を吸引する構成としたが、これに限られるものではなく、吸込具本体1の天面等、吸込具本体1の外部のどこから外気を吸引しても問題ないものである。 【産業上の利用可能性】 【0033】 以上のように本発明に係る吸込具は、送風装置により安定した排気風力を開口部に供給でき、開口部を吸込室内部の前方に配置したことにより、前隅の塵埃は開口部から排気される風と吸込室内部に発生する吸引風によりパイプ側に送り出され吹き飛ばすことなく効率よく集塵することができ、電気掃除機に幅広く適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本発明の実施の形態1における吸込具の縦断面図 【図2】同、吸込具の上部材を外した状態の平面図 【図3】同、吸込具を装着した電気掃除機の全体斜視図 【図4】従来の吸込具の縦断面図 【符号の説明】 【0035】 1 吸込具本体 6 パイプ 8 吸込口 9 吸込室 10 回転ブラシ 13 風路 14 開口部 15 送風装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月29日(2006.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−54716(P2008−54716A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−231741(P2006−231741) |
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