| 【発明の名称】 |
伸縮延長管および電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】二宮 光治
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| 【要約】 |
【課題】長さを伸ばす操作を簡単に行なうことが可能な伸縮延長管および該伸縮延長管を備えた電気掃除機を提供する。
【構成】伸縮延長管300は、外パイプ310と、外パイプ310に対して挿入量可変に挿入される内パイプと、外パイプ310に対して内パイプを固定するロック機構と、ロック機構による固定を解除するロック解除ボタン340と、ロック機構による固定をロック解除ボタン340により解除した際に伸縮延長管300を伸ばす方向に内パイプを付勢するコイルばね350とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気掃除機に設けられる伸縮延長管であって、 外パイプと、 前記外パイプに対して挿入量可変に挿入される内パイプと、 前記外パイプに対して前記内パイプを固定するロック機構と、 前記ロック機構による固定を解除するロック解除機構と、 前記ロック機構による固定を前記ロック解除機構が解除した際に前記伸縮延長管を伸ばす方向に前記内パイプまたは前記外パイプを付勢する付勢手段とを備えた、伸縮延長管。 【請求項2】 前記付勢手段は、前記内パイプまたは前記外パイプの一方を付勢し、前記内パイプまたは前記外パイプの他方に固定される、請求項1に記載の伸縮延長管。 【請求項3】 前記伸縮延長管に内蔵され、該伸縮延長管の軸方向に延びる導電体をさらに備え、 前記付勢手段は前記導電体の外周に巻き付けられるように設けられたコイルスプリングを含む、請求項1または請求項2に記載の伸縮延長管。 【請求項4】 前記導電体および前記コイルスプリングは前記伸縮延長管の伸縮方向に交差する方向に並ぶように複数設けられ、 複数の前記コイルスプリングの間に該コイルスプリングどうしの接触を抑制する絶縁性の壁部をさらに備えた、請求項1から請求項3のいずれかに記載の伸縮延長管。 【請求項5】 前記伸縮延長管を伸ばすにつれて前記内パイプと前記外パイプとの摺動抵抗が小さくなる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の伸縮延長管。 【請求項6】 前記外パイプおよび前記内パイプは樹脂成形品により構成される、請求項1から請求項5のいずれかに記載の伸縮延長管。 【請求項7】 掃除機本体と、 前記掃除機本体に接続されたホースと、 前記ホースに接続された請求項1から請求項6のいずれかに記載の伸縮延長管と、 前記伸縮延長管に接続された吸込口体とを備えた、電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、伸縮延長管および電気掃除機に関し、特に、伸長操作が容易な伸縮延長管および該延長管を備えた電気掃除機に関する。 【背景技術】 【0002】 軸長を変更可能な延長管を有する電気掃除機が従来から知られている。 たとえば、特開平9−24001号公報(特許文献1)においては、内管と外管とを含む延長管であって、内管を任意の長さだけ外管内に収納できるものを有する電気掃除機が開示されている。 【特許文献1】特開平9−24001号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 特許文献1に記載の延長管では、弾性体による付勢力に抗して操作体を摺動させた状態で内管を外管から引き出すことで延長管の伸長操作が行なわれる。したがって、延長管の長さを伸ばす際に、一方の手で操作体を操作し、他方の手で内管を引き出す必要がある。このように、従来の延長管では、伸長操作時に両手を使う必要があった。 【0004】 本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、長さを伸ばす操作を簡単に行なうことが可能な伸縮延長管および該伸縮延長管を備えた電気掃除機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明に係る伸縮延長管は、電気掃除機に設けられる伸縮延長管であって、外パイプと、外パイプに対して挿入量可変に挿入される内パイプと、外パイプに対して内パイプを固定するロック機構と、ロック機構による固定を解除するロック解除機構と、ロック機構による固定をロック解除機構が解除した際に伸縮延長管を伸ばす方向に内パイプまたは外パイプを付勢する付勢手段とを備える。 【0006】 上記構成によれば、ロック解除時に付勢手段により伸縮延長管を伸ばす方向に内パイプまたは外パイプを付勢することで、内パイプを外パイプから引き出す動作を行なう必要が無くなるため、伸縮延長管の伸長操作を片手で簡単に行なうことが可能になる。 【0007】 上記伸縮延長管において、好ましくは、付勢手段は、内パイプまたは外パイプの一方を付勢し、内パイプまたは外パイプの他方に固定される。 【0008】 これにより、付勢手段を安定して保持することができる。 上記伸縮延長管は、好ましくは、伸縮延長管に内蔵され、該伸縮延長管の軸方向に延びる導電体をさらに備え、付勢手段は導電体の外周に巻き付けられるように設けられたコイルスプリングを含む。 【0009】 このようにすることで、導電体により付勢手段の伸縮をガイドすることができるので、付勢手段による付勢力を効率よく利用することができる。 【0010】 上記伸縮延長管において、好ましくは、導電体およびコイルスプリングは伸縮延長管の伸縮方向に交差する方向に並ぶように複数設けられる。そして、伸縮延長管は、複数のコイルスプリングの間に該コイルスプリングどうしの接触を抑制する絶縁性の壁部をさらに備える。 【0011】 上記構成によれば、コイルスプリングどうしの接触を抑制することで、コイルスプリングを介した複数の導電体間の電気的短絡を抑制することができる。 【0012】 上記伸縮延長管において、好ましくは、伸縮延長管を伸ばすにつれて内パイプと外パイプとの摺動抵抗が小さくなる。 【0013】 このようにすることで、付勢手段の付勢力により伸び始めの勢いが付けられた後は、パイプなどの自重で伸縮延長管を伸長させることができる。 【0014】 上記伸縮延長管において、1つの例として、外パイプおよび内パイプは樹脂成形品により構成される。 【0015】 本発明に係る電気掃除機は、掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホースと、ホースに接続された上述の伸縮延長管と、伸縮延長管に接続された吸込口体とを備える。 【0016】 これにより、伸縮延長管の長さを簡単に伸ばすことが可能な電気掃除機が提供される。 【発明の効果】 【0017】 本発明によれば、伸縮延長管の長さを簡単に伸ばすことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。 【0019】 なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。 【0020】 図1は、本発明の1つの実施の形態に係る伸縮延長管を含む電気掃除機を示した図である。図1を参照して、電気掃除機1は、掃除機本体100と、延長ホース200と、伸縮延長管300と、吸込口体400とを含んで構成される。 【0021】 延長ホース200は、掃除機本体100に接続される。伸縮延長管300は、延長ホース200に接続される。伸縮延長管300は、矢印DR300方向に伸縮可能である。床面の塵埃を吸い込む吸込口体400は、伸縮延長管300に接続される。 【0022】 掃除機本体100は、負圧を発生させる、図示しないモータやファンなどからなる負圧発生源を備えている。この掃除機本体100に接続された延長ホース200および伸縮延長管300は、この負圧発生源に連通している。負圧発生源により発生した負圧により、伸縮延長管300に接続された吸込口体400から床面の塵埃を吸引することができる。 【0023】 図2〜図4は、伸縮延長管の各部の断面図である。ここで、図2は、伸縮延長管300を構成する2つのパイプの接合部の断面図(側断面図)であり、図3,図4は、伸縮延長管300の延長ホース200側の端部の断面図(図3:側断面図,図4:上面断面図)である。 【0024】 図2〜図4を参照して、伸縮延長管300は、延長ホース200側に位置する外パイプ310と、外パイプ310に対して吸込口体400側に位置し、外パイプ310に挿入される内パイプ320と、外パイプ310と内パイプ320とを固定するロック機構330と、ロック機構330によるロックを解除するロック解除ボタン340と、伸縮延長管300の延長ホース200側の端部に設けられたコイルばね350と、コイルばね350に挿通された導電体360とを含んで構成される。 【0025】 外パイプ310および内パイプ320は、樹脂成形品により構成される。内パイプ320は、外パイプ310に挿入される。図2に示すように、外パイプ310の吸込口体400側の端部には外パイプ310とは別部材のパイプガイド315が取り付けられ、内パイプ320は、パイプガイド315内に挿入される。また、内パイプ320の先端には、パッキン320Aが設けられている。パッキン320Aが設けられることにより、外パイプ310と内パイプ320との接合部から空気が漏れることが抑制される。また、外パイプ310および内パイプ320には、それぞれ、カバー311,321が取り付けられる。これにより、伸縮延長管300内に、吸込口体400から吸引された塵埃の通過経路と隔離された別空間が形成される。ロック機構330、コイルばね350および導電体360は、この別空間内に設けられる。 【0026】 ロック機構330は、外パイプ310と内パイプ320とを固定する。これにより、伸縮延長管300の長さが固定される。ここで、ロック解除ボタン340を押し込むことで、図示しないワイヤを介してロック機構330が操作され、外パイプ310と内パイプ320との固定が解除される。これにより、外パイプ310と内パイプ320とが摺動可能となり、伸縮延長管300の長さが可変となる。 【0027】 コイルばね350は、外パイプ310の延長ホース200側の端部にその一端が固定される。また、コイルばね350の他端はフリーな状態にある。導電体360は、伸縮延長管300の軸方向に電気を伝えるための部材である。導電体360は、端子361と電気的に接続されている。端子361は、伸縮延長管300を延長ホース200と接続した際に、延長ホース200内に設けられた導電経路と電気的に接続される。上記のようにして、掃除機本体100と吸込口体400とが延長ホース200および伸縮延長管300内の導電経路を介して電気的に接続され、掃除機本体100に供給された電力により吸込口体400に設けられたモータなどを駆動することができる。導電体360は、コイルばね350に軸方向に挿通されている。また、図4に示すように、コイルばね350および導電体360は、伸縮延長管300の幅方向に並ぶようにそれぞれ2つ設けられている。2つのコイルばね350および導電体360の間には、絶縁性(樹脂製)のリブ370が設けられている。リブ370は、2つのコイルばね350が縮められたとき、該2つのコイルばね350どうしが接触することを抑制する。 【0028】 図2〜図4では、伸縮延長管300が最も伸長した状態を示している。この状態から伸縮延長管300を縮める場合には、ロック解除ボタン340によりロック機構330による固定を解除した状態で、内パイプ320を外パイプ310内に押し込む。内パイプ320の外パイプ310への挿入量が増大すると、内パイプ320の先端がコイルばね350に当接する。この状態から、内パイプ320をさらに押し込むと、コイルばね350が縮められる。コイルばね350が縮められた状態でロック解除ボタン340の押し込みを解除すると、ロック機構330により外パイプ310と内パイプ320とが再度固定される。 【0029】 上記のように、伸縮延長管300が縮められた状態では、コイルばね350が縮められている。この状態から伸縮延長管300を伸長する場合には、ロック解除ボタン340を押し込んでロック機構330による固定を解除する。ここで、内パイプ320は、縮められたコイルばね350に当接しているため、ロック機構330による固定が解除されると、内パイプ320は、コイルばね350により伸縮延長管300が伸びる方向に付勢される。したがって、内パイプ320を外パイプ310から引き出さなくても、伸縮延長管300が伸長する。 【0030】 上述したように、外パイプ310および内パイプ320は、樹脂成形品により構成されている。樹脂成形品は、「抜き勾配」を有するため、外パイプ310および内パイプ320の内径および外径は、テーパ状に変化する。本実施の形態では、外パイプ310の内径は、延長ホース200側から吸込口体400側に向かうにつれて大きくなる。したがって、伸縮延長管300が伸長するにつれて、外パイプ310と内パイプ320との摺動抵抗が小さくなる。 【0031】 このように、伸縮延長管300がある程度伸長した状態では、外パイプ310と内パイプ320との摺動抵抗が小さくなるため、コイルばね350の付勢力により伸縮延長管300の伸び始めの勢いが付けられた後は、内パイプ320や吸込口体400の自重で伸縮延長管300を伸長させることができる。 【0032】 以上説明したように、本実施の形態に係る伸縮延長管300によれば、ロック解除時にコイルばね350により伸縮延長管300を伸ばす方向に内パイプ320を付勢することで、内パイプ320を外パイプ310から引き出す動作を行なう必要が無くなるため、伸縮延長管300の伸長操作を片手で簡単に行なうことが可能になる。 【0033】 また、導電体360をコイルばね350に挿通することで、導電体360によりコイルばね350の伸縮をガイドすることができるので、コイルばね350による付勢力を効率よく利用することができる。 【0034】 また、2つのコイルスプリング350の接触を抑制する絶縁性のリブ370を設けることで、コイルスプリング350を介した2本の導電体360間の電気的短絡を抑制することができる。 【0035】 上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る伸縮延長管300は、電気掃除機1に設けられるものであって、外パイプ310と、外パイプ310に対して挿入量可変に挿入される内パイプ320と、外パイプ310に対して内パイプ320を固定するロック機構330と、ロック機構330による固定を解除する「ロック解除機構」としてのロック解除ボタン340と、ロック機構330による固定をロック解除ボタン340により解除した際に伸縮延長管300を伸ばす方向に内パイプ320または外パイプ310を付勢する「付勢手段」としてのコイルばね350とを備える。本実施の形態では、コイルばね350は、内パイプ320を付勢し、外パイプ310に固定されているが、コイルばね350は、外パイプ310を付勢し、内パイプ320に固定されるように設けられてもよい。 【0036】 本実施の形態では、伸縮延長管300に内蔵され、該伸縮延長管300の軸方向に延びる導電体360が設けられている。コイルばね350は、導電体360の外周に巻き付けられるように設けられている。 【0037】 伸縮延長管300において、導電体360およびコイルスプリング350は伸縮延長管300の伸縮方向(矢印DR300方向)に交差する方向に並ぶように2つずつ設けられる。なお、導電体360およびコイルスプリング350は、それぞれ1つずつ設けられる場合もあるし、それぞれ3つ以上設けられる場合もある。本実施の形態においては、2つのコイルスプリング350の間にコイルスプリング350どうしの接触を抑制する絶縁性の「壁部」としてのリブ370が設けられている。 【0038】 以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明の1つの実施の形態に係る伸縮延長管を含む電気掃除機を示した図である。 【図2】本発明の1つの実施の形態に係る伸縮延長管における外パイプと内パイプとの接合部を示す側断面図である。 【図3】本発明の1つの実施の形態に係る伸縮延長管におけるロック解除機構周辺の構造を示す側断面図である。 【図4】本発明の1つの実施の形態に係る伸縮延長管におけるロック解除機構周辺の構造を示す上面断面図である。 【符号の説明】 【0040】 1 電気掃除機、100 掃除機本体、200 延長ホース、300 伸縮延長管、400 吸込口体、310 外パイプ、311 カバー、315 パイプガイド、320 内パイプ、320A パッキン、321 カバー、330 ロック機構、340 ロック解除ボタン、350 コイルばね、360 導電体、361 端子、370 リブ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月28日(2006.8.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064746 【弁理士】 【氏名又は名称】深見 久郎
【識別番号】100085132 【弁理士】 【氏名又は名称】森田 俊雄
【識別番号】100083703 【弁理士】 【氏名又は名称】仲村 義平
【識別番号】100096781 【弁理士】 【氏名又は名称】堀井 豊
【識別番号】100098316 【弁理士】 【氏名又は名称】野田 久登
【識別番号】100109162 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 將行
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| 【公開番号】 |
特開2008−49025(P2008−49025A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−230385(P2006−230385) |
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