| 【発明の名称】 |
電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】星出 真一
【氏名】副島 雅邦
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| 【要約】 |
【課題】衛生的な電気掃除機用吸込具提供することを目的とする。
【構成】上方に吸気口を有する上部枠体と、前記吸気口に連通する吸気パイプと、前記上部枠体と系合し吸込具本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の中央部に形成し塵埃捕集用の開口部と、前記開口部の前後に設けた回転ローラーと、前記開口部の近傍周辺に設けた毛ブラシとを備え、前記毛ブラシに薬剤処理した毛ブラシを一定の比率で混入させることにより菌やアレルゲンの発生を抑制し、清潔な電気掃除機用吸込具を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上方に吸気口を有する上部枠体と、前記吸気口に連通する吸気パイプと、前記上部枠体と系合し吸込具本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の中央部に形成し塵埃捕集用の開口部と、前記開口部の前後に設けた回転ローラーと、前記開口部の近傍周辺に設けた毛ブラシとを備え、前記毛ブラシに薬剤処理した毛ブラシを一定の比率で混入させた電気掃除機用吸込具。 【請求項2】 毛ブラシと一定の比率で混入する薬剤処理した毛ブラシとの中で、薬剤処理した毛ブラシを他の毛ブラシよりも高く植毛した請求項1に記載の電気掃除機用吸込具。 【請求項3】 薬剤処理した毛ブラシの薬剤は、抗アレルゲンや抗菌作用を有する薬剤とした請求項1または2に記載の電気掃除機用吸込具。 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、一般家庭のふとんの塵や埃等を捕集する電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、ダニなどによるアレルギー症状を持つ人が増えている。ダニが繁殖する場所として最も多いのが、ふとんであった。ふとん掃除を念入りに行うことで症状を軽減することができることが分かってきた。そのためふとんから効率よく塵埃を捕集する電気掃除機用吸込具が求められており、従来のふとん掃除に用いる電気掃除機用吸込具は、特許文献1のような構成があった。以下にその構成を図4を用いて説明する。 【0003】 従来の吸込具は、上部枠体1と下部枠体2とにより形成されており、内部に集塵室3を有し、前記集塵室3の掃除面方向には下部枠体2に開口部4が設けられている。吸込具後部上方には電気掃除機(図示せず)に接続して塵埃を捕集するための吸気口5が形成され、それに吸気パイプ6が保持されている。下部枠体2の前後には開口部4を挟むように回転ローラー7が取り付けられている。 【0004】 そして上記構成より、ふとん上を本吸込具で掃除することにより回転ローラー7がふとん表面を叩きながら移動するため、ふとんから塵埃を捕集することができた。 【特許文献1】特開平2−154727号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、これらの電気掃除機用吸込具に保持されている回転ローラー7は駆動装置を有していないため、前後に動かすときふとんの上面を叩くだけの効果しかなく塵埃は主電気掃除機用吸込具の中央部に設けた開口部4がふとんに吸い付いて塵埃を捕集する構成となっていた。そのためふとん表面に絡みついた塵を掻きだすことができない問題があった。さらに開口部4がふとん似吸い付くため、操作性が極めて悪く、操作時に過大な負荷を与えてしまうといった問題もあった。 【0006】 本発明は、上記問題を解決するもので、開口部の近傍周辺に毛ブラシを配し、ふとん掃除時に過度にふとんに吸い付くのを防止し、操作性の良好とすると共に、開口部近傍に設けた毛ブラシによりふとんの繊維内に絡まった塵も捕集する電気掃除機用吸込具を提供するものである。さらに毛ブラシに抗アレルゲンや抗菌などの薬剤処理を施した毛ブラシを一定量混入させることで毛ブラシに付着したばい菌やアレルゲンなどの増殖を抑制するものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記従来の課題を解決するために本発明は、上方に吸気口を有する上部枠体と、前記吸気口に連通する吸気パイプと、前記上部枠体と系合し吸込具本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の中央部に形成し塵埃捕集用の開口部と、前記開口部の前後に設けた回転ローラーと、前記開口部の近傍周辺に設けた毛ブラシとを備え、前記毛ブラシに薬剤処理した毛ブラシを一定の比率で混入させることにより、ふとん掃除時の高集塵性能を確保しつつ操作性が良好であり、かつ、ばい菌やアレルゲンなどの増殖を抑制し、衛生的な電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機を提供するものである。 【発明の効果】 【0008】 本発明は、開口部の近傍周辺に毛ブラシを配し、ふとん掃除時に過度にふとんに吸い付くのを防止し、操作性を良好とすると共に、開口部近傍に設けた毛ブラシによりふとんの繊維内に絡まった塵も捕集できるものである。さらに毛ブラシに抗アレルゲンや抗菌などの薬剤処理を施した毛ブラシを一定量混入させることで毛ブラシに付着したばい菌やアレルゲンなどの増殖を抑制し、衛生的な電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明の請求項1記載の発明は、上方に吸気口を有する上部枠体と、前記吸気口に連通する吸気パイプと、前記上部枠体と系合し吸込具本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の中央部に形成し塵埃捕集用の開口部と、前記開口部の前後に設けた回転ローラーと、前記開口部の近傍周辺に設けた毛ブラシとを備え、前記毛ブラシに薬剤処理した毛ブラシを一定の比率で混入させさせることにより、ふとん掃除時に過度にふとんに吸い付くのを防止し、操作性の良好とすると共に、開口部近傍に設けた毛ブラシによりふとんの繊維内に絡まった塵も捕集できるものである。さらに毛ブラシに抗アレルゲンや抗菌などの薬剤処理を施した毛ブラシを一定量混入させることで毛ブラシに付着したばい菌やアレルゲンなどの増殖を抑制し、衛生的な電気掃除機用吸込具を提供できるものである。 【0010】 本発明の請求項2記載の発明は、特に、第1の発明の毛ブラシと一定の比率で混入する薬剤処理した毛ブラシにおいて、薬剤処理した毛ブラシを他の毛ブラシよりも高く植毛したことにより、薬剤処理した毛ブラシが、薬剤処理していない毛ブラシよりもより多くふとん等と接触するため、アレルゲン、菌の不活性化の効果が向上するものである。 【0011】 本発明の請求項3記載の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の薬剤処理した毛ブラシの薬剤を、抗アレルゲンや抗菌作用を有する薬剤としたことにより、毛ブラシに付着したばい菌やアレルゲンなどの増殖を効果的に確実に抑制することができ、衛生的な電気掃除機用吸込具を提供できるものである。 【0012】 本発明の請求項4記載の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機としたことにより、ふとん掃除時の高集塵性能を確保しつつ吸い付きを防止して、操作性や掃除効率が良い電気掃除機を提供できるものである。 【0013】 以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0014】 (実施の形態1) 図1は本発明の実施の形態1における電気掃除機用吸込具の中央断面図であり、図2は同電気掃除機用吸込具の下面図である。 【0015】 図1、図2において、11は上部枠体で電気掃除機(図示せず)に接続され、塵を電気掃除機本体に導くための吸気口12を有している。その端部には、延長管(図示せず)もしくはホース(図示せず)に接続される吸気パイプ13を保持している。また下方には上部枠体11に系合して吸込具本体10を形成する下部枠体14を保持している。この上部枠体11と下部枠体14により集塵部15を形成し、その下方中央部にふとんから塵埃を捕集するための開口部16を形成している。 【0016】 開口部16の近傍周辺には、毛ブラシ17が保持されており、この開口部16の吸引下流側には、塵埃を捕集する塵埃の通路となる吸気通路18が連通形成されている。吸込具進行方向に対する開口部16の前後には、凹凸部が複数設けられたふとんを叩くための回転ローラー19が保持されている。このとき毛ブラシ17に薬剤処理した毛ブラシ20を一定の比率で混入させる。処理する薬剤は、抗アレルゲンや抗菌などである。 【0017】 上記構成よる作用は以下の通りである。 【0018】 吸込具をふとんに接地させた状態で、吸込具を前後させると下部本体14の前後に保持した回転ローラー19がふとんの表面を叩き振動を与える。さらに開口部16の近傍周辺に保持した毛ブラシ17によりふとん表面の布の内部に入り込んだダニなどのアレルギーの原因となる微細な粉塵を繊維から掻きだす。 【0019】 また、毛ブラシ17を前後の毛ブラシに分けてに配設し、この前後の毛ブラシの間に開口部16の少なくと一部を介在して設けることで、一旦繊維から離れたダニなどの微粉末は、容易に開口部16から吸い取ることができ、効率よく捕集できる。 【0020】 さらに毛ブラシ17は、複数列配設し(本発明の実施の形態1では前後に2列)吸込具前方側の毛ブラシ17を吸込具前進行方向に対して後方に、吸込具後方側の毛ブラシ17を吸込具前進行方向に対して前方に傾ける。これにより吸込具を前方に動かす時、後方の毛ブラシ17が効果的にふとん表面から塵埃を掻き出し、開口部16に導く、このとき前方の毛ブラシ17は、容易に後方に撓むため、抵抗にならず、操作を重くしないため、効率よく塵を掻き出しながら操作性も損なうことがないという効果が得られる。 【0021】 また、吸込具を後方に動かすときは前述と逆に作用し、前方の毛ブラシ17が効果的にふとん表面から塵埃を掻き出すことができ、後方の毛ブラシ17は抵抗にならずに操作性を良好に保てるものである。 【0022】 開口部16の近傍周辺に毛ブラシ17があるため、ふとんが開口部16に過度に吸い付くことも防止できる。前後の毛ブラシ17の各々を開口部16の中央方向へ内向きに配しているため、電気掃除機用吸込具がふとんに吸着しようとしたとき突っ張り、不必要な吸着を抑えることができる。そのため操作性を向上することができ、軽操作で集塵効率の良い掃除機を提供できる。 【0023】 掃除によりふとんからのダニの死骸や糞などのアレルゲン物質の多くは、開口部16から吸い込まれる。しかし掃除後、毛ブラシに付着したアレルゲンはそのまま残ることがあり、次回掃除時にふとんに再付着する恐れがあるが、これらを不活性化させる薬剤を含浸させた毛ブラシ20を混入することでこれらの菌の繁殖を抑制することができる。 【0024】 (実施の形態2) 次に本発明の第2の実施の形態を図3において説明する。なお上記第1の実施の形態と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。 【0025】 開口部16の近傍周辺には、毛ブラシ17が保持されており、この開口部16の吸引下流側には、塵埃を捕集する塵埃の通路となる吸気通路18が連通形成されている。 【0026】 またこの毛ブラシ17には、この毛ブラシ17より毛の長さが長い薬剤処理した毛ブラシ21を一定の比率で混入させている。処理する薬剤は、抗アレルゲンや抗菌などである。 【0027】 上記構成よる作用は以下の通りである。 【0028】 薬剤処理した毛ブラシ21がより多くふとんと接触することになる。薬剤処理していない毛ブラシ17より多くふとんに触れるため、不活性化の効果が向上する。また薬剤処理した毛ブラシ21の材質を少し硬く形成することで掻きだし効果が向上する。柔らかく形成すれば撓み易くなり、毛ブラシ17と接触し易くなり、アレルゲン、菌の不活性化の効果が向上する。 【0029】 尚、本実施の形態においても前記実施の形態1と同様、前後の毛ブラシ17の各々を開口部16の中央に向けた内向きに配することで、同様の効果が得られることは言うまでもない。 【産業上の利用可能性】 【0030】 本発明は、上記問題を解決するもので、薬剤処理した毛ブラシを一定の比率で混入させることにより衛生的な電気掃除機用吸込具を提供できるものである。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の実施の形態1における電気掃除機用吸込具の中央断面図 【図2】同電気掃除機用吸込具の下面図 【図3】本発明の実施の形態2における電気掃除機用吸込具の中央断面図 【図4】従来の電気掃除機用吸込具の中央断面図 【符号の説明】 【0032】 10 吸込具本体 11 上部枠体 12 吸気口 13 吸気パイプ 14 下部枠体 15 集塵部 16 開口部 17 毛ブラシ 19 回転ローラー 20 薬剤処理した毛ブラシ 21 薬剤処理した毛ブラシ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月4日(2006.8.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−36067(P2008−36067A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−213171(P2006−213171) |
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