| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大西 由晃
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| 【要約】 |
【課題】集塵性能を低下させることなく、長期間使用できる電気掃除機を提供すること。
【構成】集塵室5の内部空間に装着され、流入する空気中の塵埃を濾過するフィルター16と、フィルター16の下部に配置され、流入する空気の送風力により回転かつ上下動する回転体22と、フィルター16の内側に配置され回転体22と連結された清掃体27とを備え、清掃体27が回転体22と連動し、回転かつ上下動して、フィルター16壁面を内側から清掃する構成としたもので、清掃体27に繊維状の塵埃が絡み付いて、その回転等を妨げられることもなく、フィルター16壁面に付着した塵埃をその内側から、回転方向かつ上下方向に常時掃き取ることが可能になり、集塵性能が低下せず、長期間使用できる電気掃除機を提供できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に捕集空間を有し、塵埃を含む空気が流入する吸入口及び浄化された空気が排出される排出口が形成された集塵室と、前記集塵室の内部空間に装着され前記吸入口から流入する空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターの下部に配置され、前記吸入口に流入する空気の送風力により回転かつ上下動する回転体と、前記フィルターの内側に配置され前記回転体と連結された清掃体とを備え、前記清掃体が前記回転体と連動し、回転かつ上下動して、前記フィルター壁面を内側から清掃する電気掃除機。 【請求項2】 回転すると下方の軸方向に空気流を発生させる、断面略逆三角形状の羽根体を、回転体の下部に連結した請求項1記載の電気掃除機。 【請求項3】 回転体を、フィルター内部に設けた請求項1または2記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電気掃除機のフィルターに付着した塵埃を自動的に除去できる電気掃除機の除塵構造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の電気掃除機を、図6を用いて説明する。 【0003】 図6に示す電気掃除機は、内部に捕集空間を有して、塵埃を含む空気が吸入される吸入口140と、浄化された空気が排出される排出口150が形成されたケーシング120と、このケーシング120の内部空間に装着されて吸入口140に吸入される空気中の塵埃を濾過するフィルター130と、このフィルター130の外周面を取り囲むように配置されて、吸入口140に吸入される空気の送風力により回転しながらフィルター130を掃除するフィルター掃除ユニット200を備えている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2005−296623号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 このような従来の電気掃除機では、フィルター130の外周に設けられ、空気の送風力により回転かつ浮上するフィルター掃除ユニット200に、髪の毛等の繊維状の塵埃が絡み付き、フィルター掃除ユニット200の回転を妨げるため、フィルター130に付着した塵埃を掃き取ることができず、フィルター130の流路が目詰まりし、吸入力が低下して、掃除を円滑に行うことができなくなるおそれがあるという課題があった。 【0005】 本発明は上記従来の課題を解決するもので、掃除時にフィルターに付着する塵埃を絶えず自動的に除去することにより、フィルターの流路詰まりを抑え、吸入力を低下させることなく長期間使用することができる電気掃除機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するために本発明は、内部に捕集空間を有し、塵埃を含む空気が流入する吸入口及び浄化された空気が排出される排出口が形成された集塵室と、前記集塵室の内部空間に装着され前記吸入口から流入する空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターの下部に配置され、前記吸入口に流入する空気の送風力により回転かつ上下動する回転体と、前記フィルターの内側に配置され、前記回転体と連結された清掃体とを備え、前記清掃体が前記回転体と連動し、回転かつ上下動して、前記フィルター壁面を内側から清掃する電気掃除機としたものである。 【0007】 これによって、集塵室内部に吸入される空気の送風力により回転かつ浮上する回転体に連結される清掃体がフィルター内部に設けられているため、清掃体に繊維状の塵埃が絡み付いて、その回転等が妨げられるということもなく、清掃体がフィルターの内側から回転かつ上下動して、フィルター壁面に付着した塵埃を回転方向かつ上下方向に掃き取ることが可能になり、掃除機の運転中、フィルターを常時清掃して、吸入力の低下を抑えることができる。 【発明の効果】 【0008】 本発明の電気掃除機は、回転かつ浮上する清掃体が、フィルターに付着した塵埃を、その内側から回転方向かつ上下方向に掃き取り、吸入力を低下させることを抑えるもので、吸入力を低下させることなく長期間使用することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 第1の発明は、内部に捕集空間を有し、塵埃を含む空気が流入する吸入口及び浄化された空気が排出される排出口が形成された集塵室と、前記集塵室の内部空間に装着され前記吸入口から流入する空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターの下部に配置され、前記吸入口に流入する空気の送風力により回転かつ上下動する回転体と、前記フィルターの内側に配置され、前記回転体と連結された清掃体とを備え、前記清掃体が前記回転体と連動し、回転かつ上下動して、前記フィルター壁面を内側から清掃する電気掃除機としたもので、塵埃が付着することなく集塵室内部に吸入される空気の送風力により回転かつ浮上する回転体を設けたことで、前記吸入口から吸入される空気の送風力により回転かつ浮上する回転体と、前記フィルター内に配置され、前記回転体に連結されて、回転かつ浮上する清掃体が、フィルターに付着した塵埃を回転方向かつ上下方向に掃き取り、フィルター流路の目詰まりをなくすことで吸入力の低下を抑え、長期間使用することができる。 【0010】 第2の発明は、回転すると下方の軸方向に空気流を発生させる、断面略逆三角形状の羽根体を、回転体の下部に連結したもので、塵埃が集塵室に堆積されると、高層の塵埃がフィルター近傍に近づきフィルターに付着しやすくなるが、回転する羽根体から放出される空気の下降気流が、高層の塵埃を押し下げ圧縮することで、堆積される塵埃の高さを低くし、フィルターに付着しにくくなり、フィルター流路の目詰まりなくし吸入力を低下させることを抑え、長期間使用することができる。 【0011】 第3の発明は、回転体をフィルター内部に設けたもので、回転体がフィルター内にあるため、塵埃が回転体に付着することがなく、塵埃が回転体に付着し、回転性を低下させることがないので、回転体に連通する清掃体が絶えず高速に回転し、フィルターに付着した塵埃を絶えず払い取り、フィルター流路の目詰まりなくし吸入力を低下させることを抑え、長期間使用することができる。 【0012】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0013】 (実施の形態1) 本発明の第1の実施の形態について、図1、図2を用いて説明する。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。 【0014】 図1、図2において、5は吸入風を発する電動送風機6と塵埃を吸入する吸込具に連通し、上側が開口したカップ状に形成された集塵室である。 【0015】 また、9は前記吸込具にて吸入した塵埃を含む吸入風を集塵室5に流入するための吸入口である。また、11は前記集塵室5を運ぶための把手部で、12は前記集塵室5の略上方に開口部を覆い、略円筒状をなすフィルター16を配設され中心には排出口35を設けた集塵蓋である。 【0016】 また、21はフィルター16の下部に設けた略円筒状の回転体22と、前記回転体22と連通する略円柱状の軸部23と、前記軸部23の外周に設けた清掃体27とで構成されるフィルター清掃ユニットである。 【0017】 前記回転体22は、フィルター外周より大きい略円柱状に形成され、前記回転体の端面には複数の羽根部28が形成され、吸入口9から吸入される旋回流が、前記羽根部28に当たることにより、回転体22が回転かつ浮上する。 【0018】 前記軸部23上部は前記集塵蓋12の排気口35上面に設けられた保持部A30の軸穴を通り略円柱状の止め部37に勘合し、前記軸部23下部はフィルター16下部に設けられた保持部B31の軸穴を通り、回転体22の中心に連通している。 【0019】 清掃体27は、ブレード38と前記ブレード内側面に配設されたブラシ36から構成される。前記ブラシ36はフィルター16のメッシュ穴を通り抜け、フィルター16の外寸法より僅かに大きい外寸法を有している。 【0020】 前記清掃体27は、前記軸部23外周に配設され、吸入風による旋回流で回転体22が回転しかつ浮上し、前記回転体22に連通する軸部23も回転かつ浮上し、前記軸部23に配設された清掃体27も回転かつ浮上する。 【0021】 以上のように構成された電気掃除機について、以下その作用を説明する。 【0022】 電気掃除機を運転すると、電動送風機6より吸入された塵埃を含む吸入風は吸入口9を通り、集塵室5の内面の略接線方向に吸入される。 【0023】 吸入された塵埃を含む吸入風は、前記集塵室5内周面を回転しながら自らの質量により下方に落下し、前記集塵室5下部に堆積される。その後、前記集塵室5のフィルター16近傍で発生した回転気流は、前記集塵室5の底面で反射することにより再度上昇するため、いったん堆積された塵埃は再度上方に巻き上げられる。 【0024】 集塵室5に塵埃が堆積され続けると、堆積された上層の塵埃は、吸入風が流れ込むフィルター16に近づくため前記フィルター16に付着するが、集塵室内の旋回流で回転かつ浮上する回転体に軸部を介して連通している清掃体27が回転かつ浮上することで、フィルター16に付着した塵埃を除去するため、フィルター16流路の目詰まりをなくして吸入風を低下させることを抑える。また、フィルター16下部に回転体22を設けたことで、旋回流のみで回転体22が回転するため、塵埃が回転体に巻き付くことがなく、回転を妨げることがないため、絶えず回転することでフィルター16に付着した塵埃を掃き取り長期間掃除をすることができる。 【0025】 (実施の形態2) 本発明の第2の実施の形態について、図2を用いて説明する。なお、従来例、上記第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 【0026】 図2において、清掃体27を帯電防止剤を含んだ材料で形成したものである。 【0027】 以上のように構成された電気掃除機について、以下その作用を説明する。 【0028】 帯電防止剤の効果で、回転かつ浮上する清掃体27とフィルター16が擦れ合うことによる静電気が発生せず、塵埃が静電気によりフィルター16に付着することなく容易に清掃体27により掃き取られ、フィルター16の流路の目詰まりをなくし吸入力を低下させることを抑え長期間使用することができる。 【0029】 (実施の形態3) 本発明の第3の実施の形態について、図3を用いて説明する。なお、従来例、上記第1、第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 【0030】 図3において、回転体22をフィルター16内上部に設けたものである。 【0031】 以上のように構成された電気掃除機について、以下その作用を説明する。 【0032】 回転体22がフィルター16内にあるため、塵埃が回転体22に付着することがなく、回転性を低下させることがないので、回転体22に連通する清掃体27が絶えず高速に回転し、フィルター16に付着した塵埃を絶えず払い取り、フィルター16の流路の目詰まりをなくし吸入力を低下させることを抑え、長期間使用することができる。 【0033】 (実施の形態4) 本発明の第4の実施の形態について、図4を用いて説明する。なお、従来例、上記第1〜第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 【0034】 図4において、33は回転すると軸方向に空気を放出し、回転体22下部に、前記回転体22と同軸に連通して設けた羽根体である。 【0035】 塵埃が集塵室5に堆積されると、高層の塵埃がフィルター16近傍に近づき、吸入力でフィルター16に付着しやすくなるが、回転する羽根体33から発生放出される下降気流が、高層の塵埃を押し下げ圧縮することで、堆積される塵埃の高さを低くし、フィルター16に付着しなくなり、フィルター16の流路の目詰まりをなくし吸入力を低下させることを抑え、長期間使用することができる。 【0036】 (実施の形態5) 本発明の第5の実施の形態について、図5を用いて説明する。なお、従来例、上記第1〜第4の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 【0037】 図5において、22Bは回転すると軸方向に空気を放出する羽根体33と回転体22とを一体に形成した回転体である。 【0038】 以上のように構成された電気掃除機について、以下その作用を説明する。 【0039】 図5において、羽根体33と回転体22とを一体に形成したことで、回転体22Bの自重を軽量化でき、回転体22Bの回転性を向上させ、羽根体33から放出される下降気流を高め、より高層の塵埃を押し下げ圧縮することで、堆積される塵埃の高さをより低くし、フィルター16に付着しなくなり、フィルター16の流路の目詰まりをなくし吸入力を低下させることを抑え、長期間使用することができる。 【産業上の利用可能性】 【0040】 以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、集塵性能を低下させず長期間使用することができ、使用性を向上した電気掃除機を提供できる。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の断面図 【図2】同、電気掃除機の集塵室の略断面図 【図3】本発明の実施の形態3を示す電気掃除機の集塵室の要部断面図 【図4】本発明の実施の形態4を示す電気掃除機の集塵室の要部断面図 【図5】本発明の実施の形態5を示す電気掃除機の集塵室の要部断面図 【図6】従来の電気掃除機の断面図 【符号の説明】 【0042】 5 集塵室 9 吸入口 16 フィルター 22 回転体 27 清掃体 33 羽根体 35 排出口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月1日(2006.8.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−35887(P2008−35887A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−209667(P2006−209667) |
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