| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】真野 文樹
|
| 【要約】 |
【課題】プリーツフィルタ全体を大きくせずにフィルタの表面積を大きくすることのできる電気掃除機を提供する。
【構成】塵埃吸込口から塵埃を吸い込ませる電動送風機と、前記塵埃吸込口へ吸い込まれた塵埃と空気を分離する塵埃分離部52と、この塵埃分離部52と前記電動送風機との間に配置されるプリーツフィルタ104とを備え、このプリーツフィルタ104のフィルタ面204を凹凸形状に構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃吸込口から塵埃を吸い込ませる電動送風機と、前記塵埃吸込口へ吸い込まれた塵埃と空気を分離する塵埃分離部と、この塵埃分離部と前記電動送風機との間に配置されるプリーツフィルタとを備えた電気掃除機において、 前記プリーツフィルタのフィルタ面を凹凸形状に構成したことを特徴とする電気掃除機。 【請求項2】 前記凹凸形状は波形状であることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、塵埃吸込口へ吸い込まれた塵埃と空気を分離する塵埃分離部と電動送風機との間にプリーツフィルタを配置した電気掃除機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、二次フィルタとしてプリーツフィルタを使用する電気掃除機が知られている(特許文献1参照)。 【0003】 かかる電気掃除機は、集塵容器室を内部に形成した掃除機本体と、集塵容器室に着脱自在に装着される集塵容器と、この集塵容器の後部開口に設けたプリーツフィルタと、前記集塵容器室の下流側に設けられた電動送風機等とを備えている。そして、プリーツフィルタはフィルタの表面積を大きくとることができ、電動送風機の仕事率の向上を図ることができる。 【特許文献1】特開2005−261518号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、従来のプリーツフィルタでは、フィルタの表面積をさらに大きくするには、プリーツフィルタ全体を大きくしなければならないという問題があった。 【0005】 この発明の目的は、プリーツフィルタ全体を大きくせずにフィルタの表面積を大きくすることのできる電気掃除機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この発明は、塵埃吸込口から塵埃を吸い込ませる電動送風機と、前記塵埃吸込口へ吸い込まれた塵埃と空気を分離する塵埃分離部と、この塵埃分離部と前記電動送風機との間に配置されるプリーツフィルタとを備えた電気掃除機において、 前記プリーツフィルタのフィルタ面を凹凸形状に構成したことを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 この発明によれば、プリーツフィルタ全体を大きくせずにフィルタの表面積を大きくすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、この発明に係る電気掃除機の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。 【実施例】 【0009】 図1に示す電気掃除機10は、掃除機本体11と、この掃除機本体11の接続口11Aに一端が着脱自在に接続されその他端には手元操作管13が設けられている集塵ホース12と、手元操作管13に着脱自在に接続した延長管14と、延長管14の先端部に着脱自在に接続された吸込口体15とを備えている。手元操作管13には操作部13Aが設けられており、この操作部13Aには後述する電動送風機24の駆動を停止する切スイッチ13aや電動送風機24のパワーを設定する強弱スイッチ13bなどが設けられている。 【0010】 吸込口体15には、その底面に塵埃を吸引する図示しない吸込開口(塵埃吸込口)を形成した吸込室(図示せず)が形成されており、この吸込室は延長管14と集塵ホース12と接続口11Aを介して掃除機本体11内に設けた集塵ユニット50(図6参照)の吸込接続口57aに連通している。 【0011】 掃除機本体11は、本体ケース20と、本体ケース20内に装着された集塵ユニット50(図4参照)と、後述する電動送風機24とを備えている。 【0012】 本体ケース20の前側には、図2および図3に示すように、集塵ユニット室22が形成されており、この集塵ユニット室22には後述する塵埃分離ユニット400と集塵部ユニット410とが着脱自在に装着されるようになっている。 【0013】 また、本体ケース20の後側には電動送風機24が設けられており、この電動送風機24の前側(図2において右側)に前面開口25Bを有する円筒状の接続風路部25が形成され、前面開口25Bにはシール部材27が装着されている。接続風路部25の後壁25Aには接続開口25bが形成されており、この接続開口25bと電動送風機24の吸込開口24Aとが連通している。 【0014】 集塵ユニット室22には、図3に示すように、駆動ギアGaと、この駆動ギアGaを回転させる駆動モータM1とが設けられている。 【0015】 集塵ユニット室22の上部には開口23が形成され、この開口23は図2に示すように蓋ケース21A,21Bによって閉鎖されている。 【0016】 集塵ユニット50は、図4および図5に示すように、塵埃分離ユニット400と集塵容器410とを備えている。 【0017】 塵埃分離ユニット400は、塵埃分離部(慣性分離部)52と、塵埃分離部52と一体となっているフィルタ部80と、このフィルタ部80の上に設けた蓋ケース21Aとから構成されている。 【0018】 集塵容器410は、樹脂製の集塵部70と、この集塵部70の上に設けられた蓋ケース21Bとから構成されている。 【0019】 塵埃分離部52は、図6に示すように円筒状の外周壁53によって形成された分離室部54と、この分離室部54内に設けられたほぼ円錐形状の塵埃分離手段55と、分離室部54の右側壁54Aの外側に設けた吸引風路部56と、吸込接続口(塵埃吸込口)57aから分離室部54へ空気を案内する案内風路管57とを有している。吸込接続口57aは、塵埃分離ユニット400が掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着されると、掃除機本体11の接続口11Aに連通されるようになっている。 【0020】 分離室部54の外周壁53の上部には、図5に示すように、空気から分離された塵埃を集塵部70へ導入する導入開口53Aが形成されている。 【0021】 また、分離室部54の右側壁54Aには、図6に示すように、円形の開口154Aと扇状の開口154Bとが形成され、開口154Aには塵埃分離手段55が取り付けられており、開口154BにはネットフィルタNF2(図示せず)が取り付けられている。また、右側壁54Aには接続開口54Aaが形成され、この接続開口54Aaには案内風路管57が接続されており、分離室部54と案内風路管57とが連通している。 【0022】 塵埃分離手段55は、複数の枠55aと、この枠55aの周囲に貼り付けたネットフィルタNF1とから構成されている。そして、吸引風路部56は、右側壁54Aの開口154AおよびネットフィルタNF1(図5参照)を介して分離室部54内に連通し、また右側壁54Aの開口154BのネットフィルタNF2(図示せず)を介して分離室部54内に連通している。 【0023】 吸引風路部56は、後述するフィルタ部80の収納ケース81内に連通しているとともに、その右側壁部156(図5参照)に形成した接続開口56Aを介して集塵ケース部74の集塵室73に連通している。 【0024】 案内風路管57は、分離室部54の接続開口54Aaから分離室部54内へ導入される空気を図6の矢印に示すように反時計回りに回転させるようになっている。 【0025】 集塵部70は、図5に示すように、上部に左右方向に延びた連通路71を形成した連通ケース部72と、この連通ケース部72の右端部から下方に延びるとともに塵埃を集塵する集塵室部73を形成した集塵ケース部74とを有している。集塵室部73は、接続開口56Aを介して吸引風路部56に連通されている。 【0026】 フィルタ部80は、図7に示すように後面(図7において左側)が開口されるとともに円筒状の収納ケース81と、この収納ケース81内に回転自在に取り付けられたプリーツフィルタ体(二次フィルタ)100とを有している。収納ケース81の前壁部84の前面には塵埃分離部52(図5および図6参照)が一体に形成されている。 【0027】 収納ケース81の前壁部84には、図5および図7に示すように接続開口84Aが形成され、この接続開口84Aが吸引風路部56(図5参照)に接続されている。そして、その接続開口84Aを介して収納ケース81内と吸引風路部56とが連通している。 【0028】 また、前壁部84の接続開口84Aの縁部には、プリーツフィルタ体100に向けて突出した突起T(図2参照)が設けられている。この突起の先端部が後述するプリーツフィルタ104の山部に接触するようになっている。 【0029】 プリーツフィルタ体100は、図7に示すように、筒状の枠体101と、この枠体101の中心位置に設けた軸部101Aと、この軸部101Aから放射状にプリーツを形成したプリーツフィルタ104とを有している。 【0030】 軸部101Aの軸穴101Aaには、図2に示すように前壁部84の軸84Jが相対的に回転自在に挿入され、プリーツフィルタ体100が収納ケース81内で軸84J回りに回転可能となっている。 【0031】 枠体101の後端面にはギア107が形成され、このギア107は収納ケース81から外へ突出し、このギア107は掃除機本体11の集塵ユニット室22の駆動ギアGaに噛合しており、モータM1の駆動によりプリーツフィルタ体100が収納ケース81内で回転していくようになっている。 【0032】 また、塵埃分離ユニット400を掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着すると、掃除機本体11の接続風路部25の前面開口25Bにシール部材27を介して塵埃分離ユニット400の収納ケース81の後端面が接合され、収納ケース81内と電動送風機24の吸込開口24Aとが接続風路部25を介して連通される(図2参照)。 【0033】 プリーツフィルタ104は、図8に示すように、放射状のプリーツを形成するプリーツ枠200と、このプリーツ枠200に貼り付けられたフィルタ210(図9参照)とから構成されている。 【0034】 プリーツ枠200は、プリーツの山部を形成する山枠部201と、プリーツの谷部を形成する谷枠部202と、この谷枠部202と山枠部201とを連結した複数の連結枠部203とを有している。各連結枠部203は波状に形成されており、これら波状に形成された連結枠部203によって図9に示すようにプリーツの側面204(フィルタ面)に凹部204Aと凸部204Bとが交互に形成されている(図7において凹凸204A,204Bは省略してある)。すなわち、プリーツフィルタ104のフィルタ面204が波状に構成されている。この凹凸部204A,204Bによりプリーツフィルタ104の表面積が大きくなっている。 [動 作] 次に、上記のように構成される電気掃除機の動作について説明する。 【0035】 先ず、図2に示すように、集塵ユニット50を掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着し、図1に示すように集塵ホース12を掃除機本体11の接続口11Aに接続するとともに手元操作管13に延長管14を介して吸込口体15を接続する。 【0036】 そして、手元操作管13の操作部13Aのスイッチ13bを操作すると、電動送風機24が駆動される。この電動送風機24の駆動により、電動送風機24の吸込開口24Aから空気が吸い込まれて、接続風路部25を介して集塵ユニット50の収納ケース81内に負圧が作用し、さらに吸引風路部56を介して集塵ケース部74内や塵埃分離部52の分離室部54に作用する。そして、その負圧が案内風路管57を介して集塵ホース12,延長管14および吸込口体15に作用し、吸込口体15から空気とともに塵埃が吸引されていく。 【0037】 この吸引された塵埃および空気が延長管14および集塵ホース12を介して集塵ユニット50の吸込接続口57aへ吸引されていく。この吸込接続口57aへ吸引された塵埃および空気は案内風路管57を通って塵埃分離部52の分離室部54内へ導入され、この分離室部54内では図6において反時計回りに回転していく。 【0038】 そして、この回転により塵埃と空気が慣性により分離され、空気が塵埃分離手段55のネットフィルタNF1(図5参照)や開口154BのネットフィルタNF2(図示せず)を通り、さらに吸引風路部56を通ってフィルタ部80の収納ケース81内へ吸引されていく。 【0039】 他方、分離された塵埃は、慣性力によって分離室部54の導入開口53Aの集塵部70の連通ケース部72内へ一部の空気とともに導入される。この導入された塵埃および空気は連通ケース部72の連通路71を通って集塵室部73へ吸引されていき、塵埃は集塵室部73に集塵されていく。 【0040】 集塵室部73へ吸引された空気は、接続開口56Aを介して吸引風路部56へ吸引され、さらにフィルタ部80の収納ケース81内へ吸引されていく。 【0041】 収納ケース81内へ吸引された空気は、プリーツフィルタ体100のプリーツフィルタ104を通って掃除機本体11の接続風路部25へ吸引され、さらに電動送風機24の吸込開口24Aへ吸引されていく。 【0042】 電動送風機24の吸込開口24Aへ吸引された空気は電動送風機24内を通って図2に示す掃除機本体11の排気口20Hから排気されていく。 【0043】 ところで、プリーツフィルタ104は、フィルタ面204に凹凸部204A,204Bが形成されていることによりその表面積が大きくなっている。このため、電動送風機24の仕事率が向上する。また、フィルタ面204に凹凸部204A,204Bを形成したものであるから、プリーツフィルタ104の外形を大きくすることなく、その表面積を大きくすることができる。 【0044】 電動送風機24の駆動が停止されると、モータM1が一定時間駆動される。このモータM1の駆動により駆動ギアGaが回転してプリーツフィルタ体100が回転していく。 【0045】 このプリーツフィルタ体100の回転により、プリーツフィルタ104の山部に塵埃分離ユニット400の前壁部84に設けた突起T(図2参照)の先端部が接触して、プリーツフィルタ104に振動を与えてこのプリーツフィルタ104に付着した塵埃を落としていく。 【0046】 上記実施例では、プリーツの側面204に凹凸部204A,204Bは波形状に形成されているが、これに限らず階段状に形成してもよく、図9に示す左右方向に対して凹凸を形成してもよい。また、例えば円形状の凹凸を形成してもよい。 【0047】 また、上記実施例の電気掃除機は慣性を利用して塵埃を分離しているが、これに限らず、フィルタで捕捉するタイプのものや分離部を通らずに直接集塵室部73内へ塵埃が流入していくタイプのものであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0048】 【図1】この発明に係る電機掃除機の外観を示した斜視図である。 【図2】図1に示す掃除機本体の構成を示した縦断面図である。 【図3】集塵ユニットを取り外した掃除機本体を示した斜視図である。 【図4】集塵ユニットの外観を示した斜視図である。 【図5】図4に示す集塵ユニットの横断面図である。 【図6】塵埃分離ユニットの外観を示した斜視図である。 【図7】集塵容器の外観を示した斜視図である。 【図8】プリーツフィルタの枠体の一部を示した斜視図である。 【図9】プリーツフィルタの一部を示した部分斜視図である。 【符号の説明】 【0049】 11 掃除機本体 24 電動送風機 52 塵埃分離部 104 プリーツフィルタ 204 側面(フィルタ面) 204A 凹部 204B 突部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】502285664 【氏名又は名称】東芝コンシューママーケティング株式会社 【識別番号】503376518 【氏名又は名称】東芝家電製造株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078765 【弁理士】 【氏名又は名称】波多野 久
【識別番号】100078802 【弁理士】 【氏名又は名称】関口 俊三
【識別番号】100077757 【弁理士】 【氏名又は名称】猿渡 章雄
【識別番号】100130731 【弁理士】 【氏名又は名称】河村 修
【識別番号】100136504 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 毅彦
|
| 【公開番号】 |
特開2008−29478(P2008−29478A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−204575(P2006−204575) |
|