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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】津崎 保則

【氏名】橋爪 清

【氏名】早川 浩

【要約】 【課題】本体起動時にハンドル部に伝わる電動送風機の回転トルクを軽減し、ハンドル部を握る手元への負担が小さい、使い勝手のよい電気掃除機を提供する。

【構成】吸引風を発生させる電動送風機3を有する本体部1と、前記本体部1に設けられたハンドル部2と、塵埃を吸引する開口部5を有すると共に回転自在の接続部6を介して前記本体部1に接続される吸込具4とを備え、前記電動送風機3の回転軸3aと、前記接続部6の回転軸6aとの間に角度を設けたもので、本体部1の起動時に電動送風機3から発生し、ハンドル部2に伝わる回転トルクが軽減し、ハンドル部2を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引風を発生させる電動送風機を有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記電動送風機の回転軸と、前記接続部の回転軸との間に角度を設けたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
電動送風機の回転軸と接続部の回転軸との間の角度を、約30〜90度の範囲に設定したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
【請求項3】
吸引風を発生させると共に互いに異なる方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を同一方向になるように配したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項4】
吸引風を発生させると共に同じ方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を互いに向き合うように配したことを特徴とする電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、アップライト型の電気掃除機の使用性向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の電気掃除機として、図4に示すようなものがあった。
【0003】
図4において、101は本体部、102はハンドル部である。縦長の本体部101内部の下方には、吸引風を発生させる電動送風機103が配置されている。
【0004】
吸込具104は、本体部101の下部に着脱自在に取り付けられており、被掃除面上の塵埃を吸引する開口部105を底面に有している。106は、吸込具103と本体部101を接続する接続部で、吸込具103に回転自在に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−168623号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の電気掃除機の構成では、電動送風機103の回転軸(図示せず)と、接続部106の回転軸106aが略平行であるため、本体部101の起動時に発生する電動送風機103の回転トルクによって、瞬間的に接続部106も同一方向に回転して、ハンドル部102を握る手元に負担がかかっていた。特に近年の吸込み性能の向上に伴い、電動送風機103の回転トルクが大きくなり、手元への負担が益々大きくなるという課題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、本体部の起動時に、ハンドル部を握った手元に加わる負担を軽減し、使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の電気掃除機は、吸引風を発生させる電動送風機を有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記電動送風機の回転軸と、前記接続部の回転軸との間に角度を設けたもので、本体部の起動時に電動送風機から発生し、ハンドル部に伝わる回転トルクが軽減し、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0008】
また、本発明の電気掃除機は、吸引風を発生させると共に互いに異なる方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を同一方向になるように配したもので、本体部の起動時に2つの電動送風機から発生する回転トルクが互いに打ち消しあうため、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0009】
また、本発明の電気掃除機は、吸引風を発生させると共に同じ方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を互いに向き合うように配したもので、本体部の起動時に2つの電動送風機から発生する回転トルクが互いに打ち消しあうため、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電気掃除機は、本体部の起動時に、ハンドル部を握る手元に加わる負担を軽減し、より使い勝手が良いものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、吸引風を発生させる電動送風機を有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記電動送風機の回転軸と、前記接続部の回転軸との間に角度を設けたもので、本体部の起動時に電動送風機から発生し、ハンドル部に伝わる回転トルクが軽減し、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明の電動送風機の回転軸と接続部の回転軸との間の角度を、約30〜90度の範囲に設定したもので、本体部の起動時に電動送風機から発生し、ハンドル部に伝わる回転トルクが約70%以下に軽減し、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0013】
第3の発明は、吸引風を発生させると共に互いに異なる方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を同一方向になるように配したもので、本体部の起動時に2つの電動送風機から発生する回転トルクが互いに打ち消しあうため、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0014】
第4の発明は、吸引風を発生させると共に同じ方向に回転する電動送風機を2個有する本体部と、前記本体部に設けられたハンドル部と、塵埃を吸引する開口部を有すると共に回転自在の接続部を介して前記本体部に接続される吸込具とを備え、前記2個の電動送風機を互いに向き合うように配したもので、本体部の起動時に2つの電動送風機から発生する回転トルクが互いに打ち消しあうため、ハンドル部を握る手元への負担が小さくなり、より使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の側面図である。
【0017】
図1において、本実施の形態における電気掃除機は、縦長で内部下方に、吸引風を発生させる電動送風機3が配置された本体部1と、本体部1の上方に取り付けられたハンドル部2と、被掃除面上に存在する塵埃を吸引する開口部5を底面に有し、本体部1の下部に着脱自在に取り付けられた吸込具4から構成されている。
【0018】
6は、吸込具4と本体部1を接続する回転自在の接続部で、電動送風機3の回転軸3aと、接続部6の回転軸6aとの間の角度を、30〜90度の範囲内に角度に設定するようにしている。本実施の形態では、約80度の角度を設けている。
【0019】
本実施の形態における電気掃除機は以上のように構成されているので、本体部1の起動時に電動送風機3から発生する回転トルクは、接続部6にはほとんど伝わらないため、ハンドル部2に伝わる回転トルクが大幅に軽減し、ハンドル部2を握る手元への負担が小さくなり、使い勝手を向上させることができる。
【0020】
(実施の形態2)
図2(a)は、本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の側面図、(b)は、(a)のA−A断面図、(c)は、(a)のB−B断面図である。なお、上記実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】
本実施の形態における電気掃除機は、図2に示すように、吸引風を発生させる第1の電動送風機7と、第2の電動送風機8とを、略同一軸上で同一方向(本実施の形態では、第1の電動送風機7のファン部7bと、第2の電動送風機8のファン部8bの両方が上側)に配置すると共に、第1の電動送風機7の回転方向7aは、第2の電動送風機8の回転方向8aと反対方向としたものである。
【0022】
本実施の形態における電気掃除機は以上のように構成されているので、本体部1の起動時に第1の電動送風機7から発生する回転トルクと、第2の電動送風機8から発生する回転トルクとが互いに打ち消しあい、接続部6にはほとんど伝わらないため、ハンドル部2に伝わる回転トルクが大幅に軽減し、ハンドル部2を握る手元への負担が小さくなり、使い勝手を向上できる。
【0023】
(実施の形態3)
図3(a)は、本発明の第3の実施の形態における電気掃除機の側面図、(b)は、(a)のC−C断面図、(c)は、(a)のD−D断面図である。なお、上記実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】
本実施の形態における電気掃除機は、図3に示すように、吸引風を発生させる第1の電動送風機9と、第2の電動送風機10とを、略同一軸上で互いに向き合う方向(本実施の形態では、第1の電動送風機9のファン部9bと、第2の電動送風機10のファン部10bを対向させる)に配置している。ここで、第1の電動送風機9の回転方向9aは、第2の電動送風機10の回転方向10aと同一方向としている。
【0025】
本実施の形態における電気掃除機は以上のように構成されているので、本体部1の起動時に第1の電動送風機9から発生する回転トルクと、第2の電動送風機10から発生する回転トルクとが互いに打ち消しあい、接続部6にはほとんど伝わらないため、ハンドル部2に伝わる回転トルクが大幅に軽減し、ハンドル部2を握る手元への負担が小さくなり、使い勝手を向上できる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、回転トルクの大きな電動送風機を用いて吸込み性能を向上させたアプライト型の電気掃除機においても、ハンドル部を握る手元に加わる負担が軽く、より使い勝手が良いもので、家庭用、業務用のアプライト型の電気掃除機に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の側面図
【図2】(a)本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の側面図、(b)(a)のA−A断面図、(c)(a)のB−B断面図
【図3】(a)本発明の第3の実施の形態における電気掃除機の側面図、(b)(a)のC−C断面図、(c)(a)のD−D断面図
【図4】従来の電気掃除機の側面図
【符号の説明】
【0028】
1 本体部
2 ハンドル部
3 電動送風機
3a、6a 回転軸
4 吸込具
5 開口部
6 接続部
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成18年7月25日(2006.7.25)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【識別番号】100109151
【弁理士】
【氏名又は名称】永野 大介


【公開番号】 特開2008−23214(P2008−23214A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−201570(P2006−201570)