| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 幸一
【氏名】北村 秀典
【氏名】小立 徹
【氏名】松岡 俊英
【氏名】三谷 知已
【氏名】岩佐 徹
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| 【要約】 |
【課題】電気掃除機において、集塵容器内の塵埃の剥離性を向上させ、使用勝手を向上する。
【構成】粗い塵埃をろ過する網目状の一次フィルター38と、前記一次フィルター38を通過した細塵を捕集する二次フィルター43を有し、前記一次フィルター38または二次フィルター43には、チタンを含浸/またはコーティングさせた構成としたものである。これにより、一次フィルターまたは二次フィルターの塵埃の剥離性が良くなり、手を使って塵埃を掻き出す必要もなく、使い勝手を向上した電気掃除機を提供できるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粗い塵埃をろ過する網目状の一次フィルターと、前記一次フィルターを通過した細塵を捕集する二次フィルターを有し、前記一次フィルターまたは二次フィルターには、チタンを含浸/またはコーティングしてなる電気掃除機。 【請求項2】 一次フィルター有する粗塵室には、塵埃排出用の開口部と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記粗塵室内に堆積した塵埃を掻き出す押し出し板を設け、前記押し出し板にチタンを含浸/またはコーティングしてなる請求項1に記載の電気掃除機。 【請求項3】 粗塵室の一次フィルター以外の側壁に、チタンを含浸/またはコーティングしてなる請求項1に記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は電気掃除機本体に装着される、集塵容器を有する電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来のこの種の電気掃除機としては、掃除機本体に着脱自在に装着されると共に塵埃を捕集する集塵容器を備え、その集塵容器に開閉自在の蓋を設け、その蓋を開けて集塵容器内に蓄積した塵埃を廃棄するようにしたものが有る(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2004−121722号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記のような電気掃除機の構成では、集塵容器内のごみがぎっしりと入った場合や、綿ごみや軽いごみの場合など、蓋を開いてもその塵埃が、フィルター部の表面に繊維質の塵埃が吸着して塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下するという問題があった。また、集塵容器から塵埃が落ちることなく溜まる時があり、その時は、素手或いはお箸などでごみを引きずりださなければならず、不衛生で、且つ非常に手間がかかるという課題があった。 【0004】 本発明は上記従来の課題を解決するものであって、集塵容器内の塵埃の塵離れ性を向上させ、ごみを廃棄できる、使用勝手の良い電気掃除機を提供する事を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記従来の課題を解決するために、本発明は、粗い塵埃をろ過する網目状の一次フィルターと、前記一次フィルターを通過した細塵を捕集する二次フィルターを有し、前記一次フィルターまたは二次フィルターには、チタンを含浸/またはコーティングをすることより、一次フィルターまたは二次フィルターの表面強度が向上すると同時に耐久性がよくなる。さらに、細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングすることより一次フィルターまたは二次フィルターの表面の凹凸なくなり、一次フィルターまたは二次フィルターに付着した塵埃の剥離性が向上し、例えば、粗塵室に堆積した塵埃は一次フィルターに引っ掛かることなく廃棄されるようになる。 【発明の効果】 【0006】 本発明の集塵容器は、粗塵室に堆積した塵埃を手で汚すことなく塵埃の剥離性を向上させ確実に塵埃を廃棄することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 第1の発明は、粗い塵埃をろ過する網目状の一次フィルターと、前記一次フィルターを通過した細塵を捕集する二次フィルターを有し、前記一次フィルターまたは二次フィルターには、チタンを含浸/またはコーティングをしたもので、一次フィルターまたは二次フィルターの柔軟な繊維特性を残したまま表面の強度を向上させ、また、細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングすることより、表面の凹凸を無くし剥離制の良い一次フィルターまたは二次フィルターとなる。 【0008】 その結果、堆積した塵埃の剥離性が向上することにより、塵埃の除去が容易となり、塵埃の剥離性が高い分だけ使用者が一次フィルターより塵埃を取り除き易く作業が容易となり、メンテナンス性を向上させることができる。 【0009】 第2の発明は、第1の発明の一次フィルター有する粗塵室には、塵埃排出用の開口部と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記粗塵室内に堆積した塵埃を掻き出す押し出し板を設け、前記押し出し板に細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングをしたもので、表面の凹凸を無くし剥離制の良い押し出し板となる為、塵埃を、手を汚すことなく押し出し板で確実に押し出す事ができ、塵埃の剥離性が向上する。 【0010】 第3の発明は、第1の発明の粗塵室の一次フィルター以外の側壁に、細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングさせることより、粗塵室内の表面の強度を向上させ、また、表面の凹凸を無くし剥離制の良い粗塵室となる為、耐久性を向上すると同時に、粗塵室に堆積した塵埃の剥離性が向上する。 【0011】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0012】 (実施の形態1) 本発明の第1の実施の形態における集塵容器及びそれを搭載した電気掃除機について、図1〜図6を用いて説明する。 【0013】 図1は、本実施の形態における電気掃除機の全体斜視図、図2は同電気掃除機の断面図、図3は同集塵容器の断面図、図4は同集塵容器のダストボックス本体とフィルターユニットを示した斜視図、図5は同集塵容器の部分断面斜視図、図6は同集塵容器の斜視図(蓋が開いた状態)である。 【0014】 図1、2において、掃除機本体1は、後部に電動送風機2を内蔵した電動送風機室3が配され、前部に、着脱自在で塵埃を分離捕集する集塵容器4を収納する集塵容器収納部5が配され、後方下部の両側に1対の走行用の車輪6が回転自在に取付けられ、底面前部には、同じく走行用のキャスター7が取付けられている。掃除機本体1の前部には、ホース8の一端に設けた接続パイプ9が着脱自在に接続される吸気口10が設けられている。 【0015】 ホース8の他端には、掃除の際に握る把手11を備えた先端パイプ12が設けられている。13は伸縮自在或いは継ぎ自在の延長管で、下流側端部が前記先端パイプ12に着脱自在に接続され、他端は、塵埃掻き揚げ用の回転ブラシ(図示せず)を内蔵した吸込み具14に着脱自在に接続される。 【0016】 15は、弾性材料から成形され掃除機本体1の前部から両側にかけて延設されたバンパーで、掃除機本体1の走行時に家具、柱などに衝突してもそれらに傷を付けないようにするための物である。 【0017】 16は、掃除機本体1を持ち運ぶ際に立てて使用する本体ハンドルで、掃除機本体1の重心を通る垂直線上に回動中心が位置するように掃除機本体1の上部に回動自在に取付けられている。 【0018】 図2において、17は、集塵容器4の持ち運び用のダストボックスハンドルで、集塵容器4を持ち運ぶ時や、掃除機本体1の集塵容器収納部5から取り外す時に、ダストボックスハンドル17が握れるようになる。掃除機本体1の外郭は、後方に電動送風機2を収納する電動送風機室3を形成した下ボデー1aと上ボデー1bから構成されている。 【0019】 電動送風機2の前部は、弾性体よりなるサポート前18で、後部は、同じく弾性材料からなるサポートウシロ19で、電動送風機室3内に支持されている。20は、電動送風機室3と集塵容器収納部5とを仕切る隔壁で、略中央に電動送風機2の吸入開口2aと連通する格子状の隔壁開口部21が設けられ、その隔壁開口部21は、集塵容器収納部5側から三次フィルター22で覆われている。 【0020】 集塵容器収納部5の後方下部には、図示しない機構により、電源コード23が引き出し自在に設けられている。 【0021】 次に集塵容器4の構成について図2〜6を用いて説明する。 【0022】 図において、集塵容器4は、ダストボックス本体24と、ダストボックス本体24の後方開口部に着脱自在に装着されるフィルターユニット25から構成されている。 【0023】 最初に、吸込み具14から空気と共に吸引された塵埃の捕集構成について述べる。ダストボックス本体24の前部に集塵容器4を掃除機本体1の集塵容器収納部5に装着した時に、掃除機本体1の吸入口10の後方に設けたパッキン26に気密に圧接し連通する吸入口27が設けられている。ダストボックス本体24は、さらに、吸入口27に直接連通すると共に粗塵を収納する粗塵室28と粗塵室28を通過した吸引風に含まれた細塵を捕集するフィルターユニット25から離脱した細塵を収納する細塵室29と、前記粗塵室28、細塵室29の下部開口30を覆うと共に後方端部がダストボックス本体24の回動自在に軸支された蓋体31を備えている。蓋体31は、ダストボックス本体24に設けた尾錠32で、その前部が閉じた状態に保持されており、ダストボックスハンドル17の前部に設けた操作部33を押すと、操作部33と一体形成された凸部34が、尾錠32の平面部35を押し尾錠32を外方に移動し、蓋体31が図6で示すよう開くようになっている。 【0024】 粗塵室28は、全周(4側壁)に下部開口部30に広がる傾斜面36を有し、開口37を備え、前記開口37に夫々の網目状の一次フィルター38を有している。叉、粗塵室28上部にフィルター39を有した押し出し板40を備え、前記押し出し板40は、操作部33の一端の係止部41と連結されている。操作部33を下方に操作することより、押し出し板40を下方に移動させ、同時に、操作部33と一体形成された凸部34が、尾錠32の平面部35を押し尾錠32を外方に移動し、蓋体31を開く構成となっている。 【0025】 フィルターユニット25は、枠体42と、プリーツ折りされ、そのプリーツ目を縦方向にして枠体42に設けられた二次フィルター43とからなっている。 【0026】 フィルターユニット25の枠体42の下流側端部には全周に渡ってリップ44が、一体叉は一体的に形成され集塵容器4を集塵容器収納部5に装着した時に、そのリップ44が掃除機本体1の隔壁20の集塵容器収納部5側の面に圧接され、電動送風機2の運転時に外気が吸引されないようになっている。 【0027】 フィルターユニット25の前面45は、フィルターユニット25をダストボックス本体24に装着した時に、粗塵室28の後方開口部46を気密に覆うようになっている。また、粗塵室28の夫々一次フィルター38に細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングされている。 【0028】 上記構成による動作、作用は以下の通りである。 【0029】 電気掃除機の使用開始に当たり、電動送風機2による吸引力が、三次フィルター22、二次フィルター43、一次フィルター38およびフィルター39を経て、粗塵室28、ホース8、延長管13を経て吸込み具14に至る。そして、吸込み具14から吸引された塵埃を含んだ空気が、掃除機本体1の吸入口10を通ってダストボックス本体24の吸入口27から真っ直ぐ粗塵室28に入り、一次フィルター38及びフィルター39に当たりそこで捕集され、堆積していく。一次フィルター38およびフィルター39を通過した空気に含まれる微細塵は、二次フィルター43で捕捉される。 【0030】 集塵容器4を集塵容器収納部5から取り外す時は、ダストボックスハンドル17を握って集塵容器4を上方に持上げるだけで良い。 【0031】 また塵埃を捨てる際、図3において、操作部33を押すと、操作部33と一体形成された凸部34が、尾錠32の平面部35を押し、尾錠32が外方に移動されると、蓋体31との爪嵌合が外れ、蓋体31が開く。この時、操作部33と連結されている押し出し板40が矢印A方向に移動し粗塵室28内に溜まった塵埃を掻きだす。 【0032】 このとき一次フィルター38に細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングされている為、一次フィルター38の表面が硬くなり耐久性が向上すると同時に、表面の凹凸が少なくなり、すべり効果が向上する。その結果、一次フィルター38に付着しようとしている塵埃は、容易に剥離され塵埃の剥離性の良い集塵容器4となり、粗塵室28に堆積した塵埃は、手で汚すことがなくなる。 【0033】 このことより、一次フィルター38の剥離性が高い分だけ使用者が一次フィルター38より塵埃を取り除く作業が容易となり、メンテナンス性も向上させることができる。 【0034】 また、図3において、粗塵室28上部に具備された、押し出し板40及び、フィルター39に細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングさせることより、フィルター39の目詰りによる風量低下を抑制すると同時に、フィルター39の表面の凹凸が少なくなり、すべり効果が向上しフィルター39に付着しようとしている塵埃は、容易に剥離され塵埃の剥離性の良い集塵容器4が構成される。 【0035】 さらに、図3において、フィルターユニット25の、二次フィルター43に細かい粒子状のチタンを含浸またはコーティングさせることより、二次フィルター43の表面が硬くなり耐久性が向上すると同時に、表面の凹凸がなくなり、塵埃のすべり効果が向上し二次フィルター43に付着しようとしている塵埃は、容易に剥離され塵離れが向上する。 【0036】 また、二次フィルター43の少なくとも吸気上流側47に、細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングさせることより、吸引風からの細塵が吸着し塵埃がたまりやすい箇所に、塵埃の剥離性の良い二次フィルター43となる為、塵埃の除去が容易となる。 【0037】 さらに、片側のみの細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングとなる為、廉価にさせることが可能となる。 【0038】 また、図3において、粗塵室28は、全周(4側壁)の開口37以外に、細かい粒子状のチタンを含浸/またはコーティングさせることより、粗塵室28は、全周(4側壁)の表面が硬くなり耐久性が向上すると同時に、表面の凹凸がなくなり、粗塵室28内に溜まった塵埃を掻きだす操作が容易となり、塵埃の塵離れが向上する。 【産業上の利用可能性】 【0039】 以上のように、本発明にかかる電気掃除機の集塵容器は、集塵容器に形成された粗塵室に堆積した塵埃を手を汚すことなく容易に確実に排出する事ができるものであり、着脱自在の集塵容器を有する家庭用、業務用電気掃除機として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0040】 【図1】本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 【図2】同電気掃除機の断面図 【図3】同集塵容器の断面図 【図4】同集塵容器のダストボックス本体とフィルターユニットを示した斜視図 【図5】同集塵容器の部分断面斜視図 【図6】同集塵容器の斜視図(蓋が開いた状態) 【符号の説明】 【0041】 2 電動送風機 4 集塵容器 28 粗塵室 30 開口部 31 蓋体 38 一次フィルター 40 押し出し板 43 二次フィルター 47 吸気上流側
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月20日(2006.7.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−23021(P2008−23021A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−197910(P2006−197910) |
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