| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥島 雅史
|
| 【要約】 |
【課題】集塵ボックスのフィルターに蓄積された塵埃を除去する操作をし易くし、使用性を向上させる。
【構成】集塵ボックス8を、吸入口2に挿入されるホース103と連通する為の連通穴9と、電動送風機107の吸引口に対向して設けられた開口部を有する本体部10と、開口部を覆い吸引された空気の塵埃を除去するフィルター13を備えた蓋体14と、フィルター13の下流面側で摺動することでフィルター13に振動を与える振動発生部25を有したレバー体21とで構成し、集塵ボックス8の底部には、床面に置いた状態でフィルター13の下流面側が略垂直となる保持部A26と、フィルター13の下流面側が斜め上方を向く位置で集塵ボックス8を保持できる保持部Bを構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体前部に設けた吸入口と、前記吸入口の後部に位置し集塵ボックスを収納する集塵ボックス収納部と、前記集塵ボックス収納部の後部に配置された電動送風機を備えた電気掃除機において、前記集塵ボックスは、前記吸入口に挿入されるホースと連通する為の連通穴と、前記電動送風機の吸引口に対向して設けられた開口部を有する本体部と、前記開口部を覆い吸引された空気の塵埃を除去するフィルターを備えた蓋体と、前記フィルターの下流面側で摺動することで前記フィルターに振動を与える振動発生部を有したレバー体とを備え、前記集塵ボックスの底部には、床面に置いた状態で前記フィルターの下流面側が略垂直となる保持部Aと、前記フィルターの下流面側が斜め上方を向く位置で集塵ボックスを保持できる保持部Bを構成した電気掃除機。 【請求項2】 フィルターの下流面側が床面に対して5°から30°にて保持できるように保持部Bを構成した請求項1記載の電気掃除機。 【請求項3】 フィルターの上流側にメッシュもしくは多孔質に形成された薄板を構成したことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。 【請求項4】 メッシュもしくは多孔質に形成された薄板を保持する保持体と、フィルターを保持する蓋体を共に集塵ボックスの本体部に同軸上で回動自在に係止したことを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電気掃除機に関し、特に電気掃除機の集塵ボックスに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の電気掃除機の集塵ボックスは、本体部と荒ごみを捕集する略平面のネットフィルターと、その下流に細塵を捕集するフィルターを形成したものであった(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特公昭61−49968号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、前記従来の構成は、プリーツ状のフィルターの谷部分に塵埃が蓄積されたものを、レバー体にてフィルターに振動を与えて塵埃を除去するもので、塵埃を除去するレバー体はフィルターの下流面に保持されており、レバー体を摺動させる際には集塵ボックスを床面に置いて集塵ボックスを押さえた状態で、レバー体を動作させる必要があるが、集塵ボックスの底面がフィルター面に対して直角な面で構成されているために、集塵ボックスを床面に置くとフィルターの下流面側が床面に対して、垂直の状態となりレバー体を操作し難いものであった。また、使用者がフィルターの下流面側が斜め上方を向くように集塵ボックスを傾けて操作しようとしても、集塵ボックスが不安定でレバー体の操作がし辛い。あるいは、集塵ボックス内に塵埃が蓄積された状態で斜めに向けられた場合に集塵ボックスの連通穴が斜め下を向き過ぎて塵埃が集塵ボックスの外に出てしまうといった課題があった。 【0004】 本発明は上記課題を解決するもので、フィルターに蓄積された塵埃を除去するための、レバー体の操作性を向上し、使い勝手を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、本体前部に設けた吸入口と、前記吸入口の後部に位置し集塵ボックスを収納する集塵ボックス収納部と、前記集塵ボックス収納部の後部に配置された電動送風機を備えた電気掃除機において、前記集塵ボックスは、前記吸入口に挿入されるホースと連通する為の連通穴と、前記電動送風機の吸引口に対向して設けられた開口部を有する本体部と、前記開口部を覆い吸引された空気の塵埃を除去するフィルターを備えた蓋体と、前記フィルターの下流面側で摺動することで前記フィルターに振動を与える振動発生部を有したレバー体とを備え、前記集塵ボックスの底部には、床面に置いた状態で前記フィルターの下流面側が略垂直となる保持部Aと、前記フィルターの下流面側が斜め上方を向く位置で集塵ボックスを保持できる保持部Bを構成したことを特徴とするものである。 【0006】 これにより普通に床面に集塵ボックスを置いた際には保持部Aによりフィルターの下流面側は略垂直になるので、集塵ボックスが傾かないために連通穴より本体内に蓄積された塵埃がこぼれることがない。かつ、プリーツ状のフィルターに蓄積された塵埃をレバー体の振動により除去するためにレバー体を摺動する際には、集塵ボックスに設けた保持部Bにより、フィルターの下流面側が上方を向くように固定できるためレバー体の操作を容易に行えるものである。このように操作をする際には集塵ボックスを傾けて固定できるものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、フィルターに蓄積された塵埃をレバー体の振動にて除去する操作が容易に行える集塵ボックスを有した電気掃除機を提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 第1の発明は、本体前部に設けた吸入口と、前記吸入口の後部に位置し集塵ボックスを収納する集塵ボックス収納部と、前記集塵ボックス収納部の後部に配置された電動送風機を備えた電気掃除機において、前記集塵ボックスは、前記吸入口に挿入されるホースと連通する為の連通穴と前記電動送風機の吸引口に対向して設けられた開口部を有する本体部と、前記開口部を覆い吸引された空気の塵埃を除去するフィルターを備えた蓋体と、前記フィルターの下流面側で摺動することでフィルターに振動を与える振動発生部を有したレバー体とを備え、前記集塵ボックスの底部には、床面に置いた状態で前記フィルターの下流面側が略垂直となる保持部Aと、前記フィルターの下流面側が斜め上方を向く位置で集塵ボックスを保持できる保持部Bを構成したことにより、普通に床面に集塵ボックスを置いた際にはフィルターの下流面側は略垂直となり、集塵ボックスが傾かないために連通穴より本体内に蓄積された塵埃がこぼれることがない。かつ、プリーツ状のフィルターに蓄積された塵埃をレバー体の振動により除去するためにレバー体を摺動する際には、集塵ボックスに設けた保持部により、フィルターの下流面側が上方を向くように固定できるためレバー体の操作を容易に行えるものである。このように操作をする際には集塵ボックスを傾けて固定できるものである。 【0009】 第2の発明は、フィルター下流面側が床面に対して5°から30°にて保持できるように保持部Bを構成したものであり前記第1の発明と同様の効果が期待できる。 【0010】 第3の発明は、フィルターの上流側にメッシュもしくは多孔質に形成された薄板を構成したことを特徴とするもので、第1または第2の発明と同様の効果が期待できる。 【0011】 第4の発明は、メッシュもしくは多孔質に形成された薄板を保持する保持体と、フィルターを保持する蓋体を共に集塵ボックスの本体部に同軸上で回動自在に係止したことを特徴とするもので、集塵ボックスに溜まった塵埃を廃棄する際に、保持体と蓋体が同軸で回動するので干渉すること無しにスムーズに回動することができる。 【0012】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0013】 (実施の形態1) 本発明の第1の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。 【0014】 図1に示すように、電気掃除機101は、掃除機本体1と、掃除機本体1の前方に設けた吸入口2に接続されるホース103と、ホース103の先端に設けられた接続パイプ104と、接続パイプ104に接続される延長管105と、延長管105の先端に設けられ塵埃を吸引する開口部(図示せず)を有する吸込具106からなり、掃除機本体1には、塵埃を吸引するための電動送風機107と塵埃を集塵する集塵ボックス8が内蔵されている。 【0015】 図2は、掃除機本体1の要部断面図、図3は図2のA矢視図であり、図に示すように、掃除機本体1は前方に吸入口2を有する集塵ボックス収納部3と後方に電動送風機107を有する電動送風機室(図示しない)を具備し、吸入口2には掃除機本体1とホース103のエアータイト用のパッキンA4を具備している。また、集塵ボックス収納部3上方は開放状態となっており、開放部上端全周にパッキンB5を有している。6は掃除機本体にその後方部を支点として回動自在に設けた集塵ボックス収納部蓋体で、集塵ボックス収納部3の上方開口部を覆うものである。この集塵ボックス収納部蓋体6は、パッキンB5と平面が略同形状で集塵ボックス収納部蓋体6が閉状態となった時パッキンB5と圧接しエアータイトを行うタイトリブ7を有している。集塵ボックス収納部3内には、集塵ボックス8が収納されている。集塵ボックス8は前方に連通穴9が設けられ、後方が開口されている本体部10と本体部10の後方の開口部を覆うように、メッシュもしくは多孔質に形成された薄板11を形成した保持体12と、その下流にプリーツ加工されたフィルター13を形成する蓋体14が本体部10に形成されている。 【0016】 また、図3に示すように保持体12の回動軸部12aと蓋体14の回動軸部14aは本体部10の軸部15に同心軸にて係止されている。さらに、保持体12、蓋体14は蓋体14の系止部16に本体部10の爪17が引っ掛ることで本体部10に固定され使用時の形態となる。このとき、保持体12の外周前後に形成された、タイトパッキンA18により、本体部10と蓋体14とがエアータイトされる構成となっている。集塵ボックス8と集塵ボックス収納部3とのエアータイトは前方をパッキンA4と本体部10、後方を蓋体14と蓋体集塵ボックス収納部3の壁に形成されたタイトパッキンB19によりタイトされたものである。なお、タイトパッキンA18と、タイトパッキンB19、パッキンA4はタイト構成として使用される部品でありそれぞれのパッキンが当接するいずれかの部品に構成されてもタイト構成できる。 【0017】 次に、本体部10には、集塵ボックス8を床面に置いた際に、フィルター13の下流側面が床面と略垂直となる保持部A26と、集塵ボックス8を床面に置いた際に、フィルター13の下流側面が斜め上方を向くように角度を設けた保持部B20が形成されている。 【0018】 さらに、図4に示すように、プリーツ状に形成されたフィルター13の下流面側には、蓋体14と保持部材22にて摺動可能に保持されたレバー体21を備えており、レバー体21には振動発生部25を有している。 【0019】 以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。 【0020】 図2に示すように、電動送風機107の吸引風により、塵埃は、吸入口2、連通穴9を通過し集塵ボックス8の本体部10に到達する。その後、保持体12に形成されたメッシュもしくは多孔質に形成された薄板11により塵埃の粗ごみ23が捕集される。メッシュもしくは多孔質に形成された薄板11を細塵と空気は通過し、次に蓋体14のプリーツ加工されたフィルター13により細塵24が捕集され、空気のみが電動送風機室を経て掃除機本体1外に排出される。次に図4に示すように、フィルター13に蓄積された細塵24はレバー体21を摺動させることで、レバー体21の振動発生部25によりフィルター13に振動を与えフィルター13に蓄積され細塵24を除去するものである。この動作を行う際、図5に示すように本体部10に設けた保持部B20によりフィルター13の下流面側が斜め上方で5°から30°の角度となるように集塵ボックスを床面に固定できるものである。 【0021】 従って、集塵ボックス8が傾いた状態で床面に固定できるためレバー体21も斜め上方を向き使い勝ってがよいものとなる。また、集塵ボックス8を傾けることで、本体部10の連通穴9の開放部が斜め下方を向いてしまうが集塵ボックスを保持部B20にて確実に固定できるために、必要以上に傾くことが無く、塵埃が外にこぼれることがないものである。 【産業上の利用可能性】 【0022】 以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、使用者がフィルターに蓄積された塵埃を除去する動作をし易く、使用性を向上し、特に家庭、業務用等の電気掃除機に有用である。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視図 【図2】本発明の実施の形態1における電気掃除機の要部断面図 【図3】図2における集塵ボックスのA矢視図 【図4】図2における集塵ボックスのB−B断面図 【図5】本発明の実施の形態1における集塵ボックスの要部断面図 【符号の説明】 【0024】 3 集塵ボックス収納部 8 集塵ボックス 9 連通穴 10 本体部 12 保持体 13 フィルター 14 蓋体 20 保持部B 21 レバー体 22 保持部材 24 細塵 25 振動発生部 26 保持部A
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年7月14日(2006.7.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
|
| 【公開番号】 |
特開2008−18133(P2008−18133A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−193829(P2006−193829) |
|