トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 コアレスロールを有する糸くず除去装置
【発明者】 【氏名】コックス,シェリア エフ.

【氏名】ウッド,トーマス エル.

【要約】 【課題】テープの全てをロール状態で使用でき、テープが使用後のみにロールから除去されて廃棄される、ライナレスコアレステープロールを有する糸くず除去装置を提供する。

【構成】糸くず除去装置は、ハンドル部分32およびテープ受容部分34を備えるアプリケータ30と、アプリケータ30のテープ受容部分34に取り付けられるライナレスコアレステープロールとを備える。アプリケータ30のテープ受容部分34は、円筒状のテープ受容面46と、ハンドル部分32に隣接してテープ受容面46から半径方向に延出する内側リップ48と、自由端部42に隣接してテープ受容面46から半径方向に延出する外側リップ50と、テープ受容面46と外側リップ50との間に形成されるノッチ56とを備える。テープ受容部分34に取り付けたテープロールを外側リップ50に向けて押し付けたときに、テープロールがノッチ56内に曲がるようになっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドル部分(32)およびテープ受容部分(34)を備え、該ハンドル部分(32)が自由端部(36)および接続端部(38)を有し、該テープ受容部分(34)が自由端部(42)および接続端部(44)を有し、該ハンドル部分の該接続端部(38)が該テープ受容部分の該接続端部(44)に接続されてなるアプリケータ(30)と、
前記アプリケータ(30)の前記テープ受容部分(34)に取り付けられ、第1面(18)および第2面(20)を有する基材層(14)、並びに該基材層(14)の該第1面(18)上に形成される接着剤層(16)を備えるテープ(12)のライナレスコアレスロール(10)とを具備する、糸くず除去装置において、
前記アプリケータ(30)の前記テープ受容部分(34)は、円筒状のテープ受容面(46)と、前記ハンドル部分(32)に隣接して該テープ受容面(46)から半径方向に延出する内側リップ(48)と、前記自由端部(42)に隣接して該テープ受容面(46)から半径方向に延出する外側リップ(50)と、該テープ受容面(46)と該外側リップ(50)との間に形成されるノッチ(56)とを具備し、該テープ受容部分(34)に取り付けた前記ライナレスコアレスロール(10)を該外側リップ(50)に向けて押し付けたときに、該ライナレスコアレスロール(10)を該ノッチ(56)内に曲げさせるようになっていること、
を特徴とする糸くず除去装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コアレスロールを有する糸くず除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テープの大抵のロールは、その意図する目的のためにテープを使用する前に、最初に任意長さのテープをロールから取り出すことによって使用される。ロール上に支持されている状態でのテープの1つの使用用途は、糸くずの除去である。糸くず除去テープは、糸くずおよび他の小さな粒子を、衣類などの織地から除去するために使用される。糸くず除去テープは、個々に包装されるか或いはロールまたはパッドから取り出される個別のシートの状態で使用できる。糸くず除去テープは、テープがロール上にあるロール形状でも使用できる。このテープは、使用後にのみロールから除去されて廃棄される。
【0003】
ロール形式では、糸くず除去テープは、典型的に、使用のためにテープの接着側を外側にしてコア上に巻かれる。糸くず除去テープのロールは、ハンドル部分とテープ受容部分とから典型的に形成されるアプリケータに設置される。ロールは、アプリケータのテープ受容部分に配置される。特許文献1および特許文献2に記載のものなどの、様々な糸くず除去テープロールが知られている。
【0004】
テープのコアレスロールおよびその製造方法が知られている。例えば、特許文献3および特許文献4がコアレステープロールを開示する。但し、形成されたこれらのテープロールには、ライナが設けられ、このライナがコアの機能を果たす。
【0005】
特許文献5は、他のライナ付きコアレステープロールを開示する。このロールを使用するために、テープの最も内側部分は使用できず、廃棄するしかない。
【0006】
特許文献6は、コアを用いずに薄膜紙をロール状に巻く方法を開示する。但し、そのような薄膜紙のコアレスロールがどのように使用されるかについて、何も示唆されていない。このロールは、接着剤または同等の物質も用いない。
【0007】
【特許文献1】米国特許第5027465号明細書
【特許文献2】米国特許第5388300号明細書
【特許文献3】米国特許第3770542号明細書
【特許文献4】米国特許第3899075号明細書
【特許文献5】米国特許第4297403号明細書
【特許文献6】米国特許第3823887号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記した公知のコアレスロールは、一般に、その意図する目的のためにテープを使用する前に、ロールからテープの一部を取り出すことによって使用される。テープがテープ上にある状態で使用され、テープが使用後にのみロールから除去されて廃棄されるコアレステープロールは、まだ知られていない。テープの全てを使用でき、テープがロールの状態で使用され、テープが使用後のみにロールから除去されて廃棄されるような、テープのライナレスコアレスロールを有する糸くず除去装置が、要求されている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、ハンドル部分およびテープ受容部分を備え、ハンドル部分が自由端部および接続端部を有し、テープ受容部分が自由端部および接続端部を有し、ハンドル部分の接続端部がテープ受容部分の接続端部に接続されてなるアプリケータと、アプリケータのテープ受容部分に取り付けられ、第1面および第2面を有する基材層、並びに基材層の第1面上に形成される接着剤層を備えるテープのライナレスコアレスロールとを具備する、糸くず除去装置において、アプリケータのテープ受容部分は、円筒状のテープ受容面と、ハンドル部分に隣接してテープ受容面から半径方向に延出する内側リップと、自由端部に隣接してテープ受容面から半径方向に延出する外側リップと、テープ受容面と外側リップとの間に形成されるノッチとを具備し、テープ受容部分に取り付けたライナレスコアレスロールを外側リップに向けて押し付けたときに、ライナレスコアレスロールをノッチ内に曲げさせるようになっていること、を特徴とする糸くず除去装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、テープの全てを使用でき、テープがロールの状態で使用され、テープが使用後のみにロールから除去されて廃棄されるような、テープのライナレスコアレスロールを有する糸くず除去装置が、提供される。テープ受容部分に取り付けたライナレスコアレスロールを外側リップに向けて押し付けたときに、ライナレスコアレスロールは、ノッチ内に曲がることで、テープ受容面に保持される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1〜図3は、糸くず除去テープ12のライナレスコアレスロール10を示す。テープそれ自体は、少なくとも2つの層、すなわち基材層14および接着剤層16から形成され、任意の周知材料から製造できる。基材層14は、第1面18と第2面20とを有し、例えば、紙またはプラスチックフィルムから製造できる。適切な紙裏地は、飽和フラットストックおよびクレープを含む。適切なプラスチックフィルム裏地は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレンとポリエチレンとの共重合体、ポリエステルおよびビニルアセテートを含む。ポリプロピレンは、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)または同時二軸延伸ポリプロピレン(SBOPP)であってもよい。裏地材料は、堆肥化可能または減成可能であり、彩色化でき、印刷でき、異なる表面質感またはエンボスされたものであってもよい。
【0012】
図3に示されるように、接着剤層16は、基材層14の第1面18上に形成される。接着剤層16は、基材層14の第1面18の全体に形成されるか、或いは、基材層14の片側または両側の縁に沿っては塗布されない。或いはまた、基材層14の両側の縁に、接着剤を塗布した後に、例えばワックス、ラッカー、インクなどを用いて粘着防止加工を施すこともできる。
【0013】
接着剤は、ホットメルト塗布配合物、転写式塗布配合物、溶剤塗布配合物およびラテックス配合物を含むことができる。本発明による糸くず除去テープ12の作製に有用な接着剤は、感圧接着剤の全てを含む。感圧接着剤は、通常は室温で粘着性を有し、多くとも、軽い指圧の適用で表面に接着される。本発明で有用な接着剤の例は、ポリアクリレート;ポリビニルエーテル;天然ゴム、ポリイソプレンおよびポリイソブチレンなどのジエン含有ゴム;ポリクロロプレン;ブチルゴム;ブタジエン−アクリロニトリル重合体;熱可塑性エラストマ;スチレン−イソプレンおよびスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン重合体およびスチレン−ブタジエン重合体などのブロック共重合体;ポリ−アルファ−オレフィン;アモルファスポリオレフィン;シリコーン;エチレンビニルアセテート、エチルアクリレートおよびエチルメタクリレートなどのエチレン含有共重合体;ポリウレタン;ポリアミド;エポキシ;ポリビニルピロリドンおよびビニルピロリドン共重合体;ポリエステル;並びにこれら材料の混合物を含む、一般的組成物を基材とするものである。さらに、これらの接着剤は、粘着付与材剤、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、安定剤、顔料、拡散粒子、硬化剤および溶剤などの添加剤を含有できる。
【0014】
有用な感圧接着剤の概要は、Encyclopedia of Polymer Science and Engineering, Vol. 13, Wiley-Interscience Publishers (New York, 1988)に見られる。有用な感圧接着剤の追加的説明は、Encyclopedia of Polymer Science and Technology, Vol. 1, Interscience Publishers (New York, 1964)に見られる。
【0015】
テープ12は、テープそれ自体のみの上に巻くことによって、その接着剤層16を外側に向けた複数巻きのロール10に形成される。テープロールに対する支持体となってテープロールに剛性および強度を提供するコアやライナなどの、いかなる支持材料も不要である。図示実施形態では、何も使用されていない。
【0016】
糸くず除去テープのロール10は、典型的にハンドル部分32とテープ受容部分34とから形成されるアプリケータ30(図4〜図6参照)にロール10を設置することによって使用できる。この場合、ロール10は、テープ受容部分34に配置される。
【0017】
ロール10を形成する際に、テープ12は、支持材料を不必要にするほど十分に堅くて自立するものである。最後の巻きを含むロール10の全体を、いかなるテープも無駄にせずに、糸くず除去の目的のために完全に使用できる。テープの最後の巻きは、アプリケータ30のテープ受容部分34に直に接触するので、テープの最後の巻きを完全に使用できる。最後の巻きは、一般に、少なくとも1つの軸線に沿ってテープ受容部分34と接触するが、円周に沿ってテープ受容部分と接触する必要はない。テープの最後の巻きが除去されると、アプリケータ30は他のテープロール10で補充される。本発明に関連するテープロールを用いると、テープがアプリケータ30に接着してアプリケータ30の動作を妨げたりテープを無駄にしたりする危険性がない。新しいテープロールで補充する前に除去する必要のあるコアも、存在しない。
【0018】
テープのコアレスロール10は、さらに第3の層を有することができる。第3層として、低接着力裏面(LAB)層24は、使用後に廃棄されるべきテープの外側の巻きを、ロール10から除去し易くするために、基材層14の第2面20上に形成できる。適切なLAB層は、シリコーン、フッ素化合物、アクリレートおよびポリビニルアセテートを含む。基材層14への接着剤層16の接着力を増すために、プライマーなどの多数の他の層を、テープに追加できる。印刷素材を、接着剤の下の基材層の第1面に、或いは任意のLAB層24の下または上の基材層の第2面に、配置することもできる。この印刷素材は、広告、説明または他の情報を含むことができる。またテープは、脱臭剤、芳香剤、静電気防止剤および被包性洗浄剤を含有してもよい。基材層14は、火炎処理、コロナ処理および粗面加工などによって、改変されてもよい。
【0019】
テープの他の選択的特徴として、使用後に廃棄されるべきテープの外側の巻きをロール10から除去するのを容易にするために、図2に示すように、穿孔26を設けることもできる。これらの穿孔26は、テープ12がロール10の形態に巻かれる前に、またはロール10が形成された後に、設けることができる。連続した巻きに対し、これらの穿孔26は、ロール10上の同じまたは異なる円周位置に設けることができる。或いは、テープ12がロール10に形成された後に、完全なカット(図示せず)をロール全体に形成して、離散シートを形成することでテープの外側の巻きの除去を容易にするようにしてもよい。この完全カットは、縁部を除いてロールを横切るように、または最も内側の巻きを除くロール全体に渡って、形成できる。
【0020】
無駄の低減に加えて、本発明に係るコアレスの特徴は、性能上の利点をも提供する。コア、ライナ等の裏地支持材料を無くすことによって、ロールをさらに圧縮し易くなる(圧縮するのに何の堅い支持体をも有さない)。このロールは、糸くずを除去するための接触面を使用中に生成できる程度に十分に圧縮可能である。これにより、糸くずを除去して受け取るための大面積が、テープ上に形成される。この圧縮性は、テープがアプリケータで使用される場合にも、十分なものである。
【0021】
本発明に関連するテープロールの製造に際し、10cm(4in)幅テープのマスターロールは、型押ポリプロピレン裏地、一方の面に塗布される低接着力裏面(LAB)、および約0.62cm(0.25in)幅の未塗布縁部を残して他方の面に塗布されるホットメルト塗布式接着剤を有する。マスターロールは、従来の方法で巻かれて形成される。次いでマスターロールは、接着面を外側にして再び巻かれ、任意で穿孔が設けられる。この工程中に、真空がテープをマンドレル上に引き寄せて所定位置に保持し、それとともに適切な長さのテープが接着面を外側にして巻かれて、正規の長さのコアレスロールに変換される。タレットが、巻き終わったテープを割出す。タレットが回転すると、元のマンドレル上の真空は停止されてコアレステープロールが提供される。第2のマンドレルが所定位置に移動し、真空が接続され、上記工程が反復される。連続動作を容易にするために、必要な場合には、追加のマンドレルが使用されることもある。
【0022】
本発明は、テープ12のコアレスロール10とアプリケータ30とを備えた糸くず除去装置に関する。図4〜図6に示すように、アプリケータ30は、ハンドル部分32およびテープ受容部分34を含む。ブロー成形、射出成形等の製造法により、製造が簡単で且つ低コストの一体構造が可能となる。ハンドル部分32は、任意の形状を有することができ、人間工学的に手に馴染むような形状にもできる。ハンドル部分32は、自由端部36および接続端部38を有する。自由端部36は、アプリケータ30を収納用のフックに掛けることができるように、開口部40を有することができる。
【0023】
テープ受容部分34も、自由端部42および接続端部44を有する。ハンドル部分32の接続端部38は、テープ受容部分34の接続端部44に接続される。テープ受容部分34はさらに、円筒状テープ受容面46と、接続端部44に隣接した内側リップ48と、自由端部42に隣接した外側リップ50とを有する。両リップ48、50はいずれも、テープ受容面46を半径方向へ越えて延びる。外側リップ50は、テープ受容部分34の自由端部42に向いた側にテーパ部分52を有する。外側リップ50は、ハンドル部分32に向いた側54で、テープ受容面46に直交することができる。テープロール10は、外側リップ50を越えてテープ受容面46上に移動した後に、テープ受容面46の適所に係止され、その状態で、外側リップ50を再び越えるように摺動させて外すことができないようになっている。
【0024】
テープロール10はコアレスであり、引き伸ばすことができるので、僅かに寸法が大きく且つテーパ状に形成された(任意で圧縮可能かつ可撓性を有することもできる)外側リップ50を越えるように拡張できる。ロール10を適所に置いた後に、テープは本来の寸法に復元し、テープロール10を据え付けできるように僅かに寸法を大きくしてあるテープ受容面46の凹所部分(内側リップ48と外側リップ50との間)に収まる。内側および外側リップ48、50は、テープロール10が全ロールを使い切る(または外側リップ50を圧縮する)こと以外ではテープ受容部分34から取り除かれないよう、テープロール10を適所に保持するためのノッチ56を、内側に有することができる。ノッチ56は、テープロール10が外側リップ50を越えて上方に曲がることを防止するように作用する。ノッチ56は、テープロール10を外側リップ50に向けて押し付けたときに、テープロール10をノッチ内に曲げさせるように作用することで、テープ12をテープ受容面46の凹所部分に保持する。ファイバコアを有する典型的なロールは、その非可撓性のために、本発明の糸くず除去装置に適用できない。
【0025】
アプリケータ30は、圧縮可能なコアを有する場合にのみコア付きテープロールと共に使用できる。但し、圧縮可能なコアは、テープを使い切った後にもテープ受容部分34上に残ることとなる。その場合、アプリケータは、コアが切り離されない限り再使用できない。本発明のようにコアレステープと組合せることで、より容易な再使用が可能となる。
【0026】
本発明は、上記以外の様々な変更および修正を施すことができる。例えば、テープは、糸くず除去以外の目的にも使用可能である。テープ受容面は、円筒状でなくてもよく、例えば、縁同士が合致する複数の平面または湾曲面から形成でき、それによりテープロールを所定位置に保持し易くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に関連するテープロールの斜視図である。
【図2】図1のロールを形成するテープの一部の平面図である。
【図3】図2のテープの側面図である。
【図4】本発明に関連するアプリケータの斜視図である。
【図5】図4のアプリケータの側面図である。
【図6】アプリケータに装着されたテープロールを有する本発明に係る糸くず除去装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0028】
10 コアレスロール
30 アプリケータ
32 ハンドル部分
34 テープ受容部分
46 テープ受容面
48 内側リップ
50 外側リップ
52 テーパ部分
56 ノッチ
【出願人】 【識別番号】590000422
【氏名又は名称】スリーエム カンパニー
【出願日】 平成19年8月22日(2007.8.22)
【代理人】 【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤

【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一

【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎

【識別番号】100112357
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 繁樹


【公開番号】 特開2008−12325(P2008−12325A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2007−216066(P2007−216066)