| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤森 恵一
【氏名】菅野 恭一
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| 【要約】 |
【課題】集塵袋に塵埃が溜まってくると、集塵袋内を通過する空気は通気抵抗の少ない集塵袋上部に流れ、除塵しても集塵袋内面(濾過面)から振るい落とされた微細塵が再度巻き上げられ、集塵袋上部が目詰まりし、除塵効果が低下する問題があった。
【構成】集塵袋の内面に付着した塵埃を除塵する除塵手段と、該除塵手段を駆動する駆動手段とを設け、集塵袋の除塵を行う除塵手段を、集塵袋の後方に配置された第一除塵体と、集塵袋の上方に配置された第二除塵体と、集塵袋の下方に配置された第三の除塵体より構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機及び集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に配置される集塵袋と、該集塵袋の内面に付着した塵埃を除塵する除塵手段と、該除塵手段を駆動する駆動手段とを設けた電気掃除機において、 前記除塵手段は、前記集塵袋の後方に配置された第一除塵体と、前記集塵袋の上方に配置された第二除塵体と、前記集塵袋の下方に配置された第三除塵体より構成されていることを特徴とする電気掃除機。 【請求項2】 請求項1において、 前記第一除塵体は縦方向に延びるように配置され、第二及び第三除塵体は横後方に延びるように配置されていることを特徴とする電気掃除機。 【請求項3】 請求項2において、 前記第一除塵体の下部と前記第三除塵体の後部は回動自在に連結されていることを特徴とする電気掃除機。 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、 前記集塵室を覆う開閉自在な集塵蓋を設け、前記第二除塵体は前記集塵蓋に設けられていることを特徴とする電気掃除機。 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかにおいて、 前記駆動手段は、電動機若しくはコードリールとしたことを特徴とする電気掃除機。 【請求項6】 請求項1乃至4の何れかにおいて、 前記駆動手段からの動力を分岐する動力分岐機構を備え、該動力分岐機構は前記第二除塵体に動力を伝達することを特徴とする電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は集塵袋に付着する塵埃を除塵する機能を備えた電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 集塵袋を用いた電気掃除機では、集塵した塵によって集塵袋内が満杯になったとき、集塵袋を集塵室から取り外し、新しい集塵袋と交換する。これにより、吸引力が回復し再び強い吸引力で掃除をすることができる。集塵室から取り外した集塵袋は、ゴミとして廃棄される。集塵袋を用いた電気掃除機は、ゴミを廃棄するときでもゴミが飛び散ることがなく、また新しい集塵袋と取り替えることで吸引力が回復するので、取り扱いが便利である。 【0003】 しかし、集塵した塵によって集塵袋内に塵埃が蓄積してくると、集塵袋が満杯になる前から序々に目詰まりを起こし通気抵抗が増加することから、次第に吸引力が低下してくる。このため、所定の時期に集塵袋に振動を与えて濾過面に付着した微細塵を集塵袋内底面に振るい落とすことで除塵を行い目詰まり防止を行う除塵機構を設けることが提案されている。 【0004】 除塵機構は集塵袋外周面に作用する除塵体を振動させることによって該集塵袋内面(濾過面)に付着した塵を振るい落とす構成であり、除塵体を振動させる駆動機構としては電磁振動で振動させる構成の電磁式駆動構成や、電源コード巻取りに用いるコードリールの回転をギアで伝達して振動させる構成のコードリール式駆動機構が提案されている。このような機構を採用した電気掃除機は例えば特許文献1及び2に記載のようなものがある。 【0005】 【特許文献1】特開平5−192278号公報 【特許文献2】特開2004−174268号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記従来の構成では集塵袋に塵埃が溜まってくると、集塵袋内を通過する空気は通気抵抗の少ない集塵袋上部に流れ、除塵しても集塵袋内面(濾過面)から振るい落とされた微細塵が再度巻き上げられ、集塵袋上部が目詰まりし、除塵効果が低下する問題があった。 【0007】 また、集塵袋下部は掃除機本体の底部に接しているので、通気抵抗が多くほとんど空気が流れないので、濾過面を有効に活用できないといった欠点があった。 【0008】 本発明の目的は、上記課題を解決し、集塵袋の内面に付着した塵埃を効率よく除塵することのできる電気掃除機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、電動送風機及び集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に配置される集塵袋と、該集塵袋の内面に付着した塵埃を除塵する除塵手段と、該除塵手段を駆動する駆動手段とを設けた電気掃除機において、前記除塵手段は、前記集塵袋の後方に配置された第一除塵体と、前記集塵袋の上方に配置された第二除塵体と、前記集塵袋の下方に配置された第三の除塵体より構成されていることにある。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、集塵袋を除塵手段にて後方、下方、上方を振動させているので、除塵を効率よく行うことができ、集塵袋にゴミが溜まっても吸引力を持続することができる。 【0011】 また、従来に比べ、集塵袋の使用時間を向上することができ、集塵袋の交換回数を少なくでき、メンテナンス性が向上する。 【0012】 また、集塵袋の下部にも除塵手段を配置しているので、集塵袋下方の通気路確保することができ、集塵性能が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。 【実施例1】 【0014】 図1は本発明の一実施例に係る掃除機本体1の外観斜視図、図2は図1において集塵蓋5を開いた状態を示す外観斜視図、図3は掃除機本体1の縦断面図である。 【0015】 掃除機本体1には、後部に走行用の車輪2が設けられている。掃除機本体1の内部には、上面に向かって開口した開口部が形成された集塵室3と、吸引力を発生させる電動送風機8が収容されている。4はホース(図示せず)が接続され、集塵室3と連通するホース差込口である。集塵室3には、紙、布、不織布等で構成された集塵袋7が取り外し自在に設けられている。 【0016】 5は掃除機本体1の上方に回動自在に支持され、集塵室3の開口部を開閉自在に覆う集塵蓋である。集塵蓋5の内側(集塵室3側)には後述する上部横置除塵体(第二除塵体)6が保持され、該上部横置除体6の支軸81が集塵蓋5の82に回動自在に取り付けられる。 【0017】 掃除機本体1は、集塵室3の後側に後部室を有する。この後部室は、電動送風機8、コードリール9を内置する。 【0018】 電動送風機8は、送風部(ファン)と電動機を有する。送風部が前側、電動機が後側になるように置かれる。電動送風機8とコードリール9とは、掃除機の進行方向に対し左右に並ぶように置かれる。電動送風機8には、コードリール9を介して電力が供給される。 【0019】 次に除塵関連に関して説明する。 【0020】 集塵袋7の除塵は、除塵手段で行なわれる。除塵手段は、除塵部材10とコードリール9に駆動され、かつ前記除塵部材10に振動動作を起こさせる除塵回転体12と動力分岐機構25を有する。 【0021】 除塵部材10は集塵室3に備えられ、集塵室3に置かれる集塵袋7は、除塵部材10で、振動させられて内部に付着する塵埃が振るい落とされる。 【0022】 除塵駆動伝達ユニット11(図4)は、掃除機本体1の内底部に備えられる。除塵駆動伝達ユニット11は、除塵回転体12と、伝達歯車13を有する。図8に示すように、この伝達歯車13は、コードリール9の駆動歯車14に噛み合う。 【0023】 動力分岐機構25は集塵室3内部に備わり、前記除塵回転体12の回転力を利用し前記上部横置除塵体6へと動力を伝える。この動力分岐機構25の詳細については後述する。 【0024】 コードリール9の回転で、駆動歯車14、伝達歯車13を介して除塵駆動伝達ユニット11の除塵回転体12に回転が伝わる。除塵回転体12の回転により、除塵部材10は振動させられ、集塵袋7内の除塵が行なわれる。 【0025】 除塵部材について、図5〜図9を引用して更に詳しく述べる。 【0026】 除塵部材10は、縦置除塵体(第一除塵体)15と、下部横置除塵体(第三除塵体)16と、上部横置除塵体(第二除塵体)6と有する。縦置除塵体15の下端と、下部横置除塵体16の後端は支軸17により回動自在に結合されている。縦置除塵体15と下部横置除塵体16は、折り畳まれた0度(図○に示す状態に近い)から開かれた90度(図9に示す状態)の範囲で回動する。 【0027】 縦置除塵体15は、下端にストッパー18を有する。下部横置除塵体16が90度まで開いたところで、下部横置除塵体16はストッパー18で抑えられ、それ以上は開かない。 【0028】 なお、最大開き角度は、下部横置除塵体16が集塵室3の内底部に接触しなければ、90度以下でも90度以上でもよい。 【0029】 縦置除塵体15は、上側両端に支持軸突起19が設けられる除塵枠体部20を有する。掃除機本体1は、図3、図10に示すように、集塵室3と後部室を仕切る中間仕切壁21を有する。この中間仕切壁21は、集塵室3側に縦に走る二つの支持リブ22が間隔を隔てて設けられ、支持リブ22は、図10に示すように、上側に支持孔23を有し、前記中間仕切壁21には動力分岐機構を取り付けるための孔を有する。 【0030】 支持リブ22の支持孔23に縦置除塵体15の支持軸突起19は回動自在に嵌る。これにより、前記縦置除塵体15と前記下部横置除塵体16は、集塵室3に揺振自在に置かれる。 【0031】 支持リブ22は、図11に示すように、対向面(内側面)に支持孔23の上側から支持リブ22に向けて形成された傾斜溝24を有する。この傾斜溝24は、上側に向かって外向きに傾く。支持軸突起19も端側が傾斜面を有する。このため、支持軸突起19を傾斜溝24に沿って上から下に滑らせることにより、支持軸突起19は支持孔24に容易に嵌る。前記縦置除塵体15、前記下部横置除塵体16との取り付けが容易に行なわれる。 【0032】 動力分岐機構25について説明する。 【0033】 動力分岐機構25は集塵室内にあり、前記縦置除塵体15と、前記中間仕切壁21の間に配置され、該中間仕切壁21に設けた孔に取り付けられる。 【0034】 前記動力分岐機構25は、前記除塵駆動伝達ユニット11の除塵回転体12の突起27と、動力分岐機構25の突起28とが連結し、除塵回転体12の回転運動を介して連結部がこの場合は下へと引かれ該動力分岐機構25の付勢バネ29にて元に戻されることで往復運動を行い、該動力分岐機構25のリンク部30を介し、駆動力をこの場合は上方向へ変換し上部横置除塵体6へ動力を伝達する。 【0035】 除塵回転体12は、外周に巻装される除塵バネ31を有する。除塵バネ31は、除塵回転体12の長手方向に沿って螺旋状に巻かれ、多角形ないし外周に突き出る複数の突起を有する。除塵部材10の縦置除塵体15に備える付勢バネ26は、縦置除塵体15を後側に引く。 【0036】 集塵袋7は、図3に示すように、後側が除塵部材10の縦置除塵体15に、下側が下部横置除塵体16に、上側が上部横置除塵体6に当接する。除塵回転体12が回転することにより、縦置除塵体15かつ回動自在に結合されている下部横置除塵体16は、付勢バネ26に抗して左右に振動し、前記動力分岐機構25は除塵回転体12の突起部27からの動力を伝達しリンク30を介して上部横置除塵体6を上下に振動させる。 【0037】 集塵袋7の後側は、縦置除塵体15により前後に揺すられ、下側は下部横置除塵体16で前後に擦られるとともに上下に多少振られ、上側は上部横置除塵体6にて上下に振られる。この振動により、集塵袋7内に付着する塵埃が除塵され、集塵袋7の通気性が回復し、更なる吸塵ができる。これを繰り返すことにより、集塵袋7内が一杯になるまで吸塵できる。 【0038】 集塵室内の掃除について説明する。 【0039】 塵埃は、集塵袋7内に集塵される。しかし、集塵袋7を取り外す際、集塵袋7内に溜まった塵埃が誤って集塵室3の下部にこぼれる場合がある。この時、集塵蓋5を開いて、集塵室3から集塵袋7を外し、内底部に溜まった細塵の掃除をする。 【0040】 この際に、除塵部材10の下部横置除塵体16を図9に示すように折り畳むことにより、内底部側から下部横置除塵体16が一時的に除かれた状態になる。このため、内底部の掃除が容易に、しかも細塵を残さず、掃除できる。 【0041】 下部横置除塵体16は、図7に示すように、前後方向に延在する複数のスリット32が並ぶように設けられている。集塵袋7を抜けた気流は、スリット32を通って電動送風機8へと流れる。下部横置除塵体16のスリット32は、気流の流れを良くするためである。 【0042】 スリット32には、集塵室3の内底部に一体に設けられた案内リブ33が摺動自在に嵌る。この案内リブ33は、除塵動作の前後方向振動ではガイドとして機能する。前後方向振動と交差する方向の動きは案内リブ33により規制される。 【0043】 このため、電気掃除機本体の置かれる姿勢が横倒しになっていても案内リブ33の案内により、除塵部材10の除塵動作は作動不良を起こすことなく、円滑に行なわれる。 【0044】 また、除塵部材10は下部横置除塵体16をストッパー18で支えているので、除塵動作で下部横置除塵体16と集塵室3の内底部は擦れ合うことなく、円滑な除塵動作が行なわれる。 【0045】 除塵駆動伝達ユニット11の除塵バネ31は、縦置除塵体15の下端に当接する。この当接部は、縦置除塵体15の下端後部で支軸17の近傍に位置し、円弧形状を有する。この円弧面は、縦置除塵体15の幅範囲内に亘り形成されている。 【0046】 この円弧面の当接部に当接する除塵バネ31は多角形ないし外周に突き出る複数の突起が当接しても、円弧面により除塵回転体12の円滑な回転が維持される。これにより、除塵部材10の振動作動が良好に行なわれ、集塵袋7の除塵が効率良く行なわれる。 【0047】 図7、図14に示すように、除塵部材10の下部横置除塵体16は、前後に通じる方向から見て中央が隆起する形状を有する。このような形状に有するので、平板状のものに比べ、構造上の強度が高まり、前期集塵室3に添った形状となり、スペースを有効活用することができる。 【0048】 下部横置除塵体16は、縦置除塵体15の下端後部に支軸17で片持ち支持され、かつスリット32が形成された薄手のものである。中央が隆起する強い構造であるので、折れ曲がることなく、集塵袋7を下から支えることができる。このため、下部横置除塵体16が集塵室3の内底部に接触することも生じることなく、除塵の振動動作が良好に行なわれる。 【0049】 図10に示すように、集塵室3と後部室を仕切る中間仕切壁21は、内部流通口34を有する。内部流通口34は、電動送風機8の送風部(ファン)の吸込口に対向するように中央から片側に偏在させて設ける。 【0050】 集塵室3に流入する気流は、内部流通口34を通って電動送風機8に流れる。内部流通口34には、複数の縦格子リブ35が設けられる。 【0051】 図2に示すように、集塵室3に内置されると除塵部材10は、縦置除塵体15が内部流通口34のところに対向するように置かれる。縦置除塵体15の巾は、集塵室3の横巾(中間仕切壁21の横幅)より狭い。このため、コードリール9側に対応する中間仕切壁21のところには、縦置除塵体15は存在しない。 【0052】 下部横置除塵体16は、縦置除塵体15の横巾より広い横巾を有し、集塵室3の内底部の横幅範囲に広がる。 【0053】 集塵袋7内に吸い込まれた塵埃は、集塵袋7の後部側で内部流通口34に近いところの内側に多く付着する。この多く付着するところを積極的に除塵振動させるために縦置除塵体15の横巾を集塵室3の横巾よりも狭くした。 【0054】 集塵袋7の底側は、塵埃付着の偏りは少ないので、除塵振動が出来るだけ広い範囲に及ぶように下部横置除塵体16の横巾を縦置除塵体15よりも広くした。 【0055】 なお、縦置除塵体15と下部横置除塵体16の横幅を同じにすることも可能である。 【0056】 集塵袋7の天面は、特に巻き上げられた粉塵を含む微細塵が多く、集塵袋7の天面側の略中央に上部横置除塵体6を配置し除塵することにより、天面全体に振動が行き渡る。 【0057】 図6、図13、図16を引用して付勢バネ26の取り付けについて説明する。 【0058】 縦置除塵体15の除塵枠体部20は、一方の側面上部にバネ収容部36を有する。 【0059】 バネ収容部36は、除塵枠体部20の外側面と、前側壁37と、外側壁38で形成される。バネ収容部36の上側と後側は壁部がなく、開放になっている。前述した一方の支持軸突起19は、外側壁38の外側に設けられている。 【0060】 バネ収容部36内には、除塵枠体部20の外側面に付勢バネ26の中心を支持するバネ支持軸突起39と、付勢バネ26の一端40を係止する係止突起41と、付勢バネ26の他端42を係止する仮止部43を有する。 【0061】 付勢バネ26は、図16に示すように、バネ収容部36内に収納され、かつ他端42の押圧部44が中間仕切壁26に押圧する。これにより、縦置除塵体15は付勢バネ26の力で、支持軸突起19を支点としてP矢印方向の回転力が付与される。 【0062】 前述したように、付勢バネ26は、除塵回転体12の回転で縦置除塵体15を押す力に抗するように作用する。除塵回転体12の回転による押力と付勢バネ26の抗する力により、除塵部材10は除塵振動動作をする。 【0063】 付勢バネ26は、バネ収容部36内に挿入し、付勢バネ26の中心をバネ支持軸突起39に嵌め、一端40を係止突起41に、他端42を仮止部43に係止することで、簡単に組み込まれる。また、除塵枠体部20は支持軸突起19を支持リブ22の支持孔23に嵌め込むことにより、押圧部44が中間仕切壁21に押圧して付勢バネ26として機能するようになるので、除塵枠体部20の取り付けも容易である。 【0064】 バネ支持軸突起39は、支持軸突起19(除塵枠体部20を回動自在に支持する支持点)の近傍に位置しているが、同心上にすることも可能である。 【0065】 図17に示すように、保護フィルタ部45は、フィルタ支持枠46と、支骨47を縦横に設けた格子と、保持つめ48と、保護通気フィルタ49を有する。 【0066】 フィルタ支持枠46と別体の保護通気フィルタ49は、支骨47と、保持つめ48とによりフィルタ支持枠46に保持される。 【0067】 保護通気フィルタ49は、通気目が集塵袋7より粗く、フィルタ支持枠46の格子目よりも細やかで、可撓性を有する。フィルタ支持枠46の格子に添え当てた保護通気フィルタ49は、周縁を保持つめ48のところに差し込む。こうして、保護通気フィルタ49は、フィルタ支持枠46に保持される。 【0068】 除塵枠体部20は、図18に示すように、上下に走る差込溝50を有する。この差込溝50に保護フィルタ部45のフィルタ支持枠46が摺動自在に嵌め込まれる。 【0069】 保護フィルタ部45が取り付け、取り外しができるので、除塵部材10のメンテナンスに際しては、保護フィルタ部45を外しておいて除塵枠体部20だけで脱着をする。保護フィルタ部45が着いていない合成樹脂製の除塵枠体部20は撓みやすく、除塵枠体部20の着脱が容易である。 【0070】 この保護フィルタ部45は、内部流通口34上流側に位置する。集塵袋7が破れても、保護フィルタ部45により、塵埃が内部流通口34を通って電動送風機8に吸い込まれるのを防止できる。 【0071】 保護フィルタ部45は、空気流の下流側面の周縁が保持つめ48で保持され、それに加え、下流側面側が前述した縦格子リブ35で抑えられるので、保護フィルタ部45が除塵枠体部20から脱落する不具合は生じない。 【0072】 保護フィルタ部45は、図17に示すように、フィルタ支持枠46の上部の側端に突き出す取っ手51を有する。保護フィルタ部45の取り付け、取り外しでは、取っ手51を掴んで行う。 【0073】 取っ手51は、保護フィルタ部45を除塵枠体部20に取り付けると、図8、図13に示すように、バネ収容部36の上側を塞ぐ蓋として機能する。取っ手51で、バネ収容部36に大きめ目の異物が入るのを防ぐことができる。 【0074】 集塵室3の内底部は、図3に示すように、隆起している。掃除機本体1の前側下面にキャスター52を取り付ける窪みを設けるために隆起させた。この隆起に合うように下部横置除塵体16の中央を隆起させ、かつ強度を高めた。 【0075】 これにより、下部横置除塵体16と集塵室3の内定部間にできる無駄な空間は少なく、集塵室3内で集塵袋7がより大きく膨らみ、集塵量の増加を図ることができる。 【0076】 次に除塵駆動伝達ユニット11の関連について説明する。 【0077】 除塵駆動伝達ユニット11は、図19に示すように、支持フレーム73を有する。 【0078】 支持フレーム73は、矩形の枠体部53と、枠体部53の片側を塞ぐ底板部54と、枠体部52の短辺側に底板部54の反対側に向かって立つ二つの回転体支持板55を有する。 【0079】 二つの回転体支持板55の周端縁と、枠体部52の長辺側端縁には、気密シール56が設けられる。この気密シール56は、図20に示すように、連なった環に形成されている。連なった環の気密シール56は、つなぎ合わせの隙間がないので、シール性が高まり、かつ気密シールが変形し、確実な気密を確保することができる。 【0080】 気密シール56は、枠体部52と一体に合成樹脂で成型される。気密シール56は、シール機能を有するように枠体部52よりも軟質な合成樹脂で成型される。成型用の金型で成型された枠体部52を別の金型に移し、軟質の合成樹脂を注入することにより、枠体部52と気密シール56は一体に成型される。 【0081】 気密シール56は、枠体部73と分離して、ばらばらになることが生じないので、組立の際の取り扱い性が向上する。また、気密シール56は軟質の合成樹脂で形成されるので、シール性が向上する。 【0082】 除塵駆動伝達ユニット11の除塵回転体12は、二つの回転体支持板55に回転自在に支持される。除塵回転体12は、図15に示すように、両端側に支軸74A、76Bを有する。 【0083】 伝達歯車13は、除塵回転体12の一方の端部側に設けられる。伝達歯車13の軸部57を除塵回転体12の一方の端部側にネジ等で締結して固定する。伝達歯車13は除塵回転体12の端部から離間したところに位置する。 【0084】 除塵回転体12内には、一方向の回転が伝達され、他方向の回転が伝達されない、いわ ゆる一方向回転伝達クラッチ58が備わる。コードリール9の駆動歯車14、および伝達歯車13を介してコードリール9の回転は、除塵回転体12に伝達される。 【0085】 コードを引き出すときには除塵回転体12は回されるが、コードを巻き取るときには除 塵回転体12は回されない。こうすることにより、コードリール9の巻取りバネを小型化でき、しかもコードの引き出しが軽くなる。 【0086】 支持フレーム73の二つの回転体支持板55は、除塵回転体12の支軸74A,74Bを回転自在に支持する軸受59A、59Bを有する。伝達歯車13が設けられる支軸74Bを回転自在に支持する方の軸受59Bは、貫通するように形成される。 【0087】 伝達歯車13が設けられない方の支軸74Aを支持する軸受59Aは、奥側が塞がるように形成される。軸受59Aは、奥側が塞がっているので、軸受59Aから回転体支持板55の外側に空気は漏れない。 【0088】 しかし、軸受59Bは貫通しているので、回転体支持板55の外側に空気は漏れる。そこで、回転体支持板55の外面側に、軸受59Bと支軸74Bの隙間を封じる軸シール60を設けた。この軸シール60により、軸受59Bを通じて回転体支持板55の外側に漏れる空気漏洩は阻止される。 【0089】 図4に示すように、掃除機本体1は底面に除塵駆動伝達ユニット11が装着される装着開口部61を有する。この装着開口部61には、除塵駆動伝達ユニット11が外側から着脱自在に装着される。 【0090】 このように、支持フレーム73に除塵回転体12、伝達歯車13をまとめてユニット化し、ユニットになった除塵駆動伝達ユニット11を掃除機本体1の装着開口部61に取り付けるので、組立が容易に行なわれる。 【0091】 装着開口部61は、除塵回転体12や支持フレーム73が置かれるところには窪み部62が形成され、伝達歯車13が置かれるところには後部室(コードリール9、電動送風機8が置かれる)側に臨む開口が形成されている。 【0092】 窪み部62は、図21に示すように、奥側に除塵用開口63を有する。この除塵用開口63は、集塵室3内に置かれる縦置除塵体15の下端側に臨んでいる。 【0093】 また、窪み部62は、伝達歯車13が位置する方の側面側に伝達開口64を有する。この伝達開口64を介して窪み部62は、後部室側と連通している。 【0094】 装着開口部61に装着された除塵駆動伝達ユニット11の除塵回転体12は、外周側の除塵バネ31が除塵用開口63から集塵室3に突き出し、縦置除塵体15の下端側(円弧面の当接部)に当接する。 【0095】 伝達歯車13は、コードリール9の駆動歯車13に噛み合わされる。伝達歯車13の軸部57は、伝達開口64に置かれる。 【0096】 窪み部62は、図21、図22に示すように、窪み部62の底に近い低位置段部65と、底から離れた高位置段部66とを有する。また、窪み部62は、長手方向の端側に接合突起67,68を有する。 【0097】 窪み部62の低位置段部65には、気密シール56の辺56Bが当接する。窪み部62の高位置段部66には、気密シール56の辺56Aが当接する。接合突起68には、気密シール56の辺56Cが当接する。接合突起67には、気密シール56の辺56Dが当接する。 【0098】 これらの当接による気密シール56のシールにより、除塵用開口63を通じ、集塵室3と掃除機本体1の外側間で空気が流通するのは断たれる。このため、装着開口部61を通じて集塵室3と掃除機本体1の外側間で空気が流れる空気漏れは生じない。 【0099】 また、気密シール56は、窪み部62が伝達開口64を介して後部室(コードリール9、電動送風機8が置かれる)に連通するところのシールを併せてしている。このため、集塵室3と後部室の間も空気の流通は断たれ、空気漏れは生じない。 【0100】 図22(a)は、電気掃除機本体の装着開口部61に装着されている除塵駆動伝達ユニットを横方向に断面したところを示している。 【0101】 図22(b)は、除塵駆動伝達ユニット11を装着開口部61から外したところを示している。窪み部62の底に除塵用開口63が見える。また、接合突起67、68は、図示されていないが、二つの回転体支持板55のところに位置する。 【0102】 窪み部62に内側面に突出するように設けられた接合突起67、68は、幅が気密シール56の幅よりも狭い。接合突起67、68に押圧された気密シール56を押し付けることにより、接合突起67、68が気密シール56に食い込み気密が向上する。 【0103】 除塵駆動伝達ユニット11は、掃除機本体1に設けたねじボス69、70にねじ込むネジにより締め付け固定される。除塵駆動伝達ユニット11に設けたネジ通穴71、72は、二つの回転体支持板55の外側に設けた。 【0104】 二つの回転体支持板55の内側にネジ通穴を設けると、ネジ通穴にも気密を施さなければならない。ネジ通穴を二つの回転体支持板55の外側に設けることにより、気密を施す必要がなく、構成が簡単になる。 【0105】 以上説明したように本実施例によれば、集塵袋を除塵手段にて後方、下方、上方を振動させているので、除塵を効率よく行うことができ、集塵袋にゴミが溜まっても吸引力を持続することができる。 【0106】 また、従来に比べ、集塵袋の使用時間を向上することができ、集塵袋の交換回数を少なくでき、メンテナンス性が向上する。 【0107】 また、集塵袋の下部にも除塵手段を配置しているので、集塵袋下方の通気路確保することができ、集塵性能が向上する。しかも集塵袋の下部も除塵手段で除塵するので、集塵袋にゴミが溜まっても吸引力を持続することができる。 【実施例2】 【0108】 本発明の第2の実施例について、図23を引用して説明する。 【0109】 本実施例では、除塵手段の駆動を電動機77で行うものである。 【0110】 除塵駆動伝達ユニット11−b(図23)は、掃除機本体1の内底部に備えられる。除塵駆動伝達ユニット11−bは、除塵回転体12と、伝達部78を有する。電動機77の軸回転を減速機構76にて減速し、回転軸先端の駆動部75と伝達部78が常に勘合しており、除塵部材に動力を伝達する。よって、第1の実施例に示す伝達歯車13や、コードリールの駆動歯車14かつ、一方向回転伝達クラッチ58は存在しない。 【0111】 動力分岐機構は集塵室内部に備わり、前記除塵回転体の回転力を利用し前記上部横置除塵体へと動力を伝える。 【0112】 減速機構76により、減速された電動機77からの回転で、駆動部75、伝達部78を介して除塵駆動伝達ユニット11−bの除塵回転体12に回転が伝わる。除塵回転体12の回転により、除塵部材10は振動させられ、集塵袋7内の除塵が行なわれる。 【0113】 前記伝達部78は、除塵回転体12の一方の端部側に設けられる。伝達部78を除塵回転体12の一方の端部側から離間したところに位置する。 その他の構成については先の実施例1の構成と同じである。 【0114】 本実施例によれば、除塵手段を電動機で駆動するようにしているので、掃除機の運転開始前、運転終了後、運転中といった様々な状況下で除塵を行うことができる。 【実施例3】 【0115】 本発明の第3の実施例について、図24を引用して説明する。 【0116】 本実施例では上部横置除塵体6へと動力を伝える電動機79を後部室に配置し、該電動機79からの軸出力を直接または、減速機構80を介して該上記横置除塵体へ動力を伝達する。なお、電動機79を集塵蓋5に上部横置除塵体6と共に直接設置するようにしてもよい。 【0117】 本実施例によれば、第1の実施例及び第2の実施例に示す動力分岐機構を設けていないので、構成が簡単となる。 【図面の簡単な説明】 【0118】 【図1】本発明の実施例に係わるもので、電気掃除機本体の外観斜視図。 【図2】本発明の実施例に係わるもので、集塵蓋体が開かれた状態を示す電気掃除機本体の外観斜視図。 【図3】本発明の実施例に係わるもので、電気掃除機本体の断面図。 【図4】本発明の実施例に係わるもので、除塵駆動伝達ユニットの取り付けを示した斜視図。 【図5】本発明の実施例に係わるもので、上部横置除塵体の斜視図。 【図6】本発明の実施例に係わるもので、縦置除塵体の斜視図。 【図7】本発明の実勢例に係わるもので、下部横置除塵体の斜視図。 【図8】本発明の実施例に係わるもので、除塵部材への動力伝達を示す図。 【図9】本発明の実施例に係わるもので、開かれた除塵部材と折り畳まれた除塵部材を側面から見たところを示す図。 【図10】本発明の実施例に係わるもので、シタケースを側面から見た図。 【図11】本発明の実施例に係わるもので、支持リブ22を拡大した図。 【図12】本発明の実施例に係わるもので、動力分岐機構を示す図。 【図13】本発明の実施例に係わるもので、除塵部材を背面から見た斜視図。 【図14】本発明の実施例に係わるもので、除塵部材を背面から見た図。 【図15】本発明の実施例に係わるもので、除塵駆動伝達ユニットの断面図。 【図16】本発明の実施例に係わるもので、付勢バネが除塵部材に取り付けられたところを示す図。 【図17】本発明の実施例に係わるもので、保護フィルタ部を示した斜視図。 【図18】本発明の実施例に係わるもので、縦置除塵体と保護フィルタ部を横方向に断面した一部拡大図。 【図19】本発明の実施例に係わるもので、除塵回転体を除いた除塵駆動伝達ユニットを示す図。 【図20】本発明の実施例に係わるもので、気密シールを示す図。 【図21】本発明の実施例に係わるもので、除塵用開口を示した図。 【図22】本発明の実施例に係わるもので、除塵駆動伝達ユニットが電気掃除機本体に装着されているところを断面した図と、除塵駆動伝達ユニットが外された電気掃除機本体の装着開口部を正面から見た図。 【図23】本発明の実施例に係わるもので、除塵駆動伝達ユニットと電動機との組みつけを示した図。 【図24】本発明の実施例に係わるもので、上部横置除塵体へ電動機にて動力伝達を示した図。 【符号の説明】 【0119】 3…集塵室、6…上部横置除塵体(第二除塵体)、8…電動送風機、9…コードリール、7…集塵袋、10…除塵部材、12…除塵回転体、15…縦置除塵体(第一除塵体)、16…下部横置除塵体(第三除塵体)。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399048917 【氏名又は名称】日立アプライアンス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月27日(2006.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100310 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 学
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| 【公開番号】 |
特開2008−5864(P2008−5864A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−176033(P2006−176033) |
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