| 【発明の名称】 |
キャビネット付きカウンター |
| 【発明者】 |
【氏名】吉岡 義史
【氏名】村嶋 美香
【氏名】川村 泰生
【氏名】石田 康二
【氏名】大坪 一紀
【氏名】渡邉 智浩
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| 【要約】 |
【課題】カウンターを良好に間口調整して設置することができ、壁面との隙間をキャビネットで隠して、すっきりとした設置状態が得られるキャビネット付きカウンターを提供する。
【構成】部屋の壁面W1に沿って固定されたカウンター5と、このカウンター5の上方で且つ部屋のコーナー部に固定されたコーナーキャビネット6とを備え、コーナーキャビネット6の前板の下端をカウンター5の高さ位置と同等または下方まで延長して、この前板でカウンター側端部5aと部屋の壁面W2との間の隙間を隠し、カウンター5の上方に位置するキャビネット6の側板を水平面内で回動可能な扉65として構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 部屋の壁面に沿って固定されたカウンターと、該カウンターの上方で且つ部屋のコーナー部に固定されたキャビネットとを備えたキャビネット付きカウンターにおいて、 前記キャビネットの前板の下端を前記カウンターの高さ位置と同等または下方まで延長して前記カウンターの側端部と部屋の壁面との間の隙間を隠すように構成するとともに、前記カウンターの上方に位置するキャビネットの側板を水平面内で回動可能な扉としたことを特徴とするキャビネット付きカウンター。 【請求項2】 前記カウンターの上面と前記キャビネットの底板との間に隙間を設け、前記カウンターの側端部と前記キャビネットの底板との間に垂直に立ち上がった壁部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のキャビネット付きカウンター。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トイレ等に設置されるキャビネット付きカウンターに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、特許文献1に開示されているように、カウンターを間口調整のためにキャビネット内にスライドさせる構成が存在し、また、特許文献2に開示されているように、コーナーキャビネットにカウンターを差込み固定することで間口調整を可能とした構成が存在する。 【特許文献1】実開平5−38073号公報 【特許文献2】特開2001−340265号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記特許文献1に開示されている構成では、キャビネットは床上に設置したものであるため、床の水平が保たれないとカウンターとキャビネットの側板との間に隙間が生じて嵌合部が見苦しくなるという問題点があり、また、キャビネットの前面の扉を開ける時に、前方に設置されている便器の蓋等に干渉する場合があり、扉が開けにくいという問題点があった。 また、上記特許文献2に開示されている構造では、キャビネットの前面の扉を開けると、カウンター側端部の接続部分が見えることとなり、見栄え性が悪いという問題点があった。 【0004】 なお、従来、図5に示すように、カウンター40の側端部40a上に、コーナーキャビネット41の底板41aを配置させて、コーナーキャビネット41でカウンター40の側端部40aを隠すように構成した場合においても、カウンター40の側端部40aと部屋の壁面との隙間が見えやすく、特にコーナーキャビネット41の扉41bを開けた時には、この隙間が露出して見栄えが悪くなり、また、扉41bを前方側へ開ける時に、便器の蓋や便器に座っている人に干渉しやすいという問題点があった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、部屋の壁面との隙間を良好に隠し、カウンターを間口調整してすっきりとした状態で設置することができ、また、キャビネットの扉を開閉する際に便器の蓋や便器に座っている人と干渉することのないキャビネット付きカウンターを提供せんとするものであり、その請求項1は、部屋の壁面に沿って固定されたカウンターと、該カウンターの上方で且つ部屋のコーナー部に固定されたキャビネットとを備えたキャビネット付きカウンターにおいて、前記キャビネットの前板の下端を前記カウンターの高さ位置と同等または下方まで延長して前記カウンターの側端部と部屋の壁面との間の隙間を隠すように構成するとともに、前記カウンターの上方に位置するキャビネットの側板を水平面内で回動可能な扉としたことである。 【0006】 また、請求項2は、前記カウンターの上面と前記キャビネットの底板との間に隙間を設け、前記カウンターの側端部と前記キャビネットの底板との間に垂直に立ち上がった壁部を設けたことである。 【発明の効果】 【0007】 本発明は、部屋の壁面に沿って固定されたカウンターと、該カウンターの上方で且つ部屋のコーナー部に固定されたキャビネットとを備えたキャビネット付きカウンターにおいて、前記キャビネットの前板の下端を前記カウンターの高さ位置と同等または下方まで延長して前記カウンターの側端部と部屋の壁面との間の隙間を隠すように構成するとともに、前記カウンターの上方に位置するキャビネットの側板を水平面内で回動可能な扉としたことにより、キャビネットの前板で、カウンターの側端部と部屋の壁面との隙間を良好に隠すことができ、キャビネットの扉を開けても隙間が見えることはないため、使い勝手を損なうことなく見た目を良くすることができ、扉の開閉はカウンター上で行なわれるため、部屋がトイレのような狭い空間の場合でも、キャビネットの扉が便器の蓋や便器に座っている人と干渉することがない。 【0008】 また、前記カウンターの上面と前記キャビネットの底板との間に隙間を設け、前記カウンターの側端部と前記キャビネットの底板との間に垂直に立ち上がった壁部を設けたことにより、カウンターとキャビネットの底板との間に良好な収納空間が形成されることとなり、この空間を有効利用することができ、カウンター側端部と部屋の壁面との間から収納物が落ちることがない。また、カウンターとキャビネットの扉の下端との隙間を大きく確保して、施工誤差を吸収させてすっきりとした状態で設置することができ、扉を開閉する際に扉がカウンターをこすって傷つける虞もなく、また、扉を開けてもカウンター側端部と部屋の壁面との間の隙間は見えないため、見栄え性が良好なものとなる。 【実施例】 【0009】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、トイレ内に設置されたキャビネットとカウンターの正面構成図であり、図2は、カウンターとキャビネットの平面構成図である。また図3は、図1のV方向から見た矢視図である。 【0010】 図において、トイレ内には、上方へ開閉可能な蓋1aを有する便器1が設置されており、トイレの第1壁面W1に当接させて床面から立ち上げて長尺キャビネット2aと短尺キャビネット2bが立設されている。この長尺キャビネット2aの上面には、手洗い器3と水栓4が設けられたカウンター5が第1壁面W1に沿って水平に設置され、このカウンター5は、その裏側の固定用補強木5bを介してブラケット8で第1壁面W1に固定されている。 【0011】 このカウンター5の図示右端側の側端部5aは、トイレのコーナー部に設置されたコーナーキャビネット6内に呑み込まれて設置されている。 コーナーキャビネット6は、第1壁面W1と、この第1壁面W1と直交する第2壁面W2とで形成されるコーナーに設置されており、コーナーキャビネット6は、天板61と、複数の棚板62,62と、底板63と、左右側の側板64,65と、奥板67と、前面の前板66で構成され、図示右側の側板64が第2壁面W2に当接されて、ビス7,7を介して固定されたものである。 【0012】 本例では、この第2壁面W2に固定された側板64と反対側のカウンター5の上方に位置する側板65が扉となっており、この扉65はカウンター5の上方で水平面内で開閉できるように構成されている。 なお、前板66は固定されており、前板66の下端には、底板63よりも更に下方側へ延出され、カウンター5の高さ位置と同等まで延長された延長部66aが形成され、この延長部66aの奥側に前記カウンター5の側端部5aが配置されて、側端部5aと第2壁面W2間の隙間が前板66の延長部66aで隠されている。 なお、前板66の延長部66aの下端裏側にはスペーサー9が設けられており、このスペーサー9がカウンター5の前面に当接され、シリコンコーキングCを施されて、隙間なくカウンター5の前面に前板66が固定されている。 【0013】 なお、扉65の下端は、底板63よりも僅かに下方に突出した手掛け部65aとなっており、この手掛け部65aを手で引っ掛けて扉65を良好に開閉できるものであり、扉65の下端とカウンター5間には、かなりの高さ寸法の隙間が形成されているため、この隙間で、施工誤差によるカウンター5とコーナーキャビネット6の隙間を気にならないようにすることができ、扉65を開閉する時にカウンター5にこすれることがないため、カウンター5を傷つける虞はない。 【0014】 さらに、底板63とカウンター5の側端部5aとの間に垂直に壁部10が設けられており、この壁部10の下端はカウンター5の下面側に直角に折れ曲がった水平片10aとなっている。従って、水平片10aをカウンター5の下面に固定することで、壁部10をカウンター5の側端部5aから底板63側に立ち上げて設置することができ、この壁部10を設置することで、壁部10の図示左側のカウンター5上に収納空間Sが形成されることとなり、この収納空間S内に、ロールペーパー等を良好に収納することができるものとなり、収納した物が、カウンターの側端部5aと第2壁面W2との隙間から落下することが壁部10で良好に防がれ、収納空間S内にはロールペーパー以外の小物も収納しておくことができるものである。 【0015】 なお、この収納空間Sは、スペーサー9により、前方側への寸法が広げられているため、扉65に邪魔されることなく、良好に収納空間S内にロールペーパー等を収納できるものである。 なお、このような構成では、扉65を開けても、カウンター5の側端部5aと第2壁面W2との隙間は見えることはないため、見栄えが良好なものとなる。 【0016】 なお、コーナーキャビネット6の前板66は固定されており、側板で構成される扉65が開閉可能であり、扉65はカウンター5上で開閉されるものであるため、狭いトイレ内で便器1の蓋1aや便器1に座っている人と扉65が干渉することがなく、良好に扉65を開閉でき、使い勝手が良好なものとなる。 【0017】 なお、前記壁部10は別体で形成してカウンター5側に固定するように構成しても、また、カウンター5と一体形成したものであっても良く、更には、コーナーキャビネット6の底板63と壁部10を一体形成したものであっても良い。 なお、図において、11は鏡であり、12はタオル13を掛けるためのタオル掛けであり、14は手摺りである。 また、カウンター5の下面にはペーパーホルダー15が設置されており、短尺キャビネット2bの上面には、カウンター5と平行に棚板16が設置されている。 【0018】 なお、コーナーキャビネット6内の棚板62,62は、その高さ位置を変更できるように、調節用ダボ孔6aが、キャビネット6の前板66と奥板67に上下方向に間隔を置いて複数個形成されており、この上下方向のダボ孔6aを選択してダボを嵌め込んで、棚板62を任意の高さに調整して設けることができ、棚板62より、側板64を固定するためのビス7の頭を良好に隠すことができるように設定されている。 【0019】 なお、コーナーキャビネット6は、側板64の存在しないタイプであっても良く、図4に示すように側板64を有しないコーナーキャビネット6においては、奥板67が第1壁面W1にビス7を介して固定されてコーナーに設置されるものである。 【0020】 なお、図5は、変更例を示すものであり、図5では、コーナーキャビネット6の底板63をカウンター5の上面側に設置したものであり、この場合は、壁部10は設ける必要がなく、収納空間Sも形成されないものであり、キャビネットの底板63がカウンター5上にほぼ当接状態で配置されるため、カウンター5の側端部5aと第2壁面W2間の隙間は完全に隠されて、すっきりとした設置状態が得られるものである。 【0021】 なお、この場合は、扉65の下端は底板63と略同じ高さ位置に配置されており、扉65を開閉する時に、その下端がカウンター5にこすれることのないように設定しておくことができる。また、前板66の下端は、カウンター5の高さ位置に対して下方まで延長されている。 その他の構成は図1と同様であるため、同一部材については同一符号を付して、その説明を省略する。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】トイレ内に設置されたカウンターとキャビネットの正面構成図である。 【図2】図1のカウンターとキャビネットの平面構成図である。 【図3】図1におけるコーナーキャビネットをV方向から見たV方向矢視図である。 【図4】側板が一つで構成されたコーナーキャビネットを設置した場合の図2に対応した平面構成図である。 【図5】コーナーキャビネットの変更例を示す図1に対応させた正面構成図である。 【図6】従来のカウンターとキャビネットの配置状態の要部拡大構成図である。 【符号の説明】 【0023】 1 便器 1a 蓋 2a 長尺キャビネット 2b 短尺キャビネット 3 手洗い器 5 カウンター 5a 側端部 5b 固定用補強木 6 コーナーキャビネット 9 スペーサー 10 壁部 10a 水平片 62 棚板 63 底板 64 側板 65 扉 65a 手掛け部 66 前板 66a 延長部 67 奥板 S 収納空間
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社INAX
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| 【出願日】 |
平成18年9月13日(2006.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086520 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義久
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| 【公開番号】 |
特開2008−67880(P2008−67880A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−248769(P2006−248769) |
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