| 【発明の名称】 |
トイレットペーパーホルダー |
| 【発明者】 |
【氏名】中田 収
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| 【要約】 |
【課題】ホルダーからペーパーを容易に引き出せ、そのペーパーを片手で簡単に切ることができるトイレットペーパーホルダーを提供する。
【構成】ペーパーのロールを回転可能に保持してロールの上面を覆う上面板4を上下擺動可能に枢支したホルダーにおいて、上面板4に設けたスライド長孔13にスライダー15を介して上面板4の下面下に突出したペーパー圧接部33を有するペーパー送出操作ツマミ8を上面板4の上面に前後スライド可能に装着し、スライド長孔13の近傍上面には受圧面9を有する受圧台16を突設し、先端の押圧部12が受圧面9に摺接可能となるように押圧アーム11を屈曲形成した押圧操作軸5を、ホルダーの支持板1の背面に設けた支持部6の支持孔6aに回転及び上下往復可能に挿着し、押圧アーム11にはスライド長孔13に向けて湾出した傾斜屈曲部11aをペーパー送出操作ツマミ8のスライド軌跡を斜めに遮るように形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トイレットペーパーのロールをフリー回転可能に保持する左右のホルダー部を支持板の左右両側に突設するとともに前記支持板の上部又は前記ホルダー部の支持板寄り上部に前記ロールの上面を覆う突出幅を備え且つ先端辺縁がロールに当接される上面板を上下擺動可能に枢支して成るトイレットペーパーホルダーにおいて、 前記上面板には、前記ロールの上面への近接部位を中心に前記ロールの回転方向に長いスライド長孔を設け、下端に備えたペーパー圧接部を前記上面板の下面下に突出させて前記上面板の上面に突設したペーパー送出操作ツマミを前記スライド長孔にスライダーを介して前後スライド可能に装着し、さらに前記スライド長孔の近傍上面にトイレットペーパー使用によるロールの減径幅に対応可能な高さの受圧面を有する受圧台を突設し、 前記支持板には、その背面に軸受孔を有する支持部を設けて該軸受孔に、前記受圧台に向けて先端の押圧部が前記受圧台の受圧面に摺接可能となるように屈曲形成した押圧アームと該押圧アームに連結して該押圧アームを操作する操作杆を屈曲形成した押圧操作軸を回転及び上下往復可能に挿着するとともに、該押圧操作軸に該押圧操作軸を下方に付勢するバネを装着し、前記押圧アームを前記スライド長孔に向けて湾出した傾斜屈曲部を前記ペーパー送出操作ツマミのスライド軌跡を斜めに遮るように形成して成り、 前記ペーパー送出操作ツマミを前記スライド長孔の後方から前方に移動させてペーパーを送り出しするときに該ペーパー送出操作ツマミが前記押圧アームの傾斜屈曲部を外側に押し遣って前記受圧面から押圧部を脱落させて押圧を解除できるようにしたことを特徴とするトイレットペーパーホルダー。 【請求項2】 ペーパー送出操作ツマミが、スライド長孔を前後スライドするスライダーに立設した管軸内に出没孔を形成し、該出没孔内に該出没孔より長い出没軸を往復可能に挿通するとともに上端には押圧部を、下端にはペーパー圧接部をそれぞれ設け、さらに前記出没孔内に前記出没軸を上方に附勢するバネを装着して成り、前記出没軸の押圧部を押すと前記ペーパー圧接部がトイレットペーパーに向かって突出し、押圧部からその指を離すとペーパー圧接部がバネの附勢で戻るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパーホルダー。 【請求項3】 スライダーの下面と上面板の下面の後部側とに留め部を設けて両留め部間にゴム又はバネを張設して成り、ペーパー送出操作ツマミから指を離すと、該ペーパー送出操作ツマミがスライド長孔の後端部まで自動的に戻るようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトイレットペーパーホルダー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トイレットペーパーのロールの固定とペーパー先端部の送り出しとを可能とするトイレットペーパーホルダーに関する。 【背景技術】 【0002】 トイレットペーパーを使用する際には、ホルダーに保持されているペーパーを指で摘まんでロールから引き出して使用するが、引き出したトイレットペーパーを切るときに、片手のみで切ろうとしてペーパーを引っ張るとロールからペーパーがずるずると不必要に引き出されてしまうので、上部に擺動可能に装着されているカバーを指で押さえてトイレットペーパーを押圧して固定した状態にしてから引き千切るように切っている。 このように従来は両手を使わなければペーパーを切ることができなかったので大変面倒であるだけでなく、特に片手が不自由な使用者にとってはペーパーを容易に切ることができずに困っている実態がある。 また、一旦切ったトイレットペーパーを再度使用するときにペーパーの先端部がペーパーカバーの裏に隠れてしまうので指で摘まむことができず、ペーパーが容易に引き出せないので苦労している。 【0003】 そこで、特許文献1に記載のように、ペーパーカバーにペーパーを繰り出すための開口部を設けるとともにその開口部にペーパー引き出す突起を設け、その突起を手前に引くことによってペーパーの先端部が手前に送り出せるようにした装置が提案されている。 また、特許文献2に記載のように、ボタン操作で自動的にトイレットペーパーの紙送りと停止ができ、停止中で固定されたトイレットペーパーが片手で切れるようにした装置も提案されている。 【特許文献1】実開平7−3491号公報 【特許文献2】特開2005−185455号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記特許文献1に記載の装置では、引き出して指で摘まむことができても片手で切ることができず、また上記特許文献2に記載の装置では、トイレットペーパーをボタン操作で簡単に切ることができても、その装置の構造が複雑であって、このため製造コストも高くなるという難点があった。 そこで本発明は、そのような難点を解消するために、ホルダーに支障なくトイレットペーパーのロールを着脱することができ、そのホルダーのカバーの前端に沿って切られてカバーの中に隠れているトイレットペーパーの先端部分を容易に引き出すことかでき、且つトイレットペーパーのロールを固定することで引き出されたペーパーを片手だけでも切ることができるトイレットペーパーホルダーを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を解決するために、本発明のトイレットペーパーホルダーは、請求項1の発明にあっては、トイレットペーパーのロールをフリー回転可能に保持する左右のホルダー部を支持板の左右両側に突設するとともに前記支持板の上部又は前記ホルダー部の支持板寄り上部に前記ロールの上面を覆う突出幅を備え且つ先端辺縁がロールに当接される上面板を上下擺動可能に枢支して成るトイレットペーパーホルダーにおいて、前記上面板には、前記ロールの上面への近接部位を中心に前記ロールの回転方向に長いスライド長孔を設け、下端に備えたペーパー圧接部を前記上面板の下面下に突出させて前記上面板の上面に突設したペーパー送出操作ツマミを前記スライド長孔にスライダーを介して前後スライド可能に装着し、さらに前記スライド長孔の近傍上面にトイレットペーパー使用によるロールの減径幅に対応可能な高さの受圧面を有する受圧台を突設する。 前記支持板には、その背面に軸受孔を有する支持部を設けて該軸受孔に、前記受圧台に向けて先端の押圧部が前記受圧台の受圧面に摺接可能となるように屈曲形成した押圧アームと該押圧アームに連結して該押圧アームを操作する操作杆を屈曲形成した押圧操作軸を回転及び上下往復可能に挿着するとともに、該押圧操作軸に該押圧操作軸を下方に付勢するバネを装着し、前記押圧アームを前記スライド長孔に向けて湾出した傾斜屈曲部を前記ペーパー送出操作ツマミのスライド軌跡を斜めに遮るように形成する。 そして、前記ペーパー送出操作ツマミを前記スライド長孔の後方から前方に移動させてペーパーを送り出しするときに該ペーパー送出操作ツマミが前記押圧アームの傾斜屈曲部を外側に押し遣って前記受圧面から押圧部を脱落させて押圧を解除できるようにしたことを特徴とする。 【0006】 請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記ペーパー送出操作ツマミが、スライド長孔を前後スライドするスライダーに立設した管軸内に出没孔を形成し、該出没孔内に該出没孔より長い出没軸を往復可能に挿通するとともに上端には押圧部を、下端にはペーパー圧接部をそれぞれ設け、さらに前記出没孔内に前記出没軸を上方に附勢するバネを装着する。 そして、前記出没軸の押圧部を押すと前記ペーパー圧接部がトイレットペーパーに向かって突出し、押圧部からその指を離すとペーパー圧接部がバネの附勢で戻るようにしたことを特徴とする。 【0007】 請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記スライダーの下面と上面板の下面の後部側とに留め部を設けて両留め部間にゴム又はバネを張設する。 そして、前記ペーパー送出操作ツマミから指を離すと、該ペーパー送出操作ツマミがスライド長孔の後端部まで自動的に戻るようにしたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 本発明は上記構成なので以下の効果が奏せられる。 まず、使用に当たっては、トイレットペーパーをロールから引き出すときに、ペーパー送出操作ツマミを押しつつ前記スライド長孔を後方から前方にスライドさせると前記ペーパー圧接部がロールの上部に当たってロールを回転させ、ペーパーの切り口を前記上面板の先端辺縁から容易に露出させることが可能となる。そして、そのペーパーの露出した部分を指で摘まめばペーパーはそのまま使用したい長さに引き出せる。 引き出し終わったら前記ペーパー送出操作ツマミは前記スライド長孔の後端側に戻しておく。 【0009】 そして、そのペーパーを切るときには、前記操作杆で押圧アームを受圧台に向けて操作して先端の押圧部を前記受圧台の受圧面に載せると、押圧操作軸を下方に付勢するバネにより前記押圧アームが前記上面板を上から押し付けて前記上面板の先端辺縁をロールに圧接させ、その押圧力によってトイレットペーパーのロールの回転を停止させることが可能となる。 そして、回転停止状態のままでペーパーを引けば前記上面板の先端辺縁部分で押え付けられたペーパーが先端辺縁に沿って簡単に千切ることができるようになる。 【0010】 また、次に使用したいときには、前記スライド長孔の後端側に戻してあるペーパー送出操作ツマミを再度押しつつ前記スライド長孔を後方から前方にスライドさせると、そのスライド途中で前記押圧アームの前記ペーパー送出操作ツマミのスライド軌跡を斜めに遮るように形成した傾斜屈曲部が前記ペーパー送出操作ツマミに当たって前記押圧アームの傾斜屈曲部を外側に押し遣って前記前記受圧台上の受圧面から押圧部を脱落させる。 即ち、この上面板の押圧の解除がペーパーの切り口の上面板の先端辺縁からの送出し操作と連係させて同時に行うことが可能となる。 【0011】 この結果、トイレットペーパーホルダーからペーパー送出操作ツマミを引きことでペーパーの切り口の先端が容易に引き出せ、その引き出したペーパーは操作杆による押圧アームの操作でロールの回転を止めて簡単に引き千切れるが、その一連の作業はすべて片手のみで行えるので、片手が使用できない者であっても苦労なくペーパーを切ることが可能になる。 【0012】 また、その際に、請求項2及び3に記載の発明では、バネなどでペーパー圧接部又はペーパー送出操作ツマミを附勢力で自動的に戻せるのでペーパーの送り出し操作が楽になる。 なお、前記上面板の上に配された押圧アームは、操作杆で押圧操作軸を回転及び上下往復させて前記上面板の上から外すことができるので、前記上面板を上下に自由に擺動でき、大きく開いた上面板の下からトイレットペーパーのロールの着脱が極めて容易に行える利点がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明のトイレットペーパーホルダーを実施するための形態について以下詳しく説明する。 本発明は、図1に示すように、トイレットペーパーPのロールRをフリー回転可能に保持できるように両側からトイレットペーパーのロール芯受け25、25を内側に向けて突設し、そのロール芯受け25、25に、ロール芯部で保持可能とする左右のホルダー部2、3をトイレの壁面に固定するための支持板1の左右両側に突設する。 そして、前記支持板1の前面1aの上部又は前記ホルダー部2、3の支持板寄り上部に枢支孔23、24を設けて、該ホルダー部2、3間の前記ロールRの上面を覆う突出幅を備え且つ先端辺縁4cがロールRに当接される上面板4をその基部に設けた枢支軸23で上下擺動可能に枢支する。 【0014】 前記ホルダーのロール芯受け25については、図3に示すように、両側の該ロール芯受け25が収納可能な大きさのロール芯受け没入穴26、26をそれぞれ設けて、そのロール芯受け没入穴26内に、内向きに突出した前記ロール芯受け25の先端部が上側にのみ擺動可能に枢支し、トイレットペーパーPのロールRを装着するときには両ロール芯受け25、25をロールRで下から押し上げて一旦上向きにロール芯受け没入穴26、26内に折り畳み、さらにロール芯の空洞内に前記両ロール芯受け25、25の先端部が達したらロールRを下ろして両ロール芯受け25を起き上がらせ、ロールRを両側から保持できるようにする。 そのロールRを外すときは、上に引き上げればロール芯受け25、25が上向きに折り畳まれてロール芯の空洞内から外れて抜き取られる。 【0015】 このトイレットペーパーホルダーの上面板4の中央部には、中央部の前記ロールRの上面への近接部位を中心に前記ロールRの回転方向に長いスライド長孔13を該上面板の先端辺縁4cに達しなように貫設する。 このスライド長孔13には、図1、図3及び図7に示すように、周囲にそのスライド長孔13と同形のスライド孔を開け、そのスライド孔の周囲にスライドガイド溝14を形成したスライドガイド溝形成板39を、前記スライドガイド溝14にスライダー15を前後スライド可能に挟着した状態で前記スライド長孔13に前記スライド孔を重ね合わせて上面板4の上面4aに固着する。 そして、前記スライダー15に、下端に備えたペーパー圧接部33を前記上面板4の下面4b下に突出させて前記上面板4の上面4a上に突設したペーパー送出操作ツマミ8を固設して、該ペーパー送出操作ツマミ8が前記スライド長孔13を前後移動できるようにする。 【0016】 さらに、上面板4には、前記スライド長孔13の近傍上面にはトイレットペーパー使用によるロールRの減径幅に対応可能な高さの受圧面9を上面に備えた受圧台16を突設する。 【0017】 一方、前記支持板1には、図2に示すように、その背面の上下部位に軸受孔6a、7aを有する支持部6、7を設けて該軸受孔6a、7aに、前記受圧台16に向けて先端の押圧部12が前記受圧台16の受圧面9に摺接可能となるように上部を前方に屈曲形成した押圧アーム11と下部を前方に屈曲形成した操作杆10を備えた押圧操作軸5に中間を回転及び上下往復可能に挿着する。 前記押圧操作軸5はその押圧操作軸5を下方に付勢するバネ30をその押圧操作軸5の上の支持孔6aと下の支持孔7aとの間に装着し、その押しバネ30の下部は下の押圧操作軸支持孔7aから離れた上方位置に止まるようにバネストッパー31を固定ネジ31aで固定する。 そして、下の押圧操作軸支持孔7aから離した下方部位に軸ストッパー32を固定ネジ32aで固定する。 【0018】 前記支持板6、7の背面1bに前記押圧操作軸5を装着できるようにするため固定する壁との間の空間を形成するため、前記支持部6、7などが収納可能な高さの背面間隔保持板21を取り付ける。 その背面間隔保持板21には、図3に示すように、固定ネジ孔22を設け、前記支持板1の固定ネジ孔22の対応位置にもネジ取付け用孔38を貫設する。 そして、前記支持板1をその前面1a側からネジなど長いネジやビスなどで壁に固定できるようにする。 【0019】 さらに、前記押圧アーム11を前記スライド長孔13の中間に向けて湾出する傾斜屈曲部11aを前記ペーパー送出操作ツマミ8のスライド軌跡を斜めに遮るように形成して、図6に示すように、前記ペーパー送出操作ツマミ8を前記スライド長孔13の後方から前方に移動させてペーパーを送り出し中に前記ペーパー送出操作ツマミ8が該押圧アーム11の傾斜屈曲部11aを外側に押し遣って前記受圧面9から押圧部12を脱落させて押圧を解除できるようにする。 【0020】 また、前記ペーパー送出操作ツマミ8は、図1及び図7に示すように、スライド長孔13を前後スライドするスライダー15に貫通させて立設した管軸内に出没孔36を形成し、該出没孔36内に該出没孔36より長い出没軸19を往復可能に挿通するとともに上端には押圧部20を、下端にはペーパー圧接部33をそれぞれ固着し、さらに前記出没孔36内に前記出没軸19を上方に附勢するバネ37を装着して構成する。 このようなノック出没式の構造では、前記出没軸19上端の押圧部20を下に押すと前記ペーパー圧接部33がトイレットペーパーPに向かって突出し(図7の(ロ)に示す)、該押圧部20からその指を離すとペーパー圧接部33がバネ37の附勢で自動的に上に戻される(図7の(イ)に示す)。 なお、前記ペーパー圧接部33には摩擦抵抗を高めるため表面にゴムなどを貼ると良い。 【0021】 そしてさらに、図3及び図7に示すように、前記スライダー15の下面と上面板4の下面4bの後部側とに留め部27、28を設けて両留め部27、28間にゴム29又はバネを張設する。 こうすれば、前記ペーパー送出操作ツマミ8から指を離すと該ペーパー送出操作ツマミ8がスライド長孔13の前記スライドガイド溝14の後端まで、図1に示す状態に、自動的に戻させることが可能となる。 【0022】 ところで、トイレットペーパーPのロールRは、図5に示すように、使用によりロール径が小さくなるが、この場合そのままでは、前記押圧アーム11の先端の押圧部12の上下移動可能な範囲を超えて、それ以下に上面板4が下がると、押圧部12が受圧板9に接触できなくなる。 このため、図5に示すように、前記受圧台16の中央縦に出没孔34を設けて、その出没孔34に上端に前記受圧板9を備えた高さ調節軸35を挿着し、前記受圧台16の側面から高さ調節ピン孔17を設けそのピン孔17に高さ調節ピン18を差し込めるようにし、 前記高さ調節軸35には縦のガイド溝を設けてその溝内の上部と下部にピン受け穴を形成し、そのピン受け穴に向けて前記高さ調節ピン18が前記高さ調節ピン孔17への出没操作で前記ピン受け孔に高さ調節ピン18を嵌合せて前記高さ調節軸35を最適な位置に停止させ前記受圧板9の高さを調節できるようにする(枚部構造は図を省略)。 【0023】 このように前記受圧板9の高さが調節可能なので、ペーパーの使用によりロールR径が小さくなってロールRを上から押える上面板4の位置が下がって前記押圧部12が受圧板9に接触できなくなる前に、図5に示すように、高さ調節軸35の前記高さ調節ピン18を引いて受圧板9を高く調節し、ロールRの小さくなった径に対応して前記押しバネ30の附勢力で前記押圧部12によって前記受圧板9が下方に押圧できるようになる。 このように、前記受圧板9の高さ調節で、ロールR径の大小に対応して上面板4の先端辺縁4cが常にトイレットペーパーPのロールRの上部を押圧させることが可能となり、ロールRの回転を停止させることが可能となる。 また、この高さ調節をしやすくするために内部にバネ(図中省略)を入れ、調節ピン18が前記ピン受け孔から外れると自動的に上に戻るようにすると位置合わせ作業が容易となる。 受圧板9の高さ調節する構造は、前記構造に限定するものではなく、その他、前記受圧台16の中央縦の出没孔と、受圧板9を上端に固着した高さ調節軸とを螺着させ、受圧板9を回転させて高さを調節すなど各種機構を採用することができる。 【0024】 なお、前記支持板6、7の背面1bには、図8に示すように、前記押圧操作軸5及び前記支持部6、7などが収納可能な幅を有し、縦横の長さを前記支持板6、7の背面1b形状と同形にした押圧操作軸収納箱40に中に前記押圧操作軸5を一体的に組み込んで取り付けることもできる。 この場合、前記支持板1のネジ取付け用孔38に対応した位置にも固定ネジ孔41を設け、前記支持板1をその前面1a側からネジなど長いネジやビスなどで壁に一体的に固定できるようにする。 また、この態様では、前記押圧操作軸収納箱40(図8の(ロ)に示す)をトイレットペーパーホルダー(図8の(イ)に示す)の背面に接続させず、前記支持板1のネジ取付け用孔38で壁に前記支持板6、7の背面1bを直接固定して使用することもでき、このような使用では、トイレットペーパーのロールの回転を停止させてペーパーを引き千切ることはできないが、ペーパー送出操作ツマミ8の操作で上面板4の下に隠れていたペーパーの切り口を上面板4の先端辺縁4cから露出させることは可能である。 【0025】 次に使用方法について説明する。 本トイレットペーパーホルダーの設置場所は、便座に座ったときに手の届く範囲内の壁面であればどこでも設けることができるが、一方の手が不自由である場合には自由に使用できる手の側に近い壁面に設置すると良い。 そしてまず、トイレットペーパーPをロールRから引き出すときには、図1に示すように、ペーパー送出操作ツマミ8を押しつつ前記スライド長孔13を後方から前方にスライドさせ、ロールRを回転させてペーパーの切り口を上面板4の先端辺縁4cから前に露出させる。 ペーパーの切り口を露出させたら前記ペーパー送出操作ツマミ8を前記スライド長孔13の後端側に戻す。 そして、トイレットペーパーの露出した部分を摘まんで、使用したい長さに引き出す。この際、便座に座って水平状態となっている膝から太腿のあたりの上に載せるようにトイレットペーパーを同じ指で引き出し、またその指でトイレットペーパーを折り畳むことができる。 【0026】 そして、そのペーパーを切るときには、操作杆10で押圧アーム11を受圧台16に向けて操作し、先端の押圧部12を前記受圧台16上の受圧面9に載せる。 この操作では、図1に示すように、前方に屈曲させた下部の操作杆10を押しバネ30の附勢に抗して押し上げ、前記上面板4の上面4aに設けた受圧板9の上に押圧部12を載せる。 すると、前記押しバネ30の附勢力で受圧板9が下方に押圧されて上面板4が下方に押圧され、この結果、上面板4の先端辺縁4cがトイレットペーパーPのロールRの上部を押さえ込み、ロールRが回転できないようになる。 この回転停止状態で引き出したトイレットペーパーを強く引くと上面板4の先端辺縁4c部分で押え付けられたトイレットペーパーが先端辺縁4cに沿って千切れるか、又はペーパーに入れられたミシン目に沿って千切れる。 【0027】 さらに、次に使用したいときには、図6に示すように、前記スライド長孔13の後端側にあるペーパー送出操作ツマミ8を再度押しつつ前方にスライドさせると、スライド途中で今度は前記押圧アーム11の傾斜屈曲部11aが前記ペーパー送出操作ツマミ8に当たって外側に押し遣られ前記受圧面9から押圧部12が脱落しロールRの上部の押圧が解除され、そのまま続けて前方にスライドさせると、ロールRに対する上面板4の先端辺縁4cの押圧が解除されているのでペーパー圧接部33がロールRの上部に当たって、上面板4の下に隠れていたペーパーの切り口を前記上面板4の先端辺縁4cから再度露出するので、その露出部分を容易に指で摘むことが可能となり、またそのまま続いて使用する長さに引き出せば良い。 【0028】 このように、トイレットペーパーホルダーからペーパーの切り口先端が容易に引き出せ、その引き出したペーパーを固定して簡単に千切ることができるが、その作業はすべて片手で行うことが可能となるが、その際、請求項2及び3に記載の発明では、バネ37やゴム29などでペーパー圧接部33又はペーパー送出操作ツマミ8を附勢力で自動的に戻せるので大変楽である。 なお、前記上面板4の上に配された押圧アーム11は、図4に示すように、操作杆10で押圧操作軸5を回転及び上下往復させて前記上面板4の上から外すことで、前記上面板4を、図3に示すように、上方に広く擺動できるようになるので、トイレットペーパーのロールRの着脱も押圧アーム11に邪魔されることなく容易に行える。 【0029】 なお、本発明において使用するホルダーは、左右のホルダー部2、3に対向するトイレットペーパーのロール芯受け25がホルダー部2、3に上下開閉可能に設けられたものの他にも、芯支持軸がホルダー部から出没してその芯支持軸でロールをロール芯部で保持できるようにしたものや、芯支持軸が着脱できるようにし芯支持軸をロールのロール芯部に差し込んでホルダー部にセットできるようにしたものなど通常使用されている一般的なホルダーを活用して製造することもきる。 通常使用されているホルダーには、図1と図3に示すように、左右のホルダー部2、3間の空間を上から包むように、ホルダー部2、3の基部に設けられた左右の上カバー用枢支部にカバーが上下擺動可能に設けられているものが多く使用されており、そのような従来の一般的なトイレットペーパー用のホルダーでは、一方の手でカバーを押さえてロールの回転の停止し、他方の手でペーパーを引き千切るしかなかったが、本発明では上記のようにホルダーからペーパーを引き出す作業とペーパーを千切る作業などの作業が両手を同時に使用することなく全て一方の手のみで行うことが可能となり、従来のように両手を同時に使用する煩わしさから開放される。 【産業上の利用可能性】 【0030】 本発明はトイレットペーパー用のホルダーであるが、ロールをフリー回転可能に保持可能な構造である包装用ラップロールのホルダーやテープホルダー及びキッチンペーパー用のホルダーなどにも利用できる可能性がある。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】押圧アームでトイレットペーパーのロールを押圧している状態を示す正面からの斜視図である。 【図2】押圧アームでトイレットペーパーのロールを押圧した状態でペーパー送出操作ツマミを引く途中の状態を示す背面からの斜視図である。 【図3】上面板を上げてトイレットペーパーのロールを外そうとしている状態を示す正面からの斜視図である。 【図4】押圧アームを上面板の上方から外した状態を示す背面からの斜視図である。 【図5】押圧アームが高さ調節した受圧板を押圧して小径となったロールを上面板で押圧している状態を示す正面からの斜視図である。 【図6】ペーパー送出操作ツマミを前に引いて受圧台から押圧アームを外してペーパーを送り出した状態を示す正面からの斜視図である。 【図7】(イ)はペーパー圧接部が上に戻っている状態の、(ロ)はペーパー圧接部が下に突き出された状態のペーパー送出操作ツマミ部分の要部を示す各縦断側面図である。 【図8】(イ)は押圧操作軸収納箱を外した状態の、(ロ)は押圧操作軸収納箱を示す背面からの各斜視図である。 【符号の説明】 【0032】 1 支持板 1a 支持板の前面 1b 支持板の背面 2 左のホルダー部 3 右のホルダー部 4 上面板 4a 上面板の上面 4b 上面板の下面 4c 上面板の前端部 5 押圧操作軸 6 上の押圧操作軸の支持板 6a 上の押圧操作軸の支持孔 7 下の押圧操作軸の支持孔 7a 下の押圧操作軸支持板 8 ペーパー送出操作ツマミ 9 受圧板 10 操作杆 11 押圧アーム 11a 傾斜屈曲部 12 押圧部 13 スライド長孔 14 スライドガイド溝 15 スライダー 15a スライダーの上面 15b スライダーの下面 16 受圧台 17 高さ調節ピン孔 18 高さ調節ピン 19 ペーパー送出操作ツマミの出没軸 20 出没軸の押圧部 21 背面間隔保持板 22 固定ネジ孔 23 押圧板の枢支軸 24 枢支孔 25 ロール芯受け 26 ロール芯受けの没入穴 27 スライダーのゴム留め 28 上面押圧板のゴム留め 29 ペーパー送出操作ツマミの戻しゴム 30 押しバネ 31 バネストッパー 31a 固定ネジ 32 軸ストッパー 32a 固定ネジ 33 ペーパー圧接部 34 高さ調節軸の出没孔 35 高さ調節軸 36 ペーパー送出操作ツマミの出没孔 37 バネ 38 ネジ取付け用孔 39 スライドガイド溝形成板 40 押圧操作軸収納箱 41 固定ネジ孔 P トイレットペーパー R トイレットペーパーのロール
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| 【出願人】 |
【識別番号】506170948 【氏名又は名称】中田 収
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| 【出願日】 |
平成18年9月13日(2006.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095739 【弁理士】 【氏名又は名称】平山 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−67805(P2008−67805A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−247456(P2006−247456) |
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