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【発明の名称】 ロールペーパー用ストッカー
【発明者】 【氏名】板 垣 昌 広

【要約】 【課題】上部から投入して最下位に到達するロールペーパーが、弾みで飛び出してしまわぬよう銜え込み状に受け止められ、しかもその上に積み上げられた上位のロールペーパーを含む全てが安定的に保持、収納できるようにした新規なロールペーパー補完手段を提供する。

【構成】角筒体2の下方部分が、前面部26の下方がわ中途下端から背面部21がわ斜下方に向かう規制斜辺面31となして尻窄み状の安定収容部3に形成されると共に、同前面部26の規制斜辺面31巾方向中央に最下位ロールペーパーR把持上下動用の操作口4を開口し、同規制斜辺面31上方の前面部26に操作口4上方に連続する取出口5を形成する一方、上端にはロールペーパーR補充用で開閉リッド28を有する投入口27を設けてなるロールペーパー用ストッカー1である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロールペーパーの複数個が相互の軸心を同一方向に水平状として上下に積み重ね収容するのに必要な縦長寸法よりも大きい長さ寸法を有し、ロールペーパーを水平状のまま収容し得る平面寸法とした前面部、左右両側面部、背面部とからなる角筒体であって、その下方部分が、最下位のロールペーパーの円形輪郭を全部ではなく一部を残して上に向かった銜え込み状に規制して収容し得るよう、当該前面部は、その下方がわ中途下端から背面部がわ斜下方に向かう規制斜辺面となして尻窄み状の安定収容部に形成されると共に、同前面部の規制斜辺面巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠き、最下位ロールペーパー把持上下動用の操作口となし、当該規制斜辺面に連続する前面部を、同規制斜辺面との境界から上方、ロールペーパー直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分が前面部全巾に亘って切り欠かれ、先の操作口上方に連続する取出口となす一方、上端にはロールペーパー補充用で開閉リッドを有する投入口を設けてなるものとしたことを特徴とするロールペーパー用ストッカー。
【請求項2】
規制斜辺面が、その上端を僅かに、前面部と同一壁面状に延伸せてなる脱落防止片を一体形成したものに設定された、前記請求項1記載のロールペーパー用ストッカー。
【請求項3】
左右両側面部が、夫々の前面部寄りとなる上端部を、背面部上端付近に枢着され、閉鎖される開閉リッド自由端がわ左右縁下面付近を下側から支持可能とすると共に、ロールペーパーの投入操作を補助可能とするよう、左右外側に向けて拡開させた拡開状補助片を一体に上向き突設したものに設定された、前記請求項1または2何れか一項記載のロールペーパー用ストッカー。
【請求項4】
投入口、操作口および取出口が、各開口縁の要所々々に、ロールペーパーおよび操作手指保護用の樹脂カバーを装着し、それら樹脂カバーには、必要に応じて外側に向けて拡開形状とされた案内用縁部を一体形成したものに設定された、前記請求項1ないし3何れか一項記載のロールペーパー用ストッカー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、複数個の円柱状物または円筒状物などを収納、保管する技術に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって、特にロール紙やロールフィルム等を一時的に保管する際に用いるストッカーを製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
【背景技術】
【0002】
(着目点)
一般にトイレットペーパー用のホルダーは、一個のロールペーパーを回転自在に保持し、簡便に展開、切断して利用できるものとなっており、ロールペーパーが無くなったときには、予め準備されている新しいロールペーパーを交換、装着して使用することとなるが、予備用のロールペーパーを、ペーパー面を露出させたままトイレ周りの床面近くなどに置くと、清掃の際に水を吸収して使用できなくなってしまったり、不用意に汚損してしまったりする虞があり、こうした不都合を解消すべく、予備用のロールペーパーを収納箱や棚などにできるだけ取り出し易くして格納する手段を採用する家庭や職場も多いが、洗浄剤などの他のトイレ用品類と混在させて収納してしまうと、やはり、柔らかく吸水性に秀れたロールペーパーを汚損してしまうことから、それら不都合を解消して効率的に収納でき、簡単な操作で取り出し可能とするように工夫したロールペーパー専用のストッカーも種々開発されるようになってきている。
【0003】
(従来の技術)
そうした傾向を反影したものとして、例えば、特開平10−75913号公報「トイレットペーパーストッカー」発明として提案されているもののように、軸心を鉛直方向に向けた複数個のロールペーパーを、同心積み上げ状に収容可能とする寸法に設定された中空円筒体の下部に底部を設けると共に、ロールペーパー投入用となる上端に上蓋を設け、その下部周壁面に最下位のロールペーパーを取り出し可能とする開閉扉を取り付け、該扉とは反対がわとなる背面がわ周壁面に形成した取り付けビス穴を利用してトイレのコーナーに固定可能とし、比較的手狭となりがちなトイレ室内のコーナー部分に、複数個のロールペーパーを効率的に収納可能としたものや、特開2001−128883号公報に開示された「ロールペーパーストッカー」発明のように、上端部をフック形状に、下端部を内側に湾曲してロールペーパーの下側を包持するホルダー部に形成し、ホルダー部の上部にコ字形にロールペーパーの端部を包持する枠骨を接合し、対向する一対の支持骨の胴部を一対の支持パネルによって接合し、支持骨の胴部と対向する枠骨にコ字形に嵌合部を設け、支持パネル隅端部の線骨嵌入溝と係止突起とに嵌合して、支持骨と支持パネルの胴部との接合を着脱可能とし、支持パネルの胴部スペースに模様や絵の装飾を施し、枠体を軽量なワイヤー線材を主素材とした比較的スマートなものとし、フック形状部分を利用して取付けや移動を簡便に行えるようにしたもの等が散見される。
【0004】
しかし、前者の「トイレットペーパーストッカー」発明は、上端開口からロールペーパーを落下投入すると、かなりの衝撃力が円筒体の底板部分に加わることとなり、しかも最下部付近が開閉扉装着のために大きく開口してしまっていることから、底板が背面部付近だけで支持される結果、長期間に亘って利用して行く中に破損してしまう虞があり、それを無くすにはかなりの補強部材等を必要とすることとなり、また、後者の「ロールペーパーストッカー」発明は、ワイヤー線材を主素材として概略筒状に形成された本体の下部に、最下位となるロールペーパーの下側を包持可能とするよう彎曲させてなるホルダー部を有しているものの、本体の上端投入口から投入された最下位のロールペーパーは、該ホルダー部上に落下する際に、その構造上から弾みで前方に零れ落ちてしまう確立が高いため、収納に際してはかなりの注意を要し、さらに、外周壁面同士を接して複数個積み重ねた状態に収納したロールペーパーは、僅かな重なり具合のズレによっても最下位のロールペーパーは前方に押し出されてしまうと共に、その際の弾みで上位のものまでが次々に排出、落下してしまうことが懸念されるなど、従前のものでは必ずしも利用者の期待に応え切れておらず、より高い保持性能と使い勝手とを有する望ましい構造のロールペーパー用ストッカーが待望視されている。
【特許文献1】(1)特開平10−75913号公報 (2)特開2001−128883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(問題意識)
このように、従前までに提案のある「トイレットペーパーストッカー」や「ロールペーパーストッカー」などでは、何れも筒状に形成された本体の上端開口から底部付近に最下位となるロールペーパーを投入、供給した後、続いて幾つかのロールペーパーを積み重ねるようにして次々に収納しようとすると、投入したロールペーパーの落下、衝撃力が底板に大きな損傷を与えてしまう虞があったり、または、軸心を水平状としたままでロールペーパーを不用意に投入したり、上手く収納したつもりでも何かの拍子でそれら積み重ね状のロールペーパーの上下軸心位置がズレてしまったときなどには、取り出し易くするとしてロールペーパーの形状に倣って彎曲形成したホルダー部の所為で、ロールペーパーが前方に向けて零れ出てしまう虞があるなど、未だ様々な改良の余地が残されたままに放置されてきている。
【0006】
(発明の目的)
そこで、この発明は、上記した実情に鑑み、それら従前までのものの欠点を解消し、ストックするためにロールペーパーを特別な注意も必要とせずに上部投入口から普通に投入することができ、しかも、その際に最下位のロールペーパーは勿論のこと、その上に積み上げられた幾つものロールペーパーも含め、全てのロールペーパーが安定的に保持され続けるよう収納できる新たなロールペーパーの開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のロールペーパー用ストッカーを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明のロールペーパー用ストッカーは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、ロールペーパーの複数個が相互の軸心を同一方向に水平状として上下に積み重ね収容するのに必要な縦長寸法よりも大きい長さ寸法を有し、ロールペーパーを水平状のまま収容し得る平面寸法とした前面部、左右両側面部、背面部とからなる角筒体であって、その下方部分が、最下位のロールペーパーの円形輪郭を全部ではなく一部を残して上に向かった銜え込み状に規制して収容し得るよう、当該前面部は、その下方がわ中途下端から背面部がわ斜下方に向かう規制斜辺面となして尻窄み状の安定収容部に形成されると共に、同前面部の規制斜辺面巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠き、最下位ロールペーパー把持上下動用の操作口となし、当該規制斜辺面に連続する前面部を、同規制斜辺面との境界から上方、ロールペーパー直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分が前面部全巾に亘って切り欠かれ、先の操作口上方に連続する取出口となす一方、上端にはロールペーパー補充用で開閉リッドを有する投入口を設けてなるものとした構成を要旨とするロールペーパー用ストッカーである。
【発明の効果】
【0008】
以上のとおりの構成からなるこの発明のロールペーパー用ストッカーは、その角筒体が前面部、左右両側面部、背面部とからなり、上端に開閉リッドを有する投入口が設けられたものとし、複数個のロールペーパーを投入口から順次投入し、相互の軸心が同一方向の水平状に揃うよう上下に積み重ねて収容して開閉リッドを閉じてしまえば、収容してあるロールペーパーに周辺からの水滴や埃が付着するのを極力防止できると共に、当該角筒体下方部分に位置して最下位のロールペーパーを収容するようにした安定収容部は、規制斜辺面とこれに対峙する背面部とによって形成した尻窄み状に形成され、最下位のロールペーパーの円形輪郭を全部ではなく一部を残して上に向かう規制した銜え込み状にすることから、ロールペーパーが、多少のサイズを異にしたものや、同サイズでも何かの所為でやや変形したものであったりしても全て対応可能とするだけではなく、勢い良く投入されてきたものでも必ず背面部がわに押し付けられるように収容されることとなって秀れた安定性を確保し、弾みで前後左右方向へ不用意な移動をしてしまう現象などを確実に阻止するものとなり、しかも、この安定収容部の構造に起因して、仮令繰り替えし投入口から供給、落下するようにしたロールペーパーでも、緩衝するよう受け止めて衝撃力を軽減し、相対的に角筒体下方部分の耐久強度を高め、長寿命化することができると共に、安定的に保持されるようにした最下位のロールペーパーが、その上に積み重ねたロールペーパーの安定的収納を実現することから、何かの拍子に零れ落ちしまうといった不測の事態を確実に防止できるという秀れた特徴を発揮するものとなる。
【0009】
加えて、前面部の規制斜辺面巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠いて形成された操作口が、当該安定収容部内に保持された最下位のロールペーパーの対応する中央適所を、角筒体の外部から直接的に把持して上下移動させることを可能とし、さらに、同規制斜辺面との境界から上方、ロールペーパー直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分が前面部全巾に亘って切り欠かれ、先の操作口上方に連続するよう形成した取出口が、当該操作口を通じて上昇操作した最下位のロールペーパーを、前面部の前方外部に取り出し可能とするものとなり、これら連続する操作口および取出口を通じて下位のロールペーパーを簡便に上昇、取り出しできるものとし、健常者は固よりのこと、身体に障害をもつ人々や高齢者などにも片手で円滑に利用できるものとすることができ、最下位のロールペーパーを取り出した後には、取り出し前に最下位のロールペーパーの直上に積み上げられていたロールペーパーが、安定収容部内に自動的に落下してこれまた安定的に保持された上、その上部に積み上げられたロールペーパーも引き続き確実に安定、支持することから、常に取出し操作の不良を防止でき、しかも最下位のロールペーパーを取り出したときに上昇することとなる最上位のロールペーパーは、開閉リッドがその自重によって上方から抑え込み、投入口からロールペーパーが不用意に零れ出してしまうといった事態も確実に防止するなど、大きな効果が得られることになる。
【0010】
また、規制斜辺面の上端に脱落防止片を一体形成したものでは、安定収容部内に最下位となるロールペーパーを不注意に落下、供給して万が一にも背面部中途内壁面などに弾んで前方に飛び出そうとする現象を惹起したとしても、これをよく阻止し、より確実に最下位のロールペーパーを収容、保持可能とし、また、左右両側面部夫々の前面部寄りとなる上端部に左右外側に向けて拡開させた拡開状補助片を一体に上向き突設したものでは、ロールペーパーの投入口への供給作業が容易になることから、誤って投入口の開口縁に干渉させてロールペーパーに傷付けてしまったり、手指をぶつけたりといった不都合を未然に防いでより円滑にロールペーパーの充填作業を行うことができ、さらに、投入口、操作口および取出口などの各開口縁の要所々々に樹脂カバーを装着し、必要に応じて案内用縁部を一体形成したものでは、角筒体の各角縁部分にロールペーパーや利用者の手指が直接接触するのを阻止し、無用な損傷や負傷などの発生を未然に防ぐことができるなどといった利点を得ることができるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
角筒体は、上端投入口から供給されたロールペーパーの複数個を、相互の軸心が同一方向に水平状に揃う姿勢に、上下に積み重ね収容可能とし、必要に応じて前面部取出口から、簡便に取り出すことを可能とする機能を果たし、ロールペーパーの複数個が軸心を同一方向に水平状として上下に積み重ね収容するのに必要な縦長寸法よりも大きい長さ寸法を有すると共に、ロールペーパーを水平状のまま収容し得る平面寸法とした前面部、左右両側面部、背面部とからなるものとしなければならず、夫々の面部分を平面壁から形成したものとすることが出来る外、後述する実施例に示すように、実質的に平面寸法を確保できる枠状骨格からなるものとすることが可能であり、アルミニウムやステンレス鋼などの各種金属製、ポリカーボネート、ABS、PPなどの各種合成樹脂製、CFRP、GFRPなどの各種複合樹脂製の外、木製、セラミックス製、陶製など様々な素材から製造されたものとすることができる。
【0012】
前面部は、角筒体の前側壁面を形成して収容された最下位よりも上位となるロールペーパーを、前方から保持可能とすると共に、下方寄り中途部分に開口された取出口を通じて最下位のロールペーパーを前方外側に取り出し可能とする機能を果たすものであり、取出口とそれに連続する操作口を除く前側壁面を平面状に形成したものか、枠状または格子状など実質的に同様の機能を確保できるよう形成したものとし、後述する実施例にも示すように、必要に応じて投入口の一部を形成する上端縁の、中央付近部分を概略U字型に凹欠形成し、手指の干渉を防止してロールペーパーの投入操作を、より円滑に行えるようにしたものとすることができる。
【0013】
左右両側面部は、角筒体の左右両側壁面を形成し、収容された全てのロールペーパーを左右方向から保持可能とすると共に、背面部左右端縁に対して前面部左右端縁を一体に連結したものとし、規制斜辺面に対応する下方部分が安定収容部の左右側面部分を形成するという機能を果たし、背面部に対して垂直に一体化された左右壁面状に形成したものとすることができる外、実質的に壁面と同様にロールペーパーの零れを阻止できる枠状または格子状のもなどとすることが可能であり、後述する実施例に示すように、左右両側面部夫々の背面部寄りとなる上端部に開閉リッドの後端を軸着し、同左右両側面部夫々の前面部寄りとなる上端部を、閉鎖される開閉リッドの自由端がわ左右縁下面付近を下側から支持可能とすると共に、ロールペーパーの投入操作を補助可能とするよう、左右外側に向けて拡開させた拡開状補助片を一体に上向き突設したものに設定されたものとすることが可能である。
【0014】
背面部は、角筒体の背面壁を形成し、収容された全てのロールペーパーを後方から保持可能とすると共に、規制斜辺面に対峙する下方部分が安定収容部の背面部分を形成するという機能を果たし、平面状壁面に形成することが可能な外、実質的に壁面と同等の機能を発揮できる枠状または格子状のものなどとすることが可能であり、後述する実施例に示すように、要所々々となる複数適所に、壁面へのネジ固定を可能とする肉厚方向に貫通する取付け孔を穿孔したものとするのが望ましく、適所に吊り下げ用の金具類を設けたものとすることが可能であり、下端に自立可能とする脚部を設けることも不可能ではなく、さらに、上下何れかにロールペーパーを展開可能に保持できるホルダーを一体化するようにしたものや、一体化可能とする連結機構を設けるようにしたものなどとすることが可能であり、上部にロールペーパー用ホルダーを配置する場合には、開閉リッドの開閉やロールペーパーの投入などに支障のない程度に十分な間隔を隔てた配置関係とするよう設定すべきである。
【0015】
投入口は、角筒体上端部分から軸心を左右方向に向け、水平状としたロールペーパーを容易に投入可能とする機能を果たし、干渉などすることなく、迅速且つ簡単に投入可能とする程度に十分な余裕寸法を確保した平面開口形状、寸法に設定されたものとしなければならず、投入操作性を向上すべく、その開口縁部を上方外側に向けて拡開状に形成したものとすることが可能であり、必要に応じてロールペーパーを保護可能な曲面形状に仕上げられた樹脂製カバーを装着したものとすることができる。
【0016】
開閉リッドは、角筒体上端に開口した投入口を開閉自在に閉鎖可能とし、収容してあるロールペーパーを埃や水などの付着から保護可能とし、最下位に収容されたロールペーパーを取り出すときに上昇することとなる最上位のロールペーパーを、上方から抑えて跳ね上がりによる投入口からの零れ出しを防止可能とする機能を果たし、収容するロールペーパーより大きな閉鎖時平面形状に形成されたものとしなければならず、軽快に操作出来る程度に比較的軽量なものとすべきであって、後述する実施例に示すように、角筒体上端がわの背面部寄りとなる適所に枢着され、閉鎖姿勢のときに前面部がわ配置となる自由端縁が、利用者の把持したロールペーパー外周壁面を接触させて容易に開放操作できる程度に露出または僅かに前方に突出させたものとするのが望ましい。
【0017】
安定収容部は、上端の投入口から投入、落下されて角筒体底部付近に供給される最下位となるロールペーパーを、その落下衝撃を緩衝可能とするようキャッチすると共に、該最下位ロールペーパーを銜え込み状に保持し、上下積み重ね収容された全てのロールペーパーを安定的に収納、保管可能とする機能を果たすものであり、実質的に最下位に収容されるロールペーパーを、その前後左右方向に移動、転動不能とするよう下側から上側に向けて銜え込み状に保持可能とするものとしなければならず、より具体的には、後述する実施例に示すように、角筒体前面部の下方がわ中途下端から背面部がわ斜下方に向かう規制斜辺面と、該規制斜辺面に対峙する背面部とからなる尻窄み状部分であって、それら規制斜辺面および背面部の左右端同士を繋ぐ左右両側面部の対応範囲を含むものとし、さらに、前面部の規制斜辺面巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠き、最下位ロールペーパー把持上下動用の操作口を開口させたものとしなければならない。
【0018】
規制斜辺面は、上端の投入口から投入、落下して角筒体底部付近に供給される最下位となるロールペーパーを、前面部の下方がわ中途下端付近において背面部に押し付けた状態とし、上に向かった銜え込み状に規制して収容可能とする機能を果たすものであり、前面部の下方がわ中途下端から背面部がわ斜下方に向かって尻窄み状とするよう傾斜された壁面状に形成し、巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠き、最下位ロールペーパー把持上下動用の操作口を開口したものとしなければならず、ロールペーパーとの接触面を、ロールペーパーに損傷や変形を与えない程度の平滑面状に仕上げられたものとすべきであり、最下位ロールペーパー前面部がわの軸管中心より下側となる周壁面に対し、前面部から背面部がわに向けて下向き傾斜された接線状となるよう形成された傾斜直線内壁面状のものや、前面部から背面部がわに向けて下向き傾斜され、未使用のロールペーパーの外周曲率半径よりも僅かに大きな内周面曲率半径に設定された凹彎曲線内壁面状のものとすることができ、場合によっては、最下位ロールペーパーに向けて凸彎曲線内壁面状のものとしても差し支えはないが、その場合には、ロールペーパーが変形や破損を生じない程度の曲率半径に留めるのが望ましく、何れの場合にも、最下位に収容されるロールペーパーをより確実に保持できるよう、該規制斜辺面の上端を前面部と同一壁面状に僅か延伸して脱落防止片に一体形成してなるものとすることもできる。
【0019】
操作口は、前面部の下方がわ中途下端から背面部がわ斜下方に向かうよう設けられた規制斜辺面の略中央から直接的に、最下位に収容したロールペーパーの外周面を把持し、上方に連続状に形成された取出口に対応する高さ位置まで上昇移動する操作を可能とする機能を果たすものであり、当該規制斜辺面巾方向中央に、利用者の手指を容易に通過可能とする程度の巾寸法範囲を上下方向に亘り、前面部の肉厚方向に切り欠き状とし、前面部の内外に通じるよう形成されたものとしなければならず、その切り欠き範囲は、背面部の下方対応箇所付近にまで達するよう形成されたものとするのが望ましい。
【0020】
取出口は、利用者の手指によって操作口を通じて把持され、角筒体内における安定収容部の上方適所まで上昇、移動させた最下位のロールペーパーが、同角筒体前面部所定箇所の内部から前方外がわに向けて抜出し状に取り出し可能とする機能を果たし、安定収容部に保持した最下位のロールペーパーを、規制斜辺面の直上付近まで上昇させた高さ位置に相当する前面部に、水平軸心状の姿勢のままのロールペーパーを角筒体の前方外側に通過、取り出し可能とする開口形状、寸法に設定されたものとしなければならず、当該規制斜辺面の上方に連続する前面部を、同規制斜辺面との境界から上方、ロールペーパー直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分が前面部全巾に亘って切り欠かれ、操作口上方に連続するよう形成されたものとしなければならず、より具体的には、安定収容部上方適所の前面部中央付近に、未使用ロールペーパーの軸心方向長さ寸法より僅かに大きな巾寸法と、同未使用ロールペーパーの外径に、取り出し操作の際にロールペーパーを把持した手指が開口縁に干渉しない程度の余裕寸法を加えた上下寸法とに設定された正面概略矩形状の開口としなければならない。
【0021】
前述した投入口、操作口および取出口などの各開口縁の要所々々には、ロールペーパーおよび操作手指保護用の樹脂カバーを装着し、それら樹脂カバーには、必要に応じて外側に向けて拡開形状とした案内用縁部を一体形成したものに設定されたものとすることができ、該樹脂カバーは、縁部を面取りされた軟質部品または硬質部品とすることが可能であり、より具体的には、比較的軟質な合成樹脂製か、または比較的硬質な合成樹脂製、木製、金属製、セラミックス製、陶器製など様々な素材製とすることができる。
【0022】
また、当該ロールペーパー用ストッカーは、その上下がわの何れか一方に一個または複数個のロールペーパーを展開自在に保持可能とするホルダーを一体的に組み合わせたものとすることが可能である外、壁面への装着固定のみに留まらず、自立可能とするような脚部を一体化するか、または着脱可能に組み合わせられたものとするかの何れかとすることなどが可能であり、さらにまた、当該ロールペーパー用ストッカーは、その収納の対象物品をロールペーパー以外の比較的軽量な円筒状物品とすることも可能であり、例えば乾電池、写真用フィルム、スプレー缶、その外の概略円柱状に形成された物品、または飲料缶、円柱状に包装されたポテトチップスやキャンディ、チューインガムのような略円筒状の飲食品類など様々な物品の収納用や展示、販売用のストッカーとしても利用可能なものである。
【0023】
そして、ロールペーパーは、長尺な概略長方形状のシート状素材をロール状に巻き付けたものであれば特に限定されず、より具体的には、後述する実施例に示すようなトイレットペーパーの外、キッチンペーパーや印刷用ロール紙などといったロール状紙製品類、または合成樹脂シートや複数連結状に製造されたビニール袋、金属箔の類など、様々なロール状製品をその対象とすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
【実施例1】
【0024】
図1のロールペーパー用ストッカーの斜視図、図2の開閉リッドを閉鎖したロールペーパー用ストッカーの斜視図、図3のロールペーパー用ストッカーの正面図、および図4の断面化されたロールペーパー用ストッカーの側面図に図示される事例は、ロールペーパーR,Rの複数個が相互の軸心を同一方向に水平状として上下に積み重ね収容するのに必要な縦長寸法よりも大きい長さ寸法を有し、ロールペーパーR,Rを水平状のまま収容し得る平面寸法とした前面部26、左右両側面部23、背面部21とからなる角筒体2であり、その下方部分が、最下位のロールペーパーRの円形輪郭を全部ではなく一部を残して上に向かった銜え込み状に規制して収容し得るよう、当該前面部26は、その下方がわ中途下端から背面部21がわ斜下方に向かう規制斜辺面31,31となして尻窄み状の安定収容部3に形成されると共に、同前面部26の規制斜辺面31,31巾方向中央所定巾部分を上下方向に切り欠き、最下位ロールペーパーR把持上下動用の操作口4となし、当該規制斜辺面31,31に連続する前面部26を、同規制斜辺面31,31との境界から上方、ロールペーパーR直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分が前面部26全巾に亘って切り欠かれ、先の操作口4上方に連続する取出口5となす一方、上端にはロールペーパーR補充用で開閉リッド28を有する投入口27を設けてなる、この発明のロールペーパー用ストッカーにおける代表的な一実施例を示すものである。
【0025】
当該ロールペーパー用ストッカー1は、図1ないし図4中に示すように、未使用ロールペーパーRの軸心方向長さに、収納容易にする僅かな余裕寸法を加えた左右巾寸法と、未使用ロールペーパーRの直径の2倍(収納個数倍。実施例では2個)に余裕寸法を加えた上下寸法とに設定され、適所に壁面への取り付けを可能とするネジ固定用の取付け孔22,22を穿孔した背面部21を設け、該背面部21の上下端間に亘る左右端縁から、未使用ロールペーパーRの直径に余裕寸法を加えた奥行き寸法に設定された範囲に、板枠状をなした左右両側面部23,23が夫々垂直状に突設され、それら左右両側面部23,23の前端間には、背面部21に平行な前面部26が一体に設けられ、全体が一個のアルミニウム製角筒体2に形成されたものとなっている。
【0026】
該角筒体2上端に平面矩形状に開口された投入口27には、左右両側面部23,23の背面部21寄りとなる各上端に形成された左右軸着片24,24間に、投入口27の平面形状を隠蔽可能とする概略平板状に形成された開閉リッド28の基端がわが前後回動自在に枢着され、その先端左右がわの下面が、閉鎖姿勢において左右両側面部23,23の前面部26寄りとなる上端縁から、上方左右外側に向けて彎曲状に拡開、延伸された左右拡開状補助片25,25の上端に支持されるようにしてある。
【0027】
該角筒体2は、前面部26の上端付近から下方へ、未使用ロールペーパーRの直径の1個半分の上下寸法に余裕寸法を加えた寸法分下がわとなる中途位置から、背面部21がわ寄りとなる斜下方に向かう規制斜辺面31,31が、最下位に収容されたロールペーパーRの外周面に接線状に接する傾斜直線状配置の平滑面状に形成され、当該規制斜辺面31,31の左右巾方向の中央であって90mm程度の巾寸法範囲を上下方向に切り欠いて操作口4を開口させ、さらに、該操作口4上端に連続する前面部26を、未使用ロールペーパーRの直径寸法よりも僅かに大きい高さ寸法分に亘り、その全巾を切り欠き、正面概略矩形状の取出口5を形成したものとなっており、当該操作口4上端の左右がわであって、取出口5の下端左右がわに対応する規制斜辺面31,31の各上端には、前面部26と面一の垂直壁面状に上方20mmに及び、延伸せてなる左右脱落防止片32,32が一体形成され、これら左右規制斜辺面31,31、それらに対峙する背面部21、左右両側面部23,23および脱落防止片32,32によって安定収容部3が形成されている。
【0028】
前面部26の上端中央付近は、開閉リッド28の開閉操作の際に利用者の手指が干渉しないよう、概略凹字状の凹欠部を形成し、その左右端縁上向き縁部には、逆U字型断面形状に形成されPP製の樹脂カバー6,6が装着され、また取出口5上端の下向き開口縁にも、前方に向けて僅かに彎曲状に延伸された案内用縁部61を有する樹脂カバー6が固着されると共に、同取出口5左右下端に対応する左右脱落防止片32,32の各上向き端縁にも、逆U字型断面形状の樹脂カバー6,6が装着され、操作口4の左右側に対応する左右規制斜辺面31,31の対峙縁にも夫々、斜下方外側に向けて僅かに彎曲状に延伸させた案内用縁部61が形成されている。
このように形成されたロールペーパー用ストッカー1は、その上下の何れか一方に、一個または複数個のロールペーパーRを展開自在に保持可能とするホルダーを一体化、あるいは組み合わせ可能に設けたものとすることが可能であり、必要に応じて自立用の脚部を設けることもできる。
【0029】
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明のロールペーパー用ストッカー1は、トイレ内のトイレットペーパー用ホルダーの近くに設置する場合、背面部21の取付け孔22,22に図示しないタッピングネジを通し、室内壁面や家具などの安定した取付け面に対し、図2中に示した姿勢状態のように、角筒体2の鉛直状姿勢を確保するよう確りと取り付けることが可能であり、このように設置されることによって、図1中に示すように、開閉リッド28を開き、投入口27から最大2個のロールペーパーR,Rを上下縦列状に収納することが可能となる。この際、前面部26上端中央の凹欠形状部分が、閉鎖姿勢の開閉リッド28先端下がわを掴む利用者の手指との接触を回避し、円滑な開閉操作を可能とする。
【0030】
図1中の白抜き矢印に示すように、当該角筒体2投入口27から特段の注意を要することなく投入され、最下位となるロールペーパーRは、その軸心を左右水平方向に向けた姿勢として投入口27付近を通過し、その際、左右拡開状補助片25,25に誘導され、当該投入口27左右縁に干渉することなく円滑な投入操作を行うことが可能となり、ロールペーパーR下側の一部が投入口27に収容されたとき、利用者がこれを手放すと、ロールペーパーRはその自重によって角筒体2内を下方がわの安定収容部3まで自然落下することとなる。
【0031】
投入口27からロールペーパーRを投入する際に、片手で把持したロールペーパーR外周壁面を、図2中に示したように、前方に僅かに突出または露出された開閉リッド28の自由端縁に、軽く押し当てるようにして、図1中に示したように、上方に開放した状態でそのまま投入するよう操作すると、投入後の開閉リッド28が自重によって自動的に閉鎖されてしまい、開閉リッド28の開閉操作時間を短縮し、迅速なロールペーパーRの供給作業を実現するものとなる。
【0032】
当該安定収容部3は、図1および図4中に示したように、その左右規制斜辺面31,31と、これに鉛直壁面をもって対峙する背面部21とにより、取出口5とは反対がわとなる背面部21がわに向けて誘導可能な尻窄み状の対峙壁面を形成し、上方から落下してくるロールペーパーRの中心から下側となる外周壁面を上向き銜え込み状にした状態で確実に保持し、さらに、それらに対応する左右両側面部23,23によって軸心(左右)方向の移動も阻止されるから、落下の弾みによる姿勢変更や、それに伴う操作口4からの脱落、および取出口5からの零れ落ちなどを確実に阻止すると共に、左右規制斜辺面31,31上端の脱落防止片32,32は、最下位のロールペーパーRが、万が一前方に転がり出ようとした場合にあっても、これを上手く阻止できて、より確実な脱落防止を可能とする。
【0033】
こうして安定収容部3に安定的に保持された最下位のロールペーパーRに続いて次ぎのロールペーパーRを投入すると、図1中に示したように、左右拡開状補助片25,25が、前回の投入と同様に円滑な誘導を行い、最下位ロールペーパーRの略軸心上となる外周面上に落下され、前面部26、左右両側面部23,23および背面部21によって四方の周囲を包囲され、角筒体2内に確実に保持され、しかも、取出口5は、その上下中心付近が最下位のロールペーパーR上端との上下境目付近に対応しており、上位のロールペーパーRを不用意に零れさせてしまう虞は無く、2個目のロールペーパーRの収納を終えた後に開閉リッド28を閉鎖すると、収納された各ロールペーパーRへの埃の付着や、周辺飛沫水の付着などを防止することが可能となり、これらの収納操作は、片手だけで簡単に行うことが可能である。
【0034】
当該ロールペーパー用ストッカー1に収納されたロールペーパーRを取り出すには、操作口4を通じて外側から手指を挿入して最下位のロールペーパーRを掴み、図1中の斜線矢印および図4中の黒塗り矢印に夫々示すように、角筒体2の内側形状に沿って鉛直上方に持ち上げ移動させ、図3中の斜線範囲に示すよう、取出口5範囲内に配置してから、図1中の斜線矢印および図4中の斜線矢印および白抜き矢印に示すように、前方外側に取り出すこととなり、そのまま図示しないロールペーパー用ホルダーに装着して利用することが可能であり、この一連の取り出し操作は、片手だけで円滑に行うことができる。
【0035】
また、図4中に示したように、最下位のロールペーパーRを取り出す際に、最上位のロールペーパーRが上昇移動することとなるが、開閉リッド28がその自重によって上方から下向きに抑え込み、最上位のロールペーパーRが投入口27から零れ落ちるのをよく阻止できる上、最下位のロールペーパーRを取り去ってしまった後に角筒体2内に残ったままその自重によって自然に安定収容部3まで落下して同じく安定的に保持、収納され、次回の取り出し操作まで待機状態となり、追加のロールペーパーRが投入口27を通じて供給されたときにも、前回の上位ロールペーパーRの投入と同様、零れ出しは確実に阻止され、安定的な収納状態を維持する。
【0036】
さらに、図1中に示したように、投入口27、操作口4および取出口5の各開口縁となる要所々々に、樹脂カバー6,6,……および必要に応じて形成された案内用縁部61,61,……を設けてあることから、投入および取出し操作する利用者の手指を保護すると共に、概して柔らかなロールペーパーRの損傷を防止する。
【0037】
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例のロールペーパー用ストッカー1は、前記この発明の効果の項記載の特徴に加え、角筒体2の左右両側面部23,23、前面部26および規制斜辺面31,31などの各部を、壁面状ではなく骨格枠状に形成して軽量化を図り、装着の対象となる壁面への荷重負担を軽減することが可能であり、しかもロールペーパーRを投入口27から投入したときにも、図1および図4中に示したように、安定収容部3が銜え込み状に受け止めて落下の衝撃を和らげ、さらに操作口4および取出口5を通じてロールペーパーRを取り出し操作するときには、収容されたロールペーパーR,Rを上昇させるよう操作することとなるから、壁面結合部分への負担も少なく、結果として耐久強度に秀れたものになるという効果が期待できる。
【0038】
加えて、安定収容部3の規制斜辺面31,31を、その下端に向かう程、鉛直姿勢の背面部21内壁面に近接するよう傾斜されたものに形成しあって、最下位となるロールペーパーRに、前面部26に開口した取出口5とは反対がわに向けて転がり、押し付けられるような付勢力を発生させるようにして、落下の弾みなどによる零れ出しの発生を、さらに確実に防止できるようにするという効果も得られることになる。
【0039】
開閉リッド28の先端を前面部26の上端に露出または突出状とし、片手に把持したロールペーパーRの外周壁面を軽く押し当てるようにして開閉リッド28を開閉操作可能としてあり、さらに効率的にロールペーパーRの供給を行うことができるようになり、公衆トイレなどの複数のロールペーパー用ストッカー1,1,……に次々と手早くロールペーパーR,R,……を供給しなければならないような場合などには、その作業性を極めて効率化することとなって大いにその威力を発揮するものとなる。
【0040】
(結 び)
叙述の如く、この発明のロールペーパー用ストッカーは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で経済的且つ比較的低廉に生産可能であり、従前からのトイレットペーパーストッカーに比較し、より安定した収納を実現可能とし、ロールペーパーの不用意な零れ出しを確実に防止できる上、ロールペーパーの供給から取り出し作業までの一連の作業を片手だけで簡便に行うことができ、健常者は固よりのこと、身体に障害をもつ人々や高齢者にも極めて使い勝手がよくなることから、一般家庭だけに留まらず多くの人々が利用する公共施設や一般企業などにおいて尚さら高い評価がなされ、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図面は、この発明のロールペーパー用ストッカーの技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
【図1】開閉リッドを開放させロールペーパー用ストッカーを示す斜視図である。
【図2】開閉リッドを閉鎖したロールペーパー用ストッカーを示す斜視図である。
【図3】ロールペーパー用ストッカーを示す正面図である。
【図4】ロールペーパー用ストッカーを縦断面化して示す側面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ロールペーパー用ストッカー
2 角筒体
21 同 背面部
22 同 取付け孔
23 同 左右両側面部
24 同 軸着片
25 同 拡開状補助片
26 同 前面部
27 同 投入口
28 同 開閉リッド
3 安定収容部
31 同 規制斜辺面
32 同 脱落防止片
4 操作口
5 取出口
6 樹脂カバー
61 同 案内用縁部
R ロールペーパー
【出願人】 【識別番号】505134903
【氏名又は名称】板垣 昌広
【出願日】 平成18年6月28日(2006.6.28)
【代理人】 【識別番号】100083437
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 實


【公開番号】 特開2008−6029(P2008−6029A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−178843(P2006−178843)