| 【発明の名称】 |
前掛けおよび該前掛けを用いた携帯トイレ |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 勇
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| 【要約】 |
【課題】外部からの視線を遮断することが可能な前掛けおよび該前掛けを用いた携帯トイレを提供すること。
【構成】前掛けを構成する基布の左右にそれぞれ腰紐を取り付け、基布の左右にそれぞれ切れ目を入れて手入れ口を設け、基布の裏面にポケットを設ける。ポケットには貯尿用の容器を取り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯トイレ用の前掛けであって、 基布と、 前記基布の左右の少なくとも一方に取り付けられた腰紐と、 前記基布に入れられた切れ目による手入れ口と、 前記基布の裏面に設けられた貯尿用又は受尿用の容器を取り付けるためのポケットと、 を備える前掛け。 【請求項2】 携帯トイレ用の前掛けであって、 基布と、 前記基布の上部に取り付けられた首紐と、 前記基布に入れられた切れ目による手入れ口と、 前記基布の裏面に設けられた貯尿用又は受尿用の容器を取り付けるためのポケットと、 を備える前掛け。 【請求項3】 前記基布には、幅方向に切れ目が入れられ、 前記幅方向の切れ目を覆うようにポケット布が縫着されていることを特徴とする請求項1または2記載の前掛け。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の前掛けと、 該前掛けの前記ポケットに取り付けられた貯尿用又は受尿用の容器と、 を備えることを特徴とする携帯トイレ。 【請求項5】 前記容器の下部には管が接続され、 前記基布の裏面のポケットの下部には穴が穿設され、 前記管は前記穴を挿通していることを特徴とする請求項4記載の携帯トイレ。 【請求項6】 前記管の先端は、他の容器または排水口に接続されていることを特徴とする請求項5記載の携帯トイレ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、災害時または高層ビルの工事現場等のトイレのない場所において使用される、外部からの視線を遮断するための前掛けおよび該前掛けを用いた携帯トイレに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、トイレのない場所において尿意を催した場合は、遠くのトイレまで移動するか、袋状の携帯トイレを使用して、用を足していた。(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2002−78642号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来の携帯トイレは、そのままでは外部からの視線を遮断することができないため、使用時には人目に触れないように物陰に移動する必要があった。 本発明の課題は、外部からの視線を遮断することが可能な前掛けおよび該前掛けを用いた携帯トイレを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の前掛けは、基布と、前記基布の少なくとも一方に取り付けられた腰紐と、前記基布に入れられた切れ目による手入れ口と、前記基布の裏面に設けられた貯尿用又は受尿用の容器を取り付けるためのポケットと、を備える。 【0005】 また、前記腰紐の代わりに前記基布の上部に首紐を取り付けても良い。 本発明の前掛けを用いた携帯トイレは、前記基布の裏面のポケットに、容器が取り付けられている。 【発明の効果】 【0006】 本発明によれば、トイレの無い場所において、外部からの視線を遮断することができ、わざわざ移動することなく用を足すことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る前掛けの表面、図1Bは裏面を表す。 本実施の前掛けは、一枚の矩形状の基布101の左右にそれぞれ腰に巻きつけるための腰紐102、103が取り付けられ、基布101の上半部分の左右それぞれに高さ方向に切れ目が入れられ、手入れ口104、105が設けられている。また、表面には矩形状のポケット布が縫着されることで、ティッシュ等を入れておくための上部に開口したポケット106、107が設けられている。基布の素材としては、綿、麻、またはポリエステル等が用いられる。 【0008】 基布101の裏面の下半部分の中央には矩形状のポケット布が縫着されることで、上部に開口したポケット108が設けられている。 図2は、貯尿用の容器の斜視図である。 【0009】 容器201としては、口部が開口したプラスチック製の円筒型の容器が用いられる。また、中身が飛び出ないように口部に着脱可能な蓋が付属していることが望ましい。 図3は、貯尿用の容器を前掛けに取り付けた図である。 【0010】 使用時には、図2の貯尿用の容器は、図3に示すように前掛けの裏面のポケット108に入れられる。 図4は、カバーの斜視図である。 【0011】 図5は、カバーを容器に取り付けた時の斜視図である。 本発明の携帯トイレを複数人で使う場合には、衛生面が問題になる。そこで、容器の口部にカバーを取り付け、使用の度にカバーを取り替えることで解決する。 【0012】 カバーは、図4に示すように円筒形または円錐形のカバー401が用いられる。カバーの素材としては、紙やポリエチレン等が用いられる。 このカバー401の上部を外側に折り曲げ、図5のように容器201の口部にかぶせる。使用後は外して容器の中または備え付けのゴミ箱に捨てる。このように使用の度にカバーを交換することで、衛生的になる。 【0013】 次に使用方法について説明する。 基布101の裏面のポケット108に容器201を取り付け、カバー401を容器201の口部にかぶせる。 【0014】 下半身を前掛けで覆い隠すようにし、腰紐102、103を腰に巻いて結び、前掛けを体に固定する。 手入れ口104、105より手を入れて、ズボン等を操作し、容器201に排尿する。通常、前掛けの端から手を入れると、前掛けの端が浮き上がってしまい、横から前掛け内部が見えてしまう。手入れ口を設け、手入れ口から手を入れることにより、横から前掛け内部が見えてしまうのを防ぐことができる。 【0015】 用を足した後は、腰紐102、103を解き前掛けを外し、カバー401を捨てる。容器201に蓋が付属している場合は、蓋を閉める。 図6Aは、本発明の第2の実施の形態に係る前掛けの表面、図6Bは裏面を表す。 【0016】 第1の実施の形態に係る前掛けは、使用時に前掛け内部の様子が見えず、不便であった。 本発明の第2の実施の形態に係る前掛けは一枚の矩形状の基布601の左右にそれぞれ腰に巻きつけるための腰紐602、603が取り付けられ、基布601の上半部分の左右それぞれに高さ方向に切れ目が入れられ、手入れ口604、605が設けられている。また、基布601の表面の上半部分の中央には矩形状の大きめのポケット布が縫着され、上部に開口したポケット606が設けられている。このポケット布に隠れるように、基布601には幅方向に切れ目607が入れられている。 【0017】 基布601の裏面の中央には、第1の実施の形態と同様にポケット608が取り付けられている。 使用方法は、前述の説明と同様である。 【0018】 使用時には、幅方向の切れ目607から前掛け内部を見ることができ、使用時にズボン等の操作が簡単になる。また、切れ目607はポケット606に隠れるように設けられているので、上方向からのみ前掛け内部が見えるようになっており、前や横からは前掛け内部は見えない。 【0019】 図7Aは、本発明の第3の実施の形態に係る前掛けの表面、図7Bは裏面を表す。 第1および第2の実施の形態に係る前掛けを用いた携帯トイレは、容器が比較的小さく、何度か使用すると容器が満杯になるため、中の尿を捨てなければならない。 【0020】 本発明の第3の実施の形態に係る前掛けは、表面は第1の実施の形態に係る前掛けと同様に、一枚の矩形状の基布701の左右にそれぞれ腰に巻きつけるための腰紐702、703が取り付けられ、基布701の上半部分の左右それぞれに高さ方向に切れ目が入れられ、手入れ口704、705が設けられている。また、表面には矩形状のポケット布が縫着されることで、ティッシュ等を入れておくための上部に開口したポケット706、707が設けられている。 【0021】 基布701の裏面の下半部分の中央には矩形状のポケット布が縫着されることで、上部に開口したポケット708が設けられている。ポケット708の下部には穴709が穿設されている。 【0022】 図8は、受尿用の容器の斜視図である。 図8の容器は、上部が開口した容器801の下部に管802が取り付けられており、容器801に入った液体が管802を通り排出されるようになっている。管としてはゴム製のホース、蛇腹状のプラスチック管などが用いられる。 【0023】 図9は、受尿用の容器を前掛けに取り付けた図である。 図8の容器801を第3の実施の形態に係る前掛けに取り付けると、図9のようになり、ポケット708に容器801が入れられ、管802がポケットの下部に設けられた穴709を挿通している。管802の先端は、不図示の大きな容器または排水口等に接続されている。 【0024】 これにより、容器801に入った尿は管802を通り、大きな容器または排水口に流れるため、前掛けに取り付けられた容器801には尿が溜まらず、容器801に溜まった尿を捨てる必要がなくなる。 【0025】 第3の実施の形態に係る前掛けの表面は、第1の実施の形態に係る前掛けと同様であったが、第2の実施の形態に係る前掛けと同様であってもよく、また、他の形態でも良い。 図10Aは、本発明の第4の実施の形態に係る前掛けの表面、図10Bは裏面を表す。 【0026】 本発明の第4の実施の形態に係る前掛けは、一枚の基布1001の上部に輪状の首紐1002が取り付けられ、基布1001の左右それぞれに高さ方向に切れ目が入れられ、手入れ口1003、1004が設けられている。また、表面には矩形状のポケット布が縫着されることで、ティッシュ等を入れておくための上部に開口したポケット1005、1006が設けられている。 【0027】 基布1001の裏面の中央には、第1の実施の形態と同様にポケット1007が取り付けられている。 第4の実施の形態に係る前掛けも、他の実施の形態の前掛けと同様に、ポケット1007に貯尿用または受尿用の容器を取り付け、携帯トイレとして使用できる。 【0028】 また、基布1001の形態は、第2または第3の実施の形態と同様であってもよく、他の形態でも良い。なお、他の実施の形態に係る前掛けと同様に腰紐をさらに備えても良い。 【0029】 第4の実施の形態に係る前掛けは、首紐を首に掛けるだけで前掛けを固定でき、腰紐を用いた場合に比べて腰紐を結ぶ手間が無くなる。 以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明は以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成を取ることができる。例えば、腰紐を基布の左右の一方のみに取り付けても良いし、腰紐と基布とを面ファスナーやホック等の固定具により固定するようにしても良い。また、切れ目による手入れ口は、高さ方向に設けられているが、幅方向であっても良く、左右いずれか一方のみでも良い。実施の形態では、貯尿用または受尿用の容器として比較的単純な円筒状のものを示したが、その形状は、使い勝手等を考慮して、その他様々なものを採用可能であり、例えば容器の口部の形状を工夫することにより、男女兼用にすることもできる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1A】本発明の第1の実施の形態に係る前掛けの表面を表す図である。 【図1B】本発明の第1の実施の形態に係る前掛けの裏面を表す図である。 【図2】貯尿用の容器の斜視図である。 【図3】貯尿用の容器を前掛けに取り付けた図である。 【図4】カバーの斜視図である。 【図5】カバーを容器に取り付けた時の斜視図である。 【図6A】本発明の第2の実施の形態に係る前掛けの表面を表す図である。 【図6B】本発明の第2の実施の形態に係る前掛けの裏面を表す図である。 【図7A】本発明の第3の実施の形態に係る前掛けの表面を表す図である。 【図7B】本発明の第3の実施の形態に係る前掛けの裏面を表す図である。 【図8】受尿用の容器の斜視図である 【図9】受尿用の容器を前掛けに取り付けた図である。 【図10A】本発明の第4の実施の形態に係る前掛けの表面を表す図である。 【図10B】本発明の第4の実施の形態に係る前掛けの裏面を表す図である。 【符号の説明】 【0031】 101 基布 102、103 腰紐 104、105 手入れ口 106〜108 ポケット 201 容器 401 カバー 601 基布 602、603 腰紐 604、605 手入れ口 606 ポケット 607 切れ目 608 ポケット 701 基布 702、703 腰紐 704、705 手入れ口 706〜708 ポケット 709 穴 801 容器 802 管 1001 基布 1002 首紐 1003、1004 手入れ口 1005〜1008 ポケット
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| 【出願人】 |
【識別番号】399001989 【氏名又は名称】株式会社クリテー
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| 【出願日】 |
平成18年6月27日(2006.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074099 【弁理士】 【氏名又は名称】大菅 義之
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| 【公開番号】 |
特開2008−5930(P2008−5930A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177315(P2006−177315) |
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