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【発明の名称】 誘導加熱調理器
【発明者】 【氏名】永田 滋之

【氏名】井坂 久夫

【氏名】田村 憲一

【氏名】服部 杏子

【氏名】森井 彰

【氏名】中町 剛

【氏名】加藤 伸一

【氏名】椛島 山青

【要約】 【課題】調理用に貯留する水に対して、浄化のみならずミネラル成分の付与が可能で、メンテナンス性および使用者の健康、安全、利便性を向上させ得るようにする。

【構成】上部が開口した内釜収納部2を有する調理器本体1と、内釜収納部に収納される内釜5と、内釜収納部の開口部を開閉自在に覆う蓋8,9と、調理状態や受付操作内容を知らせる報知手段12aと、内釜を発熱させる誘導加熱コイル3と、水を貯蔵する貯水タンク13と、貯水タンクから内釜へ水を導く流水経路となるパイプ17と、流水経路内に設置されて貯水タンクの水を内釜に輸送するポンプ15と、貯水タンクを含む流水経路内に設置されて内釜内に投入される水の浄化およびミネラル成分の付与の少なくとも一方を行う水質変換装置14とを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開口した内釜収納部を有する調理器本体と、
前記内釜収納部に収納される内釜と、
前記内釜収納部の開口部を開閉自在に覆う蓋と、
調理状態や受付操作内容を知らせる報知手段と、
前記内釜を発熱させる誘導加熱コイルと、
水を貯蔵する貯水タンクと、
前記貯水タンクから前記内釜へ水を導く流水経路となるパイプと、
前記流水経路内に設置されて前記貯水タンクの水を前記内釜に輸送するポンプと、
前記貯水タンクを含む流水経路内に設置されて前記内釜内に投入される水の浄化およびミネラル成分の付与の少なくとも一方を行う水質変換装置と、
を備えることを特徴とする誘導加熱調理器。
【請求項2】
前記水質変換装置は着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
【請求項3】
前記貯水タンクは、前記調理器本体に、前方へ取り出し可能に収納されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の誘導加熱調理器。
【請求項4】
前記貯水タンク内に前記水質変換装置の設置部を設けて、該設置部内に前記水質変換装置を着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項5】
前記貯水タンクは、誘導加熱可能な磁性金属あるいは磁性体からなり、前記内釜収納部の下部における前記誘導加熱コイルが発生する高周波磁界内に配置されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項6】
前記貯水タンクを含む流水経路内に透光窓を設けるとともに、該透光窓に臨ませて紫外線照射装置を設置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項7】
前記水質変換装置は、炭を含む多孔質材料を用いた格子形状やポーラス形状のフィルタからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項8】
前記炭を含む多孔質材料を用いたフィルタには、Ca,Mg,Na,K,Zn,Fe,Cuなどのミネラル成分のうち少なくとも一つの成分が含浸させてあり、この含浸させたミネラル成分が、水が通過する際に水中に溶出することを特徴とする請求項7記載の誘導加熱調理器。
【請求項9】
前記水質変換装置は、イオン交換樹脂を用いた格子形状やポーラス形状のフィルタからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項10】
前記フィルタは透光性を有しており、この透光性フィルタの設置部に対応させて前記透光窓と前記紫外線照射装置が配置され、該紫外線照射装置は前記透光性フィルタ部を通過する水に紫外線を照射することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項11】
前記流水経路となるパイプは、前記調理器本体の内側部を通って前記蓋の内部まで延出しているとともに、その前記蓋の開閉により屈曲する部分が可撓性パイプから構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項12】
前記流水経路内に流量センサを設けるとともに、該流量センサからの流量信号と米量の信号とに基づき前記ポンプを駆動して前記内釜への供給水量を制御する制御手段を設け、前記米量に応じた供給水量となれば、前記制御手段によって前記ポンプによる水の供給を停止させるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
【請求項13】
前記制御手段は、前記流量センサによって単位時間あたりの流量が所定値以下となったことが検知されると、前記報知手段によって前記水質変換装置が洗浄、交換時期にあることを報知させるように構成されてなることを特徴とする請求項12記載の誘導加熱調理器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱調理器、とりわけ炊飯器に係り、より詳しくは調理時に使用する水の改質手段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、誘導加熱調理器すなわち炊飯器において、貯水タンクに貯留した水を、内釜に収納した米量に応じて内釜内に自動的に供給可能に構成するとともに、この貯水タンクに貯留した水を冷却加温できるようにして、水の雑菌繁殖をなくし、衛生性を高めるようにしたものが知られている(例えば,特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−52532号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、近年、健康や安全への意識の高まりから、食材に対する栄養付加や衛生性向上の要求が強まっている。そして、このような要望は、日本人が食する機会が多い米飯に関しても、同様に存在する。しかしながら、前述のように貯水タンクに貯留した水を冷却加温できるようにしたものにあっては、水の雑菌繁殖をなくし、衛生性を高めることはできるが、栄養取得の際に有効とされるミネラル成分を付与することはできなかった。また、浄水装置の取替やメンテナンス性に課題を残していた。
【0005】
本発明の技術的課題は、調理用に貯留する水に対して、浄化のみならずミネラル成分の付与が可能で、メンテナンス性および使用者の健康、安全、利便性を向上させ得るようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る誘導加熱調理器は、上部が開口した内釜収納部を有する調理器本体と、内釜収納部に収納される内釜と、内釜収納部の開口部を開閉自在に覆う蓋と、調理状態や受付操作内容を知らせる報知手段と、内釜を発熱させる誘導加熱コイルと、水を貯蔵する貯水タンクと、貯水タンクから内釜へ水を導く流水経路となるパイプと、流水経路内に設置されて貯水タンクの水を内釜に輸送するポンプと、貯水タンクを含む流水経路内に設置されて内釜内に投入される水の浄化およびミネラル成分の付与の少なくとも一方を行う水質変換装置と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の誘導加熱調理器によれば、貯水タンクを含む流水経路内に内釜内に投入される水の浄化やミネラル成分の付与を行う水質変換装置を設けているので、内釜内に投入される水を浄化したり、これにミネラル成分を付与したりすることができる。このため、炊飯米における雑菌防止やニオイ防止だけでなく、健康を維持するのに必要な栄養分を米飯から取得することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の全体構成を示す縦断面図、図2はその外観を示す斜視図、図3はその貯水タンクと水質変換装置との関係を示す分解斜視図、図4は制御部の構成を示すブロック図である。
【0009】
本実施の形態の誘導加熱調理器は、図1及び図2のように上部が開口した内釜収納部2を有する調理器本体1と、上部が開口し調理器本体1に内装固着された内釜収納部2と、内釜収納部2の下面部に設けられた電磁誘導加熱用の加熱コイル3とを有する。加熱コイル3は、スパイラル状に旋回され、直列に接続されており、高周波電流が供給されるようになっている。高周波電流の供給は、インバータ回路(図示せず)およびインバータ回路を駆動制御する制御部(図示せず)によって行われる。内釜収納部2の底部中央には、孔が形成され、この孔部に内釜温度センサ4が貫通して設けられていて、圧縮バネにより下方から支持されている。
【0010】
内釜収納部2の開口縁部にはフランジ6が形成され、このフランジ6に内釜5のフランジ部が支持されるようになっており、これによって内釜収納部2内に着脱自在に内釜5が収納されるようになっている。内釜5は内蓋7にて覆われ、周縁部を蓋パッキン8によってシールされるようになっていて、内釜5のフランジ部と内蓋7との間の密閉性が確保されるようになっている。内蓋7は、係止材10によって外蓋9に取り付けられるようになっていて、これら重ね合わされた内蓋7と外蓋9によって調理器本体1を開閉する蓋が構成され、調理器本体1にヒンジ結合されるようになっている。また、この調理器本体1を開閉する蓋には、容器内弁と外部弁によって構成される蒸気口11が、内蓋7と外蓋9を貫通して設けられている。また、外蓋9の上面における前方部には、調理状態や受付操作内容を知らせる報知手段すなわち液晶表示部12aと、各種の設定を行う複数の操作ボタン12bを有する操作/表示部12が設けられているとともに、操作/表示部12の内部に後述する制御装置30の回路基板が設置されている。
【0011】
調理器本体1の下部の加熱コイル3が発生する高周波磁界内に、前面が開口する貯水タンク設置部19が設けられており、貯水タンク設置部19内に、前面が調理器本体1と面一となるように形成された磁性金属あるいは磁性体からなる貯水タンク13が前方へ取り出し可能に収納されている。貯水タンク13は、水を投入可能な容器であり、図3のようにその後部に水質変換装置14の設置部が設けられ、設置部内に水質変換装置14が着脱可能に収納されている。
【0012】
水質変換装置14は、水ができるだけ大きな面積に接触しつつ透過するよう、ポーラス形状あるいは格子形状のフィルタから構成されている。水質変換装置14内を透過した水は、例えば雑菌や汚れ成分が吸着されたり、逆に水質変換装置14に添加されたミネラル分を溶出させたりすることで、内釜5内に投入される水を改質する機能を有するものである。
【0013】
調理器本体1内の後部には、貯水タンク13から内釜5へ水を導く流水経路となるパイプ17と、パイプ17の途中に設置されて貯水タンク13の水を内釜5に輸送するポンプ15、パイプ17内を流れる水の流量を検知する流量センサ16とが設けられており、流量センサ16により検知された流量の信号は制御装置30に送られ、制御装置30によってポンプ15の可動、停止が制御されるようになっている。ポンプ15により貯水タンク13から吸い上げられた水は、パイプ17を経由して内釜5内に投入される。パイプ17には、外蓋9の開閉時に屈曲する部位が可撓性を有するパイプ、ここでは蛇腹17aから構成され、外蓋開閉への妨げにならないようになっている。
【0014】
制御装置30は、図4のように米量の信号に基づいてメモリ31より対応する供給水量を読み、出力する供給水量算出部32と、流量センサ16の出力に基づいて流量を検出し、出力する流量検出部33と、供給水量算出部32からの供給水量信号と流量検出部33からの流量信号とタイマ34とに基づきポンプ15を駆動して内釜5への供給水量をフィードバック制御し、米量に応じた供給水量となれば、ポンプ15による水の供給を停止させる供給水量判定部35と、供給水量算出部32からの供給水量信号とタイマ34とに基づき単位時間あたりの流量が所定値以下となったことが検知されると、液晶表示部12aによって水質変換装置14が洗浄、交換時期にあることを報知させる洗浄、交換判定部36とから構成されている。なお、米量の判定は、内釜収納部2に内釜5の重量を計測する重量センサを設置して自動的に行わせても良いし、操作ボタン12bから使用者が入力するようにしても良いものである。
【0015】
次に、以上の構成を有する本実施形態の誘導加熱調理器の動作について図1乃至図4に基づき説明する。まず、炊飯前の準備状態として、貯水タンク13内に水を投入し、次に着脱可能な水質変換装置14を貯水タンク13後方に設置する(図3)。貯水タンク13は水質変換装置14と一体のまま調理器本体1下部の貯水タンク設置部19内に挿入され、パイプ17に接続される(図1)。
【0016】
次いで、外蓋9を開け、所定量の米を内釜5内に入れた後、内釜5を内釜収納部2に載置し外蓋9を閉めると、内蓋7の蓋パッキン8が内釜5のフランジ部に圧接し、シールする。その後、米量が判定されるが、ここでは使用者が入操作/表示部12の操作ボタン12bにより入力するものとする。そして、操作/表示部12の炊飯工程スイッチ(操作ボタン12b)をオンすると、ポンプ15が作動し、貯水タンク13内から内釜5内への水の供給が開始される。流量センサ16からはパイプ17を通過した水の流量が制御装置30に送られ、米量に応じた供給水量に達した時点で、ポンプ15が停止させられ、内釜5内への水供給が停止され、炊飯工程がスタートする。なお、外蓋9の開け閉め時には、パイプ17の蛇腹17aが屈曲可能なため、開閉の妨げとはならない。
【0017】
加熱コイル3には、インバータ回路(図示せず)から高周波電流が供給され、高周波磁界が発生し、加熱コイル3と磁気結合した内釜5の加熱コイル対向面が励磁され、容器底面に渦電流が誘起される。この渦電流と内釜5の持つ抵抗によりジュール熱を生じ、鍋底面が発熱して加熱が行われる。なお、貯水タンク13は、既述したように磁性金属あるいは磁性体からなり、加熱コイル3の下方において当該加熱コイル3が発生する高周波磁界内に配置されているため、高周波磁界を利用して貯水タンク13を発熱させることも可能である。
【0018】
水質変換装置14は、図3のように水を改質する用途や使用者の要望に応じて交換可能となっており、これが本発明の最大の特徴点である。例えば、水質変換装置14aは、ポーラス状に形成した炭製のろ過材であり、水が水質変換装置14aを通過する際に水内の汚れを吸着し、汚染度の少ない水を内釜5内に投入することができる。汚れの少ないきれいな水で炊飯したいという場合には水質変換装置14aを装着する。
【0019】
一方、別の用途として、水にミネラル成分を加えたいという場合には、別の水質変換装置14bを装着する。水質変換装置14bは、フィルタ内にミネラル成分、具体的にはCa,Mg,Na,K,Zn,Fe,Cuなどを含浸させてあり、水が通過する際にこれらミネラル成分が水中に溶出し、内釜5内に投入される。
【0020】
ミネラル成分を含浸させた水質変換装置14bを通した水で炊いた米飯中には、普段の食事では不足しがちなCa,Mg,Na,K,Zn,Fe,Cuが含まれることとなり、このような米飯を食べることで、ミネラル成分取得が可能となる。さらに、Ca,Mgなどは、炊飯米に微妙な食味の変化をもたらし、使用者の好みに応じて使い分けることが可能となる。なお、水質変換装置14bに含まれるミネラル成分は、単一でも、あるいは複数混合して用いることができる。単一ミネラル成分ごとに水質変換装置14bを複数種用意し、要望に応じて使い分けることも可能である。
【0021】
さらに、別の用途して、水の硬度を下げたいという場合には、更に別の水質変換装置14cを装着する。水質変換装置14cは、例えば透光性を有するイオン交換樹脂からなり、水道水中のCa,Mgといった硬度成分を取り除くことができる。硬度成分を取り除くことにより、水道水での炊飯や水質変換装置14bでの炊飯とは別の食味を提供でき、米飯の食味のバリエーションを広げることができる。なお、パイプ17内のスケール(水道水中に含まれる硬度成分による管内への付着・固化)を防止したい場合には、水質変換装置14cは特に有効となる。
【0022】
また、水質変換装置14は、いずれの機能のものも貯水タンク13に着脱自在であるため、使用者による洗浄や乾燥を容易に行うことが可能である。さらに、貯水タンク13も調理器本体1から着脱自在であるため、使用者による洗浄や乾燥を容易に行うことが可能である。
【0023】
給水時、流量センサ16から制御装置30にパイプ17を通過した流量の計測値が送られ、米量に応じた供給水量に達した時点で、ポンプ15が停止され、内釜5内への水供給が停止され、炊飯工程がスタートする。
【0024】
また、流量センサ16で計測された流量の計測値は、水量の把握による水質変換装置14の目詰まりや劣化の判断にも利用され、単位時間あたりの流量が所定値以下となった場合には、ポンプ15の駆動が停止され、操作/表示部12の液晶表示部12aに水質変換装置14の目詰まりや劣化を疑う旨報知される。これにより、使用者が洗浄や交換などのメンテナンスを行う時期の判断をすることが可能となる。
【0025】
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の全体構成を示す縦断面図であり、図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。
【0026】
本実施の形態の誘導加熱調理器は、貯水タンク13を含む流水経路内、ここでは貯水タンク13における水質変換装置14の設置部の後方に形成した段部13aの頂面に、透光窓20を設けるとともに、透光窓20に臨ませて通過する水に紫外線を照射する例えばLEDからなる紫外線照射装置18を設置した点が前述の実施の形態1のものと異なっており、それ以外の構成は実施の形態1のものと同様である。
【0027】
本実施形態の誘導加熱調理器においては、紫外線照射装置18から照射される紫外線には殺菌作用があるため、水の浄化に効力を発揮する。さらに、本実施形態のように水質変化装置14、例えば炭製のろ過材からなる水質変換装置14aと共用することで、水の浄化機能をさらに向上させることができる。
【0028】
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の全体構成を示す縦断面図であり、図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。
【0029】
本実施の形態の誘導加熱調理器は、貯水タンク13を含む流水経路内、ここでは貯水タンク13の後部に形成した段部13a内に、ポーラス状に形成した透光性を有するイオン交換樹脂フィルタからなる水質変換装置14cを配置するとともに、段部13aの頂面に、透光窓20を設け、透光窓20に臨ませて例えばLEDからなる紫外線照射装置18を設置し、水質変換装置14cを通過する水に紫外線を照射するようにした点が前述の実施の形態1のものと異なっており、それ以外の構成は実施の形態1のものと同様である。
【0030】
本実施形態の誘導加熱調理器においては、水質変換装置14cを通過する水を、紫外線照射装置18から照射される紫外線により殺菌して、水を浄化することができるとともに、イオン交換樹脂フィルタからなる水質変換装置14cによって、例えば水道水中のCa,Mgといった硬度成分を取り除くようなことができる。硬度成分を取り除くことにより、水道水での炊飯や水質変換装置14bでの炊飯とは別の食味を提供でき、米飯の食味のバリエーションを広げることができる。また、これら水の浄化と改質を行う水質変換装置14cと紫外線照射装置18を、貯水タンク13の後部に形成した段部13a内に集約して設けているので、貯水タンク13の容量の確保が容易となる。なお、透光性を有するイオン交換樹脂は種々のものが市販されており、入手も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の貯水タンクと水質変換装置との関係を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 調理器本体、2 内釜収納部、3 加熱コイル、4 内釜温度センサ、5 内釜、6 フランジ、7 内蓋、8 蓋パッキン、9 外蓋、10 系止材、11 蒸気口、12 操作/表示部、12a 液晶表示部(報知手段)、12b 操作ボタン、13 貯水タンク、13a 貯水タンクの段部、14,14a,14b,14c 水質変換装置、15 ポンプ、16 流量センサ、17 パイプ、17a 蛇腹(可撓性パイプ)、18 紫外線照射装置、19 貯水タンク設置部、20 透光窓、30 制御装置、31 メモリ、32 供給水量算出部、33 流量検出部、34 タイマ、35 供給水量判定部、36 洗浄、交換判定部。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成18年9月15日(2006.9.15)
【代理人】 【識別番号】100085198
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 久夫

【識別番号】100098604
【弁理士】
【氏名又は名称】安島 清

【識別番号】100061273
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 宗治

【識別番号】100070563
【弁理士】
【氏名又は名称】大村 昇

【識別番号】100087620
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 範夫


【公開番号】 特開2008−67958(P2008−67958A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−250315(P2006−250315)