| 【発明の名称】 |
炊飯器 |
| 【発明者】 |
【氏名】北木 宏
【氏名】佐野 正人
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| 【要約】 |
【課題】構成部品点数の増加及び設計の複雑化をすることなく炊飯器本体の外郭を形成する部材の溶解、発火、炊飯器本体内部の拡大延焼を防止すると共に、炊飯器本体のコンパクト化、炊飯器本体内部の配線処理の容易化による組立工数の削減を実現する炊飯器を提供することができる。
【構成】炊飯器本体と、炊飯器本体に着脱自在に収納される内鍋と、炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、内鍋を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御する制御装置を備えた加熱制御基板と、炊飯操作するための入力装置を備えた操作制御基板と、加熱制御基板を炊飯器本体に支持するための加熱制御基板用基板ベースと、操作制御基板を炊飯器本体の操作表示部と対向するように支持するための操作制御基板用基板ベースとを備え、加熱手段と加熱制御基板の接続部を難燃性樹脂又は不燃部材で覆った炊飯器本体内部の1箇所に収納する構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 炊飯器本体と、前記炊飯器本体に着脱自在に収納される内鍋と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記内鍋を加熱するための加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御装置を備えた加熱制御基板と、炊飯操作するための入力装置を備えた操作制御基板と、前記加熱制御基板を炊飯器本体に支持するための加熱制御基板用基板ベースと、前記操作制御基板を炊飯器本体の操作表示部と対向するように支持するための操作制御基板用基板ベースとを備え、前記加熱手段と前記加熱制御基板の接続部を難燃性樹脂又は不燃部材で覆った炊飯器本体内部の1箇所に収納する炊飯器。 【請求項2】 加熱制御基板用基板ベースと操作制御基板ベースは難燃性樹脂又は不燃部材で形成されることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 【請求項3】 内鍋底を加熱する加熱手段と加熱制御基板の接続部であるターミナル部は、加熱制御基板用基板ベースの側面部及び下部に爪嵌合で保持する難燃性樹脂又は不燃部材で形成されたターミナルカバーで覆われる構成を有することを特徴とする請求項1または2に記載の炊飯器。 【請求項4】 ターミナルカバーは、ヒートシンクの両端を挟み込むように形成し、加熱制御基板用基板ベースと爪嵌合で保持されている側と逆の端部を爪嵌合で保持することを特徴とする請求項3記載の炊飯器。 【請求項5】 蓋体内部に設けられた蓋加熱板を加熱する蓋加熱板加熱手段と加熱制御基板の接続部である蓋加熱板加熱手段コネクターと、内鍋の側面部を直接加熱するための内鍋側面加熱手段と加熱制御基板の接続部である側面加熱手段コネクターは、加熱制御基板用基板ベースに蓋加熱板加熱手段コネクターと側面加熱手段コネクターの配線を保持するフック部により位置を規制され、その外方は操作制御基板用基板ベースに設けた鉛直下方に伸びる不燃化対応リブに、その下方はターミナルカバーにより覆われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般的に炊飯器内部には、内鍋内の調理物を加熱するための加熱手段、その加熱手段を制御する制御手段が存在しており、それらの動作は、一般電源から供給される電流を基に行われている。加熱手段と制御手段の接続は、制御手段を有する制御基板にネジ締め、もしくはファストン端子を制御基板上のタブ端子に挿入する等の直接制御基板上に接続するものや、制御基板に連結するコネクターにより接続する等の方法で接続されている。一般電源から供給される電流は、制御手段を有する制御基板から前述の接続部を介して加熱手段に供給され、その電流を基に加熱手段により内鍋内の調理物の加熱を行っている。 【0003】 前述のように接続部には電流が流れている為、ネジ締め部の緩み、コネクターの半挿入、コネクター配線部の断線等の接続部の接触面積が減少してしまう事例が発生した際に、その接続部が発熱し、極めて高温になってしまう可能性がある。そのため一般的に接続部は、不燃部材、もしくは難燃性部材を使用し、接続部が発火することをないようにすると共に、接続部の周囲も不燃部材もしくは難燃性部材で覆うように構成している。 【0004】 特許文献1に、従来例の炊飯器が開示されている。図5は従来例の炊飯器の要部下面図である。説明を分かり易くするため、ボディを省略している。同図に示すように、炊飯器本体100の制御手段である制御基板101を基板ベース102内に内装し、内鍋底加熱手段である底コイル103と制御基板の接続を金属部材で形成されている底コイル端子(コイル側)104とターミナル金具105(制御基板側)をネジ106で接続し、内鍋側面加熱手段である側面ヒーターと制御基板の接続部である側面ヒーターコネクター107と蓋加熱板加熱手段である蓋ヒーターと制御基板の接続部である蓋ヒーターコネクター108の接続部は、各接続部それぞれ難燃性テープ109でその接続部を覆う構成をとっている。 【特許文献1】特開2006−55564号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、特許文献1に開示された従来例の炊飯器は、各接続部毎にその接続部を難燃性部材で覆う構成をとっている為、この構成をとることで、各接続部からの発火及び発火による接続部周囲への拡大延焼を防止することを実現できるが、接続部への水の浸入、炊飯器本体が落下した時の接続部及び接続部周囲の変形防止等の安全性を考慮した構成、各接続部が安定する配線処理等の組立性を考慮した構成を折りこんでいくと、結果として構成部品の部品点数の増加及び設計の複雑化を引き起こし、炊飯器本体の拡大化、炊飯器本体内部の配線処理の複雑化による組立工数の増加等の問題を引き起こしていた。 【0006】 本発明の炊飯器は、前記従来の課題を解決するもので、加熱手段と制御基板の接続部を難燃性樹脂又は不燃部材で覆った炊飯器本体内部の1箇所に収納する構成をとることにより、炊飯器本体の外郭を形成する部材の溶解、発火、炊飯器本体内部の拡大延焼を防止すると共に炊飯器本体設計の簡素化、炊飯器本体のコンパクト化、炊飯器本体内部の配線処理の容易化による組立工数の削減を実現し得る炊飯器を提供することを目標とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体に着脱自在に収納される内鍋と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御装置を備えた加熱制御基板と、炊飯操作するための入力装置を備えた操作制御基板と、前記加熱制御基板を炊飯器本体に支持するための加熱制御基板用基板ベースと、前記操作制御基板を炊飯器本体の操作表示部と対向するように支持するための操作制御基板用基板ベースとを備え、前記加熱手段と前記加熱制御基板の接続部を難燃性樹脂又は不燃部材で覆った炊飯器本体内部の1箇所に収納する構成を有するものである。この構成をとることにより、1つのもしくは複数個の接続部が高温になった際にも、接続部を一箇所に収納している為、構成部品点数の増加及び設計の複雑化をすることなく炊飯器本体の外郭を形成する部材の溶解、発火、炊飯器本体内部の拡大延焼を防止すると共に、炊飯器本体のコンパクト化、炊飯器本体内部の配線処理の容易化による組立工数の削減を実現することができる。 【0008】 請求項2記載の発明は、加熱制御基板用基板ベースと操作制御基板ベースは難燃性樹脂又は不燃部材で形成されることを特徴とする請求項1記載の炊飯器である。 【0009】 これによって、接続部を保持する部品が発火することを防止することができる。 【0010】 請求項3記載の発明は、内鍋底を加熱する加熱手段と加熱制御基板の接続部であるターミナル部は、加熱制御基板用基板ベースの側面部及び下部に爪嵌合で保持する難燃性樹脂又は不燃部材で形成されたターミナルカバーで覆われる構成を有することを特徴とする請求項1または2に記載の炊飯器である。 【0011】 これによって、内鍋加熱手段の接続部がターミナル部から外れるもしくは垂れる事例が発生しても、ターミナルカバーにより接続部の移動範囲を規制でき、炊飯器本体の外郭を形成する樹脂部材に接続部からの熱を遮断できると共に接続部が炊飯器本体の外郭を形成する樹脂部材に直接接触することを防止できる。 【0012】 また、炊飯器本体組立時に容易にセット性よく装着できると共にネジ締め工程が不要な為、工数を含めた合理化を実現することができる。 【0013】 請求項4記載の発明は、ターミナルカバーは、ヒートシンクの両端を挟見込むように形成し、加熱制御基板用基板ベースと爪嵌合で保持されている側と逆の端部を爪嵌合で保持することを特徴とする請求項3記載の炊飯器である。 【0014】 これによって、ターミナルカバーの方端を接続部から離れた不燃部材で保持することができ、接続部が高温になった際も接続部からの熱の影響を受ける事がなく、ターミナルカバーの位置を規制することができる。 【0015】 また、ヒートシンクを通過する冷却ファンからの風の流れをターミナルカバーにより変えることができ、効率よく炊飯器本体内部を冷却することと底センサーの検知精度を高くすることができ、炊飯性能を向上することを実現することができる。 【0016】 請求項5記載の発明は、蓋体内部に設けられた蓋加熱板を加熱する蓋加熱板加熱手段と加熱制御基板の接続部である蓋加熱板加熱手段コネクターと、内鍋の側面部を直接加熱するための内鍋側面加熱手段と加熱制御基板の接続部である側面加熱手段コネクターは、加熱制御基板用基板ベースに蓋加熱板加熱手段コネクターと側面加熱手段コネクターの配線を保持するフック部により位置を規制され、その外方は操作制御基板用基板ベースに設けた鉛直下方に伸びる不燃化対応リブに、その下方はターミナルカバーにより覆われる構成を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器である。 【0017】 これによって、複数の接続部を難燃性樹脂又は不燃部材で覆われた一箇所の収納部に収納する際に、接続部の位置を確実に規制でき、出荷後においても設計どおりの配線を実現でき、より安全性の高い製品を市場に提供することができる。 【発明の効果】 【0018】 本発明の炊飯器は、1つのもしくは複数個の接続部が高温になった際にも、接続部を一箇所に収納している為、構成部品点数の増加及び設計の複雑化をすることなく炊飯器本体の外郭を形成する部材の溶解、発火、炊飯器本体内部の拡大延焼を防止すると共に、炊飯器本体のコンパクト化、炊飯器本体内部の配線処理の容易化による組立工数の削減を実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下本発明を実施するための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面と共に記載する。 【0020】 (実施の形態1) 図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態1の炊飯器を説明する。 【0021】 図1は、本発明の実施の形態1の炊飯器の一部切欠した側面図である。破断部分に断面図を示す。図面を簡潔にするために、電気的接続のためのリード線等は省略してある。 【0022】 図1において、炊飯器本体1は、ボディ2及び上枠3から構成しており、その内部に内鍋4を収納する保護枠5を設け、保護枠5の下方には内鍋底の加熱手段である底誘導加熱コイル6を配置し、底誘導加熱コイル6の外側には、内鍋4底部の底誘導加熱コイル6と内鍋4底部側面部の底誘導加熱コイル6の間を磁気結合する目的でフェライト7を配置している。保護枠5の下方には、内鍋4と当接し、内鍋4の温度検知をする内鍋温度検知手段である底センサー8を配置している。内鍋4は上枠3に配設している上枠キャップ9により支持され、底誘導加熱コイル6との距離を保っている。内鍋4の側面部には、内鍋側面部の加熱手段である側面誘導加熱コイル10を配置している。11は炊飯器本体1上部を形成する開閉自在の蓋体で、蓋体11が閉じている状態では、フックレバー12により炊飯器本体1に支持されている。蓋体11の下部には、蓋加熱板13を配置し、内部には、蓋加熱板加熱手段である蓋誘導加熱コイル14と蓋温度検知手段である蓋センサー15を配設している。蓋加熱板12には、内鍋フランジ部16と当接する内鍋シールパッキン17を配置し、内鍋4内の調理物18が加熱されることにより発生する蒸気等が漏れないようシールしている。なお、内鍋加熱手段6、内鍋側面部加熱手段10、蓋加熱板加熱手段14は、ヒーターであっても良い。 【0023】 炊飯器本体1の前面部には、炊飯器を操作するための入力装置を備えた操作制御基板19が傾斜した状態で操作制御基板用基板ベース20の開口面に設置している。各加熱手段を制御する制御装置を備えた加熱制御基板21は、操作制御基板19の下方に略垂直に加熱制御基板用基板ベース22の開口面に設置している。前述の各基板はフェノール積層板、各基板ベースは難燃性樹脂で成形している。 【0024】 操作制御基板用基板ベース20と加熱制御基板用基板ベース22は、鉛直方向に爪勘合で固定し、それぞれの基板ベースは、上枠3とネジで固定し、操作制御基板用基板ベース20の傾斜及び加熱制御基板用基板ベース22の略鉛直の設置形態を維持している。操作制御基板19と加熱制御基板21は、リード線23を介して接続され、操作制御基板19の入力装置からの信号を加熱制御基板21に伝達している。加熱制御基板21は、操作制御基板19からの信号及び底センサー8、蓋センサー15の温度情報を基に各加熱手段への電流供給量を制御し、内鍋4への加熱量を調整する炊飯及び保温シーケンスを有する制御手段であり、この制御手段により、内鍋4内の調理物18を炊飯及び保温を行っている。なお、調理物18とは炊飯前の米と水又は炊き上がったご飯等である。加熱制御基板21の下方には、加熱制御基板21を構成する制御部品及び炊飯器本体1内部配設部品、炊飯器本体1内部雰囲気を冷却するためのアルミニウムで形成されたヒートシンク24及び炊飯器本体1外部の空気を供給する冷却ファン25を配設している。26は、難燃性部材で成形したターミナルカバーで各加熱手段と加熱制御基板21の接続部27を覆うように配設している。 【0025】 図2(a)は、本発明の実施の形態1の炊飯器の下面図である。図2(b)は本発明実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー26装着前の要部下面図である。図3は、本発明の実施の形態1の炊飯器の要部側面図である。図4(a)は、本発明の実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー装着前の制御手段の正面図である。図4(b)は、本発明の実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー装着後の制御手段の正面図である。図2(a)、図2(b)、図3において、組立時のターミナルカバーの装着前後の説明をする為、組立時と同様にボディ2を取り付けてない状態で図示する。 【0026】 図2(a)、(b)、図3に示すように、底誘導コイル6の端子を加熱制御基板21に配設しているターミナル部28に接続している。内鍋側面加熱手段10と加熱制御基板21の接続部である側面加熱手段コネクター29と、蓋加熱板加熱手段14と加熱制御基板21の接続部27である蓋加熱板加熱手段コネクター30は、操作制御基板用基板ベース20から鉛直下方に伸びた不燃化対応リブ31と加熱制御基板21及び加熱制御基板用基板ベース22の間に収納する。側面加熱手段コネクター29と蓋加熱板加熱手段コネクター30の配線は、加熱制御基板用基板ベース22の設けたフック部32により位置規制をしている。 【0027】 次にターミナルカバー26をヒートシンク24を挟み込むように、側面部片側を操作制御基板用基板ベース20との爪嵌合、その逆側をヒートシンク24との爪嵌合、そしてターミナル部28下方での爪嵌合の三箇所で保持している。ターミナルカバー26の挿入方向は、組立性を考慮し、炊飯器本体の前から後ろの方向としている。 【0028】 この構成をとることにより、側面加熱手段コネクター29と蓋加熱板加熱手段コネクター30は、炊飯器本体1の前方向を不燃化対応リブ31で、後方向を加熱制御基板21と加熱制御基板用基板ベース22で、左右方向をターミナルカバー26と不燃化対応リブ31で、上方向を操作制御基板19と操作制御基板用基板ベース20で、下方向をターミナルカバー26で全ての方向を難燃性部材で覆うことを実現し、各コネクターが高温になった際、各コネクターを覆う難燃性樹脂又は不燃部材が炊飯器本体の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2への熱の供給に対する障壁となると共に、各コネクター近傍にゴキブリ等の可燃性部材が存在し、その可燃性部材が発火した際も各コネクターを覆う難燃性樹脂又は不燃部材が炊飯器本体1内部への可燃部材発火の拡大延焼に対する障壁となり、炊飯器本体1の故障及び燃焼を防止することができる。また、接続部27が高温になり、各コネクターが溶解し、接続部27から外れるもしくは垂れる事例が発生しても、ターミナルカバー26により接続部27の移動範囲を規制でき、炊飯器本体1の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2に接続部27からの熱を遮断できると共に接続部27が炊飯器本体1の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2に直接接触することを防止できる。また、各コネクターを難燃性部材で狭い空間に囲む構成をとっているため、各コネクター収納部近傍にゴキブリ等の可燃性部材が存在し、その可燃性部材から発火が生じたとしても自己消火をする可能性が高い。 【0029】 同様に、底誘導加熱コイル6と加熱制御基板21の接続部27であるターミナル部も、炊飯器本体1の前方向をターミナルカバー26で、後方向を加熱制御基板21と加熱制御基板用基板ベース22で、左右方向をターミナルカバー26とヒートシンク24で、上方向を操作制御基板21と操作制御基板用基板ベース22で、下方向をターミナルカバー26で全ての方向を難燃性部材で覆うことを実現し、ターミナル部28が高温になった際、ターミナル部28を覆う難燃性樹脂又は不燃部材が炊飯器本体の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2への熱の供給に対する障壁となると共に、ターミナル部28近傍にゴキブリ等の可燃性部材が存在し、その可燃性部材が発火した際もターミナル部28を覆う難燃性樹脂又は不燃部材が炊飯器本体1内部への可燃部材発火の拡大延焼に対する障壁となり、炊飯器本体1の故障及び燃焼を防止することができる。また、接続部27が高温になり、ターミナル部を28を支持する加熱制御基板用基板ベース22が溶解し、接続部27から外れるもしくは垂れる事例が発生しても、ターミナルカバー26により接続部27の移動範囲を規制でき、炊飯器本体1の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2に接続部27からの熱を遮断できると共に接続部27が炊飯器本体1の外郭を形成する樹脂部材で成形されたボディ2に直接接触することを防止できる。また、ターミナル部28を難燃性部材で狭い空間に囲む構成をとっているため、ターミナル部28近傍にゴキブリ等の可燃性部材が存在し、その可燃性部材から発火が生じたとしても自己消火をする可能性が高い。 【0030】 また、図4の(a)、(b)に示すように、ターミナルカバー26の方端を各接続部27から離れたヒートシンク24で保持することができ、各接続部27が高温になった際も接続部からの熱の影響を受ける事がなく、ターミナルカバー26の位置を規制することができる。同時にターミナルカバー26の両端にヒートシンク24を挟み込む構成により、冷却ファン25から炊飯器本体1内部に供給される風の向きも変更することができ、炊飯器本体1内部の冷却性能も向上することができる。また、底センサー8に流れる風の向きもターミナルカバー26の形状を変更することで調整でき、底センサー8の検知精度の向上を実現することができ、このことにより、炊飯性能の向上も実現することができる。ターミナルカバー26の配置位置、形状は不燃化構成を実現し得る物であれば、求める効果により臨機応変に変更することで合理的な設計を実現することができる。 【0031】 上述の本発明の実施の形態1の炊飯器の構成は、複数個の接続部27を1つの難燃性樹脂及び不燃性部材により形成される1つ空間に収納するという合理的な構成であり、各接続部毎に難燃性樹脂もしくは不燃部材で覆う構成を設ける必要がなく、構成部品の増加や設計の複雑化という問題を未然に防止することができ、その結果として炊飯器のコンパクト化にも寄与することができる。上記記載の接続部27以外に多数接続部27を有する炊飯器においても、同様に1つの収納部に収めるのが好ましいが、構成上、1つの箇所に収納不可能な際は別途その他の箇所に同様な構成を有することで上記構成と同様な効果が得られる。 【0032】 また、製品組立時においてターミナルカバー26を装着する工程は、製品の組立上、必然的に全ての配線処理終了後に行われる。そのため、接続部27を含めた配線を一括してターミナルカバー26内部に収納することができるので、組立時の配線バラケを減少することができ、ターミナルカバー26装着後のボディ2装着時にボディ2と上枠3の間での配線噛み込み等の不具合も改善でき、組立性の向上を実現することができる。更には、複雑な配線処理をする必要がないため、配線処理が容易となり組立工数の削減も実現することができる。 【0033】 また、製品組立後、市場に出る過程もしくは市場にて、移送時の振動、持ち運び時の製品落下等の様々な要因で製品内部の配線がバラケる要因が存在するが、それならの事象が発生してもターミナルカバー26により配線部の位置規制が確実にできていることから、前記不具合で配線がバラケる可能性が減少するため、設計どおりの配線を出荷後にも実現でき、より安全性の高い製品を市場に提供することができる。 【産業上の利用可能性】 【0034】 本発明に係わる炊飯器は、家庭用又は業務用の炊飯器として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明の実施の形態1の炊飯器の一部を切欠した側面図 【図2】(a)本発明の実施の形態1の炊飯器の下面図(b)本発明実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー装着前の要部下面図 【図3】本発明の実施の形態1の炊飯器の要部側面図 【図4】(a)本発明の実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー装着前の制御手段の正面図(b)本発明の実施の形態1の炊飯器のターミナルカバー装着後の制御手段の正面図 【図5】従来例の炊飯器の要部下面図 【符号の説明】 【0036】 1 炊飯器本体 4 内鍋 6 内鍋底加熱手段(底誘導加熱コイル) 10 内鍋側面加熱手段(側面誘導加熱コイル) 11 蓋体 14 蓋加熱板加熱手段(蓋誘導加熱コイル) 18 調理物 19 操作制御基板 20 操作制御基板用基板ベース 21 加熱制御基板 22 加熱制御基板用基板ベース 24 ヒートシンク 26 ターミナルカバー 27 接続部 28 ターミナル部 29 側面加熱手段コネクター 30 蓋加熱板加熱手段コネクター 31 不燃化対応リブ 32 フック部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月29日(2006.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−54718(P2008−54718A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−231743(P2006−231743) |
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