| 【発明の名称】 |
節水型洗米器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥西 眞澄
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| 【要約】 |
【課題】炊飯に必ず必要な事柄は、研・洗米の作業である。この作業において、不経済なことは、無駄な水の使用と、防ぎきれない米の流失である。又、この作業に要する時間は累積するとかなりなものである。
【構成】洗米容器の内側面に弾性を持った素材で、その素材に穿孔された器具をセットすることで、白濁水は完全に流されるので、濯ぎの回数が削減される。本発明の器具の使用により、米の流失は完全に防ぐことが出来、米・麦の流失を防ぐための心労からも開放される。掌のみで洗米するとき、米・麦の流失を防ぐため、白濁水を流し捨てる度に1分近くも時間を要し、濁水も完全に流しきれないが本発明の器具を使用することで、この時間が20秒以内で完全に濁水を流しきることができる。しかも、すすぎの回数が普通2回、多くても3回で完了する。本発明の器具の使用には何らの特別なテクニックを要さず、素材の性質から、安価である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗米時に、釜・鍋、或いは飯盒等の容器の内側面に、穴が設けられた板状の本体を当てがい、白濁水を流し捨てる際、水を完全に切る性質を有することを特徴とする、節水型洗米器具。 【請求項2】 洗米時に、米或いは麦の粒を流失させないために、前項の板に設けられた穴の大きさ及びその密度が調整されていることを特徴とする請求項1に記載の節水型洗米器具。 【請求項3】 塩化ビニール、ソフトプラスティック、或いはステンレス等の、耐蝕・防錆・防黴材を素材とする、請求項1又は請求項2に記載の節水型洗米器具。 【請求項4】 請求項3に記載の素材が弾性を有することを特徴とする、請求項1の節水型洗米器具。 【請求項5】 洗米時に、洗米容器の中に本体をセットしたとき、先米器具の上端が、洗米容器の上部からはみ出る範囲が5乃至10センチメートルであることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の節水型洗米器具。 【請求項6】 洗米器具が洗米容器の底に接する部分は、器具の下部に丸みを持った切り欠きが施されたことを特徴とする、請求項1から請求項5までの何れかに記載の節水型洗米器具。 【請求項7】 洗米器具が洗米容器の外にはみ出ている部分の上端の角は、丸みを持った形態であることを特徴とする、請求項1から請求項項6までの何れかに記載の節水型洗米器具。 【請求項8】 請求項1から請求項7までの何れかに記載の節水型洗米器具を使用しないとき、洗米器具本体に設けられた各穴に対応するような、突起を設けられたことを特徴とする板状の材で洗米器具本体の穿孔された部分の保護を目的とする、節水型洗米器具用の補助板。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、米を研ぎ濯ぐ際に使用する水量を減じ、当然のように惹起していた流出米・麦を完全になくする本体と、使用時以外に於いて収納するときに本体を保護する板との組み合わせからなっている節水型洗米器具である。 【背景技術】 【0002】 本発明は、洗米時に釜、鍋或いは飯盒等の容器の内側面に、穴が設けられた板状の本体を当てがい、白濁水を流し捨てる際に完全に水を切る性質を有することを特徴とする節水型洗米器具であり、従来の掌のみによる洗米時に惹起していた流出米を困難を伴わず完全になくすることができるため、流出米を防ぐ為の心労から開放される節水型洗米器具である。 【0003】 本発明の素材には弾力性を持たせてあるため、研・洗米時にこの洗米器具が、洗米容器の内側面にぴったりとフィットする特徴を有する。従って、白濁水が洗米の都度完全に切れるので濯ぎの回数が2度、米の量が多い場合でも3度で十分満足感が得られるような節水型洗米器具である。 【0004】 前項で述べた通り、濯ぎの回数が従来の掌に頼る場合と比較すると、圧倒的に少ないのが特徴で、本発明を利用することで使用する水量は、使用しない場合の3分の2乃至2分の1程度である。これを地域的に観ると、膨大な量の節水に寄与できる節水型洗米器具である。 【0005】 本発明は、最小単位の世帯のみならず、米飯を提供する営業者、学校、病院といった大量の研・洗米に拘わる場合でも、器具の大きさを変えることで対応できる節水型洗米器具である。 【0006】 少人数の世帯に於いてもかなりの量の節水が期待できるが、地域的に、或いはグローバル的に、常時相当量の節水に寄与できる節水型洗米器具である。 【特許文献】特開平7−213429号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 洗米に要する作業時間の短縮。本発明の器具を使用しないで白濁水を完全に流し捨てるには1回毎に1分近くの時間を要するが、この器具を使用すると、20秒以内で完了する。 【0008】 流失米を防ぐために要する心労からの開放。特に麦に関しては成果が顕著に確認できる。麦は米と比較するとかなり軽いので、掌では完全に防止することは不可能である。器具を使用しないとき、掌を丸めて米の流失防止に備えるが、全く流失させない人は皆無と言える。この節水型洗米器具を使用することにより、水と共に洗米容器の外に流れ出る米は、節水型洗米器具上3センチメートル付近で留まるので、流失を如何に防ぐかという心労から完全に開放される。 【0009】 本発明の最大の課題は、節水である。節水量を最も小さく見積もっても、毎日1回の使用で、年間では、24時間分に相当する節水が可能である。これは渇水期に於いて、ある地域の断水が余儀なくされるような時、8時間断水を考えると実に3日分に相当する。 【0010】 米を研ぎ、濯ぐという単純な日常の作業の中にある幾つかの課題が挙げられるが、此処では、 1 濯ぎに要する水の節約 2 白濁水を流すときに惹起する流失米・麦の防止 3 流失米・麦を防ぐに要する心労からの開放 4 研・洗米作業時間の短縮 等に関しての解決を図る手段として考える。 【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために 【0011】 洗米時に、釜・鍋或いは飯盒等の内側面に、穴が開けられた板状の本体を当てがい、水を流す際に完全に水を切る性質を有することを特徴とする節水型洗米器具である。 【0012】 洗米時に、米或いは麦を流失させない為に、前項の板状の本体に設けられた穴の大きさ及びその密度が調整されていることを特徴とする請求項1に記載の節水型洗米器具である。 【0013】 塩化ビニール、ソフトプラスティック或いはステンレス等の耐蝕、防錆、防黴材を素材とする請求項1又は請求項2に記載の節水型洗米器具である。 【0014】 本発明の請求項4では、請求項3の素材が弾性を有することを特徴とする請求項1の節水型洗米器具である。 【0015】 本発明の請求項5では、洗米時に、本発明の洗米器具を洗米容器の内側面にセットしたとき、この器具の上部5乃至10センチメートルが洗米容器の外にはみ出ることを特徴とする、請求項1に記載の節水型洗米器具である。 【0016】 本発明の請求項6では、この器具を洗米容器内にセットしたとき容器の底に接するこの器具の底辺には、丸みを持った切り欠きが施されたことを特徴とする、請求項1から請求項5までの何れかの項に記載の節水型洗米器具である。 【0017】 本発明の請求項7では、この器具を洗米容器にセットしたとき容器からはみ出る部分のうち最上部の角は、丸みを持った形態であることを特徴とする、請求項1から請求項6までの何れかに記載の節水型洗米器具である。 【0018】 本発明の請求項8では、請求項1から請求項7までの何れかに記載の節水型洗米器具を使用しないとき、器具本体に設けられた各穴に対応する突起が施されたことを特徴とする板状の材で、本体の穿孔された部分の保護を目的とする節水型洗米器具用の補助板である。 【発明の効果】 本発明の節水型洗米器具を洗米容器の内側面にセットし、本器具を使用しない従来の洗米時と変わらない要領で作業することのみで、他に特記事項はない。なぜならば、本発明の節水型洗米器具の構造が人間工学的であるため、使用するにあたって、特別な技術を要しないからである。 【発明を実施するための最良の形態実施例】 【0019】 本発明の節水型洗米器具を洗米容器の内側面にセットする。この時、洗米容器の内側面と本洗米器具の間に米粒を挟みこまないことが肝要であるが、器具が弾性を持つ板状の形態であることから、容易に克服でき、何らの困難性はない。 【0020】 [節水量及び流失米の量に関する考察] 図6に、本発明の節水型洗米器具を使用した場合の節水量の試算値を示す。又、図7に節水型洗米器具を使用しない場合に流失される米の量の試算値を示す。米を研ぐ頻度は、世帯によって差異はあるが、ここでは世帯あたり1日1回とした。節水量はどの世帯も3リットルを下回ることはないが、敢えて2リットルとして試算した。又、流失米の量は、人により異なるが、15粒から20粒を流失させるという人が圧倒的に多いことから、1度の研米毎に0.5グラムとした。流失される米の量は、5キログラム入りの袋の数に換算してある。 【0021】 【図面の簡単な説明】 図1は、節水型洗米器具本体の図である。 1 節水型洗米器具本体に開けられた穴である。 2 本器具を洗米容器にセットした時、容器外にはめ出る部分、5〜10cm。 3 本器具を洗米容器にセットした時、容器内にあり穴がある部分、3cm以上。 4 穴の直径、2mm。 5 穴と亜安との間隔、5mm以内。 6 洗米容器の深さ。 7 洗米容器の底の部分に接する両端からの切れ込み、15〜20mmm。 8 本器具を洗米容器にセットする時、容器外にはみ出る部分を5〜10cmに合わせられるように、予め長めに作られた本器具を、適切な長さに切り落とすためのガイドライン。 9 節水型洗米器具本体の横幅、20〜25cm。 10 節水型洗米器具本体。 11 節水型洗米器具の長さ、30cm。 図2は、節水型洗米器具を使用しない時の、収納状態を示す図である。 12 節水型洗米器具を保護する補助板。 13 補助板に設けられた突起で、収納時、本体の穴を貫通している状態。 図3は、節水型洗米器具を洗米容器にセットした状態を示す図である。 20 洗米容器。 図4は、節水型洗米容器を使用して、白濁水を流し捨て始める状態を示す図である。 30 洗米容器内の米・麦。 40 白濁水。 図5は、節水型洗米容器を使用して、白濁水を流しきる状態を示す図である。 図6は、節水型洗米器具を使用した時の、節水量を示す表である。 図7は、節水型洗米器具を使用しない時、流失される米の量を示す表である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】506307692 【氏名又は名称】奥西 眞澄
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| 【出願日】 |
平成18年8月15日(2006.8.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−43703(P2008−43703A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−246113(P2006−246113) |
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