| 【発明の名称】 |
ミキサー装置の攪拌容器保持スタンド |
| 【発明者】 |
【氏名】野上 久男
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| 【要約】 |
【課題】ミキサー装置の攪拌容器を、上部開口部を下側に向けて傾斜姿勢に保持でき、攪拌容器内の内容物を他の容器へと移し替える作業をこれまでになく簡便に達成できる画期的なミキサー装置の攪拌容器保持スタンドを提供する。
【構成】ミキサー装置の攪拌容器1を、上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持する姿勢保持支承部4に、前記攪拌容器1を支承する支承部2を設けると共に、この攪拌容器1の胴部1Aと底部1Bとの連設部位においてこの胴部1Aと底部1Bとによって形成される凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁に引っ掛かり係止する係止手段3を備え、この姿勢保持支承部4の支承部2に攪拌容器1を支承した際、この攪拌容器1の凹溝状部5の溝内面又は溝上縁に係止手段3が引っ掛かり係止して姿勢保持支承部4に対して攪拌容器1が下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 胴部の下部に、攪拌刃体を備えた底部を連設し上部が開口した攪拌容器と、この攪拌容器を立てた状態に載置してこの攪拌容器の底部に備えた攪拌刃体を駆動する本体部とから成るミキサー装置の前記攪拌容器を保持する保持スタンドであって、前記攪拌容器を、上部開口部を下側に向けた傾斜姿勢に支承保持する姿勢保持支承部を有し、この姿勢保持支承部は、前記攪拌容器を支承する支承部を有すると共に、この攪拌容器の胴部と底部との連設部位においてこの胴部と底部とによって形成される凹溝状部の前記底部側の溝内面又は溝上縁に引っ掛かり係止する係止手段を備え、この姿勢保持支承部の前記支承部に攪拌容器を支承した際、この攪拌容器の前記凹溝状部の前記底部側の溝内面又は溝上縁に前記係止手段が引っ掛かり係止することでこの姿勢保持支承部に対して前記攪拌容器が下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成したことを特徴とするミキサー装置の攪拌容器保持スタンド。 【請求項2】 前記姿勢保持支承部は、前記攪拌容器の胴部にして上部開口部側を支承する下側支承部と、この下側支承部よりも上側位置にて前記攪拌容器の胴部にして底部側を支承する上側支承部とを有し、これら上側支承部と下側支承部とにより前記攪拌容器を架設状態に支承するように構成したことを特徴とする請求項1記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンド。 【請求項3】 前記姿勢保持支承部の上側支承部は、前記攪拌容器の凹溝状部を引っ掛かり支承係止し得る形状に構成して、この上側支承部を前記係止手段として構成し、姿勢保持支承部に攪拌容器を架設状態に支承保持する際、この姿勢保持支承部の上側支承部が前記攪拌容器の前記凹溝状部を引っ掛かり支承係止することでこの攪拌容器が姿勢保持支承部に対して下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成したことを特徴とする請求項2記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンド。 【請求項4】 前記姿勢保持支承部の下側支承部に対して上側支承部を接離方向にスライド移動調整自在に設けて,若しくは下側支承部から離間位置に配設された回動軸を中心にしてこの下側支承部に対して上側支承部を回動調整自在に設けて、前記下側支承部に対して上側支承部の高さ位置若しくは離間距離を調整可能に構成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンド。 【請求項5】 前記下側支承部を設けた基体部に、連結軸を介して起伏回動自在な起伏体を設け、この起伏体の前記連結軸を設けた一端と反対側の他端に前記上側支承部を設けた構成とし、前記基体部に対して前記起伏体を所定の立ち起こし角度に固定する角度調整固定機構を備え、この角度調整固定機構を介して前記起伏体の立ち起こし角度を調整することで前記下側支承部に対して上側支承部の高さ位置若しくは離間距離を調整可能に構成すると共に、未使用時には、前記起伏体を伏臥回動してこの起伏体を前記基体部に折り畳み重合し得るように構成したことを特徴とする請求項4記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンド。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば家庭用のミキサー装置の攪拌容器内の内容物を他の容器などに移し替える際に、この攪拌容器を、上部開口部を下側に向けた傾斜姿勢に支承保持しておくことができるミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種のミキサー装置は、一般に、図5に図示したように、筒状の胴部1Aの下部に、攪拌刃体9を備えた底部1Bを連設(筒状の胴部1Aの下部外周面に形成した螺合部10と、底部1Bの内周面に形成した螺合部11に螺着して双方を螺着固定)して成る攪拌容器1と、この攪拌容器1の底部1Bの攪拌刃体9を高速回転駆動する駆動手段を有する本体部Sとから成る構成で、この本体部Sに攪拌容器1を立てた状態に載置することで、この本体部Sの駆動手段により前記攪拌容器1の底部1Bの攪拌刃体9を高速回転駆動させて、この攪拌容器1内の収容物を破砕し攪拌するものであり、これと同様の技術思想に基づくミキサー装置が、例えば、特開2006−55628号公報に開示されている。 【0003】 ところで、この種のミキサー装置は、攪拌調理が済んだら、本体部から攪拌容器を脱着し、この攪拌容器内の調理済みの内容物を、受け皿や調理容器などの他の容器へと移し替える。具体的には、本体部から脱着した攪拌容器を、上部開口部を下側に向けた傾斜姿勢に保持し、この攪拌容器内の内容物を上部開口部から所定の容器へと注ぎ込んで移し替え作業を行う。 【0004】 従って、この移し替え作業の間、攪拌容器を手で支承するなどして上部開口部を下側に向けた傾斜姿勢に保持する必要がある。 【0005】 つまり、例えば野菜ドリンクや果実ドリンクなどの流動性の高い内容物であれば、移し替え作業は短時間で済み、よって問題無く作業を進展できる。ところが、例えばドレッシングや、特に高齢者など嚥下・咀嚼困難者のためのミキサー食などのように、粘性が高く流動性が著しく低い内容物の場合、この攪拌容器から内容物がなかなか流れ出ていかない為にこの移し替え作業に長時間を要し、その間、攪拌容器を手で傾斜姿勢に保持し続けなければならず作業者にとって大きな負担となる。また、仮にスプーンなどで内容物を掻き出す作業を行った場合、面倒なうえに、内容物をきれいに掻き出すためには、結局長時間を要した。 【0006】 【特許文献1】特開2006−55628号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、上述のような問題点に鑑みて完成したものであって、ミキサー装置の攪拌容器を、上部開口部を下側に向けて傾斜状態に簡単且つ確実に支承保持しておくことができ、よって、上述のように攪拌容器内の内容物を他の容器へと移し替える作業を行う際に、攪拌容器を一々手で傾斜姿勢に保持せずとも本発明に攪拌容器を傾斜姿勢に支承保持させておくことができ、よって従来までの問題を解決し、これまでになく簡便にこの攪拌容器内の内容物を他の容器へと移し替える作業を達成でき得る作業性及び実用性に秀れた画期的なミキサー装置の攪拌容器保持スタンドを提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 【0009】 胴部1Aの下部に、攪拌刃体9を備えた底部1Bを連設し上部が開口した攪拌容器1と、この攪拌容器1を立てた状態に載置してこの攪拌容器1の底部1Bに備えた攪拌刃体9を駆動する本体部Sとから成るミキサー装置の前記攪拌容器1を保持する保持スタンドであって、前記攪拌容器1を、上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持する姿勢保持支承部4を有し、この姿勢保持支承部4は、前記攪拌容器1を支承する支承部2を有すると共に、この攪拌容器1の胴部1Aと底部1Bとの連設部位においてこの胴部1Aと底部1Bとによって形成される凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁に引っ掛かり係止する係止手段3を備え、この姿勢保持支承部4の前記支承部2に攪拌容器1を支承した際、この攪拌容器1の前記凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁に前記係止手段3が引っ掛かり係止することでこの姿勢保持支承部4に対して前記攪拌容器1が下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成したことを特徴とするミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに係るものである。 【0010】 また、前記姿勢保持支承部4は、前記攪拌容器1の胴部1Aにして上部開口部1a側を支承する下側支承部2lと、この下側支承部2lよりも上側位置にて前記攪拌容器1の胴部1Aにして底部1B側を支承する上側支承部2hとを有し、これら上側支承部2hと下側支承部2lとにより前記攪拌容器1を架設状態に支承するように構成したことを特徴とする請求項1記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに係るものである。 【0011】 また、前記姿勢保持支承部4の上側支承部2hは、前記攪拌容器1の凹溝状部5を引っ掛かり支承係止し得る形状に構成して、この上側支承部2hを前記係止手段3として構成し、姿勢保持支承部4に攪拌容器1を架設状態に支承保持する際、この姿勢保持支承部4の上側支承部2hが前記攪拌容器1の前記凹溝状部5を引っ掛かり支承係止することでこの攪拌容器1が姿勢保持支承部4に対して下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成したことを特徴とする請求項2記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに係るものである。 【0012】 また、前記姿勢保持支承部4の下側支承部2に対して上側支承部3を接離方向にスライド移動調整自在に設けて,若しくは下側支承部2から離間位置に配設された回動軸を中心にしてこの下側支承部2に対して上側支承部3を回動調整自在に設けて、前記下側支承部2に対して上側支承部3の高さ位置若しくは離間距離を調整可能に構成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに係るものである。 【0013】 また、前記下側支承部2を設けた基体部6に、連結軸8aを介して起伏回動自在な起伏体8を設け、この起伏体8の前記連結軸8aを設けた一端と反対側の他端に前記上側支承部3を設けた構成とし、前記基体部6に対して前記起伏体8を所定の立ち起こし角度に固定する角度調整固定機構kを備え、この角度調整固定機構kを介して前記起伏体8の立ち起こし角度を調整することで前記下側支承部2に対して上側支承部3の高さ位置若しくは離間距離を調整可能に構成すると共に、未使用時には、前記起伏体8を伏臥回動してこの起伏体8を前記基体部6に折り畳み重合し得るように構成したことを特徴とする請求項4記載のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドに係るものである。 【発明の効果】 【0014】 本発明は上述のように構成したから、ミキサー装置の攪拌容器を、姿勢保持支承部により、上部開口部を下側に向けて傾斜状態に保持できる。 【0015】 しかも、本発明では、攪拌容器の胴部と底部との連設箇所に形成される凹溝状部に前記姿勢保持支承部の係止手段を引っ掛かり係止させており、これにより、この攪拌容器を、姿勢保持支承部に対して下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持でき、それだけ安定性良く確実に攪拌容器を支承保持できる。 【0016】 よって、本発明は、ミキサー装置の攪拌容器を、上部開口部を下側に向けて傾斜状態に簡単且つ確実に支承保持しておくことができ、よって、上記従来例のように攪拌容器内の内容物を他の容器へと移し替える作業を行う間、攪拌容器を一々手で傾斜姿勢に保持し続けなければならないという厄介な作業を排し、単に攪拌調理が済んだ攪拌容器を本体部から脱着して本発明に支承保持させ、例えばこの傾斜姿勢に支承保持した攪拌容器の下側に向いた上部開口部の内容物が流出される位置に他の容器(受け皿や他の調理容器)を配設して一定時間放置しておくだけで、攪拌容器内の内容物の移し替えが簡便に達成できるなど、作業性及び実用性に秀れた画期的なミキサー装置の攪拌容器保持スタンドとなる。 【0017】 また、請求項2,3記載の発明においては、上側支承部と下側支承部とにより簡単な構成で確実に姿勢保持支承部に安定製良く攪拌容器を支承保持でき得る構成を実現でき、一層実用性に秀れる。 【0018】 特に請求項3記載の発明においては、上側支承部が上記の係止手段としての機能も発揮し、よって一層機能性に秀れると共に、攪拌容器を姿勢保持支承部の各支承部に支承させる操作と、攪拌容器の凹溝状部に係止手段を引っ掛かり係止させる手段とを同時に達成でき操作性に秀れるなど、一層実用性に秀れる。 【0019】 また、請求項4,5記載の発明においては、本発明に傾斜姿勢に支承保持する攪拌容器のサイズや形状に応じて、姿勢保持支承部の上側支承部と下側支承部との高低差調整や離間距離調整を行えるから、様々なサイズや形状の攪拌容器にも良好に対応でき得る一層実用性に秀れたものとなる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 【0021】 本発明は、胴部1Aの下部に、攪拌刃体9を備えた底部1Bを連設し上部が開口した攪拌容器1と、この攪拌容器1を立てた状態に載置してこの攪拌容器1の底部1Bに備えた攪拌刃体9を駆動する本体部Sとから成るミキサー装置の前記攪拌容器1を保持するものである。 【0022】 姿勢保持支承部4の支承部2に攪拌容器1を支承させ、更に、この攪拌容器1の胴部1Aと底部1Bとの連設部位においてこの胴部1Aと底部1Bとによって形成される凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁に係止手段3を引っ掛かり係止させることで、この姿勢保持支承部4に対して前記攪拌容器1を下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持できることとなる。 【0023】 即ち、本発明は、この種のミキサー装置の攪拌容器1において胴部1Aと底部1Bとの連設部位に必然的に形成されることとなる凹溝状部5を、前記係止手段3により引っ掛かり係止することで、この姿勢保持支承部4の支承部2に支承した攪拌容器1が下動したり滑落してしまうことなく確実にこの姿勢保持支承部4に傾斜姿勢に支承保持させ得ることとなる。 【0024】 従って、本発明は、単に姿勢保持支承部4の支承部2に攪拌容器1を支承してこの攪拌容器1の凹溝状部5を係止手段3に引っ掛かり係止させるだけで、簡単且つ確実にこの攪拌容器1を上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持せしめることが可能であり、例えば、攪拌容器1内の内容物を他の容器に移し替える場合などにおいて、この攪拌容器1を手で一々傾斜姿勢に保持する替わりに、本発明により攪拌容器1を安定性良く確実に上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持させることができ、よって、これまでになく簡便にこの移し替え作業が達成できるなど、この種のミキサー装置に好適で、極めて高い実用価値を有するミキサー装置の攪拌容器保持スタンドとなる。 【0025】 また、この姿勢保持支承部4の支承部2は、前記攪拌容器1を安定性良く支承でき得る構成であれば良く様々な構成を採用でき得るものであるが、例えば、この姿勢保持支承部4は、攪拌容器1の胴部1Aにして上部開口部1a側を支承する下側支承部2lと、この下側支承部2lよりも上側位置にて前記攪拌容器1の胴部1Aにして底部1B側を支承する上側支承部2hとを有し、これら上側支承部2hと下側支承部2lとにより前記攪拌容器1を架設状態に支承するように構成した場合には、単にこの上・下側支承部2h,2lに攪拌容器1を架設載置することで、攪拌容器1は胴部1Aの上部開口部1a側及び底部1B側を夫々支承されることで、簡単にして安定性良くこの攪拌容器1をこれら上・下側支承部2h,2lから成る姿勢保持支承部4に架設支承保持でき得ることとなる。 【0026】 また特に、この姿勢保持支承部4の上側支承部2hを、例えば、前記攪拌容器1の凹溝状部5を引っ掛かり支承係止し得る形状に構成して、この上側支承部2hを前記係止手段3として構成し、姿勢保持支承部4に攪拌容器1を架設状態に支承保持する際、この姿勢保持支承部4の上側支承部2hが前記攪拌容器1の前記凹溝状部5を引っ掛かり支承係止することでこの攪拌容器1が姿勢保持支承部4に対して下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成した場合には、姿勢保持支承部4の上側支承部2hが、攪拌容器1を支承する機能と、この攪拌容器1の凹溝状部5に引っ掛かり係止してこの攪拌容器1の下動若しくは滑落を阻止する機能(上記係止手段3としての機能)との双方の機能を確実に果たし得る構成となるから、係止手段3を別途設ける必要が無く、一層機能性に秀れた構成となるうえに、単にこの上側支承部2に攪拌容器1の凹溝状部5を支承させる一操作で、この攪拌容器1を下動阻止若しくは滑落阻止状態に引っ掛け係止する操作も同時に達成されることとなるので作業性においても一層秀れることとなる。 【実施例】 【0027】 本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 【0028】 本実施例は、胴部1Aの下部に、攪拌刃体9を備えた底部1Bを連設し上部が開口した攪拌容器1と、この攪拌容器1を立てた状態に載置してこの攪拌容器1の底部1Bに備えた攪拌刃体9を駆動する本体部Sとから成るミキサー装置の前記攪拌容器1を保持する保持スタンドである。 【0029】 攪拌容器1は、図5に図示したように、上部及び下部が開口した胴部1Aの下部外周面に形成した螺合部10を、底部1Bに形成した雌ネジ溝部の内周面の螺合部11に螺合してこの胴部1Aの下部に底部1Bを螺着固定配設するものである。また、この胴部1Aの下部を底部1Bの雌ネジ溝部内に螺着固定することで、この胴部1Aの下部と底部1Bの上部(上側端面)とにより、この胴部1Aと底部1Bとの連設箇所には略V字状若しくは略U字状の溝が形成されることとなり、この連設箇所に形成される略V字状若しくは略U字状の溝を、後述の係止手段3が引っ掛かり係止する凹溝状部5とする。尚、底部1Bの雌ネジ溝部の螺合部11から胴部1Aを螺着解除方向に少し螺動操作する(螺着固定を緩める)ことで前記凹溝状部5の溝形状をやや幅広や深溝としても良い。 【0030】 この攪拌容器1の底部1Bの内方には攪拌刃体9を回動自在に備えており、この攪拌容器1を本体部S上に立てた状態に載置し、本体部Sを可動操作することでこの本体部Sの駆動手段により前記攪拌刃体9が高速回動して前記攪拌容器1内にして攪拌調理が行えるものである。 【0031】 尚、この本実施例に使用するミキサー装置は、攪拌容器1を本体部S上に立てた状態に載置して使用するこの種の一般的な市販品と同様のものであり、このような市販のミキサー装置における本体部Sの詳細な説明は、本発明の要旨と直接関係しないので省略する。 【0032】 本実施例のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドは、攪拌容器1を、上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持する姿勢保持支承部4を有している。 【0033】 この姿勢保持支承部4は、前記攪拌容器1を支承する支承部2を有している。具体的には、図1及び図4に図示したように、前記攪拌容器1の胴部1Aにして上部開口部1a側を支承する下側支承部2lと、この下側支承部2lよりも上側位置にて前記攪拌容器1の胴部1Aにして底部1B側を支承する上側支承部2hとを有し、これら上側支承部2hと下側支承部2lとにより、図4に図示したように、前記攪拌容器1を傾斜姿勢にして架設状態に支承するように構成している。 【0034】 また、この姿勢保持支承部4には、攪拌容器1の胴部1Aと底部1Bとの連設部位においてこの胴部1Aと底部1Bとによって形成される凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁に引っ掛かり係止する係止手段3を備え、姿勢保持支承部4の上側支承部2hと下側支承部2lに攪拌容器1を架設状態に支承した際、この攪拌容器1の凹溝状部5の前記底部1B側の溝内面又は溝上縁にこの係止手段3が引っ掛かり係止することでこの姿勢保持支承部4に対して前記攪拌容器1が下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持されるように構成している。 【0035】 具体的には、前述した姿勢保持支承部4の上側支承部2hを、前記攪拌容器1の凹溝状部5を引っ掛かり支承係止し得る形状に構成して、この上側支承部2hをこの係止手段3として構成している。 【0036】 従って、図3に図示したように、姿勢保持支承部4に攪拌容器1を架設状態に支承保持する際、攪拌容器1の胴部1Aと底部1Bとの連設箇所の凹溝状部5をこの姿勢保持支承部4の上側支承部2hに支承させると、この上側支承部2hがこの凹溝状部5内へと落ち込んで(溝内に入り込んで)この凹溝状部5を引っ掛かり支承係止することとなり、これにより、攪拌容器1が姿勢保持支承部4に対して下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持される。 【0037】 即ち、姿勢保持支承部4は、下側支承部2lと上側支承部2hとにより攪拌容器1を架設状態にして、且つ下動阻止状態若しくは滑落阻止状態に支承保持できるものである。 【0038】 ところで、本実施例では、この姿勢保持支承部4の下側支承部2に対して上側支承部3の高さ位置や離間距離を調整可能に構成している。 【0039】 この下側支承部2に対する上側支承部3の位置調整構造としては、例えば、下側支承部2に対して接離方向に上側支承部3をスライド移動調整自在に設ける構造か、若しくは、下側支承部2から離間位置に配設された回動軸を中心にしてこの下側支承部2に対して上側支承部3を回動調整自在に設ける構造などを採用すれば良いが、本実施例においては、図2及び図3に図示したように、下側支承部2を設けた基体部6に、連結軸8aを介して起伏回動自在な起伏体8を設け、この起伏体8の前記連結軸8aを設けた一端と反対側の他端に前記上側支承部3を設けた構成とし、前記基体部6に対して前記起伏体8を所定の立ち起こし角度に固定する角度調整固定機構kを備え、この角度調整固定機構kを介して前記起伏体8の立ち起こし角度を調整することで前記下側支承部2に対して上側支承部3の高さ位置若しくは離間距離を調整可能に構成し、且つ未使用時には、前記起伏体8を伏臥回動してこの起伏体8を前記基体部6に折り畳み重合し得るように構成している。 【0040】 更に具体的には、図1に図示したように、上部が開口した方形箱状の基体部6の立ち上がり側壁部の上縁部の一部を、前記攪拌容器1の胴部1Aにして上部開口部1a側を支承する下側支承部2lとして構成している。尚、図示したように、下側支承部2lを構成する前記箱状の基体部6の立ち上がり側壁部の上縁部の一部は、略U字状若しくは略C字状に凹欠(切欠)した形状としており、この下側支承部2lに支承する攪拌容器1が左右に転がり脱落するのを阻止し、安定性良く支承できるようにしている。 【0041】 また、起伏体8は、この箱状の基体部6内に配設し得る断面コ字板状に構成し、図1に図示したように、この断面コ字板状の起伏体8の左右対向片部を下側にして基体部6内に配設し、この起伏体8の左右対向片部間に架設状態にして連結軸8aを貫通配設して連結軸8aの左右軸端部を夫々箱状の基体部6の立ち上がり側壁部に固定し、この連結軸8aを介して断面コ字板状の起伏体8が箱状の基体部6に対して起伏回動する構成である。 【0042】 この起伏体8の連結軸8aを設ける側と反対側の端縁部を略U字状若しくは略C字状に凹欠(切欠)して、この起伏体8の凹欠端縁部を上側支承部2hとして構成している。 【0043】 また、角度調整固定機構kの角度調整固定構造としては様々なものを採用できるが、例えば、図示した本実施例においては、起伏体8の前記基体部6と対向する側面部位から突出状態に支持杆体13を回動自在に設け、この支持杆体13の突端側にして下部を位置決め係止する波形係止部14を前記基体部6の底部上面に設けた構成としている。 【0044】 前記支持杆体13は、前記起伏体8の連結軸8aに沿った軸方向に回動自在にこの起伏体8の側面部位に突設した構成である。また、この波形係止部14は、側断面略J字状にして、前記起伏体8の連結軸8aに沿った方向に長い凹条を、基体部6の面方向に複数並設状態(図2中、左右方向に複数並設状態)に設けた構成である。 【0045】 この波形係止部14の複数の凹条のうちのいずれか一つを選択して、図2に図示したように、起伏体8に回動自在に突設した支持杆体13の突端側にして下部を嵌合係止することで、基体部6に対して起伏体8が前記支持杆体13により伏臥回動阻止状態に支持され、これにより基体部6に対して起伏体8が所定の起き上がり角度に固定されるように前記角度調整固定機構kを構成したものである。 【0046】 従って、起伏体8の支持杆体13の下部を、基体部6の波形係止部14に何れの凹条に嵌合係止させるかによって、基体部6に設けた下側支承部2lと、起伏体8に設けた上側支承部2hとの相対的な高さ位置や離間距離を調整でき、よって、それだけ様々なサイズの攪拌容器1に対応できる(様々なサイズの攪拌容器1を安定性良く良好に姿勢保持支承部4に傾斜姿勢に支承保持できるものである。 【0047】 また、この波形係止部14の凹条から支持杆体13の下部を脱嵌し、基体部6に対して起伏体8を伏臥回動して前記基体部6に対して折り畳み状態とすることで、図3に図示したように、箱状の基体部6内に断面コ字板状の起伏体8が収納配設してコンパクト化することもできる。 【0048】 また、本実施例では、この姿勢保持支承部4に架設状態に支承保持する前記攪拌容器1の支承高さ位置を調整自在とする高さ調整機構Tを姿勢保持支承部4に設けている。 【0049】 この高さ調整機構Tの構造としては、様々なものを採用できるが、図示した本実施例においては、姿勢保持支承部4の下方にして箱状の基体部6の下方側に支持脚体7を突出状態に複数設け(本実施例においては4体設け)、この複数の各支持脚体7により箱状の基体部6を接地面に対して浮上状態に支持する構成とし、更にこの支持脚体7を、長さ調整手段nにより伸縮調整することによって基体部6の高さ位置を調整し、ひいては、この基体部6に設けた下側支承部2lや、この基体部6に起伏回動自在な起伏体8に設けた上側支承部2hの高さ位置を調整して前記攪拌容器1の支承高さ位置を調整自在としている。 【0050】 更に具体的には、支持脚体7は、外周面にネジ山が形成された螺合杆体(ボルト杆)とし、一方、基体部6の底部には、この各支持脚体7が螺着嵌合する螺合孔12を設けており、この各螺合孔12に対する各支持脚体7の螺入度合い(即ち、基体部6からの各支持脚体7の突出量)を夫々螺動操作調整することで、この基体部6の高さ位置を調整でき得る構成としたものである。 【0051】 従って、高さ調整機構を介して攪拌容器の支承高さ位置を調整できるから、例えば上述のように攪拌容器内の内容物を他の容器に移し替える作業を行う際、姿勢保持支承部4に傾斜姿勢に保持した前記攪拌容器の支承高さ位置を、前記移し替え先の容器のサイズ(高さ寸法)に応じて適宜調整でき、それだけこの攪拌容器から他の容器への内容物の移し替え作業に一層好適である。 【0052】 以上、本実施例のミキサー装置の攪拌容器保持スタンドは、図4に図示したように、基体部6に対して角度調整固定機構kを介して起伏体8を所定の起き上がり角度に調整して下側支承部2lと上側支承部2hの相対的な高さ位置や離間距離を適宜調整した上で、攪拌容器1をこの下側支承部2lと上側支承部2h間に架設状態にして且つ攪拌容器1の凹溝状部5が上側支承部2hにより引っ掛かり支承係止されるように載置することで、この上・下側支承部2h,2lから成る姿勢保持支承部4に前記攪拌容器1を上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持できる。 【0053】 よって本実施例は、攪拌調理が済んだ攪拌容器1をミキサー装置の本体部Sから脱着し、本実施例の保持スタンドにより上部開口部1aを下側に向けた傾斜姿勢に支承保持し、一方、この傾斜姿勢の攪拌容器1の上部開口部1aから内容物が流れ出す先には受け皿15を配置し、これらを所定時間放置しておくことで、攪拌容器1内の内容物を自然に受け皿15に移し替えることができる(従来例のように、手で傾斜姿勢に保持し続ける必要は一切無い)。また、高さ調整機構Tにより攪拌容器1の支承高さ位置を適宜調整することで、上記の移し替え作業を行う際に、攪拌容器1の上部開口部1aに対する前記受け皿15の高さ位置が、適正な高さとなるように調整することも可能であり、攪拌容器1のサイズを選ばず様々なミキサー装置の攪拌容器1に好適に採用でき得るものである。 【0054】 また、図6及び図7は、上述した本発明の実施例の別例である。 【0055】 詳述すると、図示した別例においては、前記基体部6と起伏体8とを一体に構成している。具体的には、断面コ字板状の起伏体8の下端縁と、基体部6の底面部の側縁とが折曲自在に連結された一体構成である。従って、この基体部6と起伏体8との折り返し縁部が前記起伏体8の起伏回動軸にして連結軸8aとなるものである。 【0056】 また、図示した別例においては、起伏体8の角度調整固定機構kとして、蝶ネジによる固定構造を採用したものである。具体的には、断面コ字板状の起伏体8の左右対向片部に夫々、蝶ネジの蝶ネジ幹部17が挿通配設される挿通孔19を設け(図7参照)、一方、この起伏体8の左右対向片部に対向する箱状の基体部6の立ち上がり周壁部には、湾曲長孔形状のガイド長孔18を穿設し(図6,7参照)、起伏体8の左右対向片部の挿通孔19に夫々蝶ネジ幹部17を内側から挿通し、この各挿通孔19に挿通配設した各蝶ネジ幹部17が前記基体部6の各ガイド長孔18内に移動可能に貫通配設されるように構成している。 【0057】 従って、基体部6に対して起伏体8を起伏回動すると、これに伴って各ガイド長孔18内を前記蝶ネジ幹部17が移動し、この起伏体8を所望の角度姿勢とした状態でこの各蝶ネジ幹部17に夫々蝶ネジ頭部16を螺着してこの基体部6に対して起伏体8の姿勢を各蝶ネジにより締付固定することで起伏体8の立ち起こし角度を自在に調整可能である。 【0058】 このように蝶ネジによる固定により起伏体8の角度を調整するように角度調整固定機構kを構成した場合、例えば図1〜図4に図示した上記実施例の角度調整固定機構kのように支持杆体13や波形係止部14などの種々の部材が不要で、非常にコスト安に前記角度調整を達成でき得るものである。 【0059】 尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 【図面の簡単な説明】 【0060】 【図1】本実施例に係るミキサー装置の攪拌容器保持スタンドの説明斜視図である。 【図2】本実施例に係るミキサー装置の攪拌容器保持スタンドの説明側断面図である。 【図3】本実施例に係るミキサー装置の攪拌容器保持スタンドの説明側断面図である。 【図4】本実施例に係るミキサー装置の攪拌容器保持スタンドの使用状態を示す説明側段面図である。 【図5】本実施例に係るミキサー装置を示す説明正面図である。 【図6】本実施例の別例を示す説明分解斜視図である。 【図7】本実施例の別例を示す説明側面図である。 【符号の説明】 【0061】 1 攪拌容器 1A 胴部 1B 底部 1a 上部開口部 2 支承部 2l 下側支承部 2h 上側支承部 3 係止手段 4 姿勢保持支承部 5 凹溝状部 6 基体部 8 起伏体 8a 連結軸 9 攪拌刃体 S 本体部 k 角度調整固定機構
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| 【出願人】 |
【識別番号】000245416 【氏名又は名称】野上 久男
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| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091373 【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 剛
【識別番号】100097065 【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 雅栄
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| 【公開番号】 |
特開2008−43551(P2008−43551A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222451(P2006−222451) |
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