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【発明の名称】 容器底部の外面に固定される付加底部
【発明者】 【氏名】ヴィシノ マリン

【要約】 【課題】工作機械を用いて仕上げ作業を行うことなく、容器の底部に固定することが可能な付加底部を提供する。

【構成】容器(2)の底部外面に固定される付加底部(1)であって、容器(2)に付加底部(1)を取り付ける鋳造工程の間に容器(2)の素材によって満たされるように形成された穴(1a)が設けられると共に、容器(1)の底部外面から突設された突起(3)を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(2)の底部外面に固定される付加底部(1)であって、上記容器(2)に上記付加底部(1)を取り付ける鋳造工程の間に上記容器(2)の素材によって満たされるように形成された穴(1a)が設けられると共に、上記容器(1)の底部外面から突設された突起(3)を備えたことを特徴とする、容器の底部外面に固定される付加底部。
【請求項2】
上記容器(2)の平坦な底部に全体的に取り付けられるように平坦な形状をなすことを特徴とする、請求項1に記載の容器の底部外面に固定される付加底部。
【請求項3】
起立された縁部を有して平坦な形状をなすことにより、上記容器(2)の平坦な底部と少なくとも側壁部の一部とに取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の容器の底部外面に固定される付加底部。
【請求項4】
平坦な板材から突設された突起(3)を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の容器の底部外面に固定される付加底部。
【請求項5】
上記突起(3)は、一定の厚さを有したシート部材の外面から突出していることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の容器の底部外面に固定される付加底部。
【請求項6】
上記突起(3)は、同心円状に形成されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の容器の底部外面に固定される付加底部。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、容器底部の外面に固定されるのに好適な付加底部に関する。
【背景技術】
【0002】
ポットや平鍋などのように、調理用熱源の上に置かれるようにデザインされた家庭用のアルミニウム製容器は、例えばそのままでは電磁誘導プレートにより誘導加熱することができないという欠点のあることが知られている。この電磁誘導プレートは、家庭用レンジに組み込まれた熱源としての利用が拡大の一途にあり、スチール製の部材と接することによりこれを誘導加熱するようになっている。
【0003】
このため背景技術においては、アルミニウム製容器の底部外面にスチール製の付加底部を付加する提案がなされている。この付加底部には、適正に設けられた金型による鋳造工程の間に容器の素材によって満たされる穴が設けられており、これにより容器底部にこの付加底部がしっかりと固定されるようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この付加底部のそれぞれの穴の縁には鋳バリが形成され、このような鋳バリは、容器が置かれるようにデザインされたプレートを傷つける可能性があるため、完成品においてこれを無視することができない。従って、工作機械を用いてそのような鋳バリを取り除く必要があり、製造コストを増大させることになる。
上述した問題は、スチール製の付加底部を有したアルミニウム製容器に限らず、容器と付加底部とがそれぞれ別の素材からなる場合にも同様に生じる。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、工作機械を用いて仕上げ作業を行うことなく、容器の底部に固定することが可能な付加底部を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するため、本発明の容器の底部外面に固定される付加底部は、上記容器に上記付加底部を取り付ける鋳造工程の間に上記容器の素材によって満たされるように形成された穴が設けられると共に、上記容器の底部外面から突設された突起を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の容器の底部外面に固定される付加底部によれば、プレートなどに容器を置いたときの容器の接触は、容器の底部外面から突設された突起によってなされる。従って、貫通孔の縁部にある鋳バリの存在は問題のないものとなり、鋳バリの除去はもはや不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の更なる特徴及び効果は、非限定的な例として添付図面に示された、好ましいが限定されるものではない実施形態についての説明により、更に明らかとなるであろう。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図面において符号1は、貫通穴1aを有して公知の方法で得られるスチール製付加底部を示している。貫通穴1aは、アルミニウム製の容器2の底部外面に付加底部を取り付ける鋳造工程の間に、図3に示されるように、容器2の素材によって満たされるように形成されている。
【0009】
付加底部1は起立された縁部を有して平坦に形成され、容器2の平坦な底部に固定されるようになっている。
本発明の重要な特徴は、容器2の底部外面2aから突出し、同心円状に形成された突起3の存在にある。
レンジのプレートに容器2を置いたときの容器2のプレートとの接触は、このように形成された突起3によってなされる。従って、貫通孔1aの縁部にある鋳バリの存在は問題のないものとなり、鋳バリの除去はもはや不要となる。
【0010】
例示した実施形態において、突起3は平坦な板からの突出物となっているが、このような突起は一定の厚さを有した板を成形することによって設けても良い。
上述した発明は様々な変形や変更が可能であり、それらはいずれも添付の特許請求の範囲に含まれるものである。従って、例えば突起はどのような形状を有していても良いし、付加底部は容器の側壁部の少なくとも一部とも接触して設けられるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る付加底部の平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】完成品の断面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 付加底部
2 容器
3 突起
【出願人】 【識別番号】507261434
【氏名又は名称】アットレッツェリア エンメ.ヴ. ディ マリン ヴィシノ エ チ. エッセ.エンネ.チ.
【氏名又は名称原語表記】ATTREZZERIA M.V. DI MARIN VISINO & C. S.n.c.
【住所又は居所原語表記】Via Vanoni, 126−S.S. Sabbionetana 26041 CASALMAGGIORE, ITALY
【出願日】 平成19年8月2日(2007.8.2)
【代理人】 【識別番号】100090022
【弁理士】
【氏名又は名称】長門 侃二


【公開番号】 特開2008−36432(P2008−36432A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2007−201799(P2007−201799)