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【発明の名称】 螺旋攪拌泡立て器
【発明者】 【氏名】藤田 眞一

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
攪拌泡立て器を構成する素線を手元基部Yより先端X方向へ中心線Gとして直行させ、その同一延長素線Aを所定の間隔を有して中心線Gを径芯とする螺旋形状Cとなる様に基部Y(手元)方向へ巻き戻し、所定の位置Bで直行させ手元基部Yへ回収直線Dとして収束する事により、中心線Gを共有する連続螺旋形状とした事を特徴とする螺旋攪拌泡立て器。図1参照
【請求項2】
請求項1に記載する螺旋形状を、更に先端部方向Xから基部(手元)Y方向にその螺旋体がX>Yとなるテーパー形状とした事を特徴とする螺旋攪拌泡立て器。図2参照
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、攪拌泡立て用具を構成する素線形状に関する
【背景技術】
【0002】
調理器具として従来の手動攪拌泡立て用具を構成する形状は、複数のステンレス鋼線を先端部で半楕円状に交差させ、各線の端部を手元で収束して持ち手(グリップ)としたものが大半であり、その攪拌及び泡立て能力は構成する素線数に比例している。その結果としてデザイン形状が相応の大きさに成らざるを得ず、従って少量を対象とした場合の攪拌及び泡立て用具としては不適当であった。尚、容器の形状によっては入隅部の攪拌が不十分であり、その口径によっては攪拌操作そのものが出来ずに使用不可となる等の不都合が生じていた。
【0003】
泡立て効率の要素は、その攪拌具が空気を取り込みつつ対象物に与え得る抵抗量とその分散力の総負荷に左右される。当然ながら、直線体より適度な間隔を有した螺旋体の方が攪拌泡立て器としての効率及び性能は高くなる。しかし、これらの単なる螺旋形状体を複数束ねて使用する場合、次(イ、ロ、ハ)のようなその形状特性に起因する問題点が指摘される。
(イ)複数の螺旋体を束ねた場合は、お互いに絡まり単体の独自運動が阻害される。
(ロ)螺旋先端切断部の処理のあり方によっては他の容器等への損傷が懸念される。
(ハ)剛性を手元の単線径に頼るため、必要剛性によっては線径が太くなり運動機能が制限される。
上述したように、その能力を生み出す形状特性に起因するこれらの問題点が解消されなければ、攪拌能力が高くて形状的には優れている螺旋形状であってもその用途は制限され、現状では他の攪拌具に泡立て効率の補助部品として付属使用されるに留まり、螺旋形状自体をセットした攪拌泡立て用具は無きに等しい。
【0004】
上述するその条件範囲内においての泡立て効率改善策として幾つかの考案がなされ提案されている。
【特許文献1】特開平11−18966号公報(従来の卵型泡たて器の中に鋼線で編み込んだ球形の部品を挿入したもの。)
【特許文献2】実開平5−88457号公報(独立する鋼線の先端に数個の輪を形成して引き戻したもの。)
【0005】
何れも、これらの考案の場合は対象とする攪拌物の粒が挟まり易いことや使用後の洗浄等に問題を残す事になり、基本的な解決はなされてない。輸入製品として紹介されている泡立て器具の中には直行線のステンレス鋼線の先端部に剛球を溶接し、その数本を結束したものもある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
調理道具としての手動攪拌泡立て器の場合、容器の形状や量の多少に関わらず隅々まで万遍なく軽微な操作で効率良く攪拌が出来る事に加え、構造が単純で兼用性を有し過酷な使用への耐性と使用後の洗浄が容易なこと等の機能性が課題として求められる。
そこで優れた攪拌機能を有する螺旋形状を絡まない形状に成型加工する事で、その螺旋加工単体シングルでの使用に限らず複数の螺旋単体をセットした製品体も有効に機能させ、必要によってはそのセット製品体を更にダブル使用する事を可能とし、更に使用後の洗浄を容易にする等の機能性を有する攪拌泡たて器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、請求項1記載の連続螺旋形状加工における図1に見られる様に、基部Yより先端部Xへ向い直行する中心線Gの同一延長素線Aを所定の位置でその外周方向へ螺旋開始させ、中心線Gを径芯として所定の間隔をもった螺旋形状Cとなるよう基部Y方向へ曲げ戻し、所定の位置Bで直行させ回収直線Dとして手元基部Yに収束する。この連続螺旋形状加工によって攪拌に必要な剛性の確保は、単線経に中心線Gと回収直線Dとを加えた重複効果により倍増する事になり、図2の螺旋加工単体(S)シングルのみであっても、その重複剛性と連続螺旋形状により十分な攪拌能力を発揮し、更に図3にあるようにその螺旋加工単体(S)を束ねたセット製品(L)として使用する場合でも、螺旋加工体自身が有する中心線Gの阻害効果で相互の絡み合いが無く、螺旋単体それぞれが独自運動を可能として効率良く攪拌機能を発揮する。又、同一素線の連続形状により切断部の露出が無いため、螺旋形状による攪拌能力の向上に加えて使用中の容器損傷を少なくし使用後の洗浄も容易となる等の多機能性を有し、上述する課題の解決を図るものである。
【0008】
更に加工単体(S)の螺旋デザインを先端部Xより基部Y方向にかけて螺旋形状CがX>Yと成る様、請求項2記載のテーパー形状とするスリムなデザインと成し、その螺旋単体(S)を束ねたセット製品体(L)を使用する場合でも全体が放射形状となるため、手元(基部Y)の軽微な操作が先端部Xへの増幅効果を生み出し、連続螺旋形状の抵抗分散力と相まって高効率の攪拌機能が発揮される。図2、3参照
【発明の効果】
【0009】
対象が少量の場合、螺旋加工単体(S)のシングル使用においてクリーマー及びマドラーその他のスリム攪拌具として利便性を発揮する。また、そのソリム性からシングル螺旋単体(S)の同時複数使用も容易となる。
尚、対象が多量の場合は製品全体がスリムでシンプルなデザイン特性により、箸使いの要領で手首と指先による軽敏な操作でセット製品体(L)を更にダブル使用する事が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
その素材としてはステンレス鋼線の他に、用途及びデザインサイズ等の条件によって樹脂やその他の金属鋼線も選択される。又、スリムなデザイン特性によるセット製品体(L)のダブル使用の頻度が高く、その用途に適した細身のグリップ形状も利便性の追加条件となる。
尚、粒状固形物を含む対象物の場合は、当然その粒を挟まない程度の螺旋間隔が必要となり、例えば、コメ研ぎ用、納豆の攪拌、その他、用途によって必要剛性と共に螺旋間隔が重要なデザイン条件として求められる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】螺旋加工形状図
【図2】螺旋形状加工単体全体図
【図3】泡立て器製品図
【符号の説明】
【0012】
A 続素線
B 螺旋終了位置
C 螺旋形状
D 回収直線
E 握り部(グリップ)
F 留め具部
G 螺旋芯
X 先端部
Y 基部(手元)
(S)旋加工単体
(L)セット製品体
【出願人】 【識別番号】305048761
【氏名又は名称】藤田 眞一
【出願日】 平成18年8月8日(2006.8.8)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−36211(P2008−36211A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−215793(P2006−215793)