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【発明の名称】 食物調理容器
【発明者】 【氏名】ジャコポ フェロン

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度表示をする食物調理容器であって、
前記食物調理容器の本体に熱伝導性をもたせて連結される収容部材を係合する受け部を有する取手部を備え、
前記収容部材が温度測定お知らせ装置の軸部を収容するための開口部を有し、前記温度測定お知らせ装置の前記軸部が前記収容部材の壁面に接触する複数の温度センサーを備える温度センサー領域を有することを特徴とする食物調理容器。
【請求項2】
前記温度測定お知らせ装置が前記食物調理容器の取手部から取り外し可能であることを特徴とする請求項1記載の食物調理容器。
【請求項3】
前記受け部に係合される前記収容部材が金属材質からなることを特徴とする請求項1記載の食物調理容器。
【請求項4】
前記収容部材が締め付けねじが貫通する延長部を有し、前記締め付けねじが前記食物調理容器の本体から熱を伝えるための熱伝達手段として作用することを特徴とする請求項1記載の食物調理容器。
【請求項5】
前記取手部が標準的な形状を有し、前記収容部材を収納するための受け部を有することを特徴とする請求項1記載の食物調理容器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は温度表示をする食物調理容器に関する。
【背景技術】
【0002】
食物を調理するための従来の鍋やフライパンは、周知のように、例えば容器の取手に埋め込まれ、到達調理温度や調理終了時の鍋又はフライパンの取り扱いの際の安全温度といった情報を提供するために設計された温度お知らせ装置を備えているのが通常である。
【0003】
従来の調理容器においては、調理容器の温度に応じて色が変わる熱変色染顔料又は液晶染顔料を塗布するなどして温度お知らせ手段を構成することがしばしばである。
【0004】
この他、電池駆動の電子回路を有し、デジタル信号、光信号又は音声によって調理器具の到達温度を通知するタイプの温度お知らせ装置も知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の食物調理容器温度お知らせシステムは、しかしながら、熱変色性の染料又は顔料を用いているため、容器を繰り返し洗浄すると示温性能が低下してしまうという問題があった。
【0006】
また、従来の温度お知らせ装置の場合、温度お知らせ装置を係合するための凹部を該装置の個別の形状に合わせて容器取手に形成する必要があり、これも従来の問題点である。
【0007】
上述のような温度お知らせ装置の場合、容器取手を成型するための金型を各別に設計する必要が生じるため、不可避的に最終製品の価格が上昇する要因ともなる。
【0008】
また、例えば接着剤を使用するなどして温度お知らせ装置を調理容器と一体的に結合すると、調理容器を食器洗い機にかけた際の耐水性や耐熱強度等に問題を生じる可能性がある。
【0009】
さらに、従来の温度お知らせ装置の問題として、鍋、フライパン等の調理容器又は調理器具においては、各容器の取手部に温度お知らせ装置を恒常的に組み込む必要があり、食物調理容器の原価が大幅に上昇することになる。
【0010】
したがって、本発明の目的は、従来技術における前記課題を解決し、温度お知らせ装置を好適に収容することができる容器取手を有する食物調理容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の食品調理容器は、取手部が食物調理容器の本体に熱伝導性をもたせて連結される収容部材を係合することができる凹部を備え、前記収容部材が温度測定お知らせ装置の軸部を収容するための開口部を有し、前記軸部が収容部材の壁面に接触するように設けられた複数の検出センサーを有する領域を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
上述のような構成にすれば、単純な仕方でかつ取手部の形状に依存しない仕方で開口部を食物調理取手部に形成することが可能となる。この温度測定用開口部には、好ましくは金属板からなり、調理容器から収容部材へ熱を伝達する締め付けねじによって固定される底部の延長部を有する収容部材が係合される。これに加えて、収容部材に係合される温度測定お知らせ装置の軸部にセンサーをもつ部分を設けることにより、食物調理容器内の温度を表示する温度表示要素を実装することが可能となる。
【0013】
また、調理容器を洗浄する際に、温度お知らせ装置を自由に取り外すことができるだけでなく、取り外した該装置を受け部又は凹部を備える他の調理容器と自由に組み合わせて用いることもできる。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明に係る食物調理容器の実施の形態の具体例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1に示すとおり、食物調理容器、一例としてフライパン1は、取手部4の端部受け座3を係止するための突起部2を有する。前記端部受け座3はフライパン1の本体と一体的に形成された管状本体部5に覆われる。
【0016】
取手部4は任意の公知の方法により固定され、突起部2のねじ受け部7に固定される締め付けねじ6によって係止される。
【0017】
より具体的には、取手部4は図1の矢印(f)が示すとおり、金属材質からなる収容部材9を係合できるよう上面に開口した受け部8を有する。前記収容部材9は上部に開口する開口部10及び底部の延長部11からなるカップ形状である。
【0018】
図2は取手部4の上面に開口した受け部8に係合する金属材質からなる収容部材9を示しており、フライパン1の本体から発せられる熱を伝達するための熱伝導手段としても作用する締め付けねじ6が前記収容部材の底部の延長部11を貫通する。
【0019】
前記取手部4の上の前記上面に開口した受け部8には温度測定お知らせ装置13の軸部12があり、前記軸部12は、金属板からなる前記収容部材9を介してフライパン1内部の温度を検出し、前記温度を温度測定お知らせ装置13で知らせるための複数の温度センサーをもつ帯状センサー部14(温度センサー領域)を有する。
【0020】
図3はフライパン1及び取手部4を示しており、図3から容易に理解できるように、金属材質からなる収容部材9の底部延長部11は締め付けねじ6によって係止されている。
【0021】
前記収容部材9には、取手部4の上面に配置される温度測定お知らせ装置13及び帯状センサー部14をもつ軸部12が係合される。
【0022】
収容部材9が取手部4の上面に開口した受け部8に恒常的にクランプされる一方、温度測定お知らせ装置13及び帯状センサー部14をもつ軸部12を取り外すことができるので、フライパンを洗う際の湿気や洗浄剤の影響を受けずに済む。
【0023】
さらに、図1、2及び3に示すように、温度測定お知らせ装置13及び帯状センサー部14をもつ軸部12を取り外して、フライパン1と構成、形状及び容量が異なる食物調理容器と共に使用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
以上説明したように、本発明によれば、食品調理容器の温度測定お知らせ装置が取手部から着脱可能であるため、温度測定お知らせ装置が前記食物調理容器の洗浄中の湿気や洗浄剤の影響を受けることを防ぎ、前記温度測定お知らせ装置の示温性能を保つことができる。また、取手部が標準的な形状を有し、収容部材を係合するための受け部を有するので、取り外した温度測定お知らせ装置を他の調理容器と組み合わせて用いることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】金属材質からなる収容部材を係合するための凹部を有する取手部を備えるフライパンの当該部分を示す概略図である。
【図2】取手部及び端部受け座に係合され締め付けねじによって固定される金属材質からなる収容部材を示す概略図である。
【図3】取手部の金属材質からなる収容部材に係合された温度測定お知らせ装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
【0026】
1 フライパン
2 突起部
3 端部受け座
4 取手部
5 管状本体部
6 締め付けねじ
7 ねじ受け部
8 受け部
9 収容部材
10 開口部
11 延長部
12 軸部
13 温度測定お知らせ装置
14 帯状センサー部(温度センサー領域)
【出願人】 【識別番号】502197286
【氏名又は名称】バラリーニ パオロ アンド フィグリ ソシエタ ペル アチオニ
【出願日】 平成19年7月31日(2007.7.31)
【代理人】 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄

【識別番号】100108017
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 貞男

【識別番号】100075421
【弁理士】
【氏名又は名称】垣内 勇

【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄


【公開番号】 特開2008−29849(P2008−29849A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2007−198911(P2007−198911)