| 【発明の名称】 |
家庭用電気製品 |
| 【発明者】 |
【氏名】村垣 雅人
【氏名】西山 潤
【氏名】瀬口 春美
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| 【要約】 |
【課題】蓋体を確実に小型化できる家庭用電気製品を提供する。
【構成】本体12と蓋体24とを備え、蓋体24に開放用の操作部材62と、操作部材62の操作に連動するロック部64とを有する家庭用電気製品(炊飯器10)において、蓋体24は、外側の第1蓋部材25と、内側の第2蓋部材39とを有し、操作部材62は、露出部35に配置される操作部63と、操作部63の両側より突出する軸部65とを有し、操作部材62を、コイル状のバネ本体68と、操作部63を付勢する第1付勢部69と、第1または第2蓋部材25,39を付勢する第2付勢部70とを有するキックバネ67により、外向きに付勢しており、キックバネ67のバネ本体68を、操作部材62の軸部65を除く位置に配設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上方に開口部を有する機器本体と、該機器本体に回転可能に取り付けられて前記開口部を開閉可能に閉塞する蓋体とを備え、前記蓋体に開放用の操作部材と、該操作部材の操作に連動するロック部とを有する家庭用電気製品において、 前記蓋体は、前記操作部材を露出させる露出部を有する外側の第1蓋部材と、該第1蓋部材の内側に配設され前記開口部を閉塞する第2蓋部材とを有し、 前記操作部材は、前記露出部に配置される操作部と、両側より突出する軸部とを有し、 前記操作部材を、コイル状のバネ本体と、該バネ本体の一端より突出して前記操作部材を付勢する第1付勢部と、前記バネ本体の他端より突出して前記第1または第2蓋部材を付勢する第2付勢部とを有するキックバネにより、外向きに付勢しており、 前記キックバネのバネ本体を、前記操作部材、第1蓋部材および第2蓋部材のうち、前記操作部材の軸部を除く位置に配設したことを特徴とする家庭用電気製品。 【請求項2】 前記蓋体は、前記機器本体とのヒンジ接続部に配設したヒンジスプリングによって開き方向に付勢されたもので、 前記キックバネの第2付勢部を付勢させる支持壁部を、前記第1または第2蓋部材において、前記第2付勢部による付勢力が前記蓋体の開放方向に対して略直交方向に作用するように設けたことを特徴とする請求項1に記載の家庭用電気製品。 【請求項3】 前記第2蓋部材に、前記キックバネのバネ本体を収容し、前記第2付勢部を付勢させる凹部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家庭用電気製品。 【請求項4】 前記第1蓋部材に、前記凹部内に挿入して配置され、前記キックバネのバネ本体を凹部との間に挟み込んで位置決めするリブを設けたことを特徴とする請求項3に記載の家庭用電気製品。 【請求項5】 前記操作部材の軸部を受ける軸受部を、前記第2蓋部材に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の家庭用電気製品。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、炊飯器や電気ポットなどの家庭用電気製品に関するものである。 【背景技術】 【0002】 本発明の家庭用電気製品に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。 【0003】 【特許文献1】特開2005−152117号公報 【0004】 この特許文献では、炊飯器本体に回動可能に取り付けられ、ヒンジスプリングによって常に開き方向に付勢された蓋体を有する炊飯器において、開放用の操作部材を開放操作した際に、操作部材を外向きに付勢する付勢手段の付勢力によって再ロックする問題を防止できるようにした炊飯器が記載されている。 【0005】 具体的には、この炊飯器の蓋体は、操作部材を露出させる露出部を有する外側の第1蓋部材と、該第1蓋部材の内側に配設され前記開口部を閉塞する第2蓋部材とを備えている。また、操作部材は、前記露出部に配置される操作部と、該操作部の両側より突出する軸部とを備えている。さらに、この操作部材を外側に付勢する付勢手段としては、コイル状をなすバネ本体の両端から接線方向に延びる付勢部をそれぞれ設けたキックバネが使用されている。 【0006】 そして、操作部材の軸部にキックバネのバネ本体を外嵌させた状態で、第2蓋部材の軸受部に回転可能に軸着させ、第1付勢部を操作部に突設した取付部に係止させるとともに、第2付勢部を第2蓋部材に対して垂直方向に延びる面に係止させる。これにより、キックバネによって作用する操作方向(垂直方向)の反力を軽減させ、ロック部の再ロックを抑制できるように構成している。 【0007】 しかしながら、この特許文献の蓋体は、操作部材の軸部に、キックバネの嵌合代と、軸受部への取付代を設ける必要があるため、軸部が長尺になる。また、第2蓋部材において、操作部材の横には、キックバネの配設スペースを設ける必要がある。その結果、蓋体が大型化するという問題がある。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、蓋体を確実に小型化できる家庭用電気製品を提供することを課題とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 前記課題を解決するため、本発明の家庭用電気製品は、上方に開口部を有する機器本体と、該機器本体に回転可能に取り付けられて前記開口部を開閉可能に閉塞する蓋体とを備え、前記蓋体に開放用の操作部材と、該操作部材の操作に連動するロック部とを有する家庭用電気製品において、前記蓋体は、前記操作部材を露出させる露出部を有する外側の第1蓋部材と、該第1蓋部材の内側に配設され前記開口部を閉塞する第2蓋部材とを有し、前記操作部材は、前記露出部に配置される操作部と、両側より突出する軸部とを有し、前記操作部材を、コイル状のバネ本体と、該バネ本体の一端より突出して前記操作部材を付勢する第1付勢部と、前記バネ本体の他端より突出して前記第1または第2蓋部材を付勢する第2付勢部とを有するキックバネにより、外向きに付勢しており、前記キックバネのバネ本体を、前記操作部材、第1蓋部材および第2蓋部材のうち、前記操作部材の軸部を除く位置に配設した構成としている。 【0010】 この家庭用電気製品は、キックバネのバネ本体を操作部材の軸部を除く位置に配設しているため、操作部材の軸部の突出代を低減できる。その結果、蓋体全体の小型化を図ることができる。 【0011】 具体的には、この家庭用電気製品では、前記蓋体は、前記機器本体とのヒンジ接続部に配設したヒンジスプリングによって開き方向に付勢されたもので、前記キックバネの第2付勢部を付勢させる支持壁部を、前記第1または第2蓋部材において、前記第2付勢部による付勢力が前記蓋体の開放方向に対して略直交方向に作用するように設けることが好ましい。ここで、蓋体の開放方向とは、該蓋体を閉塞状態から開放を開始した際の回動軌跡の接線方向を意味する。このようにすれば、操作部材を開放操作した際に、蓋体の開放方向に対して逆向きに作用するキックバネの反力を低減できる。その結果、操作部材を開放操作したにも拘わらず、ロック部が再ロックして蓋体を開放できないという不都合を防止できる。 【0012】 また、前記第2蓋部材に、前記キックバネのバネ本体を収容し、前記第2付勢部を付勢させる凹部を設けることが好ましい。 この場合、前記第1蓋部材に、前記凹部内に挿入して配置され、前記キックバネのバネ本体を凹部との間に挟み込んで位置決めするリブを設けることが好ましい。 さらに、前記操作部材の軸部を受ける軸受部を、前記第2蓋部材に設けることが好ましい。 このようにすれば、キックバネの組付作業性を向上できるとともに、配設状態を安定させることができる。 【発明の効果】 【0013】 本発明の家庭用電気製品では、キックバネのバネ本体を操作部材の軸部を除く位置に配設しているため、操作部材の軸部の突出代を低減でき、蓋体全体の小型化を図ることができる。また、キックバネの第2付勢部を付勢させる支持壁部を、第1または第2蓋部材において、第2付勢部による付勢力が蓋体の開放方向に対して略直交方向に作用するように設けているため、開放操作時の再ロックを確実に防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。 【0015】 図1および図2は、本発明の実施形態に係る家庭用電気製品である炊飯器10を示す。この炊飯器10は、炊飯鍋11を着脱可能に収容する炊飯器本体12と、該炊飯器本体12の上端開口を閉塞する蓋体24とを備えたものである。 【0016】 まず、炊飯器本体12は、図1に詳細に示すように、鏡面仕上げを施した金属(ステンレス)製の筒体からなる胴体13と、該胴体13の上端開口に配設した円環状の肩体14と、胴体13の底に配設した底体15とを有する外装体を備えている。前記肩体14の背面側には、後述する蓋体24を開閉可能に軸着するためのヒンジ接続部16が設けられている。このヒンジ接続部16には、従来と同様に、後述する蓋体24を開放方向に付勢するヒンジスプリング16aが配設されている。また、肩体14の正面側には、蓋体24を開放不可能にロックするためのロック爪部17が設けられている。このロック爪部17は、略逆L字形状に突出したフック形状のものである。 【0017】 前記外装体の内部には、炊飯鍋11を着脱可能に収容する肩体14の開口部18から下向きに延びる内胴19が配設され、この内胴19の底に加熱ヒータを配設した略椀状の加熱板(図示せず)が配設されるとともに、該加熱板の中央に炊飯鍋11の温度を検出する温度センサ(図示せず)が貫通するように配設されている。 【0018】 本実施形態の炊飯器本体12は、前記肩体14が胴体13よりフランジ状をなすように外方に突出するように形成され、その突出部分正面側に操作パネル20が設けられている。この操作パネル20には、肩体14に設けた孔に別体の操作釦21a〜21eを配設するとともに、これら操作釦21a〜21eの背部(内部)にスペーサセット22が配設され、このスペーサセット22の背部にスイッチを実装したスイッチ基板23が配設されている。 【0019】 本発明の蓋体24は、炊飯器本体12に対して背面側のヒンジ接続部16で開閉可能に軸着され、炊飯器本体12の開口部18、即ち、内部に装着した炊飯鍋11の開口縁を密閉状態に閉塞する平面視円形状のもので、第1蓋部材25と、該第1蓋部材25の下側に配設される第2蓋部材39と、前記第1蓋部材25の上側表面に配設される装飾カバー56とを備えている。 【0020】 前記第1蓋部材25は樹脂製であり、図4および図5に示すように、上向きに湾曲した円板状をなし、その上面には、同心円からなる複数の環状リブ26と、これら環状リブ26の中心から放射状に延びる放射状リブ27とが設けられている。この第1蓋部材25は、前後方向の寸法が蓋体24の略全長にかけて延び、左右方向の寸法が蓋体24の全幅より小さく形成されている。そして、第1蓋部材25の背面側には、ヒンジ接続部16を覆うように扇型形状とした排気部28が設けられている。この排気部28は、複数のスリットからなる排気口29を備え、その内面側には、円筒状に突出する筒部30が設けられている。また、第1蓋部材25の側面には、垂直下向きに延びる側壁部31が設けられ、この側壁部31に下向きに湾曲するように突出する4個の弾性係止片32が設けられている。なお、第1蓋部材25の正面側外周縁は、弾性は殆ど具備しない幅広の係止片33を構成する。さらに、第1蓋部材25の下面には、ネジを締め付ける筒状のネジ止め部34が突設されている。 【0021】 そして、本実施形態の第1蓋部材25には、正面側中央に蓋体24を開放操作するための操作部材62を露出させるための露出部35が設けられている。この露出部35は、背面側に位置する半円状穴部35aと、該半円状穴部35aに連続した矩形状穴部35bとを有する形状をなす。また、半円状穴部35aの縁には、操作部材62の背部を覆うガイド壁36が設けられている。このガイド壁36の中央には、キックバネ67の第1付勢部69を挿通する挿通溝37が設けられている。また、このガイド壁36の更に外面側には、後述する第2蓋部材39の凹部53内に挿入配置され、キックバネ67のバネ本体68を凹部53との間に挟み込んで位置決めするとともに、第2付勢部70を凹部53の支持壁部54との間に挟み込んで位置決めするためのリブ38が設けられている。 【0022】 前記第2蓋部材39は、図4および図6に示すように、第1蓋部材25の内(下)側にネジ止めにより固定され、炊飯器本体12の開口部18を覆う平面視円形状をなす樹脂製のものである。この第2蓋部材39は、上向きに隆起した形状をなし、その外周縁部40は、後述する装飾カバー56より僅かに小さい円形状に形成され、外から目視できないように構成されている。この第2蓋部材39の上面には、第1蓋部材25の下面に当接する補強リブ41が平面視で格子状をなすように突設されている。そして、この第2蓋部材39の背面側には、ヒンジ接続部16に開閉可能に取り付けるための接続部42が設けられるとともに、排気部28に接続する排気筒部43が設けられている。また、第2蓋部材39には、ネジ止め部34に対応するネジ挿通孔44が設けられている。さらに、この第2蓋部材39の下部には内蓋取付部45が設けられている。なお、この内蓋取付部45に取り付ける内蓋46は、図2に示すように、金属製の内蓋本体47の外周部に炊飯鍋11の開口縁をシールするシール部材48を配設するとともに、排気筒部43を貫通して排気部28に進入される排気部材49を配設したものである。 【0023】 そして、本実施形態では、第2蓋部材39の正面側の隆起面に後述する操作部材62を回動可能に受ける軸受部50が設けられている。この軸受部50は、前記露出部35において、前記矩形状穴部の前端縁の下部に位置する。また、隆起面の基部である前記外周縁部40の内側には、操作部材62のロック部64を貫通させる貫通孔51が設けられている。さらに、軸受部50の背面側には、露出部35の下側に位置し、前記補強リブ41が設けられていない矩形状の空間からなる操作部材配設部52が設けられている。この操作部材配設部52の背部には、キックバネ67のバネ本体68を収容する凹部53が、囲繞するように突設した補強リブ41の壁面により形成されている。 【0024】 前記凹部53において、操作部材配設部52の側に位置する補強リブ41の壁面は、キックバネ67の第2付勢部70を付勢させる支持壁部54を構成する。この支持壁部54は、第2付勢部70による付勢力を蓋体24の開放方向に対して略直交方向に作用させるものである。ここで、蓋体24の開放方向とは、該蓋体24を閉塞状態から開放を開始した際の回動軌跡の接線方向を意味しており、本実施形態では略垂直上向きである。また、本実施形態では、蓋体24を開放するための操作部材62の操作方向は、前記蓋体24の開放方向とは逆向きの略垂直下向きである。そこで、前記支持壁部54は、操作部材62の操作部63の操作方向である略垂直方向に沿って略平行に延びる垂直の壁により構成し、第2付勢部70による付勢力を操作部63の操作方向に対して略直交方向に作用させることにより、開放方向に対して略直交方向に付勢力が作用するように構成している。なお、この支持壁部54の端部には、キックバネ67の第1付勢部69を操作部材配設部52に進出させるための挿通溝55が形成されている。 【0025】 前記装飾カバー56は、胴体13と同様に鏡面仕上げを施した金属(ステンレス)製のもので、図3および図4に示すように、第1蓋部材25の排気部28および露出部中の操作部材62を除く蓋体24の全面を覆う形状のものである。具体的には、装飾カバー56は、上向きに湾曲する平面視円形状のもので、第1蓋部材25の排気部28と対応する位置には扇形状の切欠部57が設けられるとともに、露出部35と対応する位置には露出孔58が設けられている。これら切欠部57および露出孔58の内周縁には、内向きに突出する折返部59が設けられている。また、切欠部57において最も中心に近い内端である頂部、および、露出孔58において最も中心に近い内端には、折返部59の先端から更に下向きに突出する係合爪60が設けられている。そして、本実施形態では、前記切欠部57を除く外周縁に、径方向内側に向けて水平方向に突出するフランジ部61が設けられている。 【0026】 前記操作部材62は、図1および図6に示すように、前記露出部35および露出孔58から外部に露出される円形状の操作部63と、該操作部63の一側から下向きに突出されたロック部64と、前記軸受部50に回転可能に保持される軸部65とを備えている。前記操作部63は、上向きに隆起した円板の外周部に筒状の外周部を設けたものである。この操作部63には、ロック部64の逆側の下縁に、キックバネ67の第1付勢部69を挿通係止する係止溝66が設けられている。前記ロック部64は、前記操作部63の操作に連動して、前記ロック爪部17に着脱可能にロックされる爪を有するものである。前記軸部65は、前記操作部63とロック部64との境界部分から両側に突出するように設けた比較的短尺な棒状のものである。ここで、この操作部材62に対して、前記第2蓋部材39の軸受部50は、軸部65の基部を保持するように位置されている。 【0027】 前記キックバネ67は、コイル状のバネ本体68と、該バネ本体68の一端より突出する第1付勢部69と、前記バネ本体68の他端より突出する第2付勢部70とを有するものである。前記バネ本体68は、前記操作部材62の軸部65を除く位置である第2蓋部材39の凹部53に収容配置されている。前記第1付勢部69は、第2蓋部材39の各挿通溝37,55を通って操作部63の係止溝66に下側から挿入係止され、該操作部63を下側より外向きに付勢するものである。前記第2付勢部70は、第2蓋部材39の凹部53の支持壁部54に沿って上向きに延びるように配置され、該支持壁部54を操作部63の操作方向に対して略直交する方向である略水平方向に付勢するものである。また、この第2付勢部70は、第2蓋部材39に対して第1蓋部材25を組み付けることにより、前記凹部53の壁面(支持壁部54)と第1蓋部材25のリブ38との間に挟み込まれて位置決め保持される。 【0028】 前記構成の蓋体24を組み立てる際には、まず、第1蓋部材25に対して装飾カバー56を配置し、第1蓋部材25に対して装飾カバー56を押圧する。これにより、第1蓋部材25の弾性係止片32が装飾カバー56のフランジ部61の内端縁に当接し、弾性係止片32が弾性的に内側に撓み、該弾性係止片32の先端がフランジ部61の内端縁を越えると、弾性係止片32がフランジ部61の上面に係止する。なお、この第1蓋部材25と装飾カバー56の組立時には、前方の係止片33が殆ど撓まないため、該係止片33をフランジ部61の上面に係止させた後、背面側を押圧するようにして係止することが好ましい。その後、係合爪60を折り曲げて装飾カバー56と第1蓋部材25とを離脱不可能に固着する。 【0029】 また、第2蓋部材39の凹部53にキックバネ67のバネ本体68を配置し、第2付勢部70を支持壁部54に沿わせて上向きに配置するとともに、第1付勢部69を挿通溝55を通して正面側に向けて延びるように位置させる。その後、第2蓋部材39に対して操作部材62のロック部64を貫通させた後、軸部65を軸受部50に嵌め込んで回転可能に軸着する。この際、操作部材62の操作部63の下縁にキックバネ67の第1付勢部69を位置させ、係止溝66に第1付勢部69を係止させる。これにより、操作部材62およびキックバネ67は、軸受部50から軸部65が離脱するような強い外力が加えられない限り、離脱することなく、組付状態が確実に維持される。 【0030】 ついで、操作部材62の操作部63が露出部35および露出孔58を貫通して装飾カバー56から露出するように、かつ、第1蓋部材25のリブ38が第2蓋部材39の凹部53内に進入するように、第1蓋部材25と第2蓋部材39とを位置調整して配置し、第2蓋部材39のネジ挿通孔44を貫通させて第1蓋部材25のネジ止め部34にネジを締め付けて固定する。 【0031】 このように、本発明の炊飯器10では、キックバネ67のバネ本体68を操作部材62の軸部65を除く位置に配設しているため、軸部65の突出代を低減できる。その結果、蓋体24全体の小型化を図ることができる。また、支持壁部54は、第2付勢部70による付勢力を蓋体24の開放方向に対して略直交方向に作用させるように、操作部材62の操作方向に沿って延びるように設け、操作部材62の操作方向に対して略直交する方向に作用する構成としている。そのため、操作部材62を開放操作した際に、蓋体24の開放方向に対して逆方向に作用する反力(付勢力)を低減できる。その結果、操作部材62を開放操作したにも拘わらず、ロック部64が再ロックして蓋体24を開放できないという不都合を防止できる。 【0032】 さらに、前記第2蓋部材39に、前記キックバネ67のバネ本体68を収容する凹部53を設けている。しかも、前記第1蓋部材25には、前記凹部53内に進入してバネ本体68を凹部53との間に挟み込んで位置決めするリブ38を設けている。そのうえ、操作部材62の軸部65を受ける軸受部50を、第2蓋部材39に設けている。そのため、操作部材62およびキックバネ67を含む蓋体24の組立作業性を向上できるとともに、組立状態を安定させることができる。 【0033】 なお、本発明の家庭用電気製品は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。 【0034】 例えば、前記実施形態では、第2蓋部材39にキックバネ67を配置して、第1蓋部材25に対して組み付けるようにしたが、図7に示すように、第1蓋部材25のリブ38に平面視L字形状に突出する装着部71を設け、該装着部71にキックバネ67のバネ本体68を挿通して配置し、第2蓋部材39に対して組み付ける構成としてもよい。この場合、組立作業性を考慮すれば、操作部材62を受ける軸着部も第1蓋部材25に設けることが好ましい。但し、前記実施形態のように、キックバネ67は第2蓋部材39に配設し、操作部材62は第1蓋部材25に配設する構成であれば、比較的組立作業性は良好である。勿論、図7に示す装着部71を操作部材62の操作部63内に設け、第2付勢部70を第1蓋部材25または第2蓋部材39に付勢させることも可能である。即ち、操作部材62の軸部65を除く位置にキックバネ67のバネ本体68を配設する構成とすれば、前記と同様の作用および効果を得ることができる。 【0035】 また、キックバネ67の第2付勢部70が付勢する支持壁部54は、凹部53の壁面により構成したが、凹部53の正面側に第1蓋部材25のリブ38を位置させ、このリブ38で支持壁部54を構成させてもよい。 【0036】 さらに、前記実施形態では、キックバネ67の第2付勢部70を、その付勢力が蓋体24の開放方向に対して略直交する方向に作用するように構成したが、図8に示すように、蓋体24の開放方向に沿った向きに作用する構成としてもよい。勿論、キックバネ67の第1付勢部69は、操作部材62から突出するように設けた係止片66'を外向きに付勢する構成としてもよく、操作部材62を外向きに付勢できる構成であれば種々の変更が可能である。 【0037】 また、前記実施形態では、本発明の特徴である操作部材62およびキックバネ67の取付構造を炊飯器10に適用したが、電気ポットにも適用可能である。言い換えれば、本発明は炊飯器10に限られず、上方に開口部18を有する機器本体と、該機器本体に回転可能に取り付けられて前記開口部18を開閉可能に閉塞する蓋体24とを備え、蓋体24に開放用の操作部材62と、該操作部材62の操作に連動するロック部64とを有する家庭用電気製品であれば、いずれにも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0038】 【図1】本発明の実施形態に係る家庭用電気製品である炊飯器を示す要部断面図である。 【図2】図1の炊飯器を示す斜視図である。 【図3】図1の炊飯器を示す平面図である。 【図4】蓋体の分解斜視図である。 【図5】第1蓋部材を下方から見た斜視図である。 【図6】第2蓋部材を真上から見た平面図である。 【図7】炊飯器の変形例を示す要部断面図である。 【図8】炊飯器の他の変形例を示す要部断面図である。 【符号の説明】 【0039】 10…炊飯器(家庭用電気製品) 12…炊飯器本体 16…ヒンジ接続部 16a…ヒンジスプリング 18…開口部 24…蓋体 25…第1蓋部材 35…露出部 38…リブ 39…第2蓋部材 50…軸受部 51…貫通孔 53…凹部 54…支持壁部 55…挿通溝 56…装飾カバー 62…操作部材 63…操作部 64…ロック部 65…軸部 67…キックバネ 68…バネ本体 69…第1付勢部 70…第2付勢部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月24日(2006.7.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084146 【弁理士】 【氏名又は名称】山崎 宏
【識別番号】100100170 【弁理士】 【氏名又は名称】前田 厚司
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| 【公開番号】 |
特開2008−23176(P2008−23176A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−200828(P2006−200828) |
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