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【発明の名称】 コーヒー沸かし器
【発明者】 【氏名】鳥飼 照美

【要約】 【課題】コーヒー豆粉砕時の振動と騒音を低減したコーヒー沸かし器を提供する。

【構成】コーヒー豆(図示せず)を収納するコーヒー豆収納室15と、電動機19により回転駆動されるカッター18を内蔵するコーヒー豆粉砕室16と、前記電動機19の回転速度を変更できる出力制御手段23とを備えたもので、例えば、粉砕開始時に電動機19の回転速度を下げてカッター18の回転数を低く抑えるようにすれば、最初のコーヒー豆の粉砕音を低く抑え、次第に回転数を上げることで、電動機19のトルク不足によるカッター18の拘束による未粉砕を防ぐ事ができる、騒音の少ないコーヒー沸かし器を提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー豆を収納するコーヒー豆収納室と、電動機により回転駆動されるカッターを内蔵するコーヒー豆粉砕室と、前記電動機の回転速度を変更できる出力制御手段とを備えたコーヒー沸かし器。
【請求項2】
コーヒー豆収納室とコーヒー豆粉砕室の間に開閉自在の蓋体を設けた請求項1に記載のコーヒー沸かし器。
【請求項3】
コーヒー豆収納室から供給されるコーヒー豆を、カッターの外周部に導くようにした請求項1又は2に記載のコーヒー沸かし器。
【請求項4】
コーヒー豆粉砕室の外部にウレタンなどの吸音材を配した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーヒー沸かし器。
【請求項5】
電動機を防振材で保持するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載のコーヒー沸かし器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー沸かし器に関するもので、特に、コーヒー豆粉砕装置付のコーヒー沸かし器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のコーヒー沸かし器のコーヒー豆粉砕方法としては、本体内部に設けられたコーヒー豆収納室にコーヒー豆を入れ、コーヒー豆収納室と連通したコーヒー豆粉砕室の内部に設けられ、電動機により駆動されるカッターによりコーヒー豆を叩いて粉砕するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3は、上記特許文献1に記載された従来のコーヒー沸かし器の断面図である。図3に示すように、従来のコーヒー沸かし器は、本体1と、コーヒー豆収納室2と、コーヒー豆粉砕室3と、コーヒー豆を粉砕するカッター4と、カッター4を回転駆動する電動機5により構成されている。
【特許文献1】特開2001−314325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来のコーヒー沸かし器の構成では、コーヒー豆収納室2からコーヒー豆粉砕室3に供給されたコーヒー豆を、カッター4が高速で回転してコーヒー豆を叩いて砕くため、粉砕開始時の粉砕音が大きく、早朝や深夜ではうるさくて使い難いという問題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、粉砕音などの騒音の少ないコーヒー沸かし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するため、本発明のコーヒー沸かし器は、コーヒー豆を収納するコーヒー豆収納室と、電動機により回転駆動されるカッターを内蔵するコーヒー豆粉砕室と、前記電動機の回転速度を変更できる出力制御手段とを備えたもので、例えば、粉砕開始時に電動機の回転速度を下げてカッターの回転数を低く抑えるようにすれば、最初のコーヒー豆の粉砕音を低く抑え、次第に回転数を上げることで、電動機のトルク不足によるカッターの拘束による未粉砕を防ぐ事ができる、騒音の少ないコーヒー沸かし器を提供することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明のコーヒー沸かし器は、コーヒー豆粉砕時の粉砕音などの騒音を低減する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、コーヒー豆を収納するコーヒー豆収納室と、電動機により回転駆動されるカッターを内蔵するコーヒー豆粉砕室と、前記電動機の回転速度を変更できる出力制御手段とを備えたもので、例えば、粉砕開始時に電動機の回転速度を下げてカッターの回転数を低く抑えるようにすれば、最初のコーヒー豆の粉砕音を低く抑え、次第に回転数を上げることで、電動機のトルク不足によるカッターの拘束による未粉砕を防ぐ事ができる、騒音の少ないコーヒー沸かし器を提供することができる。
【0009】
第2の発明は、特に、第1の発明のコーヒー豆収納室とコーヒー豆粉砕室の間に開閉自在の蓋体を設けたもので、コーヒー粉砕室内部のカッターをより低速で回転させた後に蓋体を開くようにすれば、より少ない粉砕音でコーヒー豆を確実に粉砕する事ができる。
【0010】
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のコーヒー豆収納室から供給されるコーヒー豆を、カッターの外周部に導くようにしたもので、より少ないトルクでコーヒー豆の粉砕が可能となるので、カッターをより低速で回転させることができ、より少ない粉砕音でコーヒー豆を粉砕する事ができる。
【0011】
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明のコーヒー豆粉砕室の外部にウレタンなどの吸音材を配したもので、カッターより発生する粉砕音をより低減する事ができる。
【0012】
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の電動機を防振材で保持するようにしたもので、電動機の始動時に発生する振動から発する騒音や、カッターの外周部にコーヒー豆が当たるときに生じる電動機の振動を抑える事ができるので、騒音と振動を抑える事ができる。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコーヒー沸かし器の外観斜視図、図2は、同コーヒー沸かし器の断面図である。
【0015】
図1、2において、本体11は、上部の内部にコーヒー豆粉砕室16を有し、コーヒー豆収納室15の投入口蓋12を開ける事でコーヒー豆を投入することができる。本体11は、さらに、水を収納する水容器13と、抽出されたコーヒー液を受け、保管するコーヒー保管容器14を有している。
【0016】
コーヒー豆収納室15とコーヒー豆粉砕室16の間には、ソレノイドなどの開閉手段20により開閉自在の蓋体17が設けられている。コーヒー豆粉砕室16の内部にはカッター18が電動機19により駆動されるように設けられている。
【0017】
蓋体17が開いたときに形成される開口部(図示せず)は、カッター18の外周部にコーヒー豆が流入するように配置されている。コーヒー豆粉砕室16の外部にはウレタンなどからなる吸音材21が設けられている。また電動機19は、ゴムなどの防振材22で保持されており、振動やそれにより発生する騒音を減少させるように構成されている。また電動機19の出力を調整する出力制御手段23が本体11の内部に設けられている。
【0018】
コーヒー豆粉砕室16の底部でカッター18の下側には所定の微細孔を全面に形成したメッシュフィルター24が配置され、粉砕されたコーヒー粉がコーヒー抽出室25に導入されるように構成されている。コーヒー抽出室25の上部には、加熱手段26により水容器13の水を湯に変えて吐出する給湯口27があり、抽出されたコーヒー液はコーヒー保管容器14に貯えられるように設けられている。
【0019】
以上のように構成されたコーヒー沸かし器について、以下その動作、作用を説明する。
【0020】
まず、投入口蓋12を開けてコーヒー豆収納室15にコーヒー豆を投入し、水容器13に水を入れて本体11にセットし、コーヒー沸かし器のスイッチ(図示せず)を入れる。
【0021】
出力制御手段23により低速で電動機19は始動し、カッター18は、ゆっくりと静かに回転を始める。電動機19の振動から発生する騒音は、電動機19を保持する防振材22で防止される。カッター18の回転が所定の出力になったところで開閉手段20によりコーヒー豆収納室15の下部の蓋体17が開き、コーヒー豆をコーヒー豆粉砕室16内部のカッター18の外周部に導入する。カッター18やコーヒー豆粉砕室16に叩きつけられて発生する騒音は、コーヒー豆粉砕室16の外部に取り付けられた吸音材21により減衰される。
【0022】
カッター18により粉砕されたコーヒー豆はメッシュフィルター24を通過してコーヒー抽出室25に導入される。タイマー(図示せず)でコーヒー豆の粉砕が終わる時間が経過すると、加熱手段26により水容器13からの水が加熱され、熱湯が給湯口27からコーヒー抽出室25に注がれ、抽出されたコーヒー液がコーヒー保管容器14に貯えられる。
【0023】
以上のように、本実施の形態によれば、出力制御手段23でカッター18の回転速度を自在に変更できるので、振動や騒音を低減する事ができる。
【0024】
また、開閉自在の蓋体17を設けて、カッター18の外周部にコーヒー豆を流入させることにより、カッター18をより低速で回転させることができ、振動や騒音を低減する事ができる。
【0025】
また、コーヒー豆粉砕室16に吸音材21を取り付けたり、電動機19を防振材22で保持する事により、振動や騒音を大幅に低減する事ができる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上のように、本発明にかかるコーヒー沸かし器は、電動機の出力を低減して振動や騒音を抑える構成なので、ジューサーなどの用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコーヒー沸かし器の外観斜視図
【図2】同コーヒー沸かし器の断面図
【図3】従来のコーヒー沸かし器の断面図
【符号の説明】
【0028】
15 コーヒー豆収納室
16 コーヒー豆粉砕室
17 蓋体
18 カッター
19 電動機
21 吸音材
22 防振材
23 出力制御手段
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成18年6月21日(2006.6.21)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【識別番号】100109151
【弁理士】
【氏名又は名称】永野 大介


【公開番号】 特開2008−256(P2008−256A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−171115(P2006−171115)