| 【発明の名称】 |
生分解性プラスチック製割箸 |
| 【発明者】 |
【氏名】齋藤 章夫
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| 【要約】 |
【課題】屋外など爪楊枝のない場所での使用に適し、生分解性プラスチックの持つ欠点のコスト高と重量を解決すると共に、従来のプラスチック箸と変わらない使い易さと、使用後においては土中に埋設することにより、土中生息の微生物によって分解消滅され、汚染することがなく、環境破壊や環境汚染を引き起こすことのない生分解性プラスチック製割箸を提供する。
【構成】左右一対の割箸1a,1bを分離可能な接続片2,2によって一体に結合する。使用時に接続片2,2を分離して2本になる生分解性プラスチックからなる割箸本体1である。少なくとも一方の割箸1aの上方部に設けた開口部3に爪楊枝5を折り取り可能に設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対の割箸が分離可能な接続片によって一体に結合されており、使用時に接続片を分離して2本になる生分解性プラスチックからなる割箸本体であって、少なくとも一方の割箸の上方部に設けた開口部に爪楊枝を折り取り可能に設けたことを特徴とする生分解性プラスチック製割箸。 【請求項2】 生分解性プラスチックがポリ乳酸樹脂である請求項1に記載の生分解性プラスチック製割箸。 【請求項3】 爪楊枝は縦長方形状の開口部内に納まり、開口部の上辺部と側辺部に設けた連結片を介して折り取り可能に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の生分解性プラスチック製割箸。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、生分解性プラスチック製割箸に関し、さらに詳しくは、箸体と一体となった爪楊枝付きの生分解性プラスチック製の割箸であり、使用後廃棄しても自然環境下にて分解する環境に優しい素材の生分解性プラスチック製割箸に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、飲食店で食事をする時や持ち帰り弁当などを食べる時に使う箸は木製の割箸である。この木製の割箸は、通常、並列する2本の箸の内側面を連結してあり、先端部から後端部まで割れ目を刻説し、使用時にその割れ目に沿って左右に広げることによって分離して2本の箸になり使用するものである。 【0003】 一方、食事した後、歯と歯の間に詰まったものを除去する爪楊枝は、飲食店などでは、テーブルの上に置かれた爪楊枝入れに入ってあり、自由に使用することはできても、持ち帰り弁当などを食べる場所は、主として屋外など爪楊枝のない場所で食べることが多いことから、爪楊枝が使えないといった問題点があった。 【0004】 そこで、屋外などの爪楊枝のない場所でも爪楊枝が使えるように、割箸の上端面に箸の軸心に沿って穴を穿設し、その穴に爪楊枝を密に挿しこんだもの(例えば、特許文献1〜3参照)。あるいは箸袋の中に割箸と爪楊枝を一緒に収納したものがある(例えば、特許文献4〜6参照)。 【特許文献1】実開昭54−100889号公報 【特許文献2】実開昭57−123079号公報 【特許文献3】実開昭58−62975号公報 【特許文献4】実開平5−81086号公報 【特許文献5】実開平5−39375号公報 【特許文献6】登録実用新案第3030055号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、前者の割箸と爪楊枝を一体化するのには、箸の上端面に穴あけ加工を施す必要があり、その際に、穴径と爪楊枝の外径が密に嵌合するように、正確に加工しなければならず、割箸の素材は杉など比較的柔らかい木材であるから、穴加工に手間を要するばかりでなく、コスト高になるといった問題点があった。また、挿し込まれた爪楊枝は摘みやすいように、上端部を突出した状態で挿し込まれているため、他物と接触して折れやすく、折れると摘み出せないといった問題点があった。 【0006】 また、後者の箸袋の中に割箸と爪楊枝が一緒に収納されているのは、爪楊枝を箸袋の所定の位置に収納することが大変難しく、箸袋に収納するのに時間がかかると共に、収納された後においても、位置ずれしたりしてどこに入っているか分からないため、ともすると箸袋の中に入ったまま棄てられることが多く、さらに、箸袋を破って取り出す時に指に突き刺さることがあった。 【0007】 一方、割箸でない通常の箸の材料としてはプラスチック製も多く使用されている。このプラスチック製の箸は、木製の箸と較べると、衛生的であること、破損しにくいこと、大量生産が可能であるなど優れた点はあるが、割箸としてプラスチックを使用すると、割箸は使い捨てが前提なので、膨大な量が廃棄されることになり、廃棄されたものは焼却されることから、有害な化学物質が発生し、環境汚染の原因になるという問題点があった。 【0008】 本発明は、上記のような問題点を解決することを課題として開発されたもので、生分解性プラスチック製割箸と爪楊枝が一体になり、特に屋外など爪楊枝のない場所での使用に適すると共に、生分解性プラスチックの持つ欠点のコスト高と重量を解決するため改良して、従来のプラスチック箸と変わらない使い易さとし、使用後においては土中に埋設することにより、土中生息の微生物によって分解消滅され、汚染することがなく、環境破壊や環境汚染を引き起こすことのない生分解性プラスチック製割箸を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明は、左右一対の割箸が分離可能な接続片によって一体に結合されており、使用時に接続片を分離して2本になる生分解性プラスチックからなる割箸本体であって、少なくとも一方の割箸の上方部に設けた開口部に爪楊枝を折り取り可能に設けたことを特徴とする生分解性プラスチック製割箸を開発し、採用した。 【0010】 また、上記のように構成した生分解性プラスチック製割箸において、生分解性プラスチックがポリ乳酸樹脂である生分解性プラスチック製割箸、および爪楊枝は縦長方形状の開口部内に納まり、開口部の上辺部と側辺部に設けた連結片を介して折り取り可能に設けたことを特徴とする生分解性プラスチック製割箸を開発し、採用した。 【発明の効果】 【0011】 本発明の生分解性プラスチック製割箸は、箸と爪楊枝を一体的に取り付けてあるから、屋外など爪楊枝のない所での食事に使う割箸として最適になる。また、生分解プラスチックは植物由来であり、空気中の二酸化炭素を吸収し、固定化する。これら植物由来の生分解性プラスチックを仮に焼却しても、燃焼した際に出る二酸化炭素はもともと空気中にあったもので、大気中の二酸化炭素は増加しないというカーボンニュートラル特性を有し地球温暖化防止になる。また、廃棄物として投棄された場合においては、土中、水中の自然環境化で分解し、地球環境破壊のない成分に分解できる。 【0012】 また、生分解性樹脂としてポリ乳酸樹脂を用いており、ポリ乳酸は加水分解して乳酸となるため安全性が高く、食品安全性において何ら問題がない。爪楊枝は、開口部の上辺部と側辺部に設けた連結片を介して、開口部内でしっかり連結されていると共に、連結片を折り取れば簡単に取り外すことができる。また、開口部を設けてあることにより、高価なポリ乳酸樹脂の使用量の節減と重量の軽量化が図れる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下に、本発明の生分解性プラスチック製割箸の実施形態を添付図面に基づいて説明すれば、図1は本発明の生分解性プラスチック製割箸の正面図、図2は図1のA−A線縦断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図である。 【0014】 1は生分解性プラスチック材料のポリ乳酸樹脂を用いて射出成形加工した細長い左右一対の割箸本体であり、左右の割箸1a,1bの内側辺部に半円状の接続片2,2によって分離可能に結合されている。割箸1a,1bの横断面形状は、円形、楕円形、四角形、多角形などどのような形状でもよいが、使い易さから先端部が略正方形で、後端部になるにつれて横長四角に形成されたものがよい。 【0015】 前記のポリ乳酸樹脂は、主な原料がトウモロコシなどの澱粉であり、自然環境下で分解され最終的には二酸化炭素と水になる環境負荷の低い材料であり、構造単位がL−乳酸であるポリ(L−乳酸)、構造単位がD−乳酸であるポリ(D−乳酸)、構造単位がL−乳酸およびD−乳酸であるポリ(DL−乳酸)またはこれらの混合物などを用いることができる。 【0016】 左右の割箸1a,1bの上方部には、縦長状の方形開口部3,3が開口されており、その開口部3,3内の上辺と側辺とに連結片4,4を介して爪楊枝5,5が開口部3,3内に垂直状態で納まっている。また、開口部3の下辺部から割箸1a,1bの先端部に向かって徐々に幅狭くなる肉薄部6,6を形成してある。7は射出成形加工時のポリ乳酸樹脂の流動通路となるランナー部であり、使用時に折り取られるものである。 【0017】 このように構成した本発明の実施形態の使用例を作用、効果と共に説明すると、割箸本体1と爪楊枝5が射出成形により一体になっているから、箸と爪楊枝を別々に用意する必要がなくなると共に、爪楊枝を箸袋に入れる作業もなくなり、爪楊枝のない屋外などで食べる弁当用の割箸として使用すると便利である。また、割箸本体1と爪楊枝5が生分解性プラスチック材料のポリ乳酸樹脂で成形されているから、使用した後、土中や水中に廃棄されたとしても自然分解するから、環境汚染など生じることがない。 【0018】 さらに、爪楊枝5は空間部3内に納まり突出することがないので、箸袋に収納しても破れたりすることがない。また、空間部3の正面部および背面部からでも簡単に取り出し可能となる。 【0019】 さらに、割箸本体1の上方部に縦長状の方形開口部3,3が開口されてあると共に、開口部3の下辺部から、割箸1a,1bの先端部に向かって徐々に幅狭くなる肉薄部6を形成してあるから、高価なポリ乳酸樹脂の節減化が図れると同時に、成形された場合の重量の軽量化が図れる。 【0020】 以上、本発明の主要な実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲内に包含されるものである。 【産業上の利用可能性】 【0021】 本発明はコンビニエンスストアなどで販売されている持ち帰り用弁当や即席麺に限らず、折り詰め、あるいは会席などで個別のお膳に副えて出される割箸にも有効的に利用できるものである。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明の生分解性プラスチック製割箸の正面図である。 【図2】図1のA−A線縦断面図である。 【図3】図1のB−B線横断面図である。 【図4】図1のC−C線横断面図である。 【符号の説明】 【0023】 1 割箸本体 1a 割箸 1b 割箸 2 接続片 3 開口部 4 連結片 5 爪楊枝
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| 【出願人】 |
【識別番号】500365328 【氏名又は名称】神戸レザークロス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100123021 【弁理士】 【氏名又は名称】渥美 元幸
【識別番号】100063026 【弁理士】 【氏名又は名称】岩永 方之
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| 【公開番号】 |
特開2008−67967(P2008−67967A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−250558(P2006−250558) |
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