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【発明の名称】 スライド蓋付きケース
【発明者】 【氏名】鴻池 良一

【要約】 【課題】ケース本体を樹脂製とし、蓋体をアルミ製として形成すると共に、ケース本体と蓋体の接触面積を小さくしながら、ガタツキのないフィット状態を維持してスムーズなスライド開閉操作を行えるスライド蓋付きケースを提供する。

【構成】ケース本体2は樹脂材料で一体形成されると共に、蓋体3はアルミ材料で一体形成される。蓋体3は、左右の壁部12の下端から対向状に折曲されケース本体底部のガイド部21を被う係合部13を備えている。係合部は、その先端13aが蓋体の内側を向くように設けられ、かつ係合部のスライド方向Sの端部から所定長さの位置に蓋体内側に突出する突起部17が設けられる。ケース本体のガイド部21には、係合部の先端13aと摺接するように蓋体のスライド方向Sに沿ってガイドレール22が設けられると共に、蓋体を施蓋したときに蓋体の突起部17と係合する隆起部23が設けられた構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部(9a)の左右一対に設けた側壁(6,6)と、該側壁(6,6)の両端に設けた壁部(7,8)とによって区成された凹部(9)を有し、該凹部(9)の上を開放して上部開口(10)としたケース本体(2)と、該ケース本体の左右側壁(6,6)に沿ってスライドし前記上部開口(10)を開閉する蓋体(3)から成るスライド蓋付きケースにおいて、
前記ケース本体(2)は樹脂材料で一体形成されると共に、前記底部(9a)の底面左右両縁部にガイド部(21,21)が設けられており、
前記蓋体(3)は、アルミ材料によって一体形成され、前記ケース本体の上部開口(10)を被う平板状の蓋部(11)と、前記蓋部の左右両端から前記ケース本体の左右側壁(6,6)を被うように設けられた壁部(12,12)と、前記壁部(12,12)の下端から対向状に折曲され前記ケース本体の前記ガイド部(21,21)を被う係合部(13,13)とを備えると共に、前記係合部は、その先端(13a,13a)が、基部どうし(13b,13b)を結ぶライン(H)を基準にそれぞれ所定角度θで前記蓋体の内側を向くように設けられ、かつ前記係合部の基部(13b)の近傍位置に蓋体内側に突出する突起部(17)が設けられた構成であり、
前記ケース本体の前記ガイド部(21,21)には、前記係合部の先端(13a,13a)と摺接するように前記蓋体のスライド方向(S)に沿って細幅線状のガイドレール(22,22)が設けられると共に、前記蓋体を施蓋したときに前記突起部(17)と係合する隆起部(23)が設けられた構成であり、
前記蓋体(3)を前記ケース本体(2)にスライドさせて施蓋したとき、前記蓋体の突起部(17)と前記ケース本体の隆起部(23)が互いに係合して前記ケース本体の上部開口(10)を閉塞状態で保持することを特徴とするスライド蓋付きケース。
【請求項2】
前記ケース本体(2)は、底部(9a)の底面中央に、前記係合部(13,13)の先端(13a,13a)どうしの間隔Wに略一致する幅で、前記蓋体(3)のスライド方向(S)に沿って設けた凸部(20)を有しており、
前記蓋体(3) を前記ケース本体(2)に沿ってスライドさせるとき、前記係合部(13,13)の先端(13a,13a)と前記凸部(20)の側壁(20a,20a)が互いに接触することを特徴とする請求項1記載のスライド蓋付きケース。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、上部開口を有するケース本体に対してスライド可能に蓋体を設けたスライド蓋付きケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯用の箸箱等として、上部開口を有するケース本体に対して蓋体をスライド可能に設けたスライド蓋付きケースが公知である(特許文献1)。この種のケースは、ケース本体及び蓋体のそれぞれが合成樹脂製の一体成型品として形成され、それら成型品を互いに組み付けることにより合成樹脂製のスライド蓋付きケースとして構成されているものが多く、しかもケース本体に蓋体のスライド動作を案内する溝を設け、蓋体の一部をその溝に摺動自在に嵌め込むことによって所望のスライド動作を実現したものが一般的である。
【0003】
【特許文献1】特開2004−113494号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ケース本体から分離可能な蓋体の場合、蓋体を合成樹脂で形成すると落下や衝撃等によって割れることがある。そのため、蓋体は割れることのない材料で形成することが望まれており、その場合の最も有力な材料は、軽量で見栄えが良く、しかも蓋体の肉厚を薄くできるアルミ材料である。
【0005】
しかしながら、ケース本体を合成樹脂製とする一方、蓋体をケース本体とは異質なアルミ材で形成すると、ケース本体と蓋体の接触面積が大きい場合にはスムーズなスライド操作が行い難くなる。この場合、開閉操作時には比較的大きな力で蓋体をスライドさせることが必要になるが、ケース本体と蓋体が互いに異なった材料であるが故に、蓋体のスライド操作を繰り返すことによってケース本体と蓋体の接合部が次第に摩耗劣化していく。そしてスライド操作時のガタツキが次第に大きくなっていき、開閉時の操作性が更に悪化していくという問題がある。
【0006】
またケース本体に設けた溝に蓋体の一部を嵌め込んでスライド動作を案内する構成の場合には、溝が劣化してガタツキが大きくなったときにスムーズな開閉操作が難しくなることに加え、溝と蓋体との間に異物が挟まったときには蓋体が溝に固定されてしまい、スライド操作が著しく困難となり、ケース本体の上部開口を開放することができず、ケースに収容した箸を利用できないことがある。
【0007】
一方、ケース本体と蓋体の接触面積を小さくした場合には、開閉操作のために必要となる力は小さくなるが、初期の段階からスライド操作時のガタツキが大きくなる。そのため、この場合もスムーズなスライド操作が行い難く、操作性が悪いという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解決することを目的としてなされたものであり、ケース本体に対してスライドする蓋体をアルミ材料で形成すると共に、ケース本体と蓋体の接触面積を小さくしながらも、ガタツキのないフィット状態を維持して常にスムーズな開閉操作を行えるようにし、しかも異物等によってスライド操作が困難になることもないスライド蓋付きケースを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明が解決手段として採用したところは、底部(9a)の左右一対に設けた側壁(6,6)と、該側壁(6,6)の両端に設けた壁部(7,8)とによって区成された凹部(9)を有し、該凹部(9)の上を開放して上部開口(10)としたケース本体(2)と、該ケース本体の左右側壁(6,6)に沿ってスライドし前記上部開口(10)を開閉する蓋体(3)から成るスライド蓋付きケースにおいて、前記ケース本体(2)は樹脂材料で一体形成されると共に、前記底部(9a)の底面左右両縁部にガイド部(21,21)が設けられており、前記蓋体(3)は、アルミ材料によって一体形成され、前記ケース本体の上部開口(10)を被う平板状の蓋部(11)と、前記蓋部の左右両端から前記ケース本体の左右側壁(6,6)を被うように設けられた壁部(12,12)と、前記壁部(12,12)の下端から対向状に折曲され前記ケース本体の前記ガイド部(21,21)を被う係合部(13,13)とを備えると共に、前記係合部は、その先端(13a,13a)が、基部どうし(13b,13b)を結ぶライン(H)を基準にそれぞれ所定角度θで前記蓋体の内側を向くように設けられ、かつ前記係合部の基部(13b)の近傍位置に蓋体内側に突出する突起部(17)が設けられた構成であり、前記ケース本体の前記ガイド部(21,21)には、前記係合部の先端(13a,13a)と摺接するように前記蓋体のスライド方向(S)に沿って細幅線状のガイドレール(22,22)が設けられると共に、前記蓋体を施蓋したときに前記突起部(17)と係合する隆起部(23)が設けられた構成であり、前記蓋体(3)を前記ケース本体(2)にスライドさせて施蓋したとき、前記蓋体の突起部(17)と前記ケース本体の隆起部(23)が互いに係合して前記ケース本体の上部開口(10)を閉塞状態で保持するようにした点にある。
【0010】
上記構成によると、アルミ材料で一体形成された蓋体(3)は、ケース本体(2)を抱き込むようにしてスライドすることにより上部開口(10)を開閉する。このとき、上部開口(10)を覆う蓋部(11)はケース本体の左右側壁(6,6)の開口縁と線状に接触する。また係合部(13,13)の先端(13a,13a)はケース本体底部のガイドレール(22,22)と線状に接触する。したがって、蓋体(3)はケース本体(2)の上部と底部に線状に接触した状態でスライドするので、上下方向にガタツキのないスムーズなスライド操作が実現される。また、蓋体(3)をケース本体(2)にスライドさせて施蓋したときには、蓋体の突起部(17)とケース本体の隆起部(23)が互いに係合しており、蓋体がケース本体から遊動することが防止されているので、ケース本体の上部開口(10)を閉塞した状態を良好に保持できる。
【0011】
また、より好ましい態様は、前記ケース本体(2)における底部(9a)の底面中央に、前記係合部(13,13)の先端(13a,13a)どうしの間隔Wに略一致する幅で、前記蓋体(3)のスライド方向(S)に沿って凸部(20)を設け、前記蓋体(3)
を前記ケース本体(2)に沿ってスライドさせるとき、前記係合部(13,13)の先端(13a,13a)と前記凸部(20)の側壁(20a,20a)が互いに接触する構成である。
【0012】
この態様によると、互いに対向する係合部の先端(13a,13a)の間にはケース本体(2)の凸部(20)が介在しており、しかも蓋体(3) をケース本体(2)に沿ってスライドさせるときには、係合部の先端(13a,13a)と凸部(20)の側壁(20a,20a)が互いに接触するので、蓋体の上下方向だけでなく、幅方向(左右方向)についてもガタツキの生じないスムーズなスライド操作が実現される。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るスライド蓋付きケースによれば、ケース本体を樹脂製とし、蓋体をアルミ製としており、互いに異質な材料であるにもかかわらず、ガタツキのないフィット状態を常に維持してスムーズな開閉操作が行える。即ち、本発明の構成によると、蓋体はケース本体の上部と底部でスライド方向に沿って線状にケース本体と接触した状態となり、しかもケース本体を抱き込むようにしてスライド装着されるので、摩擦抵抗は小さく、簡単に開閉操作が行えると共に、ガタツキが小さくなることからスムーズなスライド操作が可能になる。また蓋体をケース本体にスライドさせて施蓋したときには、蓋体の係合部に設けた突起部とケース本体のガイド部に設けた隆起部が互いに係合した状態となるので、蓋体がケース本体から遊動することを防止できる。
【0014】
またケース本体の底面中央に、係合部の先端どうしの間隔Wに略一致する幅で、蓋体のスライド方向に沿って凸部を設け、蓋体を前記ケース本体に沿ってスライドさせるときには、係合部の先端と凸部の側壁が互いに接触する構成の場合、スライド方向に直交する上下方向と幅方向のそれぞれについてガタツキのないフィット状態が実現されるので、よりスムーズな開閉操作が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。図1乃至図6はスライド蓋付きケース1を示している。本実施形態では、箸を収容して携帯するためのスライド蓋付きケース1を例示する。このケース1は、図1に示す如く、合成樹脂材料で一体成形されたケース本体2と、略リップ溝形に押出成形されたアルミ押出成形材を所定長さで切断して得られる蓋体3とを備えている。
【0016】
ケース本体2は、箸を収容する収容部4と、その収容部4の長手方向一端側に設けられた環状の把手部5とを有している。収容部4は、底部9aと、その底部9aの左右一対に設けた側壁6,6と、その左右側壁6,6の長手方向両端に設けた壁部7,8とによって区成された凹部9を有し、その上部を開放して上部開口10としている。また左右の側壁6,6には、収容部4の凹部9に収容された箸等の収容物を取り出しやすくするための凹陥部6a,6aが左右一対に設けられている。
【0017】
蓋体3は、ケース本体2の収容部4の長さと略一致する長さに切断されており、ケース本体2の上部開口10を被う平板状の蓋部11と、その蓋部11の左右両端からケース本体2の左右側壁6,6を被うように折曲して設けられた壁部12,12と、それら壁部12,12の下端から蓋体3の内側に向けて更に折曲して設けられた係合部13,13を備えた構成である。そしてケース本体2の壁部8を蓋体3の端部3a(若しくは3b)から蓋体内側に挿入することにより、蓋体3はケース本体2の収容部4を抱き込むようにしてスライド方向Sに沿ってスライドしていく。このとき、蓋体3の蓋部11はケース本体2の左右側壁6,6の上端ラインに線接触した状態でスライドすると共に、蓋体3の左右壁部12,12はケース本体2の左右側壁6,6に近接した状態でスライドする。そして最終的に、図2に示す如く蓋体3の端部3aがケース本体2の壁部7に当接して上部開口10が閉塞される。
【0018】
図3は施蓋した状態のスライド蓋付きケース1の平面図であり、図4はその底面図、図5はその右側面図、図6(a)はその背面図であり、図6(b)はその正面図である。尚、左側面図は右側面図と対象に現れる。蓋体3は、ケース本体2の上部開口10を被うと共に、左右側壁6,6も被うことにより、上部開口10だけでなく、左右側壁6,6に設けた凹陥部6a,6aも同時に閉塞する。このとき、蓋体3の係合部13,13は、ケース本体2の底面の左右両側に係合するので、ケース本体2の収容部4は底面の中央部分を除いて周囲が蓋体3に包囲された状態となる。そして蓋体3はケース本体2に対して溝によってスライド動作が案内される形態ではないので、異物の混入などによってスライド操作が困難になることはない。
【0019】
図7は蓋体3の底面側の構成を示す図であり、(a)は蓋体3を底面側からみた斜視図、(b)はスライド方向Sに直交する面で切断した断面図である。蓋体3の底面側に対向状に折曲して設けられる左右一対の係合部13,13には、スライド方向Sの両端部3a,3bからそれぞれ所定長さLの位置に蓋体3の内側に向けて突出する突起部17が設けられる。また左右方向に関して、突起部17は、係合部13,13の先端13a,13aから離れた基部13b,13bの近傍位置に設けられる。この突起部17は、例えば係合部13の外側表面をポンチ等で打刻して陥入させると共に、内面側に突起させることにより形成される。尚、スライド方向Sに関して2つの突起部17,17は所定の間隔Dで設けられている。また図7(b)に示すように、左右の係合部13,13の基部13b,13bどうしを結ぶラインHを基準としたとき、係合部13,13の先端13a,13aは所定角度θで蓋体3の内側に向くように折曲した状態となっている。尚、係合部13,13の先端13a,13aの間隔はWである。
【0020】
図8はケース本体2の底面側の構成を示す図であり、(a)はその全体を示す斜視図、(b)は(a)の一部Pを拡大した図である。ケース本体2の底部9aの底面側中央には、スライド方向Sに沿って設けた断面椀型の凸部20が設けられる。この凸部20の左右方向の幅は、蓋体3の係合部の先端13a,13aの間隔Wとほぼ等しくなるように設けられ、蓋体3をスライド装着したときに係合部13の先端13aが凸部20の側壁20aに当接して蓋体3の左右方向へのガタツキを防止する。この凸部20の左右両側には、蓋体3の係合部13に被われるガイド部21,21が設けられている。ガイド部21には、スライド方向Sに沿って延びる細幅線状のガイドレール22が凸部20の側壁20aに近接して突条に設けられている。またガイドレール22の外側には、ケース本体2の壁部7から所定距離(L+α)と(L+α+D)の2箇所の位置にスライド方向Sと直交する方向に延びる隆起部23,23が左右一対に設けられている。尚、αの値は、係合部13に形成した突起部17の半径ないし直径程度であることが好ましい。
【0021】
図9は蓋体3をケース本体2にスライド装着したときの断面図である。上述のように係合部13の先端13aは基部13bよりも蓋体3の内側に位置するので、蓋体3をケース本体2に対してスライドさせるとき、係合部13はガイド部21及び隆起部23に接触せず、先端13aだけがケース本体2のガイド部21に設けたガイドレール22に対してスライド方向に沿って線状に接触する。また係合部13の先端13aと凸部20の側壁20aとの接触形態も、スライド方向に沿った線状の接触となる。更にまた、蓋体3の蓋部11はケース本体2の左右側壁6,6の先端と線状に接触する。したがって、スライド操作時には、ケース本体2と蓋体3は互いに複数箇所で線状に接触するだけであるので、接触面積は極めて小さく、開閉操作のために必要な力も小さくなる。また蓋体3はケース本体2を抱き込むようにしてフィット状態を維持しながらスライドするので、スライド操作時のガタツキはなく、常にスムーズな開閉操作が可能である。即ち、係合部13の先端13aとガイドレール22の接触並びに蓋部11と左右側壁6,6の先端の接触により上下方向のガタツキが防止され、対向する係合部13の先端13a,13aと凸部20の側壁20a,20aの接触により幅方向(左右方向)のガタツキが防止される。
【0022】
そして蓋体3の端部3aがケース本体2の壁部7に当接すると、蓋体3の係合部13に設けた突起部17は、図10に示すように、ケース本体2のガイド部21に設けた隆起部23を乗り越えた位置となり、突起部17と隆起部23は互いに係合して蓋体3がケース本体2からスライド方向に遊動することを防止する。即ち、ケース本体2と蓋体3は、上述のように比較的小さな力であってもケース本体2に対して蓋体3がスライドする構成であるので、蓋体3がケース本体2の上部開口10を閉塞した状態から不意にスライドして上部開口10を開放することがないように、蓋体3の突起部17とケース本体2の隆起部23を互いに係合させてストッパ手段として機能するように構成しており、蓋体3はケース本体2の上部開口10を閉塞した状態で保持される。
【0023】
尚、蓋体3は端部3aからケース本体2が挿入される場合を例示したが、反対側の端部3bからケース本体2を挿入することもでき、この場合であっても上述と同様の作用が得られる。
【0024】
以上のように、スライド蓋付きケース1は、ケース本体2が樹脂製であり、蓋体3がケース本体2とは異なる材料のアルミ製であるにもかかわらず、互いの接触面積が極めて小さくなっているのでスライド操作時の摩擦抵抗は小さく、容易に開閉操作が行える。また蓋体3はケース本体2を抱き込むようにしてスライドするのでスライド操作時のガタツキは極めて小さく、常にスムーズな開閉操作が可能である。そして蓋体3をケース本体2にスライド装着して上部開口10を閉塞したときには、蓋体3の係合部13に設けた突起部17と、ケース本体2のガイド部21に設けた隆起部23が互いに係合した状態となるので、蓋体3がケース本体2から遊動することを防止でき、例えば本ケース1を鞄に入れて携帯しているときに振動等が生じても、蓋体3はケース本体2の施蓋状態を持続する。
【0025】
尚、本実施形態では、箸を収容して携帯するためのスライド蓋付きケース1を例示したが、本発明が適用可能なケースはこれに限られるものではなく、スプーンやフォーク、ナイフ等の食事用具を収納するケースであっても良いし、それらのうちから任意に選択した複数本の食事用具を収納するケースであっても良い。また、食事用具以外の品を収納するケースとしても実現できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】ケース本体と蓋体を分離した状態を示すスライド蓋付きケースの斜視図である。
【図2】蓋体をケース本体にスライド装着して施蓋した状態におけるスライド蓋付きケースの斜視図である。
【図3】蓋体をケース本体にスライド装着して施蓋した状態におけるスライド蓋付きケースの平面図である。
【図4】蓋体をケース本体にスライド装着して施蓋した状態におけるスライド蓋付きケースの底面図である。
【図5】蓋体をケース本体にスライド装着して施蓋した状態におけるスライド蓋付きケースの右側面図である。
【図6】蓋体をケース本体にスライド装着して施蓋した状態を示す図であり、(a)はその背面図であり、(b)はその正面図である。
【図7】蓋体を示す図であり、(a)は蓋体を底面側からみた斜視図であり、(b)はその断面図である。
【図8】ケース本体を示す図であり、(a)はケース本体を底面側からみた全体の斜視図であり、(b)は(a)の一部Pを拡大した斜視図である。
【図9】蓋体をケース本体にスライド装着したときの断面図である。
【図10】蓋体をケース本体に施蓋したときのスライド蓋付きケースの底面側を示す図であり、蓋体の係合部に設けた突起部と、ケース本体のガイド部に設けた隆起部とが互いに係合した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
1 スライド蓋付きケース
2 ケース本体
3 蓋体
6 側壁
7,8 壁部
10 上部開口
11 蓋部
12 壁部
13 係合部
17 突起部
21 ガイド部
22 ガイドレール
23 隆起部
S スライド方向
【出願人】 【識別番号】390035091
【氏名又は名称】スケーター株式会社
【出願日】 平成18年9月15日(2006.9.15)
【代理人】 【識別番号】100077791
【弁理士】
【氏名又は名称】中野 収二


【公開番号】 特開2008−67957(P2008−67957A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−250312(P2006−250312)