| 【発明の名称】 |
枕 |
| 【発明者】 |
【氏名】井木 英之
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| 【要約】 |
【課題】寝返りが打ち易く、しかも寝返りを打って、横臥姿勢となっても、首が大きく曲がらず、寝返りを打っても首がガクンと傾くことのない枕を提供する。
【構成】横臥姿勢になると、側頭部が凸条部5、7によって支持される。また、右部分3cは中央部分3aより前後方向の幅寸法が大きく形成されているので、頬から顎にかけての部分が右部分3cによって支持され、しかも右部分3cが中央部分3aより高く形成されているので、首がガクンと傾くことが防止される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭部が載る低位部と、前記低位部より肩の方向へ寄った位置に設けられ、低位部より高い凸条部とを有する枕であって、前記凸条部は左右方向へ延びており、凸条部の高さ寸法は左右方向の中央部分が低く、左右部分が高く形成されていることを特徴とする枕。 【請求項2】 請求項1に記載した枕において、凸条部の中央部分は左右部分より前後方向の幅寸法が小さく形成されていることを特徴とする枕。 【請求項3】 請求項1または2に記載した枕において、凸条部の中央部分の左右方向の幅寸法は人間の頭部の幅寸法より僅かに大きい寸法に形成されていることを特徴とする枕。 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分と左右部分は一体に形成され、中央部分の上面の左右部分側と左右部分の上面の中央部分側は連続する傾斜面となっていることを特徴とする枕。 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載した枕において、低位部の前側には低位部より高い高位部が形成されていることを特徴とする枕。 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分の左右方向の幅寸法は15cm〜25cmであることを特徴とする枕。 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分の最も高い部位の寸法が3cmから10cmで、左右部分の最も高い部位の寸法が4cmから12cmであり、低位部の最も高い部位の寸法が2cmから8cmであることを特徴とする枕。 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載した枕において、一部分の高さ寸法を変更して調節する高さ寸法調節手段を備えたことを特徴とする枕。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は枕に係り、特に仰向け姿勢、横臥姿勢においても快適な枕に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、睡眠についての関心が高まっており、枕も種々のものが開発されている。このひとつに枕の上面の中央に窪みを有するものが市販されている。これは窪みに頭が収まり安定して保持されるので、快適な睡眠が得られるというものである。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記従来の枕は仰向けに寝た姿勢では後頭部が窪みに収まり、安定する反面、寝返りが打ち難いという欠点がある。 また、寝返りを打ち、仰向け姿勢から横臥姿勢になると、肩の側部が下側になるので、仰向け姿勢の状態よりも頭部と床面(布団の上面)との距離が大きくなり、側頭部を枕の上面に付けた状態でも首が大きく曲がった状態となる。このため、寝返りを打つ度に首がガクンと傾いてしまい、目が覚めてしまうことさえある。 寝返りは、一晩で三十回以上も行うものであり、快眠する上で重要なものである。 本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、寝返りが打ち易く、しかも寝返りを打って横臥姿勢となっても、首が大きく曲がらず、寝返りを打っても首がガクンと傾くことのない枕を提供することを、その目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、頭部が載る低位部と、前記低位部より肩の方向へ寄った位置に設けられ、低位部より高い凸条部とを有する枕であって、前記凸条部は左右方向へ延びており、凸条部の高さ寸法は左右方向の中央部分が低く、左右部分が高く形成されていることを特徴とする枕である。 【0005】 請求項2の発明は、請求項1に記載した枕において、凸条部の中央部分は左右部分より前後方向の幅寸法が小さく形成されていることを特徴とする枕である。 【0006】 請求項3の発明は、請求項1または2に記載した枕において、凸条部の中央部分の左右方向の幅寸法は人間の頭部の幅寸法より僅かに大きい寸法に形成されていることを特徴とする枕である。 【0007】 請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分と左右部分は一体に形成され、中央部分の上面の左右部分側と左右部分の上面の中央部分側は連続する傾斜面となっていることを特徴とする枕である。 【0008】 請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載した枕において、低位部の前側には低位部より高い高位部が形成されていることを特徴とする枕である。 【0009】 請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分の左右方向の幅寸法は15cm〜25cmであることを特徴とする枕である。 【0010】 請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載した枕において、凸条部の中央部分の最も高い部位の寸法が3cmから10cmで、左右部分の最も高い部位の寸法が4cmから12cmであり、低位部の最も高い部位の寸法が2cmから8cmであることを特徴とする枕である。 【0011】 請求項8の発明は、請求項1から7のいずれかに記載した枕において、一部分の高さ寸法を変更して調節する高さ寸法調節手段を備えたことを特徴とする枕である。 【発明の効果】 【0012】 本発明の枕によれば、寝返りが打ち易く、しかも寝返りを打って横臥姿勢となっても、首が大きく曲がらず、寝返りを打っても首がガクンと傾くことがない。従って、寝返りを打っても目が覚めてしまうようなことがなく、快眠することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明の実施の形態1に係る枕1を図1から図5にしたがって説明する。 枕1はナイロン織布等の袋2内にビーズやそば殻等の内容物6を封入して構成されている。枕1の上面には左右方向へ延びる4つの凸条部3、5、7、9が設けられている。なお本明細書においては図2、図4における左右方向をそのまま左右方向とし、上方を前側、下方を後側とする。 また、袋2の後端部にはファスナ20が設けられ、後端部を開閉することができるようになっている。 【0014】 上記凸条部3、5、7、9のうち、凸条部5、7によって低位部が構成され、凸条部3は凸条部5、7の後側、即ち人がこの枕1を使用して寝た場合に凸条部5、7より肩の方向へ寄った位置に設けられている。凸条部3、5、7、9の間には溝10が形成されている。 【0015】 凸条部3は凸条部5、7より高く設定されている。また、凸条部3の高さ寸法は左右方向の中央部分3aが低く、左右部分3b、3cが高く形成されている。中央部分3aと左右部分3b、3cは一体に形成され、中央部分3aの上面の左右部分3b、3c側と、左右部分3b、3cの上面の中央部分3a側は連続する傾斜面11となっている。中央部分3aは左右部分3b、3cより前後方向の幅寸法が小さく形成されており、前側の部分には平面視円弧状に凹む凹部4が形成されている。即ち、左右部分3b、3cは中央部分3aより前後方向の幅寸法が大きく形成されている。 また中央部分3aの左右方向の幅寸法は人間の頭部の幅寸法より僅かに大きい寸法に設定されている。 凸条部9によって高位部が構成され、凸条部9は凸条部5、7より前側に備えられており、凸条部5、7より高く設定されている。 【0016】 この枕1の各寸法は次の通りである。 全体の左右方向の幅寸法W:500mm 凸条部3の中央部分の左右方向の幅寸法W1:250mm 凸条部3の左右部分の左右方向の幅寸法W2:125mm 【0017】 全体の前後方向の幅寸法D:350mm 凸条部3の中央部分の前後方向の最小幅寸法D1:75mm 凸条部3の中央部分の前後方向の最大幅寸法D2:125mm 凸条部3の左右部分の前後方向の幅寸法D3:125mm 【0018】 凸条部5の前後方向の最小幅寸法D4:50mm 凸条部5の前後方向の最大幅寸法D5:75mm 凸条部7の前後方向の幅寸法D6:50mm 凸条部9の前後方向の幅寸法D7:75mm 【0019】 凸条部3の中央部分の最小高さ寸法T1:60mm 凸条部3の中央部分の最大高さ寸法T2:80mm 凸条部3の左右部分の最大高さ寸法T3:80mm 凸条部5の最大高さ寸法T4:40mm 凸条部7の最大高さ寸法T5:40mm 凸条部9の最大高さ寸法T6:80mm 【0020】 次に、この枕1の使用方法について説明する。 図2、図3に示すように、仰向けの姿勢で寝ると、後頭部が凸条部5、7に当接する状態となる。凸条部5、7は凸条部3より低くなっており、しかも凹部4が形成されているので、後頭部が凸条部3に囲まれた領域に収まり安定した感じとなって、快適である。 【0021】 仰向け姿勢で寝た状態から寝返りを打って、図4、図5に示すように横臥姿勢になると、側頭部が凸条部5、7によって支持される。また、右部分3cは中央部分3aより前後方向の幅寸法が大きく形成されているので、頬から顎にかけての部分が右部分3cによって支持され、しかも右部分3cが中央部分3aより高く形成されているので、首がガクンと傾くことが防止される。 また、中央部分3aと左右部分3b、3cは一体に形成され、中央部分3aの上面の左右部分3b、3c側と、左右部分3b、3cの上面の中央部分3a側は連続する傾斜面11となっているので、寝返りをスムーズに行うことができる。 【0022】 このように枕1によれば、寝返りが打ち易く、しかも寝返りを打って横臥姿勢となっても首が大きく曲がらず、首がガクンと傾くことがなくて、目が覚めるのを防止することができる。 なお、上記動作は右部分3c側へ寝返りを打った場合を説明したが、左側へ寝返りを打った場合も同様である。 【0023】 また、この枕1は凸条部9が設けられているので、体が前側へずり上がろうとしたとき、頭頂部が凸条部9に当り、体がそれ以上ずり上がるのを防止することができる。 なお、枕1は溝10の部分で折り曲げて高くして、テレビジョン等を観る場合等に使用することも可能である。 【0024】 本発明の実施の形態2に係る枕21を図6から図8にしたがって説明する。 枕21は以下の説明する高さ調節手段を具備する点を除き、実施の形態1に係る枕1とほぼ同じ構成を有しているので、同じ構成部分については実施の形態1で用いた符号を付して、その説明を省略する。 袋2の凸条部3に対応する天面部23には面ファスナのプレート状の雌側部25、27、29が縫い付けられている。雌側部25、27、29は、中央部分3a、左部分3b、右部分3cに対応して、それぞれ配置されている。また袋2の底面部31には面ファスナのプレート状の雌側部33、35、37が縫い付けられており、これら雌側部33、35、37は天面部23の雌側部25、27、29に対向して配置されている。雌側部25、27、29、33、35、37は面ファスナのプレート状の雄側部41a、43a、45a、41b、43b、45bが接続される接続面を後側に向けて備えられている。 【0025】 雄側部41a、43a、45aは高さ寸法が大きい大サイズのもので、雄側部41b、43b、45bは雄側部41a、43a、45aより高さ寸法が小さい小サイズのものである。 高さ調節手段は、面ファスナの雌側部25、27、29、33、35、37と雄側部41a、43a、45a、41b、43b、45bによって構成されている。 【0026】 次に枕21の高さ寸法を調節する方法について説明する。 枕21の高さ寸法を大きくしたい場合には、袋2のファスナ20を開いて、後端部を開放する。そして、大サイズの雄側部41aを、雌側部25、33に、雄側部43aを雌側部27、35に、更に雄側部45aを雌側部29、37にそれぞれ取り付ける。この状態では雌側部25と33、雌側部27と35、雌側部29と37の間の寸法は縮まらないので、凸条部3は最も高い状態となる。 【0027】 高さ寸法を小さくしたい場合には、ファスナ20を開いて、後端部を開放して枕21の袋2から内容物6を適量出して、内容物6の量を減らす。そして大サイズの雄側部41a、43a、45aを雌側部25、27、29、33、35、37から外して、その代わりに小サイズの雄側部41bを雌側部25、33に、雄側部43bを雌側部27、35に、更に雄側部45bを雌側部29、37にそれぞれ取り付ける。この状態では雌側部25と33、雌側部27と35、雌側部29と37の間の寸法が縮まるので、凸条部3の中央部分3a、左部分3b及び右部分3cの高さ寸法が小さくなる。 【0028】 なお、小サイズ41b、43b、45bから大サイズの雄側部41a、43a、45aに変える場合には、内容物6を袋2に戻すようにする。 このように、大サイズ雄側部41a、43a、45aと小サイズの雄側部41b、43b、45bを選択して、雌側部25、27、29、33、35、37に取り付け、且つ内容物6の量を増減することにより、枕21の一部分である中央部分3a、左部分3b及び右部分3cの高さを変更して調節することができる。従って、枕21を使用する者に最も適した高さに設定することが可能である。 【0029】 以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。 例えば、凸条部9を設けない構成とすることも可能である。また、幅寸法、高さ寸法等のサイズは、上記実施の形態に限定されるものではなく、凸条部3の中央部分3aの左右方向の幅寸法W1は15cm〜25cmの範囲で設定可能である。また凸条部3の中央部分3aの最も高い部位の寸法は3cmから10cmの範囲で設定可能であり、左右部分3b、3cの最も高い部位の寸法T3は4cmから12cmの範囲で設定可能あり、更に低位部である凸条部5、7の最も高い部位の寸法T4、T5は2cmから8cmの範囲で設定可能ある。 【0030】 実施の形態2において、雌側部25、27、29を天面部23に、また雌側部33、35、37を底面部31に縫い付けることによって固定しているが、固定方法はこれに限定されず、接着剤等によって固定してもよい。高さ調節ができる部分は凸条部3に限らず、凸条部5、7、9であってもよい、 また面ファスナの以外の固定手段、面ファスナに限らずホック等によって雌側部に対し雄側部を着脱する構成としてもよい。 枕1、21の上面を覆う、ある程度の厚みをもったクッション部材を枕1、21に取り付けてもよい。このようにすることでソフトな感触を得ることができる。 なお、内容物はビーズやそば殻等に限定されず、低反発性のスポンジ等自由に使用することが可能である。 【産業上の利用可能性】 【0031】 本発明の枕は寝装具の分野において利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】本発明の実施の形態1に係る枕の斜視図である。 【図2】図1の枕を使用して仰向け姿勢に寝た状態の平面図である。 【図3】図2のA−A断面図である。 【図4】図2の状態から寝返りを打って横臥姿勢に寝た状態の平面図である。 【図5】図4のB−B断面図である。 【図6】本発明の実施の形態2に係る枕の一部を破断した斜視図である。 【図7】図6の枕の高さを調節する方法を説明するための図である。 【図8】図6の枕の高さを調節する方法を説明するための図である。 【符号の説明】 【0033】 1、21 枕 2 袋 3、5、7、9 凸条部 3a 中央部分 3b 左部分 3c 右部分 4 凹部 6 内容物 10 溝 11 傾斜面 20 ファスナ 23 天面部 31 底面部 25、27、29、33、35、37 面ファスナの雌側部 41a、43a、45a 面ファスナの大サイズの雄側部 41b、43b、45b 面ファスナの小サイズの雄側部
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| 【出願人】 |
【識別番号】303060262 【氏名又は名称】株式会社丸井商事
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| 【出願日】 |
平成18年9月13日(2006.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098936 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 晃司
【識別番号】100098888 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 明子
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| 【公開番号】 |
特開2008−67811(P2008−67811A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−247542(P2006−247542) |
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