| 【発明の名称】 |
布団カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】森 正子
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| 【要約】 |
【課題】布団を収納した状態で折りたたむことによりクッション(座布団)として使用することができる布団カバーに関し、カバーの汚損を抑制し、また、クッションとして用いる場合の装飾性も良好な布団カバーを提供すること。
【構成】本発明の布団カバー1は、折りたたんでクッションとした場合に外側に現れる別布14及び第2の別布15が、第1のカバー11及び第2のカバーの内面に載置されることにより布団カバー1の内側に隠れる構成であるため、通常の掛け布団等として使用する場合には別布等14,15が汚れることがなく、布団カバー1の汚損を効率よく抑制することができる。また、別布14及び第2の別布15に対して布団カバー1と異なる任意のデザインを施すことができるため、クッションとして用いる場合におけるデザインのバリエーションが広がり、装飾性が良好な布団カバー1となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略矩形状の第1のカバーと第2のカバーを重ね合わせて袋状とし、少なくとも1辺に開口部を形成し、当該開口部にはスライドファスナーが取り付けられて開閉自在とされ、収納する布団の出し入れを可能にした布団カバーであって、 前記第1のカバーの内面には、略矩形状の別布が、当該別布の隅部が前記第1のカバーの隅部に当接するように載置され、 前記別布の4辺のうち前記別布の隅部から延びる2辺は、前記第1のカバーの隅部から 延びる縦辺及び横辺に当接あるいは沿った状態で固定され、 前記第2のカバーの内面には、前記別布と略同形状の第2の別布が、当該第2の別布の隅部が前記第2のカバーの隅部に当接するように載置され、 前記第2の別布の4辺のうち前記第2の別布の隅部から延びる2辺は、前記第2のカバーの隅部から延びる縦辺及び横辺に当接あるいは沿った状態で固定され、 前記別布の残りの2辺と前記第2の別布の残りの2辺は、前記第1のカバー及び前記第2のカバーには固定されず、前記別布の残りの2辺と前記第2の別布の残りの2辺の対応する辺同士が接合され、 前記別布及び前記第2の別布は前記布団カバーの内側に隠れ、 前記第1のカバーの隅部及び前記第2のカバーの隅部から延びる2辺には、前記別布及び前記第2の別布の隅部から延びる2辺に沿ってリバーシブルファスナーが取り付けられ、 前記第1のカバーの隅部及び前記第2のカバーの隅部から延びる2辺が開閉自在とされていることを特徴とする布団カバー。 【請求項2】 前記別布及び/または前記第2の別布の表面に対して装飾処理が施されている請求項1 に記載の布団カバー。 【請求項3】 前記別布及び前記第2の別布の形状が、前記布団カバーの横辺の1/2と同じかやや長 い長さを長辺または短辺とする略長方形状、あるいは前記布団カバーの横辺の1/3と同 じかやや長い長さを長辺または短辺とする略長方形状であることを特徴とする請求項1ま たは請求項2に記載の布団カバー。 【請求項4】 前記別布及び前記第2の別布の形状が、前記布団カバーの横辺の1/2と同じかやや長 い長さを1辺とする略正方形状、あるいは前記布団カバーの横辺の1/3と同じかやや長 い長さを1辺とする略正方形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の 布団カバー。 【請求項5】 前記別布及び/または前記第2の別布の表面における任意の隅部あるいは隅部付近にタ ブが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の布 団カバー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、布団カバーに関する。更に詳しくは、布団を収納した状態で折りたたむこと によりクッションや座布団として使用することができる布団カバーに関する。 【背景技術】 【0002】 掛け布団、敷き布団、毛布、シュラフといった布団類(以下、総称して「布団」という 場合がある。)は、そのままで使用すると布団の外装地が汚れてしまったり、損傷してし まうことがあるため、別途布団カバーを被せて使用されることが多い。このような布団カ バーは、布団の形状に対応する矩形状の表裏2枚の布地の3辺を縫製するとともに、残り の1辺を開口させ、この1辺をスライドファスナーによって開閉可能にすることにより構 成され、布団カバーの開閉可能な1辺から内側に布団を入れて布団カバーを被せ、その1 辺のスライドファスナーを閉じて使用される。そして、布団カバーのみを交換、洗濯する ことができるため、布団自体が汚れたりすること等を効率よく防止することができる。 【0003】 一方、布団カバーが被せられた布団は、携帯性に乏しく、たとえ薄手のものであっても 、それを持ち運ぶためにはある程度の大きさまでそれを折りたたんで手提げ袋等に収納す る必要があった。このようなことから、別途形成された正方形状の袋体等に布団を折りた たんだ状態で収納することにより、収納時にはクッションの外観を呈するようにした商品 が開発されている。しかしながら、このような商品においては、別途形成された袋体の形 状に合わせて布団を折りたたみ、折りたたんだものをスライドファスナー等が配設された 袋体の開口部から収納する操作が非常に面倒であった。加えて、布団を袋体から取り出し て使用するときに袋体が邪魔になったり、また、袋体を紛失してしまったりするという問 題が発生していた。 【0004】 このような問題を解決するために、布団カバーに袋体の構成を兼ね備えるようにして、 通常使用時には展開状態で布団を被覆して寝具として使用できるとともに、布団として使 用しない場合にあっては、布団を被覆したまま小さく折りたたんだ状態で保持でき、クッ ションや座布団(以下、総称して「クッション」とする場合がある。)にして使用するこ とができる布団カバーが提供されていた。かかる布団カバーとしては、例えば、布団を出 し入れする開口部を備える袋状の第1のカバーと、この第1のカバーの一面側に(1)第 1のカバー及び第2のカバーがいずれも略矩形状に形成されており、第2のカバーの縦辺 及び横辺のうちのいずれか一方の辺の長さが、第1のカバーにおいて対応する一方の辺の 長さと略同じ長さであり、第1のカバーと第2のカバーとが、他方の辺を互いに重ね合わ せた状態で一体化されている、(2)第2のカバーが、上記一方の辺を2分して一方部と 他方部とを折り重ねた状態で周縁部を係止しうる係止手段を備えている、(3)第2のカ バーの上記一方の辺の片側または両側から、第2のカバーの他方の辺の長さ未満の長さ、 あるいは等分の折り返しにより第2のカバーの他方の辺の長さ未満となる長さの第1のカ バーが延びた状態となっている、という(1)ないし(3)の3つの要件を具備するよう に取り付けられた第2のカバーとから構成される布団カバーが提供されている(例えば、 特許文献1を参照。)。 【0005】 また、別の構成としては、開閉自在の開口部を通して内側に布団を収容できる袋体の側 布に、ほぼ袋体と相似形で、これより小さな矩形を形成するように、互いに一端側から係 脱自在の一対のスライドファスナーを、ほぼコ字状に相対向させて縫着し、布団を収容し た袋体のスライドファスナーより外側部を、布団と共にスライドファスナーの内側へ折り 込むと共に、スライドファスナーの中央線で2つ折りにし、一対のスライドファスナーを 係合させることによって、布団を折りたたんだ状態で保持できるようにする構成を採用す る布団カバーも提供されている(例えば、特許文献2を参照。)。 【0006】 【特許文献1】特開平7−250751号公報([請求項1]、[図1]) 【特許文献2】特開平8−294437号公報([請求項1]、[図1]) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかしながら、前記した特許文献に開示される従来の構成にあっては、布団カバーの外 側に別途配設された袋体に対して布団カバーや布団を折りたたんで収納してクッションと するため、クッションの外側に現れる部分は、布団カバーとして使用する時も含め常に外 側に現れてしまうため、かかるクッションの外側に現れる部分が汚れやすくなってしまい 、衛生上好ましくなかった。また、このように袋体が外側に現れる構成をとることから、 当該袋体に対して布団カバーと異なるデザインを施すことができないため、クッションと して使った場合の装飾性に乏しかった。 【0008】 本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、布団を収納した状態で掛け布団や 敷き布団として使用できるだけでなく、折りたたんだ状態でクッションとして使用するこ とができる布団カバーであって、掛け布団等として使用する際にはクッションの外側に現 れる部分が内側に隠れるため、当該部分が汚れることを効率よく抑制することができるこ とに加え、クッションの外側に現れる部分に対して布団カバーと異なる任意のデザインを 施すことができるため、クッションとして用いる場合の装飾性も良好な布団カバーを提供 することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の請求項1に係る布団カバーは、略矩形状の第1のカバーと第2のカバーを重ね 合わせて袋状とし、少なくとも1辺に開口部を形成し、当該開口部にはスライドファスナ ーが取り付けられて開閉自在とされ、収納する布団の出し入れを可能にした布団カバーで あって、前記第1のカバーの内面には、略矩形状の別布が、当該別布の隅部が前記第1の カバーの隅部に当接するように載置され、前記別布の4辺のうち前記別布の隅部から延び る2辺は、前記第1のカバーの隅部から延びる縦辺及び横辺に当接あるいは沿った状態で 固定され、前記第2のカバーの内面には、前記別布と略同形状の第2の別布が、当該第2 の別布の隅部が前記第2のカバーの隅部に当接するように載置され、前記第2の別布の4 辺のうち前記第2の別布の隅部から延びる2辺は、前記第2のカバーの隅部から延びる縦 辺及び横辺に当接あるいは沿った状態で固定され、前記別布の残りの2辺と前記第2の別 布の残りの2辺は、前記第1のカバー及び前記第2のカバーには固定されず、前記別布の 残りの2辺と前記第2の別布の残りの2辺の対応する辺同士が接合され、前記別布及び前 記第2の別布は前記布団カバーの内側に隠れ、前記第1のカバーの隅部及び前記第2のカ バーの隅部から延びる2辺には、前記別布及び前記第2の別布の隅部から延びる2辺に沿 ってリバーシブルファスナーが取り付けられ、前記第1のカバーの隅部及び前記第2のカ バーの隅部から延びる2辺が開閉自在とされていることを特徴とする。 【0010】 本発明の請求項2に係る布団カバーは、前記した請求項1において、前記別布及び/ま たは前記第2の別布の表面に対して装飾処理が施されていることを特徴とする。 【0011】 本発明の請求項3に係る布団カバーは、前記した請求項1または請求項2において、前 記別布及び前記第2の別布の形状が、前記布団カバーの横辺の1/2と同じかやや長い長 さを長辺または短辺とする略長方形状、あるいは前記布団カバーの横辺の1/3と同じか やや長い長さを長辺または短辺とする略長方形状であることを特徴とする。 【0012】 本発明の請求項4に係る布団カバーは、前記した請求項1または請求項2において、前 記別布及び前記第2の別布の形状が、前記布団カバーの横辺の1/2と同じかやや長い長 さを1辺とする略正方形状、あるいは前記布団カバーの横辺の1/3と同じかやや長い長 さを1辺とする略正方形状であることを特徴とする。 【0013】 本発明の請求項5に係る布団カバーは、前記した請求項1ないし請求項3のいずれかに おいて、前記別布及び/または前記第2の別布の表面における任意の隅部あるいは隅部付 近にタブが取り付けられていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 本発明の請求項1に係る布団カバーは、布団を収納した状態で掛け布団等として使用で きるだけでなく、折りたたんだ状態で、第1のカバー及び第2のカバーの内面に載置した 別布及び第2の別布を外側に現し、リバーシブルファスナーを閉じることによりクッショ ンとして使用することができる。また、クッションとすることができることにより、掛け 布団等として使用しない場合にも、保管について場所をとらず、携帯性・収納性にも優れ る布団カバーである。更には、このように収納性に富んだ布団カバーとなるので、布団を クッションとして、常に身近に携帯することもでき、また、布団を見た目にもすっきりし た状態で片付けることができる等の利点もある。そして、第1のカバー及び第2のカバー を折りたたんで収納する作業に労力を必要とせず、楽に収納することができる。 【0015】 加えて、折りたたんでクッションとした場合に外側に現れる別布及び第2の別布が、第 1のカバー等の内面に載置されることにより布団カバーの内側に隠れるため、通常の掛け 布団等として使用する場合には別布等が汚れることが全くなく、布団カバーの汚損を効率 よく抑制することができる。そして、布団カバーの外観としても、通常の掛け布団等とし て使用する場合には、別布等が外側に現れないことから布団カバーとしての美観も向上し 、また、別布等に対して布団カバーと異なる任意のデザインを施すことができるため、ク ッションとして用いる場合におけるデザインのバリエーションが広がるので、装飾性が良 好な布団カバーとなる。 【0016】 また、本発明の布団カバーを構成する別布と第2の別布における、別布の隅部あるいは 第2の別布の隅部から延びる2辺以外の残りの2辺が、第1のカバー及び第2のカバーと 固定されず、当該残りの2辺のそれぞれ対応する辺(向かい合う辺)同士が接合されてい るので、2辺同士の固定状態が良好となり、クッションとした場合の形状も整いやすくな るとともに、布団カバー内部における布団の挿入位置の選択性が向上し、扱いやすくなる 。更には、別布及び第2の別布を第1のカバーや第2のカバーに固定するための縫い目等 が外部に現れないため、外観が良好となり、また、当該固定する手間も省け、簡便に製造 することができる。 【0017】 本発明の請求項2に係る布団カバーは、折りたたんでクッションとした場合に外側に現 れる別布や第2の別布の表面に対して装飾処理が施されているので、クッションとして使 用した場合における装飾性がより向上した布団カバーとなる。なお、装飾処理としては、 別布等の表面に対して、例えば、模様、色彩、絵柄等を施すようにすればよく、また、別 布と第2の別布の色(色相、明度、彩度)や柄(ストライプや花模様等)や素材(綿、麻 、ポリエステル、皮革等)等を工夫し、コーディネートするようにしてもよい。 【0018】 本発明の請求項3に係る布団カバーは、別布及び第2の別布の形状が、布団カバーの横 辺の1/2と同じかやや長い長さを長辺または短辺とする略長方形状、あるいは布団カバ ーの横辺の1/3と同じかやや長い長さを長辺または短辺とする略長方形状としたので、 折りたたんでクッションとした場合にあっては、使用性に優れた略長方形状のクッション が簡便に形成されることになる。 【0019】 本発明の請求項4に係る布団カバーは、別布及び第2の別布の形状が、布団カバーの横 辺の1/2と同じかやや長い長さを1辺とする略正方形状、あるいは布団カバーの横辺の 1/3と同じかやや長い長さを1辺とする略正方形状としたので、折りたたんでクッショ ンとした場合にあっては、使用性に優れた略正方形状のクッションが簡便に形成されるこ とになる。 【0020】 本発明の請求項5に係る布団カバーは、別布及び/または第2の別布の表面における任 意の隅部あるいは隅部付近にタブが取り付けられているので、これら別布及び第2の別布 を外側に現すことによりクッションとして使用する場合にあっては、クッションの隅部に かかるタブが現れることとなる。そしてクッションの隅部にあるタブを引っ張ることによ りクッションの格好が整えやすくなる等、クッションとしての使い勝手が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 [第1実施形態] 以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。 【0022】 (I)本発明の布団カバー1の構成: 図1ないし図5を用いて、本発明の布団カバーの一態様の構成を説明する。図1は、本 発明の第1実施形態に係る布団カバーの正面図、図2は布団カバーの背面図、図3は隅部 付近の部分拡大図、図4は図1において第1のカバーと第2のカバーを開いた展開図、図 5は図1のV−V断面図、をそれぞれ示す。図1ないし図5中、1は布団カバー、2は布 団、11は第1のカバー、12は第2のカバー、13は開口部、131はスライドファス ナー、14は別布、15は第2の別布、16、17はリバーシブルファスナー、18はタ ブ、をそれぞれ示す。なお、図4にあっては、スライドファスナー131及びリバーシブ ルファスナー16,17は図示していない。また、図1等にあって、布団カバー1の縦辺 は長辺、横辺は短辺をいうものとする。 【0023】 本実施形態の布団カバー1は、図1ないし図5に示すように、縦長の略矩形状の第1の カバー11及び第2のカバー12を備え、この第1のカバー11と第2のカバー12を重 ね合わせて袋状としている。また、布団カバー1の4辺中の1辺には、布団2を出し入れ する開口部13が形成されている。この開口部13にはスライドファスナー131が取り 付けられることにより開閉自在となり、収納する布団2の出し入れを可能とする。 【0024】 図1ないし図5に示すように、第1のカバー11の内面には、略正方形状の別布14が 、当該別布の隅部14aが第1のカバーの隅部11aに当接するように載置されている。 かかる別布14は、後記する第2の別布15とともに、布団2を入れた布団カバー1を折 りたたんだ状態でクッション3(図10参照)として使用した場合に、当該クッション3 の外側に現れる部分となる。また、別布14には、装飾性を備えるべく、表面(第2のカ バー12の内面と対向する面であり、布団カバー1を折りたたんだ状態でクッション3と して使用した場合に、クッション3の外側に現れる面のこと。以下別布14について同。 )に対して模様(格子模様)が施されている。 【0025】 また、図1ないし図5に示すように、略正方形状の別布14は、4辺のうち別布の隅部 14aから延びる2辺14x,14y(図3及び図4参照)については、第1のカバーの 隅部11aから延びる縦辺11x及び横辺11y(図3及び図4参照)に当接した状態で 後記するリバーシブルファスナー16,17とともに縫製されて固定される。 【0026】 図2は布団カバー1の背面図、図3は隅部11a付近の部分拡大図を示す。別布14の 残りの2辺14v,14zは、後記する第2の別布15の残りの2辺15v,15z(4 辺のうち第2の別布の隅部15aから延びる2辺15x、15y以外の残りの2辺15v 、15z)と併せて、第1のカバー11及び第2のカバー12には固定されていない。従 って、外部には別布14や第2の別布15と第2のカバー等11,12を固定するための 縫い目は現れず、外観も良好となる。なお、別布14の残りの2辺14v,14zは、後 記する第2の別布15の残りの2辺15v,15zと、それぞれの対応する辺(向かい合 う辺のこと。14vと15v、14zと15z)同士が互いに当接された状態で接合され ている 【0027】 図4は、図1において第1のカバー11と第2のカバー12を開いた展開図である(実 際は、別布の隅部14aは第1のカバーの隅部11aに当接し、別布の隅部14aから延 びる2辺14x,14yが、第1のカバーの隅部11aから延びる縦辺11x及び横辺1 1yに当接した状態で後記するリバーシブルファスナー16,17とともに縫製されて固 定されているものである。)。なお、別布14における、別布の隅部14aから延びる2 辺14x、14yについては、第1のカバーの隅部11aから延びる縦辺11x及び横辺 11yに当接した状態で固定されているが、当該縦辺11x及び横辺11yに沿った状態 で固定されるようにしても構わない。 【0028】 また、前記した別布14と同じ形状の第2の別布15が第2のカバー12の内面に載置 されている。この第2の別布15は、第2の別布の隅部15aが第2のカバーの隅部12 aに当接するようにして載置され、前記した別布14と同様、表面(第1のカバー11の 内面と対向する面であり、布団カバー1を折りたたんだ状態でクッション3として使用し た場合に、クッション3の外側に現れる面のこと。以下第2の別布15について同。)に 格子模様が施されている。 【0029】 略正方形状の第2の別布15は、4辺のうち第2の別布の隅部15aから延びる2辺1 5x,15yは、第2のカバーの隅部12aから延びる縦辺12x及び横辺12yに当接 した状態で、後記するリバーシブルファスナー16,17とともに縫製されて固定される 。なお、かかる第2の別布15における、第2の別布の隅部15aから延びる2辺15x 、15yについては、別布14と同様、第2のカバーの隅部12aから延びる縦辺12x 及び横辺12yに当接した状態での固定のほか、当該縦辺12x及び横辺12yに沿った 状態で固定されるようにしても構わない。 【0030】 なお、前記したように、別布14と第2の別布15において、4辺のうち別布の隅部1 4aから延びる2辺14x,14y以外の残りの2辺14v,14z、あるいは第2の別 布の隅部15aから延びる2辺15x,15y以外の残りの2辺15v,15zは、第1 のカバー等11,12とは縫合・固定されず、それぞれの対応する辺(14vと15v、 14zと15z)同士が互いに当接された状態で接合されている(図4等を参照)。図5 は、図1のV−V断面図であるが、図5に示すように、第1のカバー11の内面と別布1 4の裏面(別布14の表面の反対側の面)との間に空間5、及び第2のカバー12の内面 と第2の別布15の裏面(第2の別布15の表面の反対側の面)との間に空間6が形成さ れることになる。このような構成として2つの空間5,6ができることにより、2辺(1 4vと15v、14zと15z)同士が良好に固定された状態で、布団カバー内部におけ る布団の挿入位置の選択性が向上し、扱いやすくなる。更には、折りたたんだ場合の形状 も整いやすくなる。そして、前記したように、別布14及び第2の別布15を第1のカバ ー11や第2のカバー12に固定するための縫い目等が外部に現れないため、外観が良好 となり、また、当該固定する手間も省け、簡便に製造することができる。 【0031】 また、別布14の2辺14v,14z、あるいは第2の別布15v,15zが衝合する 、別布14及び第2の別布15の表面における、別布の他の隅部14b(及び第2の別布 の他の隅部15b)にはタブ18が取り付けられている。このようにしてタブ18が取り 付けられていることにより、布団カバー1を折りたたんで別布14及び第2の別布15が 外側に現れる場合にあっては、折りたたんで形成されたクッション3(図10参照)の隅 部にかかるタブ18が現れることとなる。そしてクッション3の隅部にあるタブを引っ張 ることによりクッション3の格好が整えやすくなる等、クッション3としての使い勝手が 向上する。なお、タブ18の位置は、別布の他の隅部14b(及び第2の別布の他の隅部 15b)付近としても問題はない。 【0032】 本実施形態の布団カバー1のように、布団カバー1の縦辺と横辺(第1のカバー11及 び第2のカバー12の縦辺と横辺と同様。)が概ね縦辺/横辺=3/2とした構成にあっ ては、略正方形状の別布及び第2の別布の寸法は、1辺が布団カバー1の縦辺に対して1 /3と同じかやや長い長さ、また、布団カバー1の横辺に対して1/2と同じかやや長い 長さとすればよい。また、かかる寸法とした場合には、別布14及び第2の別布15は、 布団カバー1全体の1/6と同じかやや大きいサイズとなる。 【0033】 また、別布14及び第2の別布15が載置された第1のカバー及び第2のカバーの隅部 11a,12aから延びる2辺には、別布及び第2の別布の隅部14a,15aから延び る2辺14x,14y,15x,15yに沿ってそれぞれリバーシブルファスナー16, 17が取り付けられている。これにより、第1のカバー及び第2のカバーの隅部11a, 12aから延びる2辺が開閉自在となる。リバーシブルファスナー16,17は、それぞ れのスライダ161,171を、これらのリバーシブルファスナー16,17が取り付け られた隣り合う2辺(第1のカバー及び第2のカバーの隅部11a,12aから延びる2 辺と同意。)が衝合する隅部11a,12aに向かってスライドさせることにより閉じ、 これと逆に向かってスライドさせることにより開くようになっている。なお、かかるリバ ーシブルファスナー16,17は、本実施形態のように隅部11a,12aから延びる縦 辺11x,12x及び横辺11y,12yのそれぞれに取り付ける構成のほか、1つのリ バーシブルファスナーで、当該隅部11a,12aから延びる縦辺11x,12x及び横 辺11y,12yを一連に繋ぐようにして取り付けるようにしてもよい。 【0034】 布団カバー1を構成する第1のカバー11及び第2のカバー12は、布団カバー1とし て通常使用される布で形成させればよく、例えば、綿、麻、絹等の天然繊維や、ポリエス テル、アクリル等の合成繊維等の従来公知の繊維で形成させることができる。また、別布 14や第2の別布15は、例えば、綿、麻、絹等の天然繊維や、ポリエステル、アクリル 等の合成繊維等の従来公知の合成繊維や皮革、合成皮革等で形成させることができる。 【0035】 本実施形態にあっては、第1のカバー等11,12の他の辺については、第1のカバー 11と第2のカバー12の周縁が縫製することにより袋状とされている。そして、使用に 際しては、前記したスライドファスナー131を開けた状態で、開口部13より布団2を 入れ、スライドファスナー131を閉じることにより、布団2は布団カバー1の内側に収 納される。このようにして、布団2は布団カバー1に被覆されることになる。 【0036】 (II)本発明の布団カバー1のクッション3(図10参照)としての使用方法の一例: また、本発明の布団カバー1は、布団2を被覆した状態で、例えば、下記手順(1)〜 (5)のようにして折りたたむことにより、クッション3として使用することができる。 【0037】 ここで、図6は布団2が収納された布団カバー1を縦半分に折り返した状態を示した斜 視図、図7は、縦半分に折り返した布団カバー1を更に内側に三つ折りにした状態を示し た斜視図、図8は、リバーシブルファスナー16,17を開け、第2のカバー12(及び 第2の別布15)を折り返した状態を示した斜視図、図9は、第2の別布15を捲り上げ た状態を示した斜視図、図10はクッション3の斜視図、をそれぞれ示す。 【0038】 (1)まず、使用者(図示しない)から見て、隅部11a,12a(図1参照)が左手前 となる状態として、図6のように、布団カバー1の縦辺同士が重なり合うようにして、図 6の矢印方向に縦半分に折り返す。 【0039】 (2)次いで、図7のように、図7の矢印方向に内側に三つ折りにする。これにより、縦 辺と横辺が概ね縦辺/横辺=3/2とした当初の布団カバー1の1/6の大きさの略正方 形状となる。なお、この状態では、第2のカバー12が上面(図7の手前側)に現れてい ることになる。 【0040】 (3)(2)の状態で、図8のように、2つのリバーシブルファスナー16,17をとも に開けて、上面に現れている第2のカバー12を折り返す。これにより、第2の別布15 及び別布14が現れる。 【0041】 (4)第2の別布15を引き上げ、当該第2の別布の隅部15aと別布の隅部14aが重 なり合い、別布14及び第2の別布15が外側に現れるように、第2の別布15を図8の 矢印方向に捲り上げるようにする。これにより、折りたたまれた布団等2,11,12は 、図9に示すように全て別布14及び第2の別布15に覆われることになる。また、別布 14及び第2の別布15の表面における、別布の他の隅部14b(及び第2の別布の他の 隅部15b)に取り付けられたタブ18が、図9に示すように、クッション3の隅部に取 り付けられたタブ18として外側に現れることになる。 【0042】 (5)最後に、2つのリバーシブルファスナー16,17をともに閉じて、取り付けられ たタブ18を引っ張ることにより、形状が整えられ、略正方形状のクッション3となる( 図10参照)。また、このようにクッション3となった場合には、外側に現れるのは表面 に模様が施された別布14と第2の別布15となり、装飾性が良好なクッション3となる 一方、第1のカバー11、第2のカバー12及び布団2は全て別布14及び第2の別布1 5の内側に隠れ、クッション3の外側に現れることはない。 【0043】 (III)本発明の効果: 以上説明した構成の本発明の布団カバー1によれば、布団2を収納した状態で掛け布団 等として使用できるだけでなく、例えば前記(1)〜(5)の手順により折りたたんだ状 態で、別布14及び第2の別布15を外側に現し、リバーシブルファスナー16,17を 閉めることによりクッション3として使用することができ、また、クッション3とするこ とができることにより、掛け布団等として使用しない場合にも、保管について場所をとら ず、携帯性・収納性にも優れる。また、折りたたんでクッション3とした場合に外側に現 れる別布14及び第2の別布15が、第1のカバー11や第2のカバー12の内面に載置 されて布団カバー1の内側に隠れている構成を採用しているので、通常の掛け布団等とし て使用する場合には別布等14,15が汚れることがなく、布団カバー1の汚損を効率よ く抑制することができる。 【0044】 また、布団カバー1の外観としても、通常の掛け布団等として使用する場合には、別布 14や第2の別布15が外側に現れないことから布団カバー1としての美観も向上する。 そして、本実施形態にあっては、クッション3の外側に現れる別布14及び第2の別布1 5の表面には模様が施されているので、クッション3として使用した場合における装飾性 がより向上した布団カバー1となる。また、別布14及び第2の別布15の面積は第1の カバー11や第2のカバー12と比べて小さく、交換も容易なので、インテリア嗜好等に 併せて、種々の模様等を施すことが可能となる。 【0045】 [実施形態の変形] なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記し た実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的及び効果を達成できる 範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。ま た、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達 成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。本発明は前記した各実 施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本 発明に含まれるものである。 【0046】 例えば、前記した第1実施形態等では、別布14と第2の別布15は、それぞれ別々の 布で形成された構成を示したが、別布14と第2の別布15を一体化させて、1枚の布で 形成させるようにしてもよい。これにより、布のロスを低減化でき、また、製造も簡略化 できることにより、コストの削減につながる。また、第1のカバー11と第2のカバー1 2も、一体化させて、1枚の布で形成させるようにしてもよい。 【0047】 前記した第1実施形態等の布団カバー1は、図1等に示すように、布団カバー1の縦辺 と横辺を概ね縦辺/横辺=3/2、別布及び第2の別布の形状を略正方形状とし、また、 これらの寸法は、1辺が布団カバー1の縦辺に対して1/3と同じかやや長い長さ、布団 カバー1の横辺に対して1/2と同じかやや長い長さとし、別布14及び第2の別布15 は、布団カバー1全体の1/6と同じかやや大きいサイズとした態様を示したが、第1実 施形態において挙げた布団カバー1(第1のカバー11,第2のカバー12)、別布14 、第2の別布15等の寸法はあくまでも例示であり、これには限定されない。すなわち、 本発明の布団カバー1(第1のカバー11及び第2のカバー12)における縦辺と横辺の 比、別布14及び第2の別布15の形状や寸法は、任意に決定することができ、例えば、 折りたたんでクッション3とした場合に外側に現れる別布14や第2の別布15は、矩形 状であれば、略正方形状のほか、略長方形状としてもよい。また、別布14や第2の別布 15の寸法も、布団カバー1の横辺の1/2と同じかやや長い長さを1辺とする正方形と した前記した実施形態のほか、布団カバー1の横辺の1/2と同じかやや長い長さを長辺 や短辺とする略長方形状としてもよい。加えて、別布及び第2の別布の形状が、布団カバ ーの横辺の1/3と同じかやや長い長さを長辺または短辺とする略長方形状や、布団カバ ー1の横辺の1/3と同じかやや長い長さを1辺とする略正方形状としても問題はない。 更には、別布14や第2の別布15は、布団カバー1の寸法に対してここに示す以外の寸 法の略長方形状や略正方形状としても全く問題はない。 【0048】 また、かかる形状を任意に設定することにより、前記した第1実施形態における(1) 〜(5)で示した使用方法についても、例えば(1)における縦半分の折り返しが、三つ 折りないしはそれ以上の折り返しとなり、(2)における三つ折りについても、二つ折り 、四つ折りあるいはそれ以上の折りとなる場合もあり、これらの方法については、布団カ バー1(第1のカバー11及び第2のカバー12)の縦辺と横辺の比、別布14及び第2 の別布15の形状や寸法等により、布団2等が収納された布団カバー1を適当に折りたた んで、その後、別布14及び第2の別布15が外側に現れるようにできる方法として、適 宜決定することができる。 【0049】 また、前記した第1実施形態等では、折りたたんでクッション3とした場合に外側に現 れる別布14及び第2の別布15の表面の装飾性を向上させるべく、これらの表面に格子 模様を施した態様を示したが、別布等14,15に対しては任意のデザインを施すことが できる。装飾性を向上させるための装飾処理としては、模様の他、例えば、色彩、絵柄等 を施すようにすればよい。また、別布14と第2の別布15の色、柄、素材等を工夫し、 コーディネートすることも可能である。 その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範 囲で他の構造等としてもよい。 【産業上の利用可能性】 【0050】 本発明は、例えば、掛け布団、敷き布団、及び毛布といった布団等を収納・被覆する布 団カバーとして有利に使用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】本発明の第1実施形態に係る布団カバーを示す正面図である。 【図2】図1の布団カバーを示す背面図である。 【図3】図1において、隅部付近の部分拡大図である。 【図4】図1において、第1のカバーと第2のカバーを開いた展開図である。 【図5】図1のV−V断面図である。 【図6】布団が収納された布団カバーを縦半分に折り返した状態を示した斜視図である。 【図7】縦半分に折り返した布団カバーを更に内側に三つ折りにした状態を示した斜視図である。 【図8】リバーシブルファスナーを開け、第2のカバーを折り返した状態を示した斜視図である。 【図9】第2の別布を捲り上げた状態を示した斜視図である。 【図10】クッションの斜視図である。 【符号の説明】 【0052】 1 布団カバー 2 布団 3 クッション 5,6 空間 11 第1のカバー 11a 第1のカバーの隅部 11x 第1のカバーの隅部から延びる縦辺 11y 第1のカバーの隅部から延びる横辺 12 第2のカバー 12a 第2のカバーの隅部 12x 第2のカバーの隅部から延びる縦辺 12y 第2のカバーの隅部から延びる横辺 13 開口部 131 スライドファスナー 14 別布 14a 別布の隅部 14b 別布の他の隅部 14x,14y 別布の隅部から延びる2辺 14v、14z 残りの2辺 15 第2の別布 15a 第2の別布の隅部 15b 第2の別布の他の隅部 15x,15y 第2の別布の隅部から延びる2辺 15v、15z 残りの2辺 16 リバーシブルファスナー 161 スライダ 17 リバーシブルファスナー 171 スライダ 18 タブ
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| 【出願人】 |
【識別番号】506187898 【氏名又は名称】森 正子
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| 【出願日】 |
平成18年9月21日(2006.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100115842 【弁理士】 【氏名又は名称】秦 正則
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| 【公開番号】 |
特開2008−43718(P2008−43718A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−256313(P2006−256313) |
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