| 【発明の名称】 |
ハンガー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鎮守 靖則
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| 【要約】 |
【課題】衣類の首部開口を伸ばすことなく簡便かつスムーズに衣類に装着させることができるとともに、構造が簡単で安価に製造できるハンガー装置を提供する
【構成】衣類の肩掛け部を有する横に長いハンガー本体12と、ハンガー本体12に接続されて該ハンガー本体12を吊り下げ状に支持する支持部14と、を有し、ハンガー本体12の長手方向に沿って支持部14の接続位置を変更可能に設けられたことを特徴とするハンガー装置10から構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 衣類の肩掛け部を有する横に長いハンガー本体と、 ハンガー本体に接続されて該ハンガー本体を吊り下げ状に支持する支持部と、を有し、 ハンガー本体の長手方向に沿って支持部の接続位置を変更可能に設けられたことを特徴とするハンガー装置。 【請求項2】 支持部のハンガー本体に対する所定の接続位置でその位置を保持するように支持部を係止、解除可能に係止する係止装置が設けられたことを特徴とする請求項1記載のハンガー装置。 【請求項3】 ハンガー本体は長手方向に伸縮して肩掛け部の肩幅長を変更するように設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のハンガー装置。 【請求項4】 ハンガー本体は、複数の曲り杆を直線状に進退移動可能なように組み付けてその直線状伸縮部分に互いに平行な複数の直線部を形成しており、 支持部はそれぞれの直線部に同時に係合しつつそれらの長手方向に沿って移動できるように設けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のハンガー装置。 【請求項5】 各直線部は、内装杆部材を外側パイプ内に進退自在に挿嵌させてハンガー本体長さを伸縮自在としたことを特徴とする請求項4記載のハンガー装置。 【請求項6】 曲り杆は、内装杆部材と外側パイプとを曲成させて閉ループパイプ体を構成するように組み付けられ、その長手方向に伸縮するように設けられたことを特徴とする請求項5記載のハンガー装置。 【請求項7】 直線部は、曲り杆に加わるねじり力に抗して内装杆部材と外側パイプとが互いに長手軸線回りに回転するのを防止する回り止め構造を備えていることを特徴とする請求項5または6記載のハンガー装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、衣類の首部周りの伸びを防止できるハンガー装置に関する。 【背景技術】 【0002】 図12に示すように、例えば、従来のハンガー100は横に広がった肩掛け部の上端中央位置にフック部が固定されているものが広く利用されている。従来のハンガー100にTシャツやセーター等の胸前が開かず孔状の首部開口を有する衣類102を掛ける際には、衣類102の首部開口104から内に肩掛け部を一方端部からフック部の位置まで挿入し、そして他方側の端部を挿入させて衣類の肩部を支持する。しかしながら、肩掛け部の他方の端部を首部開口に挿入する際には、図の二点鎖線に示すように首部開口102を強制的に引っ張って首部開口を横に広げる必要があるので、衣類の首部開口が伸びて変形してしまう問題があった。 【0003】 一方、例えば、特許文献1には、Tシャツ等の首部開口の形を崩さないことを目的とする衣服用ハンガーが提案されている。特許文献1では、縦長方形状の基板と、基板に上下に摺動可能に支持され上部にラックが形成された摺動杆と、基端部を基板に枢支しつつ該基端部に摺動杆のラックと噛み合うピニオンが形成された肩受け杆と、を有し、摺動杆の上下動に連動して肩受け杆を上下に回動させる衣服用ハンガーが開示されている。そして、この衣服用ハンガーは、衣服の首部開口から衣服内に挿入し、挿入後にハンガーの摺動杆を下方に引くことにより肩受け杆を回動させて横に広げて、衣服の肩部を支持するものである。 【特許文献1】特開2006−61347号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、特許文献1の衣服用ハンガーでは、部品点数が多く、枢支部やラック、ピニオン機構等を有しているので構造が複雑であり、高コストなものであった。また、肩受け杆を回動させる際には、衣服の内部に挿入されている摺動杆を操作する必要があるので操作性も悪く、実用性が低いという問題があった。 【0005】 本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、衣類の首部開口を伸ばすことなく簡便かつスムーズに衣類に装着させることができるとともに、構造が簡単で安価に製造できるハンガー装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するために本発明は、衣類102の肩掛け部を有する横に長いハンガー本体12と、ハンガー本体12に接続されて該ハンガー本体12を吊り下げ状に支持する支持部14と、を有し、ハンガー本体12の長手方向に沿って支持部14の接続位置を変更可能に設けられたことを特徴とするハンガー装置10から構成される。 【0007】 また、支持部14のハンガー本体12に対する所定の接続位置でその位置を保持するように支持部14を係止、解除可能に係止する係止装置32が設けられたこととしてもよい。 【0008】 また、ハンガー本体12は長手方向に伸縮して肩掛け部の肩幅長を変更するように設けられたこととしてもよい。 【0009】 また、ハンガー本体12は、複数の曲り杆20を直線状に進退移動可能なように組み付けてその直線状伸縮部分に互いに平行な複数の直線部18を形成しており、支持部12はそれぞれの直線部18に同時に係合しつつそれらの長手方向に沿って移動できるように設けられたこととしてもよい。 【0010】 また、各直線部18は、内装杆部材24,24aを外側パイプ22、22a内に進退自在に挿嵌させてハンガー本体12長さを伸縮自在としたこととしてもよい。 【0011】 また、曲り杆20は、内装杆部材24,24aと外側パイプ22,22aとを曲成させて閉ループパイプ体を構成するように組み付けられ、その長手方向に伸縮するように設けられたこととしてもよい。 【0012】 また、直線部18は、曲り杆に加わるねじり力に抗して内装杆部材24,24aと外側パイプ22,22aとが互いに長手軸線回りに回転するのを防止する回り止め構造を備えていることとしてもよい。 【発明の効果】 【0013】 本発明のハンガー装置によれば、衣類の肩掛け部を有する横に長いハンガー本体と、ハンガー本体に接続されて該ハンガー本体を吊り下げ状に支持する支持部と、を有し、ハンガー本体の長手方向に沿って支持部の接続位置を変更可能に設けられたことから、支持部のハンガー本体に対する接続位置を変更させることで、前胸が開かず頭からかぶって着る衣類であっても首部開口をほとんど又は全く伸ばすことなく首部開口からハンガー本体をスムーズに挿入することができるとともに挿入後に再び支持部の接続位置を変更させてハンガー本体に衣類を掛ける状態とすることができる。また、ハンガー本体を衣類内に挿入した状態でも支持部は首部開口から外部に出ているので、支持部を手で簡便に操作することができ使い勝手がよい。さらに、支持部の接続位置の変更可能な構成を、例えばスライド構成等の簡単な構造で実現でき、製造コストも安い。 【0014】 また、支持部のハンガー本体に対する所定の接続位置でその位置を保持するように支持部を係止、解除可能に係止する係止装置が設けられた構成とすることにより、ハンガー本体の所定の接続位置に設定した支持部が長手方向へずれるのを防止できる。例えば、ハンガー装置に衣類を掛けている状態で不意に支持部のハンガー本体に対する接続位置が変化することによる衣類の落下や、衣類にしわが生じる等を良好に防止できる。 【0015】 また、ハンガー本体は長手方向に伸縮して肩掛け部の肩幅長を変更するように設けられた構成とすることにより、1つのハンガー装置でサイズの異なる衣類に幅広く対応して良好に支持することができる。 【0016】 また、ハンガー本体は、複数の曲り杆を直線状に進退移動可能なように組み付けてその直線状伸縮部分に互いに平行な複数の直線部を形成しており、支持部はそれぞれの直線部に同時に係合しつつそれらの長手方向に沿って移動できるように設けられたことにより、ハンガー本体は長手方向に伸縮できる構成を曲り杆を組み付けただけの簡単な構造で具現できるとともに、直線部によりハンガー本体の伸縮を安定、円滑、確実に行える。さらに、支持部の接続位置の変更も直線部に沿って移動させるだけで簡便に行えるとともに、複数の直線部により安定的に案内されながら移動されるので確実性、操作性が高い。 【0017】 また、各直線部は、内装杆部材を外側パイプ内に進退自在に挿嵌させてハンガー本体長さを伸縮自在としたことから、簡単な構造で安定して伸縮される直線部を具現でき、製造コストを安価にしうる。 【0018】 また、曲り杆は、内装杆部材と外側パイプとを曲成させて閉ループパイプ体を構成するように組み付けられ、その長手方向に伸縮するように設けられた構成とすることにより、変形しにくい強固なハンガー本体の構造を簡単なパイプ構成で実現でき、低コストで製造できる。同時に、ハンガー本体長さの長手方向の伸縮を安定かつスムーズに行えるとともに支持部のハンガー本体に対する移動も安定かつスムーズに行え、さらには、衣類をハンガー本体に掛けた際にも衣類を良好に支持できる。 【0019】 また、直線部は、曲り杆に加わるねじり力に抗して内装杆部材と外側パイプとが互いに長手軸線回りに回転するのを防止する回り止め構造を備えていることから、例えば、組み付けられた複数の曲り杆の両端側に互いに逆方向にねじるような力が加わった場合でも、複数の直線部はねじれ等の変形を起こすことなく互いに平行な直線状態を保持できる結果、直線部の直線状伸縮動作及び直線部に係合する支持部の移動を常に安定かつ円滑な状態で維持できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下添付図面を参照しつつ本発明のハンガー装置について説明する。本発明のハンガー装置は、種々の衣類の肩部を掛けて支持するものであって、例えば、Tシャツやセーター等の頭からかぶって着るプルオーバータイプの衣類であっても首部開口の周りの伸びや形崩れを防止しながら掛け操作または離脱操作することができるハンガーである。図1ないし図11は、本発明のハンガー装置の第1の実施の形態を示している。本実施形態において、ハンガー装置10は、衣類の肩掛け部を有する横に長いハンガー本体12と、ハンガー本体12に接続されてハンガー本体12を吊り下げ状に支持する支持部14と、を有し、ハンガー本体12の長手方向に沿って支持部14の接続位置を変更可能に設けられている。 【0021】 本実施形態では、ハンガー本体12は、図1、図2、図3に示すように、例えば、正面視横長直線状に形成された枠状体からなり、衣類の内部に挿入されて両端部側が肩掛け部となって衣類の肩部を内側から支持する。ハンガー本体12は、左右両端部に形成された曲成部16と、奥行幅方向にある程度離隔しつつ互いに平行に対向して配置された2つの直線部18と、を形成して平面視横長閉鎖枠状体となっている。本実施形態では、直線部18に支持部14が接続される。ハンガー本体12は、同一形状の2つの曲り杆20を組み付けて設けられている。各曲り杆20は略U字状に設けられており、ハンガー本体12の両端部を形成する曲成部16と、曲成部16に一体的に接続されて平行に配置された2本の直杆部と、が一体的に設けられている。図4にも示すように、曲り杆20は、例えば、硬質合成樹脂等からなり、断面円形状の中空パイプからなる外側パイプ22と、外側パイプの内径と略同じ大きさの外径を有する中実(又は中空)の内装杆部材24と、を有している。曲り杆20は、外側パイプ22と内装杆部材24との端部どうしを連結させて、外側パイプの連結端部側部分、すなわち外側パイプ22と内装杆部材24とを接続した接続杆部材の中間となる位置をU字状に曲成させて、曲成部16を形成しつつ、直線状に延びた外側パイプ22とを内装杆部材24とが互いに平行に対向させるように形成されている。これらの曲り杆20を互いにそれぞれの直杆部となる内装杆部材24を他方の外側パイプ22内に進退自在に挿嵌させて、それらの曲り杆20どうしが長手方向に直線状に進退移動可能でかつ閉ループパイプ体を構成するように組み付けられる。すなわち、その内装杆部材24を外側パイプ22内に進退自在に挿嵌させることにより構成される直線状伸縮部分が互いに平行な2本の直線部18となる。これにより、ハンガー本体12は長手方向の長さが伸縮自在であり、肩掛け部の肩幅長を変更できるようになっている。また、閉ループパイプ体で構成されるとともに平行な2本の直線部18を含む構成により、強度が高く変形しにくく、曲り杆の直線状の進退移動が安定して行え、伸縮操作をスムーズに行える。本実施形態では、外側パイプ22及び内装杆部材24の直杆部部分の長さは略同じ長さで設けられており、内装杆部材24が外側パイプ内に完全に挿入されるとともに伸長時には長手方向の長さが縮小時の約2倍の長さとなるように設定されている。なお、曲り杆は断面円形に限らず、後述の実施形態のように例えば、断面略I字状、多角形状等その他任意の形状としてもよい。また、ハンガー本体は、3本以上の複数の曲り杆を組み付けて構成してもよく、複数の直線部を形成してもよい。 【0022】 支持部14は、ハンガー本体12の長手方向に沿って接続位置を変更可能に設けられている。本実施形態では、図1、図2、図3に示すように、支持部14は、例えば、ハンガー本体12の直線部18に上方側に逆T字状に突出して配置された状態で接続されるフック体26からなる。フック体26は、縮状態のハンガー本体12に対して長手方向に沿って一端から他端の曲成部近傍位置までスライド自在に接続部27をそれらの直線部18に摺動させて任意の位置に設定できるようになっている。よって本実施形態では、フック体のハンガー本体12に対するスライド操作のみで接続位置の変更操作を簡便に行えるようになっている。本実施形態では、フック体26は、例えば、図2に示すように平行に配置された直線部18の外側パイプ22に架設状に跨るように接続され、2つの外側パイプ22に同時に係合しつつ安定的に案内されながらそれらの長手方向に沿って自在に移動できる。具体的には、フック体26は、例えば、硬質合成樹脂から形成されており、接続部として各々の外側パイプ22の直線部分の外側に外嵌状に係合して該外側パイプ22の長手方向に沿って自在に移動可能とするスライドスリーブ部28と、スライドスリーブ部28を両側に連結して2つの外側パイプ22に跨設状に配置される連結基部29と、連結基部29の上方側に立設状に連結されたフック部30と、が一体的に設けられている。本実施形態では、フック体26は後述のストッパ部38により移動を規制され外側パイプ22にのみ摺動係合するようになっており、常に平行に配置された2つの外側パイプ22に同時に係合した状態が保持される。このようにフック体26のハンガー本体12に対する接続位置を変更可能とすることにより、例えば、ハンガー本体12に衣類を掛ける作業でハンガー本体12を衣類の首部開口から挿入する際には、フック体26をハンガー本体12の後から衣類内に挿入される端部側に近付けて接続しておくことで、衣類の首部開口を伸ばすことなく円滑に挿入することができる。さらに、フック体26をハンガー本体12に対して接続位置を中央位置に戻して左右バランスのとれた安定した状態で吊り下げ状に支持することができる。なお、フック部は、例えば、物干し竿等の長手方向に対してハンガー本体の長手方向が直交となる向きで固定されているがその向きは任意に設定してよく、縦軸回りに回転して向きを自在に変更できるように構成されていても良い。また、支持部は、フック体に限らず、例えば、環状のものや、互いに近接離間して物干し竿等を挟持するもの等でもよく、ハンガー本体を吊り下げ状に支持させ得るものであれば任意でよい。 【0023】 本実施形態では、フック体26がハンガー本体12に対する所定の位置でその位置を保持するように、すなわち、ハンガー本体12の所定の位置に接続させたフック体26がハンガー本体12の長手方向に沿って容易に移動するのを規制するように、フック体26をハンガー本体12の長手方向に対して係止、解除可能に係止する係止装置32が設けられている。図5、図6、図7に示すように、係止装置32は、例えば、フック体26側に設けられ外側パイプ22に向けて断面円弧状に突設した凸部34と、凸部34を受け入れてフック体26を係止させるように外側パイプ22の外周面に設けられた断面円弧状の凹部36と、を含む。凸部34は、フック体のスライドスリーブ部28の一部が分割されて形成された係止片35の端部側に一体的に設けられており、凸部34は係止片の素材による弾性変形、復元により外側パイプ22に向けて常時付勢されている。凹部36は、ハンガー本体12が縮状態でフック体26の接続位置が長手方向のセンターとなる位置に対応した位置に設けられている。図5に示すように、フック体26をセンター位置に移動させるとフック体の係止片35の素材による弾性付勢力により凸部36が外側パイプ22の凹部内に挿入されて係止状態となり、フック体がその接続位置からハンガー本体の長手方向へ位置ずれするのを防止する。例えば、フック体26がハンガー本体12のセンター位置で接続された状態では、左右のバランスがとれた安定した状態となるので、長手方向への移動を防止してこの接続位置を保持することで良好にハンガー本体に掛けた衣類を支持できる。一方、図6に示すようにフック体26を手で強制的に係止片35の素材の弾性力に抗してスライド方向に強い力を加えると、係止片35が外側に変形して凸部34が凹部36から離脱して、フック体26をハンガー本体に対して自在にスライド移動させてその接続位置を変更できる。なお、本実施形態では凹部36はそれぞれの外側パイプ22に1個ずつ設けたがこれに限らず、例えば、外側パイプの長手方向に沿って所定の間隔に複数個設けることとしてもよい。また、係止装置の構成は上記形態のものに限らず、例えば、外側パイプ22側に半球状の凸部を設けフック体のスライドスリーブ部内側に凹部を設ける構成、スライドスリーブ部と外側パイプ又は内装杆部材とを貫通するピンにより係止するピン止め構成、スライドスリーブ部の内部又は曲り杆の外部にゴム等を配置させて摩擦により係止力を作用させる摩擦係止構成等、その他任意の係止構成でもよい。 【0024】 また、図4、図5、図6に示すように、本実施形態では、ハンガー本体12にはフック体26のスライド移動範囲を規制するストッパ部38が設けられている。ストッパ部38は、例えば、各外側パイプ22の他の曲り杆20の内装杆部材24を挿入している端部に一体的に固設された突起部からなり、フック体26のスライドスリーブ部28の端部に当たって外側パイプ22からのフック体26の離脱を防止している。また、本実施形態では、このストッパ部38は、図4に示すように、曲り杆20を互いに離隔方向に進退させて直線部18を長手方向に伸ばした際に、2つの外側パイプ22のストッパ部38とスライドスリーブ部28とが係止され、それ以上の曲り杆20の退避方向への移動を妨げる。これにより、曲り杆20どうしの分離すなわち、外側パイプ22内から内装杆部材24の離脱防止としても機能する。 【0025】 次に図8、図9を参照しつつ本実施形態に係るハンガー装置10の作用を説明する。本実施形態に係るハンガー装置10に例えばTシャツ等の衣類102を掛ける際には、図8に示すように、まず、支持部14をハンガー本体12の長手方向に沿ってスライド移動させて支持部14の接続位置をハンガー本体の長手方向のいずれかの端部側、例えば左端部側に設定する。ハンガー本体12の支持部14から離隔した端部である右端部側から衣類102の首部開口104を介して内に挿入し、次に他方の左端部を挿入する。この際、支持部14とハンガー本体12の後から衣類内に挿入される左端部との長さが比較的短いので、首部開口をほとんど又は全く伸ばすことなく、スムーズに挿入することができる。従って、衣類102の首部開口104の周囲の伸びや形崩れを良好に防止できる。ハンガー本体12を衣類102内に挿入した後には、図9に示すように、支持部14をハンガー本体12のセンター位置にスライド移動して、ハンガー本体12の両端部側の肩掛け部で衣類の両肩部を支持させる。このようにして、ハンガー装置にTシャツ等の衣類を円滑に掛けることができる。また、図4に示すように、必要に応じて、曲り杆20を互いに進退させてハンガー本体12の長さを伸縮することができ、1つのハンガー装置で子供用衣類から大人用衣類まで大きさの異なる衣類にも幅広く対応して良好に支持することができる。一方、衣類102からハンガー装置10を離脱する際にも、同様に、支持部14をスライド移動させてハンガー本体12の端部位置に接続した状態とすることで、首部開口104を伸ばすことなく円滑に外すことができる。なお、当然ながら本実施形態に係るハンガー装置10はワイシャツ、コート、和服、浴衣等の胸開きする衣類を掛けることもできる。 【0026】 次に、図10、図11を参照しつつ本発明のハンガー装置の第2の実施形態について説明するが、上記実施形態と同一部材には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。この実施形態に係るハンガー装置10aは、上記第1実施形態と略同じ構成であるが、曲り杆20aの縦断面形状が異なっている。本実施形態では、曲り杆20aの外側パイプ22aと内装杆部材24aは縦断面略I字状に設けられている。よって、例えば、組み付けられた2つの曲り杆20aの両端側に互いに逆方向にねじるように作用するねじり力が加わった際に、外側パイプ22aと内装杆部材24aとが互いに長手軸線回りに回転することがなく、それらが構成する2本の直線部18がねじれるのを防止して互いに平行な状態を保持する。すなわち、本実施形態では、外側パイプ22aと挿嵌される内装杆部材24aの縦断面形状により長手軸線回りに回転するのを防止する回り止め構造40を実現している。従って、ハンガー本体12の長手方向長さの直線状伸縮やフック体26の外側パイプ22aに対する移動を安定かつ円滑な状態に常に維持できる。なお、曲り杆20aの縦断面形状は、例えば、三角形状、四角形状、その他の多角形状、それらの多角形の隅部を丸くしたもの、又はT字状、H字状その他異形形状等、縦断面形状が非円形となる任意の形状でもよい。 【0027】 以上説明した本発明のハンガー装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。 【産業上の利用可能性】 【0028】 本発明のハンガー装置は、種々の衣類を掛けるのに用いられ、特にTシャツ、トレーナー、セーター等の胸前が開かず頭からかぶって着るプルオーバータイプの衣類を首部開口の周りの伸びや型崩れを防止しながら掛けるのに好適に利用できる。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の第1の実施形態に係るハンガー装置の正面図である。 【図2】図1のハンガー装置の平面図及び作用説明図である。 【図3】図1のハンガー装置のA−A線断面図である。 【図4】ハンガー本体を長手方向に伸ばした状態を示す一部省略作用説明図である。 【図5】図1のハンガー装置のB−B線で支持部の一部を断面した状態を示す一部省略断面拡大図である。 【図6】図5のハンガー装置の作用説明図である。 【図7】係止装置の一部拡大斜視説明図である。 【図8】図1のハンガー装置に衣類を掛ける又は離脱する際の作用説明図である。 【図9】図1のハンガー装置に衣類を掛ける又は離脱する際の作用説明図である。 【図10】本発明の第2の実施形態に係るハンガー装置の一部切欠斜視概略図である。 【図11】図10のハンガー装置の曲り杆の直線部での縦断面説明図である。 【図12】従来のハンガーに衣類を掛ける際の説明図である。 【符号の説明】 【0030】 10,10a ハンガー装置 12 ハンガー本体 14 支持部 20,20a 曲り杆 22,22a 外側パイプ 24,24a 内装杆部材 32 係止装置 40 回り止め構造
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| 【出願人】 |
【識別番号】501097938 【氏名又は名称】鎮守 靖則
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| 【出願日】 |
平成18年8月19日(2006.8.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092163 【弁理士】 【氏名又は名称】穴見 健策
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| 【公開番号】 |
特開2008−43620(P2008−43620A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−223696(P2006−223696) |
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