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【発明の名称】 額縁用飾枠
【発明者】 【氏名】二上 眞壽己

【要約】 【課題】サイズに多少の違いが額縁であっても、比較的容易且つ迅速に止着し、一体化することができる額縁用飾枠の提供。

【構成】額縁の外周部が収められる収納凹部を後面側に有し、収められた前記額縁の外周部の正面側を覆う額縁用飾枠において、前記収納凹部の一部に、収められた額縁の外周との間に隙間部を設け、前記隙間部に止着部材を裏面側から抜き差し自在に差し込むことによって、額縁と額縁用飾枠とを一体化して止着させる止着手段を構成したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
額縁の外周部が収められる収納凹部を後面側に有し、収められた前記額縁の外周部の正面側を覆う額縁用飾枠において、
前記収納凹部の一部に、収められた額縁の外周との間に隙間部を設け、前記隙間部に止着部材を裏面側から抜き差し自在に差し込むことによって、額縁と額縁用飾枠とを一体化して止着させる止着手段を構成したことを特徴とする額縁用飾枠。
【請求項2】
止着手段による額縁と額縁用飾枠との一体化は、隙間部に差し込まれた止着部材の押し込みによって生ずる、当該止着部の収納凹部内壁面と額縁の外周面とに対する押圧作用によることを特徴とする請求項1に記載の額縁用飾枠。
【請求項3】
止着部材は押し込みによって変形する部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の額縁用飾枠。
【請求項4】
止着部材は、間隙部に差し込まれる差込部と当該差込部から額縁の裏面側に延在して額縁の裏面の一部に当接される裏当部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項5】
額縁は角形にのみならず丸型、楕円型であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項6】
止着手段は複数箇所設けることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項7】
止着部材及び額縁用飾枠は、発泡スチロール製であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項8】
角形の額縁用飾枠において、
止着部材(4)は、枠本体(3)の収納凹部(1)の角隅に形成された平面L字状の止着凹部(2)と、前記止着凹部(2)との間に間隙部が形成されるように整合するL型の壁部(4a)と、その壁部(4a)の上端に一体に延在してL型内の上方を覆う天井部(4b)とを有し、
前記収納凹部(1)に額縁(5)の外周を収納した後に、前記止着凹部(2)と額縁(5)の外周との間に形成されるL型の間隙部に、前記止着部材を差し込み嵌着することによって、額縁(5)を枠本体(3)に止着することを特徴とする請求項1乃至請求項4、及び請求項6乃至請求項7の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項9】
止着凹部(2)の深さは収納凹部(1)より深く形成されたことを特徴とする請求項8に記載の額縁用飾枠。
【請求項10】
止着部材(4)は発泡スチロール製で且つ、その弾性変形が枠本体(3)のそれより大きく構成されたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の額縁用飾枠。
【請求項11】
止着部材(4)は、箱型部材(6)の四分割体の一つからなり、その箱型部材(6)は、一方が開放された箱状で且つ、その壁部(4a)及び天井部(4b)に平面十字状の分離用スリット(19)が形成され、そのスリット(19)を境に四等分できるように構成されたものからなることを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れかに記載の額縁用飾枠。
【請求項12】
収納凹部(1)の内壁面に、額縁(5)の外周縁に当接する調整凸部(12)を一体に形成し、前記調整凸部(12)の端面に平行して切断用の凹条(12a)を形成したことを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れかに記載の額縁用飾枠。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、写真や絵等を収納した額縁の周囲を、その額縁より更に大きな枠で飾るための額縁用飾枠に関し、例えば、葬儀用写真に用いる額縁用飾枠に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、既に下記特許文献1として、額縁用飾枠を提案している。これは葬儀の際、故人の写真を額縁に入れ、更にその額縁をそれより大きな発泡スチロール製飾り枠に嵌着し、その枠本体の正面に生花や造花の茎を刺して写真の周囲を飾るものである。
この枠本体(枠)は、後面側に額縁の外周に整合する平面方形の収納凹部を設けて、この収納凹部の内周を額縁の外周よりも僅かに小に形成し、発泡スチロールの弾性を利用して、額縁外周をその収納凹部に圧入し嵌着することによって、額縁と額縁用飾枠(枠本体)とを一体化させていた。
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3043560号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の上記額縁用飾枠では、額縁の外周に応じて額縁の収納凹部を形成する必要があったため、現実に存在する、微妙にサイズが異なる大小さまざまな額縁に対して予め一致すると思われるサイズを指定したり、或いは位置するように成形していても、実際には、サイズが僅かでも異なることにより収まりが悪くなってしまい、扱いに困ることが少なくなかった。
【0005】
このため、より多くのサイズの額縁に対応させようとすると、収納凹部を予め指定額縁の外周より大きなさい図に形成しておく必要があり、この場合は、額縁を収納した後に、裏面から紐等で改めて別途止着する手段を要すことになる等、余計な構成を施す必要があった。
【0006】
本発明は、上記した従来の額縁用飾枠における不都合の解消を目的としてなされたもので、サイズに多少の違いが額縁であっても、比較的容易且つ迅速に止着し、一体化することができる額縁用飾枠の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の額縁用飾枠の発明は、額縁の外周部が収められる収納凹部を後面側に有し、収められた前記額縁の外周部の正面側を覆う額縁用飾枠において、前記収納凹部の一部に、収められた額縁の外周との間に隙間部を設け、前記隙間部に止着部材を裏面側から抜き差し自在に差し込むことによって、額縁と額縁用飾枠とを一体化して止着させる止着手段を構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の額縁用飾枠において、止着手段による額縁と額縁用飾枠との一体化は、隙間部に差し込まれた止着部材の押し込みによって生ずる、当該止着部の収納凹部内壁面と額縁の外周面とに対する押圧作用によることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の額縁用飾枠において、止着部材は押し込みによって変形する部材であることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の額縁用飾枠において、止着部材は、間隙部に差し込まれる差込部と当該差込部から額縁の裏面側に延在して額縁の裏面の一部に当接される裏当部とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の額縁用飾枠において、額縁は角形にのみならず丸型、楕円型であることを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の額縁用飾枠において、止着手段は複数箇所設けることを特徴とする
【0013】
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の額縁用飾枠において、止着部材及び額縁用飾枠は、発泡スチロール製であることを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項4、及び請求項6乃至請求項7の何れかに記載の額縁用飾枠における角形の額縁用飾枠において、
止着部材(4)は、枠本体(3)の収納凹部(1)の角隅に形成された平面L字状の止着凹部(2)と、前記止着凹部(2)との間に間隙部が形成されるように整合するL型の壁部(4a)と、その壁部(4a)の上端に一体に延在してL型内の上方を覆う天井部(4b)とを有し、前記収納凹部(1)に額縁(5)の外周を収納した後に、前記止着凹部(2)と額縁(5)の外周との間に形成されるL型の間隙部に、前記止着部材を差し込み嵌着することによって、額縁(5)を枠本体(3)に止着することを特徴とする。
【0015】
請求項9の発明は、請求項8に記載の額縁用飾枠において、止着凹部(2)の深さは収納凹部(1)より深く形成されたことを特徴とする。
【0016】
請求項10の発明は、請求項9又は請求項10に記載の額縁用飾枠において、止着部材(4)は発泡スチロール製で且つ、その弾性変形が枠本体(3)のそれより大きく構成されたことを特徴とする。
【0017】
請求填11の発明は、請求項8乃至請求項10の何れかに記載の額縁用飾枠において、止着部材(4)は、箱型部材(6)の四分割体の一つからなり、その箱型部材(6)は、一方が開放された箱状で且つ、その壁部(4a)及び天井部(4b)に平面十字状の分離用スリット(19)が形成され、そのスリット(19)を境に四等分できるように構成されたものからなることを特徴とする。
【0018】
請求項12の発明は、請求項8乃至請求項11の何れかに記載の額縁用飾枠において、収納凹部(1)の内壁面に、額縁(5)の外周縁に当接する調整凸部(12)を一体に形成し、前記調整凸部(12)の端面に平行して切断用の凹条(12a)を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1乃至請求項12の各発明によれば、何れも、サイズに多少の違いが額縁であっても、比較的容易且つ迅速に止着し、一体化することができる。
【0020】
又、請求項8の発明によれば、額縁用飾枠は、枠本体3の後面に設けた収納凹部1の隅に平面L宇状の止着凹部2が形成され、その止着凹部2に止着部材4を散着することができ、それにより額縁5を裏面側から止着するように構成したから、額縁5を本飾り枠に確実に固定し、不用意に枠本体3から額縁5が抜け出るおそれがない。しかも、取扱い容易でその取付けを迅速に行い得る。
【0021】
又、請求項9の発明によれば、止着凹部2の深さを収納凹都1のそれより深く形成することにより、更に確実に、額縁5を裏面側から止着固定することができる。
【0022】
又、請求項10の発明によれば、止着部材4を発泡スチロール製とし且つ、その弾性変形を枠本体3のそれより大きくすることにより、止着部材4を止着凹部2により容易に着脱することができ、作業の迅速性を更に向上できる。
【0023】
又、請求項11の発明によれば、収納凹部1の四隅に止着凹部2を形成し、止着部材4を箱型部材6の四分割体の一つとし且つ、箱型部材6に予め平面十字状のスリット19を形成しておき、そのスリット19を境に四等分できるように構成しておくことによって、飾り枠の取付けの準備段階において部品点数を少なくし、作業の迅速性を確保できると共に、四つの止着部材4によって額縁5の四隅を確実に止着し、更に安全な飾り枠を提供できる。
【0024】
又、請求項12の発明によれば、枠本体3の収納凹部1の内壁面に調整凸部12を一体に突設し、その調整凸部12の端面に平行して切断用の凹条12aを形成した場合は、各種大きさの額縁5の外周を一つの枠本体3によって保持することができる。即ち、切断用の凹条12aにおいて調整凸部12の一部をカットすることにより、額縁5の外周に整合する奴納凹部1を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の最良の実施の形態としての額縁用飾枠を図1乃至図7に基づいて説明する。
図1は額縁を額縁用飾枠に収納する状態を示す説明図、図2は図1のX部分の拡大図及びその各断面図、図3は額縁を額縁用飾枠に収納した状態を示す裏面側の平面図、図4は図3のY−Y矢視断面略図、図5は図3のZ−Z断面略図、図6は額縁の縁部材の外周が大きい場合の取付け状態を示す断面説明図、図7は止着部材を取るための箱型部材の斜視図及びそのB−B矢視断面図である。
【0026】
この額縁用飾枠は、額縁の外周部が収められる収納凹部を後面側に有し、収められた前記額縁の外周部の正面側を覆う額縁用飾枠において、前記の収納凹部の一部に、収められた額縁の外周との間に隙間部を設けて、前記の隙間部に止着部材を裏面側から抜き差し自在に差し込むことによって、前記の額縁と額縁用飾枠とを一体化して止着させる止着手段を備えた構成したものである。
【0027】
この実施例においては、止着手段による額縁と額縁用飾枠との一体化は、隙間部に差し込まれた止着部材の押し込みによって生ずる、当該止着部の収納凹部内壁面と額縁の外周面とに対する押圧作用で一体化させている。
従って、この実施例で用いる止着部材は、押し込みによって変形する部材であることが望ましい。
【0028】
又、この実施例の止着部材は、間隙部に差し込まれる差込部と当該差込部から額縁の裏面側に延在して額縁の裏面の一部に当接される裏当部とを有する構成としている。
又、本発明の額縁用飾枠は、角形例えばごく一般的な四角形状の額縁に限らず、丸型や楕円型の額縁に相応する形状とすることによって、額縁の形状に拘わらず広く適用できるが、この実施例では典型的な四角形の額縁を例にして説明する。
【0029】
図1において、図示の額縁用飾枠は、額縁用飾枠の本体たる四角形状の枠本体3と、枠本体3の各角隅に配される四つの止着部材4とからなる。
枠本体3の後面側(背面側・裏面側)には、額縁5の外周が収納される平面方形の収納凹部1が形成されている。
収納凹部1は、図2(C)の横断面に示す如く段付状に形成され、その中間内周面17と枠内周面14との間に溝状部1aと斜面16とが形成されている。
【0030】
更に、この中間内周面17には、図1及び図2(A)に示す如く、各辺に一対づつの調整凸部12が、枠本体3の内部方向に向けて即ち収められる額縁5の外周面に当るように向けて、一体に突設されており、突設された先の端面(額縁の外周面に当接される面)と平行に1又は1以上(複数の)の凹条12aが形成されて、端面から適当間隔位置の凹条12a部分で突設された先端側部分が容易に切断できるように構成してある。こうして、調整凸部12の端面が、図4に示す如く、額縁5の外周面即ち縁部材7の当接面となる。
【0031】
このように額縁用飾枠を構成することで、額縁5のサイズ即ち縁部材7の外属の大きさに応じて、凹条12aの位置でカッターナイフ等により適宜調整凸部12の突出長さを切断(カット)することで、予定よりも大きなサイズの額縁即ち額縁の縁部材7に対して容易に適応させることができる。図6は、調整凸部12を切断して、額縁5の外周面(縁部材7の外周)に、カットした端面が当接できるようにした例である。
【0032】
次に、額縁5と額縁用飾枠とを一体化して止着させる止着手段について説明する。止着手段は、収納凹部1に収められた額縁5の外周(面)と収納凹部1の内周面の一部との間に設けられる隙間部と、この隙間部に額縁用飾枠の裏面側から抜き差し自在に差し込まれる止着部材とを備えたものである。
【0033】
図1及び図2に示す間隙部は、額縁5が収められる収納凹部1の四隅即ち角隅に平面L字状の止着凹部2として形成されている。この止着凹部2は、収納凹部1を外側に拡張したような形に形成されて当該収納凹部1に隣接しており、枠本体3の内周面側に設けられている。
又、この実施例では、図2(B)に示す如く、止着凹部2の凹部の深さは収納凹部1の溝状部1aの底の深さよりも更に深く形成されている。
【0034】
枠本体3の前面及び外周面並びに枠内周面14には、図2(C)(D)に示す如く、枠本体3の構造体である発泡スチロールよりも高い耐熱性・耐摩耗性を有すると共に、装飾性の優れた外装層11が被覆されている。これにより、額縁用飾枠は写真等の縁飾りに相応しい外観を有することができる。更に一例として外表面を色付きのビロード状に装飾することもできるし、各種表面に装飾を施すこともできる。
【0035】
好ましい素材の一例として、ナイロンやポリエステル,ポリプロピレン,アクリル繊維等の合成繊維のフロック又はパイルがある。
これらはフロック加工することにより、枠本体3の外周を覆うことができる。外装層11の耐熱性は、少なくとも枠本体3の構造体の素材よりも20℃以上高いことが好ましい。外装層11を被覆するには、接着層を介し静電気を利用したフロック加工において、ゴム系,エポキシ系,熱硬化性アクリルエマルジョン等のもので塗装することができる。
【0036】
このような外装層11を設けることにより、枠本体3は写真の周囲を比較的大きな枠で囲み、その表面に装飾性を有することができるから、例えば葬儀場においても写真を引き立たせる効果がある。又、耐熱性を有するが故に照明器具等の熱で変形することをも防止することができる。
又、装飾性を有する飾り枠即ち額縁用飾枠は、必ずしも生花や造花を刺して構成する必要はないが、それらを刺して構成することも勿論できる。その場合には外装層11は造花や生花を刺し易いもので構成することが好ましい。
【0037】
次に、止着手段は、隙間部としての止着凹部2に抜き差し自在に差し込まれる止着部材4について説明する。
額縁用飾枠の枠本体3の裏面側の四つの角隅に設けられた間隙部としての止着凹部2には、夫々止着部材4が着脱自在に嵌着固定される。
止着部材4は図1の(A)及び(B)(C)に示すように、止着凹部2に差し込まれる差込部として、角隅を縁取るようにL字状に形成された壁部4aと,当該壁部4aから額縁5の裏面側に延在して額縁5の裏面側の一部即ち図示の低では額縁5の裏側の角隅に、平面的に当接される裏当部としての天井部4bとを有する形に形成されている。
【0038】
止着部材4の壁部4aを当該壁部4aが嵌るように形成された止着凹部2に抜き差し自在に嵌着することにより、額縁5の四隅を裏面側から額縁用飾枠の枠本体3に押圧止着する.
この場合、例えば、止着部材4を発泡スチロール製の素材で形成しておくと、押圧による圧入によって、その形状が弾性変形のし易くなる。即ち、同一の外力に対して、枠本体3のそれよりもより大きく変形できるものが好ましい。
【0039】
図示の実施例では、断面L字状に立ち上げられた壁部4aと、その上端に延在してL字状の内面側の上方を覆う天井部4bとで止着部材4が形成されており、その壁部4aの内外周を止着凹部2の内周面よりも僅かに大に形成され、その壁部4aが止着凹部2に圧入されるようになっている。
【0040】
図7に示すように、実施例の止着部材4は、発泡スチロール製の箱型部材6の四分割体の一つとして形成されており、箱型部材6は一端開放の箱状に形成され、その四辺の壁部4a及び天井部4bに予め、平面十字状のスリット19が形成されている。即ち、スリット19は図7の(B)に示すように、その天井の底部を僅かに残して分割されている。そして、スリットを境に、それらを外方に挿し広げることにより、簡単に四分割体に分離可能となっている。
【0041】
次に、上記のように構成された額縁用飾枠の用法を説明する。
先ず、図1に示すように、額縁5を枠本体3の収納凹部1に裏面側から嵌着する。この際、額縁5の縁部材7の外周が調整凸部12の端面に当接させる。この場合、額縁5の外周が必ずしも全ての調整凸部12に当接(接触)させる必要はない、要は結果的に額縁を額縁用飾枠に一体的に止着できればよい。
【0042】
額縁5を収納凹部1に収めてから、その四隅の止着凹部230に止着部材4を差し込み押圧して、押し込みにより天井部4bが額縁5の四隅を圧着させる程に圧入する。これにより、額縁5は枠本体3内で平面方向にも厚み方向にも移動不能にとなり、額縁用飾枠に一体的に止着される。
【0043】
図4及び図5において、図4は額縁5の縁部材7が調整凸部12に当接した状態を示し、図5は止着部材4の裏当部としての天井部4bにより額縁5の四隅が止着された状態を示す。
額縁5は、縁部材7内に収納されたガラス13と背板8との問に、一例として写真9が収納される。そして図1に示す如く、背板8の裏面が爪10によって止着される。
【0044】
又、額縁5の厚みは各種のものが存在する。仮に、図5において同図よりも厚い額縁5の場合には、止着部材4が止着凹部2に嵌着される高さが浅くなり、同図の止着部材4よりも僅かに上方に位置する。このとき主として、止着部材4の断面L字状の外周面が止40着凹部2の内周に圧着し、保持力を保つ。
【0045】
額縁5の縁部材7の外周が調整凸部12の端面間を結ぶ方形よりも僅かに大きいときには、その大きさに応じ調整凸部12を適当な凹条12aの位置でカッターナイフ等により切断して、額縁5を収納凹部1内に収納すればよい。
尚、額縁5を枠本体3から取り外すには、前記と逆の手順により行う。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】額縁用飾枠に額縁を収納する説明図である。
【図2】図1のX部分の拡大図及びそのB−B〜D−D断面図である。
【図3】同額縁用飾枠の額縁を枠本体内に収納した状態の裏面側平面略図である。
【図4】図3のY−Y矢視断面図である。
【図5】図3のZ−Z矢視断面図である。
【図6】額縁の縁部材の外周が大きい場合の取付け状態を示す断面説明図である。
【図7】止着部材4を四つ有する発泡スチロール製の箱型部材の斜視図及びそのB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 収納凹部
2 止着凹部
3 枠本体
4 止着部材
4a 壁部
4b 天井部
5 額縁
7 縁部材
12 調整凸部
12a 凹条
【出願人】 【識別番号】597066382
【氏名又は名称】株式会社共栄商興
【出願日】 平成19年6月13日(2007.6.13)
【代理人】 【識別番号】100084076
【弁理士】
【氏名又は名称】首藤 俊一


【公開番号】 特開2008−36403(P2008−36403A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2007−155948(P2007−155948)