| 【発明の名称】 |
ハンガー掛け |
| 【発明者】 |
【氏名】千脇 正仁
【氏名】藤田 実智昭
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| 【要約】 |
【課題】ハンガー掛けにおいて、鴨居等に安定良く平行に固定でき、かつ多数のハンガーを掛けて用いることができるようにすること。
【構成】ハンガー掛け10であって、各クランプアーム11、21は左右のアーム部を連結一体化し、被クランプ体へのクランプ部12、22を左右のアーム部に渡るように設け、両クランプアーム11、21の左アーム部同士を左枢軸30Aに、右アーム部同士を右枢軸30Bに枢着し、両クランプアーム11、21の左右のアーム部の間に吊下げ部50を延在し、吊下げ部50の一端を左枢軸30Aに支持し、吊下げ部50の他端を右枢軸30Bに支持してなるもの。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 相対するクランプアームを枢軸に枢着するとともに、両クランプアームを被クランプ体にクランプさせる方向に常時付勢するばねを設けてなるハンガー掛けであって、 各クランプアームは左右のアーム部を連結一体化し、被クランプ体へのクランプ部を左右のアーム部に渡るように設け、 両クランプアームの左アーム部同士を左枢軸に、右アーム部同士を右枢軸に枢着し、 両クランプアームの左右のアーム部の間に吊下げ部を延在し、吊下げ部の一端を左枢軸に支持し、吊下げ部の他端を右枢軸に支持してなるハンガー掛け。 【請求項2】 前記各クランプアームの左右のアーム部に渡るように設けられるクランプ部のクランプ高さ位置を調整可能にするように該クランプ部を左右のアーム部に対して着脱可能にする請求項1に記載のハンガー掛け。 【請求項3】 相対するクランプアームを中央リンクの両端に設けた枢軸のそれぞれに枢着するとともに、両クランプアームを被クランプ体にクランプさせる方向に常時付勢するばねを設けてなるハンガー掛けであって、 各クランプアームは左右のアーム部を連結一体化し、被クランプ体へのクランプ部を左右のアーム部に渡るように設け、 中央リンクは各クランプアームの左右のアーム部に対応する左右のリンク部を有し、 両クランプアームの各左アーム部を中央リンクの左リンク部の両端に設けた各左枢軸に枢着し、両クランプアームの各右アーム部を中央リンクの右リンク部の両端に設けた各右枢軸に枢着し、 両クランプアームの左右のアーム部の間に左右の吊下げ部を延在してなるハンガー掛け。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、鴨居等の被クランプ体にクランプして固定し、服を掛けたハンガー等を掛けて使用できるハンガー掛けに関する。 【背景技術】 【0002】 従来のハンガー掛けとして、特許文献1に記載の如く、相対するクランプアームを枢軸に枢着するとともに、両クランプアームを被クランプ体にクランプさせる方向に常時付勢するばねを設けてなるものがある。 【特許文献1】特開平8-66294 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従来のハンガー掛けには以下の問題点がある。 (1)ハンガー掛けは各クランプアームを1本のアーム部だけからなるものとしている。ハンガー掛けは、相対するクランプアームの各1本のアーム部の先端だけを鴨居等に突き当て、該鴨居等に挟持するものである。従って、クランプアームは鴨居等に突き当てられるクランプ巾を広巾にすることに限界があり、鴨居等を安定良く確実にクランプできず、ハンガー掛けの全体を鴨居等に安定良く平行に固定できない。 【0004】 (2)ハンガー掛けは各クランプアームに設けたフックや、両クランプアームに係止した吊部材の角孔に単一のハンガーを掛けて用いるものであって、多数のハンガーを掛けて用いることができない。 【0005】 本発明の課題は、ハンガー掛けにおいて、鴨居等に安定良く平行に固定でき、かつ多数のハンガーを掛けて用いることができるようにすることにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1の発明は、相対するクランプアームを枢軸に枢着するとともに、両クランプアームを被クランプ体にクランプさせる方向に常時付勢するばねを設けてなるハンガー掛けであって、各クランプアームは左右のアーム部を連結一体化し、被クランプ体へのクランプ部を左右のアーム部に渡るように設け、両クランプアームの左アーム部同士を左枢軸に、右アーム部同士を右枢軸に枢着し、両クランプアームの左右のアーム部の間に吊下げ部を延在し、吊下げ部の一端を左枢軸に支持し、吊下げ部の他端を右枢軸に支持してなるようにしたものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 図1はハンガー掛けを示す模式斜視図、図2はハンガー掛けのクランプアームと吊下げ部を示す模式図、図3は鴨居の高さが前後で同じ場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図、図4は鴨居の高さが前後で異なる場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図、図5はハンガー掛けの他の例を示す斜視図、図6は鴨居の高さが前後で同じ場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図、図7は鴨居の高さが前後で異なる場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図である。 【実施例】 【0008】 ハンガー掛け10は、図1〜図4に示す如く、相対するクプランプアーム11、21を枢軸30(左右の枢軸30A、30B)に枢着するとともに、両クランプアーム11、21を被クランプ体としての鴨居1にクランプさせる方向に常時付勢するねじりばね40(左右のばね40A、40B)を設けて構成される。 【0009】 クランプアーム11は左右のアーム部11A、11Bを連結部11Cにより連結一体化し、鴨居1へのクランプ部12を左右のアーム部11A、11Bに渡るように設ける。クランプアーム21は左右のアーム部21A、21Bを連結部21Cにより連結一体化し、鴨居1へのクランプ部22を左右のアーム部21A、21Bに渡るように設ける。 【0010】 ハンガー掛け10は、図2に示す如く、両クランプアーム11、21の左アーム部11A、21A同士を左枢軸30Aに枢着し、右アーム部11B、21B同士を右枢軸30Bに枢着する。左ばね40Aは左枢軸30Aまわりに巻き掛けられ、一端を左アーム部11Aに弾発的に係止され、他端を左アーム部21Aに弾発的に係止される。右ばね40Bは右枢軸30Bまわりに巻き掛けられ、一端を右アーム部11Bに弾発的に係止され、他端を右アーム部21Bに弾発的に係止される。 【0011】 ハンガー掛け10は、図2に示す如く、両クランプアーム11、21の左アーム部11A、21Aと右アーム部11B、21Bの間に丸棒状の吊下げ部50を延在する。吊下げ部50の一端は左枢軸30Aに嵌合支持され、他端は右枢軸30Bに嵌合支持される。左右の枢軸30A、30Bは同軸をなす。 【0012】 従って、ハンガー掛け10を鴨居1に固定する場合、両手指によりクランプアーム11とクランプアーム21をばね40の付勢力に抗して拡開し、各クランプアーム11、21のクランプ部12、22を鴨居1の前後両側に当てがい、手指の力を緩めることにより、ばね40の付勢力によりクランプ部12、22を鴨居1の前後両側に圧接して挟持する。多数のハンガーHを吊下げ部50に引き掛けて使うことができる。 【0013】 ハンガー掛け10は、図3、図4に示す如く、各クランプアーム11、22の左アーム部11A、21Aと右アーム部11B、21Bに渡るように設けられるクランプ部12、22のクランプ高さ位置(例えば吊下げ部50に対する高さ)を調整可能とするように、クランプ部12、22を左アーム部11A、21Aの例えば上下の取付部A、Bと右アーム部11B、21Bの例えば上下の取付部A、Bに対して着脱できる。図3の鴨居1の高さが前後で同じ場合、各クランプアーム11、21のクランプ部12、22のそれぞれは左右のアーム部11A、11Bの取付部Bと左右のアーム部21A、21Bの取付部Bのそれぞれに取付けられて鴨居1を前後から挟持する。図4の鴨居1の高さが前後で異なる場合(クランプアーム11のクランプ部12が対応する鴨居1の高さが低く、クランプアーム21のクランプ部22が対応する鴨居1の高さが高い)、クランプアーム11のクランプ部12は左右のアーム部11A、11Bの取付部Bに取付けられ、クランプアーム21のクランプ部22は左右のアーム部21A、21Bの取付部Aに取付けられて鴨居1を前後から挟持する。 【0014】 本実施例によれば以下の作用効果を奏する。 (a)ハンガー掛け10において、各クランプアーム11、21は左右のアーム部11A、11Bを連結一体化するとともに左右のアーム部21A、21Bを連結一体化し、鴨居1へのクランプ部12、22を左右のアーム部11A、11Bと左右のアーム部21A、21Bに渡るように設けた。このため、ハンガー掛け10は、相対するクランプアーム11、21の左右に長いクランプ部12、22を鴨居1に突き当て、該鴨居1を挟持するものになる。従って、クランプアーム11、21は鴨居1に突き当てられるクランプ巾を必要なだけ広巾にでき、鴨居1を安定良く確実にクランプでき、ハンガー掛け10の全体を鴨居1に安定良く平行に固定できる。 【0015】 (b)ハンガー掛け10は、両クランプアーム11、21の左アーム部11A、21Aと右アーム部11B、21Bの間に吊下げ部50を延在し、吊下げ部50の一端を左枢軸30Aに支持し、他端を右枢軸30Bに支持した。このため、ハンガーHを掛ける吊下げ部50を必要なだけ左右に長く延在でき、多数のハンガーHを掛けて用いることができる。 【0016】 (c)ハンガー掛け10は、各クランプアーム11、21の左アーム部11A、21Aと右アーム部11B、21Bに渡るように設けられるクランプ部12、22のクランプ高さ位置を調整可能にするように、クランプ部12、22を左アーム部11A、21Aと右アーム部11B、21Bに対して着脱可能にした。従って、相対するクランプアーム11、21の各クランプ部12、22のクランプ高さ位置を、当該クランプ部12、22のそれぞれが対応する鴨居1の高さに応ずるように調整でき、同一のハンガー掛け10を形状の異なる各種鴨居1に良く適合して共用できる。 【0017】 ハンガー掛け100は、図5〜図7に示す如く、相対するクランプアーム111、121を中央リンク130(左右のリンク部130A、130B)の両端に設けた枢軸131(左右の枢軸131A、131B)のそれぞれに枢着するとともに、両クランプアーム111、121を被クランプ体としての鴨居1にクランプさせる方向に常時付勢するねじりばね140(左右のばね140A、140B)を設けて構成される。 【0018】 クランプアーム111は左右のアーム部111A、111Bを連結部111Cにより連結一体化し、鴨居1へのクランプ部112を左右のアーム部111A、111Bに渡るように、本実施例では連結部111Cに一体に設ける。クランプアーム121は左右のアーム部121A、121Bを連結部121Cにより連結一体化し、鴨居1へのクランプ部122を左右のアーム部121A、121Bに渡るように、本実施例では連結部121Cに一体に設ける。 【0019】 中央リンク130は各クランプアーム111、121の左右のアーム部111A、111Bと121A、121Bに対応する左右のリンク部130A、130Bを有する。そして、両クランプアーム111、121の各アーム部111A、121Aを中央リンク130の左リンク部130Aの両端に設けた各左枢軸131A、131Aに枢着し、両クランプアーム111、121の各右アーム部111B、121Bを中央リンク130の右リンク部130Bの両端に設けた各右枢軸131B、131Bに枢着する。 【0020】 各左枢軸131Aまわりには各左ばね140Aが巻き掛けられ、各左ばね140Aの一端を左アーム部111A又は121Aに弾発的に係止し、各左ばね140Aの他端を左リンク部130Aに弾発的に係止する。各右枢軸131Bまわりには各右ばね140Bが巻き掛けられ、各右ばね140Bの一端を右アーム部111B又は121Bに弾発的に係止し、各右ばね140Bの他端を右リンク部130Bに弾発的に係止する。これにより、ねじりばね140(140A、140B)は、クランプアーム111が中央リンク130に対してなす角度を縮小する常時閉じ方向に付勢し、クランプアーム121が中央リンク130に対してなす角度を縮小する常時閉じ方向に付勢する。 【0021】 ハンガー掛け100は、クランプアーム111の左右のアーム部111A、111Bの間に丸棒状の前吊下げ部151を延在し、クランプアーム121の左右のアーム部121A、121Bの間に丸棒状の後吊下げ部152を延在する。更に、中央リンク130の左右のリンク部130A、130Bの間に丸棒状の中央吊下げ部153を延在する。 【0022】 従って、ハンガー掛け100を鴨居1に固定する場合、両手指によりクランプアーム111とクランプアーム112を左右のばね140A、140Bの付勢力に抗し、中央リンク130の左右のリンク部130A、130Bに対して拡開し、両クランプアーム111、121のクランプ部112、122を鴨居1の前後両側にあてがい、手指の力を緩めることにより、ばね140A、140Bの付勢力によりクランプ部112、122を鴨居1の前後両側に圧接して挟持する(図6)。多数のハンガーHを吊下げ部151、152、153に引き掛けて使うことができる。 【0023】 鴨居1の高さが図7に示す如くに前後で異なる場合(クランプアーム111のクランプ部112が対応する鴨居1の高さが高く、クランプアーム121のクランプ部122が対応する鴨居1の高さが低い)、左右のばね140A、140Bがクランプアーム111、121を前述の如くに付勢する状態下で、両手指によりクランプアーム111とクランプアーム121が中央リンク130(リンク部130A、130B)に対する交差角度を弾発的に変化させ、クランプアーム111と中央リンク130の交差角度を拡大し、クランプアーム121と中央リンク130の交差角度を縮小し、結果としてクランプアーム111のクランプ部112を高い鴨居1に位置付け、クランプアーム121のクランプ部122を低い鴨居1に位置付けることを可能とする。 【0024】 本実施例によれば以下の作用効果を奏する。 (a)ハンガー掛け100において、各クランプアーム111、121は左右のアーム部111A、111Bを連結一体化するとともに左右のアーム部121A、121Bを連結一体化し、鴨居1へのクランプ部112、122を左右のアーム部111A、111Bと左右のアーム部121A、121Bに渡るように設けた。このため、ハンガー掛け100は、相対するクランプアーム111、121の左右に長いクランプ部112、122を鴨居1に突き当て、該鴨居1を挟持するものになる。従って、クランプアーム111、121は鴨居1に突き当てられるクランプ巾を必要なだけ広巾にでき、鴨居1を安定良く確実にクランプでき、ハンガー掛け100の全体を鴨居1に安定良く平行に固定できる。 【0025】 (b)ハンガー掛け100は、クランプアーム111の左右のアーム部111A、111Bの間に前吊下げ部151を延在し、クランプアーム121の左右のアーム部121A、121Bの間に後吊下げ部152を延在した。更に、中央リンク130の左右のリンク部130A、130Bの間に中央吊下げ部153を延在した。このため、ハンガーHを掛ける吊下げ部151〜153を必要なだけ左右に長く延在でき、多数のハンガーHを掛けて用いることができる。 【0026】 (c)ハンガー掛け100は、各クランプアーム111、121を中央リンク130の両側に連結し、クランプアーム111とクランプアーム121が中央リンク130に対してなす角度をばね140により常時閉じ方向に付勢することにより、クランプアーム111とクランプアーム121が中央リンク130に対する交差角度を弾発的に変化させることができる。従って、相対するクランプアーム111、121の各クランプ部112、122のクランプ高さ位置を、当該クランプ部112、122のそれぞれが対応する鴨居1の高さに応ずるように調整でき、同一のハンガー掛け100を形状の異なる各種鴨居1に良く適合して共用できる。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】図1はハンガー掛けを示す模式斜視図である。 【図2】図2はハンガー掛けのクランプアームと吊下げ部を示す模式図である。 【図3】図3は鴨居の高さが前後で同じ場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図である。 【図4】図4は鴨居の高さが前後で異なる場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図である。 【図5】図5はハンガー掛けの他の例を示す斜視図である。 【図6】図6は鴨居の高さが前後で同じ場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図である。 【図7】図7は鴨居の高さが前後で異なる場合のハンガー掛けの使用状態を示す模式図である。 【符号の説明】 【0028】 10 ハンガー掛け 11、21 クランプアーム 11A、11B、21A、21B アーム部 12、22 クランプ部 30、30A、30B 枢軸 40、40A、40B ばね 50 吊下げ部 100 ハンガー掛け 111、121 クランプアーム 111A、111B、121A、121B アーム部 112、122 クランプ部 130 中央リンク 130A、130B リンク部 131、131A、131B 枢軸 140、140A、140B ばね 151、152、153 吊下げ部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年2月1日(2007.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081385 【弁理士】 【氏名又は名称】塩川 修治
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| 【公開番号】 |
特開2008−29805(P2008−29805A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2007−23448(P2007−23448) |
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