| 【発明の名称】 |
衣服シワ伸ばし具 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 佳義
【氏名】渡辺 典子
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| 【要約】 |
【課題】棒材間の距離を狭めた状態で保持する操作を一層容易にし、片手で行うことができるような衣服シワ伸ばし具を提供すること。
【構成】所定の距離に配設された2本の棒材11,12と、該棒材間方向に弾力を発揮する部材で形成され、該弾力に基づいて前記棒材11,12間の距離Lを狭めることが可能な連結部材13,14と、を備えた衣服シワ伸ばし具であって、前記連結部材13,14にグリップ部135,145を設け、該グリップ部135,145を握ることにより、前記棒材11,12間の距離Lを狭めた状態に保持することが可能な衣服シワ伸ばし具を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の距離に配設された2本の棒材と、 該棒材間方向に弾力を発揮する部材で形成され、該弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な連結部材と、を備えた衣服シワ伸ばし具であって、 前記連結部材にグリップ部を設け、該グリップ部を握ることにより、前記棒材間の距離を狭めた状態に保持することが可能な衣服シワ伸ばし具。 【請求項2】 前記連結部材が、正面視、屈曲形状を呈する可撓性部材から形成されたことを特徴とする請求項1記載の衣服シワ伸ばし具。 【請求項3】 前記棒材に屈折構造を設け、前記棒材が該屈折構造において折れ曲がるように構成したことを特徴とする請求項1記載の衣服シワ伸ばし具。 【請求項4】 前記棒材間の距離を、該棒材の一端から他端に向かって次第に大きくし、前記棒材が「ハ」の字状をなすように構成したことを特徴とする請求項1記載の衣服シワ伸ばし具。 【請求項5】 両端に鈎手を有したフック部材の一端の鈎手を着脱可能に掛止することにより、該フック部材の他端の鈎手を介して物干し竿等に吊るすことができる構成とした請求項1記載の衣服シワ伸ばし具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、衣服の筒状部位、例えば、パンツ(又はズボン)類の脚部、上着の袖、胴体部等に発生したシワ(皺)を伸ばすことができる器具に関する。 【背景技術】 【0002】 洗濯されたパンツ類等の衣服は、簡単に洗濯シワ(洗濯によって衣服に発生するシワ)を手で叩いたり、引き伸ばしたり等してから干すと、洗い張り作用(濡れた衣服を張った状態で乾かすとシワが付かなくなる作用)で幾分かシワが少なくなり、乾燥後のアイロン作業が少し軽減されることが知られており、日常的に慣用されている。 【0003】 しかしながら、特に、綿素材で縫製されたコットンパンツ、シャツ、タイトスカート等は洗濯後にシワになり易く、また、生地も厚いために、洗濯シワを強く手伸ばし等してもさほどシワ取りの効果がないことから、アイロン等の仕上げに手間がかかっていた。 【0004】 とりわけ、コットンパンツの脚部に形成される洗濯シワは、市販のズボンプレッサーを利用して、プレスしながら乾かしたとしても、折り目を付けることはできるものの、洗濯シワを充分に取り除くことは難しかった。 【0005】 そこで、本願出願人は、特許文献1において、衣服の筒状部位の内側に挿入され、筒状部位を張った状態にすることによって、筒状部位に生じたシワを引き伸ばすように構成された衣服シワ伸ばし具を開示している。この衣服シワ伸ばし具を用いれば、筒状部位に生じた洗濯シワを、洗い張りの作用を利用して取り除くことができる。ここで、「筒状部位」とは、種々の衣服の筒状をなす形態部位を広く意味し、具体的には、パンツの脚部や腰部、シャツ等の上着の袖部、胴部、タイトスカート等の筒状を呈する部位が含まれる。 【特許文献1】特開2004−97597号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 特許文献1に開示した衣服シワ伸ばし具は、特に、所定距離を置いて平行に配設された2本の棒材の距離を、固定具により狭めた状態に保持して衣服の筒状部位に挿入した後、固定具を取り外して連結部材の弾力を開放し、初期状態(棒材間の距離が最大に広がった状態)に復元しようとする前記棒材の引っ張り作用をもって、筒状部位の生地を張った状態にするものである。 【0007】 すなわち、この衣服シワ伸ばし具では、予め、固定具により棒材間の距離を狭めた状態に一時固定することで、筒状部位への挿入を容易にしていた。 【0008】 この方法の煩雑であった点をあえて挙げるとすれば、固定具により棒材間の距離を狭めた状態に固定しようとする場合、棒材間の距離を狭める力を連結部材に加えて棒材間の距離を狭めた状態に保持しながら固定具を係止する操作が必要であり、この操作は両手を使って行わなければならなかった。 【0009】 そこで、本発明は、棒材間の距離を狭めた状態に保持する操作を、一層容易に、片手で行うことができるようにした衣服シワ伸ばし具を提供することを主な目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記の課題を解決するために、本発明では、所定の距離に配設された2本の棒材と、 該棒材間方向に弾力を発揮する部材で形成され、該弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な連結部材と、を備えた衣服シワ伸ばし具であって、前記連結部材にグリップ部を設け、該グリップ部を握ることにより、前記棒材間の距離を狭めた状態に保持することが可能な衣服シワ伸ばし具を提供する。 【0011】 連結部材にグリップ部を設け、該グリップ部を握ることにより、前記棒材間の距離を狭めた状態に保持できる構成としたことにより、従来必要であった両手で棒材間の距離を狭める力を連結部材に加えて、棒材間の距離を狭めた状態に保持しながら固定具を係止するという操作を省くことが可能となった。これにより、片手で前記棒材間の距離を狭めた状態に保持する操作を行うことができるようになるので、衣服の筒状部位への挿入をより容易に行うことができる。 【0012】 連結部材の形状は、棒材間方向に弾力を発揮し、該弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な形状であれば、特に限定されないが、例えば、正面視、屈曲形状を呈する可撓性部材から形成することができる。 【0013】 ここで、「屈曲形状を呈する可撓性部材」とは、外観視略「へ」の字状を呈し、棒材間の距離を狭めようとする力を加えると撓んで、「へ」の字の頂点角がより鋭角に屈曲するように変形していき、前記力を一旦開放すると付勢されながら、最初の屈曲形状に戻ろうとする復元作用を発揮する部材である。この復元作用によって、衣服の筒状部位を扁平に強く引き伸ばすことができるのである。 【0014】 連結部材の形状を、正面視、屈曲形状を呈する可撓性部材から形成することで、該屈曲形状の屈曲部(「へ」の字の頂点部)にグリップ部を設けることができ、握り易く、操作が容易なグリップ部を構成することが可能である。 【0015】 さらに、棒材に屈折構造を設け、該棒材が該屈折構造において折れ曲がるように構成してもよい。例えば、ブーツカットのズボンは、腰から膝に向かって徐々に幅が狭く、膝から裾に向かっては逆に幅広く作られているが、棒材に屈折構造を設けたことにより、棒材がブーツカットの形状に合わせて折れ曲るので、一層ズボンの形状に合わせたシワ引き伸ばし効果を得ることができる。 【0016】 2本の棒材間の距離は、棒材の一端から他端に向かって次第に大きくし、2本の棒材が「ハ」の字状をなすように構成してもよい。例えば、スカートは、腰部から裾に向かって徐々に幅広く作られているが、2本の棒材を「ハ」の字状をなすように構成し、棒材間の距離が小さい側、即ち「ハ」の字の上側にあたる側から、スカートの裾に挿入することで、一層スカートの形状に合わせたシワ引き伸ばし効果を得ることが可能である。 【0017】 衣服シワ伸ばし具には、取り外し可能なフック部材を設けてもよい。フック部材は、その両端に鈎手を有し、一端においては、連結部材に着脱可能に掛止され、他端においては、物干し竿等に吊るすことができるように形成することができる。 【発明の効果】 【0018】 本発明に係る衣服シワ伸ばし具を用いることにより、棒材間の距離を狭めた状態で保持する操作を、一層容易に、片手で、行うことができるようになる。したがって、一方の手で衣服を持ち、もう一方の手で衣服シワ伸ばし具を持って作業することが可能となり、衣服シワ伸ばし具の筒状部位への挿入をより効率良く行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。 【0020】 図1は、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第一実施形態を表す正面図であり、(A)は初期状態を、(B)は棒材11,12間の距離が狭められた保持状態を、それぞれ示す。 【0021】 図1中において符号1で示された衣服シワ伸ばし具は、所定の距離に配設された2本の棒材11,12と、これらの棒材11,12の間に設けられた連結部材13,14とを備えている。連結部材13,14は、結合部113,123及び114,124で、それぞれ棒材11,12に連結されている。なお、連結部材の個数は、2つに限定されず、1つ又は3つ以上であってもよい。 【0022】 棒材11,12の長さ、太さ、形状、距離Lは、使用対象となる衣服の種類に合わせて適宜決定することができる。例えば、パンツの脚部のシワ伸ばしを行う場合には、本発明の目的上、同脚部の丈に合った長さとすればよく、太さはφ5〜20mm程度、形状は円筒形状、三角柱、四角柱等、棒材11,12間の距離Lは前記脚部の幅よりも少し長めの距離を採用することができる。棒材11,12の材質は、特に限定するものではなく、ステンレス鋼等の金属や剛性のある合成樹脂等を適宜採用することができる。 【0023】 図2は、結合部113の拡大図であり、(A)は初期状態を、(B)及び(C)は構成態様を示す。(B)は正面図であり、(C)は(B)中、矢印方向からみた上面図である。 【0024】 以下、図2に基づいて、結合部113の詳しい構成について説明する。なお、結合部123,114,124については説明を省略するが、同様の構成となっている。これらの構成は、可動性を有する結合であれば、特に限定されることはなく、図2に示す構成に限定されることはない。 【0025】 結合部113と棒材11が作る角度αは、図1(A)及び図2(A)の矢印Xの範囲で変化することができ、連結部材13が矢印Xの範囲で自由に動くことができるように構成されている。 【0026】 結合部113の棒材11側には制動板113 a1が設けられており、図2(A)のように、制動板113 a1と、連結部材13の制動板113a1側の面113a2が当接すると、制動板113 a1が面113a2を支持して、角度αが初期状態α1を超えないように工夫されている。これにより、連結部材13の可動範囲を、矢印Xの範囲に制限することができる。 【0027】 連結部材13の可動範囲を、矢印Xの範囲に制限することにより、連結部材13と棒材11との位置関係を一定範囲内に維持することができる。また、結合部123,114,124も同様の構成となっているため、連結部材13,14及び棒材11,12、それぞれが一定の位置関係を維持することとなり、結果として、衣服シワ伸ばし具1全体の形状を一定に保つ効果を得ることができる。 【0028】 さらに、結合部113は、着脱可能な構成であるのがよい。具体的には、図2(B)に示すように、結合部113の棒材11側に突起113b1と、棒材13側に嵌め込み穴113b2を設け、突起113b1と嵌め込み穴113b2を着脱可能に嵌め込む構成とすることが考えられる。この際、突起113b1は、図2(C)に示すように、連結部材13が差し込まれる側を斜めに形成しておくと、嵌め込み穴113b2への嵌め込みを容易にすることができる。 【0029】 連結部材113(及び123,114,124)を着脱可能な構成とすることにより、衣服シワ伸ばし具1を、2本の棒材11,12と、例えば2つの、連結部材13,14からなる組み立て式の器具として販売することが可能となり、販売パッケージの小型化に寄与できる。 【0030】 次に、図1に基づいて、連結部材13,14の構成について説明する。 【0031】 連結部材13,14は、屈曲形状を呈する可撓性部材から形成されており、外観視略「へ」の字状を呈する。連結部材13(または14)は、図1の矢印Y方向に、棒材間の距離を狭めようとする外力Gが加えられると、「へ」の字の頂点角βを初期状態β1((A)参照)から、より鋭角β2((B)参照)に屈曲させながら撓んで、棒材11,12間の距離Lを初期状態L1((A)参照)から、距離L2((B)参照)にまで短縮する。これにより、連結部材13(または14)は前記外力が開放された時には、初期状態に戻ろうとする復元力P((B)参照)を、棒材11,12に付与することとなる。 【0032】 次に、衣服シワ伸ばし具1に、棒材11,12間の距離を狭めようとする外力Gを加えるための具体的手段について、図3に基づいて説明する。 【0033】 図3は、連結部材13の拡大図であり、(A)は初期状態を、(B)はグリップ部135を握って保持した状態を、それぞれ示す。(A)は図1(A)に示す衣服シワ伸ばし具1の初期状態に対応し、(B)は図1(B)に示す衣服シワ伸ばし具1の棒材間距離が狭められた保持状態に対応する。 【0034】 なお、連結部材14は、グリップ部を設けていない点を除いて、以下に説明する連結部材13の構成と同様の構成となっている。 【0035】 図3(A)に示すように、連結部材13は、左右の2つの部品131,132が、屈曲点133(「へ」の字の頂点部)で連結されており、屈曲点133にはバネ134が設けられている。バネ134は、矢印P方向、即ち、部品131,132の頂点角βが鈍角に開く方向に弾力を発揮するよう配設されている。 【0036】 部品131,132の屈曲点133外側(「へ」の字の頂点方向側)には、制動板131a1,132a1が設けられており、頂点角βが初期状態β1を超えて開かないように工夫されている。すなわち、バネ134の弾力によって頂点角βがβ1を超えて開こうとする場合、制動板131a1,132a1が、図3(A)のように、互いに向き合う面131a2,132a2において当接し反発力を及ぼし合うことにより、頂点角βがβ1に維持されるように構成されている。 【0037】 部品131と132の、屈曲点133付近(屈曲部)には、滑り止め構造131b,132bをそれぞれ設け、グリップ部135として構成されている。滑り止め構造131b,132bにおいては、部品131,132の表面に凹凸を設けて、手で握った場合に滑り難いように工夫されている。また、グリップ部135の大きさ及び形状は、片手の親指を滑り止め構造132b(または131b)に、他の4指を滑り止め構造131b(132b)にかけて握ることができる大きさとし、手のひらにすっぽり収まるような山型とし、握り易い構成となるよう工夫されている。 【0038】 図3(B)に示すように、グリップ部135を握って、バネ134の弾力に基づいて矢印Y方向に力を加えると、連結部材13は、頂点角βを初期状態β1((A)参照)から、より鋭角β2に屈曲させながら撓んで、復元力Pを蓄積する。同時に、棒材11,12間の距離Lは、図1(A)及び(B)に示すように、L1からL2にまで短縮されることとなり、グリップ部135を握る力を開放すると、復元力Pにより棒材11,12が押し開かれる。 【0039】 ここで、連結部材13は、復元力Pを発揮することができる可撓性部材であれば、上記のバネ134を用いる構成に限定されず、適宜採用することが可能である。例えば、図4に示すような、外観視略「ヘ」の字状を呈し、屈曲点においてループ部位134’を備える構成を採用することが考えられる。なお、ループの巻き回数は、復元力Pの強さを考慮し、適宜決定することができる。 【0040】 図5(A)は、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第二実施形態の初期状態を表す正面図であり、(B)は、その変形形態の初期状態を表す正面図である。 【0041】 図5(A)中において符号2で示された衣服シワ伸ばし具2は、衣服シワ伸ばし具1(図1参照)と異なり、2つの連結部材23,24の両方にグリップ部235,245を設けて、連結部材23,24が全く同様の構成とされている。 【0042】 また、図5(B)中において符号2’で示された衣服シワ伸ばし具2’のように、連結部材23,24を対向する向きではなく、同じ向きに設けることも可能である。この場合、連結部材24を連結部材23と同じ向きに配したことに伴って、結合部214,224の制動板214a1、224a1が、結合部213,223の制動板213a1、223a1と同じ向き(連結部材24、23の下側)に配されている。したがって、213、223及び214、224は、連結部材23、24が矢印X’の範囲で自由に動くことができる構成となっている。 【0043】 なお、衣服シワ伸ばし具2,2’において、連結部材の個数は、2つに限定されず、1つ又は3つ以上であってもよいのは、衣服シワ伸ばし具1に同じである。 【0044】 次に、棒材11、12に設けることができる屈折構造115、125について、図1及び図6に基づいて説明する。なお、連結部材の個数を3つ以上とする場合には、屈折構造も3つ以上設けることができる。 【0045】 図6は、屈折構造115の拡大図であり、(A)は初期状態を、(B)及び(C)は構成態様を示す。(B)は正面図であり、(C)は(B)中、矢印方向からみた側面図である。屈折構造115,125は同様の構成であるので、以下、屈折構造115を代表例として説明する。これらの構成は、可動性を有する構成であれば、特に限定されることはなく、図6に示す構成に限定されるものではない。 【0046】 図1及び図6に示すように、棒材11は、上下の部品111と112が屈折構造115で連結され、矢印Y方向に折れ曲がることができるように構成されている。 【0047】 図7は、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の衣服への装着状態の一例を示す図である。 【0048】 図7中において、符号4で示されたズボン4は、腰から膝に向かって徐々に幅が狭く、膝から裾に向かっては逆に幅広く作られ、いわゆるブーツカットの形状となっている。屈折構造115,125を設けたことにより、棒材11及び12がブーツカットの形状に合わせて折れ曲るので、一層ズボン4の形状に合わせたシワ引き伸ばし効果を得ることができる。 【0049】 また、屈折構造115は、着脱可能な構成であるのがよい。具体的には、図6(B)に示すように、屈折構造115の部品112側に突起115b1と、部品111側に嵌め込み穴115b2を設け、突起115b1と嵌め込み穴115b2を着脱可能に嵌め込む構成とすることが考えられる。この際、突起115b1は、図6(C)に示すように、部品111が差し込まれる側を斜めに形成しておくと、嵌め込み穴115b2への嵌め込みを容易にすることができる。 【0050】 屈折構造115,125を着脱可能な構成とすることにより、衣服シワ伸ばし具1の棒材11,12を、半分の長さの部品111,112,121,122からなる組み立て式の部材として販売することが可能となり、販売パッケージの小型化に寄与できる。 【0051】 図8は、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第三実施形態の初期状態を表す正面図である。 【0052】 符号3で示される衣服シワ伸ばし具は、連結部材33の幅W3を連結部材34の幅W4に比してやや狭く形成することにより、棒材31,32間の距離Lが、上端から下端に向かって次第に大きくなり、棒材31,32が「ハ」の字状をなすように構成されている。したがって、例えば、スカートのように徐々に幅が広く作られているような衣服の筒状部位には、衣服シワ伸ばし具3を、スカートの裾側から、矢印S方向に挿入することで、スカートの形状に合わせたシワ引き伸ばし効果を得ることができる。なお、連結部材33の幅W3と連結部材34の幅W4の比率は、衣服の筒状部位の形状に合わせて、適宜調整することができる。 【0053】 なお、衣服シワ伸ばし具3についても、連結部材33,34の両方にグリップ部を設けたり(図5(A)参照)、図7に示すような対向する向きではなく同じ向きに設ける(図5(B)参照)ことは自由である。また、連結部材の個数も、2つに限定されず、1つ又は3つ以上であってよいことも同様である。 【0054】 図9は、本発明に係る衣服シワ伸ばし具1に取り付けることができるフック部材と、その取り付け方法を示す図である。 【0055】 図9中において符号Fで示されたフック部材の両端には、鈎手F1、F2が形成されている。鈎手F1の鈎状部分の幅d1は、連結部材13(または14)の幅d13と等しく形成されており、また、鈎手F2の鈎状部分の幅d2は一般的な物干し竿等に吊るすことができるような幅となっている。 【0056】 フック部材Fは、連結部材13(または14)の屈曲点133(または143)に取り付けることが可能である。ここで、屈曲点133は、グリップ部135の一部となっているため、グリップ部135を握って保持する際に邪魔にならないよう、フック部材Fは着脱可能な構成とすることが望ましい。 【0057】 次に、上記第二実施形態に係る衣服シワ伸ばし具2(図5(A)参照)を例として、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の使用方法の一例を、図10に基づいて具体的に説明する。 【0058】 まず、図10(A)のように洗い上がりのズボン4の筒状に形成された脚部41の裾開口部42から腕を挿入し、衣服シワ伸ばし具2を、腰部43側から連結部材23を掴んで脚部41へ引き寄せた上で、グリップ部235を握って(図3参照)棒材21,22間を狭めた状態に保持する。次いで、図10(A)中の矢印Sの方向に、衣服シワ伸ばし具2を脚部41内へ引き込むと、衣服シワ伸ばし具2は、脚部41の幅に合わせて連結部材24を撓めながら、連結部24の復元力Pが付与された棒材21,22でもって脚部41をまっすぐに引き伸ばす(図10(B)参照)。 【0059】 衣服シワ伸ばし具2全体が、脚部41に収まったところで、グリップ部235の保持を解除して、連結部材23の復元力Pを開放すれば、脚部41全体が外側に扁平に引き伸ばされ、生地が張った状態となる。以上の操作を、対側の脚部41についても繰り返し、フック部材Fを取り付けて、物干し竿5に吊るした状態を図10(C)に示す。 【0060】 なお、衣服シワ伸ばし具2を脚部41に装着する方法は上記に限定されるものではなく、使用者各人が適宜装着し易い方法により脚部41へ挿入することができる。例えば、図11に示すように、衣服シワ伸ばし具2をズボン4の裾開口部42から矢印S方向に脚部41へ挿入することも当然に可能である。 【産業上の利用可能性】 【0061】 本発明に係るシワ伸ばし具は、特に洗濯後の衣服に生じた洗いシワを伸ばすために有用であるほか、日常の着衣によって衣服に生じたシワを伸ばすためにも使用することができる。また、乾燥させた後のパンツ等の衣服をクローゼット等に吊し、そのまま収納しておくためのハンガーとしても利用することができる。さらに、百貨店や衣料品点等の衣服売場において、パンツ等の衣服商品を、生地を張った状態でディスプレーするための器具としても活用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0062】 【図1】本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第一実施形態を表す正面図である。(A)は初期状態を、(B)は棒材11、12間の距離Lが狭められた保持状態を示す。 【図2】結合部113の拡大図である。(A)は初期状態を、(B)及び(C)は構成態様を示す。(B)は正面図であり、(C)は(B)中、矢印方向からみた上面図である。 【図3】連結部材13の拡大図である。(A)は初期状態を、(B)はグリップ部135を握って保持した保持状態を示す。 【図4】連結部材の変形形態を示す拡大図である。 【図5】本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第二実施形態の初期状態を表す正面図(A)と、その変形形態の初期状態を表す正面図(B)である。 【図6】屈折構造115の拡大図である。(A)は初期状態を、(B)及び(C)は構成態様を示す。(B)は正面図であり、(C)は(B)中、矢印方向からみた側面図である。 【図7】本発明に係る衣服シワ伸ばし具の衣服への装着状態の一例を示す図である。 【図8】本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第三実施形態の初期状態を表す正面図である。 【図9】本発明に係る衣服シワ伸ばし具に取り付けることができるフック部材と、その取り付け方法を示す斜視図である。 【図10】衣服シワ伸ばし具2をパンツ4の脚部41への挿入する方法の一例を表す図である。 【図11】衣服シワ伸ばし具2をパンツ4の脚部41への挿入する方法の他の一例を表す図である。 【符号の説明】 【0063】 1、2、3 本発明の第一実施形態である衣服シワ伸ばし具 4 パンツ 5 物干し竿 11、12、21,22、31、32 棒材 13、14、23、24、33、34 連結部材 135、145、235、245 グリップ部 115、125 屈折構造 F フック部材 F1、F2 鈎手
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| 【出願人】 |
【識別番号】501167024 【氏名又は名称】村上 佳義
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112874 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邊 薫
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| 【公開番号】 |
特開2008−29729(P2008−29729A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−208732(P2006−208732) |
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