| 【発明の名称】 |
転倒防止コースター |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 昌夫
|
| 【要約】 |
【課題】紙コップ等の軽量コップを、風や揺れあるいは衝撃等で転倒するのを防止するコースターにおいて、コストが安く、簡単に装着できて手間がかからず、広告効果もある、転倒防止コースターを提供すること。
【構成】略正方形でその外周線が波形の厚紙又はプラスチック等のシート上に、略円形状でその円周線が波形の切り込みを入れ、該切り込みは対向する2ヶ所で途切れる部分を有し、該途切れ部分には上下の波形円周線を繋ぐ折り線を入れ、該折り線の90°方向に、上下の波形円周線を繋ぐ直線状の中切込みを入れた、転倒防止コースター。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略正方形でその外周線が波形の厚紙又はプラスチック等のシート上に、略円形状でその円周線が波形の切り込みを入れ、該切り込みは対向する2ヶ所で途切れる部分を有し、該途切れ部分には上下の波形円周線を繋ぐ折り線を入れ、該折り線の90°方向に、上下の波形円周線を繋ぐ直線状の中切込みを入れた、転倒防止コースター。 【請求項2】 請求項1の転倒防止コースターにおいて、波形円周線を繋ぐ折り線の90°方向に入れる上下の波形円周線を繋ぐ直線状の中切込みは設けず、シートの外周から波形円周線までの外切り込みを上下2ヶ所に入れた、転倒防止コースター。 【請求項3】 シートの形状は、円形、正方形、角を丸めた正方形、長方形、角を丸めた長方形、三角形、角を丸めた三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形、あるいはその外周線が三角凹凸を持つ円形、正方形、長方形、三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形、又はその外周線が波形凹凸を持つ円形、正方形、長方形、三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形である、請求項1又は請求項2記載の、転倒防止コースター。 【請求項4】 略円形状の円周切り込みの円周線の線形は、滑らかな線状、細かい三角凹凸の波形、その他の凹凸の波形を持つ円周線の形とした、請求項1又は請求項2記載の、転倒防止コースター。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、紙コップ等の軽量コップが、風や揺れあるいは衝撃等で転倒しにくくするための、転倒防止コースターに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、紙コップ等の軽量コップを飲料容器として用いる場合、コップを直にテーブル等に置くことが多く、コースターを用いる場合も紙製のただ敷くだけのコースターが用いられていた。 しかし、紙コップ等の軽量コップは、飲料を入れた場合でも風や揺れあるいは衝撃等で転倒しやすく安定性が悪かった。 そのため、紙コップ等の軽量コップを転倒しにくくするためのコースターが考えられたが、これには例えば下記のような文献がある。 【0003】 【特許文献1】 特開2002−248044 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 特開2002−248044においては、長方形の紙やプラスチック等のシートを3分割し、その2ヶ所に折り線を入れ、該折り線を山折りして両側を重ねることにより底面を形成し、真ん中の、底面より若干長めの部分を上面とすることにより、上面がたわんで立体的な受け部を形成し、該上面の真ん中にコップが入る大きさの穴と該穴の淵にべろを形成することによって、コップがぐらつかないようなしっかりとした受け部を形成したコースターが提案されている。 これは、立体的な受け部を形成することによって、紙コップ等の軽量コップがしっかり支えられる点において優れたものといえる。 しかし、例えばマラソン大会のように、紙コップを沢山用意しなければならないような場合、上記提案のコースターでは組み立ての手数が大変である。 本発明においては、平面的な厚紙やプラスチック等のシートに切り込みや折り線を入れるだけで、簡単に紙コップ等に装着できるので、手間もかからずコストも安くできる、転倒防止コースターを提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 略正方形でその外周線が波形の厚紙又はプラスチック等のシート上に、略円形状でその円周線が波形の切り込みを入れ、該切り込みは対向する2ヶ所で途切れる部分を有し、該途切れ部分には上下の波形円周線を繋ぐ折り線を入れ、該折り線の90°方向に、上下の波形円周線を繋ぐ直線状の中切込みを入れた、転倒防止コースターである。 【発明の効果】 【0006】 本発明は、紙コップ等の軽量コップが風で倒れたり揺れや衝撃で倒れたりして、中の飲料がこぼれるのを防止することができるので、パーティーや各種競技大会あるいは電車、バス、航空機等揺れる場所で紙コップに装着すると、転倒防止の効果が大きい。 また、本発明は、略円形の切り込み部分を紙コップの底上げ部分に差し込むだけでしっかり固定するので、例えばマラソン大会のような沢山の紙コップを用意しなければならないような場合、手間がかからず素早くコースターを装着できる。 本発明の余白部分には書き込みスペースがあるので、そこに広告を搭載すれば、ノベルティーとして使用しても広告の効果が大きい。 また、パーティー等で使用する場合は名前を書き入れることにより、他のコップと識別でき、混同を避けることができる。 本発明は、厚紙又はプラスチック等のシートに切り込みや折り線を入れるだけなので、コストが安くでき、プラスチックシートでつくった場合は何回でも繰り返し使用できるので経済的である。また、厚紙でつくった場合は、使用後紙として燃やせるので公害とならない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 本発明の実施の形態を図1の実施例1により説明する。 略正方形でその外周線が波形の厚紙又はプラスチック等のシート(2)上に、略円形でその円周線が波形状の円周切り込み(3)を入れるが、該円周切り込み(3)は左右の対向する2ヶ所が途切れている。 円周切り込み(3)が途切れた上下を繋ぐ直線状の折り線(4)を設ける。該折り線(4)の90°方向に、上下の円周切り込み(3)を繋ぐ直線状の中切り込み(5)を入れる。 本発明は、以上の構成より成っている。 【0008】 シート(2)の形状は、図1のような波形線状の正方形だけではなく、滑らかな線状の、円形、正方形、角を丸めた正方形、長方形、角を丸めた長方形、正三角形、角を丸めた正三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形、あるいは三角凹凸を持つ、円形、正方形、長方形、三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形、または、波形凹凸の線状を持つ、円形、正方形、長方形、三角形、五角形、六角形、八角形その他の多角形等いろいろの形が考えられる。 また、ハート形、卵形、星形等デザインに特徴を持たせたいろいろの形が考えられる。 【0009】 円周切り込み(3)の円周線は、図1の波形だけではなく、滑らかな線状、細かい三角凹凸の波形、歯車形その他の凹凸の波形を持った線状の形が考えられる。 【0010】 シート(2)には書き込みスペース(6)があるので、ここにいろいろの情報を書き込むことができる。 例えば、広告を搭載すれば、ノベルティーとして使用しても効果が大きい。また、パーティー等の場合、名前を書き入れることにより他のコップとの識別ができ、混同を避けることができる。 【0011】 本発明は、底が上げ底となっている紙コップ(8)のようなコップに適用する。本発明を紙コップ(8)の底(8a)に当てがい、円周切り込み(3)の内側を紙コップ(8)の底(8a)に押し込む。すると、円周切り込み(3)が押し上げられて底(8a)の淵に引掛かりしっかり固定される。 円周切り込み(3)を押し込むと内側の押し込まれた部分が歪むので、その歪を中切り込み(5)が吸収する。 尚、中切り込み(5)は、真ん中の3分の1程を切り込まずに残しておき、両側の3分の1ずつ程を切り込む形にしてもよい。 【実施例2】 【0012】 本発明の実施例2を図2に示す。実施例2においては、略正方形の外周線の波形が実施例1より細かい波形としたものである。 実施例1においても実施例2においても、大きい厚紙又はプラスチックシートに切り込みを入れた場合、上下左右の切り込み線が隣り合う切り込み線とぴったり一致して、切り屑がほとんど出ないので、経済的であり、環境にも配慮した形である。 【実施例3】 【0013】 本発明の実施例3を図3に示す。実施例3においては角を丸めた正方形のシート(2)に、略円形状でその円周線が波形の切り込み(3)を入れる。該円周切り込み(3)は左右の対向する2ヶ所が途切れている。円周切り込み(3)が途切れた上下を繋ぐ直線状の折り線(4)を設ける。該折り線(4)の90°方向に、シート(2)の外周から円周切り込み(3)までの外切り込み(7)を上下2ヶ所に設ける。 この実施例3においては、円周切り込み(3)の内側を紙コップ(8)の底(8a)に押し込んで、紙コップ(8)に取り付けたときに生じた歪を、外切り込み(7)が吸収する。 【実験例】 【0013】 紙コップに水を定量入れ、本発明を用いたものと用いないものとでの転倒比較実験を行った。台は木の板の上にフォームラバーを張って滑り難くし、この台上に置いた紙コップが何度傾いた時に転倒するかを比較実験した。 〈テスト1〉 紙コップ小(高さ80mm)に水を150cc入れる。 コースターをつけないもの 25°で転倒 本発明をつけたもの 35°で転倒 上記実験においては、本発明をつけたものとつけないものとでは、10°の差があった。 〈テスト2〉 紙コップ小(高さ80mm)に水を130cc入れる。 コースターをつけないもの 28°で転倒 本発明をつけたもの 38°で転倒 上記実験においては、本発明をつけたものとつけないものとでは、10°の差があった。 〈テスト3〉 紙コップ大(高さ120mm)に水を130cc入れる。 コースターをつけないもの 27°で転倒 本発明をつけたもの 38°で転倒 上記実験においては、本発明をつけたものとつけないものとでは、11°の差があった。 上記実験から明らかなように、コースターを何もつけない場合と、本発明の転倒防止コースターをつけた場合とでは大きな差があり、本発明の効果が実証された。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】本発明の実施例1を示す図 【図2】本発明の実施例2を示す図 【図3】本発明の実施例3を示す図 【図4】本発明の実施例1を紙コップに取り付けた状態の平面図 【図5】本発明の実施例3を紙コップに取り付けた状態の平面図 【図6】本発明の実施例1を紙コップに取り付けた状態のA−A断面図 【図7】本発明の実施例3を紙コップに取り付けた状態のB−B断面図 【図8】本発明の実施例1を紙コップに取り付けた状態を示す斜視図 【図9】本発明の実施例3を紙コップに取り付けた状態を示す斜視図 【符号の説明】 【0015】 1 本発明の転倒防止コースター 2 シート 3 円周切り込み 4 折り線 5 中切り込み 6 書き込みスペース 7 外切り込み 8 紙コップ 8a 底
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000108801 【氏名又は名称】タマパック株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年7月14日(2006.7.14) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2008−18214(P2008−18214A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−220612(P2006−220612) |
|