| 【発明の名称】 |
吊り下げ固定具 |
| 【発明者】 |
【氏名】嘉見 哲志
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| 【要約】 |
【課題】取り付け、取り外しが容易で、かつレールにガタつきなく強固に固定できる吊り下げ固定具を提供する。
【構成】吊り下げ具は、レールのスライド溝内に挿入される差し込み部11とスライド溝の外側のレールに当接するフランジ部12とからなるベース台1と、先端部に鉤部22を有する平板部20とベース台1に設けられた軸穴14に対して挿入される軸部21とを有する固定部2と、固定部2の軸部21に取り付けられる摘み部5と、固定部2をベース台1方向に付勢するスプリング4と、からなり、鉤部22はスライド溝への挿入時並びに固定時にはスプリング4により、ベース台1の差し込み部11の先端表面部に当接され、鉤部22の回転時には、摘み部5を押し込み、固定部2を移動させ、差し込み部11から鉤部22が離間する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部を開口し、左右内面下端からそれぞれ内向き支持片が突出したスライド溝を有するレールに、鉤部が取り付けられた差し込み部を挿入させ、前記鉤部を回転させ、前記支持片と鉤部とを係合させて吊り下げ具を固定する吊り下げ固定具であって、前記吊り下げ具は、前記レールのスライド溝内に挿入される差し込み部とスライド溝の外側のレールに当接するフランジ部とからなるベース台と、先端部に鉤部を有する平板部と前記ベース台に設けられた軸穴に対して挿入される軸部とを有する固定部と、前記固定部の軸部に取り付けられる摘み部と、前記固定部を前記ベース台方向に付勢する付勢手段と、からなり、前記鉤部は前記スライド溝への挿入時並びに固定時には前記付勢手段により、前記ベース台の差し込み部の先端表面部に当接され、前記鉤部の回転時には、前記摘み部を押し込み、前記固定部を移動させ、前記差し込み部から前記鉤部が離間することを特徴とする吊り下げ固定具。 【請求項2】 前記ベース台の差し込み部に、固定時に前記固定部の鉤部の平板部を固定する凹所が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ固定具。 【請求項3】 前記ベース台の差し込み部に、前記スライド溝の挿入時に前記固定部の平板部の回転を阻止する突部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り下げ固定具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、吊り下げ固定具に関し、天井などに取り付けられたスライド溝を有するレールにがたつきや外れたりせずに確実に固定できる吊り下げ固定具に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の展示パネル用吊り下げ装置のフック101は、図12に示すように、レール102のスライド溝103にそのヘッド104を挿入し、挿入後回転させてレール102と係合させている。ヘッド104はスライド溝103に挿入できるようにその両側を削除してある。このフック101のヘッド104の上面にはゴム等の弾性体105を接着して、スライド溝103にフックを固定するようにしてある。 【特許文献1】特開2003−227219号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 フック101のヘッド104の上面にはゴム等の弾性体105を接着して、スライド溝103にフックを固定するようにしてあるが、スライド溝103の溝の深さが弾性体105に対して深すぎたりすると、フック101はガタついたり外れたりする。 【0004】 また、フックがガタついたり外れたりすると、危険である。特に、天井から吊り下げたロッドなどに陳列棚等を取り付けるような場合には、より強固にガタつきなくレールに吊り下げ固定具を固定する必要がある。 【0005】 この発明は、かかる観点に鑑みなされたものにして、取り付け、取り外しが容易で、かつレールにガタつきなく強固に固定できる吊り下げ固定具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この発明は、下部を開口し、左右内面下端からそれぞれ内向き支持片が突出したスライド溝を有するレールに、鉤部が取り付けられた差し込み部を挿入させ、前記鉤部を回転させ、前記支持片と鉤部とを係合させて吊り下げ具を固定する吊り下げ固定具であって、前記吊り下げ具は、前記レールのスライド溝内に挿入される差し込み部とスライド溝の外側のレールに当接するフランジ部とからなるベース台と、先端部に鉤部を有する平板部と前記ベース台に設けられた軸穴に対して挿入される軸部とを有する固定部と、前記固定部の軸部に取り付けられる摘み部と、前記固定部を前記ベース台方向に付勢する付勢手段と、からなり、前記鉤部は前記スライド溝への挿入時並びに固定時には前記付勢手段により、前記ベース台の差し込み部の先端表面部に当接され、前記鉤部の回転時には、前記摘み部を押し込み、前記固定部を移動させ、前記差し込み部から前記鉤部が離間することを特徴とする。 【0007】 また、前記ベース台の差し込み部に、固定時に前記固定部の鉤部の平板部を固定する凹所を設けるように構成すると良い。ことを特徴とする請求項1 更に、前記ベース台の差し込み部に、前記スライド溝の挿入時に前記固定部の平板部の回転を阻止する突部を設けると良い。 【発明の効果】 【0008】 この発明は、レールと固定時には、付勢手段の付勢力により、固定部の鉤部とレールの支持片とが係合するとともに、固定部の平板部は、差し込み部の凹所に入り込み規制される。従って、固定部の鉤部とレールの支持片とが係合した状態においては、摘み部を誤って回転させることにより、吊り下げ部が落下する虞はない。また、付勢手段の付勢力により、ガタつき等も無くすことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。 【0010】 図1は、この発明の実施形態にかかる吊り下げ部を示す一部を断面にした正面図、図2は、この発明の実施形態にかかる吊り下げ部を示す正面図であり、固定部を上下移動させた状態を示している。この図1は、固定部を回転させて固定時状態の位置にした状態である。 【0011】 図3は、吊り下げ部のベース台を示す側面図、図4は、吊り下げ部のベース台を示す正面図、図5は、吊り下げ部のベース台を示す上面図である。図6は、吊り下げ部の固定部の上面図、図7は、吊り下げ部の固定部の側面図、図8は、吊り下げ部の固定部の正面図である。 【0012】 ベース台1のベース本体10にレールのスライド溝内に挿入される差し込み部11が設けられ、この差し込み部11のベース本体部分にスライド溝の外側のレールに当接するフランジ部12が設けられている。このフランジ12の上には吊り下げ具をレールに固定時にレールに傷がつくのを防ぐため樹脂製ワッシャ6が取り付けられている。 【0013】 ベース本体10の外周部にロッドが取り付けられるロッドベース(図示せず)がねじ込まれるねじ部13が設けられている。 【0014】 図1及び図3ないし図5に示すように、ベース台10には、固定部2の軸部21を移動自在に支持する軸穴14が設けられている。軸穴14を取り囲むように、固定部2を図中矢印A方向に付勢するスプリング4を収納する収納凹所15が設けられている。この収納凹所15は、ボス部16の内周側に設けられている。このボス部と16の外側には摘み部5がはまり込む凹所17が設けられている。 【0015】 図1及び図6ないし図8に示すように、固定部2は、先端部に鉤部22を有する平板部20とベース台1に設けられた軸穴14に対して挿入される軸部21を有する。さらに、固定部2をスライド溝内に挿入時にベース台1の差し込み部11の突部110と当接し、固定部2の回転を阻止する段部23が設けられている。 【0016】 固定部2の軸部21の先端部には摘み部5が取り付けられ、ホーロービス7により摘み部5が軸部21に固定されている。 【0017】 差し込み部11には、固定時に固定部2の平板部20を固定する凹所111が設けられている。さらに、突部110と対向する箇所には突起112が設けられており、固定部2をスライド溝内に挿入時に、突部110とにより平板部20を固定し、固定部2の回転を阻止する。 【0018】 図2は、この発明の実施形態にかかる吊り下げ部を示す正面図であり、固定部を上下移動させた状態を示している。固定部2を差し込み部11との係合を解除するときには、図2の実線で示すように、摘み部5をスプリング4の付勢力に抗して押し込み、差し込み部11から固定部2の平板部20を離間させる。この状態で摘み部5を回転させることで、固定部2は回転し、スライド溝への固定状態、挿入時の差し込み部11への固定状態に選択することができる。 【0019】 次に、図9及び図10を参照して、レールのスライド溝へ吊り下げ部を取り付ける手順を説明する。図9は、レールのスライド溝へ吊り下げ部を取り付ける手順を示す模式図であり、(A)は吊り下げ部を挿入する状態、(B)は固定した状態を示し、図10は、吊り下げ部の固定部と差し込み部を示す上面図であり、(A)は吊り下げ部を挿入する状態、(B)は固定した状態を示している。 【0020】 下部を開口し、左右内面下端からそれぞれ内向き支持片81が突出したスライド溝82を有するレール8が天井等に固定されている。このレール8のスライド溝82内に、鉤部22を有する固定部2が取り付けられた差し込み部11を挿入させる。このとき、図10に示すように、固定部2の平板部20は、ベース台1の差し込み部11の突部110と突起112に挟まれて両者が係合して、固定部2の回転が阻止された状態に保たれている。この状態であれば、摘み部5を回転させようとしても、突部110または突起112に平板部20が当接し、摘み部5を回転させることはできない。 【0021】 この後、摘み部5をスプリング4の付勢力に抗して押し上げ、固定部2の平板部20をベース台1の差し込み部11の突部110と突起112から離間させる。この状態であれば、摘み部5を回転させることができる。 【0022】 図9の(B)に示すように、摘み部5を回転させる。このとき、平板部20の段部23と突起110とは、平板部20を離間させた状態でも両者は当接する寸法に形成されている。このため、摘み部5は、突起110に当接しない方向にのみ回転を規制される。摘み部5を90度回転させると、図10(B)に示すように、平板部20の同じ辺の段部23とは逆の箇所が突起110に当接し、この位置で摘み部5の回転ができなくなる。この状態がレール8の支持片81と固定部2の鉤部22が係合する位置となる。 【0023】 この位置で摘み部5を離すと、スプリング4の付勢力により、固定部2は差し込み部11の方向に移動する。そして、固定部2の鉤部22とレール8の支持片81とが係合し、ベース台1のフランジ12との間で挟み込まれる。そして、固定部2の平板部20は、差し込み部11の凹所111に入り込み、固定部2が固定される。この状態で摘み部5を回そうとしても凹所111に固定部2の平板部2が収容されているので、回転は阻止される。従って、固定部2の鉤部22とレール8の支持片81とが係合した状態においては、摘み部5を誤って回転させることにより、吊り下げ部が落下する虞はない。 【0024】 そして、この吊り下げ部を外す場合には、摘み部5をスプリング4の付勢力に抗して押し上げ、固定部2の平板部20をベース台1の凹所111から離間させる。この状態であれば、摘み部5を回転させることができる。このように、両者を離間させた後、固定時とは逆方向へ摘み部5を回転させ、突部110または突起112に平板部20が当接するまで摘み部5を回転させると、図10の(A)の状態になり、レール8のスライド溝82から吊り下げ具を簡単に取り外すことができる。 【0025】 このように、この発明の吊り下げ固定具によれば、レール8と固定時には、スプリング4の付勢力により、固定部2の鉤部22とレール8の支持片81とが係合するとともに、固定部2の平板部20は、差し込み部11の凹所111に入り込み規制される。従って、固定部2の鉤部22とレール8の支持片81とが係合した状態においては、摘み部5を誤って回転させることにより、吊り下げ部が落下する虞はない。また、スプリング4の付勢力により、ガタつき等も無くすことができる。 【0026】 次に、天井に設けたレールにこの発明の吊り下げ固定具を取り付ける場合につき説明する。図11は、天井する天井に設けたレールにこの発明の吊り下げ固定具を取り付ける例を示す斜視図である。 【0027】 図11に示すように、スライド溝を有するレール8を天井に取り付ける。図10の(A)の状態に固定部2を差し込み部11にセットする。差し込み部11をレール8の溝に挿入させる。その後、摘み部5を押し込みながら、90度回転させる。摘み部5から手を外すと、図10の(B)の状態になり、レール8に吊り下げ具が固定される。取り外しの際には、摘み部5を押し込みながら、上記とは逆に90度回すと、図10の(A)の状態になり、吊り下げ具を取り外すことができる。 【0028】 レール8に吊り下げ具が固定した後、ロッドベース300をベース第1のねじ部にねじ込みレール8の表面までロッドベース300を回転させて取り付ける。このロッドベース300の取り付けで、天井のレールの所定位置にロッドベース300を固定することができる。そして、このロッドベース300にロッド301を差し込み固定することで、天井からロッド301を吊り下げることができる。 【0029】 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 【産業上の利用可能性】 【0030】 この発明の吊り下げ固定具は店舗用の陳列などの場合に天井からロッドを吊り下げる場合の固定具に用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】この発明の実施形態にかかる吊り下げ部を示す一部を断面にした正面図である。 【図2】この発明の実施形態にかかる吊り下げ部を示す正面図であり、固定部を上下移動させた状態を示している。 【図3】吊り下げ部のベース台を示す側面図である。 【図4】吊り下げ部のベース台を示す正面図である。 【図5】吊り下げ部のベース台を示す上面図である。 【図6】吊り下げ部の固定部の上面図である。 【図7】吊り下げ部の固定部の側面図である。 【図8】吊り下げ部の固定部の正面図である。 【図9】レールのスライド溝へ吊り下げ部を取り付ける手順を示す模式図であり、(A)は吊り下げ部を挿入する状態、(B)は固定した状態を示している。 【図10】吊り下げ部の固定部と差し込み部を示す上面図であり、(A)は吊り下げ部を挿入する状態、(B)は固定した状態を示している。 【図11】天井する天井に設けたレールにこの発明の吊り下げ固定具を取り付ける例を示す斜視図である。 【図12】従来の展示パネル用吊り下げ装置のフックをレールに装着した状態を示す縦断面図である。 【符号の説明】 【0032】 1 ベース台 10 ベース本体 11 差し込み部 12 フランジ 13 ねじ部 2 固定部 20 平板部 21 軸部 22 鉤部 5 摘み部
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| 【出願人】 |
【識別番号】593006010 【氏名又は名称】株式会社ロイヤル
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| 【出願日】 |
平成18年6月20日(2006.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085213 【弁理士】 【氏名又は名称】鳥居 洋
【識別番号】100112715 【弁理士】 【氏名又は名称】松山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−178(P2008−178A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−169800(P2006−169800) |
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