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【発明の名称】 商品陳列装置
【発明者】 【氏名】齊藤 疆一

【要約】 【課題】利用者のニーズに適応した商品の陳列装置を提供するにおいて、陳列用の棚段設定が自由にできる装置を提供する。

【構成】多数段の掛止溝2・・を設けた棚板材1と,その左右両側部に設けた支柱材3,3と,最上棚板材の上面部に被嵌する蓋材5と,最下棚板材の左右両支柱材の基端部から前側方に突設する台柱材6,6間に連結する基台材7とから成るウォール・ベースユニット部、正面略コ形に成る左右両側板13,13とその後側板14,14から成る枠体12のそれぞれの後側板の上端に上掛止部15,15を下端に下掛止部16,16を設け,枠体を両後側板の上下両掛止部を介して棚板材に取付け,前記左右両側板のガイドレール17,17上の凹孔18,18と枠体のガイドレール上に配置するフリートレーの底面部上の凸起とを係合し,前記フリートレーの内部に個別トレーを収容して成る商品収容陳列部、とから成る装置である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
等間隔に多数段の掛止溝を設けた棚板材と,その左右両側部に設けた支柱材と,最上棚板材の上面部に被嵌する蓋材と,最下棚板材の左右両支柱材の基端部から前側方に突設する台柱材間に連結する基台材とから成るウォール・ベースユニット部と、
正面略コ形に成る左右両側板とその後側板から成る枠体の後側板の上端部に上掛止部を下端に下掛止部を設け,このように成る枠体の両後側板の上下両掛止部を介して前記ウォール・ベースユニット部の棚板材の掛止溝に取付けるようにし,前記左右両側板の下辺ガイドレールの中間部適所に凹孔を設けるとともにこの両側板間に補強杆を架設し,このように成る枠体の左右両側板のガイドレール上に配置するフリートレーの底面部の左右両端部適所に凸起を設け,この凸起は前記両ガイドレールの凹孔に係合するようにし,このように成るフリートレーの内部に個別トレーを収容し,前記個別トレーの長手方向の底面部中央に設けた孔レールの前端部に発条帯の一端を止着し他端を孔レール上を摺動するスライダーの当て板の後側部に設けた軸部に止着して成る商品収容陳列部と、
から成ることを特徴とする商品陳列装置。
【請求項2】
等間隔に多数段の掛止溝を設けた棚板材をその左右両側部に設けた支柱材を介して複数個連結し,最上棚板材の上面部に蓋材を被嵌し,最下棚板材の左右両支柱材の基端部から前側方に突設する台柱材間に基台材を連結して成るウォール・ベースユニット部と、
篭トレーの背面部の左右両端部に上端に上掛部を下端に下掛止部を設けて成る後側板を設け、このように成る篭トレーを上下両掛部を前記ウォール・ベースユニット部の棚板材の掛止溝に取付けるようにする商品収容陳列部と、
から成ることを特徴とする商品陳列装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、煙草などの商品陳列装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、煙草などの商品をコンビニなどの店舗において陳列販売する際には、立体的なショーケースのトレー上に多種類のものを並列載置しておくことが普通であるところ、同じ目的を有するものとしては特許文献1乃至5のような技術文献が見られる。
【0003】
【特許文献1】特開昭59−218113号公報
【特許文献2】特開昭2005−237566号公報
【特許文献3】実開平1−86856号公報
【特許文献4】登録実用新案第3115289号公報
【特許文献5】登録実用新案第3118700号公報
【特許文献6】特開平11−346879号公報
【特許文献7】特開2003−125906号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フレームユニット部、トレー部、作業台部の全部が一体となって総合的に構成された陳列装置に関する技術文献は見られず、各部が相関関係をもって合理的に構成されているものが存しないことに鑑み、本発明者は、利用者のニーズに適応した商品の陳列装置を提供することを目的とした発明をすでに特願2006−140657号として出願しているところ、これをさらに改良し陳列用の棚段設定が自由な装置を提供することを目的とする。
【0005】
棚段設定を可能にした技術文献としては特許文献6,7のようなものが見られるが、本発明の目的としているところとは異なるものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、等間隔に多数段の掛止溝を設けた棚板材と,その左右両側部に設けた支柱材と,最上棚板材の上面部に被嵌する蓋材と,最下棚板材の左右両支柱材の基端部から前側方に突設する台柱材間に連結する基台材とから成るウォール・ベースユニット部と、正面略コ形に成る左右両側板とその後側板から成る枠体のそれぞれの後側板の上端に上掛止部を下端に下掛止部を設け,このように成る前記枠体を両後側板の上下両掛止部を介して前記ウォール・ベースユニット部の棚板材の掛止溝に取付けるようにし,前記左右両側板の下辺ガイドレールの中間部適所に凹孔を設けるとともにこの両側板間に補強杆を架設し,このように成る枠体の左右両側板のガイドレール上に配置するフリートレーの底面部の左右両端部適所に凸起を設け,この凸起は前記両ガイドレールの凹孔に係合するようにし,このように成るフリートレーの内部に個別トレーを収容して成る商品収容陳列部と、から成る装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によるウォール・ベースユニット部を構成することによって、多数個の個別トレーを収容するフリートレーの取付け準備が極めて迅速かつ容易となる。
【0008】
ウォール・ベースユニット部の高さは、所定高さに成る棚板材を任意数連結することによって、店舗の要請等に応じて自由に加減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ウォール・ベースユニット部の全体を組立てるには、まず垂直方向には多数段の掛止溝を設けて成る棚板材を背面パネルとして必要数連結するとともにその左右両側部に支柱材を連結し、水平方向には前記支柱材の基端部から水平に突設する台柱材を設置しかつこの両台柱材間に基台体を連結する。また、最上棚板材の両支柱材の上端部間には蓋材を被嵌し、これによってウォール・ベースユニット部の全体が組立てられることになる。
【0010】
次に、前記ウォール・ベースユニット部の背面パネルとなる棚板材の前面部に、左右両側板と両後側板を設けた枠体を後側板の上掛止部と下掛止部を前記棚板材の掛止溝にそれぞれ取付ける。しかる後に、前記枠体の左右両側板の下辺部のガイドレール上にフリートレーを挿入し、ガイドレール側の凹孔にフリートレー側の突起を係合して固定する。
【0011】
そこで、フリートレー内に個別トレーを挿入並置した後、この個別トレー内には煙草箱その他必要な商品を収容しかつスライダーの当て板を商品の背面に当てて常に背面より押圧するようにする。
【実施例】
【0012】
本発明に係る陳列装置は、(A)ウォール・ベースユニット部と(B)商品収容陳列部とから構成される。
【0013】
A.ウォール・ベースユニット部
垂直方向に等間隔をおいて多数段の掛止溝2・・を設けた棚板材1と、これをその左右両側部に設けた支柱材3,3に連結して構成する。(図1参照)
【0014】
前記棚板材1の高さは例えば150mmとし、これを例えば5枚合わせて左右支柱材3,3間に一体に構成したものを基本体4とし、この基本体の最上棚板材1の上面部には蓋材5を被嵌する。(図2参照)
【0015】
6,6は前記左右の支柱材3,3の基端部から水平方向に一体に突設する台柱材で、この台柱材間には基台体7を連結する。
【0016】
8は前記基本体4となる最上棚板材1の上方部に連結する副棚板材で、左右両側に副支柱材9,9を有するこの副棚板材は店舗の状況に応じて基本体4の最上棚板材1の上方部に必要数連結すればよい。
【0017】
各副棚板材8の左右副支柱材9,9の上下基端部には、連結用の凸部10,10と凹部11,11を設ける。(図3参照)
【0018】
B.商品収容陳列部
商品収容陳列部は、前記ウォール・ベースユニット部の棚板材1の前面部の上下段に適当間隔をおいて掛止め固定する枠体12と、この枠体上に設置する後記フリートレー20などから成る。(図4参照)
【0019】
前記枠体12は、正面略コ形に成る左右両側板13,13とその後側板14,14から成り、この後側板の上端には上掛止部15,15を、下端には下掛止部16,16を設ける。(図5参照)
【0020】
17,17は前記枠体12の両側板13,13の下辺部のガイドレールで、このガイドレールの中間適所に凹孔18,18を設ける。(図10参照)
【0021】
19,19は前記左右両側板13,13間に架設した補強杆である。
【0022】
20は前記枠体12の左右両側板13,13のガイドレール17,17上に配置するフリートレーで、このフリートレーの底面部の左右両端部適所に凸起21,21を設け、フリートレーを前記枠体12上に固定する際には凸起を凹孔18,18に係合する。(図6・図10参照)
【0023】
前記フリートレー20の前側面部には、低位のポケット壁部20'を設けるとともにその上方部は開口状態に成るが、左右両側面部及び後側面部には同一高さの壁部20'',20'',20''を形成する。
【0024】
22・・は前記フリートレー20の内部に収容する狭巾の個別トレーで、この個別トレーの横巾と数によってフリートレーの横巾は異なる。(図7〜図9参照)
【0025】
また、個別トレー22・・は、長手方向の一側部及び前後両側部には必要高さの側壁23を設け、他側部には若干高さのガイド壁24を設けかつその上方は空間部25と成り、このような構成によって個別トレー上に陳列する商品の取り出しや補充をし易くするようにする。
【0026】
また、個別トレー22の短手方向の前後両側端部にはカードポケット26,26を設け、任意の文字,数字などを記入した表示板を挿入する。このポケットの底面部には、ほこり出し孔27,27を設ける。
【0027】
前記個別トレー22の長手方向の底面部中央には、巾狭に成る孔レール28を形成する。
【0028】
前記孔レール28の一方のカードポケット26側の内前端部の左右両側部には山形状に成る載せ台部29,29を形成し、煙草箱等の最先商品の背面部を押圧する後続商品に対して一段高い位置にあるようにし、最先商品を取り出し易くしている。
【0029】
また、前記両載せ台29,29をはさむ孔レール28の前端部には発条帯30の一端部を止着し、この発条帯の他端部は、前記孔レール21上を前後に摺動するスライダー31の当て板32の左右両後側壁33,33間に設けた軸部34に止着する。
【0030】
前記スライダー31の両後側壁33,33の底面部は一体に成り、この底面部の左右両端部には前記孔レール28の左右両側縁部に係合して摺動する凹溝35を形成し、これを介してスライダー31は孔レール28上を前後に摺動するようになる。
【0031】
36はウォール・ベースユニット部を複数個並設した状態に構成したものを示し、これは2つのウォール・ベースユニット部の背面部において任意手段を介して連結する。この連結並設した状態にあっても、各ウォール・ベースユニット部の前面部の構成態様は前記のとおりである。(図11参照)
【0032】
37は簡略構造に成るウォール・ベースユニット部を示し、廉価版の一例である。(図12参照)
【0033】
38は前記商品収容陳列部において使用するフリートレー20に代えて取付ける篭トレーで、この篭トレーの後側部の左右両端部に設けた後側板14,14の上端には上掛止部15,15を、下端に下掛止部16,16を設けている。(図13参照)
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】全体の組立て前の斜視図
【図2】全体の組立て後の斜視図
【図3】一部材の斜視図
【図4】全体の分離関係を示す斜視図
【図5】(a),(b)は要部の取付け関係を示す側断面図
【図6】一部材の斜視図
【図7】他部材の斜視図
【図8】図7部材の側断面図
【図9】図7部材要部の斜視図
【図10】(a),(b)は図6部材の作用状態を含む側断面図
【図11】一使用例の背斜視図
【図12】他実施例の斜視図
【図13】他の取付部材の斜視図
【符号の説明】
【0035】
1 棚板材
2・・ 掛止溝
3,3 支柱材
4 基本体
5 蓋材
6,6 台柱材
7 基台体
8 副棚板材
9,9 副支柱材
10,10 連結用凸部
11,11 連結用凹部
12 枠体
13,13 左右両側板
14,14 後側板
15,15 上掛止部
16,16 下掛止部
17,17 ガイドレール
18,18 凹孔
19,19 補強杆
20 フリートレー
20' ポケット壁部
20'',20'',20''壁部
21,21 凸起
22・・ 個別トレー
23 側壁
24 ガイド壁
25 空間部
26,26 カードポケット
27,27 ほこり出し孔
28 孔レール
29,29 載せ台部
30 発条帯
31 スライダー
32 当て板
33,33 両後側壁
34 軸部
35 凹溝
36 ウォール・ベースユニット部の複数並設状態
37 簡略構造に成るウォール・ベースユニット部材
【出願人】 【識別番号】393007053
【氏名又は名称】株式会社スピン
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】100063819
【弁理士】
【氏名又は名称】牛木 理一


【公開番号】 特開2008−29572(P2008−29572A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−206011(P2006−206011)