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【発明の名称】 ショーケース
【発明者】 【氏名】早瀬 浩二

【氏名】鉄川 和夫

【要約】 【課題】透明扉のハンドルに施錠装置を内蔵させた場合にも、本体の略全幅まで透明扉の幅を拡張することができるショーケースを提供する。

【構成】低温ショーケース1は、陳列室4を備えた本体11の開口を開閉自在に閉塞するよう一側が本体に回動自在に枢支された透明扉2と、この透明扉の非枢支側外面に設けられたハンドル3と、このハンドル内に設けられた施錠装置17とを備えたものであって、施錠装置は、鍵孔19と、この鍵孔に差し込まれた鍵の回動操作によって当該鍵と同心的に回動する回動軸21と、この回動軸に取り付けられて本体に係脱可能に係合するフック22とを有し、鍵孔を、透明扉枢支側のハンドル側面に配置した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
陳列室を備えた本体の開口を開閉自在に閉塞するよう一側が前記本体に回動自在に枢支された透明扉と、該透明扉の非枢支側外面に設けられたハンドルと、該ハンドル内に設けられた施錠装置とを備えたショーケースにおいて、
前記施錠装置は、鍵孔と、該鍵孔に差し込まれた鍵の回動操作によって当該鍵と同心的に回動する回動軸と、該回動軸に取り付けられて前記本体に係脱可能に係合するフックとを有し、
前記鍵孔を、前記透明扉枢支側の前記ハンドル側面に配置したことを特徴とするショーケース。
【請求項2】
前記透明扉は、透明壁と該透明壁を保持するサッシュとから構成され、前記ハンドルは前記サッシュの非枢支側の辺の外面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項3】
前記透明扉は上下反転して取付可能とされていると共に、前記施錠装置は、前記回動軸への前記フックの取付角度を調整することにより、前記回動軸の回動遊びを吸収する構造を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
【請求項4】
前記ハンドルには、手掛け部と前記施錠装置を上下に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のショーケース。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、透明扉の施錠装置を備えたショーケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種ショーケースでは、陳列室内に飲料や食品等の商品を収納し、例えば陳列室内には冷気を循環させて低温とすることにより、商品を冷却しながら陳列している。この陳列室の開口は回動自在の透明ガラス扉により開閉自在に閉塞されており、閉店時にはこの扉に施錠して商品の盗難を防止していた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平3−121016号公報
【特許文献2】特開2005−152528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のこの種ショーケースの施錠装置は、扉とは別部品の錠前を使用していたため、扉はどうしても少許開いてしまうと共に、錠前がぶら下がるかたちとなるため、施錠能力に限界があった。また、使用しないときには錠前自体を無くしてしまう危険性もある。
【0004】
そこで、所謂シリンダ錠を扉の非枢支側にあるハンドルに内蔵させ、鍵孔に差し込んだ鍵の回動操作によってこのシリンダ錠のフックをショーケース本体に係合させて施錠する構造のものも開発されているが、従来ではシリンダ錠の鍵孔が扉の前方に向けて取り付けられていたため、フックは前後方向に延在するシリンダ錠の回動軸で回動されるかたちとなっていた。即ち、フックは本体に対して横方向から(開口の内側から外側に向けて)係合する構造であったため、本体の幅より扉を拡張できない関係上、扉の幅は本体の幅よりも狭くならざるを得ず、扉のガラスを通した視認性にも限界が生じていた。
【0005】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、透明扉のハンドルに施錠装置を内蔵させた場合にも、本体の略全幅まで透明扉の幅を拡張することができるショーケースを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のショーケースは、陳列室を備えた本体の開口を開閉自在に閉塞するよう一側が本体に回動自在に枢支された透明扉と、この透明扉の非枢支側外面に設けられたハンドルと、このハンドル内に設けられた施錠装置とを備えたものであって、施錠装置は、鍵孔と、この鍵孔に差し込まれた鍵の回動操作によって当該鍵と同心的に回動する回動軸と、この回動軸に取り付けられて本体に係脱可能に係合するフックとを有し、鍵孔を、透明扉枢支側のハンドル側面に配置したことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明のショーケースは、上記において透明扉は、透明壁とこの透明壁を保持するサッシュとから構成され、ハンドルはサッシュの非枢支側の辺の外面に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明のショーケースは、上記各発明において透明扉は上下反転して取付可能とされていると共に、施錠装置は、回動軸へのフックの取付角度を調整することにより、回動軸の回動遊びを吸収する構造を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明のショーケースは、上記各発明においてハンドルには、手掛け部と施錠装置を上下に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、陳列室を備えた本体の開口を開閉自在に閉塞するよう一側が本体に回動自在に枢支された透明扉と、この透明扉の非枢支側外面に設けられたハンドルと、このハンドル内に設けられた施錠装置とを備えたショーケースにおいて、施錠装置は、鍵孔と、この鍵孔に差し込まれた鍵の回動操作によって当該鍵と同心的に回動する回動軸と、この回動軸に取り付けられて本体に係脱可能に係合するフックとを有し、鍵孔を、透明扉枢支側のハンドル側面に配置したので、鍵孔に鍵を差し込んで回動軸を回動させる動作により、フックは本体の開口端面に係合可能となる。
【0011】
即ち、透明扉を本体の略全幅まで拡張し、フックを本体の開口端面に係合させることができるようになるので、請求項2の如くサッシュと透明壁を備えた場合には、特に透明壁からの陳列室内の視認性を大幅に改善することができるようになる。また、透明扉の枢支側から鍵孔に鍵を差し込むことになるので、透明扉の非枢支側の本体側面が壁面に密着して設置された場合にも、支障なく施錠装置の施錠/解錠を行うことができる。
【0012】
また、請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて施錠装置は、回動軸へのフックの取付角度を調整することにより、回動軸の回動遊びを吸収する構造を備えているので、透明扉を上下反転して取付可能とした場合にも、回動軸の回動遊びによって反転使用時のフックと本体との係合状態が不良となる不都合も解消することができるものである。
【0013】
更に、請求項4の発明によれば、上記各発明においてハンドルには、手掛け部と施錠装置を上下に配置したので、ハンドルの手掛け部に手指を掛けて透明扉を開閉する際に、施錠装置が開閉作業の妨げとなることが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
【実施例1】
【0015】
図1は本発明を適用したショーケースの実施例としての低温ショーケース1の斜視図、図2は低温ショーケース1の透明扉2を開いた状態の斜視図、図3は図2の拡大図、図4は低温ショーケース1の透明扉2のハンドル3部分の平断面図、図5は低温ショーケース1の透明扉2のハンドル3部分の縦断側面図、図6は低温ショーケース1の透明扉2のハンドル3を透明扉2枢支側から見た拡大斜視図、図7は低温ショーケース1の透明扉2のハンドル3を透明扉2非枢支側から見た拡大斜視図である。
【0016】
実施例の低温ショーケース1は、陳列室4の周囲四面が透明二重ガラスから構成された透明壁6・・・にて囲繞された所謂卓上型のショーケースであり、断熱壁7と、この断熱壁7の四隅に立設された支柱8・・・と、天板9と、これら断熱壁7、支柱8及び天板9によって保持された左右面の透明壁6、6等から本体11が構成されている。左右面の透明壁6、6内側の断熱壁6上にはこれも硬質合成樹脂から成る底板12が取り付けられ、これら底板12と天板9及び左右の透明壁6、6間の本体11内に陳列室4が構成されている。
【0017】
係る構成により、本体11の陳列室4部分は前面と後面が開口する。そして、この前後の開口は二枚の透明扉2、2によって開閉自在に閉塞される。尚、前後の透明扉2、2は同一のものを使用している。前後の透明扉2、2はそれぞれ向かって右側の上下を本体11の天板9と断熱壁7に回動自在に枢支されて取り付けられている。また、透明扉2は周囲の硬質合成樹脂製のサッシュ14と、このサッシュ14の内側に保持された透明二重ガラス製の前記透明壁6とから構成されており、非枢支側の外面(前面)一側、即ち、サッシュ14の向かって左側の辺(透明扉2の非枢支側の辺)の外面(前面)の上下方向の略中央部にはハンドル3が取り付けられている。Gはサッシュ14の内面周囲に取り付けられたマグネットガスケットであり、透明扉2を閉じたときに、支柱8内に設けられた当該支柱8を構成する鋼板製のアングル8Aに吸着する。
【0018】
また、断熱壁7の下側には陳列室4の下方に位置して機械室13が構成されており、この機械室13内には冷却ユニットの冷媒回路を構成する図示しない圧縮機、凝縮器と、これらを空冷するための凝縮器用ファンが設置されている。一方、断熱壁7内には図示しない冷却室が構成されており、この冷却室内には前記圧縮機等と共に冷却ユニットの冷媒回路を構成するこれも図示しない蒸発器と、冷却用ファンが収納されている。底板12には、陳列室4内の底部に位置して図示しない冷気吸込口と冷気吐出口が形成され、断熱壁7内の冷却室に連通している。尚、16は陳列室4内に架設された商品陳列用の網棚である。
【0019】
前記圧縮機が運転されると、蒸発器が冷却作用を発揮する。蒸発器と熱交換して冷却された冷却室内の冷気は、前記冷却用ファンにより吸引されて冷気吐出口から上方の陳列室4内に吐出される。陳列室4内に吐出された冷気は上昇し、陳列室4内部を循環して棚16上等の商品を冷却した後、降下して冷気吸込口から冷却室内に帰還する。これにより、陳列室4内は所定の温度(通常は+5℃〜+10℃の冷蔵温度)に冷却されることになる。
【0020】
次に、透明扉2とハンドル3について詳細に説明する。尚、実施例の透明扉2は同一のものを上下反転して使用することにより、実施例のように向かって右側を枢支する場合と、左側を枢支する場合とを選択できるように構成されている。
【0021】
ハンドル3は図6、図7に示すように、手指を掛けて操作可能な所定の上下寸法、幅寸法及び奥行き寸法を有しており、内部に施錠装置17が取り付けられている。ハンドル3の透明扉2の外面(前面)内方に指向した側面、即ち、透明扉2の枢支側に面したハンドル3の側面上部に手掛け部18が上下方向に凹陥形成されている。また、当該手掛け部18の下方の同側面(透明扉2の枢支側に面したハンドル3の側面下部)には、施錠装置17の鍵孔19が露出して配置されている。
【0022】
即ち、図6、図7の場合には、手掛け部18と施錠装置17はハンドル3内の上下に位置して別々に設けられている。透明扉2を開閉する際には手掛け部18に手指を掛けて作業するものであるが、施錠装置17はその下方に位置しているので、開閉作業の際の妨げとならない。これは透明扉2を上下反転させて使用する場合にも同様であり、その場合には施錠装置17が上に手掛け部18がその下方となる。
【0023】
即ち、ハンドル3は透明扉2の非枢支側(実施例の向かって左側)に位置しており、鍵孔19は図1、図4、図6に示すように、透明扉2の外面側(前面側)の空間に向け、且つ、透明扉2の枢支側(実施例の向かって右側)に指向して露出している。
【0024】
この施錠装置17は、図4、図5に示すように、回動軸21を備えており、この回動軸21の一端面に前記鍵孔19が設けられている。即ち、回動軸21は透明扉2の枢支側から非枢支側に向かう線と平行に且つ水平に設けられ、鍵孔19に差し込まれた鍵(図示せず)の回動操作によって当該鍵と回動軸21は同心的に回動する。
【0025】
この回動軸21の他端部にはフック22が取り付けられている。この場合、フック22の基部には嵌合孔26が形成され、この嵌合孔26が回動軸21に嵌合して取り付けられる。このフック22は回動軸21に直交する向きに取り付けられ、透明扉2が閉じた状態で、ハンドル3から支柱8方向に向かうようにガスケットGの外側のサッシュ14内面に形成された透孔23から本体11側に突出している。また、フック22の先端部には鉤部22Aが形成されている。尚、実施例のように透明扉2の向かって右側を枢支する場合にはこの鉤部22Aが下向きになる(図5)。
【0026】
一方、透明扉2のサッシュ14の幅は、図1や図4に示すように本体11の全幅と略同等まで拡張されている。従って、透明扉2が閉じた状態では、ガスケットGは本体11の開口端面を構成する支柱8の前面(後面開口の支柱8の場合には後面)に位置するアングル8Aに吸着する。これにより、透明扉2の透明壁6の幅は左右の透明壁6、6の間隔、即ち、陳列室4の幅に相当する寸法まで拡張されるので、陳列室4内はその略全域が真正面からでも透明扉2の透明壁6から視認することが可能となる。
【0027】
また、本体11の開口端面を構成する左右の支柱8、8の前面に位置するアングル8Aにはスリット状の係合孔24、24がそれぞれ形成されている。各係合孔24は前記ガスケットGが吸着する位置の外側に形成されており、向かって左側の係合孔24は透明扉2の施錠装置17の位置に対応する高さに設定されている。ここで、向かって右側の係合孔24は透明扉2を上下反転して取り付けた場合、即ち、実施例のように向かって右側を枢支するのでは無く、向かって左側を枢支する場合に施錠装置17のフック22が係合する位置とされている。前述した如く施錠装置17はハンドル3の下部に位置しているので、透明扉2を上下反転して取り付けた場合には、施錠装置17は手掛け部18の上に来る。従って、施錠装置17の位置は高くなるので、向かって右側の係合孔24は向かって左側の係合孔24よりも高い位置とされている(図2、図3)。
【0028】
そして、透明扉2を施錠しない場合、フック22は図5において垂直方向に起立され、ハンドル3内に格納されている。透明扉2を閉じて施錠する場合には、ハンドル3から見て透明扉2の枢支側の透明扉2外側(前側)から鍵孔19に鍵を差し込み、図5において反時計回りに回動させる。回動軸21はこの鍵の回動と同心的に回動するので、フック22は図5において反時計回り回動し、先端の鉤部22Aは透孔23を通過して支柱8のアングル8Aの係合孔24に上から係脱自在に係合する。この場合、係合孔24はガスケットGの外側にあるので、図7のように係合孔24は本体11と透明扉2との隙間(ガスケットGの寸法分の隙間)から見え、フック22と係合孔24との係合状態も外部から確認することができる。
【0029】
解錠する場合には鍵を逆に回動させる。これにより、フック22は図5において時計回りに回動するので、係合孔24から離脱して再びハンドル3内に格納されることになる。このように、施錠装置17をハンドル3内に設けてその鍵孔19を、透明扉2の枢支側のハンドル3側面に配置し、鍵孔19に鍵を差し込んで回動軸21を回動させる動作により、フック22は本体11の開口端面に係合可能としたので、前述した如く透明扉2を本体11の略全幅まで拡張し、フック22を本体11の開口端面に係合させることができるようになる。従って、実施例のようにサッシュ14と透明壁6を備えた透明扉2の場合には、特に透明壁6からの陳列室4内の視認性を大幅に改善することができるようになる。
【0030】
また、透明扉2の枢支側から鍵孔19に鍵を差し込むことになるので、透明扉2の非枢支側の本体11側面(前面から見て左側面)が設置場所の壁面に密着して設置された場合にも、支障なく施錠装置17の施錠/解錠を行うことができる。
【実施例2】
【0031】
ここで、透明扉2を上下反転して取り付ける場合、即ち、実施例のように向かって右側を枢支するのでは無く、左側を回動自在に枢支するかたちで本体11に取り付ける場合には、施錠装置17も上下が反転することになる。従って、その場合にはフック22の鉤部22Aは上向きとなり、係合孔24(本体11の開口に向かって右側)には下から係合するかたちとなる。
【0032】
一方、この種施錠装置17の回動軸21には遊びが設けられており、回動軸21及びフック22は所定角度自由に回動してしまう。図5の場合のようにフック22が上から係合孔24に係合する場合には、この遊びはフック22の自重で回動軸21を図5の反時計回りに回動、即ち、フック22を係合孔24に係合させる方向に回動するように機能するが、透明扉2を上下反転した場合には、回動軸21の遊びによりフック22は自重で係合孔24から離脱する方向、即ち、鉤部22Aを係合孔24から下方に引き下ろして両者の係合を解除する方向に回動しようとする。これにより、透明扉2を上下反転して取り付けた場合には、フック22と係合孔24との係合が不良となる。
【0033】
図8、図9はこのような不都合を解消するための実施例のフック22を示している。この場合、フック22の嵌合孔26は角穴とし、且つ、所定角度(前述した回動軸21の回動遊びによって回動する角度に相当)ずれた二種類の嵌合孔26A、26Bを合わせたかたちで構成する。また、回動軸21の他端部も断面角形とし、フック22の何れかの嵌合孔26A、26Bが選択的に嵌合できるようにする。
【0034】
実施例の場合、嵌合孔26Aはその鉤部22A方向に延在する辺が、フック22の長手方向の軸と平行となるように形成されており、嵌合孔26Bは前記嵌合孔26Aと中心同一の状態で、鉤部22Aの先端から基部に向かう方向に所定角度回った状態(ずれた状態)となるように形成されている。
【0035】
そして、図5の場合のように透明扉2の向かって右側を枢支し、フック22の鉤部22Aが下向きとなる取付状態の場合には、嵌合孔26Aを回動軸21に嵌合する。この場合、施錠装置17の回動軸21の回動遊びは、図5のように鉤部22が係合孔24に係合してフック22が略水平となった状態で、更に図5中反時計回りに所定角度フック22を回動させるように作用するものとすると、フック22と係合孔24との係合状態は安定的に維持される。
【0036】
次に、このような施錠装置17が取り付けられた透明扉2を上下反転して本体11に取り付ける場合には、フック22の嵌合孔26Bを回動軸21に嵌合して取り付ける。このように嵌合孔26Bを嵌合した場合、フック22の取付角度は嵌合孔26Aを嵌合した場合に比べてフック22の鉤部22Aが所定角度その先端方向に移動したかたちで回動軸21に取り付けられた状態に変更される。そのため、前述したようにこの反転取付時の回動軸21の回動遊びにより、フック22の鉤部22Aが係合孔24から引き下ろされた状態で、遊びは吸収され、フック22は略水平となる。これにより、上下反転した取付状態においても、回動軸21の回動遊びによってフック22と係合孔24との係合状態が甘くなり、係合不良となって外れてしまう不都合が解消されることになる。
【0037】
尚、実施例では陳列室4の周囲四面を透明壁6にて囲繞し、更に前後が透明扉2、2によって開閉自在とされた低温ショーケースに本発明を適用したが、それに限らず、前面のみが透明扉2によって開閉自在とされたショーケースにも本発明は有効である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明を適用したショーケースの実施例としての低温ショーケースの斜視図である。
【図2】図1の低温ショーケースの透明扉を開いた状態の斜視図である。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】図1の低温ショーケースの透明扉のハンドル部分の平断面図である。
【図5】図1の低温ショーケースの透明扉のハンドル部分の縦断側面図である。
【図6】図1の低温ショーケースの透明扉のハンドルを透明扉枢支側から見た拡大斜視図である。
【図7】図1の低温ショーケースの透明扉のハンドルを透明扉非枢支側から見た拡大斜視図である。
【図8】図1の低温ショーケースの他の実施例の施錠装置のフックの正面図である。
【図9】図8の施錠装置のフックの斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
1 低温ショーケース
2 扉
3 ハンドル
4 陳列室
6 透明壁
8 支柱
8A アングル
11 本体
14 サッシュ
17 施錠装置
19 鍵孔
21 回動軸
22 フック
22A 鉤部
24 係合孔
26、26A、26B 嵌合孔
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成18年7月19日(2006.7.19)
【代理人】 【識別番号】100098361
【弁理士】
【氏名又は名称】雨笠 敬


【公開番号】 特開2008−22986(P2008−22986A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−197215(P2006−197215)