| 【発明の名称】 |
収納具 |
| 【発明者】 |
【氏名】宍戸 秀章
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成で、物品を取り出さずに底壁部材の上下位置を変更可能にする。
【構成】内部に物品を収納する収納具であって、物品を載置可能な底壁部材6と該底壁部材6から立設した側壁部材5a〜5dとを備え、上部が開口した第1の収納容器3と、立設した側壁部材10a〜10dを備え、上部及び下部が開口するとともに、第1の収納容器3の上部及び下部に着脱可能な第2の収納容器4と、を含んで構成され、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを重ね合わせて使用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に物品を収納する収納具であって、 物品を載置可能な底壁部材と該底壁部材から立設した第1の周壁部材とを備え、上部が開口した第1の収納容器と、 立設した第2の周壁部材を備え、上部及び下部が開口するとともに、前記第1の収納容器の上部及び下部に着脱可能な第2の収納容器と、を含んで構成され、 前記第1の収納容器と前記第2の収納容器とが重ね合わせて使用されることを特徴とする収納具。 【請求項2】 前記第1の周壁部材、前記底壁部材及び前記第2の周壁部材は、線材により柵状または網目状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の収納具。 【請求項3】 前記第1の周壁部材、前記底壁部材及び前記第2の周壁部材は、板材により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の収納具。 【請求項4】 前記第1の収納容器の高さと前記第2の収納容器の高さとが異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の収納具。 【請求項5】 前記第1の収納容器の高さと前記第2の収納容器の高さとの比は、略2:1または略1:2であることを特徴とする請求項4に記載の収納具。 【請求項6】 少なくとも前記第2の周壁部材の上部に、前記第1の収納容器の上部及び下部を挟持可能な、前記第1の収納容器と前記第2の収納容器とを固定する一対の固定部材を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の収納具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、商品等の物品を収納する収納具に係り、特に、物品を内部に積み重ねて収納する収納具に関する。 【背景技術】 【0002】 コンビニエンスストア等の店舗には、一般的にアイス等の小型の商品を陳列するショーケースが設置されている。このショーケースは、上部が開口しており、内部に例えば箱状に形成された収納具が複数設置されている(特許文献1参照)。各収納具の内部には、商品が種類毎に積み重ねて収納される。収納具は上部が開口しており、購買者が上方から手を入れて収納具内の商品を取り出し可能になっている。 【特許文献1】特開平5−220032号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 例えば、アイス等の季節商品は、気候によって販売数量が大きく変動する。季節等の理由により商品の販売個数が多く見込まれないときには、在庫を極力避けるために商品を補充せず、ショーケース内に少数しか商品を置かない場合がある。このような場合では、商品は収納具内の下部に位置することになり、上方から商品が見難くかつ取りづらくなるので、商品の売行きに影響する虞がある。 【0004】 そこで、このような問題を解決するために、商品が載置される底壁部材(底板)を着脱可能にし、複数の上下位置に底壁部材が移動可能な収納具が考えられる。具体的には、例えば、収納具を上部が開口した直方体のかご状に形成し、底壁部材を複数の上下位置で周壁部材(側壁)に係止可能にすることによって、このような収納具が簡単な構成で実現可能となる。 【0005】 しかしながら、このような構成の収納具では、商品を全て収納具から取り出さないと底壁部材の移動が困難であり、商品が収納具内に残っている状態で底壁部材の上下位置を変更するには、商品を全て収納具から取り出し、底壁部材の移動後に、取り出した商品を再び収納しなければならず、手間が掛かるといった問題がある。 本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、商品等の物品を積み重ねて内部に収納する収納具において、簡単な構成で、物品を取り出さずに底壁部材の上下位置を変更可能な収納具を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に物品を収納する収納具であって、物品を載置可能な底壁部材と該底壁部材から立設した第1の周壁部材とを備え、上部が開口した第1の収納容器と、立設した第2の周壁部材を備え、上部及び下部が開口するとともに、前記第1の収納容器の上部及び下部に着脱可能な第2の収納容器と、を含んで構成され、前記第1の収納容器と前記第2の収納容器とが重ね合わせて使用されることを特徴とする。 【0007】 また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1の周壁部材、前記底壁部材及び前記第2の周壁部材は、線材により柵状または網目状に形成されたことを特徴とする。 また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第1の周壁部材、前記底壁部材及び前記第2の周壁部材は、板材により形成されたことを特徴とする。 【0008】 また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、前記第1の収納容器の高さと前記第2の収納容器の高さとが異なることを特徴とする。 また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記第1の収納容器の高さと前記第2の収納容器の高さとの比は、略2:1または略1:2であることを特徴とする。 また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1つの発明において、少なくとも前記第2の周壁部材の上部に、前記第1の収納容器の上部及び下部を挟持可能な、前記第1の収納容器と前記第2の収納容器とを固定する一対の固定部材が備えられたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明の請求項1の収納具によれば、第2の収納容器を第1の収納容器の上部または下部に選択的に重ね合わせることにより、底壁部材の上下位置の異なる収納具が得られる。したがって、簡単な構成で、第1の収納容器内に収納されている物品を取り出すことなく、底壁部材の上下位置を変更可能な収納具を得ることができる。 また、請求項2の収納具によれば、第1の周壁部材、底壁部材及び第2の周壁部材が、線材により柵状または網目状に形成された収納具において、底壁部材の上下位置を変更可能な収納具を得ることができる。 【0010】 また、請求項3の収納具によれば、第1の周壁部材、底壁部材及び第2の周壁部材が板材により形成された収納具において、底壁部材の上下位置を変更可能な収納具を得ることができる。 また、請求項4の収納具によれば、第1の収納容器の下部に第2の収納容器を重ね合わせた場合、収納具全体を反転することによって、反転しない場合の収納具に対して底壁部材の上下位置の異なる収納具を得ることができる。 【0011】 また、請求項5の収納具によれば、第1の収納容器の上部に第2の収納容器を重ね合わせた場合と、第1の収納容器の下部に第2の収納容器を重ね合わせた場合と、第1の収納容器の下部に第2の収納容器を重ね合わせ収納具全体を反転させた場合とで、底壁部材の上下位置を3通りに設定することが可能となる。 また、請求項6の収納具によれば、一対の固定部材により第1の収納容器が挟持されることにより、簡単な構成で第1の収納容器と第2の収納容器とが固定され、第1の収納容器と第2の収納容器とを重ね合わせて一体化した収納具を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は、本発明に係る収納具1が設置されたショーケース2の全体図である。 図1に示すように、コンビニエンスストア、スーパーストア等の店舗に設置され、アイス等の商品を陳列するショーケース2は、上部が開口しており、ショーケース2内に陳列された商品を購買者が上方から手を入れて取り出し可能な構造になっている。 【0013】 ショーケース2内には、商品を収納する収納具1が複数設置されている。収納具1は、第1の収納容器3及び第2の収納容器4を重ね合わせて構成されている。 第1の収納容器3は、図2に示すように、外形が直方体状であって、前後左右に側壁部材5a、5b、5c、5d(本発明の第1の周壁部材に該当する)と底壁部材6とを備え、上部が開口している。側壁部材5a、5b、5c、5dは、線材により柵状に形成されている。底壁部材6は、第1の収納容器3の下部に位置し、線材により網目状に形成されている。第1の収納容器3は、底壁部材6の上面に商品を積み重ねることにより複数個の商品を収納可能な機能を有している。第1の収納容器3の高さは、ショーケース2の庫内高さの略2/3に設定されている。第1の収納容器3の幅(長尺側)及び奥行き(短尺側)は、ショーケース2の庫内寸法等に応じて適宜設定すればよい。また、底壁部材6の下面には、その幅方向両端近傍に、線材で形成された座部材7a、7bが固着されている。座部材7は、第1の収納容器3の奥行き方向に直線状に延び、その両端は側壁部材5a、5bの近傍まで延びている。 【0014】 第2の収納容器4は、図3に示すように、外形が直方体状であって、前後左右に側壁部材10a、10b、10c、10d(本発明の第2の周壁部材に該当する)を備え、上部及び下部が開口している。側壁部材10a、10b、10c、10dは、線材により柵状に形成されている。第2の収納容器4の幅(長尺側)は、第1の収納容器3の幅と略同一である。第2の収納容器4の高さは、第1の収納容器3の略1/2に設定されている。奥行き方向両側の側壁部材10a、10bには、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを固定する固定部材11a、11bが備えられている。固定部材11a、11bは、側壁部材10a、10bを形成する線材の一部が上方に延びて側壁部材10a、10bの上端から突出して形成されている。第2の収納容器4の奥行き(短尺側)は、一対の固定部材11a、11bの間に第1の収納容器3の上端部及び下端部が挿入して挟持されるように、第1の収納容器3の奥行きより若干大きく設定されている。 【0015】 以上のような構成の第1の収納容器3と第2の収納容器4とを上下に重ね合わせることによって、全体高さHがショーケース2の庫内高さと略同一となる収納具1が構成される。 次に、図4〜8を用いて、第1の収納容器3及び第2の収納容器4の重ね合わせ方法について説明する。 【0016】 図4に示すように、第1の収納容器3の上部に、第2の収納容器4を反転させて重ね合わせ、一対の固定部材11a、11bの間に第1の収納容器3の上端部を挿入して挟持させることにより、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを固定する。これにより、図5に示すように、下端部に底壁部材6が位置する収納具1aが得られる。 一方、図6に示すように、第2の収納容器4の上部に第1の収納容器3を重ね合わせ、一対の固定部材11a、11bの間に第1の収納容器3の下端部を挿入することにより、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを固定する。これにより、図7に示すように、下端から全体高さHの略1/3上方に底壁部材6が位置する収納具1bが得られる。また、このとき、座部材7a、7bのそれぞれが第2の収納容器4の側壁部材10c、10dそれぞれの内部側近傍に入り込むこととなる。したがって、座部材7a、7bが第2の収納容器4の側壁部材10c、10dにそれぞれ当接することで、第1の収納容器3と第2の収納容器4との幅方向(長尺方向)の相対的な移動も拘束され、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを確実に固定することができる。 【0017】 このように、第1の収納容器3と第2の収納容器4との重ね合わせ方法を変更することにより、底壁部材6の上下位置の異なった収納具1a、1bを容易に得ることができる。したがって、商品の収納個数に応じて重ね合わせ方法を変更することで、底壁部材6の上下位置を変更して商品を極力上方に位置させることが可能となる。これにより、商品が見やすくかつ捕りやすくなり、商品の販売を促進させることができる。 【0018】 また、第1の収納容器3に対して第2の収納容器4を移動することにより底壁部材6の上下位置が移動することになるので、第1の収納容器3から商品を取り出さずに底壁部材6の上下位置の変更が可能となり、この変更時の手間を抑制することができる。 更に、図8に示すように、第1の収納容器3を反転して、その上部に第2の収納容器4を重ね合わせ、一対の固定部材11a、11bの間に第1の収納容器3の上端部(反転前では下端部となる)を挿入して収納具1cを得てもよい。これは、図7に示す収納具1b全体を反転させた状態と一致する。この場合、下端から全体高さHの略2/3上方に底壁部材6が位置することとなる。これにより、季節等の理由により商品の販売個数が多く見込まれないときに、商品を更に上方に位置させることができる。 【0019】 なお、図9に示すように、更に、第2の収納容器4の左右の側壁部材10c、10dの外側に、線材を楕円状に折り曲げて形成した固定部材12a、12bを夫々設けてもよい。これにより、一対の固定部材12a、12bの間に第1の収納容器3の上端部または下端部を挿入することによって、第1の収納容器3と第2の収納容器4との幅方向(長尺方向)の相対移動が拘束されるので、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを確実に固定することができる。 【0020】 また、図10に示すように、周壁部材10a、10bの外側に、線材を楕円状に折り曲げて形成した固定部材11c、11dを配設してもよい。このようにすれば、一対の固定部材11c、11dの間に、他の第2の収納容器4の下端部が挿入可能となるので、第2の収納容器4を複数用意することによって、図11に示すように、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを固定するだけではなく、第2の収納容器4同士をも固定することができ、全体高さが更に大きい高さH’の収納具1dを得ることができる。 【0021】 また、図12に示すように、固定部材11c、11dを側壁部材10a、10bの外側に配設するとともに、左右の周壁部材10c、10dの外側に固定部材12a、12bを設けてもよい。これにより、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを確実に固定することができるとともに、第2の収納容器4同士をも確実に固定することができる。 なお、第1の収納容器3の高さと第2の収納容器4との高さの比を逆に1:2に設定してもよい。 【0022】 このように高さの比を上記の実施形態のように2:1あるいは1:2に設定することにより、第1の収納容器3の上部に第2の収納容器4を重ね合わせた場合と、第1の収納容器3の下部に第2の収納容器4を重ね合わせた場合と、第1の収納容器3の下部に第2の収納容器4を重ね合わせ収納具1b全体を反転させた場合とで、底壁部材6の上下位置を全体高さHの1/3毎に3通りに設定することができる。 【0023】 また、このように、第1の収納容器3の高さと第2の収納容器4との高さの比を1:2または2:1に設定しなくとも、第1の収納容器3の高さと第2の収納容器4との高さとが異なるように設定してもよい。このようにすれば、上記同様に、第1の収納容器3の下部に第2の収納容器4を重ね合わせた場合、収納具1全体を反転することによって、反転しない場合に対して底壁部材6の上下位置を変更することができる。 【0024】 また、本実施形態では、側壁部材5a〜5d、10a〜10d及び底壁部材6を、線材により柵状または網目状に形成しているが、これに限定されるものではなく、平板あるいはパンチングメタルのような開口部を有する板材等でその全てまたは一部を形成してもよい。 また、本実施形態では、第1の収納容器3と第2の収納容器4とを固定する固定部材として、固定部材11a〜11d、12a、12bを用いているが、これらの代わりに、例えば、側壁部材10a〜10dまたは側壁部材5a〜5dの外側にパチン錠等の固定装置を設けてもよい。 【0025】 また、第1の収納容器3及び第2の収納容器4の外形を、円柱のような直方体以外の形状にしてもよい。 また、本実施形態ではショーケース2内に設置される収納具に本発明を適用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、部品棚に設置される部品収納具のように、小型の物品を内部に収納し、上方から物品を取り出す構造の収納具であれば、本発明を適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明に係る収納具を設置したショーケースの全体図である。 【図2】第1の収納容器の構造を示し、A)は平面図、B)は正面図、C)は側面図である。 【図3】第2の収納容器の構造を示し、A)は平面図、B)は正面図、C)は側面図である。 【図4】第1の収納容器と第2の収納容器との重ね合わせ方法を示す斜視図である。 【図5】図4の重ね合わせ方法により第1の収納容器と第2の収納容器とを固定した状態を示す正面図である。 【図6】第1の収納容器と第2の収納容器との他の重ね合わせ方法を示す斜視図である。 【図7】図6の他の重ね合わせ方法により第1の収納容器と第2の収納容器を固定した状態を示す正面図である。 【図8】更に他の重ね合わせ方法により第1の収納容器と第2の収納容器を固定した状態を示す正面図である。 【図9】第2の収納容器の他の実施形態を示す側面図である。 【図10】第2の収納容器の更に他の実施形態を示す側面図である。 【図11】第2の収納容器を複数固定した状態を示す正面図である。 【図12】第2の収納容器の更に他の実施形態を示す側面図である。 【符号の説明】 【0027】 1 収納具 3 第1の収納容器 4 第2の収納容器 5a〜5d 側壁部材 6 底壁部材 10a〜10d 側壁部材 11a〜11d 固定部材 12a、12b 固定部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001845 【氏名又は名称】サンデン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月22日(2006.6.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090022 【弁理士】 【氏名又は名称】長門 侃二
【識別番号】100116447 【弁理士】 【氏名又は名称】山中 純一
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| 【公開番号】 |
特開2008−327(P2008−327A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−172502(P2006−172502) |
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