| 【発明の名称】 |
チャイルドシート用チャイルドサポート |
| 【発明者】 |
【氏名】田村 尚之
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| 【要約】 |
【課題】新生児のおしりをチャイルドシートの最も深い場所に置いてあげ、腰から頭部までを一直線に保持することができ、無理のない姿勢で車に乗せることができるチャイルドシート用チャイルドサポートを提供する。
【構成】新生児の頭部と頚部と背部とを一体にサポートする頚部サポート7を有し、この頚部サポートが新生児の頚を支持する山形に隆起する部分9と、この隆起部分から頭部方向に延びる頭部サポート部分10と、上記隆起部分から背部方向に延びる背部サポート部分11とより成る。更に股部サポートを有し、この股部サポートが、柱状部分と、柱状部分の後面を形成する略垂直面と、柱状部分の前面を形成する板状部分とより成り、後面を形成する略垂直面が股ベルトに隣接して配置され、板状部分が座席シートに形成される新生児の尻設置用くぼみに隣接するよう、股部サポートが座席シートに固定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 チャイルドシートの上部に配置される新生児の頭部と頚部と背部とを一体にサポートする頚部サポートを有し、この頚部サポートが新生児の頚を下から支持する山形に隆起する部分と、この隆起部分から頭部方向に延びる頭部サポート部分と、上記隆起部分から背部方向に延びる背部サポート部分とより成り、座席シートに取り付けられることを特徴とするチャイルドシート用チャイルドサポート。 【請求項2】 上記頭部サポート部分が、上記隆起部分から座席シートに向かって緩やかに傾斜し、新生児の頭の湾曲に沿う外端弧状切欠縁と、両側方にやや上方に湾曲しながら延びる両耳部分とを有し、上記背部サポートが、上記隆起部分から座席シートに向って緩やかに傾斜し、且つ側方に向って末広がり状にやや上方に湾曲しながら延びる袖部分とを有することを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート用チャイルドサポート。 【請求項3】 上記頚部サポートが上記座席シートの任意の部分に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載のチャイルドシート用チャイルドサポート。 【請求項4】 更に股部サポートを有し、この股部サポートが、柱状部分と、この柱状部分の後面を形成する略垂直面と、上記柱状部分の前面を形成する、上記座席シートに向って緩やかに湾曲しながら延びる板状部分とより成り、上記後面を形成する略垂直面が股ベルトに隣接して配置され、上記板状部分が上記座席シートに形成される新生児の尻設置用くぼみに隣接するよう、上記股部サポートが上記座席シートに固定されることを特徴とする請求項1、2または3記載のチャイルドシート用チャイルドサポート。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はチャイルドシート用チャイルドサポート、特に、新生児をチャイルドシート上の適切な位置に乗せるようにしたチャイルドサポートに関するものである。 【背景技術】 【0002】 チャイルドシートのシートクッションとしては特許文献1や特許文献2に示すものがある。 【特許文献1】特開2002−211286号公報 【特許文献2】特開2006−102385号公報 【0003】 図10はこのような従来のチャイルドシート1を示し、2は座席シート、3は新生児、4はヘッドレスト、5は尻部シートクッション、6は股ベルトを示し、新生児3はその股部分が股ベルトによって位置決めされ、頭部がヘッドレスト4の中央部くぼみによって位置決めされる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 然しながら、幼児や新生児をチャイルドシートに乗せるときに重要なことは、新生児のおしりをチャイルドシートの最も深い場所に置いてあげることであり、そのようにすることにより、新生児の腰から頭部までを一直線に保持することができ、無理の無い姿勢で新生児を車に乗せることができる。 【0005】 もし、最も深い位置よりも手前におしりを置いてしまった場合、その深い位置が新生児の腰、または背中に位置してしまうため、不自然な姿勢になり新生児の腹部を圧迫してしまうことになりかねない。また、最も深い位置よりも奥におしりを置いてしまった場合、その深い位置と新生児のおしりとの間に空間ができてしまう。そのため肩ハーネスをしかっりと締めることができなくなり、衝突事故が発生した場合、その空間分新生児が移動し、新生児にかかる衝撃が大きくなってしまうし、ハーネスの間から新生児が飛び出してしまう恐れもある。 【0006】 今までの新生児クッションの形状は、例えば特許文献1に示すように縫製品と薄手のクッションからなり、チャイルドシートに取り付けても比較的平坦であった。そのため、チャイルドシートの最も深い場所がわかりづらくなり、新生児を乗せる際、どの位置に乗せればよいのかがわかりにくく、間違った位置に乗せてしまうことが多かった。 【0007】 また、3次元形状のウレタンクッションを有する新生児クッションでも、最も深い場所を埋めるような形状のため、なおさら正しいおしりの位置がわかりにくかった。 【0008】 また、新生児クッションでは新生児の腰から頭まで比較的平坦にサポートしていたため新生児をのせると図11に示すようにあごを引いたような姿勢で乗せることになり、自然な姿勢で乗せるのは困難であった。 【0009】 また、特許文献2に示すチャイルドシートではヘッドレストを用いているがこれには頚の下を支える部分がなく、新生児はあごを引いた状態となり好ましくない欠点があった。また、ヘッドレストとして図12に示すようなドーナツ型のものを用いた場合には新生児の後頭部の最下部付近がヘッドレストの穴の中心に設定されてしまうため、ヘッドレストの最大突出部と新生児の頚部の位置が一致せず適切に新生児の頭部、頚部を保持できなくなる場合があった。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明のチャイルドシート用チャイルドサポートは、チャイルドシートの上部に配置される新生児の頭部と頚部と背部とを一体にサポートする頚部サポートを有し、この頚部サポートが新生児の頚を下から支持する山形に隆起する部分と、この隆起部分から頭部方向に延びる頭部サポート部分と、上記隆起部分から背部方向に延びる背部サポート部分とより成り、座席シートに取り付けられることを特徴とする。 【0011】 上記頭部サポート部分は、上記隆起部分から座席シートに向かって緩やかに傾斜し、新生児の頭の湾曲に沿う外端弧状切欠縁と、両側方にやや上方に湾曲しながら延びる両耳部分とを有し、上記背部サポートが、上記隆起部分から座席シートに向って緩やかに傾斜し、且つ側方に向って末広がり状にやや上方に湾曲しながら延びる袖部分とを有することを特徴とする。 【0012】 また、上記頚部サポートは上記座席シートの任意の部分に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。 【0013】 また、本発明のチャイルドシート用チャイルドサポートは、更に股部サポートを有し、この股部サポートが、柱状部分と、この柱状部分の後面を形成する略垂直面と、上記柱状部分の前面を形成する、上記座席シートに向って緩やかに湾曲しながら延びる板状部分とより成り、上記後面を形成する略垂直面が股ベルトに隣接して配置され、上記板状部分が上記座席シートに形成される新生児の尻設置用くぼみに隣接するよう、上記股部サポートが上記座席シートに固定されることを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 本発明のチャイルドシート用チャイルドサポートによれば下記のような効果が得られる。 【0015】 (1)頭部サポートにより新生児はその首を自然な高さで支持され、あごを引いた形となることがなく自然な呼吸を維持できる。 【0016】 (2)頭部サポートは頭部の左右を支える立ち上がり部分を有するため首の据わらない新生児でも、眠ったままの新生児でも頭部が左右に振れることを抑えることができる。 【0017】 (3)頭部と、頚と、肩と、背中部分が3次元的に一体に支持されるようになる。 【0018】 (4)股部サポータにより最も深いおしり受け部が視覚的、感覚的にとらえることができ、新生児のおしりを正しい位置に位置決めできるため新生児が不自然な体勢となることが無く、胸部への負担を減らすことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下図面によって本発明の実施例を説明する。 【実施例1】 【0020】 本発明においては図1に示すように従来のヘッドレスト4の代りにチャイルドシートの上部に配置される新生児の頭部と頚部と背部とを一体にサポートする頚部サポート7と、従来の股ベルト6の内側に隣接して配置される、股部サポート8とを用いる。 【0021】 上記頚部サポート7は図2〜図5に示すように新生児の頚を下から支持する山形に隆起する部分9と、この隆起部分9から頭部方向に延びる頭部サポート部分10と、上記隆起部分9から背部方向に延びる背部サポート部分11とにより構成する。 【0022】 上記頭部サポート部分10は、上記隆起部分9から座席シート2に向って緩やかに傾斜し、新生児の頭部の湾曲に沿う外端弧状切欠縁12と、両側方にやや上方に湾曲しながら延びる両耳部分13とを有する。 【0023】 上記背部サポート11は上記隆起部分9から座席シート2に向って緩やかに傾斜し、且つ側方に向って末広がり状にやや上方に湾曲しながら延びる袖部分14とを有する。 【0024】 本発明の頚部サポート7は上記のような構成であるからこれを例えば紐等の結合部材(図示せず)によって座席シート2の所望の部分に着脱自在に取り付け、新生児の頚が上記隆起部分9上に当るようにすれば、新生児の頭部は上記頭部サポート部分10を耳部分13によって確実に支持され、同時に新生児の背部が背部サポート部分11と袖部分14によって確実に支持されるようになる。 【0025】 なお、上記頭部サポート部分10の弧状切欠縁12は新生児の頭部の位置決めにこれを利用すれば極めて便利である。 【0026】 上記股部サポート8は図6〜図8に示すように一端中央部に垂立する四角柱状部分15と、この柱状部分15の後面を形成する略垂直面16と、上記柱状部分15の前面及び両側面を形成する。上記座席シート2に向って緩やかに湾曲しながら夫々三方に延びる板状部分17とにより構成せしめる。 【0027】 本発明の股部サポート8は上記のような構成であるから、上記後面を形成する略垂直面16が上記股ベルト6に隣接して配置され、上記板状部分17が上記座席シート2に形成される新生児の尻設置用くぼみ(図示せず)に隣接するよう、上記股部サポート8を上記座席シート2に固定せしめる。 【0028】 上記座席シート2に対する上記頚部サポート7と上記股部サポート8の取付位置は新生児の体形によって種々変更されることは勿論であるが、所定の新生児用として設置された後は上記頚部サポータ7と股部サポータ8の存在により図9に示すように座席シートに対し新生児を極めて容易且つ迅速に正しい位置に配置することができるようになり、衝突事故等が発生しても新生児を安全に保持できるようになる。 【0029】 なお、上記頚部サポート7と股部サポート8は例えば発泡ウレタンによって形成でき取り外して洗濯することも自在である。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】本発明のチャイルドシート用チャイルドサポートを用いたチャイルドシートの斜視図である。 【図2】本発明のチャイルドシート用チャイルドサポートにおける頚部サポートの平面図である。 【図3】図2に示す頚部サポートの縦断正面図である。 【図4】図2に示す頚部サポートの右側面図である。 【図5】図2に示す頚部サポートの斜視図である。 【図6】本発明のチャイルドサポートにおける股部サポートの平面図である。 【図7】図6に示す股部サポートの縦断正面図である。 【図8】図6に示す股部サポートの左側面図である。 【図9】本発明の頚部サポートを用いた状態の説明図である。 【図10】従来のチャイルドシートの斜視図である。 【図11】本発明の頚部サポートを用いない場合の説明図である。 【図12】従来のドーナツ型ヘッドレストを用いた場合の説明図である。 【符号の説明】 【0031】 1 チャイルドシート 2 座席シート 3 新生児 4 ヘッドレスト 5 シートクッション 6 股ベルト 7 頚部サポート 8 股部サポート 9 山形に隆起する部分 10 頭部サポート部分 11 背部サポート部分 12 弧状切欠縁 13 両耳部分 14 袖部分 15 四角柱状部分 16 垂直面 17 板状部分
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| 【出願人】 |
【識別番号】391021226 【氏名又は名称】株式会社カーメイト
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| 【出願日】 |
平成18年9月11日(2006.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062982 【弁理士】 【氏名又は名称】澤木 誠一
【識別番号】100102749 【弁理士】 【氏名又は名称】澤木 紀一
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| 【公開番号】 |
特開2008−61932(P2008−61932A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−245417(P2006−245417) |
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