| 【発明の名称】 |
シート |
| 【発明者】 |
【氏名】杉浦 歳機
【氏名】山田 新規
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| 【要約】 |
【課題】見栄えがよく、シート側部の空間を広く確保できるシートを提供することを課題とする。
【構成】シートクッション側で、シートバックの回転中心以外の箇所に設けられ、シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った第1係止面301b、及び第1係止面301bとシートバックの回転中心軸を中心とした同一円周上に形成された第2係止面301dを有するスプリング係止部301を設け、第1付勢手段は、内端部がスプリング係止部301の第1係止面301bに係止され、外端部がシートバックに係止された第1スパイラルスプリング311であり、第2付勢手段は、内端部が操作シャフト120に係止され、外端部がスプリング係止部301の第2係止面301dに係止された第2スパイラルスプリング321である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 着座者の臀部を支持するシートクッションと、 着座者の背部を支持するシートバックと、 前記シートクッションに設けられた第1部材、前記シートバックに設けられ、前記第1部材に対して相対回転可能な第2部材、前記第1部材、前記第2部材のうちの一方の部材側に設けられ、他方の部材側に係脱することにより、前記第1部材と前記第2部材との相対回転を禁止/許可するロック部材、前記シートバックの回転中心軸と平行に配置され、前記ロック部材と嵌合し、回転することにより前記ロック部材を前記他方の部材側に係脱させるシャフトを有したリクライニング機構と、 一端部が前記シートクッション側に係止され、他端部が前記シートバックに係止され、前傾する方向に前記シートバックを付勢する第1付勢手段と、 一端部が前記シートクッション側、前記シートバック側のいずれかに係止され、他端部が前記シャフトに係止され、前記シャフトと前記ロック部材との間のガタをなくす方向に前記シャフトを付勢する第2付勢手段と、 を有するシートであって、 前記シートクッション側で、前記シートバックの回転中心以外の箇所に設けられ、前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った第1係止面、及び該第1係止面と前記シートバックの回転中心軸を中心とした同一円周上に形成された第2係止面を有するスプリング係止部を設け、 前記第1付勢手段は、内端部が前記スプリング係止部の第1係止面に係止され、外端部が前記シートバックに係止されたスパイラルスプリングであり、 前記第2付勢手段は、内端部が前記シャフトに係止され、外端部が前記スプリング係止部の第2係止面に係止されたスパイラルスプリングであることを特徴とするシート。 【請求項2】 前記スプリング係止部は、 前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で一方の方向にへこみ、底面が前記第1係止面である第1凹部と、 該第1凹部の第1係止面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で、一方の方向にへこみ、底面が前記第2係止面である第2凹部と、 を有することを特徴とする請求項1記載のシート。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、リクライニング機構を有したシートに関する。 【背景技術】 【0002】 リクライニング機構を有したシートにあっては、例えば、シートバックを前傾する方向に付勢する付勢手段、リクライニング機構の操作レバーをロック方向に付勢する付勢手段等、付勢手段を複数有するものがある。 【0003】 これら複数の付勢手段は、シートバックの回転中心軸に沿って設けられる(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。 【特許文献1】特開2001−169846号公報(図4) 【特許文献2】特開2000−102439号公報(図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従って、付勢手段がシートバックの回転中心軸方向に突出し、シートの見栄えが悪く、又、シートを車両に設置した場合、シートの側部とシートの側部と対向する部材との間の空間が狭くなる問題点がある。 【0005】 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、見栄えがよく、シート側部の空間を広く確保できるシートを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1に係る発明は、着座者の臀部を支持するシートクッションと、着座者の背部を支持するシートバックと、前記シートクッションに設けられた第1部材、前記シートバックに設けられ、前記第1部材に対して相対回転可能な第2部材、前記第1部材、前記第2部材のうちの一方の部材側に設けられ、他方の部材側に係脱することにより、前記第1部材と前記第2部材との相対回転を禁止/許可するロック部材、前記シートバックの回転中心軸と平行に配置され、前記ロック部材と嵌合し、回転することにより前記ロック部材を前記他方の部材側に係脱させるシャフトを有したリクライニング機構と、一端部が前記シートクッション側に係止され、他端部が前記シートバックに係止され、前傾する方向に前記シートバックを付勢する第1付勢手段と、一端部が前記シートクッション側、前記シートバック側のいずれかに係止され、他端部が前記シャフトに係止され、前記シャフトと前記ロック部材との間のガタをなくす方向に前記シャフトを付勢する第2付勢手段と、有するシートであって、前記シートクッション側で、前記シートバックの回転中心以外の箇所に設けられ、前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った第1係止面、及び該第1係止面と前記シートバックの回転中心軸を中心とした同一円周上に形成された第2係止面を有するスプリング係止部を設け、前記第1付勢手段は、内端部が前記スプリング係止部の第1係止面に係止され、外端部が前記シートバックに係止されたスパイラルスプリングであり、前記第2付勢手段は、内端部が前記シャフトに係止され、外端部が前記スプリング係止部の第2係止面に係止されたスパイラルスプリングであることを特徴とするシート。 【0007】 請求項2に係る発明は、前記スプリング係止部は、前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で一方の方向にへこみ、底面が前記第1係止面である第1凹部と、 該第1凹部の第1係止面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で、一方の方向にへこみ、底面が前記第2係止面である第2凹部と、を有することを特徴とする請求項1記載のシートである。 【0008】 尚、本明細書で、「シートバックの回転中心軸と平行」とは、シートバックの回転中心軸と平行のみならずシートバックの回転中心軸と略平行も含む。 又、「シートバックの回転中心軸と平行な直線」とは、シートバックの回転中心軸に平行な直線のみならずシートバックの回転中心軸に略沿った直線も含む。 【0009】 更に、「前記シートバックの回転中心軸を中心とした同一円周」とは、シートバックの回転中心軸を中心とした同一円周のみならず略同一円周も含む。 【発明の効果】 【0010】 請求項1−2に係る発明によれば、前記シートクッション側で、前記シートバックの回転中心以外の箇所に設けられ、前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った第1係止面、及び該第1係止面と前記シートバックの回転中心軸を中心とした同一円周上に形成された第2係止面を有するスプリング係止部を設け、前記第1付勢手段は、内端部が前記スプリング係止部の第1係止面に係止され、外端部が前記シートバックに係止されたスパイラルスプリングであり、前記第2付勢手段は、内端部が前記シャフトに係止され、外端部が前記スプリング係止部の第2係止面に係止されたスパイラルスプリングであることにより、シートバックの回転中心軸と直交する面上に、第1付勢手段、第2付勢手段が配置されるので、見栄えがよく、シート側部の空間を広く確保できる。 【0011】 請求項2に係る発明によれば、第1係止面は第1凹部の底面に、第2係止面は第2凹部の底面に形成されているので、第1凹部の内壁面が第1付勢手段のスパイラルスプリングの内端部の、第2凹部の内壁面が第2付勢手段のスパイラルスプリングの外端部のはずれ止めとなる。 【0012】 又、前記スプリング係止部は、前記シートバックの回転中心軸と平行な直線上に沿った面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で一方の方向にへこみ、底面が前記第1係止面である第1凹部と、該第1凹部の第1係止面に形成され、前記シートバックの回転中心軸を中心とした円周上で、一方の方向にへこみ、底面が前記第2係止面である第2凹部とを有することにより、第1係止面に係止された第1付勢手段のスプリングの内端部は、第2係止面に係止された第2付勢手段のスパイラスプリングの外端部の抜け止めとして作用する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 最初に、図10に示すように、本形態例のシート1は、着座者の臀部を支持するシートクッション3と、着座者の背部を支持するシートバック5とからなっている。そして、シート1の両側には、リクライニングユニット(リクライニング機構)90が設けられている。 【0014】 次に、図4に示すように、本形態例のシートでは、シートクッション3側のロアアーム201に第2部材としてのベースプレート100が取り付けられ、シートバック5側のアッパアーム202に、第1部材としてのラチェットプレート130が取り付けられる。 【0015】 図3〜図6に示すように、円盤状のベースプレート(第1部材)100に対して、円盤状のラチェットプレート(第2部材)130を嵌合することで、両者は相対回転可能に重ねられている。これらベースプレート100・ラチェットプレート130間に、ベースプレート100・ラチェットプレート130間の相対回転角度を調整する後述の角度調整機構が設けることで、リクライニングユニット90が完成する。 【0016】 筒状の取り付け金具205は、ベースプレート100とラチェットプレート130とを外側から包み込み、ベースプレート100からラチェットプレート130が離反することを禁止するものである。具体的には、取り付け金具205はその一端がベースプレート100の外周部分に係止され、他端側のラチェットプレート保持部205aがラチェットプレート130を回転中心軸方向から押さえている。 【0017】 ベースプレート100及びラチェットプレート130の回転中心軸上の位置には、穴101,穴131が形成されており、これら穴101,穴131にシャフトとしての操作シャフト120が挿通されている。ラチェットプレート130のベースプレート100との対向面には、図4及び図6に示すように、操作シャフト120を中心とする円形状の凹部132が形成され、且つ該凹部132の内周壁面には内歯133が刻設されている。 【0018】 ベースプレート100上の、ラチェットプレート130の凹部132との対向面にも、図4及び図6に示すように、凹部104が形成され、図7に示すように、この凹部104の底面には、ラチェットプレート130に向けて、一対のガイド突起105,106と、一対のガイド突起107,108とが突設されている。 【0019】 本形態例では、鍛造を用いてベースプレート100を製造し、その際、ベースプレート100上におけるガイド突起105,106,107及び108の裏面側に凹部が形成されないように、言い換えれば、ガイド突起105,106,107及び108を中実状に形成し且つその周辺部分の肉厚を十分大きくとるようにして、ガイド突起105,106,107及び108の強度を上げている。 【0020】 ベースプレート100におけるラチェットプレート130側とは反対側の面(ベースプレート100外表面)には、複数の突起100aが、穴101(回転中心軸Oと同軸)を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。ラチェットプレート130におけるベースプレート100側とは反対側の面(ラチェットプレート130の外表面)にも、複数の突起130aが、穴131を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。 【0021】 ポール140は、ラチェットプレート130の内歯133に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯141を前端面側に有するもので、図7に示すように、ガイド突起105,106のガイド面105a,106aに挟まれて、ラチェットプレート130の回転中心軸と直交する方向、すなわち内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内されている。 【0022】 ポール150もポール140と全く同様な形状をしており、ガイド突起107,108のガイド面107a,108aに挟まれて、内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内され、前端面側の外歯151がラチェットプレート130の内歯133に噛合できるように構成されている。 【0023】 ポール140,150の後端面146,156側の空間には、操作シャフト120と共に回動可能なカム170が配置されている。すなわち、操作シャフト120の中間部には、図4に示すように、断面小判形部分123が形成されており、この断面小判形部分123が、カム170の小判穴171に嵌合している。これにより、操作シャフト120とカム170とが相対回転不可状態に嵌合し、カム170は操作シャフト120と共に回転することになる。 【0024】 ポール140,150及びカム170は、同一の板厚に形成され、且つ、ベースプレート100の同一平面上に配置されている。カム170には、カム170の回転時にポール140,150の後端面146,156を押圧しポール140,150の外歯141,151をラチェットプレート130の内歯133に噛合させるための傾斜カム面174b,175bが設けられている。この機能を発揮するために、傾斜カム面174b,175bの傾斜方向は、カム170がロック時回転方向に回転すると、傾斜カム面174b,17 5bとポール140,150の後端面146,156との接触点がカム170の回転中心軸Oから遠ざかる方向に設定されており、例えば図8における傾斜カム面175bについて示せば、右上がりの曲線または直線となる。 【0025】 また、カム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向(図8における反時計方向)における前側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における前側部分)に隙間を介して対向する支持面174a,175aが設けられている。この支持面174a,175aは、ラチェットプレート130からポール140,150に図8における反時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。 【0026】 さらにカム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向における後側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における後側部分)に対向する支持面174c,175cが設けられている。この支持面174c,175cは、ラチェットプレート130からポール140,150に図8における時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。 【0027】 ポール140,150のラチェットプレート130側の面には、カム溝144,154が形成されている(本形態例では、カム溝144,154はベースプレート100側の面まで貫通した穴となっている)。また、レリーズ手段を構成するレリーズプレート180は、その一方の面がポール140,150及びカム170と重なり、他方の面がラチェットプレート130に摺接するように配置されている。レリーズプレート180の中央部には、操作シャフト120が挿通する穴181が穿設されている。 【0028】 図7及び図8に示すようにカム170には、ラチェットプレート130側に突き出た突起176,177が形成されており、この突起176,177が、レリーズプレート180の穴181の縁部に形成され半径方向に延出する小長穴182,183に嵌合されている。このため、カム170とレリーズプレート180とは連動して回転することになる。 【0029】 さらに図4及び図7に示すように、レリーズプレート180の回転端部には、カム溝144,154に係合する突起183,184がプレス成形等により形成されている。カム溝144,154の形状は、レリーズプレート180が図7における時計方向に回転すると、カム溝144,154と突起183,184との相互作用によって、ポール140,150をカム170の回転中心側に強制的に移動するように設定されている。 【0030】 図7及び図8に示すように、付勢手段としてのスパイラルスプリング191,195は、内端がベースプレート100のフック111,112に掛止され、外端がカム170の段部178,179に掛止されたもので、カム170がポール140,150の後端面146,156を押すようにカム170を回動付勢するものである。 【0031】 又、図4に示すように、ポール140の板厚は、ラチェットプレート130の凹部132の底面、レリーズプレート180、ベースプレート100の凹部104の底面に若干の隙間をもって対向するような板厚に設定され、ラチェットプレート130の回転中心軸方向に移動しないようになっている。よって、図4に示すように、ポール140の外歯141は、歯幅方向でラチェットプレート130の内歯133と噛合しない部分がある。 【0032】 上記構成のリクライニングユニット90の作動を説明する。ロック状態では、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押して、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合した状態にあり、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止されている。 【0033】 このロック状態への移行時の動きについて説明すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力を受けたカム170は、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する方向にまず回転する。これにより、カム170の傾斜カム面174b,175bがポール140,150の後端面146,156を押圧し、ポール140,150は、その外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する半径方向に移動する。 【0034】 ポール150の外歯151とラチェットプレート130の内歯133とが噛合したロック状態において、車両の衝突等によりラチェットプレート130からポール150に荷重がかかると、ポール150はカム170の傾斜カム面175b及び支持面175a,175cによって支えられることになる。 【0035】 ロック状態において、スパイラルスプリング191,195の付勢力に抗して、操作シャフト120を図8において時計方向に回転させ、カム170も時計方向に回転させると、カム170のポール140,150の後端面146,156への押圧が解除されると共に、レリーズプレート180の突起183,184がポール140,150のカム溝144,154の傾斜壁面に摺接し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133より離れる方向にポール140,ポール150が後退し、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合が解除され、ラチェットプレート(シートバック)130は、傾動可能となる(アンロック状態)。 【0036】 シートバックを所望の角度まで傾動させ、操作シャフト120への操作力を解除すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に再び噛合し、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止された状態に復帰する。 【0037】 次に、図1、図2、図9を用いて、本形態例のシート1の説明を行う。図1に示すように、リクライニングユニット90はシート1の両側に設けられている。シート1の一方の側の構成と、シート1の他方の側の構成は略同じなので、他方の側の一方の側と同一部分には、同一符号にダッシュ(’)を付し、重複する説明は省略する。 【0038】 図9に示すように、他方の側のリクライニングユニット90’の操作シャフト120’には、操作ハンドル353が固着されている。そして、他方の側のリクライニングユニット90’の操作シャフト120’の回転は、他方の端部側が操作シャフト120’に固着され、一方の端部側が操作シャフト120に固着された伝達シャフト351を介して、一方の側のリクライニングユニット90の操作シャフト120に伝達されるようになっている。従って、一体となった操作シャフト120’、伝達シャフト351、操作シャフト120は、一方のリクライニングユニット90のカム(ロック部材)170の動きを他方のリクライニングユニット90’のカム(ロック部材)170’へ伝達する伝達部材として機能する。 【0039】 図1、図9に示すように、ロアアーム201、アッパアーム202には、操作シャフト120が挿通する穴201a、202aが形成されている。図1に示すように、アッパアーム202には、第1スプリング係止部300が形成されている。 【0040】 又、図1、図9に示すように、ロアアーム201の穴201aの周囲には、操作シャフト120の軸を中心とした半円筒状の第2スプリング係止部301が形成されている。この第2スプリング係止部301には、シートバック5の回転中心軸(シャフト120の軸)と平行な直線上に沿った面301aを有している。この面301aには、シートバック5の回転中心軸を中心とした円周上で一方の方向にへこみ、底面が第1係止面301bである第1凹部301cが形成されている。更に、第1凹部301cの第1係止面(底面)301bには、シートバック5の回転中心軸を中心とした円周上で、一方の方向にへこみ、底面が第2係止面301dである第2凹部301eが形成されている。 【0041】 そして、第1付勢手段としての第1スパイラルスプリング311の内端部が第2スプリング係止部301の第1係止面301bに係止され、外端部がアッパアーム(シートバック5)202の第1スプリング掛止部300に係止されている。そして、この第1スパイラルスプリング311の付勢力により、シートバック(アッパアーム202)5は、前傾方向に付勢されている。 【0042】 又、第2付勢手段としての第2スパイラルスプリング321の内端部が伝達部材としての操作シャフト120の端部形成されたスリ割り部120aに係止され、端部が第2スプリング係止部301の第2係止面301dに係止されている。そして、この第2スパイラルスプリング321の付勢力により、一方のリクライニングユニット90の操作シャフト120とカム170とのガタ、他方のリクライニングユニット90’の操作シャフト120’とカム170’とのガタが吸収されている。 【0043】 このような形態例の構成によれば、以下のような効果を得ることができる。 (1)シートバック5の回転中心軸(操作シャフト120)と直交する面上に、第1スパイラルスプリング311と、第2スパイラルスプリング321とが配置されるので、見栄えがよく、シート側部の空間を広く確保できる。 (2)図1(b)に示すように、第1係止面301bは第1凹部301cの底面に形成され、第2係止面301dは第2凹部301eの底面に形成されているので、第1凹部301cの壁面が第1スパイラルスプリング311の内端部のはずれ止めとなり、第2凹部301eの内壁面が第2スパイラルスプリング321の外端部のはずれ止めとなる。 (3)図1(b)に示すように、第1係止面301bに係止された第1スパイラルスプリング311の内端部は、第2係止面301dに係止された第2スパイラルスプリング321の外端部の抜け止めとして機能する。 【0044】 尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。上記形態例では、リクライニングユニット90がシート1の両側に設けらる両側リクライニング機構を有するシートで説明を行ったが、本発明は、リクライニングユニットがシートの片側に設けられる片側リクライニング機構を有するシートにも適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0045】 【図1】本発明の形態例のシートの発明部分を説明する図で、(a)図は分解斜視図、(b)図は(a)図のG方向矢視図である。 【図2】本発明の形態例のシートの側面図である。 【図3】本発明の形態例におけるシートのリクライニングユニットの正面図である。 【図4】アッパアームやロアアームを追加した図3の切断線C−Cでの断面図である。 【図5】図3に示したリクライニングユニットの背面図である。 【図6】図3の切断線D−Dでの断面図である。 【図7】図4の切断線E−Eでの断面図である。 【図8】図7のレリーズプレートを取り除いた図である。 【図9】本発明の形態例のシートの主要部の分解斜視図である。 【図10】本発明の形態例のシートの全体構成を説明する図である。 【符号の説明】 【0046】 120 操作シャフト 301 スプリング係止部 301b 第1係止面 301d 第2係止面 311 第1スパイラルスプリング 321 第2スパイラルスプリング
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| 【出願人】 |
【識別番号】590001164 【氏名又は名称】シロキ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月29日(2006.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085187 【弁理士】 【氏名又は名称】井島 藤治
【識別番号】100090424 【弁理士】 【氏名又は名称】鮫島 信重
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| 【公開番号】 |
特開2008−54712(P2008−54712A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−231614(P2006−231614) |
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