| 【発明の名称】 |
椅子 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 良美
【氏名】畦上 和彦
【氏名】野口 今朝男
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| 【要約】 |
【課題】着座姿勢が崩れないように着座させることで、長時間に亘り座っていても疲れたり腰痛が起きないようにした椅子の提供。
【構成】座部を有する椅子本体11を少なくとも備え、該椅子本体11には、座部15に着座した着座者の腹部の臍下位置と正対する外方位置に、着座者の下腹部側を支持して着座姿勢の崩れを阻止する腹当てパッド22を配設した。また、座部15の後部側に位置する両コーナー部16,16には、着座者の骨盤部位への側圧力の付与が自在な腰パッド52を配設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座部を有する椅子本体を少なくとも備え、該椅子本体には、前記座部に着座した着座者の臍下の下腹部位置と正対する外方位置に、前記着座者の下腹部側を支持して着座姿勢の崩れを阻止する腹当てパッドを配設したことを特徴とする椅子。 【請求項2】 前記座部は、前記着座者の体重を自重として前記腹当てパッド側に自然に受け止めさせるべく、前傾させて配置した請求項1に記載の椅子。 【請求項3】 前記座部の後部側に位置する両コーナー部には、前記着座者の骨盤部位への側圧力の付与が自在な腰パッドをその位置調整を自在に配設した請求項1または2に記載の椅子。 【請求項4】 前記腹当てパッドには、前記着座者の着座退座の関係で任意のいずれかの方向への跳ね退けを自在とした位置移動機構を具備させた請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子。 【請求項5】 前記腰パッドは、着座者の前記骨盤部位と当接する面領域に該骨盤形状に沿わせた前傾斜面部を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の椅子。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、着座姿勢が崩れないように着座者を着座させることで、長時間に亘り座っていても疲れたり腰痛が起きないようにした椅子に関する技術である。 【背景技術】 【0002】 身体状況を改善するために供される整体器具としては、各種の構造を備えたものが従来より提供されてきている。このような整体器具のなかには、次の各特許文献に示されているように、人体の下に敷き込んで使用したり、椅子のように座って使用する構造を備えているものなどが既に提案されている。 【特許文献1】実用新案登録第3106889号公報 【特許文献2】特開2005−103215号公報 【特許文献3】特開2002−360376号公報 【特許文献4】特許第2958756号公報 【特許文献5】特開平11−299591号公報 【特許文献6】特開2002−012067号公報 【0003】 このうち、特許文献1に開示されている「整体器具」は、人体に対して押圧力を作用させる整体球と、該整体球の一部を保持溝に部分収容してその位置決めを行う保持体とを備えており、人体の特定の部位に整体球を押し当てることにより、ずれた骨格を本来の位置に戻すことができるとされている。 【0004】 また、特許文献2に開示されている「骨盤矯正チェアー」は、下方に向けて狭くなるように傾斜を与えて配設される左右一対の側板と、これらの側板相互間に配設された背板とを備え、該背板に背中を付けて側板相互に挟持されるように座ることで、骨盤の歪みを矯正することができるとされている。 【0005】 また、特許文献3に開示されている「骨盤サポート椅子」は、人の骨盤部を左右から挟み包み込むための流体で膨らますことができるクッションを椅子に取り付けて形成され、該クッションを膨らませて骨盤部に密着させることで、骨盤部の広がりを抑え、腰周りの筋肉群の緊張による疲労を軽減し、腰痛や骨盤、脊髄等のズレも防ぐことができ、長時間椅子に時も正しい姿勢を無理なく維持できるとされている。 【0006】 また、特許文献4に開示されている「人体支持装置」は、静座用椅子や乗物用腰掛や寝台用マットなどに適用されるものであり、体圧を広く立体的に多方面に分散する人体の支持部を備え、これにより局部圧力を減少して疲労を軽減できるほか、加圧時や振動時における圧力を緩やかに吸収して人体への衝撃を緩和したり、人体発汗を抑制することができるとされている。 【0007】 また、特許文献5に開示されている「クッション材」は、常温で粘性が高い粘弾性を有し、かつ、所定温度以下で粘度が低下して流動性を有する熱可塑性材料が充填され、その表面側が被覆材で覆われて構成され、その体圧分散効果により例えば寝たきりのの病人の仙骨周辺部に生じやすい床ずれ等を防止したり、人が着座姿勢をとって長時間座っていても疲れにくくすることができるとされている。 【0008】 また、特許文献6に開示されている「チャイルドシート」は、肩ベルトや腰ベルトを備えるほか、シート本体の頭部当接領域にゲル素材を含む衝撃力分散材料が配設されており、これにより自動車の追突事故時等の頭部へのダメージを緩和することができるとされている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかし、特許文献1〜3に開示されている従来技術は、そのいずれもが人体の左右方向でのずれを矯正しようとするものであり、例えば椎間板ヘルニアなどに起因する腰痛を緩和する上で有効とされている腰椎の前後方向でのずれを矯正する上からは、必ずしも好適な構造を備えるものではないという不都合があった。 【0010】 また、特許文献4,5に開示されている従来技術は、そのいずれもが人体の背面側をクッション材側に沈み込ませるように支持するものであり、同様に例えば椎間板ヘルニアなどに起因する腰痛を緩和する上で有効とされている腰椎の前後方向でのずれを矯正する上からは、必ずしも好適な構造を備えるものではなかった。 【0011】 さらに、特許文献6に開示されている従来技術は、ベルトを介して支持された腹当てを有する点で、人体の前後方向での動きを規制しようとするものではあっても、あくまでも自動車の追突事故時等の頭部へのダメージを緩和することを目的とするものであり、腰椎の前後方向でのずれを矯正することができるものではない。 【0012】 本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、着座者の背骨からかかる荷重を支える腰椎の前後方向でのずれを防止し、その着座姿勢が崩れないように着座させることで、長時間に亘り座っていても疲れたり腰痛が起きないようにした椅子を提供するとを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0013】 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、座部を有する椅子本体を少なくとも備え、該椅子本体には、前記座部に着座した着座者の臍下の下腹部位置と正対する外方位置に、前記着座者の下腹部側を支持して着座姿勢の崩れを阻止する腹当てパッドを配設したことを最も主要な特徴とする。 【0014】 この場合、前記座部は、前記着座者の体重を自重として前記腹当てパッド側に自然に受け止めさせるべく、前傾させて配置するのが好ましい。また、前記腹当てパッドには、前記着座者の着座退座の関係で任意のいずれかの方向への跳ね退けを自在とした位置移動機構を具備させておくのが望ましい。 【0015】 さらに、前記座部の後部側に位置する両コーナー部には、前記着座者の骨盤部位への側圧力の付与が自在な腰パッドをその位置調整を自在に配設しておくこともできる。この場合、前記腰パッドは、着座者の前記骨盤部位と当接する面領域に該骨盤形状に沿わせた前傾斜面部を設けておくのが望ましい。 【発明の効果】 【0016】 請求項1に係る発明によれば、椅子本体は、着座した着座者の臍下の下腹部位置と正対する外方位置に、着座者の下腹部側を支持して着座姿勢の崩れを阻止する接離が自在な腹当てパッドを備えているので、該腹当てパッドを介して腰椎の前後方向でのずれを防止し、正しい着座姿勢のもとで長時間に亘り疲れたり腰痛を起こすことなく座り続けることができる。 【0017】 請求項2に係る発明によれば、座部を前傾させて配置してあるので、着座時における着座者の体重を自重として腹当てパッド側に自然に受け止めさせることができ、腰椎の前後方向でのずれを防止できる。 【0018】 請求項3に係る発明によれば、座部の後部側に位置する両コーナー部に着座者の骨盤部位への側圧力の付与が自在な腰パッドが配設されているので、骨盤を安定的に支持させて座り続けることができる。 【0019】 請求項4に係る発明によれば、腹当てパッドは、着座者の着座退座の関係で任意のいずれかの方向に跳ね退けることができる位置移動機構を備えているので、着座者が着座する前に腹当てパッドを跳ね退けておき、着座後に元の位置に戻すことで、使い勝手よく使用することができ、かつ、着座者個人の下腹部(臍下部)より30°斜め上方向の第4〜第5腰椎およびそれに接する仙椎に向かう最適な方向に腹当てパッドをセットすることができる。 【0020】 請求項5に係る発明によれば、腰パッドは、着座者の骨盤部位と当接する面領域に該骨盤形状に沿わせた前傾斜面部を有しているので、それぞれの前傾斜面部に対応する骨盤部位をより安定的に当接支持させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 図1は、本発明の一例を示す平面図であり、図2は、図1の例についての側面図を、図3は、図1の例についての全体斜視図をそれぞれ示す。 【0022】 これらの図によれば、椅子本体11は、直立させた支柱部12の下端側に連結されたキャスター14付きの例えば5本の支脚アーム部13と、支柱部12の上端側に連結支持された座部15と、該座部15側に連結されてその後部側から直上させた背側支柱部18を介して取り付けられた背もたれ部17とを備えて形成されている。 【0023】 この場合、座部15は、図2に示されているように座面15aがやや前傾する配置関係のもとで支柱部12側に取り付けられており、これにより着座者101が着座した際に尾てい骨から上に位置する下から仙椎および第5腰椎骨〜第4腰椎骨104と臍下の下腹部102の位置と腹当てパッド22との位置とが、図4に破線として示す斜め約30°の傾斜ラインl上に位置させる着座姿勢にすることができることになる。その結果、背骨の荷重を受ける湾曲した腰椎を前面から支えることができ、腰痛の発生を軽減することができる。 【0024】 また、上記構成からなる椅子本体11は、座部15の座面15a上に図4に示すようにして着座した着座者101の臍下の下腹部102位置と正対する外方位置にて、任意のいずれかの方向への跳ね退け、図示例では着座者101の右手方向への跳ね退けを自在とした位置移動機構23を介して連結された進退腕部44に取り付けられた腹当てパッド22を備えている。 【0025】 この場合、位置移動機構23は、座部15側に連結されてその右側方向から直上させた肘かけ台25付きの連結杆部24と、該連結杆部24を介して配設された断面略円形を呈する水平腕部26と、該水平腕部26に対しその直交方向での回動を自在に連結された回動腕部34とで構成されている。 【0026】 これを図示例に基づきより詳しく説明すれば、水平腕部26は、連結杆部24とは直交する位置関係にある前方向に先端部26b側を位置させ、かつ、基端部26a側に設けた通孔27を介して連結杆部24側にネジ等の止着材28を止着して連結することで配置されている。 【0027】 この場合、連結杆部24には、その上下方向での複数箇所に位置調整用孔24aが設けられており、これらの位置調整用孔34aを介して止着材28を止着することで水平腕部26の上下方向での連結位置を調整することができるようになっている。 【0028】 回動腕部34は、水平腕部26に対し先端部34b側が前上がりとなる傾斜を付与した配置関係のもとで、その基端部34a側を介して水平腕部26に連結されている。この場合、回動腕部34の基端部34aは、水平腕部26の先端部26bが挿入できる円筒状に形成されている。また、回動腕部34は、水平腕部26に対し適宜の回動連結構造のもとで連結されることになる。その際の回動連結構造としては、回動腕部34の基端部34aと水平腕部26の先端部26bとの間にコイルスプリングを介在させて、所定位置にある回動腕部34を外力を与えて強制的に跳ね退けて着座した後、その外力を解除することで元の位置に自動的に復帰させるようにして形成したものを好適に採用することができる。なお、回動連結構造は、上記以外にも、例えば図2に示すように水平腕部26の先端部26b側の長さ方向に所定間隔をおいて位置調整溝35を刻入しておき、円筒状を呈する回動腕部34の基端部34aがその内周面に備える突出方向に付勢された図示しない球体を位置調整溝35に回動自在に嵌合させたり、回動腕部34側を適宜位置にて水平腕部26側にネジ止めするなど、適宜の位置固定構造を付与して形成することもできる。 【0029】 一方、進退腕部44は、回動腕部34とは直交する位置関係にある奥行き方向(着座者101の下腹部102側)にその先端部44b側を位置させ、かつ、基端部44a側を回動腕部34の先端部34b側と連結する位置関係のもとで配置されている。 【0030】 この場合、進退腕部44は、回動腕部34の先端部34bが挿入されてその長さ方向への位置移動を自在に連結される固定腕部45と、該固定腕部45に前後方向への移動を自在に連結される進退支腕部46とで構成されている。また、固定腕部45は、回動腕部34の先端部34bが挿入される挿通孔45aを備えており、該挿通孔45aに沿わせて進退腕部44側を位置移動させることができるようになっている。なお、回動腕部34側に対する進退腕部44側の位置固定は、図示しない固定用ネジを緊締したり緩めたりすることで行うことができる。また、固定腕部45に対する進退支腕部46の位置固定は、固定腕部45内に挿入した進退支腕部46の対応部位をネジ等の止着材47で固定したり、相互を螺合連結することで行うことができる。 【0031】 また、進退腕部44の先端44b側に取り付けられる腹当てパッド22は、図4に示すように着座者101の下腹部102側を面的に支持し得る適宜の面形状を付与して形成されている。この場合、腹当てパッド22は、例えば着座者101の下腹部102の面形状に沿うようにやや内向きに湾曲させた曲面22aを付与して形成することができる。または、単に膨らみのある枕状パッドが下腹部102の当接により潰れた結果の面であってもよい。また、腹当てパッド22は、硬質材でも、あるいは、その内部に軟質である程度のクッション性のある適宜の弾性素材やゲル状弾性材を封入したものでもよい。 【0032】 一方、腰パッド52は、着座者101の各骨盤部位103に側圧力を付与すべく、座部15の後部側に位置する両コーナー部16,16に配設されている。 【0033】 すなわち、各腰パッド52は、背側支柱部18側に連結させた固定部55を介してその直交方向である横方向に位置固定される支杆部56の一端部56aと他端部56bとに、例えば適宜の摺動構造を付与するなどしてその位置の調整を自在にして各別に取り付けられている。 【0034】 この場合、各腰パッド52は、図5に示すように着座者101の骨盤部位103と当接する面領域のそれぞれに該骨盤部位103形状に沿うように凹曲させた前傾斜面部53が形成されており、これらの前傾斜面部53を着座者101の骨盤部位103に当接配置することで、それぞれの当接部位に対し側圧力を付与することができることになる。 【0035】 しかも、各腰パッド52は、着座者101の骨盤部位103と当接する面領域である各前傾斜面部53が位置する内部に図示しないゲル状弾性材が封入されており、該ゲル状弾性材が生成する弾性力により骨盤部位103を安定的に支持することができるようになっている。 【0036】 次に、本発明の作用・効果を図示例に基づいて説明すれば、腹当てパッド22は、連結杆部24を介して配設された水平腕部26に対し回動腕部34を回動自在に連結してなる位置移動機構23を介することで、着座者101が着座する前に跳ね退けておき、着座後に元の位置に戻すことができるので、使い勝手よく使用することができる。 【0037】 また、着座者101の下腹部102側に対し腹当てパッド22を正対させるためには、回動腕部34の先端部34bに対し固定腕部45側を図示しない位置固定用ネジを緩めて横移動させるなどの調節を行い、着座者101個人の下腹部102から第4〜第5腰椎に向かう最適な方向に腹当てパッド22をセットし、背骨の荷重を受ける湾曲した腰椎を前面から支えることができる着座姿勢であって、第4腰椎骨104〜第5腰椎骨および仙椎と下腹部102の位置と腹当てパッド22との位置を図4に破線として示す傾斜ラインl上に位置させる着座姿勢とするための最適位置を定められるように、これらの位置固定用ネジを緊締することで容易に行うことができる。 【0038】 このようにして着座者101の下腹部102側に対し腹当てパッド22を正対させた後は、固定腕部45に対し進退支腕部46を進退させることで、着座者101の下腹部102側に緩やかに当接させてこれを支持することができることになる。このとき、座部15を前傾させてある場合には、図4に示すようにより自然な感じで着座者101の体重を自重として腹当てパッド22側に受け止めさせることができる。 【0039】 一方、水平腕部26の位置は、連結杆部24が備える複数の位置調整用孔24aに対する基端部26a側の連結位置を調整することで、その高さ調整を行うことができるので、座高を異にする着座者101に対し腹当てパッド22の位置を調整することができる。なお、連結杆部24、肘かけ部25、水平腕部26、回転腕部34、進退腕部44など各個別でなく、一体や連動した構成とすることも可能である。 【0040】 このようにして腹当てパッド22の位置を定めた後は、着座者101が着座した際に腹当てパッド22の曲面22を介して下腹部102側が面的に支持される結果、疲れたり腰痛を起こすことなく長時間に亘り座り続けることができる。 【0041】 また、腹当てパッド22は、着座者101の着座退座の関係で任意のいずれかの方向に跳ね退けることができる位置移動機構23を介して配設されているので、着座者101が着座する前には腹当てパッド22を跳ね退けておき、着座後に元の位置に戻すことで、使い勝手よく使用することができ、かつ、着座者101個人の下腹部102から第4,第5腰椎および仙椎に向かう最適な方向に腹当てパッド22をセットすることができることになる。つまり、下腹部102に対しては、腰椎の曲がりに対し直角方向から当たるような傾きのもとで腹当てパッド22を当接させることができる結果、背骨の荷重を受ける湾曲した腰椎を前面側から支えることができ、腰痛の発生を軽減することができる。 【0042】 しかも、椅子本体11は、座部15の後部側に位置する両コーナー部16,16に、着座者101の骨盤部位103に側圧力を付与することができる腰パッド52を各別に備えている。 【0043】 このため、着座者101は、支杆部56の一端部56aと他端部56bとに取り付けられている各腰パッド52が上半身の重みを仙骨の両端の仙腸関節面部と腸骨部がしっかりとサポートされるように臀部から圧力がかかるように位置を調節し、座部15の座面15a上に着座することで、それぞれの前傾斜面部53に対応する骨盤部位103を当接支持させることができる。 【0044】 しかも、着座者101の骨盤部位103と当接する面領域である各前傾斜面部53に着座者103の骨盤部位103の形状に沿わせた曲面が形成されている場合には、それぞれの前傾斜面部53に対応する骨盤部位103を図5に示すように、より安定的に当接支持させることができる。よって、腹当てパッド22と腰パッド52とともに椎間関節の疲労を軽減することができる。特に、各腰パッド52内に図示しないゲル状弾性材が封入されている場合には、該ゲル状弾性材が生成する弾性力を伴った好適な側圧力により骨盤部位103を安定的に支持させて、より正しい着座姿勢のもとで長時間に亘り座り続けることができることになる。 【0045】 以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的構成はこれに限定されるものではない。例えば、椅子本体11は、支柱部12に連結させた支脚部13を備える事務用椅子を例として示しているが、座部15を有しているものでさえあれば、座椅子のようなものであってもよい。また、腹当てパッド22は、着座者101の下腹部102側に正対させて支持できるものであえあれば、例えば座部15側や支柱部12側に直結させたバンドを介して取り付けることもできる。 【0046】 さらに、椅子本体11は、腰パッド52を備えない腹当てパッド22のみを配設したものであってもよい。また、腰パッド52は、骨盤部位103に面的に当接できるものでさえあれば、その立体形状や面サイズも適宜選択して採用することができる。さらにまた、腰パッド52内には、ゲル状弾性材以外の適宜の弾性材を内蔵させておくこともできる。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】本発明の一例を示す平面図。 【図2】図1に示す例についての側面図。 【図3】図1に示す例についての全体斜視図。 【図4】着座時における着座者の下腹部と腹当てパッドとの位置関係を示す説明図。 【図5】着座時における着座者の骨盤部位と腰パッドとの位置関係を示す説明図。 【符号の説明】 【0048】 11 椅子本体 12 支柱部 13 支脚部 14 キャスター 15 座部 15a 座面 16 コーナー部 17 背もたれ部 18 背側支柱部 22 腹当てパッド 22a 曲面 23 位置移動機構 24 連結杆部 24a 位置調整用孔 25 肘かけ部 26 水平腕部 26a 基端部 26b 先端部 27 通孔 28 止着材 34 回動腕部 34a 基端部 34b 先端部 35 位置調整溝 44 進退腕部 44a 基端部 44b 先端部 45 固定腕部 45a 挿通孔 46 進退支腕部 47 止着材 52 腰パッド 53 前傾斜面部 55 固定部 56 支杆部 56a 一端部 56b 他端部 101 着座者 102 下腹部 103 骨盤部位 104 腰椎骨 l 腰椎と下腹部の腹当てパッドとを結ぶ傾斜ライン
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| 【出願人】 |
【識別番号】505022127 【氏名又は名称】鈴木接点工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月21日(2006.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086449 【弁理士】 【氏名又は名称】熊谷 浩明
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| 【公開番号】 |
特開2008−240(P2008−240A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−170939(P2006−170939) |
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