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【発明の名称】 ミラーキャビネット
【発明者】 【氏名】松田 宏

【要約】 【課題】化粧等を行う際に、顔に良好に風を当てて顔のほてりを冷やすことのできるミラーキャビネットを提供する。

【構成】主鏡7と、主鏡7に隣接する隣接鏡8,9を備えたミラーキャビネット5において、主鏡7と隣接鏡8,9との間に、主鏡7の前に立って化粧を行う使用者に向かって風を吹き出すことのできる吹出口10,10,10を設けて構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主鏡と該主鏡に隣接する隣接鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、
前記主鏡と前記隣接鏡との間に、前記主鏡の前の使用者に向かって風を吹き出すことのできる吹出口を設けたことを特徴とするミラーキャビネット。
【請求項2】
一側縁側を軸として他側縁側が水平面内で回動可能な移動鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、
前記移動鏡の他側縁側に風を吹き出す吹出口を設けたことを特徴とするミラーキャビネット。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、顔に風を当てて化粧等を良好に行えるミラーキャビネットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、冷却装置から排出される熱を鏡に伝達することにより、鏡の曇り防止を図ることができ、また、化粧台前面にマイナスイオンを送出させることにより美容促進を図ることのできる化粧台が存在する。
また、特許文献2に開示されているように、鏡の左右に設けた吹出口から鏡の中央に向かって乾燥空気を吹き出して、鏡の曇りを短時間で取り除くことのできる洗面ユニットが存在する。
【特許文献1】特開2004−181192号公報
【特許文献2】特開平6−121750号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に開示されている構造では、鏡の下と上に吹出口を設けているが、顔に遠い位置からの吹き出しであるため、化粧等を行う際に良好に顔に風を当てることができないという問題点があった。
また、上記特許文献2の構造では、風を顔に向けるのではなく鏡に向けて、鏡を曇り止めするものであり、良好に化粧等を行えるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、顔に風を当てて肌のほてりを取りながら良好に化粧等が行えるミラーキャビネットを提供するものであり、その請求項1は、主鏡と該主鏡に隣接する隣接鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、前記主鏡と前記隣接鏡との間に、前記主鏡の前の使用者に向かって風を吹き出すことのできる吹出口を設けたことである。
【0005】
また請求項2は、一側縁側を軸として他側縁側が水平面内で回動可能な移動鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、前記移動鏡の他側縁側に風を吹き出す吹出口を設けたことである。
【発明の効果】
【0006】
本発明のミラーキャビネットは、主鏡と該主鏡に隣接する隣接鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、主鏡と隣接鏡との間に、主鏡の前の使用者に向かって風を吹き出すことのできる吹出口を設けたことにより、吹出口は主鏡と隣接鏡との間の邪魔にならない位置に設けられており、三面鏡としてミラーキャビネットを使用しながら、吹出口からの風を顔に当てて、肌のほてりを良好に冷やし、化粧のりを良くすることができる。また、化粧水や乳液を使う時、風により乾燥を早められ化粧時間の短縮ができる。すなわち、効率的で良好な化粧を行うことができるものとなる。
【0007】
また、一側縁側を軸として他側縁側が水平面内で回動可能な移動鏡を備えたミラーキャビネットにおいて、移動鏡の他側縁側に風を吹き出す吹出口を設けたことにより、移動鏡を回動させると一体で吹出口も回動され、顔に吹出口を近づけて、近い位置から顔に風を吹き付けて肌のほてりを取ることができ、良好に化粧等を行えるものとなる。
【実施例1】
【0008】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、洗面化粧台の斜視構成図であり、洗面化粧台1は、洗面器2の上面に水栓3と、水栓3を操作するためのハンドル4が設けられており、この上方にはミラーキャビネット部5が配設されている。
ミラーキャビネット部5は、収納空間を形成する収納ボックス6の前面側中央部に主鏡7が設けられ、この主鏡7の左右側に隣接鏡8,9が配置されて、それぞれの鏡は蝶番等で構成された軸7a,8a,9aにより水平面内で回動させて開閉できるように構成され、主鏡7に対して左右の隣接鏡8,9をそれぞれ角度をつけて開き、三面鏡として使用できるように構成されている。
【0009】
本例では、主鏡7と隣接鏡8の間、及び、主鏡7と隣接鏡9の間に、それぞれ吹出口10,10が開口されており、それぞれの吹出口10は縦方向に1個もしくは複数開口されて、主鏡7の前に立って化粧等をする使用者の顔に向かって吹出口10から風を吹き出すことができるように構成されている。
【0010】
図2は、ミラーキャビネット部を水平に切断した拡大概略平面構成図であり、収納ボックス6内には、備品等を収納できる収納空間S1,S2,S3が形成されている。
収納ボックス6には、例えば一体状に前方側へコの字状に仕切部6b,6bが形成され、この仕切部6b,6bでそれぞれの収納空間S1,S2,S3が仕切られており、主鏡7の裏側には収納空間S1が形成され、隣接鏡8の裏側には収納空間S2が形成され、隣接鏡9の裏側には収納空間S3が形成され、仕切部6b内には、縦方向の風路Rが形成され、この風路Rの前面に1個もしくは複数の吹出口10,10,10が開口されたものとなっている。
【0011】
なお、風を送るファン11を、例えば収納空間S2の底側の収納ボックス6内に設けておき、このファン11から蛇腹管12,12を介してダクト13を引き出し、ファン11からの風を風路R,Rを通して、吹出口10から吹き出すことができるものである。
なお、蛇腹管12及びダクト13は収納ボックス6の背板6aの裏側に配管させたものを例示しているが、この蛇腹管12及びダクト13は収納ボックス6の底側に前面側から見えないように配管することもできる。
【0012】
なお、図2では、隣接鏡8の軸8a及び隣接鏡9の軸9aにそれぞれ回動可能に風向きフィン14,14が取り付けられており、図2のように左右の隣接鏡8,9を傾斜させて三面鏡として使用する際に、風向きフィン14,14により、それぞれの吹出口10から吹き出される風を主鏡7の前に立つ使用者の顔に向けることができ、顔に左右側から良好に風を当てて、肌のほてりを冷やすことができ、化粧ののりが良くなり、また化粧水を乾かし易くなり、化粧を迅速に且つ快適に行えるものとなる。
【0013】
なお、前記ファン11の上流側を温風あるいはエアコンからの冷気を吸入できるように接続しておけば、吹出口10からは、温風あるいは冷風を吹き出させることができるものとなる。特に、温風を吹出口10から吹き出させるように構成した場合には、更衣室内の除湿や防カビ効果が得られ、更に衣類の乾燥も可能となる。
なお、吹出口10,10は、主鏡7と隣接鏡8,9との間の隙間に存在するため、目立たないものとなり、ミラーキャビネット部5がすっきりとした形状をなし、隣接鏡8,9の角度を変えて使用する際にも風が鏡8,9で邪魔されることがない。
【0014】
なお、本例では、洗面化粧台のミラーキャビネット部5を例示しているが、洗面化粧台ではなく、単体のミラーキャビネットにおいても、同様に鏡の間に吹出口10を設けた構造として、すっきりとしたミラーキャビネットを構成することができるものである。
【0015】
次に、図3は、吹出口10の構造の変更例を示す水平面内で切断した平面拡大構成図である。
図3では、吹出口10の構成部材を変更したものであり、例えば収納ボックス6の収納空間S1と収納空間S2との間の隙間aを10mmに設定して、この隙間内に固定筒体15とその内側に回動筒体16を縦方向に立設させたもので、下端側は前記ファン11に連通されており、ファン11からの風が回動筒体16内の風路R内に吹き出されてくるように構成したものである。
【0016】
回動筒体16及び固定筒体15は、それぞれ光を通す透光材(例えば、アクリル、ポリカーボネート等)で形成されて、回動筒体16は、固定された固定筒体15の内周側に水平面内で回動可能に設けられ、固定筒体15の前面には縦方向に複数の吹出口10が開口形成されており、回動筒体16にも、吹出口10と整合する縦方向位置に吹出口16aが複数形成されている。この回動筒体16の吹出口16aは、吹出口10よりも幅が小径の吹出口となっている。
また、回動筒体16の内周には、反射材17が貼設されており、その前側の風路R内に縦方向にランプ18(例えば、冷陰極型蛍光管や外部電極型蛍光管等のフェイスライトランプ)が設けられたものとなっている。
また、吹出口10の前面の主鏡7と隣接鏡8間には、複数枚の風向きフィン14が設けられており、この風向きフィン14は手で傾斜角度を変えて風向きを変更できるように構成されている。なお、この風向きフィン14も透光材で形成されている。
【0017】
この図3のような構造では、図示しないツマミ等を手で回して回動筒体16を回転させて、吹出口16aを吹出口10とは整合しない位置に回転させることで、吹出口10を良好に閉じることができ、この吹出口10を閉じた状態では、洗面器2内で洗面等を行う際に飛散する水滴を良好に遮断して、水滴が風路R内に浸入しないようにすることができ、良好な防滴構造となる。
【0018】
また、回動筒体16を水平面内で回動させ、吹出口16aを吹出口10に整合させて、吹出口10から風を吹き出させ、顔に風を当てて、肌のほてりを冷やすことができる。
また、使用時に、ランプ18を点灯させると、反射材17で反射された光が、透光材からなる回動筒体16及び固定筒体15を通り抜けて、前面側に良好に光が照射されることとなり、顔を良好に照らして、細かい化粧を良好に行うことができるものとなる。
なお、吹出口16aを吹出口10に整合させた時にファン11がONとなり作動するようにして、吹出口10を閉じた時にはファン11がOFFとなるように構成しておくことができる。
【0019】
次に、図4の要部正面断面構成図で、また図5の要部側面断面構成図で示すような吹出口の構造を採用することもできる。
図4及び図5では、収納ボックス6の収納空間S2の底板6cの下方に箱状の下枠6dを一体形成させておき、この収納ボックスの下枠6d内にファン11を設けて風路Rを形成させたものであり、下枠6dの底面には、吸込口19と、小径の水抜き孔20を貫通形成させておく。また、下枠6d内の水抜き孔20とファン11間には、断面略三角形状の水返し突起21を設けておく。
更に、図4及び図5では、縦方向に開口された複数の吹出口10,10の前面に、それぞれ軸22aを介して上下方向に回動する防滴ルーバー22,22を設けたものである。
【0020】
このような構造では、ファン11が回転すると吸込口19から空気を吸い込み、収納ボックスの下枠6d内から風路Rに向かって風を吹き出させることができ、ファン11と連動して各防滴ルーバー22が開閉するように構成しておけば、ファン11が回転して吹出口10から風が吹き出される時には、防滴ルーバー22は開かれて、良好に吹出口10からの風を顔に当てることができるものとなり、ファン11が停止した時には防滴ルーバー22がそれぞれ吹出口10の前面を閉ざすように構成しておけば、吹出口10から風路R内に水滴が浸入することを良好に防ぐことができるものとなる。
【0021】
なお、防滴ルーバー22を手で開閉できるように構成しておき、防滴ルーバー22を手で開けた時にファン11がONとなり、防滴ルーバー22を手で閉じた時にはファン11がOFFとなるように構成しておくこともできる。
なお、防滴ルーバー22が設けられているにも関わらず、吹出口10から風路R内に水滴が浸入した場合には、浸入した水滴を良好に水抜き孔20から下方の洗面器2上に落下させて逃がすことができるように構成されており、浸入してきた水がファン11側へ流れないように、前記水返し突起21が設けられており、水返し突起21の傾斜により水を良好に水抜き孔20側に返して、水抜き孔20から逃がすことができるものである。
【0022】
なお、図6に示すように、前記防滴ルーバー22を、吹出口10を蓋する方向に自重で閉じるように構成しておくこともできる。
この図6の構造では、収納ボックス6の底板6cから上方にいくに従って手前側(吹出口10側)に向かって傾斜する風量調整間仕切23を設けている。
ファン11からの風は、図5の場合は、上方へいくにつれて風圧が低下するため、上方の吹出口10からの風量は少なくなるが、図6の構造では、風量調整間仕切23により、上方にいくに従って水平面内における風路Rの面積を絞ることができるため、上方の風圧の低下を軽減することができ、複数の吹出口10からの風量を上下でほぼ均一な吹き出し風量にすることができるものである。
また、この吹出口10から吹き出される風の風圧により自動的に各防滴ルーバー22が開かれることとなり、良好に顔に風を当てることができ、ファン11がOFFされた時には、風圧がなくなるために、自動的に各防滴ルーバー22が閉じられて吹出口10が閉ざされ、前面側から水がかかったような場合にも、風路R内への水滴の浸入を良好に防ぐことができるものとなる。
【0023】
なお、更に図7の要部正面断面構成図で、また図8の要部水平断面構成図で示すような吹出口の構造を採用することもできるものである。
図7及び図8では、収納ボックスの下枠6d内にファン11が設けられ、吸込口19及び水抜き孔20,水返し突起21が設けられている点は、図4と同様であるが、吸込口19にヒーター24を設けて、このヒーター24をONすることにより、吹出口10から温風を吹き出させることができるように構成したものであり、温風を吹き出させて更衣室の除湿,防カビをも行えるものである。
【0024】
また、図8に示すように、吹出口10は前方側へ湾曲した湾曲部6eにしておき、この湾曲部6eの内側に、湾曲状のスライド部材25を水平面内でスライド移動できるように配置させたものであり、このスライド部材25にも吹出口10と整合する吹出口25aが形成されている。
このスライド部材25は、例えば下端に設けた図示しないレバー等を手で操作することによりスライド移動させることができるものであり、手動でスライド部材25を開閉させることにより、吹出口10を開閉させることができ、図8のように開いた状態では、吹出口10に吹出口25aが整合して、この状態でファン11がONとなるように構成しておくことができ、逆に吹出口10を閉ざした時には、スライド部材25が閉ざされたことをリミットスイッチ26で検知して、リミットスイッチがONとなった時にファン11が停止されるように構成しておくことができる。
【0025】
このような構成では、手でスライド部材25を開くことによりファン11が作動し、スライド部材25を閉じることでファン11が停止して、同時に吹出口10を閉じて防滴状態にして、水滴の風路R内への浸入を確実に防ぐことができるものとなる。
なお、リミットスイッチ26は、リードスイッチあるいはホール素子等で構成することができ、スライド部材25の開閉を良好に検知できるように構成しておくことができるものである。
【0026】
更に、図9の要部正面断面構成図で、また図10の要部側面断面構成図で示すものは、更に異なる吹出口の変更例を示すものである。
本例では、吹出口10の前面に、上下方向にスライド移動できるように防滴ルーバー28を配設し、更にその前面に風向きルーバー27を配置したものである。
防滴ルーバー28には、各吹出口10と整合する吹出口28a,28aが開口形成され、下端側には、手で上下動させるためのレバー28bが設けられており、この防滴ルーバー28の開閉状態は、上端側に設けたリミットスイッチ29で検知できるように構成されている。
【0027】
即ち、防滴ルーバー28が開かれて吹出口28aが吹出口10と整合した時に、リミットスイッチ29がONとなり、この状態でファン11がONされて吹出口10から風が吹き出されるように構成したものであり、防滴ルーバー28が閉ざされて吹出口10が閉じられた状態でファン11が停止するように構成したものである。
また、風向きを変えることのできる風向きルーバー27は、その回転軸27aが支持部27cに回転可能に支持されており、レバー27bを指で持ち水平方向に回動させて風向きルーバー27の角度を手で調整できるように構成されている。
【0028】
次に、図11の水平面で切断した要部拡大平面構成図で、また図12のミラーキャビネット5の要部正面構成図で示すものは、風路および吹出口の構造を変更したものであり、
収納ボックス6内の収納空間S1とS2を仕切る仕切部6b,6b間に、縦方向に延びる筒状の風路Rを形成させ、この風路R内にファン11を配置させ、例えば、風路Rの側面に収納空間S2側へ貫通された吸込口19を形成させて、収納空間S2内の空気を吸込口19から風路R内に吸い込むことができるように形成したものである。
【0029】
また、風路Rの前面に吹出口10を開口させ、この吹出口10は図12に示すように、縦長のスリット状に形成させておき、この縦長の吹出口10の奥側の風路R内にファン11の羽11aを吹出口10と同様に縦方向に配置させておく。即ち、ファン11は風路R内に縦方向に配置されており、吹出口10の上下寸法とほぼ同等の高さ寸法の羽11aを有するものであり、このファン11の上端には、ファン11を駆動するためのモーター11bが配置されている。このファン11用のモーター11bも収納ボックス6内に配置することができる。
このような構造では、収納ボックス6の収納空間S2内の空気を吸い込んで吹出口10から吹き出すことができ、収納ボックス6の前後方向の厚みを小さくすることができ、ミラーキャビネットの厚みを薄くできるものとなる。
【0030】
なお、図11では、収納空間S2側に吸込口19を設けたものを例示しているが、吸込口19は収納空間S1側に開口されたものであっても良く、また、吸込口19は収納ボックス6の下面側に開口されたものであっても良い。
【実施例2】
【0031】
図13は、第2実施例の洗面化粧台の斜視構成図であり、図14は、ミラーキャビネット部5を水平面内で切断した要部拡大平面構成図である。
本例においても、洗面器2の上方に配置されているミラーキャビネット部5は、収納空間を形成する収納ボックス6の前面に、主鏡7と、その左右側に隙間を形成して隣接鏡8,9が配置され、各鏡はそれぞれ軸7a,8a,9aを介して前方側へ開閉できるように構成されている。
例えば、主鏡7は、その一側縁側が軸7aとなっており、他側縁側には縦柱体30が連結固定されて構成されている。
この主鏡7の他側縁側に固定された縦柱体30内には、円筒状の固定筒体15と、その内側に水平面内で回動可能に円筒状の回動筒体16が設けられており、固定筒体15の前面には吹出口10が縦方向に複数開口され、回動筒体16にも、吹出口10と整合する縦方向位置に吹出口16aが複数開口されている。
【0032】
このような構造においても、回動筒体16を手で回動操作させ、吹出口16aを吹出口10と整合させた時に、ファン11がONされて、吹出口10から良好に風を前方側へ吹き出させることができるように構成されており、主鏡7を軸7aを中心として前方側へ回動させ、顔を近づけて化粧等を行う際に、主鏡7と一体で縦柱体30が化粧する人の顔の近くまで移動されてくるため、顔に極めて近い位置から風を当てることができるものとなり、肌のほてりをより良好に冷やして、化粧のりを良くすることができ、また化粧水を良好に乾かすこともでき、化粧を迅速に且つ快適に行えるものとなる。
なお、本例では、主鏡7の図示右端側に縦柱体30を連結したものを例示しているが、図示左端側に縦柱体30を連結して、軸7aを右端側へ設けた構造であっても良い。
【0033】
更に図15の斜視図で、また図16の要部拡大平面構成図で示すように、左右側の隣接鏡8,9の外縁側に、隣接鏡8,9と一体状にそれぞれ縦柱体30を設けた構造のミラーキャビネットとすることもでき、各縦柱体30内には図16に示すように、固定筒体15と回動筒体16が設けられており、回動筒体16の吹出口16aが吹出口10と整合された時に、ファン11がONされて吹出口10から風が吹き出されるものであり、回動筒体16を回転させて吹出口10からずれた位置へ吹出口16aを回動させて、吹出口10を閉ざした時にはファン11がOFFとなり、この状態で吹出口10が良好に防滴されるものである。
【0034】
なお、図17に要部正面図で示すように、縦柱体30内の風路Rにファン11からの風を送るために、収納ボックス6の収納空間の底側の隣接鏡8,9の裏面に、蛇腹管12等を介して隣接鏡8,9と一体状に水平面内で回動可能にダクト13を配管させておき、このダクト13を縦柱体30の下端部で連通接続させて、ダクト13を通し縦柱体30内の風路R内にファン11からの風を供給することができるものである。
【0035】
このような構造では、主鏡7に対し左右側の隣接鏡8,9をそれぞれ軸8a,9aを中心として回動させると、隣接鏡8,9の移動と一体で吹出口10が移動されるため、隣接鏡8,9を傾斜させて三面鏡として使用する際に、主鏡7の前に立つ使用者の顔に近い位置に吹出口10を配置させることができ、顔に近づけて風を吹き付けることができ、肌のほてりを良好に冷やし化粧ののりを良くすることができ、また、化粧水を良好に乾かすことができて化粧を迅速に快適に行うことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】第1実施例の洗面化粧台の斜視構成図である。
【図2】ミラーキャビネットの水平面内で切断した要部平面拡大構成図である。
【図3】風路及び吹出口の変更例を示す要部平面拡大構成図である。
【図4】更に異なる吹出口の変更例を示す要部正面断面構成図である。
【図5】図4の側面断面構成図である。
【図6】更に異なる変更例の図5に対応させた側面断面構成図である。
【図7】更に異なる変更例の要部正面断面構成図である。
【図8】図7の水平断面の上方から見た平面拡大構成図である。
【図9】更に異なる変更例の要部正面断面構成図である。
【図10】図9の側面断面構成図である。
【図11】風路および吹出口の変更例を示すキャビネットを水平面で切断した要部拡大平面構成図である。
【図12】図11のキャビネットを正面側から見た要部拡大正面図である。
【図13】第2実施例の洗面化粧台の斜視構成図である。
【図14】図13のミラーキャビネットを水平面内で切断した要部平面拡大構成図である。
【図15】第2実施例の変更例を示す洗面化粧台の斜視構成図である。
【図16】図15の水平面内で切断した要部平面拡大構成図である。
【図17】縦柱体の風路にファンからの風を送るダクトの配管状態の要部正面拡大構成図である。
【符号の説明】
【0037】
1 洗面化粧台
2 洗面器
5 ミラーキャビネット部
6 収納ボックス
6a 背板
6b 仕切部
6d 収納ボックスの下枠
6e 湾曲部
7 主鏡
8,9 隣接鏡
7a,8a,9a 軸
10 吹出口
11 ファン
11a ファンの羽
11b ファン用モーター
12 蛇腹管
13 ダクト
14 風向きフィン
15 固定筒体
16 回動筒体
16a 吹出口
17 反射材
18 ランプ
19 吸込口
20 水抜き孔
21 水返し突起
22 防滴ルーバー
23 風量調整間仕切
25 スライド部材
25a 吹出口
26 リミットスイッチ
27 風向きルーバー
28 防滴ルーバー
30 縦柱体
R 風路
S1,S2,S3 収納空間
【出願人】 【識別番号】000000479
【氏名又は名称】株式会社INAX
【出願日】 平成18年8月4日(2006.8.4)
【代理人】 【識別番号】100086520
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義久


【公開番号】 特開2008−36081(P2008−36081A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−213643(P2006−213643)