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【発明の名称】 机上用書棚装置
【発明者】 【氏名】平岡 博

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
机の天板の後部に配置される机上用書棚装置において、机上用書棚の背板の上下方向に所定間隔を有して少なくとも3本以上のレール材が配設されると共に、上部2つのレール材間に、少なくとも棚板部材と引出し部材が左右方向に並んで係脱可能な上部係止部が形成され、下部2つのレール材間に、中間係止部と下部係止部が、上下方向に所定間隔を有して形成され、最も接近する上下のレール材間の2倍以上の高さ寸法を有する区画部材と、区画部材の略半分程度の高さ寸法を有する仕切板部材をそれぞれ個別に、レール材に係脱自在で、左右方向にスライド自在となし、かつ、棚板部材、引出し部材は最も接近する上下の係止部に上下方向に重合して取付け可能としたことを特徴とする机上用書棚装置。
【請求項2】
上部係止部と中間係止部と下部係止部は横長の長孔の下端縁よりなることを特徴とする請求項1に記載の机上用書棚装置。
【請求項3】
机の天板後部に配置される机上用書棚装置において、机上用書棚の背板を、上背板と下背板と中背板より構成し、上背板には上下方向に所定間隔を有して上部レール材と中間レール材が配設されると共に、上部レール材と中間レール材間に、少なくとも棚板部材と引出し部材が並んで係脱可能な上部係止部が形成され、中背板は、上背板の下方に所定間隔を有して配設され、下部レール材をもうけた下背板は中背板の下方に所定間隔を有して配設され、中背板の上端縁を中間係止部となし、下背板の上端縁を下部係止部となし、最も接近する上下のレール材間の2倍以上の高さ寸法を有する区画部材と、区画部材の略半分程度の高さ寸法を有する仕切板部材をそれぞれ個別に、レール材に係脱自在で、左右方向にスライド自在となし、かつ、棚板部材、引出し部材は最も接近する上下の係止部に上下方向に重合して取付け可能としたことを特徴とする机上用書棚装置。
【請求項4】
上部係止部は、横長の左右長孔の下端縁よりなり、左右長孔間に照明装置が取付けられ、照明装置の取付部前面と上背板の前面がほぼ面一に構成されている事を特徴とする請求項3に記載の机上用書棚装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、学習机の天板後部に配置される机上用書棚装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の机上用書棚装置は、机の天板上に、着脱自在に配置した机上用書棚装置の背部を、上下に分割した複数本の木製横桟にて構成し、前記背部における上下中途部位の複数本の平行状の横桟に、移動式書棚が連結された連結手段を着脱自在に係止し、移動書棚を左右移動可能でかつ着脱自在に装着したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
この場合、移動書棚は、書籍等が整理整頓できるよう、水平状の載置板と所定高さを有する少なくとも左右両側板と背面板と中仕切り板より構成されている。
すなわち、移動書棚の左右側板は、載置板上に起立した本を起立状態で支持する必要があるので、ある程度の高さ寸法が必要となり、したがって移動書棚は所定の高さ寸法が必要となる。
【0004】
一方、机上用書棚装置も、使用勝手、使用環境、強度等の問題より、その高さ寸法はある程度に制約される。
よって、上記移動書棚を机上用書棚装置に配設する場合は、水平方向では複数個配設する事が出来るが、上下方向に重合して配設する事が出来ないので、充分な収納量を確保できず、又、書籍等の整理整頓も容易でないばかりか、天板上にパソコンを設置して使用するため、天板上の一部の上下空間を大きく確保する等、広範囲な利用も十分にできなかった。
さらに、上記書棚装置の場合、机上で(机の天板奥部で)書籍等の整理整頓を行なう場合は、移動書棚を上下逆の姿勢で装着する構成となっているので、載置板より背高の本等は机上に起立させることが出来ないので、限られた大きさの書籍しか整理整頓が出来ないという問題があった。
【0005】
【特許文献1】特許第3644515号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の問題点に鑑みて、天板上の空間を広範囲に渡って利用可能とすることで、充分な収納量を確保し、机上でも書籍等の整理整頓が容易な机上用書棚装置を提供する事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、机の天板の後部に配置される机上用書棚装置において、机上用書棚装置の背板の上下方向に所定間隔を有して少なくとも3本以上のレール材が配設されると共に、上部2つのレール材間に、少なくとも棚板部材と引出し部材が左右方向に並んで係脱可能な上部係止部が形成され、下部2つのレール材間に、中間係止部と下部係止部が、上下方向に所定間隔を有して形成され、最も接近する上下のレール材間の2倍以上の高さ寸法を有する区画部材と、区画部材の略半分程度の高さ寸法を有する仕切板部材をそれぞれ個別に、レール材に係脱自在で、左右方向にスライド自在となし、かつ、棚板部材、引出し部材は最も接近する上下の係止部に上下方向に重合して取付け可能としたものである。
【0008】
次に本発明が第2の手段として構成したところは、前記第1の手段として構成したところに加え、上部係止部と中間係止部と下部係止部は横長の長孔の下端縁よりなるものである。
次に本発明が第3の手段として構成したところは、机の天板後部に配置される机上用書棚装置において、机上用書棚装置の背板を、上背板と下背板と中背板より構成し、上背板には上下方向に所定間隔を有して上部レール材と中間レール材が配設されると共に、上部レール材と中間レール材間に、少なくとも棚板部材と引出し部材が並んで係脱可能な上部係止部が形成され、中背板は、上背板の下方に所定間隔を有して配設され、下部レール材をもうけた下背板は中背板の下方に所定間隔を有して配設され、中背板の上端縁を中間係止部となし、下背板の上端縁を下部係止部となし、最も接近する上下のレール材間の2倍以上の高さ寸法を有する区画部材と、区画部材の略半分程度の高さ寸法を有する仕切板部材をそれぞれ個別に、レール材に係脱自在で、左右方向にスライド自在となし、かつ、棚板部材、引出し部材は最も接近する上下の係止部に上下方向に重合して取付け可能としたのもである。
【0009】
次に本発明が第4の手段として構成したところは、前記第3の手段として構成したところに加え、上部係止部は、横長の左右長孔の下端縁よりなり、左右長孔間に照明装置が取付けられ、照明装置の取付部前面と上背板の前面はほぼ面一に構成されているものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によると、棚板部材あるいは引出し部材の上方に仕切板部材を配設することにより、棚板部材上あるいは引出し部材上を仕切板で仕切られた本立て部分として使用することが出来、仕切り板部材を上下方向に重合する位置に配設し、さらに、左右方向に間隔を置いて区画部材を配設すれば、背高の本等であっても確実に起立姿勢で整頓することができる。
又、区画部材は最も接近するレール材の間隔の2倍以上の高さ寸法に設定しているので、引出し部材あるいは棚板部材を、上部係止部、中間係止部、下部係止部の係止部に係止し、引出し部材あるいは棚板部材の左右側で、上方あるいは下方側に突出する状態で区画部材をレール材に係止配設すれば、引出し部材、あるいは棚板部材の上方あるいは下方を本立て部等として使用することができる。
さらに、引出し部材に小引出しを設けているので、文房具等の小物類の収納、整理も容易であり、引出し部材の側部を下方に収納された本等の支持部として活用することもできる。
又、仕切板部材、棚板部材、引出し部材を一方側で、上下方向に重合して配設すれば、他方側に大きな空間部を構成することが可能で、パソコンの大型モニターであっても机上に載置して使用することが出来る。
【0011】
請求項2に記載の発明によると、係止部は、単に背板の一部に孔を設けた長孔の下端縁を利用して形成されているので加工が簡単で、安価に製作できる。
【0012】
請求項3に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果に加え、机上用書棚装置の背板を、上背板と下背板と中背板より構成し、上背板と中背板間および中背板と下背板間に所定の間隔を形成することにより、中背板の上端縁とした背板の上端縁をに中間係止部と下係止部として利用でき、中背板と上下背板間は採光箇所としての効果も有し、さらに背板を分割して構成することにより、材料も寸法の小さいものを利用できるので、コストの削減が出来る。
【0013】
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の発明の効果に加え、上部係止部は、横長の左右長孔の下端縁より構成されているので、加工が容易で安価に製作できる。
そして、左右長孔間に照明装置が取付けられ、照明装置の取付部前面と上背板の前面はほぼ面一に構成されているので、照明装置に影響されることがなく、棚板部材、引出し部材を左右の長孔に跨って係止することが出来るので、棚板部材、引出し部材の左右方向での利用範囲が広がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
机の天板後部に配置される机上用書棚装置において、机上用書棚装置の背板を、上背板と下背板と中背板より構成し、上背板には上下方向に所定間隔を有して上部レール材と中間レール材が配設されると共に、上部レール材と中間レール材間に、少なくとも棚板部材と引出し部材が並んで係脱可能な上部係止部が形成され、中背板は、上背板の下方に所定間隔を有して配設され、下部レール材をもうけた下背板は中背板の下方に所定間隔を有して配設され、中背板の上端縁を中間係止部となし、下背板の上端縁を下部係止部となし、最も接近する上下のレール材間の2倍以上の高さ寸法を有する区画部材と、区画部材の略半分程度の高さ寸法を有する仕切板部材をそれぞれ個別に、レール材に係脱自在で、左右方向にスライド自在となし、かつ、棚板部材、引出し部材は最も接近する上下の係止部に上下方向に重合して取付け可能とし、上部係止部は、横長の左右長孔の下端縁よりなり、左右長孔間に照明装置が取付けられ、照明装置の取付部前面と上背板の前面はほぼ面一に構成されているものである。
【実施例】
【0015】
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。
図1において、符号1は机を示し、符号2は机1の天板11の後部に着脱自在に備えられた机上用書棚装置を示し、符号100は、机1と机上用書棚装置2と、天板11の下方に収納可能な移動キャビネット14からなる学習机を示している。
机1は、天板11と、天板11の左右端部下面に配設された左右脚体12、12と、左右脚体12、12の後端部間に配設された机後板13等より構成されている。
机上用書棚2は、左右側板21、21と、左右側板21、21の後端部間を連結する背板3と、背板3に係脱自在で、左右方向に移動自在に取付けられた仕切板部材5・・・と、引出し部材6、6と、棚板部材7と、区画部材55・・・等より構成され、背板3の上端部前面で左右方向略中央部に照明装置8が取付けられている。
【0016】
背板3は、図2に示すように、左右側板の上端部間に配設される上背板31と、左右側板の下端部間に配設される下背板32と、上背板31と下背板32間に配設される中背板33より構成され、上背板31には左右方向に所定間隔を有して左右2本の上部レール材4、4と、上部レール材4、4の下方に所定間隔を有して中間レール材41が配設されると共に、上部レール材4、4と中間レール材41間に、少なくとも棚板部材7と引出し部材6が並んで係脱可能な、左右の長孔40、40の下端縁からなる上部係止部400、400が形成され、中背板33は上背板31の下方に所定間隔331を有して配設され、この所定間隔331が採光用の窓として機能し、中背板33の上端縁が中間係止部401として構成する。
【0017】
下背板32は、上端部から所定寸法下方の前面に前記中間レール材41と同じ下部レール材42が埋設され、中背板33の下方に所定間隔332をもって配設され、この所定間隔332が採光用の窓として機能し、下背板32の上端縁が下部係止部402として構成される。
符号321、321は、背板3の背面側からコンセント、照明装置用スイッチボック等を使用者側に導入する為のコード挿通孔を示している。
実施例では、背板3を上背板31、下背板32、を上背板31と下背板32間に位置する中背板33より構成し、上背板31と中背板33間および下背板32と中背板33間に所定間隔331、332を設けて、中背板33の上端縁を中間係止部401、下背板32の上端縁を下部係止部402として構成しているが、一枚の板体で背板3を構成するようにすれば、中間係止部401と下部係止部402は、前記左右の長孔40を上下方向に所定間隔を設けて複数個形成し、その下端縁を利用して構成すればよいのはいうまでもない。
【0018】
一方、中間レール材41と下部レール材42の間隔は、左右の上部レール材4、4と中間レール材41の間隔の約2.5倍の寸法に設定され、上部係止部400と中間係止部401の間隔と、中間係止部401と下部係止部402の間隔はほぼ同等の寸法で、引出し部材6、棚板部材7の高さ寸法より大きめに設定されている。
上部レール材4、4、中間レール材41、下部レール材42は幅方向に長さが異なるだけでは同形に形成され、背板3の前面に同様に埋設されているので、中間レール材41の場合について、図17に基いて説明する。
【0019】
中間レール材41は、図17に示すように上背板31の前面左右方向に形成された前面が開口する嵌合溝30に前面側から密嵌する基部410と、基部410の前面上下端部に連設され、嵌合溝30の開口部分を閉塞する上下突出縁部411、411よりなり、基部410には、前面が開口し奥側ほど上側に湾曲する断面円弧状の係止用スリット412と、係止用スリット412の上部に位置し後面が開口し前側に水平方向の連結用スリット413がアルミ材の押し出し成形によって成形されている。
符号414、415は全体の厚みを均等にする為と、材料の削減のために設けられたヒケ防止溝である。
中間レール材41は上記の如く構成され、嵌合溝30に基部410が密嵌した状態で、前記連結用スリット413に一致する高さで、幅方向に所定間隔を有して上背板31に形成さた左右方向に所定間隔を有する複数個の連結孔301・・・に挿通された連結ネジ302・・・が、連結用スリット413に螺合して、上背板31に埋設される。
【0020】
仕切板部材5は、高さ寸法が引出し部材6の高さ寸法よりやや大きめの板体51と、板体51の裏面にネジ止めされた仕切板係止部材52より構成されている。
仕切板係止部材52は、図15に示す如く、左右挟持突壁521、521と基板522より横断面コ字形に形成された仕切板連結部523と、仕切板連結部523の上端に連設された係止突条53より構成され、基板522の下部部前面には、板体51の裏面に形成された嵌合孔(図示せず。)に嵌入する円柱状の嵌合突起524が前方に突出して形成され、嵌合突起524の上方には仕切板係止部材52を板体51にネジ止め連結するための連結孔525が形成されている。
そして、係止突条53は、中間レール材41等の係止用スリット412に合致する奥側ほど上側に湾曲する円弧状に、基板522、仕切板連結部523、嵌合突起524と共に合成樹脂材にて一体に成形されている。
【0021】
仕切板係止部材52は上記の如く形成され、係止突条53が板体51の略中間高さに位置する状態で板体51の裏面にネジ止め連結にて取付けられる。
そして、仕切板部材5は、係止突条53の先端を係止用スリット412の前端に、前側から傾斜した状態であてがわれ(図18に仮想線で示す状態)、先端を係止用スリット412の前端に挿入した後(図18実践に示す状態)、係止用スリット412の前端やや上方位置を回動中心として、仕切板部材5を下方に回動させることで、係止突条53を係止用スリット412内に嵌入し、仕切板部材5は上部レール材4等の上下方向に突出した状態に係止される。
そして、板体51の下端部分をやや持ち上げて、係止突条53と係止用スリット412の接触面積を少なくした状態で左右方向ににスライド自在となる。
【0022】
一方、仕切板部材5を上部レール材4等より取外す場合は、板体51の下端部を手前に持ち上げるようにして、スリット41のやや上方位置を中心として上方に回動させて、係止用スリット41より係止突条53を抜き出す。
尚、符号54は、仕切板部材5をレール材4に着脱する時に、仕切板部材5を回動させるための回動用逃がし面を示している。
【0023】
区画部材55は、高さ寸法が上下方向で最も接近する上部レール部材4と中間レール部材41間の寸法の2倍以上(実施例では約3倍)の高さ寸法を有する区画板56と、区画板56の裏面上端にネジ止めされた区画板係止部材57より構成されている。
区画板係止部材57は、アルミ材の押し出し成形によって形成され、上端に中間レール材41等の係止用スリット412に合致する奥側ほど上側に湾曲する円弧状の係止突条58を有し、係止突条58が区画板56の裏面上端に位置する状態で連結部59を区画板56の裏面にネジ止めして取付けられている。
そして、区画部材55は、係止突条58の先端を係止用スリット412の前端に、前側から傾斜した状態であてがわれ、先端を係止用スリット412の前端に挿入した後、係止用スリット412の前端やや上方位置を回動中心として、区画部材55を下方に回動させることで、係止突条58を係止用スリット412内に嵌入し、区画部材55は上部レール材4等の上下方向に突出した状態に係止される。
そして、区画体56の下端部分をやや持ち上げて、係止突条58と係止用スリット412の接触面積を少なくした状態で左右方向ににスライド自在となる。
【0024】
尚、実施例では、区画部材55の高さ寸法は引出し部材6の高さ寸法の3倍強に設定され、棚板部材7の高さ寸法は、引出し部材6の高さ寸法よりやや小さく、仕切り部材5の高さ寸法は、引出し部材6の高さ寸法よりやや大きく形成されているので、区画部材55、55は、区画部材55、55が引出し部材6、あるいは棚板部材7の側部上方に突出した状態、下方に突出した状態、あるいは上下両方向に突出した状態で引出し部材6、あるいは棚板部材7の左右両側に配設すれことが出来、広汎で機能的な本立て部を得ることが出来る。
又、実施例では、仕切板部材5は上下方向略4分の3の高さ位置の裏面側が取付けられるので、上部係止部400に取付けられた引出し部材6、あるいは棚板部材7に最も接近する上部レール材4に仕切板部材5を係止すれば、引出し部材6あるいは棚板部材7上を本立て部として利用できるだけでなく、引出し部材6あるいは棚板部材7を取付けた下方に仕切板部材5を配置すれば(図11の左側の引出し部材6側)天板11上の空間に文庫本、CD−ROMのケース等を体裁よく整理整頓することが出きる。
【0025】
棚板部材7は、左右側板21、21間の略半分程度の幅寸法の棚板部71と、棚板部71の左右端部下面に配設された左右支持板72、72と、棚板部71の裏面と所定の間隔を有して、左右支持板72、72の後端間に配設された棚背板73より、引出し部材6より高さ寸法が小さく構成されている。
そして、棚板部材7には棚係止部材74が取付けられている。
棚係止部材74は、金属製の薄板より形成され、棚板部71の後端面および後端部裏面とネジ止め連結されるL字形の連結部741と、連結部741の上端左右端部の内側よりで、上方に突出する断面下向きコ字形の左右2つの棚部係止突部742、742より構成されている。
符号743・・・は棚板部71と棚係止部材74をネジ止め連結するための連結孔を示している。
【0026】
引出し部材6は、左右側板21、21間の略4分の1程度の幅寸法の載置板部61と、載置板部61の左右端部下面に配設された左右引出し支持板62、62と、載置板部61の裏面と所定間隔を有して、左右引出し支持板62、62の後端部間に配設された引出し部背板63と、左右引出し支持板62、62間に出入自在に配設された正面板の下面側に取手用凹部640が形成された小引出し64より構成されている。
そして、引出し部材6には引出し係止部材65が取付けられている。
引出し係止部材65は、金属製の薄板より形成され、載置板部61の後端面および後端部裏面とネジ止め連結されるL字形の連結部651と、連結部651の上端中央部で、上方に突出する断面下向きコ字形の引出し部係止突部652より構成されている。
符号653・・・は載置板部61と引出し係止部材65をネジ止め連結するための連結孔を示している。尚、実施例では、引出し部係止突部652は中央部分に一つ形成されているが、棚板係止突部742、742と同様、左右端部側に2つ形成すれば、上部係止部400、400に跨って係止することが可能となる。
【0027】
棚板部材7と引出し部材6は、上記の如く構成され、図6および図8に示す如く、棚部係止突部742、742および引出し部係止突部652を、中背板33と上背板31所定間隔331等を利用して、中間係止部401等の上方から係止することで、係脱自在にとりつけられる。
すなわち、引出し部材6、棚板部材7の取付作業は、中間係止部401等に上方から係止するだけであるから、仕切り板部材5、区画部材55に比べて重く、又、片手で取り扱うこともできない大きさであっても、非常に簡単、容易である。
このとき、引出し部材6は棚板部材7より高さ寸法が大きく構成され、上部係止部400、中間係止部401、下部係止部402の間隔は引出し部材6の高さ寸法(載置板部61の上面からより支持板62下面までの寸法)より大きく形成されているので、引出し部材6、6を上下方向に重合して背板3に取付ることが出来る。
符号500・・・は、引出し部材6、棚板部材7を中間係止部401等に係止したとき
棚部係止突部742、742および引出し部係止突部652の先端部が中背板33の裏面側に突出しないよう形成された係止用段部を示している。
【0028】
照明装置8は、支柱81と、支柱81の上端から屈折してほぼ水平方向に延びるアーム82と該アーム82の先端に姿勢変更自在に取付けられた照明体83より構成され、支柱81は上背板31に設けられた照明装置取付部9に連結されている。
【0029】
照明装置取付部9は、図12、図13、図14に示すように、上端面が開口し、支柱81が前面側から格納される大きさの取付用凹部91と、取付用凹部91を閉塞するカバー体99より構成されている。
そして、取付用凹部91の背面側に上下方向に所定間隔を有して後方に貫通する連結用貫通孔92、92が形成されており、前面側に固着された連結用ナット93、93が連結用貫通孔92、92内に位置した状態で、上背板31の裏面側に連結用保持金具94がネジ止めされ、支柱81が取付用凹部91内に位置した状態で、取付用凹部91内に保持されるカバー保持部材98に、前面からカバー体99が係脱自在に取付けられ、取付用凹部91が閉塞される。
【0030】
カバー保持部材98は、図16に示すように、取付用凹部91の周壁内面に嵌合する大きさで、正面視略U字形の前面化粧縁981と、前面化粧縁981の上端面に形成された後方に突出する左右の上面化粧壁982、982と、前面化粧縁981の内面側端部よリ後方に突出し取付用凹部91の内面側に嵌合する内向き突壁983と、内向き突壁983の後端部より内方に所定寸法突出する後壁984と、後壁984の上端間と上面壁982の後端間に渡って連設された上面縁985と、上下方向に所定間隔を有し、内向き突壁983から内方に突出して、後壁984と前面化粧縁981間に設けられた係止突条986・・・から、合成樹脂材にて一体に形成されることにより、中央部には連結用ナット93、93が臨む正面開口部987が形成される。
尚、符号988・・・は係止突条986・・・を内向き突壁983に一体に形成するための切り欠きを示し、符号989は、カバー体99の下端部を係止するための係止用孔を示し、符号980は、カバー保持部材98の下端部を取付用凹部91に連結するために形成された、連結用切欠き部を示している。
【0031】
カバー体99は、前面化粧縁981内に合致する大きさの正面壁991と、正面壁991の周端部から後方に突出する上面閉塞用突壁992、側方係止用突壁993、993、下方係止用突壁994よりなり、上面閉塞用突壁992には支柱の断面形状に合致する支柱用切欠き995が、側方係止用突壁993、993には前記係止突条986・・・に対応する位置に後端面が開口した係止案内溝996・・・を下端に連設する係止溝997・・・が、下方係止用突壁994には前記係止用孔989に対応して下向き係止突条998が、合成樹脂材にて一体に形成されている。
そして、照明装置8の支柱81には前記連結用ナット93、93に対応して、上下方向に長い取付用長孔811、811が形成されている。
【0032】
照明装置取付部9と照明装置8の支柱81は上記の如く構成され、カバー保持部材98の左右の上面化粧壁982、982、内向き突壁983、後壁984と、上面縁985を取付用凹部91または取付用切欠部912内、または取付用空間913の左右上背板312、311間に嵌合し、次に、支柱81をカバー保持部材98の前側に位置させた状態で、取付用長孔811、811に連結ボルト90、90を貫通させて連結用ナット93、93に螺合させることにより、連結用保持金具94を介して支柱81は上背板31に連結される。この状態で、上面縁985と後壁984の下側は、第一実施例においては取付用凹部91の底部分911と支柱811の裏面で、第二および第三実施例においては連結用保持金具941と支柱811の裏面でそれぞれ挟持され、カバー保持体98は、取付け凹部91または取付用切欠部912、または取付用間隙913内に支柱81とともに保持される。
【0033】
次に、カバー体99の係止案内溝996・・・内に係止突条986・・・が位置する様、カバー体99をカバー保持部材98に前面側から嵌合し、下方にスライドさせて、係止溝997・・・を係止突条986・・・に係合し、下向き係止突条998を係止用孔989に係止し、カバー体99をカバー保持部材98に取付け、支柱81および連結ボルト50、50の頭部を隠蔽する。
そして、この状態で、カバー体99、カバー保持部材98、上背板31の前面は共に面一となり、区画部材55が上部レール材4の上方に位置した状態で、左右にスライド自在に取付けるのに支障をきたす事がない。
【0034】
又、照明装置8は、取付用長孔811、811の上下方向の寸法の範囲内で上背板31に対高さ調節可能である。
照明装置8の高さ調節は、先ずカバー体99を上方にスライドさせて、係止溝997・・・と係止突条986・・・の係合状態を解除してカバー体99をカバー保持部材98より取外し、連結ボルト90、90の頭部を露出させて、次に連結ボルト90、90と連結用ナット93、93との螺合を緩めて、取付用長孔811、811の上下方向の寸法の範囲内で、照明装置8の高さを所望の位置に調節した後に、再び連結ボルト90、90と連結用ナット93、93とを螺合させて、照明装置8を固定させることによって行われる。
照明装置を固定した後、係止溝997・・・に係止突条986・・・を係合させて、カバー保持部材98にカバー体99を取付けて連結ボルト90、90の頭部を隠蔽する。
すなわち、照明装置8の机上用書棚への取付けおよび取外しと、さらに高さ調節(照明位置の調整)等が前面側から行なえるので、その都度、学習机100を動かす必要がなく、手軽に作業する事が出来る。さらに、支柱81が上背板31の前面側に突出することもないので、書籍等の整理整頓、区画部材55等の移動に支障をきたす事もない。
尚、実施例では、2つの引出し部材6、6を備えているが、一つでもよく、それぞれの部材の幅寸法は適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明を具備した学習机の正面図
【図2】引出し部材、棚板部材、仕切板部材、区画部材を取外した状態の本発明の正面図
【図3】引出し部材が位置する個所での本発明の要部縦断面図
【図4】棚板部材が位置する個所での本発明の要部断面図
【図5】区画部材の取付状態を示す要部拡大断面
【図6】棚板部材の係止状態を示す要部拡大断面図
【図7】仕切板部材の取付状態を示す要部拡大断面
【図8】引出し部材の取付状態を示す要部拡大断面
【図9】2つの引出し部材と、棚板部材と、仕切板部材が上下に重合して取付けらた状態を示す本発明の正面図
【図10】棚板部材が中央部上方位置に取付けられた状態を示す本発明の正面図
【図11】各部材の他の配置状態を示す本発明の正面図
【図12】照明装置取付部の要部拡大横断面図
【図13】図12のA−A線断面図
【図14】図12のB−B線断面図
【図15】仕切板係止部材の斜視図
【図16】カバー保持部材とカバー体の斜視図
【図17】中間レール材の埋設状態を示す拡大断面図
【図18】仕切板部材の取付取り外し状態を示す説明図
【図19】棚係止部材の斜視図
【図20】引出し係止部材の斜視図
【符号の説明】
【0036】
1 机
100 学習机
2 机上用書棚
3 背板
31 上背板
32 下背板
33 中背板
4 上部レール材
41 中間レール材
42 下部レール材
40 長孔
400 上部係止部
401 中間係止部
402 下部係止部
5 仕切板部材
55 区画部材
6 引出し部材
7 棚板部材
【出願人】 【識別番号】000125990
【氏名又は名称】株式会社くろがね工作所
【出願日】 平成18年7月21日(2006.7.21)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−23096(P2008−23096A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−199351(P2006−199351)