| 【発明の名称】 |
家具用脚キャップ |
| 【発明者】 |
【氏名】岡戸 大祐
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| 【要約】 |
【課題】家具用脚キャップの設計・製造の工数削減、コスト低減を図る。
【構成】キャップ本体10は、有底筒形に成形され、筒の内壁に円周方向に沿って傾斜面11Aを有した4つの突起部11が連続的に形成されている。回転中空蓋20は溝21Aが設けられたリング部21と、リング部21の下端から延び、キャップ本体10の4つの突起部11に対応した4枚の板片22を備えている。回転中空蓋20の溝21Aにキャップ本体10の上部が回転自在に嵌め込まれる。そして、回転中空蓋20を回転させることにより、4枚の板片22が、傾斜面11Aに沿って回転角度に応じた高さまで、4つの突起部11上に乗り上げるように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 家具用脚の下端に装着する家具用脚キャップにおいて、 筒形に成形され、筒の内壁に円周方向に沿って傾斜面を有した複数の突起部が形成されたキャップ本体と、 このキャップ本体の上部に回転自在に嵌め込まれ、複数の突起部に当接するように 延びた複数の板片を有する回転中空蓋とを備え、 回転中空蓋の回転角度に応じて、複数の板片が傾斜面に沿って複数の突起部に乗り上げるようにしたことを特徴とする家具用脚キャップ。 【請求項2】 前記キャップ本体は硬質プラスチック製であり、回転中空蓋は軟質プラスチック製であることを特徴とする請求項1に記載の家具用脚キャップ。 【請求項3】 前記キャップ本体の底に床面保護材を接着したことを特徴とする請求項1に記載の家具用脚キャップ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、椅子やテーブルなどの家具用脚の下端に装着して、床が傷ついたり、騒音が出たりするのを防止する家具用脚キャップに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、椅子等の家具を移動する際に、家具の脚によって床面がすれることにより、床面が傷ついたり、騒音が発生する等の不都合があった。そこで、椅子の脚の底面にフェルトを取り付けることにより、床面を保護していた。従来、椅子の脚は木製のものが普通であり、フェルトは釘等を用いて脚の底面に打ち込むことで取り付けていた。 【0003】 最近では、デザイン性の向上などの観点から椅子等の脚は金属パイプ製のものが普及しつつある。このような金属製の椅子等の脚にフェルトを打ち込むことは困難であることから、脚の下端にプラスチック製のフェルト付きキャップを装着して、床面を保護するというのが一般的である。 【特許文献1】特開平10−99150号公報 【特許文献2】特開2002−17489号公報 【特許文献3】登録実用新案公報 第3052051号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、椅子等の種類によって、その脚のパイプ径が異なっているために、1種類のキャップでは対応できない。そこで、脚のパイプ経に合わせて何種類ものキャップを設計・製造しなければならず、設計・製造の工数が増え、コストが高くなるという問題があった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、家具用脚の下端に装着する家具用脚キャップにおいて、筒形に成形され、筒の内壁に円周方向に沿って傾斜面を有した複数の突起部が形成されたキャップ本体と、このキャップ本体の上部に回転自在に嵌め込まれ、複数の突起部に当接するように延びた複数の板片を有する回転中空蓋とを備え、回転中空蓋の回転角度に応じて、複数の板片が傾斜面に沿って複数の突起部に乗り上げるようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 かかる構成によれば、回転中空蓋の回転角に応じて、複数の板片が傾斜面に沿って複数の突起部に乗り上げるように構成されている。即ち、回転中空蓋の回転角が大きくなるに従って、複数の板片は傾斜面に沿ってより高い位置に移動するので、複数の板片によって囲まれた空間は狭くなり、回転中空蓋を逆回転させれば、複数の板片は傾斜面に沿ってより低い位置に降りてくるので、複数の板片によって囲まれた空間は広くなる。したがって、家具用脚のパイプ径に合わせて回転中空蓋の回転角を調整するとによって、家具用脚の下端に複数の板片を密着させ、家具用脚キャップを脱落させることなく密嵌装着することができる。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、1つの家具用脚キャップを複数のパイプ径の異なる家具用脚に密嵌装着することができる。これにより、家具用脚キャップの設計・製造の工数削減、コスト低減に寄与することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明の実施の形態による家具用脚キャップについて説明する。この家具用脚キャップは、キャップ本体10の上部に回転自在に嵌め込まれる回転中空蓋20からなる。図1はキャップ本体10を示しており、図1(A)はその上面図、図1(B)はその正面図、図1(C)はその斜視図である。図2は、回転中空蓋20を示しており、図2(A)その上面図、図2(B)はその正面図、図2(C)はその斜視図であるである。 【0009】 キャップ本体10は、硬質プラスチック製で有底筒形に成形され、筒の内壁に円周方向に沿って傾斜面11Aを有した4つの突起部11が連続的に形成されている。4つの突起部11は、いずれも同じ形状を有している。時計回りに見ると、1つの突起部11の傾斜面11Aが筒の内壁から筒の中心軸方向に向かって小さな角度で持ち上がり、最大の高さとなった後に大きな角度で筒の内壁に落ちて終端し、そこから次の突起部11の傾斜面11Aが同様に持ち上がる。キャップ本体10の底にはウール/レーヨンからなる床面保護材であるフェルト12が接着されている。 【0010】 回転中空蓋20は軟質プラスチック製で、円周に沿って溝21Aが設けられたリング部21と、リング部21の下端から延び、キャップ本体10の4つの突起部11に対応した4枚の舌状の板片22を備えている。回転中空蓋20の溝21Aにキャップ本体10の上部が回転自在に嵌め込まれる。 【0011】 そして、回転中空蓋20がキャップ本体10に嵌め込まれた状態で、4枚の板片22が4つの突起部11にそれぞれに当接するようにその長さと幅が調整されている。そして、回転中空蓋20を回転させることにより、4枚の板片22が、傾斜面11Aに沿って回転角度に応じた高さまで、4つの突起部11上に乗り上げるように構成されている。 【0012】 すなわち、図3(A)に示すように、4枚の板片22は突起部11の裾の部分にできた窪み(図1(A)の破線で囲まれた部分)に差し込まれるように回転中空蓋20をキャップ本体10に嵌め込む。そして、この状態から回転中空蓋20を時計回りの方向に回転させていくと、4枚の板片22が、傾斜面11Aに沿って回転角度に応じた高さまで、4つの突起部11上に乗り上げ、これにより図3(B)、図4に示すように、4枚の板片22によって囲まれた空間(破線で囲まれた柱状空間)が狭まっていく。 【0013】 したがって、図5に示すように、椅子等の脚30の下端を図3(A)の状態の家具用脚キャップに差込み、回転中空蓋20を時計回りの方向に回転させていくと、4つの突起部11上に乗り上げた4枚の板片22が椅子等の脚30に密着させ、締め付けることができ、家具用脚キャップを密嵌装着することができる。 【0014】 そして、回転中空蓋20の回転角度を調整することで、4枚の板片22によって囲まれた空間の広さを調整できるので、椅子等の脚30のパイプ径が異なる場合にも1つの家具用脚キャップで対応することができる。 【0015】 具体的には本発明によれば、1種類の家具用脚キャップで脚のパイプ径15mm〜20mmのものに対応することができ、もう1種類の家具用脚キャップで脚のパイプ径20mm〜25mmのものに対応することができる。したがって、2種類の家具用脚キャップを用意しておくだけで、15mm〜25mmという広い範囲のパイプ径に対応することができることから、家具用脚キャップの設計・製造の工数削減、コスト低減に寄与することができる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の実施の形態による家具用脚キャップのキャップ本体を示す図である。 【図2】本発明の実施の形態による家具用脚キャップのキャップ本体に嵌めこまれる回転中空蓋を示す図である。 【図3】本発明の実施の形態による家具用脚キャップの上面図である。 【図4】図3(B)のX−X線に沿った断面図である。 【図5】発明の実施の形態による家具用脚キャップに家具用脚キャップに差込まれた状態を示した断面図である。 【符号の説明】 【0017】 10 キャップ本体 11 突起部 11A 傾斜面 20 回転中空蓋 21 リング部 21A 溝 22 板片 30 脚
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| 【出願人】 |
【識別番号】306026751 【氏名又は名称】株式会社ウオチ産業
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| 【出願日】 |
平成18年7月11日(2006.7.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107906 【弁理士】 【氏名又は名称】須藤 克彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−17901(P2008−17901A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−190167(P2006−190167) |
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