| 【発明の名称】 |
昇降式戸棚 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 穂積
【氏名】田中 米一
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| 【要約】 |
【課題】棚ケースに収納した収納棚を簡潔構造で、かつ円滑に昇降し、戸棚の中のものの取出しや収納を容易とする昇降式戸棚を提供すること。
【構成】戸棚ケース11に収納され、上下方向にスライド可能の上下面が開口したスライドケース12と、スライドケース12に収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚13と、モータ駆動により回動するシャフト42の両端にそれぞれ設けられた巻取りローラ43と、収納棚13の上面に設けられた第1のガイドローラ44と、戸棚ケース11の上面内側に設けられた第2のガイドローラ45と、スライドケース12の上面側後端に設けられた第3のガイドローラ46と、巻取りローラ43に一端が固定され、ガイドローラ44、45、46に掛けられ他端が収納棚13の上面に固定されるベルトとを備えることとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の上下面が開口したスライドケースと、前記スライドケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記スライドケースの上面側後端に設けられた第3のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2、第3のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えたことを特徴とする昇降式戸棚。 【請求項2】 下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えたことを特徴とする昇降式戸棚。 【請求項3】 下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えたことを特徴とする昇降式戸棚。 【請求項4】 前記第1のガイドローラを吊下げるコイルバネと、前記コイルバネの伸縮を検地するセンサを設けた荷重検出器を備え、前記第1のガイドローラに掛けられた前記ベルトまたはワイヤにかかる荷重を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の昇降式戸棚。 【請求項5】 前記戸棚ケースの側面内側に固定されるスライドガイドレールと、前記スライドケースまたは前記収納棚の側面に取り付けられ、前記スライドガイドレールに沿ってスライドするスライドローラとを設けたローラ式スライド機構とを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降式戸棚。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、戸棚ケースに収納した収納棚を簡潔構造で、かつ円滑に昇降し、戸棚の中のものの取出しや収納を容易とする昇降式戸棚に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の戸棚には、流し台の上方の壁面などに設置設し、モータ駆動によりベルトを巻取り巻戻しすることにより底面が開口した戸棚ケースに収納した収納棚を上下方向に昇降可能にする昇降式戸棚がある(例えば、特許文献1参照)。 また、従来の戸棚には、流し台の上方の壁面などに設置設し、モータ駆動によりベルトを巻取り巻戻しすることにより底面が開口した戸棚ケースに収納する収納棚を昇降するとともに、収納棚を下降させたとき斜め前方にも引き出し可能とする昇降式戸棚もある(例えば、特許文献2参照)。 しかしながら、戸棚ケースに収納した戸棚を上下方向に昇降可能にする従来の昇降式戸棚は、収納棚を下降させたとき、取出しや収納を容易に行うことができるが、左右の端部までそれぞれ伸びる2本のベルトを巻取り巻戻しする昇降装置を必要とするため、複雑であり、また、円滑に収納棚を昇降するためには、戸棚ケースの内側と収納棚の外側との間に複数のベアリングを内装する複雑構成のスライドレールを必要とする。 また、戸棚ケースの内側と収納棚の外側との間に、斜め前方にスライドレールを設け、同様の昇降駆動機構により戸棚を斜め前方に昇降することもできるが、同じく、昇降装置が複雑であり、また、円滑に収納棚を昇降するためには、戸棚ケースの内側と収納棚の外側との間に複雑構成のスライドレールを必要とする。 さらに、モータ駆動によりベルトを巻取り巻戻しすることにより、戸棚ケースに収納する収納棚を昇降するとともに、収納棚を下降させたとき斜め前方にも引き出し可能にする従来の昇降式戸棚も、取出しや収納を容易に行うことができるが、左右の端部のそれぞれに設けたベルトを巻取り巻戻しする昇降装置が複雑であり、また、円滑に収納棚を昇降するためには、戸棚ケースの内側と収納棚の外側との間に複雑構成のスライドレールを必要とする。 【0003】 【特許文献1】 特開2002−114497号公報 【特許文献2】 特開2005−137830号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、戸棚ケースに収納した収納棚を簡潔構造で、かつ円滑に昇降し、戸棚の中のものの取出しや収納を容易とする昇降式戸棚を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の上下面が開口したスライドケースと、前記スライドケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記スライドケースの上面側後端に設けられた第3のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2、第3のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとした。 また、本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとした。 また、本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとした。 また、前記第1のガイドローラを吊下げるコイルバネと、前記コイルバネの伸縮を検地するセンサを設けた荷重検出器を備え、前記第1のガイドローラに掛けられた前記ベルトまたはワイヤにかかる荷重を検出することとした。 さらに、前記戸棚ケースの側面内側に固定されるスライドガイドレールと、前記スライドケースまたは前記収納棚の側面に取り付けられ、前記スライドガイドレールに沿ってスライドするスライドローラとを設けたローラ式スライド機構とを備えることとした。 【発明の効果】 【0006】 本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の上下面が開口したスライドケースと、前記スライドケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記スライドケースの上面側後端に設けられた第3のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2、第3のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとしたため、簡潔構造で、戸棚ケース11に収納した収納棚13を昇降するとともに斜め前方に引き出すことができ、収納棚13の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、斜め前方にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとしたため、簡潔構造で戸棚ケースに収納した収納棚を斜め前方に引き出すことができ、収納棚の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、本発明の昇降式戸棚は、下側が開口した戸棚ケースと、前記戸棚ケースに収納され、上下方向にスライド可能の収納棚と、前記戸棚ケースの内側上方で水平横方向に設けられ、モータ駆動により回動するシャフトの両端にそれぞれ設けられた巻取りローラと、前記収納棚の上面に設けられた第1のガイドローラと、前記戸棚ケースの上面内側に設けられた第2のガイドローラと、前記巻取りローラに一端が固定され、前記第1、第2のガイドローラに掛けられ、他端が前記収納棚の上面に固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとしたため、簡潔構造で戸棚ケースに収納した収納棚を昇降することができ、収納棚の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、前記第1のガイドローラを吊下げるコイルバネと、前記コイルバネの伸縮を検地するセンサを設けた荷重検出器を備え、前記第1のガイドローラに掛けられた前記ベルトまたはワイヤにかかる荷重を検出することとしたため、ベルトまたはワイヤにかかる荷重が過荷重の状態を検知することができ、操作使用時の安全性を向上することができる。 さらに、前記戸棚ケースの側面内側に固定されるスライドガイドレールと、前記スライドケースまたは前記収納棚の側面に取り付けられ、前記スライドガイドレールに沿ってスライドするスライドローラとを設けたローラ式スライド機構とを備えることとしたため、簡潔構造で、スライドケースが戸棚ケースの内側を上下方向に円滑に移動ことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、本発明の実施の形態の昇降式戸棚につき図を用いて説明する。 【実施例1】 【0008】 図1は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図1(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図1(b)は、戸棚ケースに収納されるスライドケースの斜視図を示し、図1(c)は、スライドケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚は、戸棚ケース11に昇降可能にスライドケース12が収納され、スライドケース12に収納される収納棚13が斜め前方に引出し可能に収納されている。 図1(a)に示すように、戸棚ケース11は、下側が開口するとともに、前方下方に開口部11aが形成され、スライドケース12に収納される収納棚13が開口部11aを通り斜め前方に引出される。戸棚ケース11の内側上方には収納棚13を移動させる図2に示す昇降装置40が設置されている。 図1(b)に示すように、スライドケース12は、戸棚ケース11の内側側面との間に設けられるローラ式スライド機構30により矢印Dに示すように上下方向にスライド可能に収納され、戸棚ケース11の上下面と前面とが開口している。 図1(c)に示すように、収納棚13は、スライドケース12の内側側面との間に設けられるスライダ36により矢印Zに示すように斜め前方にスライド可能に収納され、前面が開口している。収納棚13が戸棚ケース11から下降しても強度上戸棚ケースの下方外側まで下降できず一部は戸棚ケース11の中に残るが、戸棚ケース11の前面には開口部11aが設けられているため、収納棚13が下降したとき収納棚12の前面は全面的に開口する。また、戸棚ケース11は、内部に設置されている昇降装置40を覆い美観を維持し、収納棚13が下降したときには、収納棚12は、開口部11aを通り斜め前方に移動し、中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 【0009】 図2は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置の斜視図を示す。 図2に示すように、昇降装置40は、収納棚13の上面側の中央位置で戸棚ケース11(図1参照)の下側に駆動モータ41が取付けられ、駆動モータ41は、DCモータ41aと、DCモータ41aの回転数を減速しトルクを増大する減速器41bとで構成され、減速器41bは、戸棚ケース11の内部に取付けられた回転軸42に連結している。回転軸42には巻取りローラ43が取り付けられ、第1のガイドローラ44が収納棚13の上部の側面端部側に取り付けられ、第2のガイドローラ45がシャフト45aにより戸棚ケース11の上面内側に取付けられ、第3のガイドローラ46がシャフト46aによりスライドケース12の上面側の後端側に取付けられている。ベルト49は、一方の端部が巻取りローラ43に固定され、第1のガイドローラ44、第2のガイドローラ45、第3のガイドローラ46に掛けられ、他方の端部が収納棚13の上部に設けられたベルト固定部47に固定されている。昇降装置40の他方側も同様の構成となっている。 駆動モータ41は、上昇スイッチ37aと下降スイッチ37bとを有し、壁面などに設けられる操作スイッチ37に接続している。上昇スイッチ37aが操作されると、駆動モータ41は正転作動して巻取りローラ43がベルト49を巻き取って収納棚13を上昇させ、下降スイッチ37bが操作されると、逆転作動して巻取りローラ43を逆転回動させ巻取りローラ43に巻かれているベルト49は巻き戻され収納棚13を下降させ、さらに、収納棚13を斜め前方に引出すことができる。 【0010】 図3は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図3(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図3(b)は、収納棚が下降したときの側面図を示し、図3(c)は、さらに収納棚が斜め前方に引出されたときの側面図を示す。 図3(a)に示すように、操作スイッチ37の上昇スイッチ37aが操作されたときには、戸棚ケース11の内側上部の中央に取り付けられた駆動モータ41が作動して巻取りローラ43が回動し、巻取りローラ43に一方の端部が固定され、第1のガイドローラ44、第2のガイドローラ45、第3のガイドローラ46に掛けられ、ベルト固定部47で他方の端部が固定されたベルト49が巻き上げられてスライドケース12が上昇するとともに収納棚13も上昇し、戸棚ケース11に収納されている。 図3(b)に示すように、操作スイッチ37の下降スイッチ37bが操作されたときには、駆動モータ41が作動して巻取りローラ43が回動し、ベルト49が巻き戻され、スライドケース12は収納棚13の引出しが行われる所定の位置まで下降するが、まだ収納棚13は、スライドケース12の間で戸棚ケース11の下方の位置に収納されている。 図3(c)に示すように、スライドケース12が所定の位置まで下降したとき駆動モータ41が引き続き作動し、第3のガイドローラ46に掛けたれたベルト49が緩められると、戸棚ケース11の前面には開口部11aが設けられているため、収納棚13は、開口部11aを通りスライダ37により斜め前方にスライド移動することができる。 【0011】 図4は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる荷重検出器の開口側面図を示す。 図4に示すように、荷重検出器50は、戸棚ケース11の上面内側に固定されるケース51の内部に取付けられ、第2のシャフト45aが支持部55aを介し支持されるコイルバネ55と、コイルバネ55の側方に取付けられる磁石54付の磁気センサ53とが設けられている。荷重検出器50を取付けるときには、第2のガイドローラ45のシャフト45aを上下に移動可能とする。 シャフト45aには、ベルト49が掛けられる第2のガイドローラ45が回転自在に取付けられている。ベルト49に荷重がかかるとコイルバネ55が伸び、磁石54の周辺の磁気が変動するため、磁気の変動を磁気センサ53で検出することにより、ベルト49にかかる荷重を検出することができる。ベルト49にかかる荷重を検出することにより、収納棚13に特別の荷重が加わったりしたときなど、ベルト49にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができる。 【0012】 図5は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる他の荷重検出器の開口側面図を示す。 図5に示すように、荷重検出器150は、戸棚ケース11の上面内側に固定されるケース151の内部に取付けられ、第2のシャフト45aが支持部55aを介し支持されるコイルバネ155と、支持部55aとともに上下方向に摺動する摺動部152と、摺動部152の側方に取付けられる摺動子154付きの位置検出センサ153とが設けられている。位置検出センサ153は、内部の上下方向に設けられた抵抗体(図示せず)の上を摺動子154が移動するとき、摺動子154の位置を検出することができる。荷重検出器150を取付けるときには、第2のガイドローラ45のシャフト45aを上下に移動可能とする。 シャフト45aには、ベルト49が掛けられる第2のガイドローラ45が回転自在に取付けられている。ベルト49に荷重がかかるとコイルバネ55が伸び、摺動子154の位置が変動するため、摺動子154の変動位置を位置検出センサ53で検出することにより、ベルト49にかかる荷重を検出することができる。ベルト49にかかる荷重を検出することにより、収納棚13に特別の荷重が加わったりしたときなど、ベルト49にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができる。 【0013】 図6は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に取付けられるローラ式スライド機構の側面開口図を示し、図6(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面開口図を示し、図6(b)は、収納棚が戸棚ケースより下降したときの側面開口図を示す。 図7は、図6のAA断面図を示す。 図6(a)と図7に示すように、ローラ式スライド機構30は、断面がH字形状をし、戸棚ケース11の内側側面に固定されるスライドガイドレール31と、スライドケース12の外側側面に固定される取付板33と、取付板33に回転自在に取付けられ、スライドガイドレール31に互いに向き合い取付けられるスライドローラ34とで構成され、戸棚ケース11の内側側面とスライドケース12の外側側面との間に取り付けられる。ローラ式スライド機構30は、戸棚ケース11の反対側の内側側面にも取付けられている。スライドケース12は、昇降時にはスライドローラ34の側面がスライドガイドレール31の内側に接しながら回動し、上下方向に円滑に移動ことができる。 図6(b)に示すように、収納棚13が収納されたスライドケース12は、ローラ式スライド機構30により、戸棚ケース11より下方に移動することができる。 【0014】 図8は、ローラ式スライド機構に横揺れ防止ローラを取付けたときの平面図を示す。 図8に示すように、横揺れ防止ローラ35は、取付板33に固定されるブラケット35aに回転自在に取付けられ、ローラ式スライド機構30のスライドガイドレール31に取付けられる。横揺れ防止ローラ35は、戸棚ケース11とスライドケース12に直角方向で回転自在に取付けられスライドガイドレール31に沿って回動しながら移動するため、スライドケース12の横揺れの防止が的確に行われる。 【0015】 以上述べたように、本発明の第1の実施の形態の昇降引出し式戸棚は、簡潔構造で、戸棚ケース11に収納した収納棚13を昇降するとともに、斜め前方に引き出すことができ、収納棚13の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、本発明の第1の実施の形態の昇降引出し式戸棚は、荷重検出器50や荷重検出器150を設けることもできるため、収納棚13に特別の荷重が加わったりしたときなど、ベルト49にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができ、操作使用時の安全性を向上することができる。 さらに、本発明の第1の実施の形態の昇降引出し式戸棚は、ローラ式スライド機構30を設けるため、簡潔構造で、スライドケース12が戸棚ケース11の内側を上下方向に円滑に移動ことができる。 なお、ローラ式スライド機構30は、収納棚13とスライドケース12のとの間に設けられるスライダ36としても使用することができる。 【実施例2】 【0016】 図9は、本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図9(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図9(b)は、戸棚ケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 図9に示すように、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚は、戸棚ケース14に収納棚15が斜め前方に引出し可能に収納されている。 図9(a)に示すように、戸棚ケース14は、下側が開口するとともに、前方下方に開口部14aが形成され、戸棚ケース14に収納される収納棚15が開口部14aを通り斜め前方に引出される。戸棚ケース14の内側上方には収納棚15を移動させる図9に示す昇降装置60が設置されている。 図9(b)に示すように、収納棚15は、戸棚ケース14の内側側面との間に傾斜して設けられるローラ式スライド機構70により斜め前方にスライド可能に収納され、前面が開口している。戸棚ケース14の前面には開口部14aが設けられているため、収納棚12は、開口部14aを通り斜め前方に移動でき、斜め前方に移動したときには収納棚12の前面は全面的に開口し、中のものの取出しや収納を容易にすることができる。また、戸棚ケース14は、前面が開口部14aを除き覆われているため、内部に設置されている昇降装置60を覆い美観を維持することができる。 【0017】 図10は、本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置の斜視図を示す。 図10に示すように、昇降装置60は、収納棚15の上面側の中央位置で戸棚ケース14(図1参照)の下側に駆動モータ61が取付けられ、駆動モータ61は、DCモータ61aと、DCモータ61aの回転数を減速しトルクを増大する減速器61bとで構成され、減速器61bは、戸棚ケース14の内部に取付けられた回転軸62に連結している。回転軸62には巻取りローラ63が取り付けられ、第1のガイドローラ64が収納棚15の上部の側面端部側に取り付けられ、第2のガイドローラ65がシャフト65aにより戸棚ケース14の上面内側に取付けられている。ベルト69は、一方の端部が巻取りローラ63に固定され、第1のガイドローラ64、第2のガイドローラ65に掛けられ、他方の端部が収納棚15の上部に設けられたベルト固定部67に固定されている。昇降装置60の他方側も同様の構成となっている。 駆動モータ61は、上昇スイッチ38aと下降スイッチ38bとを有し、壁面などに設けられる操作スイッチ38に接続している。上昇スイッチ38aが操作されると、駆動モータ61は正転作動して巻取りローラ63がベルト69を巻き取って収納棚15を上昇させ、下降スイッチ38bが操作されると、逆転作動して巻取りローラ63を逆転回動させ巻取りローラ63に巻かれているベルト69は巻き戻され収納棚15を斜め前方に引出すことができる。 【0018】 図11は、本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図11(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図11(b)は、収納棚が斜め前方に引出されたときの側面図を示す。 図11(a)に示すように、操作スイッチ38の上昇スイッチ38aが操作されたときには、戸棚ケース14の内側上部の中央に取り付けられた駆動モータ61が作動して巻取りローラ63が回動し、巻取りローラ63に一方の端部が固定され、第1のガイドローラ64、第2のガイドローラ65に掛けられ、ベルト固定部67で他方の端部が固定されたベルト69が巻き上げられて収納棚15が上昇し、戸棚ケース14に収納されている。 図11(b)に示すように、操作スイッチ38の下降スイッチ38bが操作されたときには、駆動モータ61が作動して巻取りローラ63が回動し、ベルト69が巻き戻され、第1のガイドローラ64に掛けたれたベルト69が緩められると、戸棚ケース14の前面には開口部14aが設けられているため、収納棚15は、開口部14aを通り図9に示すローラ式スライド機構70により斜め前方にスライド移動することができる。 【0019】 本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚は、第2のガイドローラ65のシャフト65aを上下に移動可能とし、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる荷重検出器50を図10に示す昇降装置60のシャフト65aに設けることができ、ベルト69にかかる荷重を検出することにより、収納棚15に特別の荷重が加わったりしたときなど、ベルト69にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができる。荷重検出器150も同様に、ベルト69にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができる。 また、戸棚ケース14と収納棚15との間に設けられるローラ式スライド機構70は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられるローラ式スライド機構30を斜めに取付け用いることができる。 【0020】 以上述べたように、本発明の第2の実施の形態の昇降引出し式戸棚は、簡潔構造で、戸棚ケース14に収納した収納棚15を斜め前方に引き出すことができ、収納棚15の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、本発明の第2実施の形態の昇降引出し式戸棚は、荷重検出器50または荷重検出器150を設けることもできるため、操作使用時の安全性を向上することができ、さらに、ローラ式スライド機構70を設けるため、簡潔構造で、収納棚15が戸棚ケース14の内側を斜め上下方向に円滑に移動ことができる。 【実施例3】 【0021】 図12は、本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図12(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図12(b)は、戸棚ケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 図12に示すように、本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚は、戸棚ケース16に収納棚17が昇降可能に収納されている。 図12(a)に示すように、戸棚ケース16は、下側が開口するとともに、前方下方に開口部16aが形成されている。戸棚ケース16の内側上方には収納棚17を移動させる昇降装置80が設置されている。 図12(b)に示すように、収納棚17は、戸棚ケース16の内側側面との間に設けられるローラ式スライド機構90により上下にスライド可能に収納され、前面が開口している。戸棚ケース16の前面には開口部16aが設けられているため、下方に移動したときには収納棚12の前面は全面的に開口し、中のものの取出しや収納を容易にすることができる。また、戸棚ケース16は、前面が開口部16aを除き覆われているため、内部に設置されている昇降装置80を覆い美観を維持することができる。 本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置90は、本発明の第2実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置60と同様のものを使用する。 【0022】 図13は、本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図13(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図13(b)は、収納棚が下降したときの側面図を示す。 図13(a)に示すように、操作スイッチ39の上昇スイッチ39aが操作されたときには、戸棚ケース16の内側上部の中央に取り付けられた駆動モータ81が作動して巻取りローラ83が回動し、巻取りローラ83に一方の端部が固定され、第1のガイドローラ84、第2のガイドローラ85に掛けられ、ベルト固定部87で他方の端部が固定されたベルト89が巻き上げられて収納棚17が上昇し、戸棚ケース16に収納されている。 図13(b)に示すように、操作スイッチ39の下降スイッチ39bが操作されたときには、駆動モータ81が作動して巻取りローラ83が回動し、ベルト89が巻き戻され、第1のガイドローラ84に掛けたれたベルト89が緩められると、収納棚17は、図12に示すローラ式スライド機構90により下方にスライド移動することができる。 【0023】 本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚は、第2のガイドローラ85のシャフトを上下に移動可能とし、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる荷重検出器50を第2のガイドローラ85のシャフトに設けることができ、ベルト89にかかる荷重を検出することにより、収納棚17に特別の荷重が加わったりしたときなど、ベルト89にかかる荷重が過荷重の状態を検知することができる。 また、戸棚ケース16と収納棚17との間に設けられるローラ式スライド機構90は、本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられるローラ式スライド機構30を取付け用いることができる。 【0024】 以上述べたように、本発明の第3の実施の形態の昇降引出し式戸棚は、簡潔構造で、戸棚ケース16に収納した収納棚17を昇降することができ、収納棚17の中のものの取出しや収納を容易にすることができる。 また、本発明の第3実施の形態の昇降引出し式戸棚は、荷重検出器50または荷重検出器150を設けることもできるため、操作使用時の安全性を向上することができ、さらに、ローラ式スライド機構90を設けることもできるため、簡潔構造で、収納棚17が戸棚ケース16内側を円滑に昇降することができる。 なお、本発明の上記の実施の形態の昇降式戸棚は、流し台の上方に設けられる以外に使用することができ、他の棚類についての同様のことを行うことができる。 さらに、本発明の実施の形態の昇降式戸棚は、駆動にベルトを使用することとしたが、ワイヤなどを使用することもできる。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図1(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図1(b)は、戸棚ケースに収納されるスライドケースの斜視図を示し、図1(c)は、スライドケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 【図2】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置の斜視図を示す。 【図3】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図3(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図3(b)は、収納棚が下降したときの側面図を示し、図3(c)は、さらに収納棚が斜め前方に引出されたときの側面図を示す。 【図4】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる荷重検出器の開口側面図を示す。 【図5】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に用いられる他の荷重検出器の開口側面図を示す。 【図6】 本発明の第1の実施の形態の昇降式戸棚に取付けられるローラ式スライド機構の側面開口図を示し、図6(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面開口図を示し、図6(b)は、収納棚が戸棚ケースより下降したときの側面開口図を示す。 【図7】 図7は、図6のAA断面図を示す。 【図8】 ローラ式スライド機構に横揺れ防止ローラを取付けたときの平面図を示す。 【図9】 本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図9(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図9(b)は、戸棚ケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 【図10】 本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚に設けられる昇降装置の斜視図を示す。 【図11】 本発明の第2の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図11(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図11(b)は、収納棚が斜め前方に引出されたときの側面図を示す。 【図12】 本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚の分解斜視図を示し、図12(a)は、昇降式戸棚の戸棚ケースの斜視図を示し、図12(b)は、戸棚ケースに収納される収納棚の斜視図を示す。 【図13】 本発明の第3の実施の形態の昇降式戸棚の側面図を示し、図13(a)は、収納棚が戸棚ケースに収納されているときの側面図を示し、図13(b)は、収納棚が下降したときの側面図を示す。 【符号の説明】 【0026】 11、14、16 戸棚ケース 12 スライドケース 13、15、17 収納棚 30、70、90 ローラ式スライド機構 40、60、80 昇降装置 41、61、81 駆動モータ 43、63、83 巻取りローラ 44、64、84 第1のガイドローラ 45、65、85 第2のガイドローラ 46 第3のガイドローラ 49、69、89 ベルト 50 荷重検出器 55 コイルバネ 53 磁気センサ 35 横揺れ防止ローラ
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| 【出願人】 |
【識別番号】599119569 【氏名又は名称】株式会社三富工業
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−12241(P2008−12241A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−208972(P2006−208972) |
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