| 【発明の名称】 |
安全防護装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 充弘
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| 【要約】 |
【課題】簡易かつ安価に設置できて圧死を免れるだけでなく通常時には衣服の収納用として機能し得るようにした安全防護装置を提供すること。
【構成】3本以上の縦フレームと、これら縦フレームの上部及び下部間をそれぞれつなぐ上フレーム及び下フレームとを有する立体枠状のもので、その枠の1つが出入り口用の枠になっており、内部に衣服を吊り掛ける手段が設けられるとともに内部に避難空間を有する避難用安全クローゼットである安全防護装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 3本以上の縦フレームと、これら縦フレームの上部及び下部間をそれぞれつなぐ上フレーム及び下フレームとを有する立体枠状のもので、その枠の1つが出入り口用の枠になっており、内部に衣服を吊り掛ける手段が設けられるとともに内部に避難空間を有する避難用安全クローゼットである安全防護装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、地震発生に伴う家屋倒壊から人を護るための安全防護装置に関する。 【背景技術】 【0002】 日本においては地震が活動期に入り、大きな地震が頻発しているのが現状である。地震が発生すると、場合によっては家屋(マンションも含む)が倒壊し、そのままでは圧死を招く。 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 こうした圧死対策として、家屋を補強すればよいが、現在のところ簡易で安価な施工方法はないのが実状である。 上記に鑑み、本発明は、簡易かつ安価に設置できて圧死を免れるだけでなく通常時には衣服の収納用として機能し得るようにした安全防護装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、3本以上の縦フレームと、これら縦フレームの上部及び下部間をそれぞれつなぐ上フレーム及び下フレームとを有する立体枠状のもので、その枠の1つが出入り口用の枠になっており、内部に衣服を吊り掛ける手段が設けられるとともに内部に避難空間を有する避難用安全クローゼットである安全防護装置。 【発明の効果】 【0005】 本発明によれば、3本以上の縦フレームと、これら縦フレームの上部及び下部間をそれぞれつなぐ上フレーム及び下フレームとを有する立体枠状のもので、その枠の1つが出入り口用の枠になっており、内部に衣服を吊り掛ける手段が設けられるとともに内部に避難空間を有する避難用安全クローゼットであるので、簡易かつ安価に設置できて圧死を免れるだけでなく通常時には衣服の収納用として機能し得るようにした安全防護装置を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態・実施例】 【0006】 以下、本発明を各実施形態によって詳細に説明するが、各実施形態で説明する内容は、他の実施形態にも同様に適用がある。 【0007】 図1は避難用安全クローゼットについての実施形態を示すもので、50は耐震フレームで、左右一対の縦フレーム50aとその上端間を結ぶ上フレーム50bとを曲げパイプ製として門形に形成するとともに底フレーム50cを連結して全体として縦長矩形枠としたもので、その4枠(3あるいは5枠以上でもよい)を立体4面を形成するように組み合わせて上連結材51や下連結材52、それに縦フレーム相互の連結具(図示省略)で強固に一体化してなるもので、矢印1Nの1面を開放状にして残るa、b、c、dの4面を覆いで被覆するようにしたものである。 上連結材51、下連結材52はx点やy点で耐震フレーム50に脱着自在に連結するようにしてもよい。 矢印INの1面も簡易に開くように覆いを付けても良い。 上連結材51の上に耐震板を付したり、上連結材51に代えてこの耐震板のみで構成してもよい。 上面の耐震板と仮想線で示す3面の上周り板Sとにより上部耐震枠を構成するようにしてもよい。 上下の連結材51,52間には、耐震突っ張り材である中心軸53が設けられ、その上部には回転サークル54が設けられてハンガーなどを介して多数の衣服55...が掛けられるようになっている。 そして、床板56や周ガード板57によりこの災害避難装置が倒れることがあっても手や腕が挟まれないようにすることができる。 この装置は、通常は衣服収納に使える一方、地震が発生した際にはその内部空間に避難して安全を確保することができるようになっている。避難の際には内部が衣服類であるので、飛び込んでも非常に安全であるだけでなくこれら衣服類は外部からの害から避難者を有効に護る。 同図右下欄は、十字形とした下連結材52′の端部に耐震フレーム50の基部を溶接固定したもので、その他、耐震フレーム50は、内倒れ式に5°程度傾斜してあるため、フレーム全体の耐震強度がアップするものになっている。 尚、2本が平行になった縦フレーム50a周りには、飛び込んだ際の安全のためウレタンやゴムなどのクッション58を外包装備することがある。図示では短くされているが、実際には上下に長いものが適当である。 また、装置の中には、収納ケース59を設置しておくことがある。この場合、同ケース59は、内部に非常用食料や飲料水、報知品などを常備しておくと地震発生時などに有用である。また、同ケース59はそのまま椅子としても機能するが、避難で飛び込んだ際にい避難者の脚に当らないように外面をソフトなもので仕上げるとよい。 【0008】 図2は耐震型ベビーベッドについて付加的な提案例を示す。同ベッドは、支柱60...周りに連結材61や前柵62などを備えて耐震構造体とされたもので、特に、その上部には、矢印のように手前に引いて閉めたり逆に押して開いたりすることのできる耐震型シャッター63がアーチ64によるガイドで開閉自在に設けられている。 【0009】 図3は他の実施形態を示す。既設木造家屋の例えば、リビング200内での耐震補強方法とその構造を示すもので、同実施形態は、補強効果の高い斜材をX字形に組み合わせた裏補強基材201を立壁202に固定して補強を図るものであって、家具(収納・非収納型の双方を含む)203を設置すべき個所に対応する既設縦桟(間柱や柱を含む)204あるいは横桟(縦横両桟のときもある)の位置を柱センサーでキャッチしておいて、その位置標示に基づいて裏補強基材201を対向設置してビス205...で縦桟204に対応する個所を止め付ける。裏補強基材201は、木材でも樹脂材でも金属材でもよい。 【0010】 こうして裏補強基材201が固定され補強された状態のもとで家具203をその前面にセットする。家具203と裏補強基材201とを家具の転倒防止のために連結してもよく、その場合、家具203の裏板を介して固定したりその他の方法を採る。同実施形態では、家具203は通常の家具同様の仕様をもつものであるが、この家具203それ自体を耐震構造としてもよい。この場合、家具203の裏板を直接縦桟204に止め付けることがある。 尚、前記家具203は、大型の額であったり、前記実施形態のような耐震ベッドガードのこともある。額の場合は収納部付きでもよい。 【0011】 図4は他の実施形態を示す。同実施形態は、裏補強基材208が斜め平行隣接型とされたもので、複数枚の基材208同士が相互摩擦するようにしてある。水平方向の複数枚の板で構成してもよい。尚、基材208相互間には、ゴムなどの緩衝材を挟んでおいて緩衝作用をするようにしてもよい。 【0012】 図5および図6は他の実施形態を示す。A,Bは大きい側と小さい側の収納ボックスで、同ボックスA,Bは、上下左右壁と裏壁とを有して剛強に作られた前面開口状をしたものを本体211とし、その前面開口には、これも剛強な抵抗扉212が開閉自在に取り付けられている。なお、ボックスAの開口横幅は縦桟214のピッチよりも大きく設定してある。ボックスBは縦桟214のピッチよりも小さくてもよい。 【0013】 これら大きさの違うボックスA,Bのうち大きいボックスAの1つを図5のように裏壁が縦桟214,214の双方に亘るように下段に設置したあとビス213...で縦桟214に止め付ける。このボックスAの横に小さいボックスBを連結具215により止めつけて上面が面一となるように固定するとともに、下段のボックスA,Bの上に他のボックスA,Bを組み付けて連結具(ビスあるいはボルトナットなど)215により連結する。上段のボックスA,B同士および下段のボックスA,Bとも連結固定する。 【0014】 尚、ボックスを大きさの違いものの組み合わせにしたのは、例えば、図5の上段の左側のボックスBを大きいボックスAにすると左端のリビング立壁との関係で収まりにくくなるが、図のように少し小さいボックスBを組み合わせることで余裕をもって室内に収まるようになることによる。しかし、全てを同じ大きさのボックスで構成することもできる。例えば、ボックスAのものを共通ボックスとし、上下に同じボックスA...を重ねその側方にも同じ積み重ねボックスAを...というように縦横配置にすることで行える。 また、例えば、ボックスAについては、図5の左下のものに仮想線で示すように、左右分割型で合体可能なものにし、その1つを小ボックスaとし、それを2個組み合わせたものがボックスAと同様の幅をもつようにすれば縦桟214に止め付けることができるようになる。 さらに、前記抵抗扉212は地震発生時に本体211が変形してもその際に抵抗部材として機能するが、省略することもある。 また、前記本体211および扉212は、木材・プラスチック・鉄材・アルミ材などを使用することができ、特に強固なプラスチックで一体成形すると軽く施工に有利である。 さらに、図6の右上欄に示すように、収納ボックスに代えて額を構成することがあり、その場合、その裏板217を縦桟214側に固定したあと額縁218を取り付けるようにする。この額には収納部を一体あるいは別体で付属させることができる。 【0015】 図7および図8は他の実施形態を示す。同実施形態は、例えば、リビング(和室や他の個人部屋でもよい)内のコーナーに耐震性のシェルター221を設置するに当たってこのシェルター221それ自体が家屋の耐震補強を兼ねるようにしたものであり、それに加えて直交配置した収納型家具(非収納型でもよい)222,222が協働して補強のために寄与するようにしたものである。シェルター221のみでもよい。 【0016】 シェルター221は、上壁223・下壁224・奥壁225・前脇壁226からなり、これらの壁は、木材・プラスチック・金属板などいずれを使ってもよく、これらの材料を組み合わせることもできる。このシェルター221は箱体構造であるが、適数本の支柱による軸組み構造にしてもよい。227は中央支柱で、シェルター221の補強になるとともに図7のように避難者の抱持ポール役も兼ねる。228はクッション材で、中央支柱227の外周に被覆されて避難者が当たっても安全なようにし揺れても安定であるようにする。 【0017】 230は緩衝材で、シェルター221の上面に設けられるとともに、その上に天板231が覆設されている。これら230,231はシェルター221に定着式とする。緩衝材230は粘着ゲル材を使用してもよい。シェルター221は、上からみると、図8に示すように、完全に四角形のものでなく、2つの前側の辺をつなぐ部分が丸くなっている。これはデザイン性に優れることは基より非常時にぶつかりにくくその一方で避難空間を広めにとることができることによる。しかし、非常時の安全性のため、さらにクッション材を被着しておくこともできる。232はスリップ止めシートである。
することができる。また、内部には非常食料・飲料水等の必要品を常備可能とする他、消火器やライトなどをも常備可能とする。これらは吊り下げ方式にしてもよいし、別途収納ケースを設けてこれに収めるようにしてもよい。この収納ケースは、縦軸(中央支柱227回りに設けてもよい)回りにスイング可能にしてシェルター221外部と内部に出入り自在にしておけば交換や補充が楽にできる。 【0018】 こうしたシェルター221は、図8の平面図のように、家屋の既設支柱や縦桟(間柱などを含む)に対して止着具234...により連結することもできる。前記家具222も耐震構造になっている。同家具222は、縦桟(間柱や本柱などを含む)に対してならびにシェルター221に対してそれぞれ止着具234...により連結固定することができる。こうすることにより、家屋の側の倒壊が防止される。特に、同実施形態のように、部屋の直交する面に配備した柱類を直交配置したシェルター221・家具222,222により連結することにより縦横方向への揺れに対して有効に抵抗する。尚、235はTVであり、同TV235は、シェルター221内や家具222内に設置しておくことができ、特に、シェルター221内に対しては非常時には図22の矢印のように旋回して回避可能にして避難時に邪魔にならないようにしておく。 尚、236は幅木で、シェルター221および家具222の裏面はこの幅木236で立壁に対して浮いた関係になることもあってその間に裏板237を固定しておいてこの裏板237を通じてシェルター221や家具222などを家屋側に固定してある。 【0019】 図9および図10は他の実施形態を示す。同実施形態は、例えば、リビング(和室や他の個人部屋でもよい)内のコーナーに耐震性のシェルター239を設置するに当たってこのシェルター239それ自体が家屋の耐震補強を兼ねるようにしたものであり、それに加えて直交配置した収納型家具(非収納型でもよい)240,240が協働して補強のために寄与するようにしたものである。シェルター239のみでもよい。 【0020】 シェルター239は、上壁241・下壁242・奥壁243・前脇壁244からなり、これらの壁は、木材・プラスチック・金属板などいずれを使ってもよく、これらの材料を組み合わせることもできる。このシェルター239は箱体構造であるが、適数本の支柱による軸組み構造にしてもよい。245は中央支柱で、シェルター239の補強になるとともに図10のように避難者の抱持ポール役も兼ねる。 【0021】 246は緩衝材で、シェルター239の上面に設けられる。シェルター239は、上からみると図7,8と同様の形状であるが、高さh1だけは190cm前後の高いものとされている。これに対して、家具240は、シェルター239と同じ高さにしてあるが、図10に仮想線で示すように、シェルター239より少し低いh2としたり、それよりさらに一段と低いh3としてもよい。逆に家具240の高さをHのようにシェルター239の高さh1よりも高くすることにより地震発生時に家具240がシェルター239の防護役となってより確実に避難することを保障する。 尚、シェルター239の中央支柱245を利用してハンガーリング247を回転自在に取り付け、同リング247にハンガー248...を掛け吊りして回転ハンガーを構成することもできる。 また、シェルター239内部には非常食料・飲料水等の必要品を常備可能とする他、消火器やライトなどをも常備可能とすることができる。そのため、シェルター39内には、コーナースペースなどを利用して収納ケース249...を配置することができる。 また、家具240には、強度のある天板250付きの扉251を付して図9のように非常時に開くことで地震から避難するスペースを得ることができるようにしてもよい。 【0022】 図11および図12は他の実施形態を示す。同実施形態は、ビルの事務所や居住用マンション内などのフロアーに設置されて特別個室として各種機能するとともに地震で建造物が倒壊するようなことがあってもそれに耐え利用する人の命が守られるようにした特別ルームについてのものである。 【0023】 300は緩衝フロアー材で、同フロアー材300は上方からの衝撃がフロアー壁に緩和されて伝わるようにするためのもので、図11の前面に敷設されているが特に負荷を受ける個所のみに限定してもよい。この緩衝フロアー材300の上面を介してこの鉄骨構造の特別ルームが設置されている。特別ルームは、緩衝フロアー材300上の底盤301を有し、その四隅にコーナー支柱302...を立設してある。底盤301は1枚ものとして図示されているが現場への搬入を考慮して分割式で現場接合式とするとともにその上面には図示しない所望の床敷きを設ける。 【0024】 このコーナー支柱302は、C型鋼でなる2本の第1支柱303とそれらの間の第2支柱304からなる。第1支柱303は、コーナーの第2支柱304を介して互いに直交する関係で配置され、これらでなるコーナー支柱302が1つの柱として機能するようになっている。コーナー支柱302の各構成部材は個別に運搬可能で現場で相互結合可能とされている。このコーナー支柱302は、図例のものに限らず、例えば、図11の右上欄に示すような大口径の四角(あるいは丸パイプ)302′その他の幾何学形状のパイプ、市販パイプの全てを選択して使用することができる。また、図11の右上欄下段に示すようにアングルa、bとその間柱材cの組み合わせによってコーナー支柱を構成してもよい。材質も木材あるいは樹脂、アルミ合金などを選択することができる。 【0025】 これらの四隅のコーナー支柱302相互間は、図示しない床梁で連結することができる。床梁は、コーナー支柱302および底盤301に連結される。前記コーナー支柱302以外に、これらの隣り合う間には間柱306...が立設されている。 【0026】 これらコーナー支柱302と間柱306の上端を通るようにして上部周り梁307...が横架連結されるとともに、間柱306の対向するもの同士は、図11に仮想線で示すように十字形をなす上部主梁308...が横架連結されている。さらに、同図仮想線で示すように、X字形の上部防護梁309を追加施工してもよい。 尚、最上部には、ワイヤ(メッシュ状を含む)を張ったり、覆い部材310を設置して上方からの落下物がある場合に対処する。覆い部材310は緩衝部材であってもよい。 【0027】 底盤301の平面中央位置には応接セットの1つであるセンターテーブル311が設けられるが、このセンターテーブル311の長手端部は、底盤301と前記上部主梁308との上下間に立設された一対の補助支柱312間を利用して固定されている。同補助支柱312は省略し、センターテーブル311は、底盤301側に固定して盲動しないようにしてもよい。内部支柱312を設けるがこれにセンターテーブル311を固定せず底盤301側に固定することもある。ここに「固定」とは粘着パッドによるものも含む(以下同様)。 【0028】 応接セットの一方は、矢印のように後方へ倒すとベッドにもなるソファー313が設けられる一方、アームチェア314も設けられている。これらソファー313およびアームチェア314は、底盤301側に地震で盲動しないように固定しておく。この場合の固定は、内部支柱312に固定されたセンターテーブル311を基準にして同テーブル311との間で連結板を介して連結することもできる。また、これらソファー313やアームチェア314に対しては前記内部支柱312のような補助支柱により固定することもできる。 尚、前記センターテーブル311・ソファー313・アームチェア314などの応接セットは、それらに人が当たって怪我などをしないように外層を軟質な構成とする。このことは以下においても同様にいえる。 【0029】 316はデスクテーブルで、同テーブル316は、平面L形でコーナー支柱302や間柱306などを利用して横架固定する。317は作業用チェアである。デスクテーブル316は、その下部に耐震用の支え部材318を介して強力に支持されているとともにその上側は同じく耐震構造体を兼用する本収納ラック319が固定されている。尚、320は支え兼用収納ラックである。支え部材318も収納ラックを兼用する構造にしてもよい。例えば、支え部材318を対向状としその間に棚や扉などを構成したものでもよい。これらデスクテーブル316・作業用チェア317・支え部材318・本収納ラック319・支え兼用収納ラック320などの全ての表層はクッション材により軟質緩衝仕上げにしてある。 【0030】 尚、これらでなる特別ルームは、鉄骨構造のみでもよいが、図11に仮想線で示すように、コーナー支柱外面や間柱外面など少なくとも鉄骨部分が露出しないように表装材321を構成する。また、天井面には覆い部材310が設けられているが、図12に仮想線で示すように、天井壁(階上床壁に相当)322との間に緩衝機能を備えた介装材323を詰めたりあるいは天井壁322との間に少しの上下寸法を置いて配備してもよい。介装材323は、緩衝機能層と負荷分散板層とを交互にサンドイッチ状に重ねたもので構成してもよい。負荷分散板は、上方からの負荷をその下側の緩衝機能層へ平面方向へ分散させて負荷が集中作用しないようにするためのもので、平坦な板状のものやパンチング板状のもの、あるいは波板状のものなどを選択する。さらに、前記実施形態では、応接セットを大
後の比較的小規模なものでもよいし、平面形状が長四角のものやL形のものでもよい。 また、前記デスクテーブル316は辺の長いものでもよいが、図示のようにコーナー支柱302から間柱306間程度の辺長のものとし、あとは背の高い収納ラック324などにしてもよい。この場合、収納ラック(あるいは飾り棚)324は耐震構造としてルームの柱などに連結しその補強役を兼ねるようにしてもよい。 さらに、ルームの出入り口には、防災機能をもつカーテンや扉などを付してもよい。 【0031】 図13は他の実施形態を示す。同実施形態は、図11および図12のような内部構造を有するものであって、その内部を和室構成とするとともに、表装仕上げも和風玄関戸327を備え全体を和風に仕上げてなるものである。 【0032】 図14および図15は他の実施形態を示す。同実施形態は、十字形の基材330とその周りを取り巻く形の底周り材331とで基枠部分を構成してその上にフロアー材332を敷設するとともに、四隅のコーナー支柱333...と間柱334...を立設し、これらの上部に同じく十字形の天材335と天周り材336を配備してこれらを一体連結してなる骨格の特別ルームになっている。 【0033】 そして、適宜に矢印のように避難経路となる出入り口を残して表装材337で仕上げてある。また、内部には応接セット338やデスクテーブル339などを固定状態でセットしてなる。 【0034】 こうした特別ルームには、リビングなどに設置可能な簡易型のサウナ341が同時装備されている。このサウナ341は、市販品そのものでもよいが、ここでは、耐震構造で単独で搬送可能なものにしてある。 【0035】 すなわち、同サウナ341は、四角な底枠342と天枠343間をコーナー支柱344でつないで鉄骨サウナ枠を構成し、これらを基に、木質でなる外装材345・内装材346・天井材347や断熱材などで部屋を構成するとともに、内部には、長椅子348やサウナストーン付きストーブ349、所要の配電制御システムを内装し、さらにドア350を装備したものである。尚、非常用品(非常時飲食品類・非常灯・消火器具など)を常備しておいてもよい。 【0036】 この実施形態では、ドア350を前面と横脇に併設し、前面のドア350を非常時に使用便利なものとする一方、横脇のドア350は、脱衣室351内で開閉されるようにして平常時は脱衣室351を使用してこの横脇のドア350によりサウナ341に出入りするようにされている。前面のドア350は非常時用のものであり、脱衣室351のない、開放側となっているので、避難が矢印のように容易かつ確実に行えるものである。しかし、ドア350は平常時と非常時に共用型の1つで構成することもある。 尚、脱衣室351にも図14の仮想線のように柱などの耐震構造にすることもある。352は脱衣かごである。 【0037】 図16および図17は他の実施形態を示す。同実施形態は、やや大型のサウナ355を特別ルームに一体型として構成したものである。サウナ355の室内が広いと地震時により多くの人が避難できることにつながる。 356はコーナー支柱、357は間柱であり、これらは、特別ルームの支柱を構成するとともに、図16の左下角部の支柱358を追加するだけでサウナの4本支柱を構成することができる。支柱358は、特別ルームの中央支柱を兼用することもある。 【0038】 サウナ355は、室内に数人が利用できるL形の椅子360が設けられるとともにその底部にはサウナストーブ361が設置されて室内に温熱を送るようになっている。362は非常用品入れである。そして、コーナー356や間柱357それに支柱358を利用してそれらの間に断熱材363を介装してその室内側を内壁材364で室外側を外壁材365でそれぞれ仕上げてある。366はサウナ内フロアー、367はドアである。 尚、ドア367は、図16に仮想線で示すように、横脇側にも併設してもよい。 【0039】 図18は他の実施形態を示す。同実施形態は、四角枠と内部の十字枠とでなる底枠370と図示しない同じ枠形態の天枠とを備えたルーム骨格の上下間のコーナー支柱371をやや細めの支柱372...の4本を1組とするもので構成し、これらの支柱372に図示しない適宜の斜材などの補強を施して強固なものとすることにより1本のコーナー支柱371として大きく抵抗するものとし、これらのコーナー支柱371をルームの四隅に配備してなるものである。 【0040】 これらのコーナー支柱371のそれぞれは、例えば、収納機能を有するものにしたりデスクとしての作業可能機能を有するものにすることができる。勿論、その1つあるいは複数を前記サウナとすることも可能である。373は応接セット、374はデスクテーブルである。 【0041】 図19および図20は、図7に示す実施形態のフレームに同図右下欄の下連結材を組み合わせた耐震フレームに基づく避難用安全クローゼットで、実線で示す部分は金属製でその他の部分は主に木製のものになっている。 【0042】 下連結材600は十字形をしており、その上には4本の丸パイプ製の耐震フレーム601が基部溶接により立設固定されている。耐震フレーム601は、図1の右下欄では約5度程度傾斜した縦フレームになっていたが、この実施形態では、縦フレーム602は垂直になっている。左右一対の縦フレーム602の上端間は一体折り曲げにより上フレーム603が水平に設けられている。こうした門型耐震フレーム601を図19の平面図のように四辺を形成するように配備するとともに、その上端間は、十字型をなす上連結材604で一体に連結してある。 【0043】 下連結材600の中央と上連結材604の中央との間には、固定支柱605が設けられ、同支柱605の上部回りを介して回転サークル606が設けられて衣服607がハンガー掛けされるようになっている。耐震フレーム601と上連結材604の形成する天井面上には、上からの防護と埃除けのための天井防護板608が装備され、同天井防護板608は固定されている。 【0044】 尚、2本が平行になった縦フレーム602の周りには、飛び込んだ際の安全のためウレタンやゴムなどのクッションを上下に長いものとして外包装備することがある。 また、装置の中には、奥収納ケース609を設置しておくことがある。この場合、同ケース609は、内部に非常用食料や飲料水、報知品などを常備しておくと地震発生時などに有用である。また、同ケース609はそのまま椅子としても機能するが、避難で飛び込んだ際に避難者の脚に当らないように外面をソフトなもので仕上げるとよい。 この装置は、通常はクローゼットとして衣服収納に使える一方、地震が発生した際には図19の下側で図20の手前側からその内部空間に避難して安全を確保することができるようになっている。避難する際には内部が衣服類であるので、飛び込んでも非常に安全であるだけでなくこれら衣服類は外部からの害から避難者を有効に護る。 【0045】 尚、仮想線で示すように、図20の左右には、横収納ケース610が設けられ、同ケース610は、左右の耐震フレーム601に一部が嵌り込む状態とされるとともに図20の手前方向に引出611...を引き出すことができるようになっている。その引出611の引き出し方向は図20における内部避難空間の方向でもよい。また、横収納ケース610は、それ自体が耐震フレームを構成するようにしてもよい。その場合、同ケース610と耐震フレーム601とは連結可能にすると強度上有効になる。 【0046】 前記横収納ケース610は、その一方のみでもよい。 また、612は上収納ケースで、安全クローゼットの上に横収納ケース610上にわたるように載置され、そのさらに上側には、弾性質の緩衝板613と上伝達板614とが載置されている。上収納ケース612と横収納ケース610間には、中間緩衝材615が介装されている。 さらに、上収納ケース612が設けられる場合、横収納ケース610の前面に登降用のステップ616...を備え付けておいて上収納ケース612内への収納・取出しを簡易化する。 【0047】 前記横収納ケース610と上収納ケース612とを前記のように組み合わせる場合と、上収納ケース612なしで横収納ケース610のみで構成する場合とがある。上伝達板614付緩衝板613は、上収納ケース612なしで安全クローゼット上に直接載置する場合がある。上収納ケース612の引き出し内には、衣服やタオルなどが収納されてそれ自体が緩衝作用を発揮するので、前記上伝達板614・緩衝板613を省略することもある。 また、安全クローゼットの周りには、図1にも示すように周ガード手段を設けると外部からの防護機能が向上する。 さらに、前記横収納ケース610は、図19において下向きにオーバーハングしてもよく、この場合、装置全体が安定化するとともに収納量も増える。 【0048】 図21および図22の実施形態も安全クローゼットに関するもので、619は上連結板、620は下連結材で、同じもので構成され、これらは、中央の接合板621と同板621から斜め向き四方へ伸びた帯板622からなっている。接合板621と帯板622とは溶接(あるいは止着具)により一体式(あるいは脱着式)に取り付けられている。 【0049】 上連結板619と下連結板620間には、前記実施形態(図1および図19,20)におけるよりも太径の支柱パイプ623が連結板619,620の中央部分に対して固着あるいは脱着自在に連結されている。この支柱パイプ623は、200〜250mm径(あるいは250〜300mm径前後でもよい)の丸パイプで、その外周上部には受けリング624上を介して回転サークル625が回転自在に設けられるとともに同サークル625を介して放射状のハンガー受け626...が張り出してある。これら受け626にはハンガー627...が掛けられる。回転サークル625は分割式で合体により支柱パイプ623まわりに別途取り付けられるようにしてもよい。 【0050】 628は外部縦フレームで、その上下のフランジを上下の帯板622に当てるとともに止着具629...により結合されている。この安全クローゼットは、支柱パイプ623を太径として上・下連結板619,620との組み合わせにより既に強力なフレーム体となっているので、前記外部縦フレーム628は剛体であることを必要としないが、外部からの防護フレームとしてまた補助的な強度フレームとして設けてある。したがって、外部縦フレーム628は帯板622とともに弾性変形で負荷に耐え得るものとされている。 尚、中央の支柱パイプ623は、細いパイプ(50〜100mm径)の複数本のパイプの寄せ合わせにより1本化したものとしてもよい。 また、上連結板619上には、緩衝材630とその上の伝達緩衝板631を備えれば衝撃を有効に緩和させる。 さらに、安全クローゼット周りには、前記のような周ガード板を備えて外部からの防護を図るようにしてもよい。 また、図19,20に示すような、横収納ケースや上収納ケースなどを付加することができる。 【0051】 図23および図24の実施形態は、金属製あるいは木製などによる上板635および下板636の上下間にEPS製発泡スチロールでなる緩衝材637をサンドイッチしてなる天井盤638と底盤639を上下に水平に配備し、その間に4本の金属パイプ製の支柱640...を固定配備するとともに避難空間内部に回転サークル641を備え付けたものである。 【0052】 前記天井盤638および底盤639のコーナー4箇所の一側面には、EPSでなる発泡スチロール製(あるいは木製とか樹脂製、金属製でもよい)の嵌め込みブロック642が止着具643の共締めによって取り付けられており、これら嵌め込みブロック642は支柱640の上下端部内に嵌め込まれるようになっている。この嵌め込みは容易に抜けない程度のものである。この嵌め込みだけで充分であるが、この実施形態では、支柱640の端部外周から扇形をした連結板644を突設し、これを上板635および下板636に対してそれぞれ複数本の止着具645により結合してある。これにより、支柱640と上板635並びに支柱640と下板636は互いに連結固定された関係になっている。 尚、前記回転サークル641は、それぞれ上板635と下板636から突設した上軸646と下軸647で固定されたポール648の外周に回転自在としてある。 また、嵌め込みブロック642は、支柱640...への位置合わせが確実に行えるように上板635(あるいは下板636)に対して水平方向に移動調節可能とする。さらに、同ブロック642の先端部は先細状にして支柱640に嵌め込み易くする。 【0053】 尚、図23に仮想線で示すように、避難空間の左右および奥側には、支柱640間に嵌り込むような発泡スチロール製の補強ブロック650を備えてもよい。同ブロック650は、段差状に形成してそのフランジ側を支柱640に連結するようにしてもよい。 また、図23および図24に仮想線で示すように、同じく支柱640間に嵌め込むような収納体651を装備してもよい。同収納体651は、木製でも金属製でも発泡スチロール製でもよく、取付片652により支柱640に脱着自在に嵌め込まれるようにされるとともに引き出し653...などの収納部を備える。この収納体651は、避難空間の左右および奥側のうちその全てあるいは選ばれた個所に設けることができる。 【0054】 さらに、前記実施形態では上板635および下板636を嵌め込みにより支柱640に固定していたが、図24の右欄に示すように、支柱640の上端に上下2枚の取付片654を突設して上板635および下板636を挟み込むようにして止着具655で連結するようにしてもよい。 前記中央の上軸646・下軸647およびポール648は、図22に示す太径パイプ方式にしてもよい。 前記実施形態によれば、組み立てが簡単でしかも強度も充分であるとともに収納機能を備えたものになる。仮想線のように補強ブロック650や収納体651などを支柱640間に嵌め込めば強度アップになるだけでなく遮蔽構造になって倒壊時に避難空間内の避難者を防護することができる。 さらに、前記補強ブロック650は、図23において下向きにオーバーハングしてもよく、この場合、装置全体が安定化するとともに収納量も増える。 【0055】 図25および図26の実施形態は、底盤658の上に止着具659により木製の支柱660...を立設するとともに天井盤661を固定してなるもので、天井盤661上にはEPS製発泡スチロールでなる第1緩衝材662と一般低レベルの発泡スチロールでなる第2緩衝材663を上下に重ねたものを装備してなる。664は竿状のハンガー掛けである。尚、天井盤661には開口665が開けられて緩衝効果が上がるようにしてあるが開口なしにしてもよい。また、図25および図26に仮想線で示すように、安心クローゼットの外周には発泡スチロール製の防護材666を装備してもよい。さらに、図26の左欄のように、天井盤661側に嵌め込みブロック667を備えそれをパイプ製の支柱668に嵌め込む方式にしてもよい。この場合、支柱668の外周には木目調被膜シールを張り付けることができる。また、図25に仮想線で示すように、安心クローゼットは幅広型にしてもよい。669は固定アンカーで、畳を含むフロアーFから床下板を貫通して床下地盤中に打ち込まれるあるいは埋め込まれる)もので押さえ板Aと共にクローゼットを固定する。 【図面の簡単な説明】 【0056】 【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。 【図2】付加的な他の提案例を示す斜視図。 【図3】他の実施形態を示す斜視図。 【図4】他の実施形態を示す正面図。 【図5】他の実施形態を示す正面図。 【図6】図5の収納ボックスを示す斜視図。 【図7】室内用シェルターの実施形態を示す斜視図。 【図8】図7の平面図。 【図9】シェルターの他の実施形態を示す平面図。 【図10】図9の正面図。 【図11】他の実施形態を示す図12のA−A線断面図。 【図12】図11の正面図。 【図13】他の実施形態を示す斜視図。 【図14】他の実施形態を示す図15のC−C線断面図。 【図15】図14のB−B線断面図。 【図16】他の実施形態を示す図17の横断面図。 【図17】図16のD−D線断面図。 【図18】他の実施形態を示す横断面図。 【図19】他の実施形態を示す平面図。 【図20】図19の安心クローゼットの正面図。 【図21】他の実施形態を示す平面図。 【図22】図21の正面図。 【図23】他の実施形態を示す平面図。 【図24】図23の正面図。 【図25】他の実施形態を示す平面図。 【図26】図25の正面図。 【符号の説明】 【0057】 50…耐震フレーム 50a…縦フレーム 50b…上フレーム 50c…底フレーム 54…回転サークル。
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| 【出願人】 |
【識別番号】503018571 【氏名又は名称】有限会社フジカ
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| 【出願日】 |
平成19年5月8日(2007.5.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−6279(P2008−6279A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2007−148591(P2007−148591) |
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