| 【発明の名称】 |
昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】助田 和典
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| 【要約】 |
【課題】机(卓)での映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の操作性の向上を図る。
【構成】外枠3には、設置機器を搭載して固定してある内枠5が組み込んであり、その内枠3(内枠体)から外枠5に向けて突出して設けられた移動軸7が、外枠3の長孔部32aに組み込まれた溝付き板9の溝部93内に入り溝部93内を移動し、その移動軸7の移動に際し、溝部93内には移動軸7が一方向へ移動するように案内部が設けられており、その案内部に沿って移動することで、溝付き板9が外枠3の長孔部32a内を移動し、溝部93に設けた二箇所の谷部(或いは山部)に移動軸7が入り設置機器の使用位置及び収納位置を実現する昇降装置1を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 設置機器の操作面に対しての側方の面に取り付けられ、側方の前記面の少なくとも一つの面より前記設置機器の外方に突出した移動軸と、 該移動軸が移動するための溝部が表面に設けられた溝付き板と、 該溝付き板が組み込まれ、前記溝付き板が前記設置機器の側方方向に沿って移動するための孔部が設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、を備えたことを特徴とする昇降装置。 【請求項2】 設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠と、 該内枠の、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面に対向する、面の少なくとも一つの面より前記内枠の外方に突出して設けられた移動軸と、 該移動軸が移動するための溝部が表面に設けられた溝付き板と、 該溝付き板が組み込まれ、前記溝付き板が前記設置機器の側方方向に沿って移動するための孔部が設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、を備えたことを特徴とする昇降装置。 【請求項3】 設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠と、 該内枠の、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面に対向する、面の少なくとも一つの面に設けられた孔部内を、前記設置機器の側方方向に沿って移動可能に組み込まれた、溝部が表面に設けられた溝付き板と、 該溝付き板と対向して設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、 前記外枠に、前記溝付き板に対向し、前記溝付き板の前記溝部内を移動可能に設けられた移動軸と、を備えたことを特徴とする昇降装置。 【請求項4】 前記溝付き板の前記表面に設けられた溝部は、直線部分と傾斜部分とで連続して一連の溝として形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の昇降装置。 【請求項5】 前記溝部内の、前記直線部分と前記傾斜部分との岐路では、前記直線部分、或いは前記傾斜部分のいずれかに移動できるように案内部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の昇降装置。 【請求項6】 前記案内部は、前記移動軸が溝部内で進行すべき方向へ導くために、進行すべきでない方向に突出させた角部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の昇降装置。 【請求項7】 前記溝部には、少なくとも二箇所の窪み部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の昇降装置。 【請求項8】 前記窪み部は、前記溝付き板の移動方向と交叉する方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の昇降装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、卓上等において卓内に埋め込まれた映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を机(卓)等上に配置したり、机(卓)等内に収納したりする昇降装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の映像音響操作機器やコンピュータの周辺装置等の出し入れを行う技術としては、図22から図24に示す構造が開示されている。図22、図23では、収納部130は、天板102の下面における開口132の前端縁に上端が当接するとともに、その下端が下端よりも机101の後方に向けて傾斜するように設けられる傾斜板130aと、この傾斜板130aの下端から後方に向けて延びる底板130bと幕板109の上部と、から、側面視略台形状に構成されている。収納部130内には、図22に示されるように、支持部材としての網状のネット160が設けられており、キーボード120やマウス121が、ネット160に包囲されるように支持されて収納されるようになっている。 【0003】 つぎに、キーボード120を天板102上で使用する際には、まず、開閉板105の切欠部106に手指を挿入し、引き上げ手段としての開閉板105を上方へ開成する。すると、図23に示されるように、ネット160の後端縁が上方に引き上げられ、ネット160に包囲されているキーボード120が、傾斜板130aの内面上を沿うように、すなわち、使用者側に近づくように上方へ移動する。そして、開閉板5がほぼ上下方向を向く位置まで開成されると、上方へ移動したキーボード120の上端部が天板102の上面より上方に突出する。よって、使用者は手を収納部130内に深く差し込むようにしてキーボード120を取り出すことなく、キーボード120の上端部を手指で掴めば天板102の下方に収納されたキーボード120を取り出すことが出来る(図24参照)(特許文献1)。 【特許文献1】特開2003−195975(段落24から段落25、段落34、図4、図5) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記では、傾斜板130aとネット160を設けて、傾斜板130aに沿ってネット160内のキーボード120を天板102上へ送り出す構造を採っているが、ネット160内に収納されるキーボード120の大きさによっては、例えば、傾斜板130aに対してキーボード120が小さい場合には天板102へ送り出すことが難しくなる。そのため、両手でキーボード120を引き上げる等の作業が必要になってくる場合もあり、傾斜板130aの傾斜させる角度によっては容易にキーボード120を取り出し難くなることもある。その結果、容易には、キーボード120が操作可能な状態になり得ない場合もある。 【0005】 また、机(卓)上に映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を配置したり、机(卓)内に映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を収納したりするために、偏芯カムを回して持ち上げたり、リンク機構で持ち上げたりする構造も考えられるが、このような構造であると、このような構造を設けるために映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の周囲に大きなスペースが必要になった。そして、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の周りに大きなスペースがとれない場合には、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の操作面を卓面と同じ高さにして固定するか、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等のスイッチ類が卓面に出ないように落とし込んで固定していた。 【0006】 このように、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の操作面を机(卓)面と同じ高さにして固定した場合、机(卓)面に置いた他の機器により不注意で映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等のスイッチ類を損傷する場合があり得る。また、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を机(卓)面に出ないように落とし込んで固定した場合には、スイッチ類を損傷する可能性は低くなるがスイッチ類が使用し難くなる。 【0007】 本発明、上記の事情に鑑みなされたものであり、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等の操作性を確保するとともに、簡易な機構で映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を卓上に配置したり、卓内に収納したりする昇降装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、設置機器の操作面に対しての側方の面に取り付けられ、側方の前記面の少なくとも一つの面より前記設置機器の外方に突出した移動軸と、該移動軸が移動するための溝部が表面に設けられた溝付き板と、該溝付き板が組み込まれ、前記溝付き板が前記設置機器の側方方向に沿って移動するための孔部が設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、を備えたことを特徴とする。 【0009】 従って、請求項1に記載の発明によれば、設置機器の操作面に対しての側方の面から外方に突出して設けられた移動軸が、外枠の孔部内を移動可能に設けられた溝付き板の溝部内に入り、移動軸が溝部内を移動することにより、溝付き板が外枠の孔部内を設置機器の側方方向に沿って移動し(例えば、水平方向へ移動し)、設置機器(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等)が昇降することを可能にする。 【0010】 また、請求項2に記載の発明は、設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠と、該内枠の、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面に対向する、面の少なくとも一つの面より前記内枠の外方に突出して設けられた移動軸と、該移動軸が移動するための溝部が表面に設けられた溝付き板と、該溝付き板が組み込まれ、前記溝付き板が前記設置機器の側方方向に沿って移動するための孔部が設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、を備えたことを特徴とする。 【0011】 従って、請求項2に記載の発明によれば、設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠を設け、内枠の、設置機器の操作面に対しての側方の面に対向する面である内枠体に内枠の外方に向かって突出して設けられた移動軸が、外枠の孔部内を移動可能に設けられた溝付き板の溝部内に入り、移動軸が溝部内を移動することにより、溝付き板が外枠の孔部内を設置機器の側方方向に沿って移動し(例えば、水平方向へ移動し)、内枠に固定された設置機器(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等)が昇降することを可能にする。 【0012】 さらに、請求項3に記載の発明は、設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠と、該内枠の、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面に対向する、面の少なくとも一つの面に設けられた孔部内を、前記設置機器の側方方向に沿って移動可能に組み込まれた、溝部が表面に設けられた溝付き板と、該溝付き板と対向して設けられ、前記設置機器の前記操作面に対しての側方の前記面を囲む外枠と、前記外枠に、前記溝付き板に対向し、前記溝付き板の前記溝部内を移動可能に設けられた移動軸と、を備えたことを特徴とする。 【0013】 従って、請求項3に記載の発明によれば、設置機器の操作面に対しての側方の面を囲む内枠の面の少なくとも一つの面に設けた孔部内に組み込まれた溝付き板の溝部内に、溝付き板と対向して外枠に設けられた移動軸が入り、移動軸が溝部内を移動することにより、溝付き板が内枠の孔部内を設置機器の側方方向に沿って移動し(例えば、水平方向へ移動し)、内枠に固定された設置機器(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等)が昇降することを可能にする。 【0014】 また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成に加え、前記溝付き板の前記表面に設けられた溝部は、直線部分と傾斜部分とで連続して一連の溝として形成されていることを特徴とする。 【0015】 従って、請求項4に記載の発明によれば、溝付き板に設けられた溝部は直線部分と傾斜部分とで連続して一連の溝として形成され、溝部は閉じているため、移動軸が溝部内を移動するだけで内枠に固定された設置機器の移動を可能にする。 【0016】 さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成に加え、前記溝部内の、前記直線部分と前記傾斜部分との岐路では、前記直線部分、或いは前記傾斜部分のいずれかに移動できるように案内部が設けられていることを特徴とする。 【0017】 従って、請求項5に記載の発明によれば、溝部内の、直線部分と傾斜部分との岐路では案内部が設けられており、移動軸が溝部内を一方向へ移動できるように規制することを可能にしている。 【0018】 また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の構成に加え、前記案内部は、前記移動軸が溝部内で進行すべき方向へ導くために、進行すべきでない方向に突出させた角部であることを特徴とする。 【0019】 従って、請求項6に記載の発明によれば、直線部分と傾斜部分との岐路において進行すべきでない方向(直線部分、或いは傾斜部分のいずれか)側に案内部として角部を設け、移動軸が進行すべきでない方向(直線部分、或いは傾斜部分のいずれか)側へ行くのを防止することを可能にする。 【0020】 さらに、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の構成に加え、前記溝部には、少なくとも二箇所の窪み部が設けられていることを特徴とする。 【0021】 従って、請求項7に記載の発明によれば、溝部内に少なくとも二箇所の窪み部(谷部、或いは山部)が設けられているため、溝部内を移動する移動軸が安定する位置である、設置機器を使用できる状態の使用位置と設置機器を収納する収納位置の少なくとも二箇所を形成することが可能になる。 【0022】 また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の構成に加え、前記窪み部は、前記溝付き板の移動方向と交叉する方向に沿って設けられていることを特徴とする。 【0023】 従って、請求項8に記載の発明によれば、溝部内の窪み部(谷部、或いは山部)は、溝付き板の移動方向に対して交叉する方向(例えば、垂直方向)に沿って設けられているので、内枠又は移動軸に固定された設置機器を机(卓)上に配置する使用位置で安定させることを可能にするとともに、内枠又は移動軸に固定された設置機器を机(卓)内に収納する収納位置に安定させることを可能にする。 【発明の効果】 【0024】 本発明によれば、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等の使用時には機器の操作面を机(卓)面と同じ高さにして操作可能であるし、不使用時には機器の操作面のスイッチ類を机(卓)面より低くし、スイッチ類の損傷等を防ぐことができる。また、スイッチ類を机(卓)面より低くした際には、スイッチ類がある机(卓)面の開口にカバー(蓋)等で覆い、机(卓)上の作業エリアを広くすることができる。本発明は外枠と内枠とを基本とするコンパクトな構成であり、複雑な機構を必要としていないので、本発明である昇降装置の机(卓)への取り付けも容易に行うことができる。 【0025】 また、本発明の昇降装置は複雑な機構が不要のため、机(卓)内にレール等を設けて、そのレール等に昇降装置を載せれば、レール等が設けられた範囲内の使用しやすい位置に移動でき、且つその場所で使用位置、収納位置に設置機器を上下することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。 【0027】 (例1) 図1には、本発明の例1である昇降装置1が示してある。図1に示す例1の昇降装置1は直方体の形状をなしている。ただし、本発明である昇降装置1は、図1に示す直方体の形状に限定されることなく、例えば、立方体等の形状を採ることも可能である。本発明である昇降装置1は、図1に示すように、外側には外枠3が設けられており、昇降装置1の直方体の形状の基本的な構成を形成している。外枠3は、溝部93が表面に設けられた溝付き板9が、設置機器の操作面に対しての側方方向に移動可能に組み込まれた孔部(長孔部32a)が設けられた第一外枠体32と、その第一外枠体32と連続し、設置機器を第一外枠体32とともに収納することが可能な第二外枠体31,33と、を備えている。 【0028】 具体的には、昇降装置1の直方体の形状の6面の内5面を第一外枠体32、第二外枠体31、33で形成している(図2参照)。そして、卓天板12等の卓上に取り付けられた際に、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等(以下「映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10」という)を収納できるように1面には外枠体が設けられていない。図1では、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板12に配置できるように、卓面12a側の昇降装置1の1面に外枠体がなく開口1aが形成されている(図2参照)。 【0029】 この開口1aは第二外枠体31、第一外枠体32、により囲まれて形成されており、本例では、図1に示すように、第二外枠体31が卓天板12の裏面12b側に延びており、この延びている第二外枠体31が裏面12bに固定され、卓天板12に昇降装置1が固定されている。本例では、第二外枠体31が卓天板12に固定される構造を示しているが、第一外枠体32が卓天板12に固定される構造を採ってもよい。そして、本例では、第一外枠体32、32に第一外枠体32、32を貫通する孔部である長孔部32aが形成されている。この長孔部32aはそれぞれ第一外枠体32、32同士の対向する位置に形成されている。 【0030】 本例では、この長孔部32aは第一外枠体32の長手方向に沿って第一外枠体32の長さに近い長さで形成されているが、必ずしも本例のように、長孔部32aが第一外枠体32の長手方向に沿って第一外枠体32の長さに近い長さで形成される必要はない。例えば、第一外枠体32の長手方向に沿って長孔部32aを、一つの第一外枠体32に二箇所形成することも可能である。つまり、一箇所(一箇所目)を第一外枠体32の長手方向に沿って、第一外枠体32の一方の端部近傍から第一外枠体32の中央位置近傍までで形成し、もう一箇所(二箇所目)を一箇所目から離れた第一外枠体32の中央位置近傍から第一外枠体32の他方の端部近傍までで形成するということも可能である。 【0031】 この長孔部32aには、図1及び図6に示すように、溝付き板9が組み込まれている。この溝付き板9は、図6に示すように、この長孔部32a内を移動可能なように組み込まれている。本例では、図3に示すように、この溝付き板9の端部91、91に略V字状の凹部92、92が形成してあり、略V字状の凹部92、92が長孔部32aの端部32a1、32a1を挟み込んでいる。 【0032】 そして、溝付き板9の端部91、91の略V字状の凹部92、92が長孔部32aの端部32a1、32a1を摺動して移動することが可能になっている。ただし、本例に示すように、溝付き板9の端部91、91に略V字状の凹部92、92を形成することなく、逆に、第一外枠体32の長孔部32aに略V字状の凹部を設け溝付き板9の端部を挟み込むようにして、溝付き板9が長孔部32aを摺動して移動可能にしてもよい。さらに、溝付き板9の端部91、91にローラー等の部材を取り付けることで溝付き板9を長孔部32a内で移動することも可能である。 【0033】 この溝付き板9の一方の表面には、図3に示すような溝部93が設けられている。溝部93は略ハート状の形状をなしており、直線部分(直線溝)93a、93c、93e、93g、93iと傾斜部分(傾斜溝)93b、93d、93f、93h、93jとで連続して一連の溝として形成されている。溝部93の詳細については、図4に示してあり、直線部分93a、93c、93e、93g、93iと傾斜部分93b、93d、93f、93h、93jとを順次繰り返し組み合わせて形成されている。 【0034】 そして、溝部93内の、直線部分(直線溝)93a、93e、93g、93iと傾斜部分(傾斜溝)93b、93d、93f、93h、93jとの岐路では、直線部分(直線溝)93a、93e、93g、93i、或いは傾斜部分(傾斜溝)93b、93d、93f、93h、93jのいずれかに移動できるように案内部が設けられている。具体的には、図4に示すように、溝部93内には複数の角部θ1、θ2、θ3、θ4が設けられており、この角部θ1、θ2、θ3、θ4により、移動軸7(軸部72)を移動し易くするとともに、移動軸7(軸部72)を一方向への移動を可能にしている。 【0035】 案内部である角部θ1、θ2、θ3、θ4を設けることで、例えば、図4に示すように、最下位置(頂点)931にある点線で示す移動軸7(軸部72)が移動して、傾斜溝93bと傾斜溝93jとの岐路に到達しても、角部θ1が傾斜溝93j側に寄り(に突出しており)、傾斜溝93b側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93jが狭くなり、進行すべき方向である傾斜溝93bが広くなり、点線で示す移動軸7(軸部72)が傾斜溝93b内へ移動し易くなっている。この角部θ1、θ2、θ3、θ4の角度は鋭角であればよく、例えば、角部θ1、θ2、θ3、θ4を全て30°にすることも可能である。 【0036】 本例では、溝部93は略ハート状の形状をなしている。溝部93には、少なくとも二箇所の窪み部である谷部(或いは山部)(頂点931、933)が設けられている。このように、二箇所の谷部(或いは山部)を設けることにより、溝部93内を移動する移動軸7が安定し、設置機器を使用する状態の使用位置(頂点933)と設置機器を収納する収納位置(頂点931)を形成することが可能になる。そして、谷部(或いは山部)は、溝付き板9の移動方向に対して垂直方向に沿って設けられている。そのため、内枠5に固定された設置機器を机(卓)上に配置する使用位置で安定させることを可能にするとともに、内枠5に固定された設置機器を机(卓)内に収納する収納位置に安定させることが可能になる。 【0037】 溝部93は、少なくとも二箇所の窪み部である谷部(或いは山部)を備えていれば,この略ハート状の形状に限定されることなく、複数の、曲線部分を含めた直線部分(直線溝)と傾斜部分(傾斜溝)とで連続して一連の溝として形成されていればよい。また、本例では、この溝付き板9が4個、外枠32の長孔部32aに組み込まれている。本例では、4個の溝付き板9を用いた場合について示しているが、溝付き板9の個数は4個に限定されることなく、例えば6個、8個等にすることも可能である。本例では、溝付き板9は、樹脂製の部材で形成されているが、溝付き板9が外枠32の長孔部32aを移動できれば、樹脂製の部材に限定されることはない。 【0038】 そして、外枠3の第一外枠体32、第二外枠体31及び外枠3の底部をなす第二外枠体33で囲まれた内部には、図1及び図5に示すように、内枠5が組み込まれている。内枠5は、対向して設けられた第一内枠体52と、その第一内枠体52の少なくとも一方には外方に向けて突出した移動軸7が設けられ、第一内枠体52と連続する、設置機器を搭載して固定することが可能なように対向して設けられた第二内枠体51と、を備えている。 具体的には、内枠5は、図5に示すように、第一外枠体32、32に対向可能な第一内枠体52、52が設けられており、また、第二外枠体31、31に対向可能な第二内枠体51、51が設けられている。 【0039】 内枠5の、第二内枠体51と第二内枠体51との間には、例えば、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を組み込むための空間が形成されており、第二内枠体51、51には、第二内枠体51と第二内枠体51との間に、例えば映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を組み込んだ際に、組み込まれた映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定するための固定機構が設けられている。本例では、第二内枠体51、51にボルト等の固定部材を貫通するための孔部51aが設けられている。本例では、それぞれ第二内枠体51の二箇所に孔部51aが設けられ、図1に示すように、孔部51aにボルト51bを組み込み映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定している。 【0040】 第一内枠体52、52の下端側(外枠3の下面である第二外枠体33近傍)には移動軸7が設けられている。この移動軸7は、図5に示すように、第一内枠体52、52により第一外枠体32、32へ向かって突出するように設けられている。本例では、この移動軸7は、ボルトと同様の形状をなしており、図1及び図5に示すように、頭部71は第一内枠体52、52同士で形成される内部側に設け、軸部72が第一内枠体52の外側へ突出するように設けられている。そして、この移動軸7の軸部72は溝付き板9の溝部93内で移動可能になるように入り込んでいる(図8参照)。 【0041】 具体的には、図7及び図8に示すように、移動軸7の軸部72が溝付き板9の溝部93内に入り、溝部93内を移動することにより、内枠5に固定された映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板(卓面)12に対して上下方向へ動かすことができる(昇降することができる)。図8の左半分では、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用できるように卓天板12に配置した状態と、そのときの溝付き板9の溝部93における移動軸7の軸部72の位置が示してある。また、図8の右半分では、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板12内に収納した状態と、そのときの溝付き板9の溝部93における移動軸7の軸部72の位置が示してある。 【0042】 つぎに、本発明である昇降装置1に取り付けた映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板12に配置したり、収納したりする動作について説明する。 【0043】 はじめに、昇降装置1の内枠5に固定された設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等は卓面12aより下がった位置にある(図1に示すように、卓天板12内に映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を収納した状態にある)。つまり、図11に示すように、第一内枠体52、52の下端側が外枠3の第二外枠体33に最も近接(或いは、接近)した状態になっている。そのため、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を操作することは難しく、卓面12aに設けられた、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10が配置されたり、収納されたりする卓面12の開口12a1には図示しないカバーを取り付けておくことも可能である。このときは、第一内枠体52のそれぞれの移動軸7(軸部72)は溝付き板9の溝部93の最下位置(頂点)931の位置にある(収納位置)。具体的には、図9(a)に示すように、溝付き板9の溝部93の略ハート状の形状の最下点931に移動軸7(軸部72)がある。 【0044】 つぎに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用する場合には、まず、開口12a1に図示しないカバーが取り付けられていれば、そのカバーを外し、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げる。そうすると、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定している内枠5の第一内枠体52、52に設けられた移動軸7(軸部72)が、図9(a)に示す矢印a方向(鉛直方向)に沿って直線溝93aを移動する。このとき、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。溝部93の角部θ1の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93j側寄りに形成され、傾斜溝93b側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93jが狭くなり、進行すべき方向である傾斜溝93bが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は直線溝93aに連続する傾斜溝93bへ移動する。 【0045】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、図9(b)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印b方向に沿って傾斜溝93b内を移動する。溝付き板9は第二外枠体32の長孔部32a内で移動可能であるために、この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93b内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93b方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部32a内で矢印A方向へ移動する。そして、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、移動軸7(軸部72)が矢印c方向に沿って直線溝93cを移動する。直線溝93cの移動の際には、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。 【0046】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、移動軸7(軸部72)は直線溝93cに連続する傾斜溝93dへ移動する。そして、図9(c)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印d方向に沿って傾斜溝93d内を移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93d内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93d方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部32a内で矢印B方向へ移動する。そして、図9(c)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93dの頂点932に到達したところで映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放する。 【0047】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放することで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げるのを止めることで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定している内枠5の第一内枠体52、52に設けられた移動軸7(軸部72)が図9(c)に示す矢印e方向へ移動する。つまり、移動軸7(軸部72)は矢印e方向に沿って直線溝93eを移動する。角部θ2の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93d側寄りに形成され、直線溝93e側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93dが狭くなり、進行すべき方向である直線溝93eが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は傾斜溝93dに連続する直線溝93e内を移動する。 【0048】 このとき、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。そして、直線溝93eを移動した移動軸7(軸部72)は、矢印f方向に沿って傾斜溝93fを移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93f内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93f方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、図9(d)に示すように、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部32a内で矢印B方向へ移動する。 【0049】 そして、図9(d)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93fと直線溝93gとの連結位置である頂点933(使用位置)に到達する。この頂点933(使用位置)に到達したときに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10は、図10に示すように、外枠3から上昇した状態になる。より具体的には、図1(図1の左側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)及び図12(図12の右側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)に示すように、卓面12aに配置された状態になる。従って、使用者が卓天板12上の映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用することが可能になる。このとき、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10に外部から何等かの押圧等が加わったとしても、傾斜溝93fと直線溝93gとの間(頂点933)に入り込んでいるため、移動軸7(軸部72)は移動し難い状態であり、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の卓天板12での位置の安定化が図られる。 【0050】 そして、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の使用を終えた後には、また、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げる。図9(d)に示す矢印g方向に沿って移動軸7(軸部72)は直線溝93gを移動する。このとき、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。そして、角部θ3の(頂点を含めた)部分は直線溝93e側寄りに形成され、傾斜溝93h側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である直線溝93eが狭くなり、進行すべき方向である傾斜溝93hが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は直線溝93gに連続する傾斜溝93hを移動する。 【0051】 そして、図9(e)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印h方向に沿って傾斜溝93h内を移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93h内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93h方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部32a内で矢印B方向へ移動する。 【0052】 そして、図9(e)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93hと直線溝93iと交差位置である溝部93の頂点934に到達したところで映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放する。映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放することで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げるのを止めることで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定している内枠5の第一内枠体52、52に設けられた移動軸7(軸部72)が図9(e)に示す矢印i方向へ移動する。 【0053】 そして、角部θ4の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93h側寄りに形成され、直線溝93i側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93hが狭くなり、進行すべき方向である直線溝93iが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は傾斜溝93hに連続する傾斜溝93iを移動する。このとき、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。 【0054】 そして、直線溝93iを移動した移動軸7(軸部72)は、図9(f)に示すように、矢印j方向に沿って傾斜溝93jを移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93j内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93j方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部32a内で矢印A方向へ移動する。 【0055】 そして、図9(f)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93jと直線溝93aとの連結位置である溝部93の頂点931に到達する(収納位置)。この頂点931に到達したときに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10は、図11に示すように、はじめの状態になる。つまり、図1(図1の右側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)及び図12(図12の真中に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)に示すように、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等は卓面12aより下がった位置になる(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10が卓天板12内に収納された状態になる)。そして、第一内枠体52、52の下端側が外枠3の第二外枠体33に最も近接(或いは、接近)した状態になる。このように映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10が収納されることにより、卓面12には開口12a1が再び現れるために、カバー17を取り付ける。 【0056】 すなわち、図9(a)から(f)にいたる一連の動きの中で、移動軸7(軸部72)は溝付き板9に対して、溝部93の略ハート型(略ハート状の形状)に従い移動するものであるが、移動軸7(軸部72)が垂直に移動した時に溝部93の各傾斜溝93b、93d、93f、93h、93jを水平方向に押し、溝付き板9を水平移動させることによって、移動軸7、ひいては設置機器を垂直方向に動かすことだけで、設置機器を収納位置、使用位置に交互に座することを可能にしている。 【0057】 本例では、溝部93内の移動軸7の移動を分かり易くするために、図9では、1個の溝付き板9に設けた溝部93での移動軸7の移動のみを示したが、本例では、4個の溝付き板9を用いているので、残りの溝付き板9に設けた溝部93でも移動軸7が同様に移動する。また、本例では、溝付き板9は4個しか設けていないが、本発明である昇降装置1では、4個に限定されることなく6個、8個等設けることが可能である。また、本発明である昇降装置1では、溝付き板9の個数は4個以下にすることも可能である。 【0058】 図13には、昇降装置100が示されており、この昇降装置100には1個の溝付き板9を用いている。この溝付き板9には、昇降装置1の溝付き板9に設けられている溝部93と同様の溝部93が設けられている。基本的な構成は、上記に示した昇降装置1と同じであり、外枠3の内部には内枠5が組み込まれている。そして、内枠5の第一内枠体52に設けられた図示しない移動軸7(軸部72)が溝付き板9の図示しない溝部93内に入り、溝部93内を移動することにより、内枠5に固定された映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板(卓面)12に対して上下方向へ動かすことができる(昇降することができる)。この昇降装置100では、内枠5を移動し易くするために、図13に示すように、第二内枠体51に滑り材13を取り付けてある。そして、第二内枠体51に対向する第二外枠体31の内側には、滑り材受け15が設けられている。 【0059】 なお、上記では、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の操作面に対しての側方の面を囲む内枠5と、その内枠5の、設置機器の操作面に対しての側方の面である第一内枠体52より、外方に突出した移動軸7(軸部72)と、を構成として示しているが、必ずしもこのように、内枠5を必要とすることはない。例えば、図14に示すように、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の操作面に対しての側方の面に、設置機器の外方に突出した移動軸7を設け、その移動軸7を外枠3の長孔部32aに組み込まれた溝付き板9の溝部93内を移動させることでも(図15参照)、上記と同様に、溝付き板9が外枠3の長孔部32aを移動し、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を収納位置(図16の右側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)、使用位置(図16の左側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)に交互に座することを可能にする。 【0060】 (例2) 図17には、本発明の例2である昇降装置200が示してある。例2では、例1と同一の部品については同一の参照番号を付してあり、基本的な各部品の構成は例1と同じである。例2の昇降装置200は、内枠5の第一内枠体52に孔部である長孔部52aが設けられ、溝部93が表面に設けられた溝付き板9が設置機器の側方方向に沿って移動可能に組み込まれているという(図17参照)点と、溝付き板9と対向して設けられている外枠3の第一外枠体32に、溝付き板9の溝部93内を移動可能に移動軸7を設けているという(図18及び図19参照)点が例1の昇降装置1、100とは異なる点である。 【0061】 また、例2で用いている溝付き板9は、例1で用いている溝付き板9と同じであるが、例2の溝部93は例1の溝部93を逆さまにしてある。つまり、例2の溝部93では、逆略ハート状の形状をなしている。この溝付き板9の溝部93内を移動軸7が移動することで、溝付き板9が長孔部52a内を移動するということは例1と同じであり、例1と同様、例2においても特徴的なこの溝付き板9の溝部93を移動軸7が移動する動作を中心に以下では説明する。 【0062】 例2でも、図20に示すように、移動軸7の軸部72が溝付き板9の溝部93内に入り、溝付き板9が設置機器とともに移動することにより、移動軸7の軸部72が溝部93内を移動することにより、内枠5に固定された映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板(卓面)12に対して上下方向へ動かすことができる(昇降することができる)。図20の左半分では、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用できるように卓天板12に配置した状態と、そのときの溝付き板9の溝部93における移動軸7の軸部72の位置が示してある。また、図20の右半分では、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板12内に収納した状態と、そのときの溝付き板9の溝部93における移動軸7の軸部72の位置が示してある。 【0063】 つぎに、本発明である昇降装置200に取り付けた映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を卓天板12に配置したり、収納したりする動作について説明する。 【0064】 はじめに、昇降装置200の内枠5に固定された設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等は卓面12aより下がった位置にある。つまり、図19及び図20(図20の右側半分)に示すように、第一内枠体52、52の下端側が外枠3の第二外枠体33に最も近接(或いは、接近)した状態になっている。このときは、第一外枠体32のそれぞれの移動軸7(軸部72)は溝付き板9の溝部93の頂点931の位置にある(収納位置)。具体的には、図21(a)に示すように、溝付き板9の溝部93の逆略ハート状の形状の頂点931に移動軸7(軸部72)がある。 【0065】 つぎに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用する場合には、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げる。そうすると、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を固定している内枠5の第一内枠体52、52に設けられた溝付き板9の溝部93が持ち上げられることで、移動軸7(軸部72)が、図21(a)に示す矢印a方向(鉛直方向)に沿って直線溝93aを移動する。このとき、溝付き板9は移動しない。そして、溝部93の角部θ1の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93j側寄りに形成され、傾斜溝93b側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93jが狭くなり、進行すべき方向である傾斜溝93bが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は直線溝93aに連続する傾斜溝93bへ移動する。 【0066】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、溝付き板9の溝部93も持ち上げられ、図21(b)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印b方向に沿って傾斜溝93b内を移動する。溝付き板9は第一内枠体52の長孔部52a内で移動可能であるために、この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93b内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93b方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部52a内で矢印A方向へ移動する。そして、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、溝付き板9も持ち上がり、移動軸7(軸部72)が矢印c方向に沿って直線溝93cを移動する。直線溝93cの移動の際には、溝付き板9は移動しない。 【0067】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10をさらに持ち上げると、溝付き板9も持ち上がり、移動軸7(軸部72)は直線溝93cに連続する傾斜溝93dへ移動する。そして、図21(c)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印d方向に沿って傾斜溝93d内を移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93d内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93d方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部52a内で矢印B方向へ移動する。そして、図21(c)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93dの頂点932に到達したところで映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放する。 【0068】 映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放することで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げるのを止めることで、移動軸7(軸部72)が図21(c)に示す矢印e方向へ移動する。つまり、移動軸7(軸部72)は矢印e方向に沿って直線溝93eを移動する。角部θ2の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93d側寄りに形成され、直線溝93e側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93dが狭くなり、進行すべき方向である直線溝93eが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は傾斜溝93dに連続する直線溝93e内を移動する。このとき、溝付き板9は移動しない。 【0069】 そして、直線溝93eを移動した移動軸7(軸部72)は、矢印f方向に沿って傾斜溝93fを移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93f内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93f方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、図21(d)に示すように、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部52a内で矢印B方向へ移動する。 【0070】 そして、図21(d)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93fと直線溝93gとの連結位置である頂点933(使用位置)に到達する。この頂点933(使用位置)に到達したときに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10は、図18に示すように、外枠3から上昇した状態になる。より具体的には、図20(図20の左側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)及び図18に示すように、卓面12aに配置された状態になる。従って、使用者が卓天板12上の映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を使用することが可能になる。このとき、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10に外部から何等かの押圧等が加わったとしても、傾斜溝93fと直線溝93gとの間(頂点933)に入り込んでいるため、移動軸7(軸部72)は移動し難い状態であり、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の卓天板12での位置の安定化が図られる。 【0071】 そして、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10の使用を終えた後には、また、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げる(と同時に溝付き板9も持ち上がる)。図21(d)に示す矢印g方向に沿って移動軸7(軸部72)は直線溝93gを移動する。このとき、移動軸7(軸部72)の移動による押圧が溝付き板9に加わるが押圧は溝付き板9に対して鉛直方向(垂直方向)であるため、溝付き板9は移動しない。そして、角部θ3の(頂点を含めた)部分は直線溝93e側寄りに形成され、傾斜溝93h側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である直線溝93eが狭くなり、進行すべき方向である傾斜溝93hが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は直線溝93gに連続する傾斜溝93hを移動する。 【0072】 そして、図21(e)に示すように、移動軸7(軸部72)が矢印h方向に沿って傾斜溝93h内を移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93h内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93h方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部52a内で矢印B方向へ移動する。 【0073】 そして、図21(e)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93hと直線溝93iと交差位置である溝部93の頂点934に到達したところで映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放する。映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を開放することで、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10を持ち上げるのを止めることで、移動軸7(軸部72)が図21(e)に示す矢印i方向へ移動する。 【0074】 そして、角部θ4の(頂点を含めた)部分は傾斜溝93h側寄りに形成され、直線溝93i側を広く形成しているため、進行すべきでない方向である傾斜溝93hが狭くなり、進行すべき方向である直線溝93iが広くなり、移動した移動軸7(軸部72)は傾斜溝93hに連続する傾斜溝93iを移動する。このとき、溝付き板9は移動しない。 【0075】 そして、直線溝93iを移動した移動軸7(軸部72)は、図21(f)に示すように、矢印j方向に沿って傾斜溝93jを移動する。この移動軸7(軸部72)の傾斜溝93j内の移動に伴い、移動軸7(軸部72)の移動による押圧(傾斜溝93j方向に沿う押圧)が溝付き板9に加わる。そのため、溝付き板9は移動軸7(軸部72)の移動方向とは反対方向である、長孔部52a内で矢印A方向へ移動する。 【0076】 そして、図21(f)に示すように、この移動軸7(軸部72)が傾斜溝93jと直線溝93aとの連結位置である溝部93の頂点931に到達する(収納位置)。この頂点931に到達したときに、映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10は、図19に示すように、はじめの状態になる。つまり、図20(図20の右側に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)及び図12(図12の真中に示す映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10)に示すように、設置機器である映像音響操作機器やコンピュータ等を制御するための周辺機器等は卓面12aより下がった位置になる(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10が卓天板12内に収納された状態になる)。そして、第一内枠体52、52の下端側が外枠3の第二外枠体33に最も近接(或いは、接近)した状態になる。このように映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等10が収納されることにより、卓面12には開口12a1が再び現れるために、カバー17を取り付ける(図12参照)。 【0077】 すなわち、例1と同様に、図21(a)から(f)にいたる一連の動きの中で、移動軸7(軸部72)は溝付き板9に対して、溝部93の逆略ハート型(逆略ハート状の形状)に従い移動するものであるが、溝付き板9が設置機器とともに垂直に移動した時に移動軸7が溝部93の各傾斜溝93b、93d、93f、93h、93jを水平方向に押し、溝付き板9を水平移動させることによって、設置機器を垂直方向に動かすことだけで、設置機器を収納位置、使用位置に交互に座することを可能にしている。 【図面の簡単な説明】 【0078】 【図1】本発明である例1の昇降装置が映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を使用位置と収納位置とに移動した状態を示す説明図である。 【図2】本発明である例1の昇降装置の外枠を示す斜視図である。 【図3】本発明である例1の昇降装置の溝付き板を示す斜視図である。 【図4】図3に示す溝付き板に設けられた溝部の説明図である。 【図5】本発明である例1の昇降装置の内枠を示す斜視図である。 【図6】外枠に溝付き板を組み込んだ状態を示す説明図である。 【図7】図6に示す外枠に内枠を組み込んだ状態を示す説明図である。 【図8】本発明である例1の昇降装置が使用位置と収納位置とにあるときの移動軸の溝部内の状態を示す説明図である。 【図9】移動軸の溝部内の移動を示す説明図である。(a)は、移動軸が収納位置にある状態を示す説明図である。(b)は、移動軸が収納位置から頂点へ向かう状態を示す説明図である。(c)は、移動軸が頂点にある状態を示す説明図である。(d)は、移動軸が使用位置にある状態を示す説明図である。(e)は、移動軸が頂点にある状態を示す説明図である。(f)は、移動軸が収納位置にある状態を示す説明図である。 【図10】本発明である例1の昇降装置が映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を使用位置に移動した状態を示す説明図である。 【図11】本発明である例1の昇降装置が映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を収納位置に移動した状態を示す説明図である。 【図12】本発明である例1の昇降装置の卓天板上、或いは卓天板内での使用状況を示す説明図である。 【図13】本発明である例1の昇降装置で1個の溝付き板を用いた例を示す斜視図である。 【図14】設置機器の外方に突出した移動軸を設けた例を示す斜視図である。 【図15】本発明である例1の昇降装置で設置機器の外方に突出した移動軸を設けた例を示す斜視図である。 【図16】本発明である設置機器の外方に突出した移動軸を設けた昇降装置が使用位置と収納位置とにあるときの移動軸の溝部内の状態を示す説明図である。 【図17】本発明である例2の昇降装置の内枠に設置機器(映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等)を固定し、溝付き板を組み込んだ状態を示す説明図である。 【図18】本発明である例2の昇降装置が映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を使用位置に移動した状態を示す説明図である。 【図19】本発明である例2の昇降装置が映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等を収納位置に移動した状態を示す説明図である。 【図20】本発明である例2の昇降装置が使用位置と収納位置とにあるときの移動軸の溝部内の状態を示す説明図である。 【図21】移動軸の溝部内の移動を示す説明図である。(a)は、移動軸が収納位置にある状態を示す説明図である。(b)は、移動軸が収納位置から頂点へ向かう状態を示す説明図である。(c)は、移動軸が頂点にある状態を示す説明図である。(d)は、移動軸が使用位置にある状態を示す説明図である。(e)は、移動軸が頂点にある状態を示す説明図である。(f)は、移動軸が収納位置にある状態を示す説明図である。 【図22】従来の機構である収納部における作用を示す説明図である。 【図23】従来の機構である収納部における作用を示す説明図である。 【図24】従来の機構である収納部からキーボードを取り出した状態を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0079】 1、100、200…昇降装置、1a…開口 3…外枠、32…第一外枠体、32a…長孔部、32a1…端部、31、33…第二外枠体、 5…内枠、51…第二内枠体、51a…孔部、51b…ボルト、52…第一内枠体、52a…長孔部 7…移動軸、71…頭部、72…軸部 9…溝付き板、91…端部、92…略V字状の凹部、93…溝部、93a、93c、93e、93g、93i…直線部分(直線溝)、93b、93d、93f、93h、93j…傾斜部分(傾斜溝)、931…頂点(収納位置)、932…頂点、933…頂点(使用位置)、934…頂点 10…映像音響操作機器やコンピュータの周辺機器等 12…卓天板、12a…卓面、12a1…開口、12b…裏面 13…滑り材 15…滑り材受け 17…カバー θ1、θ2、θ3、θ4…角部
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| 【出願人】 |
【識別番号】506224263 【氏名又は名称】株式会社ガンスイ
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100106161 【弁理士】 【氏名又は名称】竹島 智司
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| 【公開番号】 |
特開2008−6114(P2008−6114A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−180471(P2006−180471) |
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