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【発明の名称】 テーブル
【発明者】 【氏名】豊里 友彦

【氏名】辻村 和美

【要約】 【課題】病院のベッド上や浴槽での読書をする際に手及び腕に負担をかけること無く読書ができるテーブルを提供する。

【構成】テーブル本体1の前方テーブル1aの長辺一端縁に本および手を置くに十分なスペースを持って凹形に刳り貫き、前記部分に伸縮性のある軟質材でシート部2を設置することにより本を持った手を身体に引き寄せることができ、目線位置まで引き下げることができ、また手の接触部が軟質材で構成されていることにより痛く無く、肘、腕に負担をかけることなく、読書をすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブルであって長辺一端縁の任意の位置で凹形に穿った部分に伸縮性のある軟質材でできた部材を設置したシート部を構成したことを特徴とするテーブル。
【請求項2】
前記テーブルは伸縮性のある軟質材で構成されたシート部が取り外し可能としたことを特徴とする請求項1記載のテーブル。
【請求項3】
前記シート部を有する長辺手前部と長辺後方部とに分割折りたたみ可能としたことを特徴とする請求項1乃至2記載のテーブル。
【請求項4】
前記テーブルはベッドテーブルまたはベッド柵に取り付け可能であることを特徴とする請求項1乃至3記載のテーブル。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は身体の不安定な状態、例えば、病院のベッド上での半起き状態、浴槽での水中における浴座等での読書、美顔等、多機能に利用するテーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のベッド用テーブルとして、障害者や高齢者及び病人等が食事や読書に際して便利となる多機能なベッド用テーブル 装置としてベッド フレームの両側に設置される一対の保護柵間に渡設されてなるベッド テーブル 装置において、前記保護柵の上縁には、上辺部が湾曲状に形成された格子状部材が着脱自在に懸架され、該格子状部材相互の空間にはテーブル 板が渡設されてあり、該テーブル 板には、幅方向左右側面の両サイドに前記格子状部材に掛止するフック具が取り付けてあり、位置の上下と設置角度が自在になるよう構成されているものがある。(特許文献1参照)
【0003】
また、中央部前縁に人体の胴部がほぼ嵌まる大きさの凹所4を形成した台板2の両側部に、ベッドの両側に起立する左右の保護柵に着脱自在に係合する受け部3をそれぞれ設けて、上記台板2を上記受け部3を介して上記保護柵間に架け渡し可能とし、上記台板2と受け部3との間に、受け部3が保護柵と係合した状態で台板2を左右にスライドさせるスライド手段8を設けて、ベッド用テーブル台1を構成すると、台板2の凹所4に胴部を嵌め入れることができるので、楽に肘がつけるベッド用テーブルがある。(特許文献2参照)
【0004】
また、浴室における読書用テーブルとして、本または新聞を載置する傾斜したプレートとを備える。該プレートは前記テーブル の端部間の中央に配置され且つ前記テーブルの長さより短い幅を有する。前記テーブル は読書 プレート の下部の雄型の突起を収容する雌型の凹所を長い側片の領域に有するトレイ部分を含む。読書 プレートがその角部を前記トレイ部分の側片の近傍のシートに嵌入させて所定位置に落とし込まれると、突起が前記雌型の凹所に係合して前記プレート が傾斜した位置に係止されるものがある。(特許文献3参照)
【0005】
また、半身浴用浴槽蓋として、矩形状で剛性ある軽量合成樹脂板の長辺一端縁に、断面略L字形の係止受部を設け、その長辺一端縁の中心に円弧状の切欠部を形成し、前記、切欠部の左右斜め内方に略楕円状の貫通孔を設けた、前腕差出板と、前記、前腕差出板と、同厚及び同色の矩形状で剛性ある軽量合成樹脂板よりなり、前記、前腕差出板の係止受部に接面する長辺一端縁に、断面略逆L字形の係止掛部を設け、前腕差出板の円弧状の切欠部と対応する内方部位に長半円状の切欠部を形成すると共に、該、切欠部の円周近傍に止着具を介して枕を装着した半身浴用浴槽蓋がある。(特許文献4参照)
【0006】
【特許文献1】特開平11−319003号公報
【特許文献2】特開平9−75140号公報
【特許文献3】特表平10−502004号公報
【特許文献4】特開2002−199996号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のベッド用テーブルにあってはテーブルの位置の上下と設置角度が自在に設定できるが格子状部材に掛止する為、ベッド柵が格子状でなければ使用できない。また、寝ながらにして本等を読む場合、手の接触部にかかる負荷は著しく硬質材では負担の軽減にはならない。
【0008】
また、特許文献2のベッド用テーブルでは上半身を垂直に起こし人体の胴部を嵌めなければならずテーブルの高さに身体をあわせなければならない。
【0009】
また、特許文献3の浴室における読書用テーブルにあっては本立てが傾斜した位置に係止されており一般の浴槽では浴槽縁が座位置眼線より高い場合が多く、座位置の高さを変えなければ読書がしにくい上に手で本を保持するにあたっては手に当たる部分が硬質性樹脂であるため長時間の読書では手が痛く、腕にも負担がかかるという不便がある。
【0010】
また、特許文献4の半身浴用浴槽蓋にあっては左右斜め内方に略楕円状の貫通孔より
腕を差し入れて読書をするのであるが、貫通孔へ腕を差し入れなければ本を読めないことから貫通孔に腕および身体位置を合わせることにより水中での不安定な状態においては不便で身体や腕に負担がかかる。
【0011】
本願発明は上記問題点を解消しベッド上での読書及び浴室での半身浴時の読書をする際に、テーブルに身体の位置や高さを合わせる必要をなくすことで腕や手にかかる負担を軽減し、入浴中の本や飲食物の一時置き場を確保するとともに交換可能にして省スペース収納とするテーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
テーブル本体の前方テーブルの長辺一端縁に本および手を置くに十分なスペースを持って凹形に刳り貫き、前記部分に伸縮性のある軟質材でシート部を設置することにより本を持った手を身体に引き寄せることができ、目線位置まで引き下げることができ、また手の接触部が軟質材で構成されていることにより痛く無く、肘、腕に負担をかけることなく、読書をすることができることを特徴とする。
【0013】
前記テーブルは伸縮性のある軟質材で構成されたシート部が取り外し可能としたことで浴室での使用に際し天日干し交換ができ、衛生的であることを特徴とする。
【0014】
前記シート部を有する前方テーブル部と後方テーブル部とに分割折りたたみ可能としたことで狭小な浴室でも場所を取らず未使用時には省スペース収納ができることを特徴とする。
【0015】
前記テーブルはベッドテーブルまたはベッド柵に取り付け可能としたことで幅域の広いベッド上での使用にも対応可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
テーブル本体の長辺一端縁に本および手を置くに十分なスペースを持って凹形に刳り貫き、前記部分に伸縮性のある軟質材のシート部を設置することにより本を持った手を身体に引き寄せることができ、目線位置まで引き下げることができ、また手の接触部が軟質材で構成されていることにより痛く無く、肘、腕に負担をかけることなく、読書をすることができる。浴室での利用では美容、体質改善、血行促進、浴室テレビの普及に伴い半身浴を楽しむ人が多くなった昨今、リラックスタイムの有効利用として、飲食、読書をするのに本や飲食物の置き場所が確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
【0018】
テーブル本体1は前方テーブル1aと後方テーブル1b及びシート部2とを有し、鏡4を吸盤6にてテーブル本体1の任意の位置に着脱可能に設置することができる。
【0019】
また、図2においては、前記前方テーブル1aにはシート部2が着脱可能に固定されている。この場合、シート保持具3ははめ込み式、ドットボタン、ねじなどに置き換えてもよい。これにより、シート部2のみ天日干しができ、衛生的に保ち、尚且つ劣化に伴い交換可能としテーブル本体1ごと、買い換える必要がない。
【0020】
前記シート部2は伸縮性のある軟質材である為、本と本を保持した手がその重みにより身体側に引き寄せられることにより、寝姿勢であったり浴槽縁の高い浴槽であっても本が自身の目線まで下がるので疲れにくい。また、手に当たる部分が軟質材であるので長時間の読書であっても手が痛くなりにくい。
【0021】
さらに、シート部2にはゲルマニウムやチタンなどの生態組織親和性に優れた金属を練り込み、または挟み込み、または吹き付けなどを施した素材を使用することにより、相乗効果を促している。
【0022】
シート部2は網状や紐で構成されてもよく、凹形に穿った部分全面を覆ってもよいし、手と本が乗る幅としても良い。
【0023】
また、図3においては前方テーブル1aと後方テーブル1bは折れ曲がり可能に結合されている。この場合、結合方法として切れ込みを入れた一体成型としても良いし、蝶番などで後止めしてもよい。これにより、狭小な浴室内にあっても場所をとることなく浴槽端に収納することができる。
【0024】
図4に示す如くテーブルを浴槽Aの浴槽縁Bに設置するにあたりテーブル本体1の裏面、両端には滑り止め加工が施してある。
【0025】
また、浴室での使用にあたりテーブル本体1に飲食物や浴室テレビなどを置くことができる。
【0026】
また、鏡4は吸盤6により任意の位置に設置できることから身体の向きを変えることなく両手を自在に使えるので入浴中のマッサージや繭毛の手入れができる。
【0027】
図5に示す如くテーブル本体1をベッドテーブルDに設置するにあたりベッドテーブル設置具7は後方テーブル部1bの長辺の任意の位置に折りたたみ可能に取り付けても良いし、吸盤、クリップなどでもよい。これにより、テーブル本体1より幅広なベッドでの利用ではベッドテーブルを使用している病院などでも使用可能となる。
【0028】
図6に示す如くテーブル本体1をベッド柵に回転可能に設置することで、使用、未使用時の取り外しの手間をなくし設置、収納が簡易できることとしてもよい。
【0029】
また、浴室での半身浴時の使用に際しては市販の浴槽蓋と共に使用したり浴槽蓋として構成して使用してもよい。
【0030】
また、入浴中のリラックス時には浴槽縁Bに頭を乗せ、シート部2に顎を乗せ、うたた寝をしても湯に沈み込まないように使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明テーブルの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明テーブルの実施例を示す裏面図である。
【図3】本発明テーブルを折りたたんだ状態を示す側面図である。
【図4】本発明テーブルを浴槽に設置した側面図である。
【図5】本発明テーブルをベッドテーブルに設置した斜視図である。
【図6】本発明テーブルをベッド柵に設置した斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 テーブル本体
1a 前方テーブル部
1b 後方テーブル部
2 シート部
3 シート保持具
4 鏡
5 鏡支持具
6 吸盤
7 ベッドテーブル設置具

【出願人】 【識別番号】304060232
【氏名又は名称】辻村 和美
【出願日】 平成18年6月23日(2006.6.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−428(P2008−428A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−173788(P2006−173788)