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【発明の名称】 捻りブラシ
【発明者】 【氏名】新崎 優一郎

【氏名】新崎 朋子

【氏名】新崎 優仁人

【要約】 【課題】長さ方向に沿う長尺な平面同士が対向するように金属線材を複数本配置し、各金属線材間に直交するようにブラシ毛を並べて配列して金属線材を捻ると、金属線材にブラシ毛が安定して挟持され、ブラシ毛の配列にズレが殆ど生じないで作製できる捻りブラシを提供する。

【構成】長さ方向に沿う長尺な平面2a同士が対向するように金属線材2を複数本配置し、前記長尺な平面2a間にブラシ毛3を前記金属線材2の長さ方向に直交するように並べて、前記金属線材2を捻り込むことにより、前記金属線材2間にブラシ毛3を螺旋状に配列させるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さ方向に沿う長尺な平面同士が対向するように金属線材を複数本配置し、前記長尺な平面間にブラシ毛を前記金属線材の長さ方向に直交するように並べて、前記金属線材を捻り込むことにより、前記金属線材間にブラシ毛を螺旋状に配列させるようにした捻りブラシ。
【請求項2】
前記金属線材において、長さ方向に直交する断面が半円形状、三角形状又は四角形状のいずれかである請求項1に記載の捻りブラシ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数本の金属線材間にブラシ毛を配置して金属線材を捻ることによりブラシ毛を金属線材に挟着固定してなる捻りブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に捻りブラシは、複数本の金属線材の両端を、それぞれ固定挟持機構と回転挟持機構に取り付け、金属線材間にブラシ毛を配置して、回転挟持機構を駆動して金属線材を捻ることによりブラシ毛を金属線材に挟着固定して作製されている。
【0003】
例えば、特開平7−246114号公報に記載の捻りブラシは、複数本の金属線材の間にブラシ毛が井桁状に配列されて設けられ、金属線材に捻りを加えて成形されている。
【特許文献1】特開平7−246114号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
捻りブラシに使用される金属線材は、長さ方向に直交する断面が円形状であり、複数本の金属線材の両端をそれぞれ固定挟持機構と回転挟持機構に取り付けると、互いに線接触状態となる。挟持機構に取り付けられた複数本の金属線材は、長さ方向に直交するようにブラシ毛を間に挟んで並べると、安定して挟持出来ない。そのため、金属線材に挟んだブラシ毛は、配列にズレが生じて不揃いになることがある。そのため、作業者は、各金属線材間にブラシ毛を挟む際、ペンチやプライヤ等の工具を使用して、各金属線材を圧接し、金属線材とともにブラシ毛を挟持して、ブラシ毛がズレないようにしたり、或いは、ブラシ毛のズレを修正しながら、金属線材を捻ることにより捻りブラシを作製している。このように、捻りブラシを作製する作業は、煩雑であり、熟練を要するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した不都合を解決するために提案されたもので、長さ方向に沿う長尺な平面同士が対向するように金属線材を複数本配置し、各金属線材間に直交するようにブラシ毛を並べて配列して金属線材を捻ると、金属線材にブラシ毛が安定して挟持され、ブラシ毛の配列にズレが殆ど生じないで作製できる捻りブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成させるため請求項1記載の発明は、長さ方向に沿う長尺な平面同士が対向するように金属線材を複数本配置し、前記長尺な平面間にブラシ毛を前記金属線材の長さ方向に直交するように並べて、前記金属線材を捻り込むことにより、前記金属線材間にブラシ毛を螺旋状に配列させるようにした捻りブラシである。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、前記金属線材において、長さ方向に直交する断面が半円形状、三角形状又は四角形状のいずれかである請求項1に記載の捻りブラシである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の捻りブラシは、各金属線材間に直交するようにブラシ毛を並べて配列させた状態において、金属線材のブラシ毛を挟持している面が長尺な平面であり、ブラシ毛を安定して挟持できるので、ブラシ毛にズレが生じないで作製できる。また、前記金属線材は、ブラシ毛を挟持する長尺な平面の径方向の幅が大きく面積が広いものであれば、よりブラシ毛を安定して挟持できるので、長さ方向に直交する断面が半円形状、三角形状又は四角形状のいずれかが望ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1(a)は、本発明の実施例1に係る捻りブラシの斜視図、図1(b)は、(a)の捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。実施例1における金属線材2は、長さ方向に直交する断面が半円形状である。
【0011】
図1(a)、(b)において、捻りブラシ1は、2本の金属線材2を、長さ方向に沿う長尺な平面2a同士を対向配置して、両金属線材2の両端をそれぞれ図示しない固定挟持機構と回転挟持機構に取り付け、各金属線材2の長尺な平面2a間にブラシ毛3を長さ方向に直交するように並べて、回転挟持機構を駆動して金属線材2を捻り込むことにより、両金属線材2間にブラシ毛3を螺旋状に配列させるようにして作製されたものである。
【実施例2】
【0012】
図2は、本発明の実施例2に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。実施例2における金属線材12は、長さ方向に直交する断面が三角形状であり、各側面が長尺な平面12aである。実施例2は、金属線材12の形状が実施例1と異なるが、2本の金属線材12を、長さ方向に沿う長尺な平面12a同士を対向配置して、各平面12a間にブラシ毛3を長さ方向に直交するように並べて、捻り込むことにより、捻りブラシ(図示省略)が作製される点で、同様である。
【実施例3】
【0013】
図3は、本発明の実施例3に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。実施例3における金属線材22は、長さ方向に直交する断面が四角形状であり、各側面が長尺な平面22aである。実施例3は、金属線材22の形状が実施例1と異なるが、2本の金属線材22を、長さ方向に沿う長尺な平面22a同士を対向配置して、各平面22a間にブラシ毛3を長さ方向に直交するように並べて、捻り込むことにより、捻りブラシ(図示省略)が作製される点で、同様である。断面が四角形状の金属線材は、断面が長方形が望ましい。
【実施例4】
【0014】
図4(a)は、本発明の実施例4に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図、図4(b)は、捻り加工時における金属線材とブラシ毛の概略説明図である。
【0015】
図4(a),(b)において、実施例4の捻りブラシは、長さ方向に沿って長尺な平面32aを有する2本の金属線材32を長尺な平面32a同士が対向するように配置してなる金属線材対が2組33a,33b使用されている。これら2組の金属線材対33a,33bは、それぞれの金属線材32の両端を図示しない挟持機構に取り付けられる。
【0016】
先ず、一方の金属線材対33aは、2本の金属線材32の長さ方向に直交し、且つ2本の金属線材32間にブラシ毛3が2層に並べられる。この状態において、他方の金属線材対33bは、前記2層に並べられているブラシ毛3の間に2本の金属線材32が配置されるとともに、2本の金属線材32の間に前記一方の金属線材対33aを挟んで配置されている。この状態では、各金属線材32の長尺な平面32a同士が、互いに平行且つ直角な配置である。
【0017】
そして、図4(b)に示すように、一方の金属線材対33aは、2層に並べられているブラシ毛3を挟んで各金属線材32が圧接されて長尺な平面32a同士が接触状態にされる。その後、他方の金属線材対33bは、金属線材対33aの両側に突出している2層に並べられたブラシ毛3を互いに逆方向に直角に折り曲げて、これらの折り曲げられたブラシ毛3を介して金属線材対33aを挟んだ状態で各挟持機構に固定される。
【0018】
こうして、ブラシ毛3を折り曲げた状態で、一方の挟持機構を回転駆動して金属線材2を捻り込むことにより、実施例4の捻りブラシは、各金属線材32間に2層に並べられているブラシ毛3を螺旋状に挟着固定して作製される。
【0019】
前記実施例1〜3に記載の各金属線材は、長さ方向に直交する断面が半円形状、三角形状又は四角形状のいずれかであるので、ブラシ毛を挟持する長尺な平面の径方向の幅が大きく面積が広いものであり、ブラシ毛を安定して挟持できるものである。
【0020】
以上、本発明を図面の実施例に基づいて説明したが、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】(a)は、本発明の実施例1に係る捻りブラシの斜視図、(b)は、(a)の捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。
【図2】本発明の実施例2に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。
【図3】本発明の実施例3に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図である。
【図4】(a)は、本発明の実施例4に係る捻りブラシを捻り加工する前の金属線材とブラシ毛の斜視図、(b)は、捻り加工時における金属線材とブラシ毛の概略説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 捻りブラシ
2,12,22,32 金属線材
2a,12a,22a,32a 長尺な平面
3a,3b,3c,3d,3e ブラシ毛
33a,33b 金属線材対
【出願人】 【識別番号】398029234
【氏名又は名称】新崎 優一郎
【識別番号】300038675
【氏名又は名称】新崎 朋子
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】 【識別番号】100082669
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 賢三

【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一

【識別番号】100061642
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武通


【公開番号】 特開2008−12124(P2008−12124A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−187370(P2006−187370)