| 【発明の名称】 |
マイナスイオン発生シート及びこれを用いたヘアブラシ |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 茂男
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| 【要約】 |
【課題】より効果的にマイナスイオンを発生させ、十分にマイナスイオン効果を奏するマイナスイオン発生シート及びこれを用いたヘアブラシを提供する。
【構成】マイナスイオンを発生させるとともに、遠赤外線及び極微量の放射線を放出する高分子樹脂組成物1を、基材シート3を介して起電力発生シート2に積層している。この起電力発生シート2は、互いに電位差を有する異種金属からなる第1の金属シート21と第2の金属シート22とを貼り合わせたものであり、前記マイナスイオン等を効果的に放出させるための起電力を発生させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マイナスイオンを発生させるシート状の高分子樹脂組成物と、 電位差を有するシート状の異種金属どうしを接触させることにより生じる起電力によって、前記マイナスイオンの発生効率を高める起電力発生シートと を備えることを特徴とするマイナスイオン発生シート。 【請求項2】 前記異種金属が、鉄と銅である請求項1に記載のマイナスイオン発生シート。 【請求項3】 前記高分子樹脂組成物が、遠赤外線及び極微量の放射線を放出し、この放射線の放出線量が、3.0μSv/時以下である請求項1に記載のマイナスイオン発生シート。 【請求項4】 ブラシ毛と、 このブラシ毛を植え込む植毛部を有するブラシ本体とを備え、 前記植毛部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイナスイオン発生シートを設けたことを特徴とするヘアブラシ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生シート及びこれを用いたヘアブラシに関する。 【背景技術】 【0002】 近年、マイナスイオンを発生する各種の製品が提案されている。例えば特許文献1には、マイナスイオンを発生させるヘアブラシが開示されている。このヘアブラシは、ブラシ毛を植え込む植毛部を、トルマリン等のマイナスイオンを発生させる鉱石の微粉末を混練した高分子樹脂組成物で形成したものである。また、特許文献2には、マイナスイオンを発生させるシートとして、トルマリン等の鉱石の微粉末を混練した高分子樹脂組成物をシート基材に塗布したものが開示されている。 【0003】 【特許文献1】特開2004−8669号公報 【特許文献2】特開2002−11834号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記樹脂組成物は、マイナスイオンを発生させる鉱石の微粉末が、樹脂の内部に閉じ込められているので、マイナスイオンの発生効率が悪く、十分なマイナスイオン効果を奏することができないという問題があった。 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より効果的にマイナスイオンを発生させることができ、十分なマイナスイオン効果を奏するマイナスイオン発生シート及びこれを用いたヘアブラシを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 前記目的を達成するための本発明に係るマイナスイオン発生シートは、マイナスイオンを発生させるシート状の高分子樹脂組成物と、電位差を有するシート状の異種金属どうしを接触させることにより生じる起電力によって、前記マイナスイオンの発生効率を高める起電力発生シートとを備えることを特徴としている。 【0006】 本発明によれば、前記起電力発生シートの起電力により、高分子樹脂組成物がマイナスイオンを効果的に放出することができる。これは、コンタクトセル(接触電池)作用により発生する前記起電力発生シートの起電力により、高分子樹脂組成物を構成している原子の相互間に、伸縮運動や変角運動等の振動運動が生じて、前記高分子樹脂組成物からより効果的にマイナスイオンが放出されるものと推定される。 【0007】 前記異種金属は、鉄と銅であるのが好ましい。この場合、鉄と銅は起電力を発生させるための十分な電位差を有するため、より効果的にマイナスイオンを発生させることができる。また、両金属は比較的安価で加工し易いので、マイナスイオン発生シートの製造コストを安くすることができる。 【0008】 また、前記高分子樹脂組成物は、遠赤外線及び極微量の放射線を放出し、この放射線の放出線量が、3.0μSv/時以下であるのが好ましい。これにより、マイナスイオンの効果に加え、遠赤外線及び放射線により人体へ有用な効果を与えることができる。 【0009】 本発明に係るヘアブラシは、ブラシ毛と、このブラシ毛を植え込む植毛部を有するブラシ本体とを備え、前記植毛部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイナスイオン発生シートを設けたことを特徴とする。このような構成によれば、より効果的なマイナスイオン効果を奏するヘアブラシを提供することができる。 【発明の効果】 【0010】 本発明に係るマイナスイオン発生シート及びこれを用いたヘアブラシによれば、より効果的にマイナスイオンを発生させることができるので、十分なマイナスイオン効果を奏することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。 図1は、本発明に係るマイナスイオン発生シートの一実施形態を示す一部欠截斜視図である。同図に示すマイナスイオン発生シートAは、マイナスイオンを発生させるシート状の高分子樹脂組成物1と、起電力により前記マイナスイオンの発生効率を高める起電力発生シート2とを備えている。 【0012】 前記高分子樹脂組成物1は、ラドン(−22)やトロン(ラドン−220)を含む天然放射性稀有元素鉱物の微粉末と、遠赤外線セラミックと、高分子樹脂とを混合し固着させたものである。前記天然放射性稀有元素鉱物は、例えばモナズ石、バストネス石等といった鉱物で、放射線の放出線量は、人体等に悪影響を及ぼさないとされる3.0μSv/時以下の鉱物である。当該天然放射性稀有元素鉱物から放出されるアルファー線、ベータ線、ガンマー線のエネルギーにより原子や分子をラジカル化したり、電離作用でイオン対を発生したりする。この結果、生じる化学反応や放射線による二次放射線やイオン対によりマイナスイオンが発生する。この時、プラスイオンも発生するが、前記遠赤外線セラミックがマイナスイオンの放出を励起することにより、マイナスイオンが大量に発生する。 なお、前記高分子樹脂組成物1は、基材シート3に塗布することにより、シート状に形成されている。前記基材シート3としては、紙、織布、不織布等が用いられる。 【0013】 起電力発生シート2は、電位差を有する互いに種類の異なる第1の金属シート21と第2の金属シート22とを積層したものであり、このように異種金属どうしを接触させることにより、起電力を発生させるものである。すなわちコンタクトセル作用によって起電力を発生させるものである。 【0014】 この実施の形態においては、前記第1の金属シート21として鉄が、第2の金属シート22として銅がそれぞれ用いられている。これは、鉄と銅は起電力を発生させるための十分な電位差を有するので、より効果的にマイナスイオンを発生させることができるためであり、また、両金属は比較的安価で加工し易いので、起電力発生シート2をコスト安価に製造することができるためである。 【0015】 前記第1の金属シート21の上面には、基材シート3が接合されており、これにより、高分子樹脂組成物1と起電力発生シート2とが一体化されている。なお、前記第1の金属シート21と第2の金属シート22とは、導電性の接着剤を用いて互いに導通した状態で積層されている。 【0016】 以上の構成のマイナスイオン発生シートAによれば、起電力発生シート2が発生する起電力によって、高分子樹脂組成物1がマイナスイオン、遠赤外線及び放射線を効果的に放出することができる。これは、前記起電力により、高分子樹脂組成物1を構成している原子の相互間に、伸縮運動や変角運動等の振動運動が生じて、前記高分子樹脂組成物1からより効果的にマイナスイオン、遠赤外線及び放射線が放出されるものと推定される。 【0017】 また、前記高分子樹脂組成物1は、マイナスイオンの他、遠赤外線も効果的に放出するので、マイナスイオン発生シートAを人体に装着した場合には、前記遠赤外線によって、血行促進、新陳代謝の促進、育毛等の効果が良好に得られる。また、極微量の放射線も効果的に放出するので、ラドンやトロンを含む温泉浴の効果と同じように、疾病に対する抵抗力が増加し、新陳代謝が促進するホルミシス効果を良好に得ることができる。 【0018】 図2は他の実施の形態を示す一部欠截斜視図である。この実施の形態が図1に示す実施の形態と異なる点は、起電力発生シート2が、細い銅線と鉄線とを縦横に編んだ網目状のシートで構成されている点である。この起電力発生シート2は、縦列に鉄線を配し横列に銅線を配したものであってもよく、縦列と横列のそれぞれに鉄線と銅線とを交互に配したものであってもよい。 この実施の形態についても、コンタクトセル作用によって起電力を発生させて、マイナスイオンを効果的に発生させることができる。 【0019】 図3は本発明に係るマイナスイオン発生シートAを用いたヘアブラシ4の一実施形態を示す斜視図である。このヘアブラシ4は、ブラシ本体41にブラシ毛42を植毛したものである。前記ブラシ本体41は合成樹脂により一体形成されており、ブラシ毛42を植え込む植毛部41aと、このブラシ本体41と一体の把持部41bとを備えている。前記植毛部41aの表面には、マイナスイオン発生シートAが貼り付けられている。このマイナスイオン発生シートAは、図1又は図2に示すものと同じ構造のものである。 ブラシ本体41は合成樹脂又は金属からなるものであり、その基端部が前記マイナスイオン発生シートAを挿通した状態で前記植毛部41aに埋め込まれている。 【0020】 このヘアブラシ4によれば、マイナスイオン発生シートAから効率よくマイナスイオンが発生するので、ブラッシングにより人体の頭髪に十分なマイナスイオン効果を付与することができ、頭皮組織を効果的に保護し、頭髪の光沢や柔軟性を効果的に保持することができる。 【0021】 <検証試験> 本発明に係るマイナスイオン発生シートのマイナスイオン発生効果を検証するために以下の試験を行った。 実施例として、図1に示すマイナスイオン発生シートAと同じ構造で、約30cm四方のものを用意した。 比較例として、実施例と同じ材質及び大きさの高分子樹脂組成物及び基材シートのみからなるマイナスイオン発生シートを用意した。 【0022】 (測定条件) (1)温度:20〜22℃ (2)湿度:37〜39% (3)測定器:空気イオンカウンター(アンデス電気株式会社製ITC−201A) (4)測定方法:前記温度及び湿度条件で複数回測定した。毎回、測定開始から20秒経過した時点で10秒間測定し、測定時間内における最高値と最低値との中間値を測定値とした。 上記の試験条件で実施例及び比較例のマイナスイオン発生量を測定した。その結果を表1に示す。表1中の測定値は、複数回の測定値の平均値である。また、表1中の参考値は、マイナスイオン発生シートが存在しない場合の測定値である。 【0023】 【表1】
【0024】 表1から明らかなように、実施例のマイナスイオン発生シートは、比較例に対して約1.9倍のマイナスイオンを発生させ得ることが分かる。 【0025】 なお、本発明に係るマイナスイオン発生シートは、前記した実施の形態に限らず本発明の範囲内において種々変更して実施することができる。例えば前記実施形態では、異種金属として鉄と銅を示したが、アルミニウムと金であってもよく、要するに起電力を発生させるための電位差を有する組み合わせであればよい。また、前記高分子樹脂組成物1は、基材シート3を介することなく起電力発生シート2に対して直接塗布または貼り付けてもよく、起電力発生シート2の片面だけでなく両面に設けてもよい。さらに、起電力発生シート2を複数層構成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明に係るマイナスイオン発生シートの一実施形態を示す一部欠截斜視図である。 【図2】他の実施の形態を示す一部欠截斜視図である。 【図3】本発明に係るヘアブラシの一実施形態を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0027】 1 高分子樹脂組成物 2 起電力発生シート 3 基材シート 4 ヘアブラシ 41 ブラシ本体 41a 植毛部 42 ブラシ毛
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| 【出願人】 |
【識別番号】306014688 【氏名又は名称】田中 茂男
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| 【出願日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000280 【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
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| 【公開番号】 |
特開2008−12083(P2008−12083A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−186336(P2006−186336) |
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