| 【発明の名称】 |
櫛 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮川 康一
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| 【要約】 |
【課題】使用中に誤って頭に突き刺しても頭皮を傷つけてしまうおそれがなく、安全性に優れ、かつ、把持しやすい櫛及びその製造方法を提供する。
【構成】櫛歯10と、基台20と、基台20から延伸された把持部30とを備え、把持部30の先端と背側とをゴムの被覆体40で被覆している。また、基台20と把持部30とを連続させる中間部25の櫛歯10側を湾曲させて湾曲部50を形成して、湾曲部50にシート状のゴムを加硫接着することにより、複数個の突起を備える指掛け部51を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 櫛歯と、基台と、基台から延伸された把持部とを備える櫛であって、前記把持部の先端と背側とをゴムで被覆していることを特徴とする櫛。 【請求項2】 さらに、前記基台と前記把持部とを連続させる中間部分の櫛歯側を湾曲させた湾曲部を備え、前記湾曲部には、ゴムシートが接着されていることを特徴とする請求項1記載の櫛。 【請求項3】 櫛歯と、基台と、基台から延伸された把持部とを備える櫛の製造方法であって、櫛歯と基台と把持部とを一体成型するステップと、一体成型された櫛本体の把持部の先端と背側とにゴムを加硫接着して、前記把持部の先端と背側とを被覆するステップとを含むことを特徴とする櫛の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、櫛に関し、特に安全性を高めた櫛に関する。 【背景技術】 【0002】 櫛は、髪型を整えるため、理髪店や美容院だけでなく家庭においても、広く使用されている。そして、櫛については、歯に工夫を施して髪を梳くという本来の機能を高める提案や、何らかの付加価値を与えるための提案が多くなされている。例えば、歯と基台とに光触媒を備えるようにして、防臭性や防菌性を高めるといったものがある(例えば、特許文献1参照。)。 このように種々の提案がなされている櫛の一般的な構成は、櫛歯と基台のみから構成されるもの(例えば、テーツコーム)と、基台から把持部を延伸させたもの(例えば、リングコーム)とがある。そして、櫛歯と基台と把持部とを備える構成のリングコーム等(以下、「リングコーム」という。)においては、把持部を把持するために使用するだけでなく、把持部を先端にして髪に櫛を入れて、把持部によって髪の分け目を作るという使用方法もある。 【特許文献1】特開2004−154196号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来のリングコームにおいては、把持部は基台とともにプラスチック樹脂製とされ、その先端が尖って硬いため使用中に誤って頭に突き刺して、頭皮を傷つけてしまうおそれがある。 また、把持部は、プラスチック樹脂製であるために濡れた手で把持すると滑りやすいという問題もある。 そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたものであり、安全性に優れ、かつ、把持しやすい櫛及びその製造方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記目的を達成するために、本発明に係る櫛は、櫛歯と、基台と、基台から延伸された把持部とを備える櫛であって、前記把持部の先端と背側とをゴムで被覆していることを特徴とする。これによって、把持部の先端を柔らかいゴムの被覆体によって被覆されるので、使用中に誤って頭に突き刺しても頭皮を傷つけてしまうおそれがなく、安全性に優れた櫛が実現される。また、把持部の背側もゴムの被覆体によって被覆されるので、濡れた手で把持しても滑りにくく、肌触りがよく把持しやすい櫛を実現することができる。 ここで、さらに、前記基台と前記把持部とを連続させる中間部分の櫛歯側を湾曲させた湾曲部を備え、前記湾曲部には、ゴムシートが接着されているとするのが好ましい。これによって、ゴム製の指掛け部が形成されるので、把持しやすく、かつ、掛けた指が滑りにくい櫛を実現することができる。 また、本発明に係る櫛の製造方法は、櫛歯と、基台と、基台から延伸された把持部とを備える櫛の製造方法であって、櫛歯と基台と把持部とを一体成型するステップと、一体成型された櫛本体の把持部の先端と背側とにゴムを加硫接着して、前記把持部の先端と背側とを被覆するステップとを含むことを特徴とする。 これによって、上述のような、安全性に優れると共に把持しやすい櫛を製造することができる。 【発明の効果】 【0005】 以上説明したように、本発明に係る櫛によれば、把持部の先端を柔らかいゴムの被覆体によって被覆しているので、使用に際して頭皮を傷つけてしまうおそれのない、安全性に優れた櫛を実現することができる。また、把持部の背側もゴムの被覆体によって被覆しているので、濡れた手で把持しても滑りにくく、肌触りもよく把持しやすい櫛を実現することが可能となる。さらに、把持部と基台とを連続させる中間部分を湾曲させて湾曲部を形成し、ここにゴム製の指掛け部を形成しているので、把持しやすく、かつ、掛けた指が滑りにくい櫛が実現される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 図1は、本発明の実施の形態に係る櫛の正面図であり、図2は、図1のA−A線における拡大端面図である。そして、図3は、図1のB−B線における拡大端面図である。 この櫛1は、理髪店や美容院などの美容業務や日常生活において使用されるリングコームであり、櫛歯10と基台20と把持部30とを備え、基台20の背と、把持部30の背及び先端とがゴム製の被覆体40によって被覆されている。 被覆体40は、把持部30の尖端を被覆するゴムであり、加硫接着などによって把持部30に固着されている。図2に示すように、把持部30の先端は、やわらかいゴムの被覆体40によって覆われているため、使用中に誤って頭に突き刺しても頭皮を傷つけてしまうおそれがない。 また、被覆体40は把持部30の背側をも被覆するように構成されており、ゴムである被覆体40が滑り止めとして作用するので、例えば使用者が把持部30を濡れた手で把持しても滑りにくいようになっている。ここで、被覆体40は、図1に示すように、把持部30の尖端から、把持部30及び基台20の背側を経て、基台20の上端近傍までを被覆するようにしてもよい。これによって、使用者が基台20を把持したときでも滑りにくくなり、また、意匠的効果を向上させることが可能となる。なお、図3に示すように、把持部30の背側に連続する凸部を設けて被覆体40のゴムを加硫接着させるのが好ましい。これによって、被覆体40の把持部30に対する接着力が向上し、被覆体40が剥がれにくくなるからである。 櫛歯10、基台20及び把持部30は、プラスチック樹脂によって一体成形されており、把持部30と基台20とを連続させる中間部25には、使用者が把持部30を把持したときに指を掛けることができるように、櫛歯10側を湾曲させた湾曲部50が形成されている。また、この湾曲部50には、シート状のゴムからなり、複数個の突起を備える指掛け部51が設けられており、使用者の掛けた指の滑り止めとして作用する。図4は、図1のC−C線における拡大端面図であり、図5は、指掛け部51の平面図である。図4に示すように、把持部30の湾曲部50の内側に凹部を形成し、その凹部にゴムを加硫接着して指掛け部51を設けるのが好ましい。これによって、把持部30の湾曲部50に対して指掛け部51の接着力が向上し、指掛け部51が剥がれ落ちにくくなるからである。 以下、このように構成される本実施の形態に係る櫛1の製造方法について説明する。 まず、櫛歯10、基台20及び把持部30の櫛本体をプラスチック樹脂により成型する。湾曲部50も同時に成型する。このとき、基台20および把持部30の背側には、被覆体40を剥がれにくくするための、連続する凸部を成型し、湾曲部50の内側には、指掛け部51を剥がれ落ちにくくするための凹部を成型する。 そして、成型された基台20及び把持部30の凸部にゴムの被覆体40を加硫接着し、成型された湾曲部50の凹部にゴムを加硫接着して指掛け部51を形成することにより、櫛1が完成する。 このようにして作られた櫛1は、把持部30の先端が柔らかいゴムの被覆体40によって被覆されているので、頭に突き刺しても頭皮を傷つけることがなく、安全性に優れたものとなる。また、把持部30の背側もゴムの被覆体40によって被覆されているので、肌触りがよく、濡れた手でも握りやすくなる。さらに、把持部30と基台20とを連続させる中間部25を湾曲させて湾曲部50を形成し、ここにゴム製の指掛け部51を設けているので、掛けた指が滑りにくく、把持しやすい櫛が実現される。 以上、本発明に係る櫛について、実施の形態に基づいて説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲内に包含されるものである。 例えば、上記実施の形態では、基台20及び把持部30の背側に凸部を設け、湾曲部50の内側に凹部を設けるとしているが、それぞれの凹凸を逆にしてもよく、凹凸を設けないとしてもよい。 【産業上の利用可能性】 【0007】 本発明は、理髪店や美容院、家庭などにおいて使用される櫛、例えば、リングコームとして有用である。 【図面の簡単な説明】 【0008】 【図1】本発明の実施の形態に係る櫛の正面図である。 【図2】図1のA−A線における拡大端面図である。 【図3】図1のB−B線における拡大端面図である。 【図4】図1のC−C線における拡大端面図である。 【図5】指掛け部の平面図である。 【符号の説明】 【0009】 1 櫛 10 櫛歯 20 基台 25 中間部 30 把持部 40 被覆体 50 湾曲部 51 指掛け部
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| 【出願人】 |
【識別番号】594020307 【氏名又は名称】株式会社北中セル
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| 【出願日】 |
平成18年6月27日(2006.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100123021 【弁理士】 【氏名又は名称】渥美 元幸
【識別番号】100063026 【弁理士】 【氏名又は名称】岩永 方之
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| 【公開番号】 |
特開2008−5869(P2008−5869A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−176124(P2006−176124) |
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