| 【発明の名称】 |
化粧品スティックのベーススティック構成要素用化粧製品取替えユニット、並びに、このタイプの化粧製品取替えユニット及び多数のベーススティック構成要素から成る集合体 |
| 【発明者】 |
【氏名】デートレーフ グートバーレット
|
| 【要約】 |
【課題】製造費用を下げ、集合体に対しても有利となる取替えユニットを創り出すことである。
【構成】化粧品スティックのベーススティック構成要素用化粧製品取替えユニットは、化粧製品が補充品の形態で存在する取替えハウジングを有する。補充品用伸長開口部を封鎖するキャップが当該ハウジング上に装着される。補充品は、取替えハウジング内に誘導されたピストンと押し接続状態にある。ピストンと接続されたピストン接続構成部品は、補充品を引くためのベーススティック構成要素の供給装置の部品として、ピストンプッシュロッドの構成部品を接続している相補的プッシュロッドと共に使われる。ピストンプッシュロッドをピストンと押し接続にすること、及び、補充品から反対側にそれを配置することが可能である。化粧製品取替えユニットに加え、集合体も化粧製品用供給装置を有する多数のベーススティック構成要素を有し、当該化粧製品は機械的作動原理において互いに異なっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 − 取替えハウジング(33)、 − 上記取替えハウジング(33)上に装着されたキャップ(6)、 を備えた、化粧品スティック(1)のベーススティック構成要素(32;37)用の化粧製品取替えユニット(31)にして、 化粧製品は上記取替えハウジング内に補充品(9)の状態で存在し、上記キャップ(6)は上記取替えハウジング(33)内に構成された、上記補充品(9)のための補充品伸長開口部(10)を封鎖し、上記補充品(9)は取替えハウジング(33)内に誘導されたピストン(12)と押し接続状態にある、 化粧製品の取替えユニット(31)において、 上記補充品(9)を伸ばすために上記ベーススティック構成要素(32、37)の上記ピストン(12)に接続されたピストン接続構成部品(13)であって、供給装置(11)の部品としてピストンプッシュロッド(15;44)の相補的なプッシュロッド接続構成部品(14)と協働しており、ピストンプッシュロッド(15;44)をピストン(12)と押し接続状態にするように、かつ、上記補充品(9)から離れた側のピストン(12)上に上記ピストンプッシュロッドを配置するように設計された、 ピストン接続構成部品(13)によって特徴づけられる、 化粧製品の取替えユニット(31)。 【請求項2】 補充品(9)がピストン(12)内のカップ形状をしたシート内で保持されることを特徴とする、請求項1に記載の取替えユニット。 【請求項3】 取替えユニット(31)を保管するために、ピストン接続構成部品(13)の側で取替えハウジング(33)を封鎖するキャップ(34)によって特徴づけられる、請求項1又は2に記載の取替えユニット。 【請求項4】 ピストン接続構成部品(13)とプッシュロッド接続構成部品(14)が差込結合の相補的な構成部品として構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取替えユニット。 【請求項5】 ピストン接続構成部品(13)とプッシュロッド接続構成部品(14)がスナップイン結合の相補的な構成部品として構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取替えユニット。 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧製品の取替えユニット(31)と、機械的作動原理において互いに異なった、化粧製品(9)用供給装置(11、38)を有する多数のベーススティック構成要素(32、37)から構成される集合体。 【請求項7】 上記ピストンプッシュロッドに加え、多数のベーススティック構成要素(32)のうちの一つの供給装置(11)が、 − 作動プッシュロッド(16)と、 − 止め具変動装置(27)と、 を有し、上記作動プッシュロッド(16)は、補充品伸長開口部(10)とは反対側の末端に配置された稼動要素(21)と押し接続状態にあり、かつ、一対の止め具(17、18)を介してピストンプッシュロッド(15)と押し接続状態にあり、上記一対の止め具(17、18)は、 − 二つのプッシュロッド(15、16)のうちの一方の上に配置された第一止め具(17)、 − もう一方のプッシュロッド(16、15)に沿って軸方向に、互いに等間隔で連続して配置された多数の第二止め具(18)、 から構成され、 上記止め具変動装置(27)を用いて補充品を前進するために、第一止め具(17)は、第一止め具(17)が瞬間的に協働する多数の第二止め具(18)のうちの第二瞬間止め具と、軸方向に隣接する第二ターゲット止め具(18)との間で変動され、更に上記止め具変動装置(27)は、 − ドライバ本体(28)と、 − 少なくとも一つのランプ(29)と、 − プレテンショニングバネ(23)と、 を備えて構成され、 上記ドライバ本体(28)に作動作動プッシュロッド(16)が装着され、上記ランプ(29)はハウジング(2)に固定され、かつ上記ドライバ本体(28)と協働し、上記ランプのランプ傾斜は、作動プッシュロッド(16)の作動位置で上記ドライバ本体(28)が二つの隣接する第二止め具(18)間の距離と少なくとも等しい距離を前進すると直ぐに第一止め具(17)が上記瞬間止め具(18)から外れる程度であり、上記プレテンショニングバネ(23)は、稼動要素(21)がハウジング(2)の外へ押し出された非作動停止位置でハウジング(2)に対して作動プッシュロッド(16)にプレストレスを与える、 供給装置(11)を有することを特徴とする、請求項6に記載の集合体。 【請求項8】 第一止め具(17)は作動プッシュロッド(16)上に配置され、かつ、第二止め具(18)はピストンプッシュロッド(15)上に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の集合体。 【請求項9】 ドライバ本体(28)は第一止め具(17)を有することを特徴とする、請求項8に記載の集合体。 【請求項10】 結果的にピストンプッシュロッド(15)がハウジングに対して軸方向にずれることが無く、プッシュロッド(15、16)が互いに滑ることによって、作動プッシュロッド(16)が作動位置から停止位置へ戻るように、接触部分(17、30)がプッシュロッド(15、16)間に形成されことを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載の集合体。 【請求項11】 プレテンショニングバネ(23)がプラスチック製バネとして構成されていることを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一項に記載の集合体。 【請求項12】 ランプ(30)がプレテンショニングバネ(23)と一体成形されていることを特徴とする、請求項7〜11のいずれか一項に記載の集合体。 【請求項13】 プッシュロッド(15、16)が、少なくともある部分で、互いに対して軸方向の動きを誘導するための誘導手段を有することを特徴とする、請求項7〜12のいずれか一項に記載の集合体。 【請求項14】 ピストンプッシュロッド(44)に加えて、他のベーススティック構成要素(37)の供給装置が、当該ベーススティック構成要素(37)のスティックハウジング(40)の外側に外周の一部分が突き出ており、かつ、偏りギヤ(42、43)によってピストンプッシュロッド(44)と押し接続状態にある、稼動ホイール(39)を備えて構成されることを特徴とする、請求項6〜13のいずれか一項に記載の集合体。 【請求項15】 稼動ホイール(39)を囲み、かつ、その取り付けのためにスティックハウジング(40)へ結合されている、特にスナップイン結合されているハウジング部分(46)のスナップインシート(45)内へ、稼動ホイール(39)の回転軸ジャーナル(41)がスナップどめされていることを特徴とする、請求項14に記載の集合体。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、請求項1のプレアンブル部(於いて部)に係る化粧製品取替えユニットに関する。本発明はまた、請求項6に係る、このタイプの化粧製品取替えユニット及び多数のベーススティック構成要素から成る集合体にも関する。 【背景技術】 【0002】 一般的な化粧製品取替えユニットは、従来の公衆の使用によって公知である。化粧製品が使い切られる、或いは、それ以上使用されることが無くなるや否や、公知の取替えユニットは、ベーススティック構成要素と一緒になって、スティックユニットと同一の、完全な化粧品スティックを再生する取替えユニットのための取替え品として使用される。 【0003】 当該技術分野において公知の取替えユニットは、製造費用が高い。 【0004】 【特許文献1】EP0714638B1 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 従って本発明の課題は、前記取替えユニットのための製造費用を減少するような、最初に述べたタイプの取替えユニットを創り出すことである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前記課題は、本発明に係る、請求項1の「特徴づけ部分」において述べられた特徴を有する取替えユニットによって成し遂げられる。 【0007】 本発明によると、取替えユニット内に、化粧品スティックの供給装置の機械稼動構成部品を取り付けることが不要であることが判明した。これら供給装置の稼動構成部品は、本発明に係る取替えユニットにおいて省略され、かつ、ベーススティック構成要素内にしっかりと取り付けられている。単純に構成された取替えユニットは、従って結果的に、費用効率の高い方法で製造され得る。前記取替えユニットは、供給装置を備えたベーススティック構成要素から分離して、充填され、保管され、販売され得る。ベーススティック構成要素は、消費者に届く時、又は処理される少し前に、完全な化粧品スティックを作るために、完成されても良い。前期取替えユニットの使用は、適した価格で販売され得る高品質機構として、供給装置を構成し得る。このタイプの機構は、例えば、陽極酸化されたアルミニウムから製造され得る。高品質機構は、新しい取替えユニットが、各場合において使い切られたスティックユニットを取替えるために再利用され、かつ、ベーススティック構成要素の供給装置に接続されるようにして、繰りかえし使われ得る。前記取替えユニットを異なる化粧製品、また特に、異なる寸法、例えば異なる補充品径を有するものに備え付けることも可能である。従って、消費者がたった一つのベーススティック構成要素を購入する場合、様々な化粧製品の中から、例えば、様々な色、また様々な補充品径の中から選ぶことができ、この目的に対して完全に新しいベーススティック構成要素を各場合に購入する必要が無い。 【0008】 請求項2に係る補充品の保持設計は安定している。 請求項3に係る封鎖キャップはピストンを保護する。 請求項4及び5に係る接続装置は、安定しており、かつ、最終消費者に簡単に使用される。本発明の更なる課題は、供給装置の複雑な構成部品無しに、取替えユニットがより一層広範囲に渡って使用され得る利点を作ることである。この課題は、本発明に係る、請求項6で述べられた特徴を有する集合体によって成し遂げられる。 【0009】 本発明によると、補充品を前進するための供給装置の稼動構成部品をもはや有しない取替えユニットにとって、供給装置のこれら稼動構成部品の機械的組み立てのタイプや方法を自由に選択することが可能であることが判明した。従って、取替えユニットは、異なる機械稼動原理のベーススティック構成要素に使用され得る。唯一の極めて重大な要求は、取替えユニットとベーススティック構成要素の間の接続に互換性を備えることである。 【0010】 請求項7に係る供給装置は、便利なように製造され得る安定した供給を可能にする。 【0011】 請求項8に係る止め具の分配は、構造的に低費用で実現され得る供給装置の構造をもたらす。代替として、ピストンプッシュロッド上に第一止め具、かつ、作動プッシュロッド上に第二止め具を備えることが可能である。 【0012】 請求項9に係る実施形態は、供給装置の簡潔な構造をもたらす、というのは、「ランプ誘導装置」及び「第一止め具」の機能がドライバ本体上で簡潔な様式に接続されているからである。 【0013】 請求項10に係る接触部分は、作動プッシュロッドが作動位置から停止位置に戻る場合に、望ましくない様式に、ピストンプッシュロッドが引きずられることがないように確保する。ピストンプッシュロッドをこの点での固定は、ハウジングに留められた構成部品内の通路開口部を通って設けられた誘導装置でのピストンプッシュロッドの適切な摩擦効果によって更に助けられ得る。 【0014】 請求項11に係るプラスチック製プレテンショニングバネは、化粧品スティックの単純な構成をもたらす。前記プラスチック製バネは、射出成形部品としても製造可能であり、かつ、様々な機能を統合し得る。このように、プラスチック製バネは特に、通路開口部がピストンプッシュロッドの動きを誘導するためにその内部に誘導された、中間棚を特徴づけ得る。プラスチック製プレテンショニングバネが使用される場合、特に差込留め具が、外側から見える製造理由の原因を引き起こす、この接続の開口部無しに、一方で化粧製品ハウジング部分、即ち補充品ハウジング部分をつなぎ、他方で供給ハウジング部分とつなぐために可能である。金属バネは必要とされない。 【0015】 請求項12に係るランプ(ramp)は、本装置の簡潔な特質を高める、というのは、追加機能の統合が生じるからである。 【0016】 請求項13に係る誘導装置は、供給稼動中に、プッシュロッドの信頼できる、規定の動きをもたらす。 【0017】 請求項14に係る供給装置は、特に単純な製造、及び補充品の連続した供給を可能にする。この供給装置の稼動も単純である。 【0018】 請求項15に係る供給装置の構成は、特に簡単に成型された個々の部品をもたらす。これらは射出成型構成部品として容易に製造され得る。 【0019】 本発明の実施形態は、以下の図面を参照しながらより詳細に記述される。以下に示される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 化粧品スティック1は、化粧製品ハウジング部分3及び供給ハウジング部分4を備えたスティックハウジング2を有する。化粧製品ハウジング部分3及び供給ハウジング部分4を備えた前記スティックハウジング2は、SAN-ABSから製造される。化粧製品ハウジング部分3は、例えば化粧品スティック1が保管される場合にキャップ6によって覆われる、円錐形ハウジング本体5を有する。図2は、円錐形ハウジング本体5上に押し付けられたキャップ6をあらわし、前記キャップ6は、円錐形ハウジング本体5の外縁鍔7に境を接している。円錐形ハウジング本体5及びキャップ6の僅かなアンダーカット(詳細に示されていない)は、キャップ6が、外縁鍔7上に停止している場合に円錐形ハウジング本体5上において完全にはめ込まれて保持され、かつ、それによって固定されていることを保証する。同時に、使用者は円錐形ハウジング本体5からキャップ6を簡単に取り除くことができる。 【0021】 外縁鍔7に隣接して、円錐形ハウジング本体5が組み立てられる場合、供給ハウジング部分4に面し、かつ、供給ハウジング部分4内の対応する内周縁の窪み内にて捕らえられる差込区分8を有する。差込区分8は、供給ハウジング部分4内の対応する差込シートと共に、これら二つのハウジング構成部品をつなぎ合わせるための差込留め具を形成する。差込留め具の代わりに、掛止め、乃至スナップイン接合も可能である。 【0022】 補充品9の形態の化粧製品は、円錐形ハウジング本体5内に配置される。前記補充品9は、円錐形ハウジング本体5の外へ、その中にある補充品伸長開口部、又は補充品開口部10を通って動かされることが可能である。供給ハウジング部分4内に包含され、以下に詳細に記載される供給装置11が、補充品9を伸長、又は引くために使用される。 【0023】 補充品9は、円錐形ハウジング本体5内に誘導されるピストン12と押し接続状態にある。これに関して、補充品9は、ピストン12内のカップ形状をしたシート内で保持される。補充品9は6mmの直径を有する。ピストン12内のシートは、それに一致する内径を有する。他の補充品直径も可能である。特に、8mmの補充品直径も可能である。ピストン12と一体成形されているのは、ピストン接続構成部品13であり、その外径はピストン12のレストの外径と比較して減少されている。ピストンプッシュロッド15の接続構成部品14に接続している、スリーブ形状をした外縁シートが、ピストン接続構成部品13の差込区分に相補的な様式に形成されている。前記ピストンプッシュロッド15はPOMから製造される。ピストンプッシュロッド15は、ピストン12と押し接続状態にあり、かつ、補充品19から隔たった側のピストン12上に配置される。ピストンプッシュロッド15が属する、ピストン12と供給装置11の間の完全で、しっかりした結合は、接続構成部品13と14の接続によって形成された差込接続によって作られる。 【0024】 作動プッシュロッド16もまた、供給装置11に属する。前記プッシュロッド16は、ピストンプッシュロッド15と押し接続状態にある。作動プッシュロッド16はPOMから製造される。前記押し接続は、作動プッシュロッド16上に配置された第一止め具17と、ピストンプッシュロッド15に沿って軸方向に互いから等間隔で連続して配置された多数の第二止め具18から成る、一対の止め具によって作られる。図2に示された供給位置において、作動プッシュロッド16の第一止め具17は、図2に示されたように最も遠い左側に配列された第二止め具18と協働する、それによって、スティックハウジング2内部に完全に引っ込められたピストン12の開始位置にある。 【0025】 結局、同じ高さの第二止め具18の二つの列が存在し、その間を作動プッシュロッド16が進む。 【0026】 作動プッシュロッド16が第二止め具18の二つの列の間を、停止点19に面するピストンプッシュロッド15の末端まで進む場合、二つのプッシュロッド15、16の互いに対する相対的な動きが可能となるように、二つのプッシュロッド15、16は互いに対して誘導される。この誘導は、プッシュロッド15、16の隣接する部分の相補的な断面形状によって成し遂げられる。この誘導手段はT溝誘導(T-groove guide)である。 【0027】 ピストン12から隔たった側で、作動プッシュロッド16は接触外縁鍔19を有する。接触外縁鍔19の外径は、供給ハウジング部分4の内径と一致する。接触外縁鍔19に隣接する、作動プッシュロッド16の自由端20は、自由端20上で掛止めされた、又はスナップ留めされた稼動要素として、稼動ボタン21をもうけている。稼動ボタン21は、ボールペンの稼動ボタンのように、補充品9と反対側で、供給ハウジング部分4の末端の外へ突き出ている。稼動ボタン21が突き出している供給ハウジング部分4内のハウジング開口部内部に掛止めされたものは、ストッパ22であり、スリーブのような形状をしており、稼動ボタン21によって貫通されている。稼動ボタン21は、ストッパ22と同様にSAN-ABSから作られる。ストッパ22の内部末端壁は、作動プッシュロッド16の接触外縁鍔19に寄りかかっている。プラスチック製プレテンショニングバネ23は、ストッパ22と反対側の接触外縁鍔19に寄りかかっている。プラスチック製プレテンショニングバネ23は、POMから作られる。自由端とは反対側で、プラスチック製プレテンショニングバネ23は、供給ハウジング部分4の内側に張り出している外縁鍔24に抗して支えられている。この外縁鍔24は、供給ハウジング部分4と円錐形ハウジング本体5の間の境界線に近接している。 【0028】 プラスチック製プレテンショニングバネ23は、差込区分8を持っている、円錐形ハウジング本体5の自由末端の末端壁に隣接する中間棚25を有する。前記中間棚25は、ピストンプッシュロッドが通り抜ける、ほぼ長方形の通路開口部26を有する。 【0029】 止め具変動装置27は、供給装置11の構成部品である。補充品9を前進するために、止め具変動装置は、第一止め具17が瞬間的に協働し、かつ、第二瞬間止め具とも呼ばれる第二止め具18の一つと、ターゲット止め具とも呼ばれる軸方向に隣接する更なる第二止め具18の間で、第一止め具17を変動する。止め具変動装置は、ピストン12に面している、作動プッシュロッド16の自由端上に、一体成形されたドライバ本体28を有する。前記ドライバ本体28は、同一高さである、羽根の断端のような両側面上にある、二つの第一止め具17を支持している。 【0030】 ランプ29はドライバ本体28と協働している。供給ハウジング部分4において順番に固定されている、プラスチック製プレテンショニングバネ23の中間棚25内に、前記ランプは構成されている。従って、ランプ29はスティックハウジング2において固定されている。 【0031】 プラスチック製プレテンショニングバネ23もまた、止め具変動装置27に属している。 【0032】 互いから等間隔に、軸に沿って連続して配置されている第二止め具18は、鋸の歯のように構成されている。各場合に鋭角で、かつ実際に垂直である、この鋸の歯構成のフランク(flank)は、第二止め具18を形成している。傾斜壁部分30は、これら垂直の壁部分の間を進む。これら傾斜壁部分30の、スティックハウジング2の縦軸に対する傾斜は、ドライバ本体28の羽根の断端が、結果的にピストンプッシュロッド15がスティックハウジング2に対して軸方向にずれる事無く、供給方向とは反対方向に、傾斜壁部分30上を滑ることができるように、十分に低い。 【0033】 化粧品スティックは以下のようにして組み立てられる。 最初に、プラスチック製プレテンショニングバネ23が、供給ハウジング部分4内に、止め鍔24に触れるまで押し込まれる。プラスチック製プレテンショニングバネ23の円周内の、合致する溝と協働している供給ハウジング部分4のストッパ側にある隆起部は、プラスチック製プレテンショニングバネ23が、予め定められた方向のみに、供給ハウジング部分4内に押し込まれ得るということを確保する。供給ハウジング部分4の内径は、プラスチック製プレテンショニングバネ23の外径と一致しており、それによって、両部品が最終組み立て位置において互いに簡単に留まる。その次に、ピストンプッシュロッド15は、プラスチック製プレテンショニングバネ23内へ誘導される。これは、図2中の左手側から成される。これに関して、通路開口部26の位置及び断面は、ピストンプッシュロッド15の正しい誘導の向きのみを許可する。ピストンプッシュロッド15のプッシュロッド接続構成部品14が、プラスチック製プレテンショニングバネ23の中間棚25に接するまで、ピストンプッシュロッド15はプラスチック製プレテンショニングバネ23内に誘導される。既に稼動ボタンに装着された作動プッシュロッド16は、その次に図2中の右手側から供給ハウジング部分4内へ挿入され、ピストンプッシュロッド15の相補的な誘導装置内へ誘導するように装填される。 【0034】 作動プッシュロッド16が供給ハウジング部分4内へ押し込まれる場合、作動プッシュロッド16の第一止め具17は、最初に、図3中に示されるように最も右側に位置した第二止め具18と係合する。更なる挿入の際、作動プッシュロッド16は、作動プッシュロッド16のドライバ本体28がランプ29上に進むまでピストンプッシュロッド15を前方に押す。そうすることにおいて、第一止め具17は第二瞬間止め具18から外れる。それからピストンプッシュロッド15は、開始位置に到達するまで、図2中に示されるように右側へ押し戻される。その次にストッパ22は押され、供給ハウジング部分4内へ掛止めされる。そうすることにおいて、プラスチック製バネは、外縁鍔19と24の間で僅かにプレストレスを与えられる。 【0035】 稼動ボタン21が作動される場合、言い換えれば稼動ボタンがスティックハウジング2内へ押し込まれる場合、ピストンプッシュロッド15は、第一止め具17と第二瞬間止め具18の係合を介して作動プッシュロッド16により進められるが、最初は、二つの第二止め具18間の間隔と少なくとも等しい前進間隔である。この前進間隔の後、ドライバ本体28は、第一止め具17が第二瞬間止め具18から外れる程度に、ランプ29上に進む。従って、稼動ボタン21が更にスティックハウジング2内へ押し込まれようとも、更なるピストンプッシュロッド15の前進は起こらない。稼動ボタン21が解放されると、プラスチック製プレテンショニングバネ23のプレストレスにより、外縁鍔29がストッパ22に寄りかかるまで、図2中に示された停止位置へ再度押し戻される。この押し戻し作用の際、ドライバ本体28は、ピストンスライドロッド15の傾斜壁部分30上を滑る。そうすることにおいて、ピストンスライドロッド15は、スティックハウジング2に対して軸方向にずれず、稼動ボタン21の停止位置で、第一止め具17は次に、前記第二瞬間止め具18に軸方向に隣接する、特に図2中の右手側に軸方向に隣接する、第二ターゲット止め具18と係合できる。 【0036】 図4〜6は、化粧品スティック1のベーススティック構成要素32に対する化粧製品取替えユニット31をあらわす。前記ベーススティック構成要素32は、化粧製品ハウジング部分3、ピストン12、及び補充品9を除く、化粧品スティック1の全ての構成部品を含む。 【0037】 化粧製品取替えユニット31は、化粧製品ハウジング部分3と同様の取替えハウジング33を有する、即ち、それは円錐形ハウジング本体5とキャップ6を有する。差込留め具によって取替えハウジング33に装着され、固定された封鎖キャップ34は、ピストン12の側で取替えハウジング33を封鎖する。封鎖キャップ34はポリプロピレン(PP)から作られる。スティックハウジング縦軸の範囲において封鎖キャップ34のベースと一体成形された支持体35は、ピストン接続構成部品13の規定の接触位置決め用に使用される。化粧製品取替えユニット31の取替えハウジング33内に配置されているのは、補充品9とピストン12であり、化粧品スティック1の化粧製品ハウジング部分3内と同様に、円錐形ハウジング本体5に対して同じ向きと位置にある。 【0038】 化粧製品取替えユニット31は、以下のようにして組み立てられる。 最初に、ピストン12が誘導シート開口部で円錐形ハウジング本体5内へ、特に、円錐形ハウジング本体5内に差込区分8が配置されている側から押し込まれる。ピストン12の外壁と一体成形されている、隆起部36は、ピストン12が円錐形ハウジング本体5内でねじれることから保護されるように、円錐形ハウジング本体5の内壁にある、軸方向の溝内を進む。一方でピストン12上に、他方で円錐形ハウジング本体5上に相補的に形成された、スナップイン要素によって形成された掛止め (latching) は、円錐形ハウジング本体5内のピストン12の組み立て末端位置を示している。それから封鎖キャップ34が、差込結合を介して円錐形ハウジング本体5上に固定される。その次に補充品9がピストン12のシート内に入れられ、最後にキャップ6が円錐形ハウジング本体5上に設置される。 【0039】 補充品9が使い切られた場合に、化粧製品ハウジング部分3を新しい化粧製品取替えユニット31に取り替えるために、化粧製品ハウジング部分3と供給ハウジング部分4の間の差込接続が外される。封鎖キャップ34が化粧製品取替えユニット31から取り除かれ、取替えユニット31が、化粧品スティック1の供給ハウジング部分4に接続される。そうすることにおいて、差込接続が、一方では取替えハウジング33と供給ハウジング部分4の間で、(他方では)ピストン接続構成部品13とプッシュロッド接続構成部品14の間に同時に作られる。それから化粧品スティック1は、新しい補充品9を備えた状態で再度使用できるようになる。 【0040】 図7〜9は、化粧製品取替えユニット31がまた使用され得る化粧品スティック1の他の実施形態を示している。図1〜6を参照して前述された構成部品は同様の参照番号が付され、再度詳細に記述されない。 【0041】 図7〜9に係る化粧品スティックのベーススティック構成要素37は、稼動ホイール39を備えた供給装置38を有する。稼動ホイールの外周の一部は、図7〜9に係る化粧品スティック1の供給ハウジング部分の外へ突き出ている。稼動ホイール39は、供給ハウジング部分40と同様にSAN-ABSから作られる。各場合に、ギヤホイール42は、稼動ホイール39の外側の両側面に誘導された回転軸ジャーナル41(axle journal)上の稼動ホイール39と一体成形されている。ギヤホイール42は、図7〜9に係る化粧品スティック1のピストンプッシュロッドの、互いに平行に進んでいる二つの歯板部分43とかみ合っている。ピストンプッシュロッド44はPOMから作られる。ピストン12に面している歯板部分43と一体成形されているのは、プッシュロッド接続本体14であり、図1〜3に係る実施形態のプッシュロッド接続本体14と同様に構成されている。ピストンプッシュロッド44は、ここでまた、プラスチック製プレテンショニングバネ23内の通路開口部26を通り抜ける。 【0042】 稼動ホイール39の回転軸ジャーナル41は、スクリーンハウジング部分46のスナップインシート45内部で掛止めされる。スクリーンハウジング部分46はSAN-ABSから作られる。稼動ホイール39を囲むスクリーンハウジング部分46は、ここでまた、供給ハウジング部分40内のシート内部で掛止めされる。 【0043】 図7〜9に係る化粧品スティック1の組み立てのために、図1〜3に係る化粧品スティック1の組み立てに関して記載されたように、プラスチック製プレテンショニングバネ23はまた、最初に、供給ハウジング部分40内へ入れられる。それからストッパ22が、図8の右手側から供給ハウジング部分40内へ押し込まれ、それで掛止め又はスナップインされる。その次にピストンプッシュロッド44が、図8の左手側から通路開口部26を介してプラスチック製プレテンショニングバネ23内へ入れられる。稼動ホイール39が、スクリーンハウジング部分46内のスナップインシート45内部に掛止めされ、次に、スクリーンハウジング部分46は供給ハウジング部分40内のシート内部に掛止めされる。稼動ホイール39を回転することによって、補充品9は補充品開口部10から押し出され得る、又は、スティックハウジング2内へ押し戻され得る。 【0044】 両実施形態において、即ち、補充品を前進するための稼動ボタン21を備えた図1〜3に係る実施形態において、及び、補充品を前進するための稼動ホイール39を備えた図7〜9に係る実施形態において、ピストンスライドロッド15及び44の各断面形状は、ピストンプッシュロッド15及び44各々を動かす際に通路開口部26を介する誘導装置内で摩擦作用が発生するように、プラスチック製プレテンショニングバネ内の通路開口部26の内断面と一致する。図1〜3に係る実施形態において、この摩擦は、ピストンプッシュロッドと作動プッシュロッド16間の摩擦よりも大きい。このことは、作動プッシュロッド16が作動位置から停止位置に戻る際に、ピストンプッシュロッド15が作動プッシュロッド16によって望ましくない様式に引きずられないように働く。図7〜9に係る実施形態において、ピストンプッシュロッド44と通路開口部26の内壁間の摩擦効果は、使用中、補充品9上にある程度の軸方向の圧力が加わるようにすることであり、これが無ければ、望ましくない補充品9のスティックハウジング2内への押し戻し、という結果が生じる。 【0045】 図7〜9に係る化粧品スティック1の実施形態において(図示されず)、稼動ホイール39は二つの横方向のギヤホイール42を有さず、その代わりに、二つの回転可能に係合されたホイール部分が備えられ、それらホイール部分は互いに平行に配置され、それらの間には両ホイール部分と回転可能に係合されたギヤホイール部分が存在する。その次にギヤホイール部分は、代替化粧品スティックのピストンプッシュロッドの接合された歯板部分とかみあっている。図7〜9に係る化粧品スティックのピストンプッシュロッドとは異なり、この代替実施形態のピストンプッシュロッドは、まさに一つの歯板部分を有する。二つのホイール部分を備えた比較できる稼動ホイールは特許文献1から公知であり、その公報では、歯科用修復材のためのアプリケーター用に使用される。 【図面の簡単な説明】 【0046】 【図1】化粧品スティックの透視図である。 【図2】図1に係る化粧品スティックを通る縦軸方向の断面図である。 【図3】図1に係る化粧品スティックを組み立てるための全ての個々の部品の比較可能な拡大図である。 【図4】図1〜3に係る化粧品スティックのベーススティック構成要素のための化粧製品取替えユニットの透視図である。 【図5】図4に係る化粧製品取替えユニットを通る縦軸に沿った断面図である。 【図6】図1に類似の、化粧製品取替え部品の図である。 【図7】図1に係る化粧品スティックのベーススティック構成要素の供給装置とは機械稼動原理に関して異なる、化粧製品用供給装置を有する、異なるベーススティック構成要素を備えた他の化粧品スティックの透視側面図である。 【図8】図7に係る化粧品スティックの縦軸に沿った断面図である。 【図9】図3に類似の、図7に係る化粧品スティックの個々の構成部品の図である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】599033597 【氏名又は名称】ハー ウント エム グートバーレット ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
|
| 【出願日】 |
平成19年6月20日(2007.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091867 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 アキラ
|
| 【公開番号】 |
特開2008−608(P2008−608A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2007−162618(P2007−162618) |
|